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自分の頭で考える生活設計。
1級FP技能士 宅地建物取引士 武田 つとむ
発見したばかりの Q&A
記事を取り上げて、
コメントしています。
Q
積み立てNISAについて。
先日用事があり銀行へ行ったら、
積み立てNISAを勧められました。
※当然の営業行為です。
現在、給料から毎月2万円を別口座に移す
という形で何となく貯金をしてきています。
※そのような人は 狙われやすいです。
積み立てNISAも少額からできるとのことで、
今別口座に移している2万円を
積み立てNISAに使えば、
普通に毎月貯金するよりもメリットがある
のかなと思っています。
※簡単に 洗脳されたようです。
「まじめ、すなお、人を疑わない」
人柄の良い人ほど、洗脳されやすいです。
「生涯で少なくても 数百万円を失う」
人柄のいい人ほど そんな可能性が高いです。
何かを売っている人の話は 一応 疑おう。
自分の頭で考えよう、自分の人生です。
ただ、
いろいろ調べると損することもあるみたいで
ちょっと怖いな、というのが現在の気持ちです。
※お、ちょっと 疑ってみたようです。
めちゃくちゃ増えることを期待はしませんが、
例えば20年後、普通に貯めた場合よりも
減ってしまうということもあるんでしょうか?
※当たり前に あります。
全く初心者なので、
わからないことだらけなのですが、
実際にやっていらっしゃる方で
メリットデメリットに感じたことなど
教えていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
※ 今の日本で、あるいは これからの日本で、
( 人口減で経済成長は見込めない日本で )
「もっと良い金利(収益)は無いか?」
という発想をしてはいけません。
( だまされて お金を失うだけ )
で 具体的に、お金に関しては、
金利(収益)だけでなく、
それ以外のいくつもの視点に注目して、
冷静に考えてみましょう。
また、今回の質問に関しては、単に
質問者の貯蓄だけの話ではありません。
今 何歳で、どんな家族構成なのか、
子供がいるなら何人? 何歳?
職は 安定しているのか?
奨学金他の借金返済はあるのか?
住宅ローン返済はあるのか?
( あるいは近い将来 可能性があるか? )
等々しだいで( 家計状況しだいで )、
月2万円といえども、
「固定支出を作ってはいけない」
ケースはいくらでもあります。
きちんと 生涯の生活設計を考慮しましょう。
「お金の融通性を損ねる」
貯蓄のしかたは、できれば避けましょう。
《 参考 》 業界のHPより・・
つみたてNISAのメリット
1 20歳以上なら誰でも始められる
2 投資で得た利益はすべて非課税になる
3 非課税期間は最長で20年間と長い
4 投資商品が選びやすい
5 資産の引き出しはいつでも可能
つみたてNISAのデメリット
1 元本割れのリスクがある
2 つみたてNISAと一般NISAの併用はできない
3 積み立てできる投資信託の選択肢が少ない
4 非課税投資枠が余っても翌年に持ち越し不可
5 他口座との損益通算ができない
6 ロールオーバーができない
※・・と書かれていますが、
元本割れと並ぶような、最も大きな
デメリットが抜け落ちています。
しょうがないから、私が付け足します。
7 手数料がかかる( 信託報酬 )
※
信託報酬というのは・・
投資信託を運用・管理してもらうための費用。
商品を保有している間はずっと支払いを行う
ことになり、つみたてNISA対象商品の
信託報酬は以下のようになっている。
インデックス投信:平均 0.2~0.6%
(年率・税別)
アクティブ投信:平均 0.3~1.2%
(年率・税別)
この手数料って、ごくわずかに見えるけど、
どういうレベルでしょう?
銀行預金の金利をちょっと調べてみよう。
我が岩手県の岩手銀行の預金金利は、
普通預金も定期預金(金額や期間を問わず)も
0.001%!・・です。
市場金利がこのような史上最低レベルの今、
0.2%~1.2%という利率の手数料って、
どういうことか?というと、
最低でも 200倍!、最高で1200倍!
の暴利を、業界はむさぼることになります。
元本割れするかもしれないことにお金を出して、
預金の数百倍の手数料を常に払うんですよ?
( 利益が非課税なんて 意味なし! )
確実なのは、業界が儲かることです。
確実なのは、株価上昇で政府が喜ぶ事です。
業界や政府に洗脳されたままではいけない。
だまって、普通預金の金額を増やして
いった方が、はるかにマシです。
A
まず、投資は理解できない者には手を出さない、
です。
で、つみたてNISAは非課税の制度の事なので、
あなたが選んだ商品に
よっては
元本割れを起こす可能性が高くなるかもです。
つみたてNISA(あるいは来年から始まる新NISA)
のメリットは
投資の利益が非課税である、です。
デメリットは損益通算ができない、です。
銀行員は
当然売る立場なのでいい事しか言いません。
曰く、これからは投資の時代、みんなやってる、
少額だから大丈夫
長くやれば損をする可能性は少ない。
…何の保証にもなりません。
あなたが貯金の延長につみたてNISAを検討する
なら、やめたほうが
いいかもです。
最悪なくなってもいいと思えるか、ですね。
投資なので。
まあ、勉強してください。
今から申し込んでも数か月勉強して来年に
なっても大した違いは無いです。
A
元銀行員です。
投資なので、マイナスになる可能性は否定
できません。
が、積立NISAの場合は暴落するリスクは
かなり低いです。
マイナスになる可能性が否定できないことは
大前提として、あくまで個人的な話をすると、
4年弱ほど積立NISAをしていて、
現在の残高は約122万円
(元金約100万、運用益約22万)になっています。
銀行員がお勧めする銘柄は、
銀行に入ってくる手数料が高いものであること
が多く、本当にいいものだとは言い切れません。
(たとえば「この銘柄を◎万円分獲得したら
業績に反映されて評価が上がる」みたいな、
銀行内での
キャンペーンが張られているパターンがあります)
ご自身で銘柄を選ぶ場合は、
いわゆる「複合資産型」と言われるものの中から
選ぶことをおすすめします。
株式・債券など複数の資産にバランスよく投資
するもので、株式100%型に比べて
価値が下がるリスクが低いです。
ただし、株式100%型に比べると利益が出にくい
のがデメリット。
質問者様の
「めちゃくちゃ増えることを
期待しているわけではないが…」
という意向には合っていると思います。
※貯蓄に興味がある方へ。
( 特に 子育て世代 )
子育て世代の教育費のかかり方、
生命保険の要・不要、
生涯のキャッシュフローグラフ等々を、
顧問会員の実例で確認できます。
本ブログ トップ画面の右帯に、
「ギャラリー 教育費
死亡保障必要額」
という事例集がありますので、
そちらで内容を確認してください。
( 大きな画面で 鮮明に見えます )
「お金を増やす いい方法」という発想を
する人は、 業界の「おいしいお客様」だべ。
・・っと。
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誇りをもって、愚直に、消費者側に立ち続けた22年間、
「 FP事務所(有)エフピー・ステーション 」
で つちかったスピリットを そのまま引き継ぎ、今後も
消費者側に立った情報発信や実行支援をしていきます。
23年目に入りました。
「武田つとむ ファイナンシャル・プランナー事務所」
岩手県盛岡市
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fpst@axel.ocn.ne.jp
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