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まだまだ、キャストが分散して撮影しているような印象です。ディークスがお留守番ということになりましたが、それでもケンジーとのシーンがあるから良かった。名前だけしか出てこないエリックは本当にどこに?国防に関する情報を提供するという人物と待ち合わせしていたサムが、いきなり相手の車が暴走してきて轢かれそうになる。かろうじて身を交わすが、相手の車が正面衝突してドライバーがフロントガラスを突き破って飛び出した。情報提供者は公認会計士のドナルド・ハリスで、ハリスが勤める会計事務所は軍と契約関係はないという。頭や全身を打って重体となったハリスは病院で緊急手術を受けるが、外傷性脳損傷のせいで意識を取り戻しても話せるかどうかわからない。ハリスの車はエアバッグが作動しておらず、シートベルトには切り込みが入っていた。何者かがハリスを殺そうとしていた可能性があるが、サムを狙う理由がわからない。カレンはファティマに車のコンピュータを分析させる。ハリスの同居人のエマ・ジョーンズは翌朝不法侵入で警察に通報していた。ハリスに敵がいるようなそぶりはなく、仕事に真面目でルールを厳しく守る人だったという。サムは荒らされた部屋を調べ、高度な監視装置が取り付けられているのを見つける。さらに、写真立てから写真が抜き取られており、ハリスが仕事場の同僚で会計士のケイラニ・キムと一緒にコスプレ大会で写っているものだったという。ハリスはキムに好意を持っていたが、キムは数年前にポイントマグーの海軍基地に転勤したらしい。ハリスの会計事務所の上司が弁護士を立てたため、弁護士から顧客関係などについて聞くが、協力的とはいえない。ネルがキムに接触しようとすると、数日欠勤しているという。ハリスの車からコンピュータのデータを取り出すと、全てのデータが遠隔操作で消去されていることがわかる。かなり高度な技術を持った犯人のようだ。病院でハリスを監視していたラウンドトゥリーは、何者かがハリスを移動させようとしているのを見つけ、拘束する。男はクライトン航空会社のITエンジニア、ゲイリー・ギャリソンだった。ギャリソンは口をつぐむ。ケンジーはキムの監督者ジェームズ中佐から話を聞く。中佐はキムの欠勤についてはあまり問題視しておらず、関心もなさそうだ。ただ、キムは軍事技術や機密に関する事柄について質問が多く、持ち出し禁止の文書をコピーしたこともあったという。ギャリソンについては知らないという。サムはクライトン航空のオフィスに向かうが、オフィスは無人で実態があるとは思えない。ハリスはキムの行動に問題があると考えNCISに通報しようとしたのか、あるいはキムを説得しようとして逆にキムの仲間に殺されたのか。キムの自宅を調べようとしたケンジーとファティマは、自宅から逃げ出そうとする男を捕まえる。男はキムの自宅を荒らして何かを探していたようだ。この男もまたクライトン航空の従業員だった。持っていた携帯の写真の中に、キムとハリスと一緒にコスプレで有名なローガン・スミスが映っていた。スミスはトカゲの着ぐるみ姿で看板を回転させるパフォーマンスで有名。サムとカレンがスミスを拘束して話を聞く。キムの居場所は知らないが、キムはクライトン航空の対艦ミサイル「Angry Karen」という機密を調べていたという。このミサイルについては、海軍長官も認知しておらず、クライトン航空はこれしか開発していないことになっている。存在しないミサイルの開発に巨額の金を受け取る詐欺事件も多いと言い、キムはこの件をハリスに相談したのではないか。それならば、監督者の中佐は何をしていたのか。NCISがポイントマグーに向かうと、ジェームズ中佐が逃亡しようとしていた。基地の中で激しいカーチェイスと銃撃戦の末中佐を逮捕する。ジェームズ中佐とクライトン航空は海軍を騙して金を奪おうとしていたのだった。ハリスは意識を取り戻し、キムと再会した。キムは捜査に協力するという。ネルは緊張の連続でヘティの代理を務めている。カレンはネルを評価するものの、ネルはこの仕事には向いていないという。エマ役の人、「Glee」に出ていましたね。中佐役の人もいろいろ出ていて「ニューアムステルダム」にも出ていたらしいが、思い出せない。事件はまあまあ、「在宅勤務で」というのが今の時代らしいですね。ディークスはLAPDの予算カットのために、リエゾンとしての役割が切られてしまった。暫定的ではあるけれど、いっそのこと訓練を受けて正式にNCISの職員になれば?と言われて、ディークスは転勤でどこに飛ばされるかわからないしー、とこれは今後のストーリーへの振りなのか。相変わらずヘティはどこにいるんだ、と言っていましたが、そちらはあまり関係なさそう。でも、(初の)代理として頑張っているネルが、やはり自分にこの仕事は向かないと言っているのが気になります。ヘティのお楽しみ「パピー」とは「パピーヴァンウィンクル」、バーボン界のロマネ・コンティということらしいです。楽天で20年ものが30万程度の値段がついておりました。なかなか庶民の口に入るものじゃないですね。このエピソードでダジャレで自分で受けていたケンジーですが、銃で撃つのではなく、ガーデン・ノームで男を殴って倒した、「ノーム・ヴァイオレンス・ソリューション」→非暴力的解決というのがそんなに笑えるのかなあ、という感じ。ノームは平和主義、ゴロンと横たわるガーデンノームのお気楽な光景が面白かったのか、その辺はよくわからなかったです。ところで、新捜査官Roundtreeですが、表記をどうしようか悩むところです。ラウンドツリーでもないし、「dt」をちゃんと発音すると、かろうじてラウンドトゥリーでも微妙ですが、それが妥協点かなと思っております。
October 28, 2021
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先シーズンの最終話の続きで、本来はシーズン11の間に取り上げる予定だったのでしょうね。たまたまシーズン4の「SEAL TEAM」の中でも戦争犯罪の裁判を取り上げる回があり、そちらとの違いにニヤニヤして見ておりました。JAGの弁護士、トレイシー・トムズさん、「9-1-1」にも出ているかと思えば、「Station 19」にも出ている。古くは「コールドケース」で知った人ですが、本当にご活躍な役者さんです。タリバンの聖職者を殺して殺人罪に問われた、元SEALsリーダーのアルジェント兵曹長の軍事裁判がサンディエゴで開かれることになった。この件は大統領がツイートしたり、マスコミでも大きな話題となっており、NCISは部下たちからの証言を得ているとはいえ、緊張感の中で、この日を迎えた。今の所、アルジェントの4人部下のうち、ケンドリクスとモフェット、コールが証言することになっている。国選弁護士がついていたアルジェントに、親戚の上院議員から依頼されウェスト弁護士が就くことになった。弁護側は余裕たっぷりの様子を、検察側のカストロ中佐に見せつける。