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セレンディピティ・オペラ 第2回公演 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 2013年10月31日(木) 会場:五反田文化センター 音楽ホール 指揮:佐々木修 演出:武田竹美 ピアノ:小森美穂 伯爵:高田智士(バリトン) 伯爵夫人:西尾京子(ソプラノ) フィガロ:大塚博章(バスバリトン) スザンナ:石井優(ソプラノ) ケルビーノ:会田麻由(メゾソプラノ) バルトロ/アントニオ:高橋雄一郎(バス) マルチェリーナ:金幸子(メゾソプラノ) バジリオ/クルツィオ:富澤祥行(テノール) バルバリーナ:加藤花南(ソプラノ) 五反田のフィガロの結婚 終わりました。喜劇としてちゃんと成立していてとても楽しかったです。音楽的にもとっても良かったです。伴奏のピアノだけなのに指揮の佐々木さんの牽引でアンサンブル素晴らしい。テンポも完璧。歌手をあそこまで歌わせるとはすごい。大塚博章さんの朗々とした素晴らしいフィガロ。スザンナの石井優さんもすばらしかったです。バルバリーナの加藤花南さんビックリの素晴らしい歌唱でした。やはり私的には注目のバリトン、コンテの高田智士さんもいい声で演技も抜群。個人的にはケルビーノの会田麻由さんが初々しくてまさにケルビーノで好きでした。+++実はこういう公演にはまっている。すばらしい歌手の歌唱を間近で聴けるしかも格安でなんという贅沢だろう!席も悩む必要がなく至近距離でドセンター指揮者の2列後ろ。これを至福といわずして何と言う?きょうのフィガロは字幕が舞台の上に映写される。四行も!ふつう縦に二行だからしかもサイドだから読みづらいし意味がわからないでも舞台の上に四行だと意味がすごくわかる~レチタティーボが多いオペラはこれはありがたいです。演奏はピアノだけ指揮の佐々木修さんが完璧に歌手をリードする。アンサンブルのてんこもりのフィガロには絶対必要だ。登場した主役のフィガロ、大塚さんすごい声です!性格もフィガロでは変わってしまうようですごく明るい!フィガロはバスバリトンの役です。大塚さんにはぴったりの声域のはずやはりとてもすばらしいです。10年ぶりに歌う、とのことでした。とても意外です。スザンナの石井さんは美しく伸びやかに軽く歌います。フィガロはスザンナを抱きしめてキス!この演出も大塚さんはキスしまくりのようです。役得ですね!フィガロのカヴァティーナ「もしも踊りをなさりたければ」すばらしいです!バルトロとマルチェッリーナバルトロの高橋雄一郎さんはバスです。まさにバス!という良いお声です。とてもコミカルに演じます。スザンナとマルッチェッリーナケルビーノ登場。会田さんはメゾ。とても背が高くてケルビーノにぴったり。いつも困ったような表情を浮かべていてケルビーノらしい。すごく可愛い~~アリアいよいよコンテの登場高田さんまさにコンテという美しい声のバリトンです歌唱も完璧でした。演技もなかなか!なんと初役だったそうですが驚きです。バジリオがやってきます。富澤祥行さん。まさに怪演!?笑いをとるのに命をかけてるみたいなバジリオでもう~目が離せませんでした。おもしろすぎる!!ケルビーノは殿さまに見つかってしまう許してやろう。えっわしの連隊に入れ!ええ~!フィガロのアリアもう飛ぶまいぞこの蝶々名曲です!すばらしい歌唱!ほんっとすごかったです!Bravo!第2幕コンテッサセレンディピティ・オペラの主宰、西尾さん。中音域がドラマチックでパワフルなソプラノです。ケルビーノ恋とはどんなものかしらよかった!コンテッサとスザンナはケルビーノに女装させるスザンナのアリアケルビーノはお着替えさせられながらもコンテッサに笑顔を向けるのを忘れない(笑コンテが扉の前に立っているPerche chiusa?ケルビーノは慌てて自分の服を拾い集めて衣装部屋に隠れるコンテは鍵を壊す道具を取りに行くスザンナはケルビーノを逃がし自分が隠れるコンテは自分の腰の刀を抜き、部屋に進むスザンナが現われコンテもコンテッサもあんぐり(笑コンテはスザンナにとりなしを頼む(笑Signora!Rosina!フィガロが入ってきてヴェールをコンテに渡すコンテは放り返すまあそう急ぐな!手紙の件アントニオも高橋雄一郎さんが演じるDal balcone?In giardino?飛び降りたのは俺だ!次々に切り抜けるフィガロだがついに殿さまの援軍が到着またまたとんでもなくおもしろい富澤祥行さんのクルツィオキャラが変わっている。アンサンブルすごい!休憩第3幕いよいよコンテの独壇場シーン!スザンナとの小二重唱Mi sento dal contentoPieno di gioia il cor伯爵のアリアHai gia vinta la causa高田さんすばらしいですコンテッサのアリアDove sono i bei momentiマルチェッリーナに借金のかたに結婚を迫られるフィガロ貴族なんでラファエロ!実は親子だったことが判明するスザンナはそんなことも知らず戻ってきてコンテにお金を渡そうとするあれを見てみいマルチェッリーナとフィガロが抱き合っているSenti, o caraスザンナは平手打ちをお見舞いする(実際には叩いていません誤解が解けるまたすごいアンサンブル喜ぶ家族こんな幸せな人っているかしら?僕だよここ大好きですコンテッサとスザンナの松の木の小二重唱美しいです!女装して出てきたケルビーノアントニオにばれるバルバリーナは機転をきかせるいよいよ結婚式コンテとコンテッサはかみての椅子に座るクルツィオが登場し2人にあいさつし書き物机に座る幸せなカップルコンテはスザンナから手紙を受け取る2人の少女が歌うそのあいだにコンテは手紙を読むピンを刺すバルバリーナがピンを探しているすばらしい歌唱!オペラは初めてとのことですがそう思えませんいまどきの可愛い子、加藤花南ちゃんフィガロはおどろくA Susanna?フィガロは事情を察して心配そうに見ている母のマルチェッリーナからピンをもらい、いかにも拾ったふりをしてバルバリーナに渡すフィガロの嘆きバルバリーナはケルビーノに食べ物をもらうためにキスで代金を払う嫌そうに口を拭うフィガロのアリア女性に対し毒づくスザンナとコンテッサ2人は服を取り換えているスザンナのアリアすばらしい!ケルビーノが来てスザンナと思い込んでコンテッサにまとわりつくコンテが平手打ち…した相手はフィガロだったケルビーノは逃げ去るコンテはコンテッサをスザンナと思い込んで手をさわりまくる自分の指輪を与えるフィガロは全部見ているフィガロはどかどか歩いて物音を立てるコンテはコンテッサを先に行かせ、後を追う(追ったつもりフィガロはコンテッサに化けたスザンナを声でスザンナだと見破るフィガロが逆にスザンナを罠にかけスザンナはぽかすかフィガロを殴り、蹴るここは幸せなシーンですよね笑いながら殴られるフィガロコンテはスザンナをコンテッサと思い込み皆を呼ばうPerdono, perdonoコンテはきかないしかしコンテッサノ登場で真っ青Contessa, perdono大団円お疲れさまでした!楽しい宵でした。幸せをたくさんもらいました!!ありがとうございました。
2013年10月31日
11月はフィデリオ祭りであるからして、ゴージャスに予習を楽しむのである。オペラを見る楽しみは見る前から始まっているのだ。実はこれが至福だったりするのだ。ワルキューレの時はものすごい数の音源が入ってて逆に選ぶのに困っちゃったが、フィデリオもまあそこそこあるんだよね。まずは真打!パーペがロッコのフィデリオ1999 フロレスタン→ドミンゴ巨匠対決ということでバレンボイムに対抗するのはもちろん!クラウディオ・アッバードスーパー・スーパー・キャストのフィデリオ フロレスタン→カウフマンバイエルンの不可思議なビエイトのフィデリオガッティです。 フロレスタン→カウフマン フロレスタンはドン・ホセと並んでカウフマンの「おはこ」。いわば代名詞のような役ですよね。演技力がすごいので苦悩するフロレスタンが真に迫って感じられるのですよね。2004チューリヒ このあたりからですもんね。彼が出てきたのが。 しかしフロレスタンは作品の前半には登場しない。だからフィデリオの女性の主役はもちろんけなげな妻のレオノーレなわけですが、男性の主役はロッコと言っても過言ではないのです。フロレスタン→サイモン・オニールフロレスタン→ブルクハルト・フリッツアンゲラ・デノケがレオノーレのフィデリオ 2003年ザルツブルク音楽祭、サイモンラトルのBPO デノケさんがすごいです!惚れてまうわレオノーレ!アーノンクール指揮「フィデリオ」続く。***今気付きましたが二期会の来シーズン「蝶々夫人」のキャストが発表されています。(10月25日発表)
2013年10月30日
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Le Nozze di FigaroHiroaki Otsuka in the title roleConductor: Osamu Sasaki大塚博章さんのフィガロ、すっごく似合いそうですね。指揮があの佐々木修さん(日暮里のトリスタン)なので期待大ですね!+++今後の注目公演に加筆しました。
2013年10月29日
今夜は、ワーグナー、ヴェルディイヤーちなみにVW year フォルクスワーゲンじゃないですよ。記念すべき2つのイベントが行われます中国で初めてパルジファルが演奏されます。Tribute to Richard Wagner: ParsifalTue 29 Oct - Thu 31 OctPoly Theatre (保利剧院) BeijingA Tribute to Richard WagnerParsifal, an opera in 3 acts (China Premiere)A co-production of the Beijing Music Festival, Salzburg Easter Festival, Sächsische Staatsoper Dresden and Teatro Real, MadridAmfortas: Iain Paterson (baritone)Titurel: Milcho Borovinvo (bass)Gurnemanz: Attila Jun (bass)Parsifal: Burkhard Fritz (tenor)Klingsor: Derek Welton (bass-baritone))Kundry: Michaela Schuster (mezzo-soprano)Knights of the Grail: Paul McNamara, Derek WeltonSquires: Annika Sophie Ritlewski, Carolin Neukamm, Clemens Kerschbaumer, Attilio GlaserFlower Maidens of Klingsor: Eva Liebau, Annika Sophie Ritlewski, Theresa Holzhauser, Bele Kumberger, Chiara Skerath, Carolin NeukammVoice from the Above: Theresa HolzhauserKlingsor-Actor: Rüdiger FrankChristus: Ingo Schiller, Sebastian SchillerAngel: Annett Goehre, Laura Fernandez Castello Gustav Kuhn, conductorMichael Schultz, directorAlexander Polzin, set and costume designerUrs Schönebaum, lighting designerAnnett Göhre, choreographerWalter Zeh, chorus master Philharmonia Chorus, WienChina Philharmonic OrchestraTime Out BeijingPoly Theatre, Beijing*** そしてパルマではすごいキャストのVerdi Gala«Fuoco di gioia»です。