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徐々にレッドの真実の核心に近づきつつありますね。そして、リズの降板が近づくゆえの「リズ/ドナルド」というか「キーン/レスラー」の聖典エピで個人的には喜んでおります。緩んだところがなくて、良かったのじゃないでしょうか。FBIに捕らえられたリズを偽装した車列とは別に、レスラーが同乗して移送する。リズはタウンゼントから自分を守ることはFBIでもできないという。レスラーはレッドのように、君もいずれ自由の身になれるかもというが、リズはもう元の自分には戻れないという。レッドはクーパーに、リズを守れるのは自分しかいないと主張する。FBIに投降したのも、リズを守るためだった。リズやチームにはひたすら隠した秘密をタウンゼントが知り、リズの命を狙うようになった。自分が味わった闇をレッドに味わわせるためだ。リズはレッドの秘密が何であれ、自分とアグネスに関する真実を明かしたいという。クーパーのタスクフォースはレッドの正体がわからないまま、ダブルスタンダードでレッドを受け入れた。リズの身内や親しい人がレッドに殺され、彼のせいで死んだが、自分はそれを受け入れることはできない。2人の乗った車にパトカーが接近し、それはタウンゼントが送った偽のパトカーで殺し屋が乗っていた。銃撃されて運転手が殺され、レスラーが胸に銃弾を受ける。リズは傷ついたレスラーと逃亡し、ヴァンダイクらが2人を追う。アラムから銃撃を受けた事を聞いたクーパーは、アラムとパクを現場に送る。レッドはクーパーに自分のやり方でリズたちを探すという。レッドは貸金業を営み地元に情報網と手下を持つビーノを訪ね、手助けを頼む。逃げ込んだ建物でレスラーの応急手当をしたリズは、レスラーにアラムに連絡するようにいう。レスラーはレッドに電話をかけ、助けを求める。2人は指定された「アウトポスト」という閉店したレストランに向かう。そこで待ち構えていたデロレスは2人を地下道を使って外に逃がす。ヴァンダイクらは「アウトポスト」を外から銃撃し、タウンゼントに2人は袋のネズミだと報告する。しかし、店の中は無人で銃撃騒ぎを聞いたFBIが到着する前に一味は退却する。リズとレスラーは「バトン」として、ランナーのウォルターの車に乗る。ランナーには最終の行き先は知らされず、病院に行くことはない。レッドは2人を確保したという連絡を受けてとりあえず安心する。しかし、タウンゼントは街の子供達にリズとレスラーを探せと金をばらまいた。その中の一人がビーノに報告し、ビーノは2人がタウンゼントに追われていると知り、レッドにタウンゼントに引き渡すという。レッドに協力すればタウンゼントに殺されるだろう。レスラーの容態が悪化し、リズはウォルターに病院に連れていけと迫る。押し問答の末、ウォルターはビーノが雇う闇医者のところに2人を連れて行く。レッドは状況が変わり、ビーノと話をつけるとクーパーに報告する。アウトポストでデロレスから話を聞き出したレッドは、ウォルターを脅して行き先を聞き出す。中華料理店裏で闇医者の手当を受けたレスラーだが、厳しい状態だ。リズはレスラーこそ自分を偽らずにそばにいれくれたと話しかける。そこにビーノが現れ、レッドからタウンゼントに追われていることを知らされなかった、これからリズをタウンゼントに引き渡すと告げる。タウンゼントはビーノが関わっていることはまだ知らないはずだが、知る可能性があるから先に手を打つという。リズはタウンゼントをなだめたいのなら、レッドを殺すべきだと訴え、リズとビーノはその場を去る。レッドから情報を受けたアラムが闇病院に到着し、ビーノの手下を拘束すると、レスラーは2人は「キャッスル」に行ったと話す。アラムからそのことを聞いたレッドはデンベとビーノの店キャッスルに向かう。ビーノがタウンゼントに連絡し、タウンゼントは自らキャッスルに来るという。リズはタウンゼントが来れば2人とも殺されるという。一足先にレッドが到着してビーノ一味を一掃する。逃げようというレッドだったが、リズはレッドに銃を向け「あなたのせいで殺されかけた」という。レッドはこうなると警告していたが、恐れていたことが現実になったと答える。状況は緊迫しており、タウンゼントも到着した。すでに店の周りは囲まれている。霊柩車の中に横たわって、「俺は愛されてるのか?そんな言葉は…」だとか、「俺はわかっているよ」と額を寄せ合うだとか、意識のないはずのレスラーに「愛している」と言って、実はちゃんと聞こえていたぽい、とか、握っていた手だとか、おいしいシーンがたくさんで満足です。まあ、トムとは最後は良い夫婦になれましたが、元々はレッドが送り込んだスパイでそもそも、早くに退場するキャラだったはず。そういう意味では最初からレギュラーで傍らにいたリズとレスラーがいろいろあったことを超えて、通じあうのは王道ですよ。そう、これで良いのです。レスラーはこれで死んじゃうわけではないので、お互いの思いは残る。タウンゼントがリズを殺してレッドを苦しめたいのは、レッドにとってリズが身内以上に重要な存在であるからだと思うのが当然ですよね。でも、勿体を付けて来週ついにレッドの秘密が明かされるという。明かされる、かな?ビーノはかつて凄腕の殺し屋らしいですが、人柄が出ていて善い人に見えますね。チェスはやらないのでルールは知りませんが、「ギャンビット」はよく使われますね。裏社会の闇を知っているビーノでも、タウンゼントの恐ろしさはレッドの比じゃないという。先の読めない人だったのか。部下はタウンゼントの異常性に愛想を尽かし始めている、という辺りからほころびが見えるのかも知れませんね。
September 30, 2021
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『不祥事』今シーズンもあと4話ですね。ギブスのmisconductが想像したのとは違う展開をもたらすことになり、意外に思いました。ギブスが去年逮捕した犯人については、今回初めての言及ですね。水兵から大金を奪った詐欺師、パーカー・ジェームズの裁判が開かれることになった。ギブスが自白を引き出しており、奪った3000万ドルについては株で失ったと言っているが、FBIはギャンブルで散財したのではないかと見ている。検察官はギブスが容疑者を殴って停職中であることから、証人から外すつもりだと伝えてきた。ヴァンスは、もしギブスが証言すれば、弁護側から証人として信憑性を追及されるだろうという。ギブスは納得できず、アディソン検事補に直接話をすることにする。ベセスダ勤務のマイケル・ベンソン二等兵曹がサイクリング中にひき逃げに遭い死亡する。目撃者はなく、現場にはブレーキを踏んだ跡はなかった。現場にはもう一台の自転車が放置されており、2人でサイクリングをしていたようだ。近隣の防犯カメラには事故にあった被害者に駆け寄るサイクリストの姿があった。しかし、その男性は現場から逃走していった。2人は同じサイクリングクラブの仲間と思われ、対象者を絞り込むことにする。ギブスは仮に証言することで逮捕され停職中であることを公表することになっても構わないと訴える。検事補は証言すれば被告が無罪になる可能性があり、もう一人の証人を召喚するという。パーマーが被害者の遺体から金属片を採取し、ヘルメットに付いていた塗料などから、犯人の車は黒いシボレーだということはわかった。サイクリングクラブのアプリから、被害者をサイクリングに誘ったのがバーナード・ウィルソンとわかるが、マクギーはウィルソンはパーカーの裁判で証言することになっているという。ウィルソンはパーカーの会社の会計士で、ベンソン二等兵曹は間違って殺されたのではないか。となると、ウィルソンの命が危険だ。裁判は新証人の出席が遅れているという理由で休廷になった。ビショップとトーレスがウィルソンの自宅に向かうと、ウィルソンは車庫の中で頭を撃ち抜かれて死んでいた。