さっそく冒頭陳述が始まるが、弁護側は冒頭陳述を保留し、ケンドリクスはNCISでの証言を覆し、自分がタリバン聖職者を殺したと証言する。カストロはかろうじて14時までの休廷を得るが、ケンドリクスは無言で去り、2人目のモフェットも裁判所には来ていない。NCISは、僅かな時間で何があったのかを探ることになった。ファティマが調べたところ、アルジェントが軍事刑務所で交流されている間、家族は誰も面会に訪れていないことがわかった。しかし、家族ではない多くの人が面会に訪れおり、さらに調べると、それらは同じ配送業者で働いているメッセンジャーであることがわかる。サムはアルジェントにこの展開を知っていたのかと迫るが、アルジェントは他人事のような様子で無罪になる自信があるようだ。コールはケンドリクスは嘘を付くはずがないと言い、ラウンドトリーに捜査に協力すると申し出る。ケンジーとディークスはアルジェントにメッセージを届けた配送業者を訪れる。店員のマーティンから送り主の情報を得るものの、それらは偽名で存在しない人物だった。コールからモフェットの居場所を聞いたラウンドトリーは元妻の住居でモフェットを捕らえる。何があったのかと問われ、モフェットはこの数カ月間何者かに監視されていたらしく、昨日家の中を撮影した写真をメールで受け取ったという。心配になって元妻に子供を連れて実家に行くよう伝えたが、最後のメールには裁判所に行くな、ケンドリクスが証言すれば、モフェットの息子を殺すとあった。ケンドリクスは同僚の息子のために偽証をしたのだった。アルジェントへのメッセージを依頼したのは年をとった白人の軍人だという。その頃、裁判所の前にコールの父親で、SEALs隊員だったパーカー・コール大佐が現れる。コールは明らかに父の通った道を追っていたが、パーカーは一体どちらの味方なのか。メッセージ配送業者は、アルジェントにメッセージを送るよう依頼したのはパーカーだと確認する。サムはモフェットに証言するように説得する。家族を守ると言われ、モフェットが証言するためにサムと家を出た時、必死の形相のコールが銃を持って現れた。サムは銃を置いて落ち着くよう、説得をする。パーカーは逮捕され、サムはモフェットと裁判所に向かう。カストロはパーカーを司法妨害で起訴させ、モフェットの証言により裁判は判事に委ねられる。コールは父親に認められたいために、仲間を裏切りモフェットの監視をしていたらしい。判事の方はアジア系でしたね。かつてのクライド・クサツさんを彷彿とさせる、堂々とした裁判官ぶりで印象的でした。今回の裁判はマスコミでも話題になる割には、裁判所の前に誰もいませんでしたね。しかも、法廷は外から丸見えのガラス張りでそんな場所もあるのかと思いました。軍の施設の中にあったのかな。CSIマイアミでも似たような法廷がありましたけど。冒頭の海軍拘置所でのアルジェントは不名誉な事をしたと、看守からも蔑まれていたのか、あえてそれを装ってシンパに支えられていたのか、思わせぶりな描写でしたね。敗色濃厚だったアルジェントが急に勢いを盛り返したのは、SEALsの先輩で部下の父親であるパーカー・コールの脅しのせい。彼は息子に仲間を裏切らせても、アルジェントの戦争犯罪をもみ消したかった。DCの議員の依頼というわけでもなかったのかな、ちょっと意図がわからなかったです。コールは勇気ある告発をしておいて、父親の圧力に屈したとなると、SEALsとしての未来はないでしょうね。やたらマウントを取りに来たウェスト弁護士、「ナンシー・レーガンみたいな赤いスーツ」を着ていると言っていたので笑いました。プライベートジェットを使うほどのやり手なのですね。それに対して、カストロ中佐は地味で押しが弱かったような印象です。ディークスは何だか痩せた(やつれた)ような印象がしました、ちょっと心配です。メッセージサービスの店員の人、なかなかクセがあって怪しさ満点でしたね。
October 22, 2021
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シーズンフィナーレ。タイトルは「終わり」、前話が一連の「ブラックリスト事業」の始まりを描いていましたから、その終わりを描くのでしょうか。心して見ることにします。ネタバレ注意タウンゼントはレッドによって倒された。傷ついたリズは迎えの航空機の中で治療を受け、事なきを得た。これでレッドの完全勝利と言いたいところだが、レッドはデンベに自分が消えなければ本当の勝利ではないという。レッドはクーパーに、余命幾ばくもないことを告げ、タウンゼントの遺した帝国を狙う悪党が後釜を狙っているので、それらを捕まえてほしいという。タウンゼントとの闘いは総力戦だった、まずは体制を建て直さないといけない。クーパーにはリズを守って欲しいという。リズはNYに戻りアグネスと再会する。レッドはリズを見舞い、ある条件の元でリズにひた隠しにしてきた自分の正体について明かすという。リズが知りたがっている事をカタリーナが手紙に書いて、それをレッドに預けた。その手紙はリズがレッドの命を奪った後に渡すという。リズの安全のためにレッドの後継者になってほしいが、タウンゼントはレッドの真実を知り、他にも喋っただろう。当然、タウンゼント以外にもリズを殺しにやってくるだろう。闇社会の流儀では、存在と実力を示さないと認めてもらえない、そのためにはレッドを殺すことが必要だ。しかし、リズはレッドの後継者になるつもりはなく、アグネスとヨーロッパに発つつもりだ。クーパーにそれを伝えると、クーパーはレッドの後継者になった方が免責も得られやすく、これからもFBIのチームと一緒に仕事ができるという。むしろ、継がない方がリスクが大きい。リズは病院にレスラーを見舞い、迷っていると話す。レスラーはレッドの後釜になることには反対で、善人のリズにはふさわしくないという。犯罪者のふりをしても、安全になるとはいえない。駅でリズに近づいてきた少女がいた。7年前、リズがFBIに配属されて初めての事件で誘拐されリズが救い出した将軍の娘ベスだった。ベスはリズに助けられたことを感謝し、リズが多くの人の命を救ったという。もう捜査官を辞めているというリズだが、ベスの言葉でリズはレッドのオファーを受けることを決意する。リズはアグネスを連れ、NYでレッドとデンベと心静かな時を過ごす。レッドはリズが犯罪者として認められなければならないというが、リズの人生を変えてきたのは果たしてレッドの影響だけだったのだろうかという。スパイの娘として生まれ、数奇な運命に翻弄された。レッドの命を奪うことが先に進むことだという。レッドはリズに明日仲間うちで開かれるパーティがあり、店から出てくるレッドを撃ち殺せという。防犯カメラに映るリズの姿がまたたく間に世界に知れ渡り、リズは後継者として認められる。リズは殺すことはできそうにないと答える。しかし、カタリーナがレッドを信じてリズを守るように託したのは、レッドが誰よりもカタリーナを知っていたからだ。