Teatro Regio di Parmamartedì 29 Ottobre 2013, ore 20.00FUOCO DI GIOIA200 ANNI DI PASSIONE VERDIANAFILARMONICA ARTURO TOSCANINICORALE GIUSEPPE VERDI DI PARMADirettoreDONATO RENZETTI Con l'amichevole partecipazione di ELISABETTA FIORILLO, ANNA PIROZZI, DESIRÉE RANCATORE, ROSSANA RINALDI, MARIA JOSÉ SIRI, DIMITRA THEODOSSIOU, CELSO ALBELO, GIUSEPPE ALTOMARE, ROBERTO ARONICA, FRANCESCO MELI, MARCO SPOTTI, VLADIMIR STOYANOV Ospiti d'onore FIORENZA COSSOTTO, RENATA SCOTTO, RENATO BRUSON, PIER LUIGI PIZZIGazzetta di Parma«Fuoco di gioia», squadra verdianaTeatro Regio di ParmaFUOCO DI GIOIA 200 ANNI DI PASSIONE VERDIANATeatro Regio di Parma, martedì 29 Ottobre ***おまけKaufman, il tenore più famoso al mondo alla Scala di Milano
2013年10月29日
NNTT フィガロの結婚 Part 2幕間のシャンペンでリラックスしたのか第3幕以降、観客の笑いが増加。同じ白い箱の部屋でコンテが書類を読んでいます。壁は傾いたまま。奥の方でコンテッサがスザンナと密談スザンナがコンテに気つけ薬をねだるコンテは自分のポケットから取り出す。急にスザンナはコンテの誘いを受けるここから大好きな部分!二重唱がすてき!コンテはスザンナをかみての壁に押し付けスカートに抱きつく。スザンナは気つけ薬をコンテに見せる奥さまが薬を待ってるな…スザンナはコンテのホールドを逃れるCarissima!愛い(うい)奴じゃ!せっぱつまって大声で叫ぶ殿さまに客ウケルしかし殿さま、去って行ったスザンナの言葉を聴き咎めるもう訴訟に勝っただと?コンテの怒りの歌唱。いいのですがモルナールは後半一番の聞かせどころでずっとかみて方向を見て歌っている。なんで!?アリアなんだから遠慮しなくていいんだよ!コントロールし過ぎだ。バルバリーナとケルビーノが???から登場する。このはしごは、私の見ていた位置からは少々うるさい。歌手の顔にかぶってしまう。(伯爵が降りるときは重量で激しくたわむのでアントニオの志村さんが必死に押さえているシーンがあって笑。)コンテッサのアリア、Dove sono i bei momentiすばらしい!ドンクルツィオまで来ていよいよフィガロの包囲網が狭まるフィガロは苦し紛れに私は貴族だから結婚には親の承認がいると言い出すマルチェッリーナは自分の子だと気付くE dessoChi?コンテが指揮するような手ぶりをするので客笑お母さん!そしてお父さん!?バルトロはできたら逃げ出したい風情スザンナが誤解しフィガロを平手打ち重唱のすごいアンサンブル。コンテはうかぬ顔。クルツィオの糸賀さんの美しい高音歌唱がここで聴けます。誤解が解けて喜ぶ3人とすごく迷惑気に喜ぶバルトロ(笑フィガロにはお金が続々。促されて仕方なくバルトロは小銭を渡す(笑ア・カペラのアンサンブルも最高。これで殿さまの味方はほぼほぼいなくなった。アントニオが???から現われ、コンテにまだケルビーノがいると告げるコンテとスザンナの小二重唱すばらしいしかしここは二重唱なので拍手を許さず次へ。女性たちがコンテッサに花を捧げるケルビーノが女装して紛れ込んでいるがおどおどしているそこにアントニオとコンテ。コンテはケルビーノを見て逆上!貴族であることを忘れてテーブルの回りを、ケルビーノを追っかけまわす(笑)。しかしバルバリーナがコンテを脅迫。あたしに言いましたよねいいこにしてればなんでもくれるって!?コンテは小声でそんなこと言ったか?(笑ケルビーノはバルバリーナと結婚することになる2人はさっさと???に退場するアントニオは娘の機転にびっくりするやら驚くやら(笑)。フィガロが来るが貴族になったので黒い長い軍服のコートのような上っ張りを着ているヴィンコは背が高くてスレンダーなのですっごく似合っててかっこいい(制服フェチ?)。コンテ足は治ったのか!?このとおりです。フィガロはステップを踏んで見せる結婚式のために一行は出ていく。ここからどんどん読み替えが進行する結婚式のダンスのシーンだが誰も出てこない。音楽だけ。しばらくすると宴席を抜け出したバルバリーナとケルビーノが来て、タンスに隠れるコンテがスザンナの手紙を読みに抜け出してくる痛っ!コンテは手紙のピンで指を刺すフィガロが見て笑っている女の手紙だな…2人の少女が歌う。(前川依子、小林昌代)女性たち。コンテはバルバリーナを捕まえてしもての壁に押し付けて襲うバルバリーナのカヴァティーナなくしてしまった…彼女は何をなくしてしまったのか?わかりますよね。ここでああ~と腑に落ちるわけです。フィガロが来て、バルバリーナの探しているコンテの愛人のピンはスザンナのものだと知る。フィガロはピンを拾うが、ここの位置がコンテが針を刺した(落とした)位置と違う。あなたに関係ないものね?ないともさ!フィガロは泣きそうな声。フィガロはテーブルの上に寝て母ちゃんもう死ぬ…!フィガロのアリアスザンナはそんなフィガロを観察しているスザンナのアリアスザンナとコンテッサはドレスを取り換え、コンテッサは花嫁のヴェールをかぶるケルビーノがスザンナと思い込み寄ってくるコンテが来てケルビーノはタンスに隠れるコンテッサは逃げるコンテッサに化けたスザンナ、途中でフィガロは見破る何で見破ったか多分声ではなかったと思うがよくわからなかった。脚かな?コンテッサを口説く振りをするフィガロをスザンナはぽかすか殴る。しまいには蹴りまで(笑)。仲直りしたスザンナとフィガロ。2人の芝居にコンテは騙されるコンテは人々を呼び集めるしかしタンスから出てきたのは…コンテッサだと思い込んでいるコンテお許しを!だめだ!しかししもてから本物のコンテッサが登場。コンテは声を聴いてサーッ(青ざめる音(コンテはかみてにいる偽コンテッサの方を向いているので声でわかる。)Contessa, perdono皆で集まって大団円の合唱。ここ最高です。最後にコンテは這いつくばってコンテッサに手を伸ばす。コンテッサはその手を握り、その瞬間、絶妙なとこで幕が閉まる。いいですね~全幕了お疲れさまでした~~やっぱり名作です!グートほどではないがかなりダークサイドにきている演出でした。ダークサイド系フィガロといえば、やはりザルツブルクのグート演出。これを許せないという人多いです。最近では菅尾友さんのも秀逸でした。名作はさまざまな名演出を生み出すものなのですね。
2013年10月26日
BR4 KlassikSamstag, 26. Oktober 2013, 20:00 Uhr 現地時間日本時間 日曜3時~ München, PrinzregententheaterKonzerteinführung: 19.00 UhrLive-Übertragung auf BR-KLASSIK! Werke:Giuseppe Verdi»Pater noster«für Chor a cappellaGioacchino Rossini»Petite messe solennelle«für Soli, Chor, zwei Klaviere und Harmonium Mitwirkende:Regula Mühlemann, Sopran Anke Vondung, MezzosopranEric Cutler, Tenor Michael Volle, BaritonKlavierduo Andreas Groethuysen & Yaara TalMax Hanft , HarmoniumChor des Bayerischen RundfunksDirigent:Peter Dijkstraミヒャエル・フォッレのロッシーニ小荘厳ミサ曲レグラ・ミューレマンはアイドルみたいにキュートで可愛い。バーデンバーデンのへそ出しパパゲーナ。映画『魔笛』のエンヒェン。アンケ・フォンドゥングは前回ドレスデン歌劇場が来日した時のばらの騎士のオクタヴィアン。エリック・カトラーはMETのばらの騎士のイタリアの歌手。
2013年10月26日