犯人はウィルソンと知り合いだったのか、押し入られておらず、パーカーが直接手を下すことはできなかったはずだ。パーカーが刑務所にいた時、妻が一度だけ面会していたのに比べ、33回も面会していたハンナという女性がいたことがわかる。ケイシーはパーカーがマカオのカジノに送金していた記録を見つけ、実際はチップに交換しただけでカジノで使っていないのではないかという。チップはどこかに隠されていると見られる。アディソン検事補はパーカーがウィルソンを殺害した容疑で起訴できるのなら、休廷を延長できるという。ヴァンスはパーカーを有罪にできるのはギブスしかないと言われる。パーカーの妻シャーロットは離婚を準備しているという。会計士だったウィルソンのことは知っており、殺されたと聞いて、若いハンナが怪しいという。ハンナは自らパーカーの恋人だと称し、獄中のパーカーに大量の手紙を送るなど、パーカーに心酔していた。父親によると、携帯を家に残して朝から出かけたままだという。ヴァンスはギブスに証言をするなら、NCISにはもう戻れないと告げる。ギブスは自分の行動を恥じてはおらず、やるしかないと答える。二等兵曹をひき逃げした車が見つかるが、盗難車で犯人は証拠を残さないように注意していたようだ。ケイシーは、自分が臨時職員だった時にギブスの性質を知らずに、マイクの準備をしてギブスがスイッチを入れなかったために録音できなかったことを悔やむ。車から有力な手がかりは見つかっていないが、運転者は背の低い人物ではないかという。ハンナを連行し取り調べるが、一方的にパーカーを愛しているハンナはパーカーの無実を信じている。ビショップがうまく話を合わせると、昨日の朝はパーカーを釈放させるために、DCの下院議員の事務所の前で手紙を書いていたという。そのアリバイは確認された。証言席についたギブスに、弁護側は容疑者に暴力を振るうなど、ルールを破って独自の解釈で犯人に正義を下そうとする性質を批判し、嘘をついているかもしれないと、合理的疑いを持ち出す。陪審員はパーカーに無罪の評決を下し、ギブスは傍聴していた女性から責められる。しかし、ギブスは余裕の表情だ。マクギーは車の機能で、携帯に自動的にペアリングすることに気づき、最後に乗車したのがシャーロットだと突き止める。離婚するかと思われたパーカーとシャーロットは2人で逃亡を計画しており、NCISはシャーロットを二等兵曹殺害の容疑で逮捕する。シャーロットは取引しろと叫び、パーカーはウィルソンを殺して3000万ドル分のチップを山分けするつもりだったと供述した。マカオの貸し金庫に保管されていたチップは換金され、被害者に返金される予定だ。ギブスはパーカーがマカオに戻ると踏んで、パスポートにGPS発信機を仕込んだことを認める。マクギーらは事件解決を喜ぼうと、ギブスを誘うことにするが、ギブスの関心は別のところにあった。冒頭のビショップの射撃訓練は意味がありそうですね。マクギーはまだボスの立場で振る舞うことに慣れていない。ギブスの復帰を待っているのなら、心細いなあ、早く独り立ちしてほしい。ケイシーがいつから正式の職員になったのか、エピソードを辿らないとわかりませんが、そんな最近だったのかな。腰を痛めても「証拠を見つけるまで諦めない」というケイシーの姿勢はとてもすばらしい、パーマーくんもそうですが、彼らが支えているから捜査官が活躍できるのだと思いました。水兵を始め、多くの人が被害にあった詐欺事件で証言することで、ギブスが犬殺しの容疑者に暴行を加えたことが裁判で記録されてしまい、相手の弁護士から過去の捜査上のルール破りまで指摘されるとなると、これは困りましたね。ヴァンスの裁量で仮に無給だとしても無期限の停職が許されるのが不思議です。いっそ、辞職すればよいのにと思いますが、それはできないのですね。(笑)今ギブスが関心を持っているのは、マーシーさんが持ってきた資料ということかな。退職して私立探偵でもやればよいのに。映画「カジノ」は見たのかどうか記憶にありませんが、テレビドラマ「ラスベガス」は見ていましたので、大物客「クジラ」だとか知っていますよ。(笑)
September 29, 2021
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シーズンフィナーレに向かってまとめにかかったのかなあ、と思いました。ポーラさんの部分は「ベター・コール・ソール」みたいでしたね。リズの居場所をFBIもレッドも探している。タウンゼントは「プロテアン」という殺し屋をリズに差し向けた。死人になりすましてアメリカに入国していると見られ、レッドはFBIに48時間以内の入国者リストが必要だという。クーパーはレッドの秘密を知るステパノフをレッドが逃したことを非難し、協力できないという。リズは部下と共に隠れ家で体制を立て直そうとしていた。タウンゼントがなぜ急に自分の命を狙うようになったのか、その理由が知りたいという。しかし、プロテアンはリズらの居場所を突き止め、建物に侵入する。リズはFBIに状況を聞くために屋上で通話中で、その間にスキップ、エシー、ジャックスが殺されてしまう。プロテアンはリズにゆかりのある義理の姉ジェニファーと娘のアグネスを次のターゲットに決める。レッドはFBIの協力が得られないため、国土安全保障省のデータにアクセスできるマックスを脅して、無理やり大量のリストを手に入れる。それを携帯電話会社に勤めるポーラのところに持っていき、この中から「死人」を探してほしいという。ポーラはビンゴ大会を利用するという。部屋に戻ったリズは仲間の死を受け、街をさまよい歩くと留守宅に侵入し、アクネスの引取を連絡する。迎えがアグネスを学校から連れ出す時、プロテアンとすれ違うが一足先にアグネスは車に乗り込んだ。FBIはリズの隠れ家を捜索し、プロテアンの証拠を探す。エシーはプロテアンと戦った時に爪の間にDNAを掻き取ったようだ。プロテアンはジェニファーの家に侵入し、脅してリズに連絡をさせる。銃を突きつけられてとは知らず、助けを求めるジェニファーに、リズは待ち合わせの場所を指示する。リズの車にジェニファーが乗り込み、真実を告げた時、プロテアンは車に銃を撃ち込んだ。リズはプロテアンをはね飛ばしてその場を脱出するが、ジェニファーが撃たれてしまう。FBIがその銃撃現場に向かい、プロテアンの証拠品の携帯を見つける。プロテアンはセルゾンホテルに宿泊しているらしいが、外見が不明のため探し出せない。レッドとポーラはビンゴ大会参加者にリストの人物に電話をかけさせ、死人と成り代わった男をさがす。すると、2日前にロンドンでリース・エンゲルという人物が浮かび上がる。レッドからの連絡でFBIはセルゾンホテルでエンゲルを探す。エンゲルはホテルで陸運局のデータにアクセスし、車のナンバーと持ち主を検索していたことがわかる。おそらく、それがリズの乗った車なのだろう。ジェニファーは車の中で息を引き取り、リズはレスラーに連絡しジェニファーを弔ってほしいという。レスラーはリズが盗んだ車をプロテアンが突き止めたため、今いる場所は危険だと警告する。リズは侵入しようとしていたプロテアンを逆に捕らえ、車の中でタウンゼントについて情報を話すように迫る。そこにFBIが到着し、リズとプロテアンを取り囲んだ。リズは仲間を殺したプロテアンにタウンゼントについて喋らせると言って銃を向けるが、レスラーらは銃を下ろすよう命じる。納得がいかないリズだったが、プロテアンが動きを見せレスラーが射殺する。リズはかつての同僚に逮捕され、FBIに向かう。レッドは今すぐリズを自分のところに連れてくるよう、クーパーに求める。FBIチームもタウンゼントに命を狙われており、リズを守れるのはレッドだけだという。クーパーは拒否するが、レッドはリズに罪を償わせて元の世界に戻すことはもうできないという。リズは犯罪者であり、レッドと同じ世界でなければ生きていけないという。このプロテアンという殺し屋は、リズを見つけ損ない、アグネスを見逃し抜けているような感じで、リズに捕まるようでは大したことはない。しかも、タウンゼントに情報があるっていうからどうするのかと思ったら、そういう専門の人から買うのですよね。レッドでもできそうなことだけど。特段変わったことのないリスト者に、リズが銃を向けているのはさすがに哀れで(情けなくて)見ていられなかった。リズの目がいっちゃってましたね。ジェニファーが殺されて、ショックなのは私もそうですよ。彼女、証人保護プログラムに入っていたのですね。唯一の肉親なのに、良い役者さんなのに、これで終わりなのか~残念。ビンゴ大会の司会で口達者なレッドを差し置いて、その上を行くポーラさん、素晴らしかったです。グレンもさすがにこの親にしてこの子ありだったんですね。ジミー(ソウル)並の話術で人たらし、スピンオフをするならぜひポーラさんでお願いします。レッドも今後何かに付けて、このお年寄りたちの力を借りれば良いと思いますよ。来週はタウンゼントvs.FBIのようなことになるのかな。リズからの電話を逆探知できなかったFBIが、どうやってスキップたちの殺害現場に向かったのかは説明がほしかったです。
