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ALFA ROMEO。このところハデな情報はとんと伝わってこなかった・・のですが。再生の一台となるでしょうか。記事はCar Viewからです。
アルファ・ロメオは、新しいジュリア・サルーンを2014年から生産する計画でいる。BMW 3シリーズのライバルとなるジュリアの登場は、フィアット・グループのボス、セルジオ・マルキオーネが、本気でこの病んだブランドを復活させようとしている証拠である。 2014年の前半に発売されるミッドエンジンの4C、そして2015年発売予定の新しいスパイダーは、アルファ・ロメオを世界的な高級ブランドとして生き残るためのモデルとしての重要な役目を持つ。 フロント・ドライブのジュリア(内部的にはそう呼ばれているが、そのネーミングは最終決定ではない)は、最初サルーンが登場し、そののちにスポーツワゴンが追加される予定である。 価格はエントリー・レベルの120bhpの1.4リッター・マルチエアで22,000ポンド(270万円)ぐらいとなるだろう。この標準的なエンジンに加え、ガソリン・ターボ・エンジンや、高い評価を受けていた159やブレラに搭載されていた1750TBIディーゼルも改良を受けて搭載される予定だ。 マルキオーネは、そのエンジンがフィアットと共有されないことで、アルファ・ロメオのブランドが確立されると考えているようだ。 ジュリアは、クライスラーの最新のペンタスター・ガソリンV6マルチエア・エンジンも搭載する計画がある。 なお、4輪駆動はオプションだが、これは北アメリカでは重要になる装備だ。 新しいジュリアはBMW 3シリーズやアウディA4と直接当たることになる。しかし、この市場は、フォード・モンデオに代表されるヨーロッパのDセグメントのような速い動きはなく、いわばまだ健全な市場といえる。 ジュリアのベースとなるのは、ジュリエッタの“小さい”プラットフォームを更新したものとなる。そのプラットフォームは90%が高張力スティールで造られるもので、フロント・シャシーの足部分は鋳造アルミニウムが使用される。これは、ステアリングとサスペンション・コントロールに大きな改善をもたらす強度を保持するものだ。 ジュリアはこのシャシーを3番目に使用するモデルとなる。第2世代は、ジュリエッタのものよりも広いシャシーで、現在はダッヂ・ダートとフィアット・ビアッジオで使用されている。ジュリアは、更に新しいリア・サスペンションと長いホイールベースを持つように改良されたプラットフォームを利用することとなる。 製造工程が決定するのがこの秋、そして最終的なプロトタイプは、来年の中頃に公開されることになろう。そして新しいジュリアは、イリノイのベルビダーレにあるクライスラーの工場で、ダッヂ・ダートと一緒に製造することが可能だという。フィアットは公式にもその可能性はあると認めているが、まだ決定したわけではない。 実は、アメリカでジュリアを生産することは、1995年に北アメリカ市場から撤退したアルファ・ロメオにとって、アルファ・ロメオというブランドをアメリカで再起動するという意味においても重要なこととなる。また、ヨーロッパでジュリアを製造してアメリカに輸出するということは、コスト的にも不利なことだし、ダッヂと一緒に生産することでスケール・メリットも生み出すことになる。 更に、中国市場においてもジュリアは新生アルファ・ロメオの尖兵となる。そして、ダッヂ・ダートの中国版であるフィアット・ビアッジオと共に、現地生産される可能性もあるということだ。
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