全4件 (4件中 1-4件目)
1
クリスマス休暇を終えて、心機一転、新たにストーリーを組み立てていくのか、という雰囲気ですね。事件は一応あるにはあるけれど、それ以外のキャラクター個人の話題というか、日常ですね、が多かった。それもまあいつものパターンですけど。海軍予備役の一等兵曹ベラミーが警備員として働いている図書館の前で射殺された。ベラミーは海軍医療戦略訓練センターの所属で、海軍の人事や機密にアクセスできる立場にいる。目撃者によると、男に追われ後ろから撃たれたという。NCISが捜査を開始するが、ベラミー本人にはギャンブル癖があり借金のために住宅を出ることになったという。ベラミーの携帯には、予備役100人以上のリストのファイルが入っており、金のためにベラミーがそれを売っていたという疑いも出てきた。ディークスがNCISのアカデミーに入学するにあたり、人事担当のマルティネス捜査官が面接にやってくる。同僚からディークスの人柄などを聞いた上で、ディークス本人の面接が行われる。事件現場の映像が手に入り、ベラミーが男に封筒を手渡した後に、男が銃を取り出して逃げるベラミーを撃った様子が映っていた。封筒の中身はやはり予備役のリストなのか。カレイドスコープのチェックに訪れたエリックは、ネットでベラミーらしき人物が情報を売っているのを見つける。予備役兵は大学や政府の請負企業などに務めており、敵対する国には欲しい情報があるだろう。ベラミーはキャンピングカーで暮らしており、サムは車の下から100人以上の予備役が載ったファイルを見つける。それも、高位の士官たちばかりだ。誘拐などの危険もあり、それぞれと連絡を取ると、DARPAの一員のナタリー・チャン少佐の消息が不明とわかる。チャン博士は心理学の研究者で、サムとラウンドトゥリーが自宅に向かうと、アジア系の男性2人が家から出てきた。逃げる2人を追いかけて身柄を拘束するが、彼らは何も話そうとしない。家の中は荒らされていたが、男は家の鍵を持っていた。彼らはチャン博士の研究内容を奪おうとしていたのか。ケンジーはDARPAでチャン博士の同僚のモーリング博士から話を聞く。彼らの研究はニューロテクノロジーで、PTSDの兵士を非外科的な治療を行うという。脳コンピューターインターフェイスを開発することで、考えただけで絵文字が伝わるらしい。この分野は他でも研究が進められているが、チャン博士らはその先端を走っており、チャン博士は研究の中心だった。目撃者が犯人の車に書いてあった「悪く思うな」というモットーは中古車屋の宣伝文句とわかる。エリックはベラミーの書き込みに反応した人物を特定し、ケルシー・ミラーがアパートの部屋をジミー・ファンという人物に貸地得ることがわかった。ジミー・ファンはデイヴィッド・ラオと共に1ヶ月前に入国しており中国籍だ。ラウンドトゥリーとサムが先程捉えた人物と関連があると見られる。中国はチャン博士の技術を盗み、戦争で無人システムなどに応用させるつもりなのだろう。中国は全世界で医者や弁護士、大学教授などを誘拐してきたという事実もある。エリックのカレイドスコープAIが、犯人のバンがホワイトマン空港に到着したのを察知した。ネルは各方面に手配し、航空機が離陸しないように手を回す。NCISはホワイトマン空港の格納庫に突入し、チャン博士を誘拐した実行犯を倒すと無事博士を救出した。ジミー・ファンは姿を消したらしい。ディークスの面接でマルティネス捜査官はLAPDの内部捜査のファイルを持ち出し、ディークスに問題がありチームプレーヤーではなかったようだと指摘する。ディークスは警察組織の腐敗に声を上げたが、組織から報復されたという。悔いが残るとすれば、もっと早く声を上げるべきだったが、ここNCISではこの世の暗闇を照らすために仲間と全力で取り組むことができると話す。マルティネス捜査官は「会えて良かった」と言い、帰っていく。カレンはアルカディを呼び出し、元KGBのアイヴァン・レベドフを探していると告げる。