September 23, 2021
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『血筋』トーレスのキャラクターエピソード。彼がチームに加わって、5年経って初めて掘り下げるのかなあ。これをきっかけに、もっと掘り下げてもらえると良いですね。売り家のバスルームで海兵二等軍曹リチャード・ラーソンが刺殺されているのが見つかる。鍵がかかっていた場所で、現場には鍵と被害者以外の毛髪が落ちていた。パーマーの検視によると、刃渡り40センチの両刃の薄い剣で7箇所刺されているという。トーレスは南米で使われるファコンという剣だという。毛髪のDNA分析で、第三者はトーレスと近親関係にある男性だとわかる。トーレスの父親は5歳の時に家を出て、死んだと聞かされていた。トーレスは南米に散らばる親戚の所在を確認する。ラーソンは副業で内装業者の配送を行っており、死ぬ前に5000ドルを銀行から引き起こしていた。その金は見つかっていない。犯行現場の向かいの家のカメラに不審な車が写っていた。その車が市内のホテルの近くで目撃され、トーレスとマクギーがホテルに向かう。マクギーが車に近寄る男を発見し、後を追い抵抗するのを捕まえる。男はトーレスの父ミゲルだった。ミゲルはDCに家族がいて、会いに来たと釈明し、ラーソンのことは知らないという。とにかく、ニックと話をさせろというが、取り調べに加わることはできない。トーレスは父が家族を捨ててから、一家が困窮したことなどでミゲルに対してクロに違いないと感情的になっていた。ホテルの続きの部屋を調べると、銃や現金、写真などの資料があった。写っていたのは元海兵三等軍曹のトーマス・ベアードで、ラーソンとは接点があった。3日前にサンパウロの空港で目撃されており、ミゲルはベアードを狙っていたのか。その事を知ったトーレスが父に直接詰め寄ると、ミゲルは話をごまかすばかり。そこにヴァンス局長とCIAのウォレス捜査官が現れる。ミゲルはCIAが雇ったフリーランスの工作員なのだという。ミゲルはかなり以前から中南米で活動しており、ベアードを探していたという。ベアードはヒズボラの財務担当の幹部ヤセムを捕獲する作戦に参加し、今はブラジルのカジノで資金洗浄をしているヤセムを捕らえようとした。しかし、作戦は失敗しヤセムは逃亡、300万ドルが消えていたという。ベアードがCIAを裏切って、逃げたのではないか。2週間前にアルゼンチンで潜伏しているのが確認され、それからミゲルがベアードを追っている。ラーソンはミゲルの逃亡を助けようとして、逆に殺されてしまった、ベアードはDCで何らかのテロの計画に関わっているのかも知れない。ヴァンスが捜査権を主張したため、ミゲルとマクギーのチームが共同捜査を行うことになった。トーレスは父と組むことも一緒に食事をすることも拒む。ミゲルは家を出たのは、当時ノリエガ政権で反体制派と組んで潜入捜査をしており、家族に危険が及ぶのを避けるためだったと説明する。ノリエガ政権が倒れてからは、フリーランスの工作員を続けてきた。それでも、妻子の様子はチェックしていたといい、教会から受けた施しも自分が援助したものだという。父親としてやるべきことはやったというミゲルに、トーレスはこころを開かない。ベアードがDCで宿泊していた部屋には「マリンコ」と書かれたメモがあった。床には三脚の跡があり、どこかを監視していたようだ。その可能性のある銀行に向かうと、ベアードが乱入し支店長を連れ去ったという。支店長はヴァージニア州北部に別荘を持っており、父と向かう。ケイシーは支店長のパクが以前勤務していた会計事務所で資金洗浄の疑いがあり、その時に設立したダミー会社の名前が「マリン・カンパニー」だと突き止める。ベアードとパクはパートナーだったのか。別荘に侵入すると、ベアードはパクを拘束し銃を向けていた。ベアードは自分はウォレス捜査官にはめられたと訴える。ウォレスがミゲルを利用して、裏切り者として追い詰めた。その時、別荘の外から銃撃され、ミゲルとトーレスは撃たれたベアードと共に脱出する。追手は2人でマシンガンで3人を追い詰めるが、ミゲルとトーレスは男たちと闘い倒す。そこにウォレスが現れ、ベアードの行方を問う。ミゲルの合図で2人は反撃に出るが、ミゲルは撃たれてしまい、トーレスはナイフを拾ってウォレスに投げつける。ミゲルは防弾ベストで命拾いし、その後の調べでウォレスがCIAに報告しないでミゲルを雇っていたことがわかった。ラーソンは事情を知ってウォレスに殺害された。先程の殺し屋はウォレスが雇ったものだ。トーレスはやっと父と和解し、一緒に食事をして姉の家族に会わせると約束する。ギブスは真実を語った記事が評価され、いずれ職場に復帰できそうだ。自宅生活をエンジョイしているつもりだったが、暇を持て余す。記者のマーシーが再び訪れ、別の案件で相談に乗ってほしいという。約束したはずのミゲルはまたホテルから姿を消した。トーレスはギブスを訪ね、2人で食事をする。先が読める展開でアクションシーンなども、何だか安っぽいなあ。対立する父親と息子という意味ではトニーとシニアのケースを思い出しますが、これ1話ではとてもそこまでの魅力は感じられない。父親が潜入捜査の先輩で、期せずしてトーレスも潜入捜査を経験して、「さすが俺の息子だ、同じ血が流れている」ということが言いたかったのかも知れませんが、このお父さんには何も共感する部分もなかったし、嘘っぽい感じがしました。私としては「バーン・ノーティス」を思い出しましたね。スパイになると家族に嘘をつくし、自分を追ってくる敵によって家族が危険になる。トーレスはアルゼンチンでの潜入捜査で、姉の夫を死なせたのですね。それを償うためにトーレスは今の仕事を得て、姉を支えようとした。これは初出ですよね。父親にどんな正義があったにせよ、まずは謝罪でしょう。遠くから家族を見守っていて、金も送ったと言われても、それで30年間の恨みつらみが瞬時に消えるわけもなく。「オヤジと組んで敵を倒したぜ」とぬか喜びしたトーレスをあっさり裏切る父(予想通りでしたが)のことは、もうやり直す必要は感じませんでした。この稼業は死ぬまで辞められませんよ。代わりに暇を持て余しているギブスが向き合ってくれる、というのは良かったなあと思いました。"There's more to life than the job."とはいえ、ギブスがやっていることは、コロナ禍で我々が自粛期間中にやったようなことで、ギブスはまだ本当の人生を見つけていませんね。そして、しつこく絡むマーシーさん、暇しているギブスには好ましく思うのでしょう。ミセス・ハーモンはとても地味な方だなと思いますが、これまでの魅力的な赤毛女性とは違う存在感でギブスの心を開いて行くのでしょうね、新しいアプローチだなと思います。海兵がCIAの潜入捜査をしていて、国を裏切るなんて、このシリーズでは考えにくいしやっぱり悪者はCIAでした、というのが良かったと思います。(笑)