リズは決心し、レッドは死後に手紙を渡すのは、知ってしまえば殺せなくなるからだと説明する。レッドは手紙をデンベに預ける。リズはアラムに「許してほしい」と伝える。FBIではレッドの行動を監視していたが、アラムはレスラーにリズの言葉を告げ、嫌な予感がするという。おそらくリズはレッドを殺すのだろう、レスラーは病院を飛び出し、クーパーはレストランに向かう。リズはアグネスと「明日の朝には会える」と会話する。レッドがデンベと抱擁を交わして店の外にでると、リズが銃を構える。しかし、リズは「撃てない。撃ちたくない」という。その時、ヴァンダイクがリズを後ろから撃った。すぐにレッドがヴァンダイクを撃ち殺すが、デンベはレッドにこの場を離れるように促す。リズはレッドの腕の中で息を引き取り、レスラーらFBIが駆けつけた時はレッドは姿を消していた。実はこちらも先にネタバレを知ってしまって、しまった、と思いました。でもまあ、変な期待を持たなくてよかったかな。途中までレッドのためのさよならエピソードのように見せておいて(ジェームズ・スペイダー鑑賞ビデオ)、最後のリズの思い出シーンが本物でした。個人的には、そうそう、そんな場面もあったと思いながら懐かしく思いました。第1話に出てきた少女が7年後にすっかり成長して出てきたのは時間の流れを感じて、やはりメーガン・ブーンに対するリスペクトだと思いますし、結末は本人の希望だったかどうかはわかりませんが、ご苦労さまと言いたいです。もちろん、レッドの正体はまたまたお預け、「ゴッドファーザー」みたいな権力の継承をもっともらしく信じる皆さんだとか、それを知ったら殺せなくなると言われて、何も疑問に思わないリズだとか、「やっぱりできないわ~」というリズだとか、何だかなあという気持ちはあります。ついこの間まで人工呼吸器をつけていたレスラーが何事もなく走ってきたのはご愛嬌として、2人の関係が揺るがなかったのは良かった。考えてみると、リズのために作った「ブラックリスト」ではあるが、リズがいなくても存在できるというのがどうなのよ、と思いますね。もうリズを守る必要はなくなり、レッドはどこの誰でも関係なくなり、治療は再開するとしても、誰にために何のために悪の帝国を守っていくのか。引退は考えられず、死ぬまでやめられない因果な商売なのか。スパドラさんのサイトに「ブラックリスト」の詳しい人間関係図やキャラ説明ベージがあって、力が入っているなと感心しましたが、今後それも必要なくなりますね。カタリーナはまだ生きているのでしょうか。何となく、レッドはカタリーナの秘密の恋人だったような雰囲気も漂いますが、今更表に出てくる意味もないような。それこそ、守りきれなかったレッドを恨んで敵を討ちに来る、あるいはアグネスをよこせと主張する、とか、それも考えにくいなあ。シーズン9は2年後の設定らしいですが、リズが死を偽装したシーズン(メーガン・ブーンが出産で休んだ)もそんな感じでした。本国ではちょうど始まるところかな、最終シーズンになるのか、それとももっと盛り上がってさらに続くのか、見届けたいと思います。
October 21, 2021
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『ルール91』シーズンフィナーレ。ほぼ、予想通りの展開。最後のはおまけでしたね。マクギーらは武器取引の潜入捜査に客として臨み、なぜか身元がバレて、売人たちと撃ち合いになった。売人のボス「フローリ氏」は銃撃戦の中逃亡したが、ビショップは見事な腕前で2人の売人を撃ち殺した。2人の身元は不明だが、携帯には同じ番号に何度もかけていることがわかる。ジャーナリストのマーシーが追っている連続殺人事件で、100日ごとに犯行が繰り返されるというパターンを見つけたという。そのバターンでは4人目が先月に殺されているはずだが、まだ見つかっていない。ギブスは捜索範囲を広げるようアドバイスする。NCISが武器ディーラーのボスの家と思われる家に突入すると、そこは家具も何もない空き家だった。しかし、床下に大量のライフルがあり、NSAの機密文書があった。内容はアルカイダの指導者を誘い出すためにシリア難民を囮に使うという作戦に関する情報で、なぜ武器ディーラーが国家機密を盗んだのか謎だ。ビショップはかつてNSAの分析官だったが、その時の同僚の多くは辞めており、機密文書に関してはナイト捜査官に任せるという。パーマーは、スライディングをしながら容疑者2名の心臓を撃ち抜いたビショップの腕前に驚く。2名の胃からは、同じリンゴのような果物が採取されており、身元を突き止める手がかりになるかもしれない。ギブスはマーシーと連続殺人事件について調べはじめてから、尾行されていることに気づき、マーシーの仕事場を調べる。マーシーもまた監視されており、マイクを見つけたギブスはマーシーに事件から手を引けという。あえて「俺は手を引く」と声に出すと、ギブスはマーシーに自宅も調べるように検出器を手渡す。ヴァンスはNSAから機密文書を流出させたのはビショップ本人だと報告を受け驚く。エリス副長官は文書が流出したのは10年前で、時系列に沿って調べた結果ビショップしか該当しないという。ヴァンスはとりあえずNCISでも報告を精査すると引き取るが、ビショップには自宅待機を命じる。ビショップは潔白を訴え、マクギーもトーレスもビショップがそんなことをするはずはないという。ケイシーが調べたところ、リンゴと思われた果物は「オオサンザシ」という植物の実で、中国北部では串に挿してりんご飴のようなビンタフールという形で食べるという。中華料理店などで扱っていないか調べることにする。ビショップはギブスの自宅を訪ね、ギブスに怒りをぶつける。ギブスはチームに何も言わずに身を引いたが、もう元の仕事に戻る気はないと言うべきだったという。ギブスはビショップの今の立場はそんなことを言っている場合ではないだろうと答える。ビショップは本部に戻ると、ヴァンスに自分が文書を流出させたと自白し、辞職する。一切の弁護もいらないというビショップに、マクギーは仕事をトーレスとナイトに任せると、去っていくビショップを追いかけていく。ビショップは罪のないシリア難民を利用するNSAの作戦は間違っていると言い、内部告発ももみ消されるだけなのでしなかったという。スパイの容疑がかけられれば、懲役20年となるが、それでも守ってくれなくて良いというビショップに、マクギーはずっと同僚に嘘をついてきたのなら、他に何を隠しているのかと問う。ギブスは4人目の犠牲者が湖に遺棄され、まだ見つかっていないという考えのもと、ボートで湖の北側を調べるつもりだ。マーシーには関わるなと拒む。ナイトはビンタフールを扱う中華料理店から宅配で注文した人物を突き止めた。ナイトとトーレスがフローリことムラティという男を逮捕し、マクギーが尋問するが、男は銃の隠し場所にあった文書については何も知らないという。ギブスはビショップが決意を固めてNCISを去ることに、君を誇りに思うと告げる。製作中のボートが完成し、つけた名前が「ルール91」、それは去ると決めたら後ろを振り返るなという意味だという。