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【内容情報】(「BOOK」データベースより)ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する─。『このミステリーがすごい!』大賞第8回(2010年)大賞受賞作。 ★★★★ 青春 目からウロコ 浸れる「このミス大賞」受賞作を読みました。ピアニストを目指す少女が主人公なので、クラシックの世界が描かれてます。漫画の影響(のだめとか)などもあってクラシック人気が高まってるので、「クラシックだから難しそう」と硬く考えずに、読んで良いかと思います。内容は。火事で大怪我を負った主人公が、ピアニストを目指し猛レッスンする熱血モノ。亡くなった資産家の祖父の相続問題、音楽校の女子生徒の妬みによる虐め、ありとあらゆる苦難が主人公を「これでもか!」と襲います。(良くも悪くも、昔はまった「大映ドラマシリーズ」っぽいと思いました)コレだけならば、単なる青春物語なんですが。誰かが遙の命を狙うべく細工をしたり。香月家の人間が事故で死んだり。自らが大怪我を負った火事も実は「殺害目的の仕組まれたもの」かも知れないと、ミステリー要素がふんだんに含まれてます。この物語の探偵は。遙のピアノ講師となる、若手新鋭ピアニスト・岬洋介。実は彼、殺人捜査の素質もあるんですねー!!(この小説の探偵です)主人公のピアノ講師をしながら、香月家の事件解決しちゃいます。このミステリーのドンデン返し部分。遙とルシアの入れ替え実は、物語の序盤で気付いてた私。(苦笑)この物語が「ミステリー」と聞かされずに読んでたら確かに驚愕するけど。「ミステリー」と知らされて読んでたから…安易に想像付きましたが…。真相が分かっても、全体が「悪意に満ちた話」じゃなくて良かったです。そして。作品中に出てくるクラシック曲に興味をそそられまくり!特にドビュッシーを聴きたくなりますよね♪
2010.04.26
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今日はポカポカ陽気で、まさに「お花見日和」でした。ずっと気温が低く、桜の開花が遅れていて、やっと各地満開になりました!「まだ行った事の無い場所に行ってみよう」という事でまずは、郡山三保田町の笹原川千本桜へ。笹原川沿いは遊歩道が整備されてて、お年寄りやワンちゃん連れ、小学校の団体さん等、様々な人達が散策を楽しんでました。ここには始めて来たんですが。同じ郡山市の桜の名所である開成山公園より、風情が感じられて私は気に入りました!色濃く満開の桜~青い空がまた映えて素敵でした★その後。今朝の新聞で「満開」と記されてた会津若松の鶴ヶ城へ。満開の時期、しかも好天とあって、ワンサカ人が押し寄せてました!!鶴ヶ城駐車場はいつも混んでるので、隣接する県立博物館に駐車しようとしたんですが…考える事は皆一緒なんですよねー。(苦笑)博物館の駐車場も大混雑!!空きを待つの大変でした。鶴ヶ城内よりも、案外、この博物館の周囲に桜が多いんですよね。なので、この駐車場脇で宴会されてる人も多かったです。お堀の水がキラキラしてて綺麗でした。こちらは、鶴ヶ城観光に一役かってる甲冑のお兄さん達。こちらは、修繕工事の準備で足場が組まれた鶴ヶ城。来年春、工事は終了するのですが、天守閣が赤瓦になる為、この黒い瓦の鶴ヶ城でのお花見はこれが見納めです!!今まで何度も鶴ヶ城には来ましたが…。平日なのにこんなに混雑してるのにぶち当たったのは初めてです。明日には。またお天気下り坂なので、この好天を逃すまいとお花見が、今日に集中したんでしょうか!?