September 22, 2021
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「ついに真実が…」という踊り文句に何度踊らされたことか。だんだん期待して見るのに疲れてきました。まあ、おもしろかったですけど。(笑)ステパノフを捕らえたタウンゼントは首輪に電流を流して拷問を続ける。レッドはステパノフの安否が確認できないことから、FBIの力を借りることにする。SVRのエリート、ザスロンの幹部でもあるステパノフを探してほしいという。あくまでロシアの情報を手に入れることができるという説明だが、クーパーはそれ以上詮索せずに戻る。リズが拉致したとの想定もあったが、リズは自分は関与していないという。タウンゼントが犯人だとしても、ステパノフのことは知るはずがない。アラムはレスラーの携帯にウィルスが仕込まれているのを発見する。クーパーはCIAのモスクワ支局に協力を求める。プリヤはレッドから依頼されたタウンゼントの暗殺のチャンスを待つ。戻ってきたタウンゼントに毒入りのコーヒーを飲ませようと、交渉を引き伸ばし席を立つ。その時、リズが入ってきてタウンゼントが持っていたカップを叩き落とした。リズはタウンゼントに盗・聴された事に怒りを見せ、ステパノフの拉致を確認する。タウンゼントはこれからステパノフが何をしゃべるのか、一緒に聞こうとリズを伴って部屋を出ていく。その様子をプリヤがレッドに報告し、レッドはタウンゼントの住居とオフィスのあるビルを監視するよう頼む。レッドは人員が必要と考え、「郵便局」を訪問する。ステパノフを探す目的は、彼がレッドの古い友人であり、彼がタウンゼントに真実を話せばリズもFBIも危険になるからだ。クーパーはステパノフが知る情報とは何かと問う。お互いへの不信から、情報をすべて共有せずに動いてきた。この状況を引き起こしたのはレッド本人だとクーパーは追及する。そこまでレッドが焦るのはレッドがリズとか変わった発端がステパノフなのか。クーパーはNY支局にタウンゼントのビルを監視するよう依頼し、テナントや設計図などを調べるように命じる。プリヤはタウンゼント一味とリズがビルを出てきたと報告してくるが、レッドはそのことをFBIには告げず、プリヤに彼らを尾行するように頼む。アラムはビルに入っている会計事務所がタウンゼントと関係していると指摘し、令状を取りFBIが捜索に入ることになった。タウンゼントとリズがいれば逮捕する。しかしその様子はすぐに手下に知られ、証拠隠滅の緊急措置が取られる。プリヤはステパノフを監禁している場所を見つけ報告してくる。レッドはやはりFBIには知らせず、プリヤにステパノフが尋問されないように阻止しろと頼む。もし、彼がタウンゼントに真実を話せばリズが殺されるだろう。尋問の場に立ち会ったリズにステパノフは「君がマーシャか」と言う。タウンゼントもリズもレッドがN13で、その事実を隠すためにロストヴァに罪を着せ、ファイルが知られてタウンゼントの家族が殺され、ロストヴァを殺したと追及する。その時リズは侵入したプリヤを捕らえ、レッドからの指示を聞く。タウンゼントがついに知りたかったことをステパノフから聞き出したころ、プリヤが侵入したことがタウンゼントの部下に知られ、タウンゼントはリズを拘束する。リズが苦しむのを知れば「彼」は苦しむだろう。レッドは戦闘部員を連れて、タウンゼントの拷問場所に突入する。外に出ようとするタウンゼント側と激しい銃撃を繰り広げる中、レッドはステパノフを見つけ、デンベは意識を失っていたリズを見つけてプリヤと拷問部屋に立てこもる。FBIは会計事務所の職員の尋問を続ける中、アラムはビルの最上階にタウンゼントのオフィスと住居があるのを見つける。レスラーらが突入すると、サーバー室では証拠隠滅の作業中でモニターにはステパノフを救おうとするレッドの姿が映っていた。レスラーはその場所を特定するように命じる。リズは撃たれて苦しむステパノフに何をしゃべったのか、と尋ねる。ステパノフはカタリーナはリズの安全だけを望んだと答える。タウンゼント側の攻撃に、レッドとプリヤは抵抗する手段を模索して何とか脱出する。やがて現地を突き止めたFBIが突入するが、リズはレッドらが乗った車を降りて一人姿を消す。レッドはステパノフを治療するために、緊急医療チームを招集、ステパノフは一命をとりとめた。ステパノフはタウンゼントに知られてしまったと反省する。後を追ったFBIが到着し、レッドにステパノフを拘束すると告げる。レッドは自分は全員に正直に話したと言うと、この件をFBIが裏で追ったせいで友人が撃たれ、リズがタウンゼントに追われることになったと反論する。クーパーはステパノフを尋問して、レッドがアメリカにもたらした被害を証言させるという。しかし、ステパノフの姿はその場から消えていた。タウンゼントは新指令を出し、リズ、レスラー、FBI、プリヤを倒せという。レッドはタウンゼントから我々全員が標的にされてしまい、協力しなければ生き残れないという。リズの育ての親のように、レッドはステパノフを枕で殺すのか、と思いました。医師に「彼をよろしく頼む」と逃したのですね。だから、イリヤ・コズロフのケースと似ている。友情、愛情のある人には忠義を尽くすが、自分の秘密を暴こうとする人は殺す。35年間マーシャに会いたかった、きれいな女性だというステパノフも、リズの父親候補?(ちなみにリスト番号はキャプランの次の5番、まだ2番が残っていますね。)いや、やっぱりレッドが父親なのか、と何度目かの思わせぶりでした。リズとリズに感化されたFBIが余計なことをするから、危険な目にあう。だから、情報を出したり出さなかったりして、レッドは状況をコントロールしてきた。レッドの弱点はリズと、その「ご友人」たちなので、それを狙うタウンゼントはシリーズ最後の敵ということになるでしょう。じゃあ、最初からタウンゼントを捕らえれば良かったんじゃないかと思いますが。レッドがリズを守るのは、彼女が何か特殊なDNAや抗体を持っているとか、不死身だとか。(笑)アラムは本当にナイーブですね。犯罪に通じたレッドが情報をくれるから、150人以上の犯罪者を捕まえることができた。自分はレッドに利用されているのになあ。クーパーの正義はロシアのスパイを捕らえて裁きの場に引き出すことですね。それはそれで、立場上当然のことかなと思います。プリヤが泥棒だけでなく、有能であるところが良かったですね。マクガイバー的に脱出を試みたり、アクションもなかなかで、レッドに気に入られたので今後お仲間に入ると良いですね。
September 16, 2021
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『予防措置』ギブス抜きの脱力エピソードですが、それなりに言いたいことはわかるなあと思いました。「どんな仕事も必要で大切です」、そんなこと分かっていますよ子供じゃないんだから、と言いたくなりますね。コロナ禍のあれこれが取り上げられて、普段なら習慣や法律の違いなどふーん、と思うところが、いちいち「それそれ」と反応してしまうところ、今シーズンは特別だなと思います。ジェシー・フリント海兵隊上等兵がイベント会場の横のゴミ箱で死んでいるのが見つかる。ギブスの停職と監察官への虚偽の供述でマクギーらに代わって、ナイトシフトのタイラーとソーヤーのチームが事件を担当することになった。ヴァンスはマクギーらに、会談のために来日するイエメンの外相を自宅でもてなすマクレーン国防長官のために、コロナ対策を担当するように命じる。ギブスが犬を虐待した容疑者を殴って無期限の停職になっていることは長官の耳にも入っており、メディアがコメントを求めているという。ヴァンスは内々に処理しており、NCISはノーコメントを貫くという。局内では、マクギーらが嘘の証言をしたことが噂になっており、他の局員らの目が厳しい。