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出版なんでも相談室(印税は売れた分だけ払われるの?)前回、印税のことを取り上げたら、またご質問が寄せられました。それは、こんなご質問です。「印税って、本が売れた分だけ払われるのですか?」要するに、売れた册数分の印税が払われて、売れなかった分の印税は払われないのでは?というご質問です。これはとんだ誤解です。印税というのは、売れた分だけ払われるのではなく、印刷された分が払われるのです。たとえば、初版で5000部印刷したら、それが売れようが売れまいが、ちゃんと5000册分の印税が払われるということです。もし、「売れた分だけ払います」という出版社があったら、少し疑ってかかったほうがよいでしょう。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月31日
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出版なんでも相談室(印税の支払いは、こうなっている)前回、印税の計算方法のことを取り上げましたところ、「印税の支払いはどうなっているのですか?」というご質問が寄せられました。印税の支払い方法は銀行振り込みです。支払い時期は出版社によってかなり異なり、発刊後1~5か月後とまちまちです。ただ、発刊した月の2か月後に振り込みというケースが多いです。ですから、たとえば9月に発刊したら、11月に振り込まれることになります。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月31日
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出版なんでも相談室(印税の計算はこんなに簡単)「印税の計算って、どうなっているんだろう?」このように疑問に思う方は多いはずです。印税の計算はいたって単純で、次のようになっています。印税=販売価格×発行部数×印税率いま、販売価格が1500円、初版の発行部数が5000部、印税率が8%とします。すると、初版の印税は、1500円×5000部×8%=60万円となります。ただし、ここから税金が10%引かれますので、手取りは54万円となります。ですから、当方のサポートをすべて受けても、初版の印税だけで全額回収できます。要するに、著者は1円も負担せずにメジャーの出版を実現できるということです。(すみません。宣伝してしまって)ちなみに、出版業界の人からは「畑田さん、それじゃボランティアだよ。もっと値上げしなよ」と耳にタコができるほど言われ続けています。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月30日
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出版なんでも相談室(手書きの原稿でもだいじょうぶ?)ごく稀にではありますが、「手書きの原稿ではダメですか?」というお問い合わせが寄せられます。最近では原稿を手書きにする人は少なくなりましたが、まったくいない、というわけではありません。事実、当方の塾生の中にも、何人か原稿を手書きにした人がいました。結論から申し上げますと、手書きの原稿でもだいじょうぶです。出版社はちゃんと受けつけてくれます。ただし、きちんと原稿用紙に書いてください。レポート用紙やまっさらな紙に書いたら、非常識と思われてしまいます。それと、手書きの原稿の場合、印税率がやや低くなることがあります。出版社は手書きの原稿を業者に依頼して、打ち直さなくてはならないからです。その費用を差し引かれるため、その分、印税率は下がるということです。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月28日
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出版なんでも相談室(本を出版するにはどれくらいの原稿が必要?)よくこんなご質問も寄せられます。「1册の本にするためには、どのくらいの分量の原稿を書けばいいんですか?」はじめて原稿を執筆される方にとっては、気になるところだと思います。本の種類にもよりますが、一般に1册の単行本にするためには、400字詰めの原稿用紙で300枚程度の原稿が必要です。(この中にはイラストや図表も含まれています)A4サイズの原稿にすれば、100ページ前後といったところです。この分量を多いと感じるか少ないと感じるかは、人それぞれでしょうが、はじめて原稿を書く方にとっては、多いと感じる方のほうが多いと思います。でも、自分の企画を原稿にするというのは、けっこう楽しいものですよ。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月27日
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出版なんでも相談室(「畑田さんはどの出版社に勤務していたのですか?」)昨日のブログに対するお問い合わせがたくさん寄せられました。一般人の企画を受付けていない出版社を個別にお答えさせていただきましたが、参考にしていただければ幸いです。それと、こんなご質問も寄せられました。「畑田さんがお勤めになっていた出版社はどこですか?」出版社の編集者にお会いしたり、セミナーをしたりしても、必ずこの質問を受けます。私が出版関係の仕事をしているので、こうしたご質問はごもっともだと思います。実は、私は出版社に勤務したことはありません。ついでと言ってはなんですが、このことに関連することを少し述べさせていただきます。意外に思うかもしれませんが、出版社に勤務した経験がないからこそ、塾生の企画の80%を出版することができたのです。