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今年は震災で日本人の参加が少ないんじゃないかなんて思ってましたが、なんのなんの。去年ご一緒させて頂いた福島のドニーさんたち、シニア・ラテンで決勝入り!6位の成績です。素晴らしいですね。先月のダンスビユウで大変だった避難生活の様子を綴っておられましたが、とうとうここまで来たって感じです。一緒に行かれたのかどうか分かりませんが、今年のグランプリ福岡で日本代表に決まったカップルも準決勝に入ってます。彼ら初参戦なんですよね。すごい快挙。さらにプロ・ラテン・ライジングスター戦では織田組が決勝入り(6位)。瀬古組が準決勝に入りました。プロ・スタンダード・ライジングスター戦も、橋本組が準決勝入り。準決勝以上だとフロアで国籍を紹介してくれるんで、今年は『JAPAN!』がたくさん響いて観戦に行かれた方々も大喜びだったでしょうね。詳しい結果はこちらからご覧に慣なれます。
2011/05/31
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サンバのベーシックでよく競技会ルーチンとしても使われるカウンター・ランというフィガーがあります。正式にはプロムナード・アンド・カウンター・プロムナード・ランズ(promenade and counter promenade runs)というそうです。男性と女性が1・2・3のリズムで位置を入れ替わりながら横並びで進んで行く踊りとでもいいましょうか、開いたり閉じたりする奴といいましょうか、まあご存じない方はスルーして下さい。このフィガーのリズムを前回のレッスンでもっとメリハリの利いた1a2リズムで踊るように言われて試合で何度か踊ったんですが、どうも曲のスピードに乗り切れないので、週末、師匠にもう一度サンバを見て頂きました。『こころで踊るんだよ。』なんじゃそれは?大将は心で踊ってなくて、手で囲いこもうとしているそうです。越後屋ですからね。(そういう意味じゃなくて...)カウンター・ランは手よりハートが大切。つまりボディのセンターが進む,センターが相手を向くことがリードになるそうです。驚いたことに以前スクフカとカウンター・ラン踊ってもらった時とそっくりの感覚でした。男性のボディの存在感が女性へのリードになるんですね。大将も自分がいままで幾度となく動画で見てきた外人ダンサーの踊りとイメージ合致するものがあったようで、納得していました。『こころですね。』胸の真ん中に『ろ』って書いときます、なんていうウケない親父ギャグ飛ばしてスルーされてましたが、それが気に入ったのか家に帰ってきてまた同じこと言ってました。私が意味分かってないとでも思ったんでしょうかね。胸の真ん中に『ろ』って書いて、ここ『ろ』でしょ?あー、さむ。カウンター・ランはなかなか上手く行かないって方、多いですよね。私達も10年以上やっててまだ直されてるんですから、皆さんも気長にやってみて下さい。ポイントの一つは、『こころで踊る』ことだそうです。
2011/05/30
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囲碁のことなんて全く無知だったわたしですが、大将と二人、ここのところ碁の世界にどっぷりハマって、遅ればせながら10年くらい前にブームだったアニメシリーズ75話、一気に見切りました。ダンスの前にこの世界を知っていたら、今頃囲碁の競技会なんかに出まくっていたかもしれません。『碁は宇宙だ。』以前一緒に仕事をしていた碁好きの人がそんなことを言っていたのを思い出しましたね。小学6年生だった進藤ヒカルが、おじいさんの蔵で古い碁盤を見つけるんです。それは若くしてなくなった江戸時代の天才棋士、本因坊秀策の碁盤。友達のあかりには見えていないようでしたが、彼にはそこに宿っていた烏帽子をかぶったお化けが見えたんですね。そのお化けの名は藤原佐為(ふじわらのさい)。宮中で天皇の囲碁の指南役を務めていた天才棋士で、不遇の最後を遂げて死にきれず、もっと碁が打ちたい一心でその碁盤に宿っていたんです。千年の時を経て自分の代わりに碁を打ってくれそうな人が現れたと思ったら、全然そんなの興味がないやんちゃな少年ヒカル。それからはつかず離れずヒカルについて回るんですが、その実力は半端ナイものでした。石の持ち方すら知らないヒカルがサイの言われるままに置く石は、それまで負け知らずだった名人の息子、塔矢アキラを震え上がらせるほどの腕前。ヒカル自身もだんだん碁に興味がわいてきて、中学に入ると囲碁部に所属したり、教室に通ったり、夜はサイに教えてもらったりして徐々に実力をつけて行きます。同じ年の塔矢アキラとサイ抜きで対局して自分の弱さを知り、猛然と勉強してプロ予備軍の院生になり、1年後にはプロ試験に自分の力で合格するまでに力をつけてきました。やはりサイが取り憑いたのには訳があったんですね。ヒカルも天才だったんです。一方、ヒカルが自分で碁を打つようになって出る幕のなくなったサイ。ちょっとかわいそうと思ったヒカルは夏休みの間、ネット碁でサイに対戦させて上げるんですね。これなら誰が打ってるか分かりませんから。ところが100連勝のサイは世界中の囲碁ファンの注目の的になってしまうんです。『ネットの中にすごく強い奴がいる。』『saiって何者なんだ。』『プロじゃないらしい。』囲碁の世界にもアマ世界選手権なんて言うのがあるんですね。それに参加してる各国代表が日本を訪れたとき、正体不明の『sai』の噂で持ち切りでした。サイは、紫の長い髪を持つ見目麗しい平安男子。『神の一手』って何のことか私には分かりませんが、この世界でその域に近いと感じている相手が一人いました。それはヒカルのライバル塔矢アキラのお父さん、塔矢行洋。5冠の名人です。彼との対局も見物でした。でもサイは気がつくんですね。自分がここにいる理由を。そして消えて行きます。最初は大将と『ヒカルってさ、小学生なのに前髪染めてんの?』『サイだって平安貴族のはずなのにピアスしてるよ。』なんてコメントいれてた私達ですが、回が進むごとにだんだんのめり込んで行って、一緒に笑い一緒に泣き、『こんなこと、できるもんなの?』と主に感心しながら終わりました。いまだにルールも定石もわかりませんが、『コスミ』とか『ホシ』とか『ニギリ』とかいう専門用語だけ覚えました。小さかったヒカルも最終回では背が伸びてオトナっぽい顔つきに変わってきています。これはおすすめアニメです。ヒカルの碁 第一局(1/3)ヒカルの碁 第一局(2/3)ヒカルの碁 第一局(3/3)私も囲碁、やってみようかな。
2011/05/29