New National Theatre, TokyoLe Nozze di Figaro26 Oct. 2013Conductor)Ulf SchirmerDirector)Andreas HomokiCastIl Conte di Almaviva : Levente MolnárLa Contessa di Almaviva : Mandy FredrichFigaro : Marco VincoSusanna : Kanae KushimaCherubino : Lena BerukinaMarcellina: Takemoto SetsukoBartolo : Hiroshi MatsuiBasilio : Ohno MitsuhikoDon Curzio : Itoga ShuheiAntonio : Shimura FumihikoBarbarina : Keiko Yoshihara Chorus : New National Theatre ChorusOrchestral : Tokyo Philharmonic OrchestraNNTT フィガロの結婚2013年10月26日東京・新国立劇場指揮】 ウルフ・シルマー演出】 アンドレアス・ホモキ美術】 フランク・フィリップ・シュレスマン衣裳】 メヒトヒルト・ザイペル照明】 フランク・エヴァン アルマヴィーヴァ伯爵】 レヴェンテ・モルナール 伯爵夫人】 マンディ・フレドリヒ フィガロ】 マルコ・ヴィンコスザンナ】 九嶋香奈枝ケルビーノ】 レナ・ベルキナマルチェッリーナ】 竹本節子バルトロ】 松位 浩バジリオ】 大野光彦ドン・クルツィオ】 糸賀修平アントーニオ】 志村文彦バルバリーナ】 吉原圭子 合 唱】 新国立劇場合唱団管弦楽】 東京フィルハーモニー交響楽団再演演出:三浦安浩合唱指揮:冨平恭平音楽ヘッドコーチ:石坂宏舞台監督:佐藤公紀チェンバロ : 石野真穂カヴァーフィガロ:町英和スザンナ:吉原圭子コンテ:星野淳コンテッサ:吉田珠代ケルビーノ:小野和歌子バジリオ、クルツィオ:布施雅也アントニオ:畠山茂バルバリーナ:直野容子副指揮:城谷正博字幕:田尾下哲Photo link+++ホモキ演出初めて見たが、後半からだいぶ読み替え入ってきて、私としては非常に納得でした。白い箱の世界はコンテの自分勝手な世界彼が怒りを感じるたびにその箱は壊れて行く。若いレベンテモルナールは彼らしくお茶目を交えて演じるのでコンテは憎らしくない。演出の読み替えの要はバルバリーナ。彼女はコンテの欲望の犠牲者で、ケルビーノと結婚してからもコンテの犠牲になり続ける。ピンを探すアリアはその絶望感を表す歌に変わっている。音楽はとてもテンポが速い。モルナールさんは今回日本は初めてとのこと。普段ミュンヘンで歌っているのか聞いたところ、どこででも歌ってるけどそうだねまあミュンヘンにいますよ、とのこと。とても素晴らしいバリトンで今後が楽しみ。重く豊かな声です。マルコ・ヴィンコは1977年生まれ、ヴェローナ出身のバスで、今年36歳。声域はフィガロにぴったりだがスレンダーなので圧倒的パワーというわけではないものの大健闘だった。フィガロの結婚は低い声の歌手だらけなので大好きな作品。日本人歌手が主役を凌駕する圧倒的なパフォーマンス。バルトロの松位さん 魔笛のザラストロに続いての登場ですが素晴らしい声でした。アントニオの志村さんもすごい声!完全にドリフの世界をやっていました。(笑)ドンクルツィオの糸賀さんもまた聴くのを楽しみにしてた歌手です。素晴らしい光り輝く高音で歌っていました。女声陣は美人ばっかり!コンテッサ 吉原さん 九嶋さん 素晴らしかったです。しかしコンテのモルナールのキスの回数半端なかった。多分、100回はしてると思う。これは三浦安浩再演演出のせいだろうと思った(笑)フィデリオもキスとか濡れ場すごそうですね(笑)***序曲。すっごい速い!舞台は斜めに傾斜している八百屋舞台。段ボール箱が載せられていくがすべって落ちないよう下はざらざらになってるのかなあ?ロンドンなのはコンテの赴任地がロンドンというのがあるからわかるけどなんで東京?箱をかきわけてフィガロが登場する。スレンダーで背の高いマルコ・ヴィンコそしてスザンナ。黒いドレスのすそがたくしあげられていて短いブーツが見える。すごく可愛い衣装。この舞台では使用人の衣装は基本袖がない。除くフィガロ。肉体を過剰に露出するのはセクシーさを強調するため。このスザンナは明るくて可愛くて元気で気が強くて面倒見がいい、まさにスザンナ!フィガロが今に見てろよコンテ!と歌う部分、なぜか男性の使用人たちが登場する。フィガロは彼らのリーダー。オピニオンリーダーでもあるという部分を強調する。バルトロとマルチェッリーナの登場。貴族の服装。マルチェッリーナに年増年増!と叫んで女の戦いをしている。間に立っているバルトロはおろおろしているが2人に突き飛ばされて壁まで飛んでいく(笑バルトロの見せ場のアリア。もうすっばらしいお声でびっくりでした。この声ですよ~!深くて豊かで温かい声です。スザンナケルビーノケルビーノはスザンナの遊び相手。ケルビーノはスザンナのドレスのポケットのリボンを抜き取る白い奥様のリボンはいろいろに使われるケルビーノが歌う。今度は女性たちが現われてケルビーノを取り囲んでうっとりしている。ケルビーノは女の子たちのアイドル。いよいよ殿さまの登場。待ってました!ルーマニア出身のレベンテ・モルナールはまだたったの30歳。豊かな美声のバリトンで、すごく背が高い。今回の主要男性コンテ、フィガロ、バルトロ、バジリオ全員180超の長身ばかりで見映えがした。普通ここは殿さまは普段着なのだが白い貴族の服をきちんと着ている。殿さまはスザンナがとっても好き!なびかないからますます好きになってしまう何回スザンナにキスしたことか!それもチュッ!とすごく大きな音で派手にキスするからおもしろい。ドンバジリオの大野光彦さん(テノール)登場。この方も魔笛の高僧以来。背が高くてハンサムなのだがきょうは白塗りです。バジリオはスザンナの持っていたケルビーノの書いた歌詞を取って読む。そこでそのカンツォネッタのメロディをハープシコードが奏でる。おしゃれ~バジーリオの言葉に怒り、箱の陰からすっくと立ち上がるコンテスザンナが気を失うとコンテは…気を失うより早く…ホールドしてそのまま床に寝かせて首筋にキスしまくり。あらら。コンテは寄ってきたバジリオを追い払う。ケルビーノは殿さまに見つかってしまう。フィガロが領地の農民たちを連れてくるコンテは皆に白い花束を受け取る強制的に花束の山を押し付けられ殿さまは歯がゆい表情。花束の山をバジリオが。Evviva!一人だけVi----! と高く伸ばして歌う。これは渡辺文智さんだったそうです。コンテが皆を追い出し、ケルビーノに許す!というのでケルビーノは喜ぶが軍隊に入ることを命じられ蒼白になるフィガロのアリア。もう飛ぶまいぞこの蝶々。男たちが出てきてケルビーノをいたぶる。さきほどの白いリボンでケルビーノに目隠しをする。このように誰かが独唱するシーンでは必ず演出上のプラスアルファがついている。第2幕同じセット。コンテッサ。白い大きなバルーンドレス。カヴァティーナ、すばらしいです。スザンナとコンテッサフィガロは次第をコンテッサに冗談めかして話すケルビーノ恋とはどんなものかしらケルビーノを女装させるとスザンナは何度もケルビーノにキスしようとしてコンテッサに怒られるコンテが来るケルビーノは白い衣装ダンスに隠れる。タンスの中ですごい音がして、コンテッサは咳き込むふりをする(笑コンテはタンスを壊す道具を取りに行くことにしコンテッサにおもむろに近寄って腕を差し出すが、コンテッサは無視して歩いていくスザンナはケルビーノをタンスから出す。ケルビーノは???から逃げていくコンテが戻ってきてタンスを開けると出てきたのはスザンナ!コンテはスザンナにとりなしを頼むが。コンテは熱烈にコンテッサにキスし、懐柔する。フィガロが来て手紙騒動があり、そしたら???から現われたアントニオ。志村さんのアントニオ、渋谷のフィガロの結婚で見た!その時と同じく瞠目のビッグボイス!バルコニーから誰かが飛び降りたそれは自分だと言い出すフィガロそして辞令書のハンコ騒動。ようやく援軍が登場。マルッチェッリーナは借金のかたにフィガロに結婚を迫る大騒ぎとなりコンテが壁を叩くと壁が傾く。第2幕了第3幕Part 2 に続く
2013年10月26日
プーランク カルメル派6時開演に間に合うのは無理で2幕からの鑑賞。萩原潤さんのフォルス伯爵が聴きたかったので一挙にテンションダウン。マリー修練長役、秦茂子さんの美声にうっとり。コンスタンス役、コロンえりかちゃんの美しさにほぼガン見。大川信之さんの役人、一人だけオペラだった。舞台上で別人になれるのがオペラ歌手。楽しんだ。予習のために見たハンブルクのカルメルの演出が凄すぎてその洗礼を受けていたために、ラストの処理は全く恐怖を感じなかった。音楽的にも違っていたと思う。合唱が聴こえ過ぎたのか。フランス語もなかなか難しい言語ですよね!萩原さんは他に二役やっていたので後半にもちょこっと聴くことができた。くりっくりのお目目で可愛いんですよね~どこか愛嬌があるお顔なのです。役人の大川さんと共に退場するシーンでパタンと書類に見立てた楽譜を閉じて目だけで演技して「心外だなあ!」という芝居をしていた。革命政府側とはいえ年端も行かぬまだ少年のような青年を目だけで演技していた。やっぱりすごいなあ~と思った。
2013年10月26日
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Vladimir Stoyanov ウラディーミル・ストヤノフ baritoneVladimir Stoyanovけさから彼にぞっこんです!もう~またか!とお思いでしょうがbaritone 大好きな私としては久々に大時代の歌手の風格を持ったバリトンを発見してうれしいです。ブルガリア出身の今年44歳。今旬ののりにのっているバリトンでイタリアの歌劇場でVerdi baritoneを歌いまくっています。お声がノーブルで、超私の好みなんですわ~~ここ数年でまた再来日してくれるようなので楽しみに待つことにします!フランチェスコ・メーリがリッカルドの仮面舞踏会のレナート。カルメン・ジャンナタッジオのサンカルロの椿姫のジェルモン。そして現在かかっているボローニャのナブッコの題名役!Verdi 100Nabucco in diretta Giovedì 24 ottobre dal Teatro Comunale di Bologna. Dalle 18,30 sul nostro palcoscenico onlineNabucco:Vladimir Stoyanov Ismaele:Sergio Escobar Zaccaria:Dmitry Beloselskiy Abigaille:Anna Pirozzi Fenena:Veronica Simeoni Gran Sacerdote di Belo:Alessandro Guerzoni Abdallo:Gianluca Floris Anna:Elena BorinDirettore : Michele MariottiRegia:Yoshi OidaRegia ripresa da:Maria Cristina Madau Scene:Thomas SchenkCostumi:Antoine KrukLuci:Andrea OlivaMovimenti coreografici:Maria Cristina Madau Maestro del Coro:Andrea FaiduttiOrchestra e Coro del Teatro Comunale di Bologna Tecnici del Teatro Comunale di Bologna すばらしかったですよね~~マリオッティ最高ですね!衣装がすごく面白くて芸術的でした。キャスト全員すごすぎじゃね!?というレベルですごかったです。イズマエーレのセルヒオ・エスコバール、初めて聴きましたけどすごいテノールです。ベロシエルスキーはムーティと来年日本に来ます!Mutiさんのお気に入りのバスなんです。もちろんピロッツィ圧巻!彼女がすごいのはパワー系の部分もすごいけど繊細に美しく歌うところもすごくうまいです。ストヤノフ、非常に美しく歌ってくれて本当にありがたいです。やっぱりナブッコはこうでなくては!