出版社には毎月たくさんの企画が寄せられます。それを見た編集者は「この企画はダメ、これもダメ」とふるいにかけます。たとえは悪いかもしれませんが、下から上がってくる企画を、上からたたいて落としているわけで、いわば「モグラたたきゲーム」のようなことをしているのです。実は、ここに大きな問題があります。編集者は送られてきた企画書には、その企画の内容がすべて表れているという前提で企画書に目を通すのです。しかし、現実にはそのようなことはほとんどありません。当方にはいろいろな企画書が寄せられますが、はっきり申し上げまして、そのままの形で出版社にアピールできる企画書は1つもありません。ところが、送られてきた企画書に『じっくり』目を通すと、そこには「光る何かがある」と感じることが多いのです。問題はここからです。私は企画書を寄せられた方に対し、必ず企画の細部について質問しています。すると、それまで埋もれて見えなかった企画の良さが浮き彫りになってくるのです。実は、企画の立案者自身にも自分の企画の良さが見えていないことが多いのです。そのため、私とメールでコミュニケーションをとるにつれて、「自分の思いがはっきりしてきました」とか、「読者に伝えたいことが明確になってきました」とよく言われます。私は、最初に送られてきた企画書には、企画の良さは十分に表れていないという前提で読ませていただいております。(もっとはっきり言えば、企画の30%くらいしか表れていないと思っております)しかし、企画の立案者に何度も質問することで、企画の良さが見えてききます。そして、それを新たに企画書に作り直すことで、80%の成功率を実現してきました。ただ残念ながら、出版社の編集者は、「送られてきた企画書にはすべてが表れている」という前提で目を通します。だから、立案者に質問もせずに、企画を落としてしまうのです。出版社の編集者が「モグラたたきゲーム方式」であるとすれば、私のやり方は、「下からおしりを持ち上げる方式」と言えると思います。「下からおしりを持ち上げる方式」ができたのは、私が出版社に勤務した経験がなかったからだと思っています。もし出版社に勤務したことがあれば、おそらく私も「モグラたたきゲーム方式」で企画書を見ていたはずです。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月26日
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出版なんでも相談室(出版社は一般人の企画を受けつけてくれるのか?)このブログの読者から、こんなご質問を受けました。「出版社は一般人の企画を受けつけてくれるのですか?」結論から申し上げますと、受けつけてくれます。ただ、そのことをあまり大っぴらにしていないので、知られていないだけです。大っぴらに募集しているのは、共同出版や自費出版専門の会社だけです。とはいえ、一般人の企画を受けつけていない出版社もあります。社名はブログ上で公表することはできませんが、もし気になる方がいらしたら、メールをお送りください。個別にそっとお教えいたします。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月25日
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出版なんでも相談室(出版社には原稿の原紙を送るな)出版社に原稿を送る際に、出版社から「メールで送ってください」と言われたら、メールで送るようにしてください。注意すべきは、原稿そのものを郵送する場合です。出版社に原稿を郵送する場合は、かならず原稿の「コピー」を送るようにしてください。よく「コピーを送るのは失礼だ。やはり原紙を送らないと」と律儀に考える人がいるのですが、その姿勢は大切であるものの、編集者はけっこう嫌がるので要注意です。原紙を送った場合、編集者は「もし破損したり紛失したら」とプレッシャーを感じるものです。編集者が原稿を粗末に扱うことはありませんが、それでも万が一のことを考えると不安になるものです。ですから、出版社に原稿を郵送する際には、必ずコピーを送るようにしてください。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月24日
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出版なんでも相談室(「原稿が先」方式の意外な落とし穴)前回お話したように、「原稿が先」方式には二度手間になる可能性があります。このことが「原稿が先」方式の欠点の1つになっていますが、実は、そのほかにも意外な欠点があります。それは、編集者が意見を言いにくくなることです。企画書だけ見せるのであれば、編集者は見込みがあれば、「ココはこう変えて、●●について踏み込めば、おもしろい企画になるかも」などと考えてくれますが、すでに原稿が完成してしまっていると、そのように考えてくれなくなることがあります。完成原稿を目の前にすると、編集者はおそらく「大幅な修正はムリ」と暗黙のうちに思ってしまうのでしょう。ですから、先に企画書だけ作成し、それを出版社に見てもらい、いろいろな意見を言ってもらったあとで、原稿を書くことをお勧めします。とはいえ、先に原稿を書いておき、企画書を送って出版社から声がかかったときに、すぐに原稿を読んでもらいたいと思う方もいるはずです。実は、出版社に原稿を送る際に注意すべきことがあります。次回はそのことについてお話します。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月23日