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『僕たちってさ、ローマ人のような暮らししてるよね。』競技場で踊って、美味しいもの食べて、温泉につかるというのは大将に言わせると『ローマ人』なんだそうです。時々行く近所の天然温泉の男湯と女湯は半月ごとに交代するんですけど、一つはローマ風、一つは和風になっていて、わりと殺風景な和風に対してローマ風は大理石みたいな素材でオリンポス神殿風の柱が立ってたり、オルフェウスやビーナスといった彫刻がそこここに建っててちょっと豪華な雰囲気。確率半分なはずなのに、タイミング的に女性がローマの方が多くて、大将はいつも『今日はぼくがローマだといいな。』と言います。さて、今日もローマは女性でした。ナトリウム系の天然温泉の他に井戸水を湧かして循環させているジャグジーとか打たせ湯とかいろいろあるんですが、漢方薬みたいな匂いのする薬草を入れた小さな薬湯があるんです。臭いからあんまり人気ないんですが、今日はそこが『バラ風呂』になってました。バラって香りもいいですし、ゴージャスな雰囲気がありますよね。これは試してみるしかないと茶色く濁ったお湯につかると、色とりどりのバラの花びらがまとわりついてきて、なんとも優雅な気分。丸ごと浮いてるバラの花を手に取って香りを試してみると、いい香りです。『あー、女王様みたいだあ。』他に誰もいなかったので手足を大きく伸ばしバラの花びらに包まれていると、多分そうとう気持ち良さそうに見えたんでしょうね。あとからあとからみんな入ってくるじゃありませんか。そこね、小さい風呂なんで5人も入ったらちょっと間合いがお互い狭いぞってくらいなのに、数えてみたら10人も入ってます。これじゃ女王様っていうより夏の混んでるプールみたいじゃないの。おいおい、そこのお嬢さん。折角浮いてる花むしって占いしないでくださいよ。こら,子供!花びら全部手でかき集めて自分のもんにしちゃダメよ。心の声はもちろん届かず、ちょっと動くと誰かに触るのが居心地悪くなった私はそそくさと出てきてしまいました。でもバラ風呂なんてすてきですよね。初めての体験でしたけど、独り占めだったときのセレブ感はお勧めです。ちなみに和風だった男湯に『バラ風呂』はなかったそうです。
2011/05/28
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バーレスク計画第一弾。予約した時間の15分くらい前にもうスタンバっていたら、手持ち無沙汰に見えたのか既に集まってる人だけでストレッチのおまけしてくれました。『特にどこか強化したい筋肉はありますか?』ダイヨウキン!無料体験でこんなこと言いだすのは社交ダンサーくらいですね。でも採用されました。『それでは今日は腹筋と体幹を主にやって行きましょう。』1秒間に30回振動する台の上でスクワット。これひょっとして30秒やるとスクワット900回やったことになるのかしら。そんなにやったら立てなくなるな。腹筋の方は,その震える台に座って普通の腹筋よりちょっと負荷がかかるかなくらいであんまり達成感がなかったです。体幹の方も、よく自分でもやる肘ついた腕立てポーズと片手横向きポーズをその台の上でやるってことで、1セット30秒で振動終了するのでイマイチ『キテルゾ!』って感じになりません。ホントに効いてるのかな。だけど無料体験に来られてる方は、ほとんどみなさん『運動全然してません』みたいな方ばっかりですから、そういう方にはかなり筋肉痛来るだろうな。私が一番『キテル』感が味わえたのは、ぶるぶるマシン上での片足立ち。30秒ちゃんと立ってられたのは私だけだったぞ。なんかちょっと自慢。社交ダンサーなら,皆さん出来ますよね。更にこれよりハードなパワークラスがあるんですが、あんまりムキムキになりたくないからやるならスタイルが良くなる奴がいいなと思ってます。それに30分だと『もう終わり?』って感じなので、せめて1時間はやりたいところ。まあ行けるのは大将がいなくてダンスの練習がないときだけだから定期的には無理なんですけど、一人で地味に筋トレするよりは皆とやった方が励みになるし、たまにグループレッスンにでも参加してみようかなと。皆さんはダンス以外にもなにかトレーニングされてるんでしょうか。
2011/05/27
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美術館、靴屋、練習場とはしごした土曜日。私たちの週末はこれで終わらないんですね。むしろここから始まると言ってもいいくらい。ダンスシューズを調整しに上野まで戻らなくてもいいとなったからには、せっかく東京まで来てるんだしどっか行こうよという話しになります。大将が東京勤務だった時にオープンして、店長さんと親しくなるくらい通ってた地ビール・バーがこの近くなんです。私も2回ほど連れていってもらったことがあるんですが、この店は大好きなヒューガルテンが樽生で飲めるんですよ。練習で汗かいたあとですから、フルーツフレーバーの爽やかビールは間違いなく最高です。平日の夜はサラリーマンで混雑するお店も、この日は女性の二人組が静かにビールをたしなんでいるだけで空いていました。店長さん、チャーを少し若くしたような感じの方なんですけど、もう何年ぶりって言うくらいお会いしてなかったとは思えないほどすぐに思い出してもらえました。さっそくヒューガルテンと思ったら、このビールはアサヒと提携して販売するようになったそうで、いまは同じベルギーの白ビールで『ヴェデット』をメインでやってますと言われます。飲んだことないけどきっと美味しいに違いありません。ヴェデット・エクストラ・ホワイト『うまいっ!』ヒューガルテンほどフルーツっぽさはありませんが、さらっと飲めて味がある、夏の軽井沢高原の白樺林を抜ける風のような、とっても爽快なビールです。アルコールも低め(4.7%)だし、こんな美味しいビール、なんで知らなかったんでしょう。どうもここ最近、若者をターゲットに開発されたベルギービールらしいですね。『VEDETT』はフランス語で『スター』って意味ですって。まさに私のためにあるようなビールじゃありませんか!(←ちょっと言い過ぎ)『1杯だけ飲んで帰ろう。』なんていう初志はあっさり放棄して、杯を重ねます。そういえば大将病気だった気がするんだが...。地ビールって、それぞれの銘柄に専用のグラスがあるんです。以前うちで世界の地ビール定期便でとってた時、ビールと一緒にグラスも送られて来るもんでどんどんビールグラスばっかり溜まって行ったことがありますが、それだけ各醸造所にこだわりがあるんですね。このお店にも地ビールの数だけずらっとグラスが並んでいるんですけど、震災でもみんな踏みとどまって割れずに済んだそうです。(うちのも大丈夫でした)割れてたら大損害だったろうな。これは夏にピッタリのビールですから、今年は節電でオフィッス暑いしきっとお店も繁盛するんじゃないでしょうか。一足先に、初夏の高原の風を感じてみたい方、楽天でも売ってます。父の日のプレゼントやお中元でもどうぞ!