3人は今回の任務は罰なのかと考える。ダイナーで新聞を読んでいたギブスにマーシーという女性が近づく。すぐに記者だと気づいたギブスは席を立つ。モルグを訪れたトーレスは、パーマーがフリント上等兵の死因などについて話すのを聞いて、関心を示す。パーマーは消毒や感染対策は大切な仕事だと諭す。ビショップはタイラーとケイシーが遺体の手についていたペンキについて話しているのを耳にする。フリントは隊での喧嘩や、恋人へのDVなどで不名誉除隊することになっていたという。捜査方針について、ビショップはつい口をだしてしまう。パーティ会場の中庭で、マクギーは長官の秘書サッチャーと消毒液の置き場所でもめる。ビショップはイエメン側の担当者カマルと抗体検査結果などの提出などについて話をする。イエメンでは内戦があり国内は大変な状況で、会談は人命に関わる大事なものだ。トーレスはピアニストのケンダルと話す。コロナ禍で1年間仕事がなく、ここで仕事ができるのはありがたいという。ケンダルはトーレスに自作のCDを手渡す。ビショップはマクギーの上着にエッグプラントのペンキが着いているのを見つけ、フリントと同じで、彼はここにいたのかもしれないという。3人は本部にもどると、捜査状況を確認する。ソーヤーはペンキの件について、フリントは便利屋で街中でペンキを塗っていたので問題ないという。すでに犯人の目星はついており、被害者の恋人は町を出ている。ソーヤーはマクギーらが捜査の邪魔をすれば局長に報告するぞ、と警告する。迷ったあげく、3人は一線を越えないように捜査を開始する。サッチャーは、フリントが仕事をくれと言ってきたというが、仕上がりが大雑把だったので首にしようとしたという。しかし、電話をかけたが出てそのまま消えてしまった。フリントの商売の車を調べるため、すでにNCISで鑑識作業中のソーヤーに、パーマーを通じて質問をぶつける。怪しむソーヤーだが、パーマーは濃厚接触者を探すためだと言い訳する。フリントの車からありとあらゆる証拠品をチェックしたビショップは、注射器を見つけケイシーに調べてほしいという。ケイシーは今までのように優先的にはできない、捜査官はあなたたちだけではないという。ビショップはジェイド・ガーデンという名前のペンキの番号を見つける。しかし、その番号は存在せず、住所ではないかという。タイラーに連絡ができないまま、その住所にでかけると、小さな劇場で、倉庫にマクレーン長官の自宅を監視している資料などが見つかった。さらに爆弾、武器や偽のID、数十万ドルの預金もみつかり、ヴァンスを呼ぶ。会談を阻止するためか、あるいは暗殺か、ここは殺し屋が準備している場所だと見られる。ヴァンスはマクギーらが一線を越えたことを叱り、今後はタイラーの指示に従うよう念を押す。フリントの恋人は今回の殺害には無関係とわかる。フリントは暗殺の実行犯と見られ、雇い主とのメールの中で匿名でいたければ金を出せと脅していた。ギブスの家にマーシーが現れ、正式に取材して記事を書きたいという。まずは自分が書いた他の記事を見てほしいとファイルを差し出すが、ギブスは応じない。マーシーは諦めて帰ってしまう。ビショップは長官に敵がいるかどうか、聴取する。会談は中止となり、イエメン国内では批判が高まっているという。長官は10年前に現役大将としてアルカイダとの戦いで強硬手段に出て大きな被害を出した。そのことを後悔しているという。オンラインコミュニティでは、作戦について陰謀論が唱えられ、過激派は長官に殺害予告を出している。トーレスはパーティの出席名簿を見て、ピアニストのケンダルが苗字を変えていることに気づく。ケンダルには麻薬所持の前科があるのでそのためか、と思われたが、ケンダルは過激派とやり取りをしていた。すぐにケンダルを逮捕しようと出かけたマクギーらだったが、ケンダルの家にタイラーとソーヤーがいた。ケンダルはバスタブの中で自分を撃って死んでいた。タイラーによると、フリントのメールを調べていてケンダルが浮かんだと言い、自殺だと結論づける。使われた銃はフリントから採取された銃弾と一致し、これで暗殺の計画は未遂で終わったという。マクギーらはその論理は納得できないが、タイラーらを説得できる証拠もない。危険が回避され、パーティは開催されることになった。ケイシーも腑に落ちないと言い、ビショップが依頼した注射器から圧縮コルクと液体カリウムが検出された。ビショップは長官が腎臓病の薬を飲んでいたことを思い出し、飲み物に混ぜて長官を暗殺するつもりなのではないかという。マクギーらは乾杯しようとしているパーティ会場に乗り込み、グラスを取り上げる。試薬でカリウムが検出され、保安記録を見ることができた人物が疑わしいという。カマルはオンラインの国粋主義者の団体に所属しており、アメリカとの同盟に反対しフリントを雇った。フリントがさらにカネを要求したことから、ケンダルに罪を着せようとした。自分で直接手をくださなかったのは目くらましのためだろう。タイラーは事件を解決できたのはマクギーのチームの力があったとヴァンスに報告する。ギブスの暴行事件について記事が出てしまい、ギブスはヴァンスに真実を話したと認める。ヴァンスはギブスに表沙汰になった以上、もう自分はギブスを守れないと告げる。eggplantてナスでしょう、と思いましたが、紫ではないというのだから、アメリカにもナス色のナスがあるのですね。(なんのこっちゃ)このおばさん誰?と思ったマーシーさん、マーク・ハーモンの実の奥さんだそうで、ああ、ニューオーリンズと同じになったのか、と思いました。私の経験から(偉そうに言ってすみません)、大体奥さんとか家族が出てくるとシリーズも終わりに近いですね。頑なになったギブスの心を開くのは真実を追求するジャーナリスト、ということになるのだろうか。ボートのエンジンについて詳しいのだから、趣味も会うわけですね。とにかく、ヴァンスがさじを投げたにしても、無期限の停職をどうやって解くのかは何か知恵が必要ですね。シーズン終盤を待つことにします。今回、僕たち優秀、クールガイを気取っているトーレスが懲りてないと思いましたし、マクギーの管理力のなさというか、後の2人に引きずられるところが情けなかった。ビショップもまあ似たようなものですが、こんなことをしていちゃだめだぞ。犯人は会談の開催が危ぶまれた段階で分かりましたが、そういう勘は働かないのですね。先入観を持ってしまうからだめなのか。ケイシーの「あなたたちだけが捜査患者ないの」という言葉は胸に残りましたね。コロナ対策の重要さは人の命に関わる、パーマーくんの言葉は重いです。そんなこともわからないで、仕事をしてきたのか君たちは。マクレーン長官は「規定免除」ということなので、実際のロイド・オースティン国防長官がモデルらしい。ヴァンスのお友達という雰囲気の人じゃないんだろうな。
September 15, 2021