ビショップはジヴァのハンドラーだったオデットに準備が整ったことを伝える。オデットは最後に片付けることがあるという。ジヴァが隠れオフィスとして使っていた家に、トーレスが現れビショップに質問に答えるように迫る。ビショップは工作員になるために、あえて過去の経歴を捨て不祥事を起こしたNCIS捜査官として去る事に決めたという。文書はオデットが捜索現場に仕込んだもので、トーレスとの間に起こった事は想定外だった。今後、どれだけ任務に関わるのかわからず、説明を求めるトーレスにビショップは「さよならニック」と言い、キスを交わす。ギブスは完成した「ルール91号」で湖を疾走する。しかし突然船が爆発し、ギブスは湖に投げ出されてしまう。ギブスは筋金入りの海兵ですから、水の中でも平気だろうと思っていました。岸まで泳ぎ着くでしょうが、せっかく作ったボートが粉々になって残念。「ルール91」も瞬殺されたみたいな印象です。(笑)それにしても、どうやって地下室からボートを出したのか。ビショップはもう、あの時点(The North Pole)でNCISを去るときはスパイになるだろうと見せていましたから、この展開に疑問はありません。訓練期間はシーズン17だったから、1年半というところでしょうか。その時から降板する時期を待っていたわけですね。ギブスが戻らないと決めたのが決断のきっかけとなったということですが、ビショップのギブスへの問い詰め方がこの前のジヴァを思い起こさせました。そして、ビショップとトーレスとはそれなりの関係になったというけれど、無理やりな展開だったなと思います。まあ、いずれシリーズが終わる時にこっそりとビショップが戻ってきてトーレスと、という伏線かもしれないが、どっちでも良いです。来シーズンからは遠慮がちのナイトがビショップのぬけた穴を爽やかに埋めてくれるのでしょう。ギブスが巻き込まれた連続殺人事件の犯人は、ボートに爆弾を仕掛けたということかな。来シーズンに解決するのでしょうけど、実はマーシーさんが犯人だった、というオチなら面白いなあと思ったりしますけど。(笑)いや、何か必要以上にギブスに執着しているようのい見えるのですが。
October 20, 2021
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新シーズンプレミア。他のシリーズとは違って、コロナ禍であることは見せませんでしたが、撮影については何となくリモート感を感じました。同じ場所にいる人の数が少なくて、いる場所はそれぞれ分散している。本部もしーんとしていましたね。そうなるようにストーリーを工夫したのだろなと思いました。新人ラウンドトリーが正式にレギュラー入りして、OPは大勢でにぎやかでしたね。ロシアの戦略爆撃機「ベア」がカリフォルニア沖で急降下し、消息を絶った。今の所、着水したのか墜落したのか、緊急着陸したのか不明で、国外にいるヘティは退職しているネルを呼び出し、捜索の指揮を取るように依頼する。ロシア政府からは今の所何も情報はないが、ベアは核弾頭を搭載することもでき、アメリカ側が撃ち落としたのなら、戦争行為とみなされる。海に落ちたのならシールズが機体を回収することになるが、レーダーを逃れ、低空飛行している可能性もあり、カレンとサムはあらゆるシナリオを想定する。ネルが海軍長官と連絡を取ろうとするが、なかなか連絡がつかない。ロシア側の動きを把握するために、ネルは非公式にロスの領事館と認識されている場所をラウンドトリーに監視させる。ファティマは航空ファンが無線を傍受している可能性を考え、交流サイトなどで情報を探る。すると、ベーカーズフィールドの付近で山脈の間を低空飛行する航空機が目撃されていることがわかった。カレンとサムはヘリで機体の捜索に向かう。ケンジーとディークスはアルカディに情報収集を依頼する。アルカディはSVRの関係者で大学院生のザシャ・ガガーリンと話すようにいう。カレンとサムは広大な山地の合間にベアが緊急着陸しているのを発見し、監視を始める。2人の乗員が確認され、NCISの動きに感づくと機内に逃げ込んで尾部の機関銃で攻撃をしかける。カレンとサムは機体の下に入り込むが、ベアには自爆装置も着いており、追い詰められた乗員は機体ごと爆破してしまうかもしれない。サムは4名ほどの乗組員が機体から降りて道路を目指して歩いていった痕跡を見つける。すぐに追跡したサムと、機体を監視したいというカレンの意見が分かれ、2人はネルに決めさせようという。ネルは軍と民間の支援を連携させ、逃亡先方面に待機させることにし、サムは逃亡した乗組員を追う。カレンはロシア語で投降を呼びかける。ラウンドトリーが「領事館」の出入りを監視する中で若い女性を識別し、尾行してディークスが接触する。情報を買うと申し出ると、ザシャは6名の乗組員の名前を提供した。カレンは大尉に呼びかけ、話し合いを申し出る。大尉は自爆装置のスイッチに手をかけた。一方、サムは4名がお互いに撃ち合っているのではないかという。アメリカに不時着して、亡命を試みるものとそれを止めようとするものが争っているのかも知れない。カレンはSNSの情報も利用して大尉に部下の身柄を確保しようと説得を続ける。大尉は操縦中に意識を失い、ここに着陸したことを知ったという。ディークスら後方支援が到着し、逃亡した仲間とそれを止めようとして撃ち合っている4名を制圧する。シールズが突入しようとしていることから、カレンも説得を強める。大尉との交渉で、ベアの機体は爆破され機内の2名は無事身柄を確保された。追悼のデイヴィッド・ベルサリオさんは、ドナルド・ベリサリオの最初の奥さんとの間の息子さんのようですね。父と共に様々なシリーズのプロデューサーをしていたようで、関係者にとっては大きな損失でしょう。ネルは辞職したことになっているのですね。年休を使い果たして、お母さんも亡くなって、人生の過渡期かな。エリックは東京でビジネスに精を出している。(コロナ関係なく)ヘティは今後もああいう感じでリモート出演するのでしょうね。本家のダッキーと共に、うまいアイデアだと思いました。今回はworst case scenarioをあれこれ詮索している時間が長かったですが、それもまあ面白かったかな。表沙汰にすると、政府としてもコメントしなければならないし、そうなると戦争行為だあーだこーだと大変なことになる。日本が欧米各国と肩を並べて、世界戦争回避に動くと認識されているのは少しうれしい。(ドイツは訳されていなかったけれど)そういう時のための諜報活動ですが、アルカディも上手く機能し、公式には存在しないLAの領事館だとか、「極秘潜入捜査班」らしい働きをしたと思います。シールズのシニア・チーフの後ろにはどこかで見たような隊員の控室みたいなのが映っていて、ヘリでの偵察など「Seal Team」の、あああれあれ、という感じ。ディークスは新人のラウンドトリーに潜入捜査の極意?を見せて、先輩らしさを演出。過剰な演技でも面白かった。それにしても、アクションは機銃掃射のシーンと若干の銃撃シーンだけ、こういうLAも珍しいなあと思っって見ていました。ケンジーが「ドッグタウン伯爵夫人」というのは、ベニスビーチのスケートボーダーのブランドみたいですね。さすがディークスの妻。