細々としたネタが満載で、よくわからないこともありました。サムの娘キャムランは無事海軍士官学校に入学が決まったのですね。親心であれこれ手を回して娘を鍛えたいというサムですが、娘はまだ入学は先のことなのだから、友達と遊びたいと青春真っ只中。ただ「サンクスギビングにブダペストにヘッドライトとテープだけ持って立ち寄った」というのが、どういう状況だったのやら。アカデミー入学に関わることだったのか、あるいはサムの子育ての逸話だったのか。伝説のシールズ、サムが海軍一家だったことに興味津々のラウンドトゥリーが本を書けばとか、ポッドキャストでも始めれば、と冷やかす。「タップス」という映画は見たことがないのですが、結構暗い話のようですね。カレンがアルカディを呼び出した本題は、アナにプロポーズしたいということだったのかな。アルカディの方は娘を幸せにしてくれるのならそれでも構わないという雰囲気ですが、カレンはまだためらっているように見えます。エリックはこのままだと、完全にお客さん状態で、今後もストーリーには加わりにくいですね。ディークスの面接については、随分人物評価を丁寧にやるのだなという印象でした。同僚からの評価、前職の警察の評価、そして本人。連邦捜査官になるために、相当詳しく話を聞いて理解しようとするのは、当然といえば当然かもしれません。それでも、ディークスのキャラクターを改めて見直す機会になりましたね。仕事や職業という問題ではない、「Purpose」の問題なのだ。こういう真面目なディークスを見るのは、ケンジーに愛の告白をする以外では珍しいように思いました。でも、さすがにスーツを着るとおじさんくさいなあ。「フロッピーディスク?、知らない」と、ラウンドトゥリーは相変わらず良いところを持っていく。ドアもひょいと飛び越えて、若さをことさら強調していました。トム・フォードの服はやはり高いですね、スーツで50万円くらい。ネルはますますヘティ化していきますね。(笑)昨今はまともに中国を敵国にするあたりが気になります。「君たちは洗脳されている」て、さすがにちょっと。
November 25, 2021
コメント(3)
LAなので季節感がないけれど、いつものクリスマス時期なのですね。いろいろ辛いことがあったこの一年を忘れたい、クリスマスシーズンだからこそ、優しい気持ちになりたい、特に今年は、ということでしょう。「zoomクリスマス」というようなことを将来懐かしく思い出すのでしょうか。国境警備局が不審な車を止め車内を調べたところ、乗っていた女性が使っていた酸素ボンベの中から大量の覚醒剤が見つかった。運転していた男は妻の病気のためにメキシコに行き、酸素ボンベを受け取って戻ってきたと主張する。その男がかつてカレンが里親の家で一緒に暮らしたレイモンド・ルイスだったため、ヘティはDEAから強引に捜査を引き受けたという。カレンは自分のせいでレイモンドを刑務所に行かせたという負い目があった。サムはクリスマス休暇で娘のキャムランと過ごす予定だったが、戻ってきた娘は久しぶりに友人と遊ぶといって、サムは仕事に戻る。ディークスは収入減となり、家の購入をためらう。それだけでなく、ケンジーの命を狙うケスラーの行方も心配だ。クリスマス休暇を取らないファティマはネルから次々と仕事を命じられる。そこについに、エリックが戻ってきた。レイモンドの妻ポーラは肺の病気が悪化し、手術が必要となったが、手術は半年待ちで保険の控除免責金額も話にならない。それでメキシコの病院で手術を受けることにして、予約を取りに行ったという。向こうの医師は酸素ボンベを何本か処方してくれたが、使うとすぐに切れてしまった。レイモンドには前科があるため状況は不利で、カレンは複雑な心境になる。しかし、メキシコ側病院の確認が取れ、夫妻は騙されて運び屋にされたと考えられる。レイモンドはメキシコの病院でLAのクリニックにいる看護師を見かけたという。たった2ヶ月しか同じ里親の家にいなかったがレイモンドはカレンを思い出し、彼を信じるカレンは入院している妻と会わせることにする。