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出版なんでも相談室(「原稿が先」方式だと、修正するのがチョット・・・)前回お話したように、「原稿が先」方式には、時間と労力を要するという欠点がありますが、そのほかに欠点があります。それは、修正するのがむずかしいという欠点です。企画書を出版社に送って声がかかっても、企画がそのままの形で採用されることは少なく、何らかの修正を求められるケースが多いのです。たとえば「●●の項目を含めて書いてほしい」とか、「▲▲について、もっと別の角度から書いてほしい」といった具合です。このように要求されたとき、すでに原稿を書き上げていると、修正にかなりの時間と労力を要し、二度手間になる可能性があります。この点でも「原稿が先」方式は不利になります。これに対し、最初に企画書だけを作るのであれば、出版社から何らかの要求があっても、それにもとづいて原稿を書けばよいので、二度手間になることはありません。実は、ほかにもまだ欠点があります。それを次回お話します。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月23日
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出版なんでも相談室(「原稿が先」方式だと、時間と労力が・・・)前回、「原稿が先」方式は、「企画書が先」方式に比べて、スピードの面で勝ると言いました。要するに、出版社から「原稿はできていますか?」と聞かれたときに、間髪を入れず原稿を送ることができる、ということです。しかし、「原稿が先」方式には欠点もあります。それは「時間」と「労力」がかかることです。原稿を最後まで書き上げるには、相当の時間と労力を要します。書き上げた原稿が出版社に採用されればよいのですが、このブログで取り上げましたように、通常、採用される確率は1%未満ときわめて低いのが現実です。すると、原稿を書き上げるまでに費やした時間と労力がムダになります。これに対し、企画書を作成するには、それほど時間も労力もかかりません。ですから、企画書を出版社に送って採用されなかったとしても、それほど大きなダメージを受けなくてすみます。実は、「原稿が先」方式には、ほかにも欠点があります。次回はこの点について触れたいと思います。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月21日
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出版なんでも相談室(「企画書が先」方式がうまくいったワケ)前回のブログで、当方では現在、「企画書が先、原稿があと」方式を採用していると言いましいた。要するに、先に企画書を作成し、それを出版社に送って企画が採用されたら原稿を書きはじめる、ということです。では、「原稿が先」方式がダメなのかというと、決してそのようなことはありません。ここでご注意いただきたいのは、いくら「原稿が先」とはいえ、出版社には、まずは企画書を送るという点です。つまり、先に原稿を書き上げておいて、そのあとで企画書を作成し、それを出版社に送るということです。いきなり原稿そのものを出版社に送りつけるということではありませんので、この点にはご注意ください。さて、先に原稿を書き上げておいて、そのうえで企画書を作成し、それを出版社に送って、出版社が関心を示したら、電話かメールで連絡がきます。そのとき聞かれることは、「原稿はできていますか?」です。「原稿が先」方式であれば、間髪入れず「はい、できています」と言って、出版社に送ることができます。しかし、原稿をまだ書いていなかったら、それができません。このように、「原稿が先」方式はスピードの点で勝るのです。しかし、「原稿が先」方式には、欠点もあります。次回はこの点について見てみましょう。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月20日
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出版なんでも相談室(「企画書が先」方式がうまくいったワケ)前回、出版塾の方式を「原稿が先、企画書があと」方式から、「企画書が先、原稿があと」方式に変えたと言いました。この結果、途中で挫折する塾生が極端に減り、多くの出版実績を残すことができました。いきなり1册分の原稿を書き上げるのは大変です。ましてや、出版社に採用されるかどうかもわからない段階で執筆するとなればなおさらです。これに対し、企画書の作成は原稿の執筆に比べれば、時間も労力もそれほどかかりません。なにせ、企画書はAサイズの原稿2枚程度にまとめればよいのですから。塾生の企画書が完成したら、次は、それを私が指示した出版社に郵送するか、あるいは私がツテのある出版社に紹介しますが、そうして企画が採用されたら、いよいよ執筆に取りかかります。すると、どうでしょう。それまで途中で挫折していた塾生が、スイスイと原稿を書き進めていきます。それもそのはずです。出版社に企画が採用されたあとですので、やる気が全然ちがいます。このように、現在では「企画書が先」方式を採用していますが、だからといって「原稿が先」方式が悪いということではありません。両者には一長一短があるのです。次回はこの点について見てみましょう。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月20日