October 16, 2021
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タイトルはロシア語で「始まり」。「ブラックリスト」の始まりがこれまでにない方法で描かれました。これまでの謎解きが一気に進む、かどうかは微妙です。(笑)ラトビアのシェルターでレッドはリズに「システム」について説明する。ここは、世界17ヶ所の出張所から集めてきた機密、情報を集め分析する場所で、それを元に各国政府、企業や権威を持つ人々を脅し金を得ることができる。元々サコースキーアーカイブの13の情報はより価値のある情報などとの取引に利用され、成長してきた。レッドはこれらの情報を元に判断し、情報はデジタルではなくアナログな方法でアメリカに送られる。シーフード会社のロゴは、リズの腕に残る火傷の痕と同じ形をしている。しかし、レッドは自分はロシアのスパイではなく、ステパノフもハンドラーではなく、古い友人だという。レッドはこのシステムをリズに引き継がせたいというが、リズが知りたいのはレッドの真実だ。レッドはカタリーナにN13だという話をでっちあげて、リズの目の前で殺した。しかし、レッドは全てのことを忘れて目の前にあるものを見るようにいう。カタリーナ・ロストヴァはKGBのスパイだったドミニクの娘として、幼い頃からスパイになるため教育された。仕事は国家を転覆しようとする人物を監視し、異分子を消すこと。母親は反対して、アメリカに去った。やがてカタリーナは第5局の任務を手伝うようになり、ハンドラーとしてステパノフが担当するようになった。ドミニクは娘の結婚相手コンスタンティン・ロストフを選び、愛のない結婚生活をさせただけでなく、浮気相手も指定した。モスクワ大使館に駐在していたアメリカ人のレイモンド・レディントンで、リズの父親その人だ。カタリーナはレディントンから情報を引き出す任務だったが、やがてリズ(マーシャ)を妊娠し、ドミニクはレディントンを引き止めるために産んで、夫にはあなたの子供だと言えと命令した。レディントンが帰国すると、カタリーナも渡米し、2人の間でリズの存在が問題となった。レディントンにはアメリカで家庭があったが、リズを望んでいた。嘘だらけの人生だったカタリーナはリズを産んで初めて真実を手にしたという。夫には嘘を突き通し、カタリーナは監視対象だと気づいていないレディントンとの関係を続けた。やがて、レディントンもカタリーナがスパイだと気づき始め、その証拠を掴もうとした。カタリーナはKGBだけでなく、より巨大な組織との繋がりを持っていた。「結社」だ。レディントンはその証拠を手に入れが、それがいわゆる「フルクラム」で、レディントンはリズをアメリカに呼び守ろうと考えた。カタリーナはそれを阻止するため、クリスマスの夜、仲間を連れてビーチハウスに現れた。レディントンはリズをクローゼットの中に隠したが、イリヤに見つかってしまい、カタリーナはフルクラムを差し出すように迫った。カタリーナ側も、レディントンを二重スパイだとしてはめる偽の証拠を持っていた。もみ合いの中、リズは落ちていた銃を拾って父を撃ってしまい、騒ぎで火事となった。カタリーナはレディントンを外に連れ出してフルクラムの場所を聞き出そうとするが、ぬいぐるみを取りに戻ったリズを追いかけ火の中に飛び込む。その後、リズの記憶を消そうとしたのはカタリーナで、レディントンは助からなかった。カタリーナはリズを守る唯一の方法は手放すことだと考え、ケイト(ミスター・キャプラン)にリズを託した。カタリーナはKGBから結社との二重スパイであること、反逆者であることを厳しく追及されることを恐れ身を隠したが、罪の意識などから死のうとした。しかし思いとどまり、幼い頃からスパイとして共に育ち、KGBにも結社にも入ったイリヤ・コズロフの助けを求めた。リズはドムがイリヤが死んだレディントンに成り代わったという話は嘘だったというが、その他の話は真実だという。カタリーナとイリヤはレディントンを生きていることにして、国を裏切ったスパイにするため、4000万ドルの金を引き出すことにした。レディントンの素顔はあまり知られていないので、イリヤがレディントンを装うことは可能だったという。ドミニクはレッドがイリヤだと信じたかったのだろう。それならば、なぜカタリーナは「レッド」を憎み恐れ続けたのだろう。カタリーナ・ロストヴァとしてリズの前に現れたのは、ドミニクがカタリーナに仕立てた工作員タチアナ・ペトロヴァだった。ドミニクはリズとアズネスを守るために、任務だと信じ込ませたタチアナを殺して存在を消そうとした。そのころ、KGBも結社も、家族を殺されたタウンゼントも必死にカタリーナを追っていた。ベオグラードでドミニクはイリヤに依頼してタチアナをカタリーナに仕立てた。しかし、結局死んだのはタチアナの夫で、偽カタリーナは生き続けた。「レッド」はその後、ドミニクがタチアナにしたことを知り、罪悪感を持った。それでレッドはカタリーナこと、タチアナに生き延びるための資金を援助したという。しかし、タチアナは本物のカタリーナをレッドが隠していることを知って、レッドから聞き出そうとパリに呼び出した。自分がカタリーナではない別人だと知らしめたら、執拗な追跡は終わるだろう。その時、リズとアグネスの存在を知った。リズはカタリーナの存在を嗅ぎ回っており、リズを利用することにした。リズはそれならば、カタリーナは自分を捨て、いったいどこにいるのかと問う。カタリーナは最初からリズのそばにいられる存在として「レッド」を作り上げたという。父としてレッドが存在すれば、父親を殺した記憶からもリズを守れるだろう。人々は実在しないレッドを追い、レッドはサコースキーアーカイブから発展した「ブラックリスト」を利用してリズに近づくリスクを排除してきた。リズは「レッド」の素性を知りたがり、それがタウンゼントに伝わる前にレッドはタチアナを殺した。「レッド」になったのは一体誰なのか。その時、リズがスイッチを入れたGBS信号を追ってタウンゼントの一味がシェルターに現れた。撃ち合いになり、リズが負傷する。倒れたリズはタウンゼントを撃って反撃する。レッドとデンベはリズを地下に運び、タウンゼントにリズを助ければこのシステムもお前に譲るという。タウンゼントはその気はなく、ハッチを開けようとするが、レッドはシェルターのガスを噴出させ施設ごとタウンゼントを排除する。白黒の過去シーン、これまでのキャラクターが総出で豪華でしたね。まあ、現実はレッドがリズに話をしたということになるのでしょうが、違和感はありませんでした。話された内容は偽カタリーナを除けば、これまでにわかったことの集大成で、おさらいみたいな感じでした。シーズン7で「カタリーナ本物か」と指摘されたブレリアさん、お見事。