2013年10月22日
井上雅人バリトンリサイタル2013年10月20日(日)東京建物 八重洲ホール(東京駅前)ピアノ:川口成彦共演:青木海斗(バリトン***メリカント(フィンランド語 金のかけら ラドガキルピネン 「死の歌」(ドイツ語 1.憂鬱な鳥 2.荒れ果てた墓にて 3.死と孤独な酒飲み 4.冬の夜 種蒔く人 5.失うことのない保証メリカント(フィンランド語 海にて 人生にヴェルディ (イタリア語 運命の力 ~この中に私の運命がワーグナー (ドイツ語 タンホイザー ~夕星の歌リストの「愛の夢」第3番 (ドイツ語コルンゴルト (ドイツ語 3つの歌 1.私の心の奥の夜 2.苦しみを閉め出せ 3.誘惑Encore: 越谷達之助 (Japanese 初恋Photo link***シモン・ボッカネグラのシモン、こうもりのファルケに続き3回目の井上雅人さん。まだ34歳です。本当にすばらしいお声です。シモンの時はVerdi baritoneと思いましたが、今回第一部のフィンランド語での歌唱を聴いていたら、とてもお声がロシア系の低音ボイスの感じだなと思いました。すごくロシア語が似合う声です!ロシア語のものを今度聴きたいですね。オネーギンとかスペードの女王とかいいかも~~重くてぶあつい強靭なバリトンボイスですがどこか温かい。まるでロシアの冬の時期の温かい家の中みたいです。歌う声がすごく低くて重いのにしゃべり声はとてもソフトで、人格変わる!?という声です。お話がすごくうまくてとても楽しかったです。そしてピアノがぶっとびのうまさ!この方もすごいアーティストでした。第3部のコルンゴルトは火花散る応酬でした。それ以外の伴奏もきれがあってメリハリがあって強弱あって伴奏とは思えない。芸術として成立している演奏でした。この人すごいです。川口成彦(なるひこ)さん。年齢は23か24歳です。天才っているもんなのですね~~フォルテピアノの専門家でCDも出すそうですとにかくすごい人らしいです。コルンゴルトの和声についてうっとりと熱烈に長時間語る様はまさにコルンゴルトおたく!?可愛すぎでした♪そしてもう一人!飛び入りで歌った東京藝大4年在学中の青木海斗(かいと)さん。井上さんのお弟子さんということで院への進学決定祝いにと急きょ歌うことに!なんとRシュトラウスの献呈。いいお声で、こちらも大学4年とはとても思えないすばらしさ!すばらしい午後を過ごさせていただきました。お疲れさまでした。
2013年10月20日
マレイ・ペライア ピアノ・リサイタル2013年10月19日彩の国さいたま芸術劇場2013年10月19日(土) 開演15:00 ※終演後、出演者によるアフタートークあり。会場: 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール曲目: J. S. バッハ:フランス組曲第4番 変ホ長調 BWV 815 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57「熱情」 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 ショパン:即興曲第2番 嬰へ長調 作品36 ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31 Encore: ショパン:ノクターン作品15-1 シューベルト:即興曲 第2番 変ホ長調 D899-2 ショパン:エチュード 作品10-4主催: 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団協賛: 株式会社与野フードセンター 曲目がバラエティ豊かで有名曲ばかり!彼の温かい人柄が伝わってくるようなリサイタルだった。彼が今回語っているように、今回のメインはアパッショナータ(熱情)なのであった。知り過ぎるほど知っている曲。すばらしかった。そして後半のメインはもちろんショパン!ピアニストのリサイタルと言えばショパンでしょ!なので私は個人的にはショパンを弾かないリサイタルには行く気がしない。やっぱりがらっと変わる。抒情的でメランコリック。そして華麗!(ヴィルトゥオーゾ)スケルツォ2番も思い出のある曲。いや~すばらしかった。アンコールに突入してもその華麗な指の動きはますます脂がのって加速!超絶技巧を披露した。アンコールもショパンで締めてくれました!Bravo!加えて終演後のトークショーが感激だった。演奏が終わってすっかりリラックスしたピアニストはさきほどとは別人のようにユーモアと笑顔にあふれている。一気に偉人を身近に感じる瞬間だ。お客さんも温かく、彼の英語で即笑っていたのでたいしたものだと思った。ありがとうございます!!+++トークセッション抜粋Q:今のお気持ちは?Murray Perahia:戻ってきていません(笑)リサイタルの後は興奮していて落ち着くのに時間がかかる。いろいろ考えちゃうし、今夜は眠れないね(笑)。きょうは、うまくいったところもあります。(拍手)Lovely public!(いいお客さんですね!)Q:この会場は継続して優秀なピアニストを呼んでいるのです。MP:ここで弾けてうれしいです。Q:ホールと客の印象は?MP:ホールも楽器もすばらしいです。Q: and the pianist! (拍手)本当にきれいに弾かれますね。プログラムに多くの作曲家。プログラムについては何を考えて創る?MP: 私は第一に一つの作品に注目します。「熱情」は数年間弾きたいと思っていた曲。いつも考えるのは他の曲がメインの曲の対照的な曲であること。フランス組曲は明るく楽しい。熱情はドラマチックで悲劇的。MP: はい。Yes better influenced by Shakespeare, Romeo and Juliet almost it's very similar I think difficult question atomosphere , Hamlet ghost, second movement, prayer, King, the last movement, Hamlet obssesed by revenge ベートーベンはシェークスピアに影響を受けていると思います。オーパス10、月光。ロミジュリの影響を受けている。そして熱情はハムレットの影響を受けている。第1楽章は亡霊、第2楽章は祈り、第3楽章はハムレットの復讐です。Qシェークスピアの世界、音楽をどういう立場で創り上げるのか?MP: different character. second movement King pray Beethoven relation with something higher connection , last movement is atomosphere involved harmonic situation.第2楽章の祈りはベートーベンが神に支配されている音楽です。第3楽章は状況や雰囲気を演奏しているのです。Q: シューマンはよくできています。MP: Thank you. atomosphere is carried. interrputed by some capricious character , French La Marseillaise in that piece. Second movement is touching. Schezino most beautiful very much like Liederkreis. Last movement is happy again.対照的であることを考えた。ウィーンのカーニバルの状況。ダンス続いて楽しく。マルセイエーズも出てくる。第2楽章は抒情的。スケルツォは民俗的。フィナーレは元気よく美しい。いろんな性格が詰め込まれている。Q:ヴィルトゥオーゾ(超絶技巧)が要求するMP: Fantasy Yes, yes it does, Horowitz, started working with him, more than virtuosoホロヴィッツと勉強して、ヴィルトゥオーゾを超えたいならまず自分がならなくてはと。Q: You did!MP: I don't know.Q:過去のヴィルトゥオーゾについてMP: Virtuosity is not itself get the message colours your imagination. you try not to impress understand the message. For instance Rubinstein.More connected to composers, good try to compose, more play the piano. understand the score. そうは思っていない。音楽が最初に来るべきだ。それをどう表現するか。対位法などを理解してできることだ。奥深意味合いを捕えなくては。ケンプ、ルービンシュタイン、ホロヴィッツはもっと作曲家との関連性が強くあった。それ以上に作曲家の内面を勉強していくのがピアニストとして大事なこと。Q: 90年代後半からバッハ ベートーベンのヘンレ版の楽曲の構築など、最近の演奏に関するMP: Once was period I couldn't play. In those period my soul time I was always kind of healing relation to Bach lots of harmonies to convey not simple I think all music inspired choral, Bach choral is essential of music.1年半演奏できない時期にバッハの曲を聴いて癒された。そこで演奏したいと思った。バッハの宗教曲。原典に戻ってくる。どんな音楽にも反映する。それで興味を持つ。Any other also use the sketch news source try to find whatAppasionata it givesヘンレ版の原典版の構成に携わっている。自筆譜を送っていただき、初版スケッチを加えて改訂していく。熱情をやっていた。Q:後期のソナタも聴かせてもらえるのか?MP 101、109、110 done110は録音した。109演奏は難しいです(ピアノソナタ第30番ホ長調作品109、ピアノソナタ第31番変イ長調作品110、ピアノソナタ第32番ハ短調作品111)Q:シューマンのDavid(Schumann/Die Davidsbundlertänze,Op.6 ダヴィッド同盟舞曲集)も…Another 40 years でできるでしょ?First 40 years とあるので(笑)MP:40 more years?Bach やりましたよ。That's enough? これで十分でしょう(笑)Q:Chopinについて ScherzoMP:get back in the mode, darkSchrzo is terrifying piece correspond to the Beethoven like little section, March, War, 最後のショパンはベートーベンのダークな世界に戻りたい。緊張感。怖ろしさ。対してショパンは即興曲 マーチ 葛藤 最後は慰められる。Q:美しい音だ。この美しい音をいつ発見されたのですか?MP: I don't know. from instance I don't know how I'm doing.考えてない。耳から聴いて音をつかみたい。Q:最初からできたのか?MP:(笑) I don't know.ホルショフスキからメロディの影響を受けた。自分がどういう音を欲しているか、想像力を活かしながら自分のイメージを追求する時間を持っている。同じ音色のピアニストはいない。指揮を勉強していたころ、同じオケで同じ曲でも4人の指揮者の音は全部違った。自分の音楽づくりをするべきだ。Q:きょうのピアニストも美しい音だった。MP: Thank you very much.Q: これから学ぶ人へのメッセージを。MP: You know, it's the love of music. it's the most important. technical again again, critical, start again practise, love die. listening to music is important study the essential of music. All these things keep music alive.音楽を愛することが一番大切。難しいことに当たった時、何度も練習するのは困難。自分の曲への愛情も冷めてしまうかも。どうやって愛情を保つか?音楽をたくさん聴くこと。音楽の要素、意味合いを考えて勉強することが大事。Q:またここで弾いてください!MP: What a pleasure!トークセッション了。
2013年10月20日
エルナーニ by オペラ・フレスカリア #17Ernani - Musica di Giuseppe Verdi, Opera Frescaria #172013年10月19日上中里 滝野川会館もみじホール指揮 : 竹内 聡 演出 : 橘 裕之 ピアノ : 鈴木 架哉子 エルナーニ : 加藤 康之 ドン・カルロ : 千葉 裕一 ドン・ルイ・ゴメス・デ・シルヴァ : 藤原 啓 エルヴィーラ : 野田 雅子 ジョバンナ : 山内 弘美 ドン・リッカルド : 横西 久幸 ヤーゴ : 川口 寛記 合 唱 : フレスカリア合唱団 副指揮・合唱指導 : 横山 慎吾 松田 房之 音楽スタッフ : 大野 明子 小池 律子 鈴木 架哉子照明 : 佐瀬 佳明 主催:frescaria 協力:日伊舞台芸術協会***期待のバリトン、千葉裕一さんがエルナーニのドン・カルロということで見に行った。エルナーニはストーリーがあまりにも荒唐無稽で強引(笑)なので、そのせいかわからないが現代では上演される機会が少ないオペラのような気がする。なのでこういう上演機会は貴重だ。実演ではボローニャの来日公演を聴いた。シルヴァがフェルッチョ・フルラネットで、その圧倒的なでか声で舞台を席巻していた。ドン・カルロはフロンターリ、エルナーニはアロニカ(リチートラの代役)、エルヴィーラはテオドッシュウ。フロンターリは代表的なVerdi baritoneだが、あまりにも声の伸ばしにヴィブラートがかかり過ぎで揺れるので、どうも私はいまひとつなバリトンなのであった。今回の千葉さんは7つの声というのかな。バラエティ豊かないろいろな声音を披露してくれた。フォロストフスキーのようなパンチの聴いた強い声、そして優しく抒情的な声。皇帝になってからの神々しいような声。すごい変化で、とてもおもしろかったです。やはり非常にうまい!完璧なVerdiのレガート。キープ力。そしてカデンツァ。今回このドン・カルロは初役ということだそうですが、まったく初役だとは信じられないできでした。うまい人が歌うとこの役はこんなにもいいんだ!と再認識させられました。勉強になります。彼の声にも非常にあっている役で、ご本人もとても歌いやすかったとおっしゃっていました。加藤康之さんはVerdi27、新宿区民オペラ「ドン・カルロ」、今回と聴かせていただきました。タイトルロール連続です。中音域がパワフルで強靭。パワーが必要なエルナーニにぴったりの声です。合唱がとてもうまかったです。声も美しく揃っていて、レベル高かったです。とても工夫された公演で、字幕をプロジェクターで映しだしていました。パソコンと専用の機器を使っていました。音楽は指揮者とピアノとキーボードとヴァイオリン1。キーボードは効果音も全部出していました。第1幕 第2場 シルヴァの城内。ドンカルロとエルヴィーラの二重唱。エルナーニとのにらみあい。シルヴァガきて三すくみ。そこに王の従者ドンリッカルド(横西久幸)が来て膝まづくので皆はこの男は王様だと気付く。カルロは鷹揚にエルナーニを逃がす。シルヴァは服従を口では言うが腹は怒っている。シルヴァの藤原啓さんは年相応のまさにシルヴァという堂々たる演技でした。存在感がありました。第2幕エルヴィーラとシルヴァの婚礼。巡礼に変装して現れたエルナーニ。エルナーニは逆上している。彼とエルヴィーラが抱き合っているのを見てシルヴァは激怒。王様が城門に来ています!ドンカルロは手勢を連れてエルナーニの捜索に来たのだ。シルヴァはエルナーニをかくまう。千葉さんすばらしい歌唱。完璧なレガートにカデンツァ。パワフルで美しい!エルナーニを探してもいないのでドンカルロはシルヴァを成敗しようとする。エルヴィーラの命乞い。一転ドンカルロは優しい声になる。今度はエルヴィーラを連れていくと言い出すシルヴァの絶望。カルロはエルヴィーラの手をとり退場。シルヴァはエルナーニにエルヴィーラが連れ去られたことを話す。エルナーニは2人の共通の敵が国王だと認識する第3幕シャルルマーニュの墓で皇帝への詮議を待つドンカルロ。アリア。誠にすばらしい!カルロはかみての墓の方向に退場。シルヴァとエルナーニ、国王に恨みを持つ人々が集まってきて暗殺者を選びます。エルナーニが選ばれるが、ドンカルロは皇帝に選定される。かみてからカルロが王冠をかぶって登場。いきなり王様の堂々とした声に変貌しています。カルロは貴族は死刑、平民は収監と歌いますがまたもやエルヴィーラの説得にあい、2人の結婚を許します。シルヴァの絶望。第4幕エルナーニとエルヴィーラの結婚式。シルヴァの吹く角笛の音。しだいにエルナーニはおかしくなります。エルナーニは約束通り幸せを目前にして自害します。泣きながら寄り添うエルヴィーラ。シルヴァは復讐を果たしそこで傲然と見ています。全幕了。お疲れさまでした。
