あっしだけの日記★★GP２型インプレッサに乗る男

演出家寺山修司さんに見いだされ「夜が明けたら／かもめ」などの曲で団塊の世代を中心に支持された歌手浅川マキ（あさかわ・まき）さんが１７日夕、滞在先の名古屋市のホテル自室で倒れているのが見つかり、同日午後８時に死亡が確認された。死因は急性心不全。６７歳。所属するレコード会社が１８日に発表した。葬儀は近親者のみで行う。浅川さんはライブのため、１５日から同ホテルに宿泊していた。　　愛知県警中署などによると、浅川さんは、ライブに出演するため１５日から名古屋市内のホテルに滞在していた。最終日である１７日の公演のリハーサルに姿を見せなかったため、心配した公演関係者がホテルに連絡。ホテル従業員が部屋を確認すると、浅川さんは浴室で倒れていたという。浴槽に顔を半分ほどつける格好で倒れ、衣類は身につけていなかった。　　ホテル従業員が午後７時４６分に１１９番通報。浅川さんは心肺停止状態で名大医学部付属病院に運ばれた。所属レコード会社は、午後８時に死亡と発表した。　　浅川さんは亡くなる前日１６日午後１０時ごろまでライブを行い、その後、公演関係者らと一緒に飲食し、１７日午前０時ごろ、滞在先のホテルに帰った。浅川さんに外傷はなく、同署は事件性はないとみている。　　公演関係者は「まさかという感じです。ちょっと疲れているのかなとは感じましたが、特に具合が悪いとは思わなかった。前日もホテルに送った際、『明日もお願いします』と言っていました」と説明。体調不良の様子はなかったという。食事した時もアルコール類は一切、口にしなかった。　　所属レコード会社は、葬儀は遺族の意向により密葬で、お別れの会などは決まっていないとしている。　　　 浅川さんは６８年、寺山修司さん演出の新宿「蠍座（さそりざ）」の１人舞台で注目を集めた。７０年にアルバム「浅川マキの世界」を発表。ヒット曲「かもめ」など、当時「アングラ」と呼ばれる前衛的表現の代表的な担い手として団塊世代を中心に支持された。ジャズやロックなど、幅広いジャンルのアーティストと共演。独特の世界で人気を集めた。ＣＤに自選集「ダークネス」など。「こんな風に過ぎて行くのなら」などの著書がある。　　　　

本当に惜しい人を亡くしました。ご冥福をお祈り申し上げます。