2011/05/26
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朝から気持ちよく晴れ渡り、休みなら布団でも干したいような一日でした。毎日続けてるお昼の散歩も,今日は暑くなく寒くなく,新緑を渡る穏やかな風が何とも清々しくて、心も身体もとってもリラックス。そういえば雲が虹色に輝く彩雲を見ました。何かいいことあるかも。今日は大将が出張なので夜の練習もなしということで、一人で夕飯をかねて近所のショッピングモール散策に行って来ました。そしたら見つけちゃったんですね。今週末オープンで、いまは無料体験中のトレーニングルーム。オー,こんな近場に出来るなんてやっぱり今日はいいことあったぞ。実はダンス以外に何か始めたかったんですよ。合気道やめちゃったし,年々太って来るし。体脂肪率がジワジワ増えて行くのが一番恐ろしい。でも近くに気軽に通えるようなスポーツジムがなかったので自宅でいまいち続かない筋トレを細々とやっていました。Wii fitでも試してみようかと思ってたんですけど、こういうのって買ってもすぐ飽きるしね。実際、買ったけど飽きてやらない運動器具が自宅にゴロゴロ。空いていたのですぐに体験させてもらえました。パワープレートっていう振動で負荷をかけながら効率的に短時間で筋トレが出来るスタジオです。着替えもなんにも持ってなかったんですが、全部貸してくれました。1秒間に30回くらいの振動数で揺れる台の上でスクワット。ももに来る来る!続いてハムストリングス&背中ストレッチ、二の腕攻撃。そういえば昔、『ビアータ計画』とかいってブルブル振動のEMS買ってやってましたけど、それの全身バージョンとでもいいましょうか、なんか内臓脂肪にも来てる気がする。ビアータだって美しさを保つ秘訣は筋トレって言ってたもんね。正確には『筋トレ』とは言ってませんでしたね。『WORKOUT』と言ってたんです。あれから10年経ってますから、マシンだって最新鋭。金曜日まで無料体験レッスンができるってことだったんで、明後日の『筋トレ夜コース』早速予約だ。この夏までに何とかもう少し絞らないとなあ。(遠い目)ちなみに1ヶ月試したダイエット薬は全く効果ありませんでした。自ら人体実験しましたけど、やっぱり薬に頼ってもダメみたい。燃焼だ、燃焼!バーレスクのダンサーの中に入っても違和感ないスタイルを目指そう。名付けてキューピーの『バーレスク計画』。スポーティキューピー ショーガールなのだ!
2011/05/25
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社交ダンサーには歌や踊りが大好きな人が多いと思うんですが、この映画はまさにハリウッドのエンターテイメントがぎゅぎゅっと詰め込まれたセクシー・ダンス・ミュージカル。バーレスクというのは単なる店の名前かと思っていたら、意外と歴史のあるショーの名前だったんですね。19世紀のヴィクトリア朝時代に発展したパロディ茶番劇から次第にコミカルなセクシー・ダンス・ショーへと変貌して行ったようです。それにしてもクリスティーナ・アギレラ、歌も踊りも最高です。ジャイブでよくかかる曲、『キャンディ・マン』でもご紹介しましたが、何度もグラミー受賞してる実力派ですから歌に説得力があるんですね。さらにシェール。もともとロック歌手から映画女優に入っただけあって,歌もカッコいいんですが、この人はまさに美魔女です。『月の輝く夜に』から考えると結構年齢高いと思うんですけど、すごい脚線美を披露してくれます。バックダンサーたくさん出てくるんですけど、ココというなのダンサー、どっかで見たなあって大将と言ってたんです。多分アメリカンダンスアイドルでいいとこまで残ってたダンサーだと思われます。それだけ実力派のダンサーが踊ってるってことです。物語は、まあ大したことないんですがすごい人たちが歌って踊ってるってだけでエンターテイメント性はばっちり。一応さらっとストーリーもお話ししとくと、田舎町から歌手になろうと単身ハリウッドに乗り込んで来たアリ(クリスティーナ・アギレラ)ですが、ここは才能のるつぼですからそう簡単に事は進みません。求人誌片手に職を求めて歩くうちに、『バーレスク』という名前のショーパブに足を踏み入れます。そこで見たのは店のオーナーであるテス(シェール)とバックダンサーたちの華やかなショー。すっかり圧倒されて自分もここで働きたいと思いますが、聞き入れてもらえません。この店は経営難でまもなく手放さなければならない状況でしたので,新しい従業員を雇うようなゆとりはなかったんでしょう。しかし全くめげないアリは、勝手にトレーを持ってウエイトレスとして働き始め、仕事の合間にダンスを覚え、ついにオーディションでダンサーへの道をゲットするんです。しかし彼女が入ったことで降板させられた古株のニッキは面白くありません。なんとか蹴落とそうと、ショーの途中で音源を切ってしまうんですね。突然音が無くなってステージでうろたえるダンサーたち。しかしもともと歌手志望だったアリは、本領を発揮します。圧倒的な歌声に会場は総立ち。スター誕生の瞬間でした。しかし、彼女の人気とは裏腹に店を明け渡す期日は迫っていました。バーレスクはどうなってしまうんでしょう。アリの将来は...。興行成績はどうあれ、これは私としては二重丸映画ですね。これがクリスティーナの映画デビュー作品とのことでしたが、ベット・ミドラーの『ローズ』にも似た衝撃がありました。CD買っちゃおうかなくらいのレベル。予告編はこちらからどうぞ。バーレスク
2011/05/24
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レンブラントは『光と影の巨匠』。フェルメールと同様、17世紀のオランダを代表する画家です。2006年の生誕400年の時に詳しく書きましたが、彼の作品は世界中の美術館で所蔵されていて、今までにドレスデン、ルーブルなど様々な企画展で彼の作品を見る機会がありました。私は17世紀のオランダ黄金時代の絵画に、なぜかとても惹かれるものがあるんです。今回上野でまたレンブラントが見られるというので『靴も買うし,練習も行くから』とムリムリ大将も引っ張って行ってきました。いつも渋々ついて来る割には見終わると『オランダのことは俺様に聞け』みたいになるんですよ。今回のメインは版画です。油絵よりもレンブラントが大変情熱を傾けて製作したと言われる版画を110点も展示されていて、あまりの美しさに圧倒されてきました。出展は主にアムステルダムのレンブラントハイスでしたが、中には個人蔵なんてのもあって、レンブラントを個人で持ってる人がいるんだってことにも驚きましたね。彼の絵画は贋作が多いことでも有名ですが、版画は『あんまりすご過ぎて真似出来ない天才の技』が駆使されているそうで、そういった意味でも見応えがありました。