エリックは自分が発明したもので国防総省と取引し、数十億ドルの契約を結んだという。今やとてつもない金持ちになったエリックに、ケンジーはディークスのために多少金を回してもらえないかと考える。エリックは新製品のベータ版を司令室でテストをするためやってきた。これまでの監視システムに代わって、AIを使って追跡対象が行く先を予測することができるという。しかし、新監視システムを導入した途端、全てのシステムがダウンしてしまう。サムとケンジーは、レイモンドがメキシコで見かけた看護師をLAのクリニックで探す。そこに銃を持った看護師が入っていくのを目撃し、ケンジーはレイモンドの妻の担当のソト医師を逃がす。殺し屋はソト医師を狙っていた。レイモンドはその殺し屋がメキシコで酸素ボンベを渡した看護師の男だという。ソト医師は覚醒剤の密輸に関わっていたことがわかり、DEAと連絡を取ることになった。カレンは事情を話して、レイモンドの起訴を取り下げてもらう。レイモンドは里親と連絡を取った時に、カレンが行方不明になっていると聞いたという。エリックのシステムが無事導入され、殺し屋の看護師の身元がわかる。ディエゴ・フエルタは夫妻を追って国境を超えていた。監視システムはレイモンドの妻が入院している病院に、先程の殺し屋たちが接近しているのを感知する。NCISの情報で、カレンとレイモンドはフエルタを倒し、殺し屋の仲間もサムが捕らえることができた。覚醒剤の密輸団は、レイモンド夫妻が国境で止められたのをきかっけに、密輸を中止することにして、医師と夫妻を始末しようとしたのだった。カレンは困っているレイモンドに手術費用を援助したいという。かつていじめっ子にいじめられていたカレンに代わって、レイモンドが敵をとった。しかしそのせいでレイモンドは刑務所に入ることになった。レイモンドは自分の選んだことだったと言い、おかげでポーラというすばらしい存在に出会えたという。ディークスは久しぶりにエリックと会って話をする。エリックは儲けた金をホームレス支援のNPOに寄付すると言い、彼らのための恒久的な住宅を建てるつもりであるという。エリックは世界を変える男となった。ディークスは家を購入するためにバーを手放すことを決心する。ヘティから連絡があり、ディークスをNCISのアカデミーへ入学させることが叶ったとう。エリックがやっと戻ってきましたね。ビジターパスをつけていたということは、現在NCISに籍がないのかな?外見もすっかり浮世離れして、とんでもない大金持ちになったことから、もはやNCISで働く必要もなさそう。もちろん、ネルとの関係がきになりますが、新しい道に進むことと交際は両立しそうな気がします。ネルがかつてやっていた雑用はファティマが引き受けるようですが、ネルもいずれ自分が選んだ道に進むのでしょうね。半田吸収ポンプて、何と細かいネタ。ケスラーの行き先が東京?と、妙に日本に絡んできますね。(笑)カレンの過去の話(里親)は取ってつけたような印象でしたが、黒人の乗った車が法執行者に止められることの緊迫感はリアルに感じられました。普通なら即拘束されて、しかも前科があるということなので厳しい状況でした。ヘティがDEAからもぎ取ってこなければどうなっていたことか。ディークスがアカデミーに入れたのも、それもこれも、クリスマスの奇跡だったのですね。ヘティ、どこにいるんだか、繋がりにくい通信が何だか別の世界からのお告げみたいに見えたりして。(笑)サムの娘は今後ストーリーに関わってくるのでしょうね。彼女はアナポリスの士官学校を目指すという。推薦を誰に頼むのかと聞かれて「カマラ」と答えたのは、副大統領という意味か。つまり、誰にも世話になりません、自分一人の力でやっていきます、という若者らしい意気を見せました。先週の「ブルーブラッド」で、警察一家の孫娘が初パーティに行くのに、裏でしっかりじいちゃんが手を回して警備の目を光らせていた、というがありましたが、どこの世界でも親心は同じですね。タイトルの「If the fates allow」は流れていた「Have yourself a merry little Christmas」の一節ですが、運命が許すなら、私たちはずっと一緒だ、というところで、「うっ」となります。運命の定めによって、別れは訪れるということでしょうか。コロナ禍で多くの別れがあったはずですし、ジュディ・ガーランドが「若草の頃」という映画の中で歌ったゔバージョンはかなり暗い設定だったらしくて、いつもならハッピー気分で聞く曲が、今年は何だか胸に沁みるように思いました。