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騙し騙され、敵味方入り乱れてぐちゃぐちゃになっていますね。でも、何だか軽くてコメディかな?と思うような展開も。楽しいです。タウンゼントのために資金洗浄をしていたケルムンド不動産が国税庁の調査を受ける直前に、忽然として消えた。これにはニコラス・オーベンレイダーという、犯罪者組織のために人員整理の殺人などをするコンサルタントが関わっているという。タウンゼントはオーベンレイダーを雇い、都合の悪い存在を消したのだろう。レッドはFBIにオーベンレイダーを逮捕するようにいう。FBIはケルムンド不動産があったオフィスを捜索し、プロの掃除屋が消し忘れた血痕を発見する。リズは直接クーパーにロシアン・ノットでFBIがどれほど情報を得たのか尋ねる。クーパーは、パリのカフェの名前が出ていて、特定できたのでアラムを派遣する予定だと答える。リズは詳しい情報を知りたがるが、クーパーは仮にレッドのハンドラーの名前がわかっても、自分たちだけで適切に対処すると答える。リズはレッド相手にそれは通用しないだろうという。レッドはタウンゼントの仕事を請け負うトムを呼び、エスピノーザという男がタウンゼントの仕事の割り振りを任され、利益を我がものにしていると話す。トムはそのことをタウンゼントに告げ、タウンゼントはエスピノーザの後任を探すように命じる。タウンゼントの執事は、リズがFBIと通じていると疑い、リズとレスラーの電話を盗・聴する準備をしたという。タウンゼントは様子を見るという。ケルムンド不動産で検出された血痕は、会計士チャーリー・トッテンのものとわかり、行き先を探る。兄の別荘近くでカードが使われたことから、そこに潜伏している可能性がある。恐らくオーベンレイダーも向かっているだろう。レスラーとパクは、一足先に別荘でチャーリーを殺したオーベンレイダーを見つけ逮捕する。レッドはフロリダでレミーに会い、配下の有力な泥棒プリヤを自分に渡すよう交渉する。パリでアラムはリズに突撃され、一緒にカフェに入ることになった。リズのボディガードが強引に店内の監視カメラの映像を提出させる。そのカメラにはレッドとハンドラーらしき男が映っていた。男はロシアのSVR所属のイワン・ステパノフで、秘密工作をする「ザスロン」の幹部だという噂もあるという。クーパーはリズがいう、レッドがロシアのスパイだという証拠になると判断し、この件についてはレッドには黙っていることにする。そこにレッドから連絡が入り、これまでの動きについて明らかにする。プリヤ・ラガーリは美術品や宝石、機密情報を盗む犯罪者でFBIのターゲットにもなっていた。そのプリヤをタウンゼントの組織でエスピノーザの後釜に据えるつもりだという。クーパーはオーベンレイダーを逮捕したことを明かす。FBIはスパテノフを逮捕することができないが、アラムはリズを利用することはできないかという。レッドに知られるとレッドはステパノフを殺すかもしれない。レスラーはすぐにリズに電話をするが、その内容をタウンゼントがキャッチする。タウンゼントはロシアの仲間にステパノフを監視するように命じる。リズには、DCに足止めさせるため、プリヤを迎えに行く仕事を与える。何もしゃべらないオーベンレイダーをFBIの秘密基地に移送すると言い、レスラーらが同行するが、途中でFBIを装った集団に襲われ、オーベンレイダーは拉致された。その車にはレッドが乗っており、オーベンレイダーの顧客情報を奪わないかわりに、プリヤをタウンゼントに推薦しろと迫る。レッドに口説き落とされたプリヤは、リズの出迎えを受けタウンゼントのアジトへ向かう。リズはその情報をFBIに漏らし、レスラーらがプリヤの乗った車を追うが、プリヤはFBIの目を逃れて地下から脱出した。リズとレスラーの会話はFBIと目的が同じで組んでいるだけだという。タウンゼントもそういう意味では目撃は一緒だ。プリヤはレッドからある密命を受けていた。モスクワでは、リズの部下がステパノフを監視していたが、タウンゼントの一味が先にステパノフを拉致してしまう。リズはモスクワの異変を知り、部下を撤収させる。FBIは今回のレッドの意図を測りかねる。レッドの本心はプリヤにタウンゼントを殺させることだったが、タウンゼントはモスクワに発ってしまう。タウンゼントはステパノフに、聞きたいことがあるという…プリヤ役のラナ・ロイて、そうか「ナイトシフト」のTCとつるんでいた人だったか。イギリスの女優さんなのですね。だんだんタウンゼントが好きになってきました。(笑)レッドを倒すためにリズとFBIは完全に組んでいるわけですが、FBIはレッドとも組んでいて、レッドは自分の都合でFBIを利用し、三すくみ、不思議な三角形となっている。クーパーたちそれぞれのモチベーションがどこにあるのかは違っていて、でも基本みんなリズが好き。(パク以外)タウンゼントはレッドと対決するためにリズと組んでいるが、その目的も動機もわかりやすい。ロシア対外情報庁の幹部をそう簡単に捕らえられるのが不思議なのですが、タウンゼントもなかなかやりますね。クレイジーなところはありますが。今回、レッドは「策士策に溺れる」状態でしょうか。プリヤほどのプロが、レッドの依頼を引き受けるのにどれほどの報酬が必要なのかなあ。そんなややこしいことをしなくても、タウンゼントを殺せそうに思いますが。まあ、アンの仇だと思うとドラマチックになるのかもしれません。そのことに関しては少なくともレッドがリズを恨むことはないでしょう。来週に期待です。
September 9, 2021
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『番犬』欧米人の犬への愛好はかなり強くて、もちろんそれは良いことですが、たまに作品では揶揄される対象になることもありますね。ギブスと犬なんて、正にヒーローにピッタリだわというところですが、行き過ぎはいけません。というか、後から考えるとうーん、という感想が残りました。ギブスはヴァンスが休みを取れというのもきかず、出勤してきた。マクギーらはエミリーの死とスローンの退職でギブスが弱っているのではないかと心配する。ミサイルを運搬中の輸送車が飛び出してきた犬を避けて、事故を起こした。積荷のミサイルが車体からずり落ちてしまい、すぐに爆発物処理班が対応するが、NCISは犬の行方を追う。ギブスは血痕をたどり、破れたフェンスの向こうに怪我をした犬が横たわっているのを見つける。犬は撃たれておりすぐに動物病院で手当を受けた。獣医によると、この犬のように撃たれた犬が他にも2頭いて、いずれも死亡したという。彼らは虐待された上で撃たれたようで、飼い主の手がかりは見つからなかった。発見された場所が同じなので、ギブスは一人で張り込みに出かける。翌朝マクギーがギブスを訪ねに行くと、自分は大丈夫だという。殺された犬の共通点は9ミリ銃で撃たれたことと、蚊に刺された痕跡があるので、近くに池や湖があるのかもしれない。ギブスはフェンスの向こう側に小さな池があるのを見つける。ここは一人暮らしのハリソンさんの土地で、ハリソンさんは5頭の犬を飼っているという。その池の側にトレーラーがあり、ルークという男が夜に犬を連れて釣りをするのでフェンスを作ったが、ルークは勝手に入ってきて釣りをしているという。ギブスは池の中にケージが沈めてあるのを見つける。中には犬の死骸があり、カッとなったギブスは出てきたルークに殴りかかり大怪我を追わせる。マクギーらは、隣人の家を訪ねに来たところだったが、ギブスの暴挙を必死に止めて救急車を呼んだ。被疑者としてルークのトレーラーの家宅捜索の令状は取ったが、ギブスは暴行容疑でコイル監察官に逮捕されてしまう。ヴァンスはグレイス・コンファロン医師にルークの精神鑑定を依頼する。それによると、ルークは犬を殺すような条件の人物には見えないが、ギブスが犯人だと確信したのなら何かあるのだろうという。ルークはギャンブル依存症の自助グループに属しており、殺された犬がピットブルだったことから、闘犬をしているのではないか。家宅捜索では犬に与えるステロイドを探すべきだ。ビショップとトーレスが2種類のステロイド剤を発見し、病室のルークを訪ねると、ルークは薬は自分用だという。さらに大金の現金があり、登録している9ミリ銃については盗まれたという。質問を続けようとすると、そこにコイル監察官が現れ、NCISの3人の聴取をすると告げる。ギブスはNCISから連れられた時に「真実を話せ」と言い残した。しかし、マクギー、ビショップ、トーレスは、ギブスは無実だという作り話をしてしまう。ヴァンスは拘束されているギブスに面会し、部下たちがギブスを守ろうとした事を話す。面会はコイル監察官の到着で終了させられたが、ヴァンスはその場で見つけた弁護士を見つけてコイルの聴取を中断させる。ビショップは嘘の供述をしたことを重く受け止め、せめて真犯人を捕まえなければならないという。隣人のハリソンさんは犬を殺す人物がいると知って、証言をしないと言い出した。ルークをステロイドの違法購入で逮捕することはできるだろう。