チケットにも使われている『石の手摺りにもたれる自画像』。彼は油絵でもたくさんの自画像を残しています。この作品にはエッチングとドライポイントという技法が使われているそうです。子供の頃、版画と言えば彫刻刀で木を削ってインク乗せて刷るってのをやったことがありますが、他にもいろいろな手法があるんですね。エッチングというのは銅板に松ヤニなんかを塗ってその上から細い針で引っ掻いて、酸性液につけて腐食させ、そこにインクを入れるなんていう手の混んだ方法です。ドライポイントはやはり金属板を針で引っ掻くんですが、『まぐれ』っていう削りカスみたいのが線の両端に出来て、それがインクを乗せた時にボヤッとした陰影の幅になるそうなんですが、何枚も刷ってると摩耗してなくなってしまうそうです。刷りも使用する紙も重要なポイントで、いいお客さんには和紙使うとか、ドライポイントが上手く出る最初の方の刷りにするとか、そういうのでも値段が変わるんですね。この作品もすごかったですね。白と黒だけなのに、まぶしいじゃないですか。『羊飼いへのお告げ』という作品なんですが、エッチングとドライポイントの他にエングレーヴィングという手法が用いられていて、これが最も歴史が古くて力と熟練の技が必要な方法らしく、レンブラントは最後の仕上げとして使っているそうです。彼のたとえば『ロウソクの明かりの下で机に向う書生』なんていう作品は白よりも黒い部分が多くて、ほとんど闇なんです。ロウソクの明かりだけしか最初は見えないんですね。でもよーく見ていると、まるで暗闇に次第に目が慣れて来るように、ロウソクの明かりのそばからだんだんと周りが見えて来るようになります。そして、『ああ、人がいたんだ』って気がつくんです。こんなの版画で出来るんですね。驚きました。この『3本の木』という作品も素敵でした。この企画展は上野の国立西洋美術館で6月12日まで開催されています。このあとは名古屋に行く予定だそうです。詳しい作品紹介はこちらからご覧になれます。
2011/05/23
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春は税金の季節です。頭痛いですね。固定資産税だの自動車税だの、容赦なしにババーンと降ってきます。ところが、確かゴールデンウィークのあたりに来るはずと思っていた自動車税の請求書が来ないんです。去年、とうとう月末まで来なくて県税事務所に電話したら『住所間違って戻って来てました。』なんて言われて、まさかその時に住所直してなくてまた戻っちゃってるのかなと疑ってました。請求来ないなら黙って払わずにいようかな、なんてね。ちょうど日曜日に車の12ヶ月点検でディーラーに行くことになってたので担当の方に伺ってみたんです。縁起もの♪ 蛙 フロッグ かえる★【オートメカニック 自動車整備師 車いじり】 メタルオブジェ ...『あ、自動車税ですね。今年は1ヶ月半くらい遅れるそうですよ。6月半ばに発送だそうです。』県税事務所が震災の被害を受けて、処理に支障を来しているらしいです。なるほど。ここは被災地ですからね。でもこれですっきりしました。みなさんは自動車税、もう請求来ましたか?滞納するとタイヤ、ロックされるそうですよ。
2011/05/22
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上野は夏を思わせるような暑さ、そんなに久しぶりという訳ではないはずなのに、駅の様子が大きく変わっていて驚きました。駅コンコースにおしゃれなお店が増えていて、ちょうどお昼時だったのでどの店もランチを試そうというお客さんのちょっとした列が出来ています。みなさん最近公開になったパンダ目当てで上野に来られてるんでしょうか。私達の目的はパンダではなくて、一つは国立西洋美術館で開催されているレンブラント展、もう一つはダンスシューズの購入でした。レンブラントの話しはまた別の機会に譲るとして、まずは靴の話し。ここ数回リピートして買っているラテンシューズ、最近足が変形してきたのか骨が当たって痛いので毎回直してもらうために足を運んできました。東京までそのためだけにはるばる出て来るのは時間もお金も勿体ないので、なんとか他の用事もくっつけて上京するようにしてたんですが、今回は靴を買って、すぐに踊ってみてまた調整してもらうという方法を試してみることにしたんです。大将が東京勤務だった頃に何度か行った事のあるシーバンスホール、上野から電車で10分ほどの浜松町にあります。相当しばらくぶりだったみたいで、以前は大きなホールだけだったのが、ダンスショップと隣接した小ホールも出来ていて、自由練習は小ホールの方でやっていました。ストレッチしようとコーナーの小部屋に入った途端、先客の女性にいきなり名前を呼ばれたんです。『○○さん、ですよね。』どっかで見た気がするけど誰だっけなー。『失礼ですけど、どちらさんでしたっけ。』なんとグランプリでも10ダンスでも一緒に戦ってた昔からよーく知ってる競技選手でした。女性は競技会で化けますからね。普段お会いしても分からないことが多いんです。私は化け方が下手らしく、よく見破られちゃうんですが。同じ頃に競技始めたのでD級の頃から試合で顔を合わせていたんですが、いままで一度もお話ししたことがなかったんです。(競技メイクしてない顔見るのも初めてかも)そういえば錦糸町のD級戦で優勝したのがその方達、準優勝が私達だった気がします。先ほど行ってきた上野のダンスシューズ店の近くにお住まいで、明日後楽園で財団の試合なので練習に来られたとおっしゃってました。さて、購入したての靴の方は調子よくて再調整の必要はなさそうです。それより、すごい発見がありました。この練習場は複雑な形をしていて、真ん中に柱があったりしてちょっとスタンダードの方は踊りにくいだろうなという作りなんですが、その真っ直ぐじゃない壁につけられてる鏡でなんと自分の踊ってる後ろ姿が確認出来るんです。衝撃でした。自分て後ろから見るとこんなに肩が上がってるんだ、とか、こんなに踊ってないんだってことが一目瞭然で、踊ってるように見える形を造ってみると、それは5秒と持たないほどキツい体勢でした。後ろから目線にかなう踊りって大変。たまには違う練習場に来てみるもんですね。とても参考になりました。帰りに隣のショップで今年のUK戦ラテンのDVD買ってきました。ターンプロしたばかりのユーリ&ヤグダの記念すべきアマ時代最後の踊りが見られますのでとっても楽しみです。
2011/05/21