2010.04.26
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて─。 ★★★★ 親子 かっこいい 浸れる著者の伊坂さん曰く、この作品が「第一期最後の作品」だそうです。(ちなみに第二期は『ゴールデンスランバー』からだそうです)確かに。バラバラだった伏線が後半、一気にパズルに嵌っていく様は伊坂さんの初期作品に多い手法ですよね!!最近の『あるキング』『SOSの猿』は好きじゃなかったけど…私は、こういった初期の作品の方が好きみたいです。今回、主人公・由紀夫には四人の父親が登場します!DNA鑑定してしまえば、誰が由紀夫の父親なのかハッキリするんですが…。父親達は「自分が父親でなかったら」という事の方が恐いみたい。だったら「みんなが父親で良いじゃないか!!」という、嘘のような展開です。この四人が、様々なタイプで魅力なキャラです。この四人の父親、決して仲違いせず、仲良しさんなんですよねー。母・知代が仕事で長期間留守がちであっても、息子・由紀夫を守るべく「父親サミット」を開催したり。(笑)いや~、いい父親ぶりです!!> 今回、変な事件に巻き込まれて─。 この変な事件は後半、一気に加速して解決するんですが。あんまり面白い内容じゃなかったなぁ…。(ーー;)もっと「おおごと」と思ったのでガッカリ!?この作品の四人の父親だったら、また別の事件に巻き込まれてもおかしくないですよ。続編も有り!?映画化は。絶対にしそうな気がします!!(#^.^#)
2010.04.23
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昨晩、ちょっと須賀川市釈迦堂川の夜桜を見て来ました。ここは、陽の当たりが良いので周辺よりも桜咲いていてちょうど満開でした。しかし。気温が低くて、夜は寒い…。せっかく川沿いライトアップを施していても、お花見してる人は殆ど居ませんでした…。勿体無い…。日曜日は、数センチ積雪もあったので桜が一向に咲き進みません。桜の名所「三春滝桜」も先週末にはバスツアー等の観光客いっぱい来ていたみたいですが、満開には程遠かったみたいです。例年だと4月20日は「会津鶴ヶ城が満開」なんですが。今年は、まだ鶴ヶ城「つぼみ膨らむ」ですよー!何時開花するのやら…。次回のダンナとの一緒の休みが26日なので、またお花見行きたい!その日には何処か満開になっていて欲しいなぁ~。
2010.04.19
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「信州6大城址桜めぐり」二日目は。日本三大名所・高遠城址公園と国宝・松本城へ行きました。一日目は、城の数を目一杯回りましたが今日は、お城はこの二箇所のみです。信州一と言われてるだけあって、各地から続々と観光バスがやってきます!!バスプールに様々な観光バス…自分の乗ってきたバスが何処にいるのか…平日でさえ、この混雑振りなので土日週末になったら、きっと迷子になりそう。(^_^;)北ゲート付近には「高遠閣」なる建物が。付近には簡易交番、露天、アンテナショップなどが並んでました。寒空なので、花見弁当を預けられた団体ツアー観光客以外はシートを広げ宴会してるような人は見当たりませんでした。(苦笑)私達は、温かな五平餅をいただきました~★最後に立ち寄ったのが、松本城です。城マニアのダンナ、実は松本城にやって来たのは初めて!!マニアの間では人気の高いお城なのに…。何故!!?(人気が高い場所だと、あと熊本城も行ってない!!)本来、このクラスの名城巡りしちゃうと、一日かかるとこだけど。今回は、団体バスツアーなので一時間しか滞在時間が無くて…。ダンナ曰く「今回は、城を見る為の予行練習だ!!」という事で。天守閣にのみ見て来ました。ここだけは、桜を見てきた記憶がありません。(爆!!)でも。国宝というだけあって本当に惚れボレする格好良さです!次回は、是非、城郭一周してみたいもんです。(#^.^#)
2010.04.16
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某バスツアーで母、ダンナと「信州6大城址桜めぐり」に行きました。一日目は。小諸城、上田城、松代城、高田城へ。天気に恵まれず、とくかく気温が低くって。穴城なので他より桜の開花が遅い小諸城は、まだ満開には程遠く…。(^_^;)上田城は。あの!!真田家の居城というだけあって、PR活動が盛んですね。イメケン真田幸村ポスターや六銭紋のぼりがあちこちに…。「上田城桜祭りのパンフ」の武者行列の週末のパレードに「昨年『天地人』で幸村演じた城田優が参加!!」と掲載されてました。一昨年の大河ドラマが未だに大きな扱いを受けてるのって…、福島・米沢だけかと思っていたら、信州もでしたかぁー(苦笑)。真田家縁の城なので歴史的にも魅力の大きな城ですが、桜もよかったです。松代城…。ここは残ってる城跡も少なく、一見、地味~な雰囲気でした。桜は満開だったけど、周辺に何もないから、とくかく寒い!!最後は。夕食後「日本三代夜桜」である高田城に行きました。お堀の水面に映るお城が凄い綺麗です!さすが日本三大夜桜の一つです!!ライトアップも綺麗だし、人出もとても多く賑やかでした。そして。夜は勿論綺麗なんですが、これだけのお城だったら「昼間も散策して見てみたかった~」という声が多かったです。