2013年10月20日
きょうの夜のオペラ ラジオWebcast もすごいことになっており個人的には困ったなあ~です下記に記載のボローニャのナブッコの中継があります。RAI3.マリオッティが指揮、ベロセルスキーとピロッツィというザルツの再現キャストなのでおさえておきたいんですが…。RAI RADIO 3segue RADIO3 SUITE - IL CARTELLONE: 20:00 - 00:00 現地時間日本時間 日曜3時~In diretta dal TEATRO COMUNALE DI BOLOGNA NABUCCOMusica di Giuseppe VerdiNabucodonosor, Vladimir StoyanovIsmaele, Sergio EscobarZaccaria, Dmitry BeloselskiyAbigaille, Anna Pirozzi Fenena, Veronica Simeoni gran sacerdote, Alessandro GuerzoniAbdallo, Gianluca FlorisAnna, Elena BorinOrchestra e coro del Teatro Comunale di Bolognamaestro del coro, Andrea Faiduttidirettore, Michele Mariottiregia, Yoshi Oidaregia ripresa da Maria Cristina Madauscene, Thomas Schenkcostumi, Antoine Kruk+++ザルツブルク2013のコジの中継(録音放送)がOe1.これはオンデマンドがあることをせつに願う!Oe1Wolfgang Amadeus Mozart: "Cosi fan tutte"Samstag19. Oktober 201319:30 現地時間日本時間 日曜2時半Malin Hartelius (Fiordiligi), Marie-Claude Chappuis (Dorabella), Martina Janková (Despina), Martin Mitterrutzner (Ferrando), Luca Pisaroni (Guglielmo) Gerald Finley (Don Alfonso)Konzertvereinigung Wiener Staatsopernchor, Wiener Philharmoniker; Dirigent: Christoph Eschenbachaufgenommen im Haus für Mozart im August im Rahmen der "Salzburger Festspiele 2013" 28 Aug. 2013 Haus für Mozartこの日です!***サンフランシスコのワルキューレ(ヴェントリスがジークムント)も機会が何回もあるのにいつも後回しになっている物件です。
2013年10月19日
望月哲也 Wanderer Vol.52014年3月6日(木) 19:00開演銀座の王子ホール発売日 10月26日詳細 出ました~~いいですね~めっちゃレアでめっちゃ好みです。(マーラー以外知らない曲ばっかりですが…汗めっちゃドイツ語ですわ~~稀代の天才テノア自己破壊と変革、挑戦を繰り返して成長していきますそれでこそ真のアーティスト引き出しの数の多さが半端じゃありません。けして大衆迎合に堕しません。こういう最後の砦を死守してくれるのがうれしいかも。++中井亮一さんのネモリーノも大期待です!東京で見られる機会が少ないので大変貴重です!今後の注目公演ラインナップ(2014)は日々、ぼちぼち更新しております。…個人的には11月がシモン、トリスタン、フィデリオ、仮面と予習がっつり系が続くので早くも萎えています。イタリア語はなんちゃってでいくしかないのかと。いつものように(汗***ヨーロッパがVerdiで熱く盛り上がっております。スカラはドンカルロ(パぺ、セラフィン、グバノワ、サルトリ、カヴァレッティConductor Fabio LuisiFilippo II René Pape (12, 16, 19, 23, 26) Štefan Kocán (29)Don Carlo Fabio SartoriRodrigo Massimo CavallettiIl Grande Inquisitore Štefan Kocán (12, 16, 19, 23, 26) Rafal Siwek (29)Un frate Fernando RadoElisabetta di Valois Martina SerafinLa Principessa d’Eboli Ekaterina GubanovaTebaldo Barbara LavarianIl Conte di Lerma Carlos CardosoUn araldo reale Carlo BosiVoce dal cielo Roberta SalvatiDeputati fiamminghi Ernesto Panariello, Simon Lim, Davide Pelissero, Filippo Polinelli, Federico Sacchi, Luciano Montanaro+++トリノはシモン(マエストリ他豪華キャスト!Simon Boccanegra, baritono Ambrogio Maestri Alberto Mastromarino (10, 15, 19)Maria Boccanegra, soprano María José Siri Erika Grimaldi (10, 15, 19)Jacopo Fiesco, basso Michele Pertusi Giacomo Prestia (10, 19)Gabriele Adorno, tenore Roberto De Biasio Gianluca Terranova (10, 12, 15, 16, 19)Paolo Albiani, baritono Alberto Mastromarino Devid Cecconi (10, 15, 16, 19, 20)Pietro, basso Fabrizio BeggiDirettore d'orchestra Gianandrea NosedaRegia, scene e costumi Sylvano Bussotti Orchestra e Coro del Teatro Regio+++トリノ 椿姫(ジョルダーノ、ルングパルマは群盗(アロニカボローニャはナブッコ(ピロッツィVerdiじゃないけど、ウンターデンリンデンはドンジョヴァンニ(ヴィリャゾン、シェーファー)うわ~~ん、うらやましすぎる~~**ローマ歌劇場新シーズンSTAGIONE 2013/2014意外なことにムーティは2つしか振りません。シーズンオープニングのエルナーニとマノン・レスコーだけ。今シーズンが働き過ぎだったものね。日本ツアーがありますのでね。それまで大事にしてもらいたいですね。ERNANI InterpretiLuca SalsiTatiana Serjan / Anna PirozziFrancesco MeliIldar Abdrazakov / Ildebrando D’Arcangelo何て豪華なキャスト!ちなみに新シーズンのローマのマオメットセコンドのエリッソはディミトリー・コルチャクです。いいなあ… メーリはもうエリッソ卒業でテノーレ・ヴェルディアーノに専念だわね。どんどん彼も進化してるのだな。同時代のテノーレを見守っていきたい。大事に大事に。マノン・レスコーはネトレプコご降臨ですね。演出がムーティの娘さんなの?
2013年10月18日
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Nobuyuki Okawa, tenor as Beppe in Rita, Donizetti Festival at Daikan-yama, Tokyo 14 Oct. 2013©Shevaibra,courtesy of Nobuyuki OkawaLUNANOVA presents 猿楽祭2013Division 2RITADonizettiドニゼッティ作曲オペラ「リタ」 10月14日13時開演 代官山ヒルサイドプラザホール ☆第一部 ドニゼッティ生誕216年記念オペラミニガラコンサート 1.ファヴォリータより『ああ、私のフェルナンド』 福間章子 2.ドン・パスクァーレより『お嬢さんそんなに急いで』 ノリーナ:佐藤りな ドン・パスクァーレ:倉本晋児 3.連隊の娘より『ああ!友よなんと楽しい日』 トニオ:内田吉則 4.愛の妙薬より『20スクーディ?』 ネモリーノ:石塚幹信 ベルコーレ:野村光洋 5.愛の妙薬より『人知れぬ涙』 ネモリーノ:新海康仁 6.ランメルモールのルチアより『さあこちらへ、ルチア』 ルチア:佐藤篤子 エンリーコ:塩入功司第2部「リタ」 演出 今井伸昭 ピアノ 朴令鈴 リタ 赤星啓子 ジュゼッペ大川信之 ガスパロ岡元敦司Photo Link***昨年初めて観覧させていただいて、そのレベルの高さにぶっ飛んだルナノバの猿楽祭今年もびっくりでした!きょう13時開始の「リタ」はそのDivision 2 です。第1部がガラ、第2部が「リタ」という二部構成になっていてゴージャス!第2部の「リタ」はまったく見たことも聴いたこともないオペラでしたが、すっごくおもしろくてぶっ飛びでした。ドニゼッティは「ドン・パスクワーレ」でもそうなんですけどちょっと現代だったらしゃれにならんだろ~みたいな「喜劇」を書いてますよね。ドンパスなんて「老人いじめ」だしこの「リタ」は「家庭内暴力」ですからね!でもオペラだからそれがタブーではなく演じられる。この作品をやるにはイタリア語でえんえんと続くしゃべり言葉をしゃべりきらなくてはいけないし、抜群のコメディセンスがないとできないです。ドンパスがネトレプコのコメディセンスがあったからこそおもしろかったのと同様に、きょう演じた3人!喜劇センスありすぎでしょ~というすごいコメディアン、コメディエンヌぶり。これだけ笑わせてもらったらもう~ほんと幸せになれます♪実は司会で新海さんが出てきたのもぶっとびでおもしろかったです。彼もどんどんのってきてアドリブで笑いをとっていましたね!1.ファヴォリータより『ああ、私のフェルナンド』 福間章子 福間さんは先日の「こうもり」のオルロフスキー公爵でした。あの時はさっそうとした不機嫌な男性でしたが、きょうはすごく美しい女性でした!大変身!お声もパワフルでドラマチック!すばらしい才能でした。 2.ドン・パスクァーレより『お嬢さんそんなに急いで』 佐藤りな 倉本晋児ドンパスの有名シーン。けっこうワンシーンまるまるやってくれてありがたいです。倉本さんは先日の二期会のホフマン物語のBキャストのルーテル。本日もすばらしいお声でした。まさにドンパスという重い声です。ファルスタッフとかもいけそうです。佐藤さんは先日のこうもりで「春の声」を聴かせていただきましたが、きょうはまったくコメディエンヌに大変身。音楽に乗ってすばらしい歌唱でした。高い声で演技が達者なのでノリーナにぴったりです。ドンパスクワーレにお馬さん状態で馬乗りになったりやりたい放題でした。 3.連隊の娘より『ああ!友よなんと楽しい日』 内田吉則パワフルで豊かな中音域のテノールです。元気いっぱいでした。 4.愛の妙薬より『20スクーディ?』 石塚幹信 野村光洋石塚さんは先日の和光市の「マクベス」のDay 2 のマルコムでした。きょうも思いました、ヨハン・ボータ?…すみません。次に出てくる新海さんと合わせてまさに2大テノール!!??…大きさが(笑)。中音域が非常にパワフル、高音に移行した時に非常に美しい声。やはり稀有な高音です。野村さんはもちろん!こうもりのアイゼンシュタイン、フィガロの結婚の伯爵と、もう主役をいくつか全幕で見ていますが、ベルコーレはすごくお似合いでした。演技もすごくすばらしくてベルコーレになりきっていてネモリーノがボケなのでベルコーレがつっこみ系でお似合いでした。なにより美しく丁寧に歌っていました。やっぱりうまいです! 5.愛の妙薬より『人知れぬ涙』 新海康仁出ました!ようやく本業の歌手で登場です。でも新海さん、だいぶおやせになったような気がします。彼は今までに二期会のマクベスのDay2キャストのマルコム、町屋のこうもりのアイゼンシュタイン、二期会のDay1キャストのホフマンのナタナエルです。ネモリーノ、すばらしかったです!美しい声です。この体でこの美しいテノール声はなかなかいないでしょう!歌唱もすみずみまで抜群でした。きっと歌ってみるとすごく難しい歌だと思いますけど、すばらしかったです。全幕で見たいです!歌い終わって司会に戻るために後ろを向いていたのがお茶目でした。 6.ランメルモールのルチアより『さあこちらへ、ルチア』 佐藤篤子 塩入功司塩入さんは後半のカルメンのエスカミーリョ役も演じるということです。すばらしい声です。強靭な硬質なバリトンです。エンリーコにぴったりでした。METでエンリーコを演じたマリウシュ・クヴィエチェンの歌い方に似ているな~と思いました。佐藤さんはすばらしいルチアでした。感情も入っているしすみずみまで完璧な歌唱でした。第2部「リタ」リタの赤星啓子さん、出てきた瞬間から笑わせます。すごい!こんなおもしろい女性歌手は初めてです。喜劇女優もできる瞠目の歌手です!もうすごいとしかいいようがありません。おもしろすぎです。だめ男系を演じさせたら最高のジュゼッペ(ベッペ)役の大川信之さん。やっぱりすごかった!あのホフマンのフランツ、そして体育会系ドンパスのエルネストと先日のこうもりのアルフレード、スノーホワイトのこびとまんレッドなどどれもおもしろすぎでしたがやはり今回も期待を裏切りませんでした。ガスパロ岡元敦司さんとの丁々発止がおもしろすぎて死にました(笑)岡元敦司さんもすばらしいバリトンで、豊かな声、温かい声です。イタリア語をいっぱいしゃべっていてすごくイタリア語が聴き取りやすかったです。さすがです。こんなに楽しい午後をありがとうございます!!今後も期待しています、皆様!!