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ついに幸福の木の花が咲きました。仕事から帰って玄関を開けた途端、『なんだこれは!』みたいなすごい匂いがして、すぐに窓全開、扇風機出動。しかも木に近付くと、終わったはずの花粉症の症状に似たお鼻ムズムズがまた!この木の狙いは何なんでしょうね。毎晩夜になると花が咲いて、見た目はジャスミンのミニブーケみたいなかわいらしい姿なんですけど、この匂いでどんな虫が吸い寄せられるというんでしょうか。夜だから蛾とか...?大将は、この匂いは去年ブラックプールに行った時に泊まったバレンタインホテルの匂いだとか言ってます。これだけ強烈なら私も覚えてるはずなんですけどね。そこに幸福の木があったかどうか、記憶にありません。臭いから切っちゃおうかという案も一応出てますが、大将も私も気が弱いもんで、自分でやるのは気の毒で『あんたがやれ。』と言い合って先に進みません。 しまいには迷惑な案も飛び出します。『下の植え込みに挿して来ちゃえば?』ツツジなんかが植わってるマンションの共用の植え込みに、この臭い奴を?そんなことはないと思いますが、挿し木したとこから幸福に木がぐんぐん伸びて来たりしたら迷惑でしょう。一体どのくらい続くのか、このせいで夜だけ空気清浄機つけてるんです。わるいけど早く終わって欲しい...。
2011/05/20
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滅多に鳴ることのなくなった固定電話が鳴りました。夕飯の支度をしていた私に代わって大将が電話に出てくれました。『はい、もしもし。』なんかの売り込みでしょうかね。ところが大将の声が急に大きくなったんです。『はい、そうです!』なんか気をつけしてるぞ。誰からだろう。社交ダンスの舞台衣装・コンペ衣装・メダルテスト・ステージに大活躍!社交ダンス ドレス 衣...それは来月千葉で開催されるJBDF関東甲信越の『第35回 東日本県別対抗競技ダンス』への出場依頼でした。10年越しで花が咲いた幸福の木のご利益でしょうか。JDSFの県代表には何回か選ばれたことありますけど、JBDFの方は初めてですね。歴代の代表選手は皆さんもうターンプロされたり、競技引退して審判されたりといったトップレベルの方たちばかりだし、年齢関係なく本当に上手い人を選ぶので私たちなんか全くお呼びでない感じだったんです。ほとんど20代の選手ばっかりと思われます。1999年にノービス戦に参加してから、こんな日が訪れるとは思ったことがありませんでした。実はこの同じ日の試合の個人戦には申し込んでたんです。B級スタンダード維持のために。スタンダードを教えていただいてる親父ギャグ先生の教室を通じていつも申し込んでいるんですが、担当のマロン先生に冗談で『代表戦は出ないんですか?』って言われて、『ムリムリムリ』なんてブンブン首振ってました。関東甲信越選手権ラテンでまぐれ決勝入りしたからでしょうかね。決勝メンバーの中で茨城は私たちだけだったんです。それはそれで納得できるとして、一番度肝を抜かれたのは次の一言でした。『スタンダードの方も。』みんな震災で大変すぎてそれどころじゃないんでしょうか。さっぱり意味が分かりません。私たちより上手な人は山のようにいらっしゃるはずです。JBDFの団体戦てどんな風に行われるのか何種目踊ればいいのか全然知らないんです。(案内をこれから郵送して下さるそうです)JDSFの方は一組一種目ずつで、ラテンとスタンダードと交互に踊るので、両方の代表になるなんて不可能なんですね。両方ってことは着替える時間があるんでしょうね。百歩譲ってスタンダードも踊るとしても、ヴェニーズは勘弁して欲しいなあ。私たちなんかが踊ったら茨城県凄い戦力ダウンなんだけどいいんでしょうか。以前関東甲信越チャンピオンだった楽天TKさんのブログで前夜祭の様子を拝見したことがありました。そっちもかなり盛り上がるとのことで、私たちも前日から泊まりで参加させてもらえることになったんです。ひょー。こりゃ大変だ。早速練習に行かねば。
2011/05/19
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最近よく考えるのは、今この瞬間の1分1秒が人生なんだってことです。いつ終わるか、明日かもしれないし50年後かもしれない。その1分1秒を何に使うかで人生は大きく変わってきます。今日ご紹介するのは、短い人生のほとんどを戦いと遠征に注ぎ込み多くの犠牲を出しながらも歴史に名を刻んだ人の話。紀元前356年、アレキサンダー大王(コリン・ファレル)がマケドニアのフィリッポス2世(ヴァル・キルマー)の子として誕生します。『万学の祖』と言われるアリストテレスを家庭教師として学び、幼い頃からカリスマ性を発揮する場面が描かれていました。アリストテレスの講義の場面が少しあるんですけど、彼の世界観は後のアレキサンダーに大きな影響を与えるんですね。遥か東方に旅し、インドをぬけて果ての海に出ると、そこからナイルを伝ってエジプトに戻れる。当時の世界はインドより東は何もなかったということでしょうね。彼は女性にあまり興味を示さなかったようです。ヘファイスティオンという友達を生涯の心のよりどころとしていて、一応結婚はするんですが、扱いは世継ぎをもうけるための道具くらいの感覚でした。母オリンピア(アンジェリーナ・ジョリー)は息子を溺愛する妖女で、いつも周りに毒蛇をはべらせ、好色家だった夫を嫌悪し何かを企んでいるような感じ。アレキサンダーが20歳のとき、王が暗殺されたのも実は彼女が裏で糸引いてるのではないかと言ったニュアンスで語られています。しかし一般的にはペルシャの差し金ということになっていて、即位したアレキサンダーはペルシャに進軍します。この戦いは無謀でした。25万のペルシャ軍に対し、マケドニア軍は4万。まるでロード・オブ・ザ・リングの黒門の戦いのようでした。でも彼の一点突破法によるダレイオス王急襲作戦は功を奏し、ペルシャの王は敗走。世界最強と言われたペルシャ帝国が崩壊します。バビロンは美しい都でした。ペルシャの圧政から解き放たれた民衆は熱狂とともに新しい王を向かえます。ハーレムにはベリーダンサー風の美女がよりどりみどり。しかし彼には壮大な夢があったんですね。世界征服。東方のあらゆる地にアレキサンドリアという名の都市を築いて奴隷を解放し、学問を広めようというのです。素晴らしい夢ですが、そのための犠牲は計り知れないものでした。【マスカット・オブ・アレキサンドリア】 1年生 ウィルスフリー接木苗 果樹苗木・ぶどう・葡...彼の夢につきあって何年にも渡って東方に進軍した兵士たちの多くは死に、生き残ったものたちも疲れ、もういい加減故郷に帰りたがっていました。毒盛られて危うく暗殺されそうになるんですね。夢も度を過ぎると孤立するってことでしょう。インドまで行って戻ってきます。彼は32歳でなぞの死を遂げるんですが、やっぱり暗殺されたんでしょうね。彼の臣下だったプトレマイオス(アンソニー・ホプキンス)が、アレキサンダーの伝記を記すという形で物語は進んで行きます。『ウォール・ストリート』のオリバー・ストーン監督作品、2004年のアメリカ映画です。3時間ものの超大作で、しっかりと腰を据えてみるような歴史スペクタクルでした。予告編はこちらからどうぞ。アレキサンダー
