今月始めにアップしたばかりなのに英坊さん関係の歌が随分とたまってしまいましたので、本日は偐万葉・英坊篇(その9)と致します。
<参考>過去の偐万葉・英坊篇は
コチラ
からどうぞ。
英坊3氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌18首併せ俳句4句 並びに 英麻呂が詠める歌7首併せ俳句4句
英麻呂が贈り来れる歌1首
越・越の 桜咲き追い 阿賀野川 笑みで迎えの キクザキイチゲ
偐家持が返せる歌1首
高岡の 花は散りぬと キクザキの
咲
みしイチゲと 越後で花見 (菊咲家持)
英麻呂が贈り来れる歌1首
汗をして 思いの場所に 着きにけり 目もかがやきて したり顔得る
偐家持が返せる歌1首
し
たり顔に したたれる汗 いかなると
われにな問ひそ 冷や汗なれば (偐汗持)
英麻呂が贈り来れる歌1首
上をみて 悦にいりしも わざわいを つゆもしらずに 紫煙をゆらす
偐家持が返せる歌2首
噴き出づる 水にぞ濡れて むらさきの 煙の夢も 醒むや我背子
濡れざれば まだ醒めやらず 紫の 煙の夢を 見つつやあらむ
雨つつみ 常するわれも やぶなみの 雨はまことと 妹には告げむ
(本歌) 荊波
の 里に宿借り 春雨に 隠
り 障
むと 妹に告げつや
(大伴家持 万葉集巻18-4138)
(注) 雨つつみ=雨障み(あまつつみ)。雨が障害となって行けないと
いう風に、雨を口実、言い訳にすること。
やぶなみ=荊波。高岡市和田辺り、荊波神社がある。
英麻呂が贈り来れる歌1首
くれはしを 恋を背負ひて わたりしも 足を見つれば 箸の橋かな
偐家持が返せる歌1首
唐橋に あらそひかねて 瀬田の月 恋のわりなき 橋渡るらむ
英麻呂が贈り来れる歌1首
追い越しの 禁止ラインと おなしいろ 照りをあわせて ねがう安全
偐家持が返せる歌1首
山口の 道に帯なす 黄を問へば
ガードレールの 色にしあれり (偐家道)
撞かるるは さだめなれども 乱れ打ち
撞かるはくるし ごんごん祭 (偐鐘持)
英麻呂が贈り来れる句 並びに偐家持が付けたる脇句各4句
簪に 似たり五月の つつじかな (英爺)
にほへをとめの 髪にささまし (偐家持)
時を知り 咲きにほひけり 花のさが (英麻呂)
(偐家持)
名は知るが その見事さに 輪を脱し
(英麻呂)
知るも知らぬも 逢坂の花 (偐蝉持)
付けけなくて よいともおもう名 蝮ぐさ (英麻呂)
それ里芋と たれや
思
ふらむ (偐家持)
古 の 布勢の名残りの 蜻蛉 池 水脈 しな絶えそ 見つつしのはむ

雄神川 居群れ騒げる
童
らし
河原に立ちて 凧上げるらし (偐凧持)
(本歌)雄神川 くれなゐにほふ 少女らし
葦附採ると 瀬に立たすらし(大伴家持 巻17-4021)
韓国
ゆ ま
楫
しじぬき 越の津へ
来たるや大船 万葉の里 (
波母尓
麻呂)
英麻呂が返せる歌1首
韓くにの 両班サラメ 贅つくし 東のくにに 銭をふるまう

太閤の 山はた遠み 大門の 橋を渡りて われ帰り
来
し (銀輪家持)
(注) た遠み=遠いので。「た」は接頭語。
「形容詞+み」で「~なので」
バラの名は バラに任せよ われは花
そのとりどりの 色楽しまな (偐薔薇持)
これやこの おとぎの森に 咲きたれば
知るも知らぬも メルヘンローズ (偐薔薇丸)
(本歌)これやこの ゆくもかへるも わかれては
しるもしらぬも 逢坂の関
(蝉丸 後撰集・雑1 小倉百人一首10)
英麻呂が返せる歌1首
薔薇の名は 付ける勝手で バラバラに 時と人の名 多彩なりける
摘まず来し 薔薇ゆゑなほし 咲くもあり
摘むも摘まぬも 花がまにまに
わが恋ふる 花にやあらむ 薔薇の花 窓辺に咲けば 去 にし 辺 思ほゆ
窓の
辺
に 咲かぬ薔薇さし 何なると
君
尋
ひけるは 五月なりけり (偐笠郎女)
あなかしこ われもやすまな 親鸞の
ゆかり尊き
足洗潟
(求道家持)
<注>掲載の写真は全て英坊3氏のブログからの転載です。
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