(拍手)私も彼女には違和感がありましたから、一応はきちんと決めた設定を守ってここまできたということなのでしょう。リズを殺せばレッドへの復讐ができるというタウンゼントは、レッドの血の繋がりもないリズへの愛をとことん信じたということか。ステパノフがタウンゼントにカタリーナは生きている、と話したのだったら、そっちを追うことで復讐が完了するのかな。いずれにせよ、レッドもかなりの痛手を被りましたがタウンゼント一味はこれで終わりですよね。FBIの存在はどうでも良い感じ、立ち入る余地はありませんね。旧ソ連時代のラトビアの秘密基地、そこで未だに紙媒体で情報をやり取りしている、というのは面白いですね。スパイ作品へのオマージュという感じ。システムを維持するのに、どれだけ金がかかっているのか、機密保持はどうするのか気になるところではあります。リズは火事の夜と同じようにタウンゼントを撃ったのだから、レッドの教育の賜物じゃないかもしれないです。それにしてもAXNで始まったシーズン1を見た後に、このエピソードを見れば「ブラックリスト」は十分じゃないかという気もします、というかシーズン2くらいまでは見たほうが良いかも。(笑)レッドはどこの誰だか、カタリーナのスパイ関係者であるということ以上に、何か秘密がありますかね。次回でいよいよそれも明かされるのでしょうね。
October 15, 2021
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『生存者』いよいよ、シーズン19が見えてきましたね。ネタバレも読んでしまいましたが、落ち着くべきところに落ち着きそうな印象です。人質を取り立てこもった下士官を逮捕するため、REACTチームが対応し、人質は解放できたものの、直後に家の中で爆弾が爆発し、犯人とREACTの隊員が死亡した。NCISは現場の捜査に向かうが、交渉人役だったジェシカ・ナイト特別捜査官の身柄が見つかっていない。マクギーらが家の中を捜索中にモールス信号が聞こえ、瓦礫の中からナイトが助け出される。ナイトは脳震盪を起こしており、病院に搬送される。容疑者の二等兵曹トビー・ウィザースは基地から武器を盗み出し武器集団に渡している疑いがあり、しばらく姿を隠していたところを、恋人の家にいることが匿名の通報でわかった、自爆したかどうかはわからないが、遺体を調べたパーマーは、ウィザースは爆弾を身に着けていなかったという。ケイシーは携帯のアプリを使った起爆方法だという。ビショップらが病院を訪ねると、ナイトは今にも病室を抜け出そうとしていた。ナイトによると、爆発したときにウィザースが起爆した可能性は少なく、携帯も手にしていなかったという。しかし、RFID受信機の破片が見つかっており、遠隔操作で起爆しているため、ターゲットはウィザース本人だったのではないかという。犯人はREACTの突入でウィザースが殺されることを予測していたが、ナイトの説得で投降したため、爆弾を使ったのではないか。強引に病院を退院してきたナイトがヴァンスに直訴し、チームに加わることになった。遺体にはREACT隊員が身につける装備に高周波受信器の破片があり、ケイシーはアプリから試作品を提供しているケスラー・ギア社に話を聞くことにする。ギブスは記者のマーシーから渡された女性の殺人事件について、捜査してほしいと頼まれる。犯人は見つかっているが、マーシーは誤認逮捕だと言い、警察は解決済みとして取り合ってくれない。ギブスは旧知の元警官に頼んで、オープンにされていない資料を手に入れる。ケスラー・ギア社のケスラーCEOは自らNCISに赴き、装備のデコードに協力する。ケスラー社では試作品をREACTチームにテストしてもらうことで、政府とも取引ができるようになったという。爆弾が爆発したとき、RFID信号を受信しており、発信された場所が判明する。トーレスとナイトがトレーラーに突入すると、持ち主のリッキー・ソーレンは死体で見つかる。ソーレンには前科があり、2万ドルが振り込まれていた。爆弾を作ったのはソーレンだと断定できるが、彼は雇い主に殺されたと思われる。ヴァンスはREACT隊員全体が狙われたと考え、ナイトに保護を受けるようにいう。ナイトは仲間を殺した真実を突き止めたいと答える。パーマーは一人生き残って罪悪感に苦しむナイトに、心の中を表に出すように勧める。検視によると、死亡した隊員マッデンは重い肺疾患で余命1年だったことがわかる。マッデンの自宅からは大量のREACTの装備が見つかり、NCISはマッデンの裏の姿に関心を持つ。4日前、マッデンはNCISのジムを利用したと見られていたが、工作して武器庫から25万ドル相当の装備を持ち出しているところが監視カメラに映っていた。彼も武器を盗んで横流ししていたのか。ナイトは信じていたマッデンの行動に激怒する。ただ、マッデンの車の行き先が法律事務所や化学ラボであることがわかり、パーマーはマッデンが1年前から突発性肺線維症を患っていたという。試作品の装備を装着し始めてから、表面の素材として使われたPBCEが原因で一気に悪化したと見られる。PBDEは現在使用禁止になっており、喘息の既往症のあるマッデンにとっては災いとなった。マッデンはケスラー社を訴える準備をしていたのだろう。ケスラーCEOはソーレンに金を送っており、雇ったことを認める。しかし、実際に爆破したのはナイトらのリーダー、ダルトンだという。カネ目当てのダルトンはマッデンの告発を口封じするために、ウィザースの事件を匿名で通報してマッデンを殺すつもりだった。ダルトンはナイトに、どうせ奴は病気で死ぬはずだったという。屋上から飛び降りる素振りを見せたダルトンをナイトは説得することはなく、逮捕する。ギブスはマーシーが持ってきた事件を深堀りし、他にも同様の殺人事件があることを指摘する。犯人はハンマーで被害者を撲殺していた。REACT隊員の葬儀が行われ、ナイトは家族を失った孤児の気持ちだという。マクギーは家族は増えるものだよと話す。ジェシカ・ナイトこと、キャサリン・ローはシーズン19から加わるのですね。「Hawaii Five-O」に出ていて、NCISシリーズとはクロスオーバーしているのですが、そちらはなかったことに?(笑)バリバリの武闘派で、これまでの女性捜査官とは違うイメージですね。アジア系なのかな、ダイバーシティとしては良かったなと思います。ただまあ、キャラクター面ではtypecastなな印象ですが。REACTはニューオーリンズのセバスチャンも加入したいと言っていましたが、本家チームにはいなかった人材ですね。民間の試作品を実際の任務で使用させるのは杜撰な感じがします。化学薬品だけでなく、装備一つ一つの安全性が確認されないまま、危険な任務についているのだとしたら危なっかしくてやっていられません。隊長自ら部下を危険にさらすなんて、本当に信じられない。マーシーさん、きれい好きですね。髪の毛もやっとセットしてもらって、やり手のジャーナリストというよりは、マーク・ハーモンの奥様という雰囲気がしてきました。この辺は誰かの意見があったのかな。男やもめのギブスも、これからはやっとまともな食事をするようになるのでしょうか。