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出版なんでも相談室(原稿が先か、企画書が先か?)自分の本を出版しようとする際に、迷うことがあります。それは、原稿が先か、企画書が先かという問題です。要するに、先に原稿を書き上げてから企画書を作成するのか、企画書を先に作成して、出版社から声がかかってから原稿を書くのか、ということです。私自身は「原稿が先、企画書があと」方式で出版してきました。そのため、出版塾を開設した当初も、その方式を塾生に勧めていました。ところが、です。これがとんだ失敗でした。塾生にとっては、出版社に採用されるかどうかもわからないうちに、最後まで原稿を書き上げるのは大変だったのです。はじめのうちは情熱をもって書き進めるものの、1、 2か月もすると、最初の決意はどこかにいき、徐々に筆が遅れはじめ、最後はギブアップです。こうして、出版塾開設後しばらくはまったく出版実績が残せませんでした。今振り返ると、とても苦い思い出です。そこで、考え方を変え、「企画書が先、原稿があと」方式にしました。その結果、どうなったか。次回はこの点に触れたいと思います。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月19日
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出版なんでも相談室(私が雑誌社の取材を断ったワケ) ある日、雑誌社から突然こんな電話が入りました。「私は●●出版の○○と申します。 実は幣誌の7月号で、『編集者とのコミュニケーション』について特集いたします。 つきましては、このテーマに関して取材を させていただきたいのですが、いかがでしょうか?」「編集者とのコミュニケーションですか?」「はい、出版社に企画を売り込む際には、 立案者が編集者とうまくコミュニケーションをとって、 企画を『アピール』することが大切だと思います。 畑田さんの出版塾では塾生の80%が出版を はたしているとうかがいましたが、 そこには『アピールするツボ』があるのではないかと思います。 その点についてお話をうかがいたいのですが」「そうですか。 実は編集者とはコミュニケーションを『とらない』ことが 大切なんですが」「えっ、コミュニケーションをとらないんですか?」「そうです。 当方の塾生の企画が採用されてきた最大のポイントは、 編集者とコミュニケーションをとらないことにあります。 ましてや『アピール』するなどもってのほかで、 仮に塾生が編集者と面談する機会があったとしても、 私は『絶対に企画をアピールしてはいけない』 とアドバイスしております」「はあ? ということはプレゼンもされないわけですね?」「プレゼンなど論外で、そんなことをするから、 企画がなかなか採用してもらえないのです。 いずれにしましても、 貴誌の特集テーマと当方のやり方は正反対なので、 取材を受けさせていただいてもご期待にはそえないと思いますが」「たしかに、アピールしないということであれば、 今回の特集テーマにはマッチしませんね」「せっかくお声をかけていただいたのに申し訳ありません」「いいえ、また別の機会がございましたら、そのときはよろしくお願いいたし ます」 こうして電話は終わりました。 この雑誌社の方が言ったように、 一見すると企画を売り込む際には「アピール」することが大切であるように思えます。 しかし、実際はアピールするから売り込みに失敗するのです。 そして、多くの方がこのことに気づいていません。 こうしてチャンスが逃げていきます。 ちなみに、先の雑誌社からの電話を切ったあと、 1時間後に再び電話があり、こう言われました。「実は、先ほどのお電話のあとで、 上司に畑田さんの話をお伝えしたところ、『面白そうだから取材しろ』と言われました。 アピールしないで売り込む方法について お聞かせいただければ幸いです」 こうして最終的には取材を受けさせていただくことになりました。 その記事は月刊「編集会議」の7月号に掲載されました。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月17日
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出版なんでも相談室(すごい経験や実績でなくてもだいじょうぶ)前回、出版社に採用される企画を立てるには、『経験と実績』が必要であるとお伝えしました。このように言うと、おそらく多くの方が、「すごい経験と実績がないとダメだ」と思うことでしょう。たしかに、すごい経験と実績があって、それをもとに企画を立てれば、説得力のある企画になるでしょう。事実、当方の塾生のなかには、他人がマネできないような経験と実績をもつ人もいます。しかし、あまり大きな声では言えませんが、それほどでもない経験や実績しかもっていない塾生もいます。でも、ちゃんと出版をはたしています。必ずしもすごい経験や実績がなくても、出版社の心を動かすような企画を立てることができるのです。大切なことは、経験や実績がすごいかどうかではなく、企画の内容が、経験や実績にもとづいているかどうかです。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月17日
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出版なんでも相談室(どんな企画が出版社に採用されるのか?)よく、こんなご質問が寄せられます。「どんな企画が出版社に採用されるのでしょうか?」みなさんはどう思われますか?「時流にのったテーマ」「意外性を感じさせるテーマ」「斬新な切り口のテーマ」「類書と差別化された内容」こんな答を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。どれも正解です。しかし、採用されるかどうかを、もっと簡単に見分ける方法があります。それは、『経験と実績』です。経験と実績に裏打ちされた企画が採用されるのです。このことは確信をもって言い切れます。当方の塾生の本には、時流にのったテーマの本もあれば、意外性や斬新性を感じさせる本もありますし、類書と十分に差別化された本もあります。このように、それぞれ特徴があるわけですが、実は、彼らの本には共通点があります。それは『経験と実績』に裏打ちされているという共通点です。もっとはっきり言えば、経験と実績さえあれば、時流にのっていなくとも、意外性や斬新性がなくても、類書と十分に差別化されていなくても、出版社に採用されるような企画は立てられるのです。私は、実社会で5年以上、何かに真剣に取り組まれてきた方には、「書ける何か」をもっている可能性が高いと思っています。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月16日