2013年10月14日
TUTTO VERDI #20『シモン・ボッカネグラ』レオ・ヌッチ(シモン・ボッカネグラ/バリトン)ロベルト・スカンディウッツィ(フィエスコ/バス)タマール・イヴェーリ(アメーリア(マリア・ボッカネグラ)/ソプラノ)フランチェスコ・メーリ(ガブリエーレ/テノール)シモーネ・ピアッツォラ(パオロ/バリトン)パオロ・ペッキオーリ(ピエトロ/バス)ルカ・カサリン(弩兵隊長/テノール)オレーナ・ハラチコ(アメーリアの侍女/メゾ・ソプラノ)演出]ジョルジョ・ガッリョーネ装置&衣裳]グイード・フィオラート照明]ブルーノ・チュッリ指揮]ダニエレ・カッレガーリパルマ王立歌劇場管弦楽団及び同合唱団2010 年3月23日・25日・28日パルマ王立歌劇場※クラシカジャパンで放送中!**いつのまにかクラシカがHDになっている!むむびっくり!シモン・ボッカネグラは全編美しいメロディが満載で超好みのオペラです。メーリのガブリエーレ・アドルノ、すばらしい~~これが決定版になりそう。ホセ・カレーラスの雰囲気を漂わすまだこの時29か30のはずです。タマールちゃんはドラマチックでアメーリアにぴったりなんですけど時々高音が上がりきっていない。衣装がほんとに美しいなあ~床板も石のはめ込み?風に創っていてゴージャス。このプロダクションは他の歌劇場でもやっているので何度も見たことあるもの。***Related linksTeatro dell'Opera di RomaTOURNÉE - TOKYOOrchestra e Coro del Teatro dell’Opera di RomaTeatro Bunka Kaikan di Tokyo e NHK HALL di TokyoNabuccoDate rappresentazioni: 20, 30 maggio e 1 giugno 2014Direttore: Riccardo MutiMaestro del coro: Roberto GabbianiRegia: Jan_Paul ScarpittaScene: Jan Paul ScarpittaCostumi: Maurizio MillenottiOrchestra e Coro del Teatro dell’Opera di RomaTeatro Bunka Kaikan di TokyoSimon BoccanegraDate delle rappresentazioni: 25, 27, 31 maggio 2014.Direttore: Riccardo MutiOrchestra e Coro del Teatro dell’Opera di Roma.Maestro del coro: Roberto GabbianiRegia: Adrian NobleScene : Dante FerrettiCostumi: Maurizio MillenottiLuci: Alan Burret既報ですが、シモン・ボッカネグラにはガブリエーレ・アドルノ役でフランチェスコ・メーリが出演する予定です。
2013年10月13日
France MusiqueGuillaume Tell de Rossinile samedi 12 octobre 2013 Par Judith Chaine le samedi de 19h00 à 23h00 現地時間日本時間日曜2時~6時Opéra donné le 11 Août 2013 lors du dernier Rossini Festival de Pesaro Amanda Forsythe : Jemmy, Soprano Marina Rebeka : Mathilde, Soprano Veronica Simeoni : Hedwige, Mezzo-soprano Nicola Alaimo : Guillaume Tell, Baryton (voix) Celso Albelo : Ruodi, Fisher, Ténor Simone Alberghini : Melchtal, Baryton-basse (voix) Juan Diego Florez : Arnold Melchtal, Ténor Alessandro Luciano : Rodolphe, Ténor Simon Orfila : Walter Furst, Baryton-basse (voix) Luca Tittoto : Gesler, Basse (voix) Wojtek Gierlach : Leuthold, A Hunter, Basse (voix) Choeur du Teatro Comunale Orchestre du Teatro Comunale de Bologne Dirigé par Michele Mariottiすっごいキャストです~~!!JDFとセルソ揃い踏みとは!アライモ、アルベルギーニ揃い踏みとは!!いや=きのうからベルカント大好きになりました。(単純
2013年10月12日
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Shingo Sudo, baritone as Maometto Secondo 11 Oct. 2013©Shevaibra,courtesy of Shingo Sudo日本ロッシーニ協会定期演奏会2013ロッシーニ作曲:歌劇《マオメット2世》抜粋 (ピアノ伴奏による演奏会形式)2013年10月11日(金)東京・赤坂・紀尾井ホール 主催: 日本ロッシーニ協会天羽明惠(ソプラノ/アンナ)家田紀子(ソプラノ/アンナ)富岡明子(メッゾソプラノ/カルボ)阪口直子(コントラルト/カルボ)中井亮一(テノール/エリッソ)須藤慎吾(バリトン/マオメット2世)工藤翔陽(テノール/コンドゥルミエーロ&セリモ ) 日本ロッシーニ協会合唱団ピアノ:金井紀子解説:水谷彰良Photo link++日本でこれだけのものを聴けるなんて!けしてヨーロッパの歌劇場に劣らぬ歌手陣でした。エリッソの中井さん。期待通り、いや期待以上のでき。Ryoichi Nakai, tenor as Paolo Erisso, 11 Oct. 2013©Shevaibra,courtesy of Ryoichi Nakaiこんなに完璧に美しくアジリタを歌える日本人歌手がいるだろうか?まさにロッシーニ・テノール彼にしてみれば重いロッシーニだったのかもしれませんがリリコ・レッジェーロのはずなのにすごいパワー!高い音のきらめきたるやすさまじい!大変魅力的な歌手です。すっかり魅了されました。この人と須藤さんが同じ舞台で歌っているなんて!まさに贅沢といわずして何?須藤さんはまさに今旬の日本のTOPのVerdi baritoneと言っても過言ではないその彼が楽々とすごいプレゼンスでマオメット!口を開いた途端その圧倒的なお声のサイズにびっくりしますまさに外国人のボイスサイズですザルツで2011年に聞いたクリス・モールトマンもでか声なんですけどそれを思い出しちゃった。でも須藤さんはもっと重いヴィヴラートの少しかかったVerdi baritoneです高音も美しく出るしオールラウンドな声のタイプですよね。VerdiのBaritoneロールならハイバリの役も、なんでもできそうです。もう~酔いました!またオペラの舞台で聴きたいです!カルボとアンナはそれぞれ2人の歌手が交代で演じたのですが皆さんすばらしい!富岡明子さんは美しく抒情的なカルボ、ほんとに聴いていて魅了されました。一方阪口直子さんは迫力あるアルトで、これもこれですごくカルボらしくて良かったです!アンナは天羽さんがもう~うまいのなんの!ほとんど暗譜なさっていて感情を込めて歌うのでやはりオペラの舞台を数踏んでいる人だなと。変幻自在で、役に入り込んでいました。この役は他の役もそうですが相当の難役ですが、彼女でしたので安心して聴けました。家田紀子さんもまた別の魅力ですてきでした。すばらしい歌唱力で、ドレスもヘアスタイルもゴージャスで素敵でした。贅沢な宵でした!コンドゥルミエーロとセリモの工藤さん、リリックテノールで美しい声。これから期待の方です。超若くてアイドル顔です。++男声合唱4人、女声合唱4人+ソリスト、ピアノ指揮者はいない。解説の水谷さん(長身のいい男です)がレチタティーボ以外歌の部分はほぼやりますとおっしゃったので期待高まる。男声合唱4人。いちばんしもて(中央より)のテノール、よい声です。エリッソが皆を参集し意見を聞く。Condulmiero Quando ogni speme è toltaコンドゥルミエーロは消極論。工藤さんハンサムでヒロイックなお声です。カルボは討って出る方向を主張するカルボすばらしいお声の富岡さん。もううっとり。エリッソはカルボの意見を入れるAnna Ah! che invan sul mesto ciglio---- ondeggia il corアンナ(家田さん)の歌唱会話(レチタティーボ)部分はすべてカットされているAnna No, tacer non deggio父が勧める結婚相手カルボアンナ(天羽さん)はついにウベルトという男性と付き合っていると告げるしかしウベルトではなくその男は別人だったらしいErisso Chi sia non so; ma un mentitor fu certo三重唱Conquisa l’anima ここは3人に順番に見せ場のアジリタがありますが中井さんすばらしい~Ma pur la misera - col suo dolorいよいよ本領発揮開始!瞠目です砲撃の音がし、父とカルボは出ていくピアノで砲撃が表現されています。すばらしい。第3場女声合唱アンナどうしたの!?女性たちはイスラム教徒の軍隊に裏切り者が城門を開いたと告げるアンナの祈りGiust ciel, in tal periglioエリッソとカルボが戻ってくるお父様!エリッソ:名誉以外すべて失ったErisso Udir non posso. Udir non posso. Addio.Figlia... mi lascia. mi lascia. エリッソは国のために出陣するとアンナに告げるDal pianto tuo traditala patria non saràここでまたすごいアジリタです!a far le prove estreme d’intrepido valorまだあります!Calbo Mira, signor, quel piantoカルボがせつせつと訴えます美しい三重唱そしてpietàメゾとソプラノの絶妙のハーモニーにうっとりです置き去りにするの?と訴えるアンナにエリッソは短剣を渡します。スピードが増す合唱と重唱。圧巻!第4場男声合唱CoroDal ferro, dal focoいよいよマオメットの登場Maometto Sorgete: in sì bel giorno――si,si, venite ad esultar須藤さん、すごいお声です!第5場エリッソとカルボは捕えられます。会話部分カット。Erisso Giusto ciel, che strazio è questo!マオメット、エリッソ、カルボの三重唱第6場アンナはウベルトと思っていた男が敵の将だったので驚きますa tanto dolor!重唱と合唱アンナはカルボを兄と偽り、父とカルボの命を助けようとしますErisso e Calbo Ah perché fra le spade nemichenon mi trassi a perir disperatoいよいよクライマックス!マオメットは最後の締めの音はオクターブ上げの高音でした。さすが!!第1幕了第2幕天幕の中女声合唱会話部分はありません。