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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
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Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2026.02.22
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 この全面改訂第3版第1刷は2022年3月、私が読んだ第15刷は2025年3月の発行。
 なので、本著に記されている内容は既に4年以上前の情報ということになります。
 著者は経済評論家の山崎元さんと都内IT企業に勤務する水瀬ケンイチさん。

   ***

  一つ目は、個別株投資は生活に支障をきたすということです。
  これは個別株投資自体が悪いのではなく、おそらく自分の性格に原因があると思うのですが、
  四六時中、株のことが気になってしまうのです。(中略)
  分析というのは、いくらやってもキリがありません。

  決算短信を読み込むことで土日は丸々つぶれてしまいました。(p.27)

この箇所を読んで、私もそうなってしまうだろうなと感じると共に、
先日読んだ 『コメンテーター』 の中の「うっかり億万長者」に登場する
河合保彦の姿を思い浮かべてしまいました。
まぁ、彼はデイトレード一本で暮らしていましたが。

さて、投資のプロが銘柄選定して投資タイミングを見計らって売買する「アクティブ運用」と、
多くのインデックス運用が該当する市場平均に淡々と連動するだけの「パッシブ運用」とでは、
アクティブ運用のファンドの7~8割がインデックスに負けていると気付き、
水瀬さんはインデックス投資家に変身、自分らしい生活に戻ることが出来たと言います。


そこでは、「無リスク資産」は「個人向け国債変動金利型10年満期」
又は銀行預金(1人1行1000万円の範囲を守ること)で持つ、
「リスク資産」は全て、全世界の株式に投資するローコストな(手数料の安い)
インデックス・ファンド(「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)など)に投資する、
iDeCo、NISA、つみたてNISAなどを最大限に利用し、これらの口座の運用商品選択は


「無リスク資産」は「個人向け国債変動金利型10年満期」又は銀行預金で持つという部分は、
現時点で投資をする予定のない者にとっても、有益な情報ではないかと思います。
もちろん、銀行預金は、1人1行1000万円の範囲を守るということについても、
複数の銀行口座に分けて維持管理するのは面倒、とか言っててはダメなんでしょうね。

  世間では「投資しないと、老後の資金が足りなくなって、不幸な老後になる」と
  脅す人が少なからず存在しますが(主に金融ビジネスの関係者です)、
  計画的にお金を貯めて、支出するなら、老後の生活破綻の心配をする必要はありません。
  人は、投資をしなくても幸せな人生を送ることが十分可能です。
  投資は「やらなければいけないもの」ではなく、
  「やると有利だと思った人がやるもの」というのが、
  「ほったらかし投資術」の基本思想です。(p.50)

「まぁ、やってもやらなくても別に良いんだよ」と言ってくれてるわけで、
迷っている者にとっては、リラックスして臨むことが出来る有難いお言葉です。

  仮に運用管理費用に年率0.1%の差があったとしても、
  1000万円の投資額に対して年間の差は1万円です。
  「どうせ選ぶなら手数料等のコストは小さい方がいい」と思って
  運用会社による手数料引き下げを大いに評価する一方で、
  この程度の差を「微差」と呼んで容認する程度に著者達は大らかです。
  大差のないものに対して強くこだわるのは、投資以外にあっても無意味でしょう。(p.91)

確かに、投資以外の様々な場面でそういうことは言えるんだろうなと思いました。
1000万円の0.1%は1万円、それを大きいと捉えるか、大したことないと捉えるか。

  投資家が一番知りたいのは、将来の儲けの期待値に直結する期待リターンですが、
  期待リターンに関しては、「過去の延長を将来の予想とする」アプローチは
  全く役に立ちません。(中略)
  「リスク・プレミアムはおおよそこれくらいだろう」といった常識や、
  「機関投資家はどのような予想を持っているか」といった情報から推測する以外に、
  プロも個人も含めて投資家にとって可能で有効な方法はありません。(p.126)

これも、直球ど真ん中の当たり前のことを言ってるのですが、スゴイ。
こういう箇所に、著者の誠実さを強く感じます。

  例えば、25歳から年間250万円を投資に回し、250万円で生活したAさんと、
  100万円を投資に回して400万円で生活したBさんは、18年後の43歳時点で(中略)
  Aさんは6250万円、Bさんは2500万円を持っています。
  もちろん、Aさんの経済的余裕と金融的独立を評価する考え方を持つ人もいるでしょう。
  しかし、他方で、年間150万円支出が違う生活を18年続けたことの効果が無視できません。
  150万円の差が丸々教育費的な自己投資になっているとは限りませんが、
  Bさんの方がAさんよりも、この間スキルに多く投資していたり、
  豊かな経験を持っていたり、
  良い人間関係(人付き合いはお金と時間を必要とする「投資」です)を
  持っていたりする可能性が小さくないように思われます。(p.166)

ここも、本著の著者が信頼に足る人たちだなと思える箇所です。
「人付き合いはお金と時間を必要とする『投資』です」は、けだし名言。





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Last updated  2026.02.22 19:13:23
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