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出版なんでも相談室(出版社にコネは通用しない)当方にお問い合わせをされる方のなかには、こんなことを言う方もあります。「畑田さんのサポートを受ける前に、出版社にコネのある知人がいるので、まずはその知人にお願いしようと思います」そのようなとき、私は必ず「はい、どうぞ」と言っています。では、その結果はどうかというと、残念ながら採用されません。それどころか、コネを使ったにもかかわらず、何の返事ももらえないことさえ多々あります。出版社にコネがあれば採用されるという考え方は、根本的にまちがっています。出版社の人間は、それほど甘くありません。「あの人の知人の企画だから採用しよう」などとは考えません。あくまでも企画の内容がすべてです。私が当方の塾生の企画を出版社に紹介し、それによって出版された本はたくさんあります。しかし、それはコネが効いたからではありません。私が紹介したから採用されたのではなく、きちんとした企画書を作成し、それを出版社に見せたからです。「畑田さんのコネで、出版社に売り込んでください」というご相談も受けますが、そのようなときは、こう言います。「まずきちんとした企画書を作りましょう」と。企画書ができていないと、出版社に紹介のしようがないからです。話がそれてしまいましたが、要は、コネを使って出版しようとしてもムダということです。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月15日
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出版なんでも相談室(ペンネームを使ってよいとき、悪いとき)これまでお伝えしてきましたように、ペンネームで出版することは可能です。ただし、ぜひご注意いただきたいことがあります。それは、ペンネームが使えるのは、あくまでも出版社に企画が採用されたあと、ということです。採用される前、すなわち企画書を出版社に送る際には、本名を使ってください。企画書を送るということは、「この企画をご審査ください」とお願いするということです。この段階でペンネームを使うことは御法度です。出版社にペンネームを示したり、ペンネームの使用を打診したりするのは、必ず企画が採用されてからにしてください。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月14日
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出版なんでも相談室(こんなペンネーム、信じられます?)当方はネット上でご質問やご相談を受けていますが、なかには匿名でメールを送られてくる方もありますし、ペンネームなどの偽名で送られてくる方もあります。このこと自体はなんら問題ありません。ネット上ではよくあることです。ですから、まったく気になりません。ところが、なかには「えっ?」と思うようなペンネームでメールを送ってくる方がいます。しかも、そのペンネームで出版社にもアプローチしているのです。たとえば、こんなペンネームです。「戸田礼 杉男」なんと読むと思います?「へたれ すぎお」です。「屁をたれすぎた」などというペンネームで出版社にアプローチしたら、ふざけていると思われて、まったく相手にされないでしょう。一番驚いたのは、このペンネームです。「珍 宝恵」なんと読むかはすぐに想像できましたが、念のためにたずねたら、案の定、「ちん ほうけい」でした。ちなみに、珍さんは純然たる日本人です。こんなペンネームを使ったら、誰も相手にはしてくれないでしょう。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月13日
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出版なんでも相談室(ペンネームを使って出版できる?)「ペンネームを使って出版することはできますか?」こんなご質問も寄せられます。「一般人がペンネームを使ったら、出版社から生意気に思われるんじゃないですか?」というわけです。だいじょうぶです。出版社にペンネームを使いたい旨を伝えれば、いとも簡単にOKしてもらえます。ただ、本のテーマのイメージにあわないペンネームの場合、変更を求められることがあります。たとえば、当方の塾生でこんな人がいました。その塾生は、若手サラリーマンを対象としたテーマの本を書いたのですが、その際に「大河内 伝八郎」(おおこうち でんぱちろう)というペンネームを使おうとしました。すると、出版社から「待った」がかかりました。「若手サラリーマンが読む本なので、もっと若々しいペンネームにしてください」とのことでした。そもそも、今どき「でんぱちろう」などという名前を使う人はいませんし、そんなペンネームを使ったら、ヨボヨボのじいさんが書いたように感じられます。(ちなみに、この塾生は30代なかばです)「そんな変なペンネームを使う人がいるの?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、もっとすごい(ひどい)例もあるんです。次回はそれをご紹介します。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾塾長の顔写真と出版塾の新聞記事】http://www.bestmm.jp/kizi.htm【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月12日