2010.04.15
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某バスツアーで「信州6大城址お花見ツアー」に母、ダンナと私の三人で行って来ます。桜は、高遠公園が散り始め(今日の風で散ったか!?)そして、松本城がちょうど満開のようです。ただ、明日の天気が悪いんですよねー。(ーー;)気温が以上に低くて4月中旬なのに信州の予報「雪」ですよ!!なので急遽、ホッカイロを持参。コートも厚手のものを用意しました。とてもじゃないけど、気温が低すぎて屋外で「お花見」という華やいだ雰囲気はないかも…。今回は。城マニアのダンナが行きたいと言い出したプランなので、ダンナは、城メインで桜は二の次のような感じですけどね。(^_^;)信州の桜は初めてなので楽しんできます★ちなみに。福島県の桜情報…福島市花見山は「満開」。三春滝桜は「咲き始め」です。身頃は20日ごろ。私の住む県南部は「咲き始め」。気温が低い日が続くから満開はまだまだ…。(ーー;)
2010.04.14
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう―。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。 ★★★★★ 痛快 笑える プレゼントしたい ちょうど、映画公開された荻原さんの『誘拐ラプソディー』を読みました。主人公・秀吉が誘拐犯なんだけど。ツキから見放されてる何とも鈍な人物。ひょんな事から誘拐した事になった、お金持ちの坊ちゃん・伝助。営利誘拐目的で大金を奪うはずが…。伝助の父親が、暴力団組長だったから「さぁ。大変!!」「組長の坊ちゃんを誘拐するとは…馬鹿なヤツもいたもんだ…」と暴力団組員達も恐いもの知らずな誘拐犯に対して同情する始末。(苦笑)秀吉が現金を強奪するか。はたまた、伝助父・篠宮率いる暴力団に捕まりドラム缶で海に沈められるか(!?)。ハラハラしたスピード感溢れる、逃亡劇が、見物です。伝助少年と秀吉の心の交流は、いい雰囲気で…ホッとします。最後まで、展開がどうなるのかハラハラしました~。愉快なシーンも満載だし、とても楽しい作品でした!!本を読まないダンナには。映画の方をお薦めしてみたいです。映画のキャストを見ると「秀吉は高橋克典。篠宮は哀川翔」だそうです★映画『誘拐ラプソディー』公式HPそして、そして!! 漫画化もされてるようです。
2010.04.13
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)「N」と出会う時、悲劇は起こる─。大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。すべては「N」のために─。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。 ★★★ 考えさせられる 怖い 浸れる物語序章に「野口夫妻殺人事件」が起きます。その真実を、各登場人物たちの当時、そして10年後の告白で綴った作品です。なぜ、野口夫妻が殺害されたか?犯人は??はじまりは、希美・西崎・安藤が、自分達の住む「野バラ荘」に持ち上がってる立ち退き問題から、管理人の野原のじいさんを救おうという作戦から始ります。同じように立ち退きを拒んでるマンションの資産家のオーナーと親しくなり、立ち退かなくても済むようにする作戦。資産家オーナーには、息子・野口貴弘、その妻・奈央子が居て彼らと偶然を装い親しくなろうと希美・西崎が「お友だち作戦」を考案。でも、その目論見がハズレ、事態が思わぬ方向に進行するのが恐かったです。皆、ドロドロしたトラウマ、屈折の思いが渦巻いてて…暗いお話でしたね。(でも、デビュー作である『告白』が暗いまま終わってしまったのに対し、『Nのために』は「誰かのために自分を犠牲に」という気持ちがある分、暗いながらも優しさの漂う作品に仕上がってて、良いかと感じました)その中でも。一番恐いと思ったのは、全てにおいて計算高かった希美かな!?彼女が一番魅力ある登場人物で、あったのは確かです。
