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昨年の秋に、ヤドリギの種子を入手することができたので、庭に植えているリンゴの木に種子を付けてみることにした。種子はネバネバした粘液に包まれていて、簡単に木にくっつく。 それが早くも発芽した。いや、発根というべきか? 種子から緑色の何かが伸びているのがお分かりいただけるかと思う。これが宿主に食い込んでやがてその中に根を張るらしい。しかし、野生の中のヤドリギは樹齢の長い大木に寄生することが多く、果たしてこんな細い木にちゃんと寄生してくれるのか? 今後も経過を観察したい。 なお、私は2009年の元日以来、デジカメは主に富士フイルムのFinePix F100fdを使用し、2年前からはスマホも併用していたが、さすがに12年前のデジカメの性能や画質に限界を感じ、先日、オリンパスのTG-6に買い替えることにした。2月14日の日記からその新しいデジカメを使用している。今回の画像は、接写できれいに撮影できている。買ってよかった。
2021.02.28
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コロナ渦が1年に渡って続く中、密を避けてというわけではないが、関東某所に野生蘭探索に出かけてきた。とは言っても、この時期に開花している野生蘭は関東にはないはずだが、なぜこの時期に行ったかというと、その地域は夏はヤマビルの密度が異様に高く、とてもまともに近寄れないからでもある。そんなわけで、まだヤマビルが活動を始める前の気温の低い時期に、野生蘭探索に出かけることにした。 こちらは自生のナツエビネ。花は咲いていないが、この葉の形は間違いなくナツエビネ。今回の一番のお目当てがこれ。実は以前、その山域でナツエビネの自生を見たことがあり、今回はもっと自生株がないかと探しに行ったのだが、以前見つけた株は盗掘されたのか姿がなくなっており、さらに奥深く山に入るとめでたく数株ほど自生を見つけた。が、沢筋の湿った場所なので、おそらく開花期はヤマビルだらけで近寄るのが困難と思われる。 こちらはミヤマウズラ。後述のシュスランやアケボノシュスランに比べて、沢から離れたやや乾燥気味の場所に自生してる。 これはシュスラン。葉が美しい。沢筋の岩に生えたコケの中に根を下ろして生育している。自生量が比較的多くてかなり目を楽しませてくれた。 こちらはツユクサ科の植物のように見えるが、ラン科のアケボノシュスラン。面白いことに、シュスランとほぼ同じ場所に生えており、一部両者が混生している箇所があった。もしかして自然交配種も存在するのではないかと淡い期待を抱いている。ネクタイのようにびろーんと伸びている葉は、シダのイワヤナギシダと思われる。また、ちょっとわかりにくいが、画像の左上の角にもナツエビネがちらっと写っている。 こちらはコクラン。花が地味なことが幸いしてか、それほど乱獲されることは少ないようで、野生蘭としては案外身近なところでも見られることがある。この画像の左後ろにもシュスランが写っている。 ほかに、数は少ないがカヤランやヨウラクランも自生が見られた。こちらもヤマビルが多い地域なので、乱獲を免れているのかもしれない。 というわけで、一日の探索で多くの野生蘭にお目に書かれて、収穫の多い一日であった。ほんとに”収穫”したわけではないので、念のため(笑)。開花時期に訪れてみたいとは思うのだが、いかんせん、夏はヤマビルが多くて近寄りにくいのが難点。せめてナツエビネぐらいはなんとか自生地でも開花にお目にかかりたいと思っている。
2021.02.20
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一昨年から昨年にかけて、自分が交配したカトレアの開花報告をしたが、その中の昨年の3月1日に紹介したカトレアが再び開花した。昨年よりも株が大きくなっただけに、花もさらにゆったりと咲いている。 で、何と何を交配したかはナイショ。理由は、すでにRHS(英国王立園芸協会)への品種登録を済ませているため、交配親や品種名を明かすと、私の本名がバレてしまうからだ(笑)。が、とりあえず、交配親について大まかに言うと、母親は大輪整形花で、父親はセルレア系という組み合わせ。結果として、その子供は何の変哲のない大輪のカトレアになったわけだが、実はこれに父親のセルレア系を戻し交配して、大輪整形のセルレアの品種を作出することを目標にしている。そして今日、その戻し交配を実行した。このような交配を試みた人が過去にいるのかどうかは知らないが、とにかく自分で試してみたいとずっと思っていた。果たして、結果はいかに?
2021.02.14
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