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出版なんでも相談室(自分のメルマガ・ブログを本にしたい! でも、・・・)メルマガやブログを発行している人のなかには、「いつかそれを本にしてみたい」と考える人が多いようです。事実、私が昨年実施したアンケートでは、実に80%ものメルマガ発行者が出版を意識していました。ところが、出版に向けた取り組みは、というと、なんと、ほとんどの発行者が何もしていません。たんに出版社から声がかかるのを待っているだけです。はっきり言いますが、それでは出版が実現することはありません。出版を実現したいのなら、待っていてはいけません。こちらからアプローチしないと。そこで、メルマガやブログを出版したい人のために、新たなブログを立ち上げました。このページの左端に「ブックマーク」という欄があります。そのなかに「メルマガ・ブログを本にしたい人のために」という項目がありますので、そこをクリックしていただくと、新しいブログをご覧いただけます。なお、その下には「出版塾塾長の『顔写真』と『新聞記事』という項目がありますが、そこをクリックしていただくと、私の顔写真があります。お手すきのときのでもご覧いただければ幸いです。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月11日
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出版なんでも相談室(塾生の本ってどんな本?)(冒頭)前回のブログをお読みになられた方から、「塾生の本を教えてください」というお問い合わせがメールで寄せられました。最初は個別に対応させていただいていたのですが、その後、何件も同じお問い合わせが寄せられましたので、今回は、この2年間で出版された塾生の本を紹介させていただきます。【塾生の本】(一例です) 「キャリアデザイン発想法」(山口勇著:経済界) 「携帯メールがお客をつかんで放さない」(中薗毅著:総合法令出版) 「月1千万円稼げるネットショップ『儲け』の秘訣」(勝吉章著:ナツメ社) 「パソコン1つで年収数千万円稼ぐ私のネタ帳」(えんどうみちたか著:あ っぷる出版社) 「売れっ娘ホステスの育て方」(難波義行著:こう書房) 「はじめよう!小さな不動産屋」(今井学著:同文舘出版) 「サラリーマンでもできる儲かるアパート経営」(今井学著:ぱる出版) 「飲食ビジネスを成功させる46の逆転法則」(佐野裕二著:日本能率協会 マネジメントセンター) 「あなたの適職が90分でわかる魔法の質問50」(瀧本新著:同文舘出版) 「中国に留学して夢をかなえる」(萬里紅著:中経出版) 「オーガズム入門」(齋藤翔著:データハウス) 「なぜ、リクルートは強い人材を輩出できるのか」(野田荘一著:実業之日 本社) 「権限のない社員が会社を変える」(藤原雄一郎著:インターワーク出版) 「ホスピタリティマインド」(高畑吉宏著:成甲書房) 「小さな会社のお金の借り方教えます」(石橋知也著:あさ出版) 「うつ病からの生還」(井口英治著:はまの出版) 「家計『やりくり力』養成講座 劇的にあなたを貯金体質に変える!」(早 乙女ゆうこ著:PHP研究所) 「アトピーは中医学と薬膳で治す」(植松光子著:二見書房) 「ココを学ぼう 店長としての基本」(矢崎公久著:すばる舎) 「問題社員はこうしてなおせ!」(小山一郎著:経営書院) 「道具としてのファイナンス」(石野雄一著:日本実業出版社) 「一戸建て住宅を買うときの必須知識」(玉田まさひろ著:ぱる出版) 「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版) 「知らずに差をつける! 絶対成功する営業術」(渡瀬謙著:日本文芸社) 「普通の人が会社から嫌われるほど売れるようになる営業術」(片桐健著: ソフトバンククリエイティブ) 「35才、サラリーマン夫婦が5000万円の資産をつくる方法」(山本耕 平著:アスカ・エフ・プロダクツ) 「絶対に失敗しない中古住宅の売り方・買い方」(今井学著:ぱる出版) 「アメリカ発 インターネットで儲ける教科書」(礒一明著:ナツメ社) 「覆面調査員が明かす繁盛店の極秘ノウハウ」(本多正克著:すばる舎) 「人材紹介のプロが教える望み通りの仕事をつかむ人の共通点」(蛭田敬子 著:PHP研究所) 「奇跡を生む営業スタイルの作り方教えます」(増田康彦著:技術評論社) 「好印象な人に変わる本」(服部彩香著:中経出版) 「足道養生法-自分でできる症例別完全ガイド」(長澤陽著:創元社) 「顔の見せ方つくり方」(服部彩香著:あさ出版) 「定年起業~定年後を、楽しく過ごすために!~」(長崎順一著:旭屋出版) 「ミステリーショッパー・マーケティング」(本多正克著:あさ出版) 「不滅のハローワーク」(八汐田藍著:教育評論社) 「ネット・コーチングで開業しよう!」(杉本良明著:同文舘出版) 「ミッション・コミュニケーション」(青木毅著:あさ出版) 「イメージ禁煙法」(伊豆蔵潤一著:総合法令出版) 「訪問しないで3倍売れる!~トップ1%営業マンの『がんばらない』戦略」 (八木猛著:WAVE出版) 「理詰めのトレンド予測」(森田洋一著:秀和システム) 「見た目が10歳若返る7つの方法」(服部彩香著:中経出版) 「プロフェッショナルマネジャーになるための50の技法」(前田隆敏著: 明日香出版社) 「マンション&不動産投資であなたもプチセレブ!」(松真理子著 角川S Sコミュニケーションズ)そのほかに、以下の出版社で採用が決まっており、現在原稿を執筆中です。あさ出版廣済堂弘文堂すばる舎はまの出版教育評論社同文舘出版日本評論社自由国民社マキノ出版彰国社かもがわ出版秀和システム経済界日本実業出版ぱる出版【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月10日