2011/05/18
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神々の戦いの話しでした。映画でもよく題材になりますが、ギリシャ系の神様たち、いろんな方がいらっしゃいますから物語作り易いんでしょうね。いい方の神様はアテネ、悪い方は冥府の王ハーデス。243年ごとに生まれ変わって聖戦を繰り返してるとのこと。もともと星矢くんという少年が現代で活躍するお話『聖闘士星矢』の続編として作られたそうなんですが、私は本編を見ていませんのでこれしか知りません。全13話。これからってとこで終わりました。今から240年ほど前、つまり、一つ前の聖戦を描いています。神様たちも生まれ変わって覚醒するまで自分が神様だって気がついてないようですね。イタリアのとある町の孤児院で育った3人の仲良しさん、乱暴者のテンマ、優しく清らかな心の持ち主アローン、アローンの妹サーシャ。この3人、実は凄い因縁のもとに生まれてるんですね。サーシャはアテネ、アローンはハーデス、そしてテンマはアテネを守る聖闘士(セイント)の一人でした。聖闘士たちにはレベルがあって、強い方からゴールド、シルバー、ブロンズと格付けされています。テンマは現段階では一番格下のブロンズなんですが、神々と知り合いってことで重要な役所を演じて行きます。聖闘士はそれぞれ守護星座を持っていて、ゴールドセイントはよく星占いで目にする黄道12宮が割り当てられていました。今回見た13話の中では牡牛座のアルデバラン、乙女座のアミスタ、天秤座のドーコ、魚座のアルパフィカがキーマンになっていて、どのゴールドセイントもバカ強いんですけどドーコ以外の3人は死んでしましました。中でも毒薔薇を操るアルパフィカと冥界三巨頭の一人ミーノスとの戦いは壮絶でしたね。そもそも神々は何のために戦っているのかというと、ハーデスが死でこの世界をおさめようとしているのに対し、アテネが生の世界を守ろうとしているようです。人間だった頃のアローン(ハーデス)は画家を目指していて、神に覚醒してからも空をキャンバスにして絵を描き続けるんです。それがタイトルになっている『THE LOST CANVAS』。彼の描いたものは死んでしまうので、それによって世界征服を目論んでいるようです。アテネが彼の妹として生まれたというのも密かな彼女の策略で、かすかに残る人間的な心を弱点として突こうというのが狙いみたい。この短い紙面では語り尽くせないほどのエピソード満載物語。元天文少女ですから、こういった星にまつわる神話系好きなんですよね。この続きも既に作られてるみたいで、是非見てみたいですね。
2011/05/17
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一年越しの夢だった目黒雅叙園の百段階段見学。目黒雅叙園は昭和6年に東京目黒に創業された料亭で、当初の予定では坂に沿って駅まで続くようにしたかったそうです。千と千尋の神隠しの湯やのモデルとも言われるだけあって、元はスパリゾートのようなお風呂屋さんだったという話しも聞きました。庭に滝があったり、相当大きな敷地に贅沢に立てられた建造物。今は鉄筋コンクリートの近代的なビルになっていて、競技会はそっちで行われたんですが、一部昭和の建設を有形文化財として保存されていて、それが今日ご紹介する百段階段なんです。入り口のエレベータも超豪華。99段の階段でつながれた6つの部屋それぞれ豪華絢爛な装飾が施されていて、日本風ロココとでもいいましょうか、竜宮城に迷い混んだ浦島太郎の気分が味わえます。『こんな部屋で誰が宴会したんだろうね。』『吉田茂とかじゃないの。』残念ながら撮影禁止とのことでしたが、ご興味ある方はこちらの動画をご覧下さい。トイレは使用禁止でしたが当時としては考えられないくらい広くて天井も高いんです。冬は寒かったかも。エレベータなんてありませんから、一番上の部屋で宴会があったりしたら仲居さん大変だったでしょうね。この階段に沿った各部屋で、人形師辻村寿三郎さんの展示会をやっていました。辻村寿三郎さんといえば懐かしいNHKの人形劇『里見八犬伝』で有名な方です。一天にわかにかき曇り...といって現れるたまずさが怨霊。昔、毎日見てた気がします。『仁義礼智忠信孝悌(じんぎれーち、ちゅうしんこーてい)♪』歌も覚えてるぞ。結構混んでまして、5月22日までの予定だったのが6月5日まで延長されたらしいです。歴史にご興味ある方、建築にご興味のある方、室内装飾にご興味ある方、いろんな意味で面白い所でした。そうそう、駅の近くから目黒雅叙園までエスカレータ出来ましたよ。大変な坂を上り下りしなくても大丈夫です。チケット2枚あります。もし、よろしければどうぞ。
2011/05/16
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JCFの東京選手権に参加しました。去年惜しくも7位に終わって、副賞の『百段階段無料チケット』を手にすることができなかった同じ大会に、今年こその思いを込めてエントリーしたんです。久しぶりに5時起きで頭ぼーっとしたまま会場入り。場所は東京の目黒雅叙園です。既に7時40分からプロC級スタンダードやアマB級ラテンなんかは始まっていて、審判の先生方や大会運営の方々、一体何時から会場入りされてるんでしょうか。有形文化財に指定されてるような結婚式場ですからもの凄く奇麗で、選手控え室もとっても充実してるんですが、一つだけ困ったことは控え室にいると会場のアナウンスや進行状況が全く把握出来ないことでした。選手は『自己責任』で出ることとなっていたんですが、ずっと会場にいるわけにもいかないし、実際アマ東京選手権ラテン(A級戦)は9時40分スタート予定だったのが、10分ほど早く進行していたんです。出場組数10組だったので、最初から5種目かと思ったら時間短縮のためかジャイブはありませんでした。そういえば去年はパソもなかったな。今回は無事決勝に進むことが出来て、あとで聞いた話しによると、隣の陣地だった若手カップルとフルマークの1位通過だったそうです。反対隣はグランプリでも10ダンスでもお会いした競技仲間の『遠距離鉄人』。この方達、先月号のダンスビユウでベルギー世界選手権の遠征報告書かれてたカップルなんですが(私の書いた記事の隣のページ)、リーダーが関東、パートナーが関西の遠距離で競技を続けられて、しかも好成績を残されてるとても真似の出来ないカップルなんですね。ハリウッドダンスメイクに!ネイルアート用シール&ボディータトゥとして!