ラテンな駐在妻日記

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Aug 28, 2006

先週１週間、計７回に渡り足繁く通った、 国立劇場 Teatro Nacional をご紹介します。

世界遺産に指定されている旧市街カスコ・ビエホの中にあります。
すぐ近くに大統領官邸もありますが、街は基本的にスラム化していて、
昼間でもひとりで歩くのはちょっと恐い、そんな地区です。
一応パナマでは数少ない観光資源であり、世界遺産なんだから、
もう少し気を使ってもらいたい、そんな街の中に建つ 国立劇場 は、こちら↓

Teatro Nacional1

正面ハザードには、芸術の神様だと思われる、琴と仮面を手にした
ロッシーニ、ワーグナー、シェイクスピア、モリエール、の４人の像 が
飾られています。

Teatro Nacional4

うーん、年代も国も違うこの作曲家と劇作家４人の選択は、
どういう意味があっての選択なのでしょう。
音楽と演劇を代表する人たち？単に建てた人の趣味？
ロッシーニなんて、日本ではイマイチマイナーな作曲家だと思うのですが、
（日本だったらロッシーニを選ぶ前にモーツァルトとかベートーベンとか・・・・、
　選ぶ人が他にたくさんいる気が。）
パナマでは有名人なのでしょうか。
ヒマだったので、そんなこといろいろ考えながら眺めていたら、

なのでせっかくなので切り取って「近影」をご紹介しました。↑

さて、内部です。

Teatro Nacional2

馬蹄型の４階建ての客席です。
天井には豪華シャンデリアがかかり、天井画も描かれています（あまり上手じゃない）。
典型的なヨーロッパ調のこういう劇場は、メキシコでもいくつか見てきました。
ベジャス・アルテス Palacio de Bellas Artes とか、
グアナファトのフアレス劇場 Teatro Juarez とか。
でもいずれももう少し規模が大きい。
パナマ国立劇場は、ほんとにこじんまりとした小劇場です。
正面ロビーもほとんどないし、でもバーコーナーはちゃんとあって。
３階には、ちょっとしたレセプションが開けるパーティールームも。
ピアノコンクールの最終日には、そこでレセプションも開かれました。

音響は、あまり良くない。
特にバルコニー席ではひどかった。
そもそも、こういう形の劇場は、元々あまり音響のことは考えられていない気もしますが。
どうなんでしょう。

パナマでは最も格式と歴史がある劇場、ホールです（なハズ）。

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