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出版なんでも相談室(出版塾の塾生って、どんな人?)当方に寄せられるご質問のほとんどは、出版に関する内容です。しかし、たまにこんなご質問も寄せられます。「出版塾の塾生って、どんな人たちですか?」まず、年齢層ですが、もっとも多いのは40代です。次に50代と30代です。性別では男性70%、女性30%です。出版塾をはじめたころは、ほとんどが男性だったのですが、ここ1、2年で、女性が急激に増えています。地域では大阪の塾生が一番多いです。次いで東京です。ちなみに大阪の方はとても熱心で、メールで問い合わせるだけでなく、わざわざ東京まで会いにこられます。おそらく、メールだけでは信用できず、実際に私という人間を見たい、ということだと思いますが、一度お会いして納得されたあとの行動は迅速です。また、出版への取り組みも、とても熱心です。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月09日
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出版なんでも相談室(「売れる」「当たる」「ヒットする」がダメなワケ)前回、「売れる」「当たる」「ヒットする」と書いた企画書は出版社にアピールするどころか、逆効果だといいました。なぜでしょうか?このことは、出版社の編集者の気持ちを考えればわかります。出版社の編集者というのはこれまでに多くの出版企画を手がけてきました。いわば「企画のプロ」です。そのプロに向かって、本を1册も出したことのない出版の素人が、「この企画は売れます」「ヒットします」と言ったら、どう思うでしょうか?「そうですか! ならば出版しましょう!」と言うと思いますか?もうおわかりですね。答は「NO」です。それどころか、「何を言っているんだ。この素人が」と思われるでしょう。プロ野球の監督は、草野球の監督の言うことなど聞きません。それと同じことです。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月08日
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出版なんでも相談室(こんな禁句だらけの企画書が多い)当方にはいろいろな出版企画が寄せられます。なかには、きちんと企画書にまとめられたものもあります。ところが、残念ながら、編集者の心を動かすような企画書はきわめて少ないというのが実態です。事実、「あちこちの出版社に企画書を送りましたが、何の反応も得られませんでした」と言って、当方に企画書を寄せてこられる方が多いのです。そのような企画書には、こんなことが書かれています。この企画が出版されれば、「売れる」「当たる」「ヒットする」こうしたアピールの仕方は、一見すると妥当に思えますが、実は逆効果です。なぜ逆効果になるのか?次回はこの点について見てみたいと思います。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月07日
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出版なんでも相談室(この「能書き」も企画書の分量を増やす)企画書の分量を増やす「能書き」は、前回取り上げた「背景」だけではありません。「経歴」も企画書の分量を増やします。経歴とは、企画の内容に関連する立案者の経験や実績を示すことです。たとえば「営業ノウハウ」の企画を立てるとします。その際に、立案者の営業の世界における経験や実績を長々と書く人は多いものです。営業の世界に入った理由や、営業での失敗談、成功談などを延々と書いてしまうのです。ある程度、経験や実績を書くことは必要ですが、それはコンパクトにまとめなくてはなりません。あまり長く書くと自分史のようになって、肝心の企画の内容が伝わりにくくなってしまいます。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月06日
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出版なんでも相談室(この「能書き」が企画書の分量を増やす)前回、当方に送られてくる企画書の分量が多い、とお伝えしました。その理由は、ズバリ、「能書き」が長いからです。「能書き」とは何か。それは企画の内容の「背景」を説明することです。たとえば「人材育成法」がテーマだったとすると、多くの企業が優秀な人材を求めているということ(=背景)を、統計や資料を使って長々と説明したりします。これでは間延びしてしまい、企画の核心部分になかなかたどり着きません。大切なのは企画の背景を伝えることではなく、企画のツボを伝えることです。実は「能書き」は「背景」を説明するだけではありません。ほかにもあります。次回はこの点について見てみましょう。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月05日