November 18, 2021
コメント(4)
何だか、変な感じ、違和感があるのですが、制作側は一体どうしたいのだろうか。ゲストの人、一瞬ジェームズ・レマーかと思いました。役者さんもされているが、メインはプロデューサーの方なので、やはりどうして?がぬぐい切れません。それでも、まるでレクター博士、お見事でした。アリゾナの連邦刑務所から、ランディ・シンクレアとディヴィッド・ケスラーの2人の受刑者が脱獄した。シンクレアは大統領暗殺を計画して逮捕されており、元CIAのサイコパスだという。ケスラーはケンジーがLA支局に来る前にDCで逮捕しており、武器商人で未成年者を人身売買していた。ケスラーはすぐに逮捕されて刑務所に戻されたが、ケンジーに執着していて、毎年DC本部にケンジー宛にプレゼントを贈ってくる。シークレットサービスのモンロー捜査官から、そのケスラーがシンクレアの行先について、ケンジーとだけ話すというので、ケンジーはアリゾナに向かう。ディークスはLAPDとの連絡役を解かれ、捜査に加わることができず、ケンジーの身を心配する。サムとラウンドトゥリーはシンクレアの行先を探すため、ケスラーが逮捕されたアリゾナの山地で捜索を開始する。シンクレアが捕まっていないのは、協力者がいるに違いないという。サムはFBIの見立てとは違い、シンクレアは山に籠っていると考える。ケスラーは投獄された直後は暴力的だったが、1年前に「神を見つけた」と言い、落ち着いてきたという。ケンジーはケスラーのための特別な独房でケスラーと向かい合う。ケスラーはケンジーの外見を観察し、心理的に揺さぶりをかけてくる。それだけでなく、ケスラーにはDCに有力な協力者がいるといい、政府にもコネがあるらしい。余裕たっぷりなケスラーにケンジーは翻弄され始める。カレンはケスラーの元恋人というミシェル・ブーシェに話を聞く。ミシェルはコカインでケスラーに操られていたと言い、彼の売春ビジネスを担っていたが、検察には被害者だと認定され、起訴されなかった。ケスラーはずる賢く、今も彼のことを恐れているという。しかし、逮捕されたと聞いて驚く。未成年の子供たちを人身売買したことをミシェルは苦にしているという。ケスラーの母親はコカイン中毒の売春婦で、息子を虐待していた。カレンはこのことをケスラーから協力を引き出すために利用しろという。NCISからの情報を受け、ケンジーは母親の件でケスラーを揺さぶるが、失敗に終わる。カレンは交渉の切り札として、ミシェル本人を利用することにする。ミシェルは今もケスラーを恐れており、電話で話すよう促されるが、ミシェルはおびえ切り情報を聞き出すような状況ではない。サムとラウンドトゥリーは山中にヘリコプターの痕跡を見つける。やはり協力者がいるようだ。ケスラーの弁護士はケスラーの唯一の面会者で、面会した後に、大統領首席補佐官のジェームズ・ランカスターに電話していた。ケスラーは自から、2分間大統領と話をさせろと言い出す。彼によると、大統領とは議員になる前から親しい関係だという。打つ手がないNCISはホワイトハウスと連絡し、大統領とケスラーを直に話すことを認めることにする。ケスラーによると、2人は古い知り合いらしい。ケスラーは大統領と話をした後、シンクレアの居場所を知っているという。やはりシンクレアは山中に隠れており、ヘリコプターの痕跡は陽動作戦だった。