超人気Sサイズ再入荷...さて、これで『百段階段チケットもらえる』と喜びつつ、控え室でジュース飲んでると、その遠距離鉄人が駆け込んで来られたんです。なんとD級、C級の決勝すっ飛ばして先にA級の決勝をすることに突然決まったそうで、鉄人に続いて会場係の先生も私達の背番号を呼びながら控え室に入って来られたんです。大変ビックリでございましたね。会場に駆け込むともう既に選手がフロアに入り始めてるじゃありませんか。そんなドタバタで始まった東京選手権決勝。今度はジャイブまでの5種目でした。大将がサンバの音楽がとれなかったらしくなかなかスタートしないので、痺れを切らした私が逆リードでスタート。会場はまだ朝早くてお客さんあんまり来られてなかったんですけど、私達の背番号を呼んで下さる方がいらしてとっても嬉しかったです。ちょっと浮き足立った踊りになってしまったのか、残念ながら3位の成績でした。最高品質を誇るスワロフスキー社のクリスタルガラスを78石使用【5,250円以上送料無料】即納可!...私としてはそれでも全然OKだったんですけど、表彰式で『百段階段無料チケット』の話しがこれっぽっちも出なかったことの方が大ショックでした。『今年はもらえないのかな。そのためにエントリーしたのにね。』記念写真とってさっさと帰り支度。『遠距離鉄人』はこのあとスタンダード競技にも参加される予定で、間に4時間あるから電車のって練習場に行こうなんて相談をされてて、さすが鉄人て思いましたね。私達なんかもう眠いしお腹減ったし、これからさらに踊る気なんてさらさらなかったです。でも折角だから自腹で『百段階段』見学して行くことにしました。入場料一人1500円。【華やかで動きのある胸元に】レインボーカラー☆スワロ一層あなたを引き立てます♪ゴージャス...このすばらしい階段のお話はちょっと置いとくとして、情けないお話を先にしたいと思います。『百段階段』見学も済ませ、お昼も食べて家に帰り着いたのは3時頃でした。片付けをしながらまだブーブー文句言ってたんです。箱から3位のトロフィー取り出した大将『決勝でもっといい踊り出来たのに悔しいなあ。』『箱なんか、もう捨てちゃって。エントリー8000円もしたんだから百段階段のチケットくらいくれたっていいのに。』と私。ところが捨てようとした箱になんか入ってたんですね。なんと『百段階段無料チケット』2枚。大将と私、数秒間お互いに顔見合わせて固まりましたよ。そして大笑い。『もう一回行く?』行きませんよ。22日までの無料券、誰か行く人いるかしら。
2011/05/15
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『だれか好きな人いるの?』バケツを挟んで愛の告白は続いていました。『いるよ。』『だれ?教えてよ。ボクも言ったんだからさ。』そのときすんなり私も言えばばよかったんですよね。1年の時からハンサム君が好きだったんです。でもタイミングを逸しました。まじめ君が来ちゃったんです。『なに話してんの?』間の悪い男っていますよね。『あのね、好きな子だれか教えてくれるんだって。』おいおいハンサム君、なんでそれをまじめ君にも言うかな。『だれだれ?』私は『あとで』と言って帰り支度を始めました。だって告白って皆に言うもんじゃないでしょ。家が逆方向だから、帰るとなったら今日は見逃してくれるかなと思ったんです。ところがですよ。掃除が終わるのを待っててくれた近所のチエちゃんと一緒に学校を出てからも、みんなゾロゾロついてくるじゃありませんか。ハンサム君だけじゃなく、まじめ君も虫博士まで。なんでおまけみたいのもいっぱいついて来ちゃうかな。とうとう家に帰るまで言えず、そのまま近所の空き地で戦争ごっこなんかして遊んで日が暮れそうになってみんな帰りました。学校から家まで1キロくらいあるんですが、その日から彼らはよくこっちまで遊びに来るようになりましたね。目医者に通っていたので毎日という訳ではありません。ワイルドな遊びが多くてよく怪我しなかったもんだと思いますが、空き地に土管が積んであって、そこで基地作ったりして戦うんです。数日後、遊んでる時に小雨が降り出して、急いで隠れた土管の中でハンサム君と二人になったので、私も意を決して告白しました。だからどうなる訳でもなく、それからも敵になったり味方になったりしながら戦いは続き、お誕生日会にはそれぞれの家でおよばれしたり、自転車に乗れるようになってからは土手で競争したり、今で言うグループ交際でしょうね。私が入院したときは、お母さんと一緒にお見舞いにきてくれて、アンクルとムの小屋の本をくれました。一つだけ忘れられない事件がありました。夏休み前の教室でのことです。リカちゃんが私のところに来てこう言ったんです。『最近ハンサム君がうちに遊びにこなくなったのよね。そっちで遊んでるんだって?』ちょっとビビリました。小2でもこんな大人の恋愛ドラマみたいな展開があるもんなんですね。幼稚園の時からつきあってたリカちゃんは、ハンサム君にフラれて新しい女と思われる私にヤキ入れに来た訳です。『戦争ごっことかしてるんだけど、リカちゃんも来る?』 リカちゃんはきれいな服でバイオリン弾いてるようなお嬢様ですから多分戦争ごっこには加わらないと思いましたけど、なんと仲間と数人で様子を見に来たんですよ。私たちはホントに土管を渡りながら石投げ合ったりして危険な遊びしてたので、それを確認するとさっさと帰っちゃいましたけどね。グループ交際は小3の終わりまで続きました。みんなで秋の明治神宮に行って落ち葉やドングリを拾った写真が残っています。その時も虫博士は一人で虫集めてたな。4年になってクラス替えすると、みんなそれぞれまた新しい友達が出来て自然と会わなくなってしまいましたが、ハンサム君のことはいつも心のどこかにありました。このころって、そろそろ男女が分かれて遊ぶようになっていたし、別のクラスっていうだけで遠距離感があったんですね。同じ学校でもほとんど顔を合わせませんでした。最後に会ったのは4年生の秋ごろだったと思います。私がクラスの女の子達とわいわい言いながら学校の階段降りてきた時に、反対から上ってきた彼とすれ違ったんです。ちょっと視線が合って、お互いに『あっ』って思ったんですよね。彼が不登校になって転校したという噂に心を痛めたのは5年生のときでした。(おわり)
2011/05/14