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出版なんでも相談室(企画書にはこの「3つ」を書く)前回、出版社にアプローチするには、企画書(A4で2~3枚)を郵送すればよいとお伝えしました。では、企画書には何を書けばよいのか。内容はいたって単純です。次の3つを盛り込めばよいのです。(1) 企画の趣旨(企画の主な内容)(2) 企画の特徴(3) 読者層これだけを簡潔にまとめればよいのです。そうすれば、A4で2枚程度の分量におさまるはずです。ところが実際には、何十枚もの企画書を書く人が多いのです。当方にはいろいろな企画が寄せられますが、なかにはきちんと企画書を作成して送ってくる方もいらっしゃいます。その多くはかなりの分量で、読むのに一苦労する企画書も少なくありません。では、なぜ分量が増えるのか。次回はこの点について取り上げます。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月04日
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出版なんでも相談室(出版社への売り込みは「企画書」でOK)「自分の本を出版したい」と願う人は増えています。ところが、その願いをかなえられる人はきわめて少ない、というのが現実です。その理由の1つに、売り込み方の間違いがあります。多くの方が原稿を持参して、直接出版社を訪問してしまいます。このブログでも書きましたが、そんなことをしても、イヤがられるだけです。では、どうすればよいのか。簡単です。企画書を郵送すればよいのです。企画書といっても、大量に書く必要はありません。A4サイズに2枚(せいぜい3枚)でよいのです。「まさか」と思うでしょうが、本当のことです。私はこの方法で10册以上出版してきましたし、当方の塾生の80%以上が、やはりこの方法でメジャーの出版をはたしているのですから。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月03日
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出版なんでも相談室(「売れる」と言うな! 「売れる」は禁句)先日、当方の塾生の出版企画を紹介するために、ある出版社の編集者(Cさん)とお会いしました。そのとき、こんなことを話しました。「畑田さん、この前、異業種交流会に行ってきました」「へ~、そうですか」「交流会は良かったのですが、そのあとの懇親会でまいりました」「何かあったのですか?」「私が出版社に勤めているのを知って、 ある人が企画を売り込もうとするんですよ」「仕事柄、それもしょうがないんじゃないですか?」「ええ、まあそうなんですけど、 その人は『この企画が本になったら絶対売れる』と言い張るんです」「ずいぶん自信があるんですね」「はっきり言って、そういうのは胡散臭いんですよ」「そのお気持ちはよくわかります」「あまり『売れる』と言い張るんで、最後は突き放しました」「何と言って突き放したんですか?」「『そんなに売れる自信があるなら、自費出版したらどうですか?』 と言いました」「それで?」「もう何も言わなくなりました」企画をモノにするポイント。それは「売れる」とか「ヒットする」などと言わないことです。「売れる」「ヒットする」は禁句です。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp【出版塾】http://www.ma.ejnet.ne.jp/~h-hatada
2006年08月02日
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出版なんでも相談室(出版社にアピールするな!)「出版社に原稿を持参してアピールしようと思います」出版希望者から、よくこのようなメールが寄せられます。一見すると正しいアプローチの仕方に思えますが、実はまちがっています。もっと大きなまちがいは「アピールする」ことです。ましてや編集者の前でプレゼンなど、もってのほかです。そんなことをしたら、胡散臭く思われるだけです。私は塾生に対して、こうアドバイスしています。「原稿を持って出版社を訪問してはいけない」「アピールしてはいけない」意外に感じるかもしれませんが、この方法のおかげで、塾生の80%がメジャーの出版をはたしております。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp
2006年08月02日
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出版なんでも相談室(すごい著者がいる!)当方の塾生で最近出版をはたした女性(Bさん)がいます。Bさんは関西にお住まいなのですが、「東京に行くのでお会いしたい」とのことでした。さっそく昨日、池袋でお会いしたのですが、なんとBさんは書店営業をするために、わざわざ上京したのです。私と会う前に、すでに大手の書店を何店も回ったとのことでした。Bさんは一見すると、か細くて、話し方も実にとつとつとしているので、どこにそんなバイタリティがあるのだろう、と思ってしまいました。それだけではありません。Bさんはマスコミにも積極的に働きかけ、新聞やテレビにも取り上げられました(しかも何度も)。さらに、出版をきっかけにして、Bさんが趣味で描いていた絵の展示会まで開いてしまいました。出版をきっかけにマスコミで取り上げられた塾生はほかにもたくさんいますが、Bさんほどエネルギッシュな塾生はきわめて稀です。本当におどろきました。【出版なんでも相談室(畑田)】h.hatada@xa.ejnet.ne.jp
2006年08月01日
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