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今年のF1、そりゃホントに面白いですが!この記事もなかなか・・です。記事はAsahi.Com愛車に載ったSCENE宮田正和のレポートです。
フライアウェイの4戦を終えたF1グランプリはヨーロッパへと戻り、バルセロナで開催されるスペインGPが今シーズンのヨーロッパ・ラウンドの初戦となる。
昨年のパターンではフライトでニースに入り、まずはニースからバルセロナまでレンタカーで移動する。モナコからバルセロナまでおよそ500キロの距離なので気分的には気楽でのんびりとした移動だ。そしてスペインGPの取材を終えると、GP明けの月曜日にバルセロナの市内を巡ったり海沿いのレストランで絶品のシーフードを味わったりしながら、のんびりとモナコへと向かう。そして束の間の休息を楽しみ、モナコGPの取材を終えると再びニースからフライトでパリを経由して日本へと向かうのである。ほんの数日だがこの優雅な時間と空間は何事にも代えがたいものだ。
そしてヨーロッパでの国から国への移動ではEC加盟国間ではパスポートコントロールもなく国境らしきものは残されているが、実際に一般の車やツーリストが国境を超えるのはあまりにもあっけない。そのあっけなさは本当に国が変ったのか?と疑いたくなるほどでもある。国境を超えたあとは道路の案内表示や出口などの表記がフランス語からスペイン語に変ったりするのをみて、「ああ国が変ったんだ」と理解できるくらいでもある。
昨年のスペインGPのスタートシーンを覚えているだろうか?隊列から抜け出し1コーナーへトップで飛び込んできたのは4番グリッドからスタートした地元スペインのヒーロー、F・アロンソであった。戦闘力の劣るフェラーリで彼のスタートシーンは観衆の心をわしづかみにし、その瞬間の観客席の大歓声は激しいエキゾーストノートのまっ只中でも体感できるほど凄まじいものだった。結果としては5位に終ったがスペインの観客に訴えるそのパフォーマンスはさすがに役者が違う!と唸ったものだった。
そして興奮再び。今年のスタートシーンでもアロンソがまた見せてくれた!ポールシッターのウイリアムズのマルドナドがスタート直後から激しくインに寄せ、アロンソにプレッシャーをかけるが、そこはワールド・チャンピオン、最後まで粘り1コーナーへトップで入ってきた。もちろん大興奮の観客、今年は最終的に2位表彰台ということもあり、最後までレースを盛り上げた。
スタートシーンではアロンソにしてやられたマルドナドだが、安定した走りとピット戦略、アンダーカットによって順位を奪い返すと最後までペースを保ち初優勝を遂げた。5戦目にして5つ目のチーム、5人目のウィナー。
今年のF1は面白い!かつてこれほどの乱戦は観た記憶が無い。
こうなると次のモナコGPが楽しみになってくるのだが、個人的に気掛かりなのは、B・セナに追突して5グリッド降格のペナルティーのM・シューマッハ。そして、なによりレース終了後に発生した火災により負傷したメカニック達、さらに焼失したウイリアムズのレースに必要とされるシステム機器がある。幸いにもメカニック達は軽傷で済んだようだし、機材も他チームが支援を申し出てくれているようなので何とかなりそうなのは朗報だ。ただモナコGPで期待をしていたシューマッハだけが何ともならない…
復帰組のK・ライコネンが2戦連続で表彰台に上がっているので、次こそはマイケルが!と期待し続けて既に何レースが過ぎただろうか? でも今回の追突をみる限り表彰台は遠いように思えてきた…いや、そんなことはない、ミハエルならきっとやってくれるはず、そう信じて僕はモナコへと向かう。
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