October 15, 2021
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いよいよだな。騙し騙され、あっちとこっちでボールを回しながら、結局ゴールはできないところにスリルを感じ、ド派手なアクションもありましたが、それは全部時間つぶしですよ。最後の最後に、「あ~」ですね。(笑)ビーノの店に閉じ込められたレッド、リズ、デンベはタウンゼントの攻撃を受ける。どこかにビーノのパイプラインの入り口があるに違いないと探して、3人はタウンゼントらが飛び込んでくる前に店を出た。パイプラインの出口はコンビニで、リズは店の前に止まったパトカーを見て、レッドとデンベを置いて店から姿を消す。レスラーの容態が悪化し、クーパーはアラムとパクに見守るよう命じる。リズはクーパーを呼び出し、レスラーの様子を尋ねる。クーパーはリズに自首を勧め、FBIがタウンゼントからリズを守ると約束する。レッドと一緒ではさらに血が流されることになる。リズは逮捕され、かつてレッドが監禁された「箱」の中に入る。タウンゼントの唯一残された家族で忠実なゴドウィン・ペイジの元に、危険なので脱出させるという使者がやってくる。タウンゼントのはからいかと思われたが、実はレッドが差し向けたもので、レッドはタウンゼントを殺すために協力してほしいという。もちろんゴドウィンは断るが、レッドは拷問のプロ、ブリムリーと妻のエドナを呼ぶ。アラムはリズの頼みで意識を取り戻したレスラーと電話で話をさせる。クーパーはパナベイカーにリズとの取引を要望する。クーパーとしては、悪いのはレッドだという思いだが、パナベイカーはリズは起訴されると断言する。その時「郵便局」の屋上にヘリが到着し、特殊部隊のメンバーが降り立つ。チームは屋上を爆破して侵入し、リズが入れられた「箱」をヘリで吊り上げるという荒業に出た。クーパーはタウンゼントがリズを奪取したと断定するが、それもレッドが差し向けたチームだった。レッドはゴドウィンと同じ厩舎の隣のブースにリズを拘束する。パナベイカーはリズを奪ったのはレッドだという。しかし、それならばクーパーに黙ってやるはずがない。パナベイカーは考えを聞き出すためレッドを郵便局に呼ぶように命じる。リズはゴドウィンが首の後にGPS発信機を埋め込まれたと知り、ゴドウィンに取引をもちかける。タウンゼントはリズを殺してレッドに復讐をしようとしている。もしゴドウィンがタウンゼントに口添えしてくれれば、自分はゴドウィンを逃がすことができる。そして、タウンゼントがレッドを殺すのに手を貸すという。リズはゴドウィンにナイフを渡し、自らチップを取り出すようにいう。そのチップをリズがオフにして、タウンゼントにこの信号をチェックさせる。タウンゼントがリズの要求を飲めば、レッドと一緒の時にチップをオンにするという。ゴドウィンの信号が消えたことに気づいたレッドの手下がゴドウィンの様子を見に来ると、ゴドウィンが反撃して脱出する。レッドはクーパーにリズを確保したことを報告し、クーパーはリズが正しいことをしようと自首したのに、と激怒する。レッドはリズの目的はレッドの正体を突き止めることで、その秘密をリズの安全のためにひたすら隠してきたが、もう全て話すしかないと話す。レッドはゴドウィンが逃亡したのでFBIに捜索してほしいという。ゴドウィンはタウンゼントにリズの取引について報告し、レッドの居場所を知らせるという。その後、ゴドウィンはFBIに投降し、レッドはリズの拘束を解く。リズはレッドの電話を借りて、タウンゼントに連絡し取引を成立させる。リズは全てを話すというレッドを信じることなく、GPS発信機のスイッチをオンにした。クーパーはリズがタウンゼントにレッドの命を売った事を知り、レッドに危険を知らせようとするがレッドは電話を受けない。タウンゼントはGPS発信機の信号をキャッチするも、レッドとリズは機上の人となっていた。クーパーとパナベイカーは入り組んだ状況について検討する。リズは司法省の情報提供者であるレッドを殺そうとしている、司法長官はリズに対して「バーン・ノーティス」を出したという。リズは知りすぎており、存在を消さなければならない。リズを片付ければ、司法省はレッドとは手を切り、クーパーのチームは存在しなかったことになるという。つまり、クーパーがリズを正式に逮捕すれば、チームは終わりだ。レッドはリズをラトビアのリガにつれていく。リズの手には幼い頃、火事で火傷をおった痕がある。レッドはあの夜、その場にいて痛みに苦しむリズの姿を見ていたと認める。「我々の選択がリズの人生を変えてしまった」。リズの傷跡の形はレッドの心に強く残った。リズの傷はレッドにリズを守るという誓いを立てさせたという。ある日、地図上でそれに似た地形を見つけたという。ここから全てが始まった。レッドは火事の夜、フルクラムのためにその場にいた。レッドはエピセンターという場所にリズを連れて行く。レッドがN13だというのは、一部は正しいという。ソ連が崩壊した時、N13はKGBから13パケットの情報を盗んだ、レッドはN13だ。だが、サコースキーアーカイブを盗んだわけではない、それは贈り物だった。カタリーナととても近い人物からの贈り物…レッドはカタリーナはN13だとはめられてもいないし、殺されてもいないという。アーカイブは種であり、それを洗練されたものに育てて情報ネットワークにしていった。カタリーナの知識を元に、慎重に築き上げられ、リズを守りカタリーナを隠すためレッドに力を与えた。ここはそのビジョンが体現化されたシステムの一部で、レッドが30年間かけて人生を捧げたところでもある。ここが「ブラックリスト」だという。いつもに増してレッドが神妙な面持ちでしたが、その言葉が真実だとすると、KGBのスパイだったレッドは、カタリーナの親しい人物からの贈り物としてサコースキーアーカイブを手に入れ、幼いリズの姿を目撃して、自分の重要な仕事の側面を認識し、リズを守らなければならないという使命を得たということになります。レッドが何者か、ということはそれほど大事ではないという印象ですね。カタリーナは自分がN13だと言われて、命を狙われた、その原因がレッドだった、と言っていましたが、それはカタリーナの勘違いってこと?しかも、レッドはカタリーナを殺していない?何度目かの偽装?次週予告は置いておくとして、30年かけてレッドは単なるロシアのスパイ以上の、世界平和、greatet goodのための活動をしていたということになるのかな。でも、リズの命が危ないというのは、どうつながるのか。ファイルの内容のため、N13であるレッドへの恨みつらみがとてつもなく大きく、レッドにとって大切な存在のリズを傷つけることが復讐の最たるものだ、ということでしょうか。カタリーナが死んでいないかった、という展開だと、おいおいまたか、と言いたくなりますが、このややこしい設定はやはり「Alias」を思い出しますね。「バーン・ノーティス」は良かったな。海外ドラマを見ている人は「おお!」思ったでしょう。ラトビアだったかどうかは忘れましたが、過去のエピソードでレッドとデンベが北欧だったか(極東だったかもしれない)を訪れるシーンがあって、そこだけなぜ?という感じだったのですが、伏線だったのでしょうか。それがどのエピソードだったか、思い出せませんけど。(汗)レスラーの容態が悪いのは心配ですが、死にはしないでしょう。来週が楽しみだなあ~残念ながら、来週は諸般の事情で更新がままならないので、あしからずご了承ください。