2010.04.09
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)大学生のましろは、12歳のとき、何者かに拉致、監禁された経験があった。無事に保護されたが、犯人は不明のままだ。今、当時の記憶はない。というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、その出来事を頭に封じ込めてしまったからだった。そのためか、ましろには特異な能力があった。防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を敏感に感じ取ってしまうのだ。ましろの不思議な力に興味を持ったタウン誌記者の次美は、彼女の過去を調べ始める。やがて、拉致・監禁の真相が明らかになるとき、新たに恐るべき事件が…。 ★★ 友情 青春 仲間昨年、中々物語りに引き込まれず読みきれなかった、この作品。再チャレンジで読みました!何とか読破はしたんですが…雫井さんの作品なのに…このツマナラさは一体!?タイトル等でミステリーと思ってたけど。全然違う!!青春小説ですね、コレは…。ましろが12歳の時に誘拐された事件も。犯人云々の謎解きも、結局、読者である私が「とても大きな事件」と勘違いしていただけで、重大事件では無かったですね。ましろの持つ「殺気を感じとる」能力は「誘拐事件に何か関連が?」と思ったら…単に遺伝って…。(ーー;) 肩透かしもいいところです!!物語の三分の一くらいは、20歳の女子大学生ましろの日常生活に関して描かれてるんですが。面白かったらもっと引き込まれるんだけど。成人式やファッションコンテストなど。あんなにページ数をかける必要性が、この小説に必要あるんですかね?で。登場人物がやたらと多い!!そして、ましろが「いい子ちゃん」タイプなのも好きになれなかった。誰に対しても「あの子は根はいい子だよ」って。(^_^;)聖人君子っぽくて、好きになれなかったです。もっと感情を露にして、人間臭さがあっても良いんじゃないのかな?また。クラスメートなど登場人物が沢山でてくるんですが。20歳の女の子なのに、物語に恋愛が絡んでこないなんて…。(*_*;居るでしょ普通だったら!彼氏じゃなくても、好きな人や気になる男性が!?> 拉致・監禁の真相が明らかになるとき、新たに恐るべき事件が…。 これも過大広告ですよね。「驚くべき事件って、こんなもの!?」と拍子抜け。この『殺気!』は私は何とか読了したけど、他の人にはお薦めできないなぁ。
2010.04.08
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今週あたりから番組改正で、春の新ドラマ放送開始のようです。我が家での、注目は。まずは『臨場』第二弾です!第一弾は「横山ミステリーならば絶対に面白いから!」と私が薦め、ダンナが予想以上に嵌ったドラマです。内野さん演じる、倉石の警察の人間とは、かけ離れた風貌と「俺とは違うな~」という見立ての台詞がなんとも絶妙!!(#^.^#)ライバルであり同期の立原警視。エリートで堅物で。倉石とは、間逆でありながらもお互いの事を認め合ってる…。ペロペロキャンディを渡されて起こりながらも、後のシーンでちゃんと口の中にくわえてる…。ヾ(@^▽^@)ノ わははこの二人の絡みが第二弾でも見れるようなので楽しみです。そして。次に興味が有るのは東野圭吾の『新参者』。人気の加賀恭一郎がいよいよ連ドラに!!?でも…主演が阿部寛だよー。(ーー;)違うよ、違うよ、違うよ…阿部ちゃんは加賀じゃない!ガリレオを福山が演じた時にもの時も「違うー!!」と絶叫したけど。旬で実力派を持ってきた結果なんでしょうけど腑に落ちない。でも。原作の作品としての出来は凄い良いので、それをドラマにしたら人気は出そうですよね。日曜劇場の時間帯というのも頷けます。最後に。今、放送中の角田さん原作、HNK『八日目の蝉』。先週第一回を見たのですが、暗い重たいテーマ。でも女性だったらつい引き込まれてしまう話ですよね。主人公・希和子が不倫相手とその妻との間に生まれた子供を誘拐しちゃう話。不倫相手である秋山が、ドラマじゃ、すこぶる嫌なヤツで!!妻の方も。我が家の幸せを考えたら、その危険因子である希和子を排除すべく動くのは、まぁ、理解できるけど。あそこまで勝ち誇った態度できちゃうと…嫌味ですよね。(ーー;)原作は、前後の二部構成だったけど。ドラマでは希和子と、大人に成長した薫のストーリーを半々に入れてて二人を対照的に見れるという。しかし、大人の薫を演じるのが、北乃きいちゃんなんですが。演技が上手いからだろうけど…年齢が若すぎないかな?