Maometto Anna... tu piangi?マオメットはアンナの涙で自分への愛を確信しますしかしマオメットは出陣の時を迎えますアンナに帝国印を渡し身の安全を保証しますCoroA che più tardi ancor?Maometto All’invito generosoマオメットの軍隊を鼓舞するアリア、誠にすばらしいです。第3場場面変わってアンナの母の墓所に逃げ込んだエリッソとカルボErisso Seguimi, o Calboエリッソの歌唱、すばらしいです。パワーに輝き!第1幕よりも増してパワーがアップしているように感じます。カルボはアンナを擁護して歌いますCalbo Non temer: d’un basso affetto富岡さんのアリア瞠目のすばらしさでした。この日一番の拍手喝さいです。墓に来たアンナは帝国印を父に渡し、彼らを逃がします三重唱Anna, Calbo ed ErissoIn questi estremi istanti天国で会いましょう。アンナは死を決意しています。合唱アンナの裏切りを責めますCoro de’ musulmaniEcco la perfida殺しなさい!なぜか殺すことができません。Anna Sì, ferite: il chieggo, il mertoアンナの超絶技巧歌唱に突入!Madre, a te che sull’Empiro大拍手最終場マオメットもう墓にいるとは用意がいいな帝国印を返せ!アンナ:あら夫と父から返してもらわなかったの?マオメット:夫だと!俺を侮辱するのか。アンナは自害し息絶える全幕了。大喝采!お疲れさまでした。++Related linksストーリーはこちら! ロッシーニ・フェスティヴァル マオメット2世 Part 1 Part 2
2013年10月12日
TUTTO VERDI #19『シチリア島の夕べの祈り』 I vespri sicilianiレオ・ヌッチ(モンフォルテ/バリトン)ダニエラ・デッシー(エレナ公女/ソプラノ)ファビオ・アルミリアート(アッリーゴ/テノール)ジャコモ・プレスティア(ジョヴァンニ・ダ・プローチダ/バス)演出・装置・衣裳]ピエル・ルイジ・ピッツィ指揮]マッシモ・ザネッティ演奏]パルマ王立歌劇場管弦楽団及び同合唱団2010年10月13日・17日パルマ王立歌劇場伝統版なのでめっちゃわかりやすい~やっぱ最初はこれだね!読み替え奇想天外演出を最初に見ちゃった(クリストフ・ロイ演出、バリントザボとブルクハルトフリッツの)さっぱりわけわかめだったもんね~あ~そうなのか~と今さら納得。親子のドロドロVerdi 大好き~夫婦の睦み合いが気恥ずかしいけど歌唱は2人ともすんばらしいいヌッチは存在感は抜群だがいわゆる「ずり上げ歌唱」。高い音程に移行する時必ずグリッサードになる。演歌!?気になり始めると全部カウントしてしまう。
2013年10月09日
沼尻竜典さんすっかり魅了されてしまいました~次はヘンツェということらしいんですがいきなしヘンツェはハードル高いな…オールチャイコプロというのがあるんですけど良いかもしれませんびわ湖の死の都も行きたくなってきた~いや行きませんけどね。ジルベスターにニューイヤー売れっ子だなあ…やっぱり竹取ですか…(汗汗ソリストは出ないんでしょうか?合唱組曲??
2013年10月07日
Der Freischütz, conducted by Ryusuke Numajiri with the concert master renowned Werner Hink. 6 Oct. 2013TMPオペラ・プロジェクト第5弾ウェーバーの代表作『魔弾の射手』コンサート形式2013年10月6日(日) 指揮:沼尻竜典コンサートマスター:ヴェルナー・ヒンクオットカール...村松恒矢(*第14期生)クーノー...松中哲平(*第16期生)、アガーテ...立川清子エンヒェン...今野沙知恵(*第14期生)、カスパール...大塚博章マックス...伊藤達人(たつんど)(*第14期生)、隠者...清水那由太キリアン...小林啓倫(*第16期生)ザミエル...ヨズア・バールチュ *新国立劇場オペラ研修所 研修生 栗友会合唱団(合唱)トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(管弦楽)これも今年1、2を争う出色の出来。沼尻さんの牽引素晴らしい!テンポが心地よいアップテンポ目で緊張感が途切れない。コンサート形式なのでまさに沼尻ショー、彼に釘付けでした。マックスを歌った期待の大型テノール伊藤達人さん、大健闘でした。ヘルデンテノール並のパワーと高音の稀有なる美しさ!大変な逸材です。クラウス・フロリアン・フォークトを彷彿とさせる声の煌めき!すばらしかったです。アガーテを歌った立川清子さんもすばらしい声の持ち主。まろやかで魅力的な声でパワーもすごい!やはり次代を担う逸材です。びっくりしたのは隠者の清水さん。最後に出てきておいしいところすべてかっさらっていきました。瞠目のバスです。パワーがすごい。もうぶっ飛んじゃいました。悪役をやらせたら他に抜きん出るものはいない、大塚さん、不気味なカスパール、もううま過ぎですっ!すばらしいパフォーマンスでした。他の歌手も皆さんすばらしく、パワーも充分でした。+++すばらしい音楽体験であった。このホールは木製ですごく響くし、オペラには小さすぎるぐらいの空間。前目の席にいつものくせでしてしまったが2階のセンターの最後列が一番ベストな席だったのかという気がする。そのぐらい小さい。お風呂場の百倍ぐらい響く。最初にマエストロが一人でマイクを持って出てきて解説と宣伝をする。ドイツ語のセリフの部分はすべて字幕で処理したと。さすが英断。わたしもドイツ語のセリフはどうすんだろうと疑問に思っていた。またマエストロ沼尻は現在「かぐや姫」というオペラを作曲中で、来年1月の?日にみなとみらいの大ホールでプレミエとのことです。まだ書いていないそうですが…(!汗日にちは忘れました…大ホールなんて聞いてないよ…と笑いをとります。 (注:オペラシリーズ~みなとみらい流II 沼尻竜典作曲 歌劇「竹取物語」2014/1/18(土) 横浜みなとみらいホール 大ホール (神奈川県) [指揮]沼尻竜典 [演奏]トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ [合唱]栗友会 )TMPの次回公演も宣伝していた。まずは序曲これがもうすばらしい!最初のホルン森林を連想させるそして有名な魔弾のメロディ美しい旋律酔いました終わってもマエストロは振り向かず、拍手はない前方のスクリーンにスターウォーズの最初のスーパーのように宇宙に飛んでく系のスーパーが。歌手の歌の字幕の電光掲示板とは別にこれが各幕前に出てきてストーリーを説明するのです。ザミエルの声の人がドイツ語でしゃべるのが日本語になって出てくるのです。これはわかりやすいです。合唱!すばらしい!一番しもてにいる富農のキリアンが歌う。そのかみてにカスパール。中央にマックス。いちばんかみてにクーノー。キリアンもクーノーもすばらしい声です。マックスは銃の腕が今スランプに陥っている。キリアンにからかわれ、恋人の父クーノーにはプレッシャーをかけられ非常に追い詰められた気持ちだ。あすの腕試しで見事優勝しアガーテと結婚したい。マックスの第一声からもう~すばらしいきらめきのある声!まるで高音はクラウスフロリアンフォークトのようです。カスパールは悩むマックスに森で魔弾を作ることを勧めるカスパールの大塚さんはやはりベテランなのでもう役に入り込んでいて、安定した万全の歌唱で安心して聴いていられます。ちょっとおどけたおもしろい酒飲め音頭みたいな歌は大塚さんにぴったりです。カスパールは思いを寄せていたアガーテをマックスにとられ、マックスを罠にかけようとしているのです。苦悩しているマックスのアリア。すばらしいです。高音の爆発的なサステイン!日本人離れしています。とにかく高い音の伸ばしが美しくてパワフル。沼尻氏が手を下ろして拍手します会場も拍手!会話はすべて割愛され、歌だけで展開します。Triumph! Triumph!カスパールは勝利を歌います。休憩第2幕いよいよアガーテとエンヒェンの登場です。2人の二重唱はまるでモーツァルトを連想させます。エンヒェンは美しく軽やかなソプラノ、にこやかに歌います。エンヒェンのアリエッテアガーテのアリア。重量感のある独特の心地よい声。アルファ波が出てそうな声。すばらしい歌唱に大喝采です。会話はなくいきなりマックスに真夜中に狼谷に行くことを聞かされたシーンから始まります。三重唱はまるでフィデリオみたいです。Leb' wohl! Lebe wohl!全員高い声の三重唱、誠に美しいです。第4場 岩山合唱。前方スクリーンには☆。カスパールがザミエルを呼びますカスパールとザミエルの会話、カスパールは歌いますがザミエルはしゃべっていますカスパールは魔弾を作り始めますEins! Zwei! そででザミエルが繰り返します音楽が高まって行くこのへんの音楽がもうすばらしいです!カール・マリア・フォン・ウエーバー天才ですね。カスパールはSechs! Wehe! 6つ!と叫んでうわあああ~と叫びます!Sieben!ついに魔弾を作ってしまいます。2回目の休憩第3幕アガーテの歌カヴァティーナ、チェロとの競演!沼尻さんが大きく手を旋回させアガーテを牽引します。アガーテは圧倒的パワーを爆発させます。すばらしい!エンヒェンの歌ロマンツェEinst träumte meiner sel'gen Baseおばあさんが怖がった亡霊が実は番犬のネロだったという笑い話を歌う。続いてアリア。ここでヴィオラが歌い出す。すばらしいヴィオラとの競演Holde Freundin zage nicht!沼尻さんは歌が終わるとヴィオラの首席(女性)にも拍手。花嫁の介添え人と女声合唱の歌。Wir winden dir den Jungfernkranz かわいらしく親しみやすいメロディー。沼尻さんは歌手の歌いだしだけではなく、すべてのパートに指示を出す。ヴィオラ、チェロ、コントラバス!会話部分はいっさいありません。いよいよ狩人の合唱これがまた!沼尻ダンスショーでした!踊る踊る!見事でした。口でも歌ってました。合唱が終わってすかさず魔弾が撃たれるダーンという効果音が響く。しかし合唱を聞いた聴衆が拍手していたため音がかぶってしまった。花嫁が撃たれた!しかしアガーテは気がつくここはどこ?エンヒェン:しっかりして!マックスと父は喜ぶ生きてる!今まで陰鬱で悲しい表情に終始していたマックスの伊藤達人さんが初めて笑顔を見せます。カスパール:オレは隠者が彼女のそばにいるのを見たアガーテ:私生きてるのね!カスパールは神を呪いながら死ぬ大塚さんは雛壇を下りて退場するオットカールはマックスを追放しようとする皆が懇願する。だめだだめだだめだ!アガーテはおまえには清らか過ぎる村松恒矢さん、美しいハイバリトンです。おまけにとてもハンサムです。いよいよ隠者の登場ですWer legt auf ihn so strengen Bann! ぶっ飛びましたものすごい声です!!!超重いバス声。うわああ~まるでロイヤルストレートフラッシュのあとにジョーカー来た~~!みたいな感じでうわ~最後の最後に何この声は?という瞠目のパワーと深さ隠者にぴったりすぎるでしょ~~この役をルネ・パーぺとかハンス・ゾーティンが歌ってるだけありますよね。腕試しはもうおやめください重唱となりますWer rein ist von Herzen und schuldlos im Leben大団円お疲れさまでした~大喝采がなかなかやみませんすばらしい音楽でしたありがとうございました。このような魔弾の射手に再び巡り合うことはないでしょう一期一会まさにそういう公演でしたBravi Tutti!!!