October 7, 2021
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『見えざるもの』トーレスとビショップの関係について意味ありげな会話が多くて、ドラマのテンポを邪魔しているように感じました。ギブスの船のジョークもしつこいというか。それでも、前のストーリーの終結になったのでまとまった感じはあります。国防総省に勤務するタブマン海軍大佐が射殺された。強盗に襲われたとみられ、所持していたノートパソコンがなくなっていた。大佐はマスク姿の男ともみ合った末、相手の銃を奪おうとして撃たれたようだ。タブマン大佐は国家軍事指揮センターの所属で、原子力潜水艦のミサイル発射コードを管理しており、暗号技術者を管理する立場でもあった。しかし、盗まれたと思しきパソコンには公開鍵しか入っておらず、盗んだ目的は発射コードではなさそうだ。パーマーとケイシーは、トーレスとビショップの関係についてお互いに話し合うべきだと気を回す。ビショップは自分たちは友達だと言い張る。検視で大佐の爪の間から犯人のものとみられるDNAを検出、エドガー・プラウストという男が浮かぶ。身柄を確保して追及すると、1,000ドルで盗めと言われたという。大佐を殺すつもりはなかったが、銃を奪い合ったときに暴発してしまった。依頼主に渡したノートパソコンで彼らはウェブサイトを開いたが、そこにNCISのロゴが見えたという。どうやらNCISのコンピューターがハッキングされたようで、犯人はデータベースの中から捜査資料を閲覧した。目的はギブスの隣人だったフィニアスが預けられた叔父叔母のケイダー夫妻の情報で、マクギーはすぐにギブスと連絡を取る。ケイダ―夫妻は証人保護プログラムには入っていないが、リビアの伯父ハッサンに見つからないよう、密かにメリーランド州に引っ越しをしていた。その情報を犯人に知られたようだ。ハッサンは兄弟をフィニアスの母親に殺され、親子に前回100万ドルの懸賞金をかけた。ギブスは知らせを聞いてすぐにフィニアスの携帯に電話をかけるが、電話に出たのは州警察のバーンズ巡査部長だった。実はケイダ―夫妻の乗った車が事故を起こし、重体となった夫妻は病院に搬送された。子供の姿は見つかっていないという。停職中のためギブスは巡査部長にNCISに連絡するように言い、自分は病院に向かう。手術中の夫と安静のため昏睡状態におかれた妻からは話の聞きようがないが、妻のミッキーからはフィニアスが誘拐されそうになったことがわかった。ボルティモアのケイダー家では、何者かが家中を荒らしたようで、その目的はわからない。自分も捜査に加わろうとしていたギブスの家にフィニアスが現れる。外出していた一家が戻ると、家から男2人が飛び出してきて慌てて逃げたという。男たちは事故を起こそうとして、伯父の車が道路わきの木ににぶつかった後、ミッキーはフィニアスに逃げろと言った。ギブスはここは知られていないからと、フィニアスをかくまうことにする。フィニアスはギブスの今の生活について、あれこれ質問をしてギブスを困らせる。ハッサンについては、手下を3人連れてリビアを出国したことがわかる。カナダ経由でアメリカに偽名で入国し、レンタカーを借りたためその足取りを追うと、ケイダー夫妻の事故現場からは信号が途絶えてしまった。ただ、車を借りるときに使ったクレジットカードがフェアファックスのホテルで使われた。マクギーらがホテルに向かうと、そこに病気の男の子を看病する男がいた。男の子はハッサンの息子アフメドで、男はハッサンに脅されて治療をしている医師だという。アフメドは慢性骨髄性白血病で緊急に骨髄移植の必要があった。ハッサンの目的は血のつながったフィニアスから骨髄を手に入れることだったのだ。ハッサンはケイダー家でギブスからフィニアスに宛てた手紙を入手し、書かれていないギブスの住所を突き止めたらしい。マクギーがギブスに連絡をしたときには、すでにハッサンはギブスの家に手下を一人連れて侵入しようとしていた。ギブスはフィニアスと犬のルーシーを隠し部屋に隠し、一人敵と戦う。ハッサンはギブスの仕掛けたトラップに引っ掛かり、ギブスが銃を向けると隠し部屋を抜け出したフィニアスに殴り倒された。息子のアフメドに助けが必要だという言葉をフィニアスは重くとらえる。トーレスとビショップは自分たちの関係について、話をすることにする。フィニアスはアフメドに骨髄を提供することに同意し、ギブスはフィニアスに懐いているルーシーをフィニアスに譲ることにする。フィニアスが前回里親のところに戻っていった時、おばさん役がJAGのハリエットだとは気が付きませんでした。今回は包帯だらけの痛々しい姿で一瞬しか出てこなかったのがちょっと残念。ちなみに夫のバドは何度もNCISに登場しているので、ハリエットとわかるような姿ではだめだったのかしら。フィニアスとギブスがアナログな手紙という形で連絡を取り合っていたことが、敵に居場所を突き止められるきっかけになったとか、「電話帳」で番号を管理する超アナログなところとか、関連していたのですね。今回、タブレットを贈ってギブスと繋がることを勧めるダッキーだとか、テーマが一貫していたように思いました。でも自宅にパニックルームのようなものを準備していたり、敵と戦う面ではギブスはさすがに百戦錬磨でしたね。フィニアスがやたらギブスの身辺についてなんでも知っているのは驚きましたが、スローンとの関係だとか結婚しないのかとか、寂しいから犬を飼うんでしょうとか、これは脚本上の都合でしょうか。それと並行して、トーレスとビショップの関係をパーマーとケイシーがあれこれ聞きだそうとするのも、残り3話で何とかしたいという表れか。無理やりぽいですが、ビショップが人質になった体験が何か変化をもたらしていることは確かのようです。それがタイトルの「目に見えない進歩」とつながっているように思いました。銃の訓練をしたり、相手を殺す方法について平然と話すというビショップは、恐怖を克服したということだったのかも。トーレスの方は何やら別のことを想像しているようにお見受けしますが。ギブスもフィニアスから直球で寂しくないの?とぶつけられ、意地を張る気もなくなってきたでしょう。そろそろ、現場に復帰するころでしょうか。
October 7, 2021
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