2010.04.06
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった!それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが…。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説。★★★★★ 考えさせられる 笑える 切ない以前、テレビドラマ化された『僕たちの戦争』を読みました。当時。ドラマ最後の方しか見なかったのですが、凄い印象深くて。是非、原作を読んで見たいと思ったんです。主人公は、違い時代に生きてる瓜二つの二人の青年。尾島健太はフリーター。ゲームクリエイターになるのが夢の19歳。ある日、台風が去った海でサーフィンをしてる内、海に飲み込まれてしまう。気が付いた時には、昭和19年にタイムトリップしていた。そこで、自分に瓜二つの石庭吾一に間違われてしまう。戦争真っ只中の時代に投げ込まれた健太は、当然戦闘に参戦せざる得ない。「後一年で終戦。それまで生き延びてやる!未来に帰るんだ」という思いで、霞ヶ浦予科練で上官の非道なしごきに耐え続ける。そんな、健太の思惑とは裏腹に、戦争の最前線に送られる羽目に…。戦時中という、暗く重たい内容なのに「根がポジティブ」な健太なので、決して暗くならずに、クスリと笑えるシーンも随所に施されてて読み心地は決して悪くないです。一方の主人公・石庭吾一は。霞ヶ浦予科練で飛行訓練中、雨雲に巻き込まれ海に墜落。タイムスリップし、現代で尾島健太として病院に搬送され、健太の両親、そして健太の恋人のミナミと出会う。こちらの吾一は、真面目な青年で、社会の発展振りに驚愕したり。(その驚愕振りに私は爆笑しました)健太の両親である尾島夫妻を冷静に判断し、叱咤したり。吾一を「自分の恋人(健太)」と、信じて疑わないミナミに積極的にアプローチされ、ドキマギしながらも惹かれる様子は、戦争中、色恋事に縁の無かった吾一にとっては、それはもう!夢のような出来事だろうなぁーと。入れ替わりながらも、お互いその時代に順応し生き抜いていく青年達。お互いタイムトリップしながらも、日本の歴史は変えられるはずも無く…。「戦争を描いた小説」であるけど、決して難しい内容ではないです。戦争を知らない世代に、是非、読んで欲しい一冊だと思いました。TBS「スペシャルドラマ『僕たちの戦争』」公式HP *以下、ネタバレ反転*話題になるのは。最後のシーン。沖縄の海から現れたのは、健太だったのか?それとも吾一だったのか?作者は意図的に、どちらか、ハッキリ書いて無いんですよね。「読者にお任せします」なのです。でも私としては「現れたのは健太。吾一は元の世界に…」だと思います。現代で石庭家の墓碑に記されてた、吾一の没年が昭和20年なので、この時に入れ替わり(可哀相だけど)吾一は海で亡くなったのかなぁと。昭和20年に戻った吾一には「生きてて欲しい」という方も多いのですが。生きてた場合は、文子さんと再会し、鴨志田と恋敵になる可能性が高いし、吾一は、沖縄の海で溺れた際に最期の言葉を愛しいミナミに残してるので、そこで息絶えたととらえた方が、しっくりすると思います。ミナミなんですが。最後、吾一との子供を宿してます。その事を中々、吾一に言い出せず、吾一はそれを知らぬまま海へ…。もし。ミナミが当日、直ぐに妊娠の事を打ち明けていたとしたら。吾一は過去に戻る事を諦め、現代で「ミナミの為に生き続けることを選んだんじゃないかな?」と思いました。現代に戻った健太は。「ミナミと吾一の間に子供が!」というショックはあるだろうけど。ミナミに赤ちゃんを生ませて、自らが父親になると思います。吾一と入れ替わってた事実は…ミナミには打ち明けないと思う…。自分ひとりの心に留めて置いて。その後、鴨志田・文子さんの位牌に、お線香を手向けて欲しいです。
2010.04.02
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