サムとラウンドトゥリーが現場に駆け付け、シンクレアを逮捕する。ケンジーはケスラーが8時間前に大統領命令により釈放されたと知り、ショックを受ける。カレンはケンジーとディークスに身柄を隠すように言う。ミシェルが自宅から姿を消し、家宅捜索をしていたところ、ミシェルとケスラーが親しくしている写真が見つかった。2人はやはり交際しており、ケスラーはわざと捕まってシンクレアのことを尋ねられるのを利用したのだった。ミシェルはケスラーの被害者を見事に演じきり、NCISは騙され、ケスラーが大統領とつながることに手を貸した。それだけでなくケンジーはケスラーに狙われる懸念が出てきた。いきなりケンジーの生活を脅かす存在が出てきました。LAに来る前、DCにいたということはギブスたちとも同じ職場にいたということ?妊活を始めようというケンジーのvulnarableな部分を攻撃し、君の頭の中に俺が存在し逃れることはできないと暗示をかけるような手口は陰湿、卑劣です。この感じだと、ケンジーはケスラーの影に怯え、再び姿を見せるケスラーと対決するという展開になりそうですが、まさか、これっきりということはないですよね。大統領がケスラーのような輩に脅されて、簡単に釈放するというのは、ケスラーよりも大統領の方が問題ありということか。ディークスはヘティが手を回したにも関わらず、正式にリエゾンオフィサーの立場を失い、赤の他人となってしまった。今の年齢でNCISにエントリーすることも、普通はないという。ネルの涙は今生の別れのようで、大変気になるのですが、ケスラーの脅威の前にかすんでしまいました。ヘティは姿は見せないけれど、戻ってきたということですね。それこそ、ヘティの力でこの不届きものを再び刑務所に戻してほしいです。サムとラウンドトゥリーが人種問題に触れているのは、今後こういった話題が取り上げられるのかなあと思いました。確かに、ラウンドトゥリーの参加はこれまでにない展開になりそうだ。ケスラーが「ヤンキー・ドゥードル・ダンディ」の歌を歌っていたのも、何か含むところがあったかなと思いました。本当の黒幕はミシェル、というバターンはありがちかな。
November 12, 2021
コメント(4)
ディークスの出番を減らしてまでゲストを出す必要もないと思いますが、しかたないのかなあ。アナの今後ですが、本来前シーズンの中で扱いたかったのかなと思いました。コロナ禍についての言及がありましたが、なるほど上手くつなげましたね、違和感はなかったです。LAは酷い山火事がありましたよね、それも盛り込まれていました。zoomでトレーニグするとか、いかにもです。ダウンタウンの使われていない倉庫で、大量の衣料品の箱の中から海軍予備役が死体で発見される。テリー・コールマン下士官は軍の極秘情報にアクセスできる部門に所属しており、倉庫に不法侵入したものがいることがわかっているが、コールマンが殺されたのはその12時間前だという。ディークスが捜査に加われないため、デシャン捜査官がケンジーと組むことになった。カレンの自宅で暮らしていたアナ・コルチェックは、2日後にボランティアで火事で家を失った人々の再建を手伝う仕事に出ることになっている。倉庫の中には高級ブランドの衣料品やスニーカーなどがあり、盗品だとわかる。倉庫の外部に車をこすって、壊れたサイドミラーが落ちていた。犯人は複数で、盗品を盗もうとして侵入し、死体を見て慌ててその場を去ったのではないか。防犯カメラに映っていたのは、フェアファクスのラシェル・チャンとわかる。コールマンの口座には月に2回給与が振り込まれていたが、コールマンはその翌日には全額引き出していた。ギャンブルなどの性癖があったのか。コールマンには恋人がいたようで、ケンジーらが話を聞くと数週間前に別れたという。コールマンは海軍の仲間でPTSDで自殺した兵士の妻子の面倒を見ており、それが別れるきっかけになったらしい。自分よりも他人に尽くすコールマンだったが、副業でバーの用心棒をしていたという。