2013年10月06日
Pick Up OPERA2013国立音楽大学大学院オペラ公演 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」全2幕 イタリア原語上演/日本語字幕付出演 演出:中村敬一 指揮:阪哲朗 管弦楽:国立音楽大学オーケストラ 合唱:国立音楽大学合唱団 19日 フィオルディリージ:池田史花 ドラベッラ:中川香里 フェルランド:高柳圭 グリエルモ:宮城島康 ドン・アルフォンソ:栗原剛 デスピーナ:三井清夏 20日 フィオルディリージ:西尾友香理 ドラベッラ:岩田真奈 フェルランド:三木佑真 グリエルモ:高田智士 ドン・アルフォンソ:大川博 デスピーナ:宮地江奈2013年10月19日(土)20日(日) 13:15開場 14:00開演国立音楽大学講堂 大ホール大注目バリトン 大川博さんが20日に出演します。
2013年10月06日
Oe1Heute AbendGiacomo Puccini: "La Fanciulla del West"Samstag05. Oktober 201319:00 現地時間日本時間日曜 2時~Minnie: Nina Stemme (sopraan)Dick Johnson: Jonas Kaufmann (tenor) Jack Rance: Tomasz Konieczny (bariton) Jake Wallace: Alessio Arduini (basbariton) Nick: Norbert Ernst (tenor) Ashby: Paolo Rumetz (bas) Sonora: Boaz Daniel (bariton) Bello: Tae-Joong Yang (bariton) Happy: Clemens Unterreiner (bariton) Joe: Carlos Osuna (tenor) Jim Larkens: Il Hong (bas) Trin: Michael Roider (tenor) Harry: Peter Jelosits (tenor) Sid: Hans Peter Kammerer (bariton) José Castro: Alessio Arduini (basbariton) Wowkle: Margarita Gritskova (mezzosopraan) Billy Jackrabbit: Jongmin Park (bas) The Pony Express rider: Wolfram Igor Derntl (4 hrs.)Chor und Orchester der Wiener Staatsoper; Dirigent: Franz Welser MöstLive-Übertragung der Premiere aus der Wiener Staatsoper今晩はカウフマン&シュテンメという垂涎コンビ(売り切れコンビとも言う)の西部の娘です!きょうシュターツオーパのサイトに行ってみたらびっくり!Wienerstaatsoperもついに今秋からライブストリーミングやるんですって!ミュンヘンの真似~~(笑こりゃ楽しみな時代になってきましたね幸せ倍増!概要が10月に発表されるとのこと。待ち遠しいですね。***なんと!フランスムジークはエフゲニー・ニキーチンのオランダ人だ!(JST 2600~)困ったなあ。LE VAISSEAU FANTOME (Der fliegende Holländer), version concertConcert donné le 18 septembre 2013 Au Théâtre des Champs ElyséesEvgeny Nikitin : Le Hollandais, Basse (voix)Franz Josef Selig : Daland, Basse (voix)Emma Vetter : SentaFrank van Aken : ErikAgnes Zwierko : MaryTorsen Hofmman : Le timonier Choeur de Nederlandse Opera Orchestre philharmonique de Rotterdam Dirigé par Yannick Nézet Séguinやっぱりこれだわ~~!***モントリオールではペトレンコがオレステのエレクトラ(JST 2600~)どうせいっちゅうんじゃあもう…Oe1は7tage あるかな?バルトークラジオは甲斐栄次郎さんがメロート(?)のトリスタン! (JST 2600~)うわああ…ストックホルムはフィシェッサーがグルネマンツのパルジファル。(JST 2300~)むむむ…(苦悶KUATでは、今度NNTTフィガロの代役に立ったMarco Vincoがドン・アルフォンソのコジ!フェッランドがデムーロさんなんです。(JST 2800~)***日曜日の真夜中(月曜の朝)ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場ヴォツェック(2回目の上演)の映像付きライブストリーミングがあります。Simon Keenlyside の Wozzeck!困った時間帯だわん。NNTTのヴォツェックに出る人(サドニク)もいるし、同じ演出なので(すでに日本ではTV放送されているクリーゲンブルク版)見たいけど多分寝落ち確定パターソ(笑WozzeckKoproduktion mit dem New National Theatre Tokyo NationaltheaterSonntag, 6. Oktober 201319.00 - ca. 20.45 Uhr 現地時間日本時間26時Dauer: 1 Stunde 45 Minuten (keine Pause)Musikalische Leitung Lothar KoenigsInszenierung Andreas KriegenburgBühne Harald B. ThorKostüme Andrea SchraadLicht Stefan BolligerChoreographie Zenta HaerterChor Sören EckhoffDramaturgie Miron HakenbeckWozzeck Simon KeenlysideTambourmajor Roman SadnikAndres Kevin ConnersHauptmann Wolfgang Ablinger-SperrhackeDoktor Wolfgang Bankl1. Handwerksbursche Scott Wilde2. Handwerksbursche Matthew GrillsDer Narr Dean PowerMarie Angela DenokeMargret Heike GrötzingerBayerisches Staatsorchester Chor der Bayerischen Staatsoper
2013年10月05日

彩の国さいたま寄席 四季彩亭 ~若手落語家競演会柳家三三 (さんざ)隅田川馬石 古今亭文菊 桂 宮治春風亭 昇也2013年10月4日(金) 開演19:00 会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール きょうは人生初の落語でした!柳家三三 (さんざ)さんを聞きたくて行ったのですやっぱりうまいですね~~ますますファンになってしまいます。客の年齢層、すごく高いですほぼほぼ、おじいちゃんおばあちゃんばっかし。会場は落語にぴったりの大きさだと思いました。
2013年10月04日
ワーグナー ガラ・コンサートフィリップ・オーギャン指揮 NHK交響楽団2013年10月2日東京・渋谷・NHKホール「舞台神聖祭典劇“パルシファル”から前奏曲」 “役立つのはただ一つの武器” サイモン・オニール「楽劇“トリスタンとイゾルデ”から 前奏曲と愛の死」 エヴァ・ヨハンソン 休憩「楽劇“神々のたそがれ”から“夜明け”」 “あなたの新しい働きを”」 エヴァ・ヨハンソン サイモン・オニール “ジークフリートのラインの旅”」 “ブリュンヒルデよ、神聖な花嫁よ”」ワーグナー作曲 サイモン・オニール “ジークフリートの葬送行進曲” “ブリュンヒルデの自己犠牲” エヴァ・ヨハンソン Link to Set listすごかったです、N響!もう〜大感動です。エヴァ・ヨハンソンのブリュンヒルデ最高でした。サイモン・オニールもすばらしい。オーギャンの指揮も素晴らしかったです。特に神々の黄昏が特筆すべき出来。ワーグナーイヤーにこのかみたそを聴けてよかった。どうせだったらコンサート形式で全幕やれば良かったのに。このコンサートは 11月3日(日・祝)午後9時から Eテレ「クラシック音楽館」で放送されます。めちゃんこ楽しみでっす!!***コンマスはまろ、こと篠崎史紀(しのざき ふみのり)さんです。彼が出てくると拍手が激しくなったので客席を見ずにチューニングします。空気読んでます。パルジファル 前奏曲はやはり、テンポ遅いです。ガッティのを聴いちゃってるとなというのはありますけどガッティも遅いですハーディングもめっちゃ遅いです。でもハーディングのは勘弁して!という遅さ。パルジファルはすべて切れ目なく演奏されます前奏曲の後にクリングゾールの動機が演奏されそして最後の最後のパルジファルが聖槍を持って現れるシーンに移行しますまさに時間が空間になる、でしたっけ?タイムワープ。サイモン・オニールもちろん楽譜台も楽譜もなしです。彼のパルジファルは初めて聴いたと思いますが、金属的な高い声です。ふ~んそうかあ~と思って聴いていました。トリスタンの前奏曲と愛の死はN響が演奏し慣れているなというのが如実でした。美し過ぎる!エヴァ・ヨハンソンのイゾルデ、よかったです。イメージとしては彼女も金属的な高い声なのでイゾルデ?というのはありますけどやはりワグネリアン・ソプラノですから圧倒的です。もちろん暗譜で譜面台もありません。そしていよいよ神々の黄昏。自然と顔がにやけてしまいます。これを聴いちゃうとやっぱりワーグナーの最高傑作は神々の黄昏かな?と思ってしまいます。それほどすごい演奏でした。指揮者のしもて側に赤と白の椅子が二脚並べられ、2人が座りますなんと立ち上がる時に手をつないで立ち上がり、サイモンがエヴァを送り出します2人の二重唱はそれはそれはもう世界最高峰レベル!これぞブリュンヒルデとジークフリート!という圧倒的な声量とパワー!まさに咆哮!2人は歌い終わると片手をつなぎついで向かい合って両手をつなぎます見つめ合いブリュンヒルデがジークフリートの両頬を手ではさみますジークフリートは顔を近づけおでことおでこをくっつけますなんて愛のあふれた2人でしょうか!ここまでやってくれるからサイモン好きです!ジークフリートのライン下りもそれはそれはそれはすばらしかったです!神々の黄昏も切れ目なく演奏されいったんはけたサイモンが戻ってきますHeilige braut---!ジークフリートは死んでも退場せず椅子に座っていますこういうとこさすがですサイモンジークフリートの葬送も、もう!ありえないほどすばらしかったです!そしていよいよブリュンヒルデが絶唱のために戻ってきますサイモンはじっと見つめていますエヴァ・ヨハンソン、自己犠牲!それはそれはすばらしかったです!やっぱり彼女はブリュンヒルデです。まじすごいパワー。これでこそブリュンヒルデです。そしてすべてが崩壊しライン川の水がなだれこんできて水の下にすべてが沈みますラインの乙女たちがラインの黄金を取り戻しますその光景が目に浮かびます昨年の夏ミュンヘンで見た神々の黄昏をずっと思い出していました。昨年の夏は放心状態になり、まさにこれを聴いちゃうとあとはバイロイトしかない、とまじ思いました。まさに究極。これはそういう作品です。N響神がかりでした。世界に誇る日本のオケです!Bravi!お疲れさまでした。感動をありがとうございました。来年の春祭、めちゃんこ楽しみでっす!!
2013年10月02日
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