しかし、ケイシーが検査したところ3頭の犬からステロイドは検出されなかった。ただ、毛が抜け落ちている部分がありさらに調べなければならないという。ギブスが保護した犬はケイシーが「ルーシー」と名前をつけてラボで引き取っていた。ギブスはマクギーに、なぜ嘘を付いたのかと責める。マクギーはボスを裏切ることはできなかったというが、ギブスは犬のことを考えてつい反応した、また何度でも同じことをするだろうという。ルークを疑うギブスは、マクギーにルークを捕らえろと指示する。退院するルークをビショップが逮捕に向かうが、コイルがまた現れ、NCISは捜査から降りることになったと告げる。令状で池の底をさらうと、9ミリ銃は見つからなかった代わりに、8頭のピットブルの死体が見つかったという。マクギーは捜査に利用しようと、高性能の小型カメラを身に着けていたが、最初の現場で録画したままになっていた。それがNCISのクラウドに自動アップされ、コイルが目にするのも時間の問題だ。ヴァンスに報告し動画を見直したマクギーはギブスに殴られる前のルークのシャツに血がついているのを見つける。ギブスはコイルに、真実を話す代わりに部下の嘘の証言を見逃せと取引を持ちかける。ルークのシャツの血痕を調べたケイシーは、ルーシーの血液と一致したという。さらに、毛が抜けているのはプールの清掃に使う消毒薬のせいで、ルークがプールの清掃の仕事をしていることから、容疑を固める。ルークはピットブルとは別にペットとしてプードルを飼っており、SNSにその情報があったことから、首輪で居場所がわかるという。ルークは闘犬用の犬舎から犬を逃しているところだった。NCISとコイルが駆けつけルークを逮捕する。数々の罪を併せて少なくとも15年の刑になるという。ルークの飼い犬は新しい飼い主を探すことになった。ギブスはコイルの判断で釈放され、処分はヴァンスに任されることになった。ルーシーはギブスが引き取ったが、ヴァンスはギブスにルークに謝罪しろという。ギブスはできないと答え、何とかギブスを助けようとしたヴァンスだったが、ギブスに無期限の停職を言い渡す。ユージン・コイル監察官はこれまで何度か登場していましたね。だからギブスのルールを曲げるところは知っているわけですが、これはそれとは違うぞ。ルークへの怒りの感情に任せたというか、捜査官以前の問題ですよね。これが通ったらヴァンスも処分を受けることになるのでは。ギブスとしては、エミリーの死やスローンの退職で自分を失っていたとは認めないでしょうね。首になっても、文句はないというところでしょうか。ルーシーがあまりにギブスになついているので、マーク・ハーモンの自分の犬かと思ったら、そもそも、アビーことポーリー・ペレットが降板することになったのが、マークが飼っているピットブルがスタッフを噛んだということがきっかけではなかったっけ。たとえ首になっても、俺は犬を守るぞと言っているかのように見えてしまって、複雑な気持ちになりました。しかも、マクギーもビショップもトーレスも、黒を白と言ってもボスを守ると言っているわけでしょ、あ~悶々するわ。それにしても、犬を池に沈めて殺すなんて、おぞましい。しかもそのまま。ハリソンさん、気が付かない方がおかしいわ。
September 8, 2021
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いつものブラックリストに比べるとドタバタ感があって、私にとってはお楽しみエピソードでした。なんと言っても、ポーラおばさんが秀逸でしたね。タウンゼントはレッドを取り逃がしたリズに、失敗を繰り返すなと脅す。レッドは元ソ連の「同志」のベルスキー教授から、暗号通信を見つけたと連絡を受ける。「マダム・ゾーバのタロットカード」という看板に書かれているのは、冷戦時代のソ連が秘密通信に使った「ロシアン・ノット」という暗号生成解読機でしか解読できない。レッドはクーパーに、暗号はタウンゼントとリズが利用しているもので、彼らの意図を知るためにも、ミンスクにある戦争博物館に展示されているロシアン・ノットを盗めという。すでにレッドは博物館に盗品のスザンヌの画を寄付しており、FBIとしてそこに行けば盗むチャンスもあるだろう。この暗号機は50年前のものではあるが、複雑なアルゴリズムを使っており、アラムでも解読できない。ちょうど博物館で資金集めのパーティがあるので、FBIが乗り込むことになった。一方、リズも部下とともにロシアン・ノットを盗むために、博物館に侵入していた。アラムが監視カメラの映像に細工をしている間、レスラーとパクが展示室のロシアン・ノットを奪おうとすると、地下から床を破ってリズが機械をを奪ってしまう。パクが地下のリズを追いかけて2人が激しく戦うが、ルディガーがリズを助ける。そこに現れたレスラーに、リズは銃を向ける。ロシアン・ノットが欲しければ俺を撃って、違う人間になったことを示せというが、リズは撃つことができない。タウンゼントとの通信を隠すためかと問われて、リズはタウンゼントはこのことを知らないといって立ち去る。レッドは亡くなったグレンの母親ポーラから連絡を受けた。息子のベッドの下から、レッドやデンベとのお楽しみを書いた回顧録を見つけたという。実はカネに困っているというポーラに、レッドは仕事をオファーする。レッドは博物館でFBIがリズと鉢合わせしたことには驚かず、リズを阻止できたと言いタウンゼントのことも気にしていない様子だ。リズはレスラーに電話し、レッド自身がワシントン・ポストの広告に書かれた暗号を解読しているのだと告げる。すでにロシアン・ノットを持っているのなら、なぜ盗ませたのかというレスラーに、リズにはその暗号を解読されたくないからだという。つまり、解読できればレッドがN13であるという証拠になる。レスラーはリズがFBIと接触したいという意向をクーパーに伝える。ただ、逮捕はしないと約束してほしい。クーパーは約束すると言いつつ、レスラーには内緒で逮捕の準備を整える。公園の噴水でリズとレスラーは会い、リズはカタリーナの手帳を手に、古い新聞広告の電話番号と文字を機械に入力するようにいう。こういった暗号文が何通も残されていて、カタリーナはレッドの謎に迫ろうとしていたという。しかし、解読された結果は2桁の数字の羅列だった。期待した答えではなく、周囲の異変に気づいたリズは姿を消す。レスラーは逮捕するとは自分も知らなかったと叫ぶ。レッドは弁護士を装ってアンの娘を訪ねる。エマは母の死を知らず、300万ドルの遺産を示されて驚く。母は逃亡犯と交際していると言っていた、最後の会話はその男を追って殺し屋が現れるかもしれないので、全てを捨てて隠れ通してくれというものだった。もし、この金がその逃亡犯のものなら受け取ることはできない。レッドは有意義に使うことを勧めるが、エマは母を死に至らしめた男はいずれ報いを受けるだろうかという。リズはミンスク行きをレッドが知っていたことを、ベルスキー教授が漏らしたと気づく。ベルスキーはレッドからロシアン・ノットを使う暗号を見たら連絡しろと脅されており、暗号を問いてほしいとやってきたのがリズだとすぐに分かったという。リズがロシアン・ノットでも答えが出なかったというと、ベルスキーは解読キーを持っている者が解くことができると答える。クーパーはレッドの元にロシアン・ノットを届け、レッドは早速新聞広告を元に、文字を入力する。出力された数字をアルファベットに置き換えると、廃墟の倉庫の住所と日時が出たという。これはレッドの暗殺の指示なのか。FBIはリズは嘘を言ったというが、レスラーは納得できない。改めてリズがレスラーに連絡すると、レスラーは数字をアルファベットに置き換えると教える。リズはそれがキリル文字だと気づき、置き換えると「時間だ。スパイ(assets)を起動せよ」という文章が現れた。これはロシアのハンドラーからスパイ、つまりレッドへのメッセージだろう。リズはタウンゼントの元に乗り込み、レッドがN13だという証拠を掴んだ、二度と私を脅すなと啖呵を切る。