隣の倉庫のカメラには、不法侵入の共犯らしいバンが映っており、運転手と同乗者の顔が判明した。さっそく、身柄を確保しボートハウスで話を聞く。ラシェルはジョジョとマーカスにやれと言われて、遊び感覚で盗みに入ったというが、実は倉庫に高級品があることを知って盗みを持ちかけたのはラシェルだった。ラシェルはインスタでリッチな生活を見せつける「ブラッドライム」という男にDMを送り、付き合い出した。ブラッドライムが何でも手に入るというので、アクロニウムなどの高級品をねだり、倉庫に入っていくのを確認したという。ケンジーとファティマはコールマンが用心棒をしていた「プリヴィ」というバーで、店長のリンカーンに話を聞く。コールマンの仕事上には問題がなく、捜査には協力するという。ネルが「ブラッドライム」の身元を割り出し、ドニー・メイソンという名前を出すと、リンカーンは店へ投資をしている人物だという。メイソンはバー、ジュエリー、アパレルの商売を手広くしており、定まった場所には住んでいないらしい。調べたところ、DEAがマネーロンダリングの疑いで捜査をしたことがあった。証拠は見つからなかったが、現在は全ての商売を休業していて、大量の現金を隠し持っている可能性がある。ベニスビーチの家を借りていることがわかったため、カレンとサムが向かうと、メイソンは家の中で殺されていた。サムは殺害犯が裏口から出て、駐車中の車に指紋を残しているのを発見する。指紋はリンカーンのもので、メイソンは殺される前に拷問されていた。おそらく、金の隠し場所を聞き出そうとしたのだろう。ネルがリンカーンの居場所をつかみ、ケンジーとデシャンが急行する。何者かがフォークリフトを使ったようで、その場から逃走するバンを発見、リンカーンが運転していた。ファティマとラウンドトゥリーが乗った車と衝突して、リンカーンは逮捕された。バンには大金が積み込まれていた。リンカーンの家を家宅捜索した結果、コールマンがレコーダーを密かに設置していたのが見つかる。リンカーンはメイソンとグルだったが、メイソンがSNSで派手な生活を見せびらかすのを恐れ、裏切って金を独占しようとした。その事を金を必要としていたコールマンに持ちかけ、殺せと依頼した。コールマンは証拠を録音して警察に持ち込む気だったのだろう、しかしリンカーンはコールマンを殺し、メイソンも殺した。アナは急遽任務に呼び出されることになり、しばらくカレンとは会えない。犯人はバレバレで、ネルが全ての証拠をリモートでタイミングよく提供、結末はファティマとラウンドトゥリーの会話で済ませるという省エネエピソードでした。それは気にならなかったけれど、ディークスが警察のリエゾン役を解かれて今は無職なのでしょうか。何とか付き、誰それ預かりの待遇で、長期休暇中?バーはコロナ禍で収入は減り、それでも家を買おうというのはこの先のストーリーとつながるのかな。後は、ファティマとラウンドトゥリーが世代交代を感じさせました。セレブに憧れるガキらが、ミレニアル世代と彼らをバカにして、さらにfacebookをするのはおじさんおばさん世代、つまりカレンたちは上世代だ。さすがに10シーズンを超えるとそうなりますね。ファティマとラウンドトゥリーがどちらが新車の運転をするかで争うとかも、一端の捜査官だ。結構ケミストリーは良いなと思いました。マイケル・マーフィー大尉はベトナム戦争以来初の名誉勲章を受けたネイビーシールだそうで、それと、PTSDで自殺したシールズ仲間をサポートしていた被害者を取り上げたのには関連があったような印象です。それにしても、ちょっと検索するとアクロニウムというブランドはめちゃくちゃ高いですね。びっくりしました。物価や家の値段が高いLAではそういう高級品を買う人がいて、若者は大人はファストファッションを買って地球を殺していると批判するとか、どうなっているのだろう。(笑)ラシェル役の子はインパクトがあって、なかなか上手いと思いました。
November 4, 2021
コメント(6)
全4件 (4件中 1-4件目)
1