レッドはモスクワの友人に「フェイクが効いた。危険を回避」というメッセージを送る。クラシックな暗号機を盗むのに、FBIとリズが鉢合わせとか、コミカルで小気味良い感じ。昔の泥棒映画みたいで、そういえばブラックリストにもレッドがお仲間と楽しく泥棒をするエピソードがあったっけ。リズの分身だらけの中の逃亡もよくぞそこまでと、笑ってしまう。レッドが未だにこんなアナログな形で連絡を取り合っているのが面白かったですね。(機械はロシアのFialka暗号機に似ているように見えます)「Homeland」でソールが海外の協力者から本の背表紙にメモを忍ばせて情報を得ていたことを思い出しました。スパイの世界はノスタルジーにあふれていますね。暗号機でなければ解読できないのであれば、双方が同じものを持っていないといけないのだが、国内にいるタウンゼントとリズがわざわざ新聞広告で連絡を取り合うのもおかしな話です。それもわざわざソ連時代の遺物で。クーパーは本当にお人好し。レスラーがリズと連絡を取り合っているのに、全くの野放しでこちらも反逆罪ものです。アンはやはりお亡くなりになり、レッドは罪悪感にさいなまれる。(であってほしい)娘に金を渡そうとしてもそんなお金は要りませんというのは、アンの娘らしいというべきかな。あまりにもまともな言葉はレッドの胸にグサッと刺さったことでしょう。グレンの代わりに、さらにパワーアップしたようなポーラは今後人探しで活躍するのでしょうね。レッドのブレーンにふさわしいおばちゃんでした。
September 2, 2021
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『凍結』変な邦題ですね。コロナ禍で、人々が多くの大切な人を失いやるせない気持ちでいること、それでも前向きに頑張っていることを描くエピソードだなと思いながら見ていたのですが、まさか…海軍の一等兵曹マーティン・デルフィノが派遣前の点呼に現れず、冷凍トラックの庫内で死亡しているのが見つかる。頭部に外傷があるようだが、パーマーは凍結前には死んでいただろうと判断する。冷凍車のドライバー、ライリーによると、昨夜は10時に配送センターに戻り、今朝6時半に仕事でまた車を運転したが異常には気づかなかったという。マーティンは2ヶ月の休暇中、いとこのショーン・グレコを手伝い、「キラーコーン」というフードトラックを手伝っていた。グレコのトラックをアプリで見つけ出し、話を聞く。グレコの隣には別のフードトラックがあり、そのオーナーのベティはマーティンと交際していたが、派遣前に円満に別れたという。ライリーについては1週間以上配達には来ていない。マーティンは真面目な気質で、SNSにレビューを書くという面倒な客や駐車違反を取る係などとはやり合うことが多かったという。特に、別のフードトラックのサミーとは常にやりあっていた。サミーはビショップらを保健所の職員かと思い逃げ出そうとするが、マーティンが意識していたのは「コズミック・コーン」という同じようなフードトラックだったという。グルメブログでは「DCのトウモロコシ抗争」と取り上げられるほどで、両者はフードトラック界の「ハットフィールドとマッコイ」だという。嫌がらせなどもあり、お互いに接近禁止命令を要求したことから、今は距離を取っている。本部にフォーネルが現れ、コスタリカに移住するという計画を明かしてみんなを驚かせる。娘のエミリーも依存症から立ち直り、賛成してくれている。ギブスは幸せなら行けば良いという。ケイシーは母親の具合が悪くなり病院に行くことになったことを心配していた。今すぐNYに行くべきだというパーマーに、ケイシーは急に会いに行ったら死ぬのかと思われるかもしれないという。ケイシーはパーマーのように辛い経験をする人がいる一方で、無傷のまま人生を楽しむ人がいることに釈然としないという。パーマーは無傷で人生を楽しめる人はいない、苦しいこと、最悪のことがあるから人は努力し乗り越えようとするのだと励ます。グレコはコズミック・コーンとの抗争について、元々同じレストランのシェフ同士だったが、自分が先にコーンのアイディアを考えつきフードトラックを開業したが、相手のピートに全て真似をされたという。マーティンは最初からキラー・コーンを手伝ってくれていて、店を軌道に乗せてくれた。だから、コズミック・コーンについては許せなかったのだろう。コズミック・コーンのピートに話を聞くために、ビショップとトーレスは夫婦のブロガーを装い、店を手伝う。ピートはいろいろ誤解はあったが、接近禁止命令が出てからはマーティンらとは会っていないという。しかし、トーレスはトラックの中に血痕を見つけ、ピートを聴取する。ピートはマーティンと口論になり、殴られて鼻血が出たという。マーティンはそれを見て冷静になり、謝った。その後、大切な人の安全を確保したいと言っていた。マーティンは本当にグレコのことを心配しており、ピートに資金を出すのでコーンの商売から手を引いてくれと頼んだという。ピートは自分を恥じ、コーンからブリトーに商売を変えると約束したという。採取された血痕はピートのものと一致して、本当のことを言っているようだ。マーティンが言っていた別の用件はベティのことではないかと、話を聞くと、確かに2ヶ月交際して、マーティンがとても保護的で独占欲が強いので別れたという。マーティンはベティに客が言い寄ると、止めようとしていた。その中で特にしつこかったのはと聞かれて、ライリーだと答える。ケイシーはマーティンの頭の傷の形から、冷凍トラックの一部と断定する。ライリーの話では、マーティンが来て派遣中にベティに手を出すなと言われたが、配達が終わるまで待っていてくれと頼んだ。最後の配達から戻ると、マーティンの姿はなく、駐車違反の切符が挟んであったという。NCISは駐車違反取締係のビョークから話を聞くことにする。ギブスはフォーネルからの緊急呼び出しで飛び出していった。エミリーが約束の時間に来ないので連絡を取ろうとしたが通じない。急いで家に行くと、薬を飲んで倒れていたという。ギブスは病院でフォーネルに付きそう。監視カメラにはビョークがマーティンを押し、倒れたマーティンが頭を打ったところが映っていた。助けようとしたというが、トラックの中に放置し、ライリーに罪を着せようとしたのだった。ケイシーの母親は検査の結果異常は見つからなかった。仕事を一時的に休まされていた姉も職場に復帰することが決まり、ケイシーはパーマーに感謝する。しかし、エミリーは帰らぬ人となってしまった。たまたま目にした薬を飲み、ショック症状を起こしてしまったのだろう。ヴァンスは妻を失った時に友人が送ってくれた詩をフォーネルに渡そうという。パーマーにもその詩が送られた。ヴァンスはメリット・マロイの「エピタフ」という詩を朗読し始める。ヴァンスの奥さんが殺されたのは随分前の事だと思いますが、その時にもこの詩は知られていたのかな?愛する人を失った人へ送るにはあまりにもドンピシャで、そうでない時も涙が溢れてきそうになります。しかし、それにしても、何でエミリーまで…コロナでブリーナが死んだだけでは足りなかったのかなあ。フォーネルはこれからどうしたら良いのですか。ギブスと2人、慰め励まし合って生きていくのでしょうか。ギブスだって、エミリーは娘みたいな存在でしたよね。冒頭、ギブスはやたら機嫌が良くて鼻歌気分でしたが、どうして?スローンと別れのキスを思い出してにやけたとか?今回もコロナ禍で困った状況の中で何とか活路を見出そうと頑張る人がいたり、派遣される前に検疫があるとか、ワクチンを打ったとか、現在ならではの話題がありました。アフガニスタンに残ったので、オフィスのあれこれは仲間に進呈するなんて、それどころじゃないだろうとツッコミたくなりました。
September 1, 2021
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