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小学校に入学するというのは、人生の中でも大きな節目の一つです。最初は慣れないのでなんとなく今までの保育園や幼稚園の仲間が集まったりします。このころはまだ母親が仕事をしている家庭というのは少なくて、保育園に行っていた子は微妙な劣等感があったんです。貧乏だからお母さんも仕事してるんだ、みたいな。私も保育園派でしたので、近所の子たちがかわいい送迎バスで幼稚園に行くのを憧れを持って眺めていました。保育園で仲良しだったなおみちゃん、はるえちゃんとクラスが別々になり、新たな交友関係がスタート。幸い同じクラスのすぐ近くの席に保育園の時からの友達、まじめ君がいました。彼はちょっと要領が悪いところがあるんですがとっても真面目で優しい子でした。今では信じられないかもしれませんが、家でお味噌汁の出汁をとるのにいつも鰹節の塊を削っていたんです。それは私の役目でした。ところが時々失敗して、自分の指も削っちゃうんですよね。まじめ君は包帯グルグル巻きだった私の面倒をよく見てくれたんで割と好きだったんですが、恋花とまではいきませんでした。私が同じクラスで密かに思いを寄せていたのはハンサム君。背が高くてスマートで勉強も出来たので人気者だったんです。噂によるとお金持ちで家庭教師もいるとのことでした。私とは住む世界が違う幼稚園派に属していたんです。もうすでにつきあってる子もいて、リカちゃんという子なんですが、やはり幼稚園派のお金持ちで、家はピアノやバイオリンを教える教室をしていました。二人は下校時間になると手をつないで帰って行って、今から考えると小学1年生なんだから別に普通なんですけど小さな嫉妬心を燃やした覚えがありますね。それから1年が経ちました。2年生になってもクラスはそのまま。クラスの中に虫が大好きで、虫のことなら何でも知ってる虫博士がいました。女の子に話しかけられるとすぐ真っ赤になって面白いので時々からかったりしてたんですが、ハンサム君とまじめ君、そしてこの虫博士は仲良しグループでした。梅雨に入る少し前の新緑の美しい今のような季節だったと思います。席順で掃除当番が決まっていて、同じグループにハンサム君とまじめ君がいました。男子はだいたい掃除なんていい加減で遊んでばっかりなんですが、この二人はまじめに掃除してましたね。机を移動して、ほうきで履いて、そのあと雑巾掛けするんです。私が廊下でバケツに小さな手を入れて雑巾を洗っていると、ハンサム君がやってきました。二人で同じバケツに手を入れてるのにちょっとドキドキ。『ねえ、好きな子いる?』な・なんなの?このおもむろな問いかけに、お地蔵さんのように固まっていると、ハンサム君は言いました。『ぼくはいるよ。』知ってるよ。リカちゃんでしょ。ところが彼はまっすぐに私を見たまま小さく親指を私に向けたんです。え? あたし?その瞬間、私の周りから重力が消えました。小学校2年生の春。初めての告白にボーっとなった私はバラ色の優しい風に包まれてふわふわと空へ舞い上がって行くようでした。(つづく)
2011/05/13
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子供のころバレエを習っていた人は多いと思うんです。でもそれを大人になるまで続けて、プロのバレエダンサーになって、さらに有名なバレエ団に所属してプリマになる人は、そのなかの一体何%でしょうか。始めた頃は、みんな可能性に満ちています。社交ダンスでもそうですね。才能にも環境にも恵まれ、さらに飽くなき努力を続けた人の中で、ほんの一握りの運にも恵まれた人がトップに上り詰めて行きます。このお話は、バレエにすべてをかけて生きて来た女性が初めて頂点に立つときに襲われる不安や強烈なストレスで精神崩壊して行く様を描いています。ニューヨークの一流バレエ団は次の演目を『白鳥の湖』と決め、キャスティングに入っていました。監督のトマス(ヴァンサン・カッセル)の意向で現在プリマのベス(ウィノナ・ライダー)は引退、新しいプリマを選ぼうとしています。ニナ(ナタリー・ポートマン)は白鳥のイメージにピッタリの実力派ダンサーでした。自分の夢を諦めた元ダンサーの母親エリカが手塩にかけて育てた一人娘。内気なニナですが、人並みに野心はありました。ベスに憧れ、彼女のように完璧になりたいと願い、こっそり楽屋から彼女の持ち物を拝借したり。ライバルはたくさんいます。同じく実力派のヴェロニカ、ロスからやってきた黒鳥のイメージにぴったりのリリー。しかしトマスが選んだのはニナだったんです。彼女はトイレに駆け込み、押し殺した声で母親に電話します。その喜びは本当に真に迫っていてこっちまでもらい泣きしそうでした。ところがそれを頂点として彼女はどんどん心の闇に引っ張られて行くんですね。天使のように清らかな白鳥にはぴったりでも、悪魔のような黒鳥を演じ分けることができなければプリマ失格です。彼女は自分の殻からなんとか抜け出そうともがき、信頼していた母親も、尊敬していたベスも、友達になろうとしてくれるリリーも全ての人が敵に見えて来るんです。でも本当の敵は自分の中にいるんですね。『自分の前に立ちはだかるのは自分だ。君はそれを超えなければならない。』役に潰されるダンサーを多分何度も見たことがある監督は彼女にそう言います。元全日本統一チャンピオンの山本さんがボリショイ・バレエにいたころ、やはり相当きつい精神的プレッシャーで踊れなくなったとインタビューで答えていました。バレエより社交ダンスの方が少しは気が楽なんでしょうね。もっと軽度の『選ばれたことによる不安』や『上に立つことへの恐怖』って多かれ少なかれ皆さんも経験あるんじゃないかと思います。ストレスで免疫力が低下したりなんてのは、私も経験してます。大将みたいにストレスが内臓に来る人もいますね。でもそれが精神に来ると一番大変そう。彼女の視点で映像が進むので、どこまでが現実でどこからが幻覚なのか、だんだん区別がつかなくなってきます。この映画で主演のナタリー・ポートマンはアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。この映画のために9キロ減量したそうです。ただでさえスリムな人なのに、それだけで賞あげたいくらいですね。バレエのレッスンもかなりハードに積まれたそうです。ナタリー・ポートマンというとスターウォーズのアミダラってイメージだったんですけど、これからはこっちのイメージの方が強くなりそうです。震災以来初めて映画館に行ったんですけど混んでました。女性客ばっかり。ちょっとエロくて怖いので子供向きではないかもしれません。このポスターもらっちゃいましたけど(しかも2部も)、貼らないよなあ。怖いもん。予告編はこちらからどうぞ。ブラック・スワン
2011/05/12
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幸福の木に花が咲きそうです。引越しのお祝いとして10年以上前に頂いたもので、花が咲くのはこれが初めて。ピンチの時に花が咲くって聞いたことがあるんですけど、度重なる地震に木もピンチを感じたんでしょうか。以前ダンス教室の伸びすぎた幸福の木に花が咲いてるのを見たことがありましたが、そのあとその木はどうなったのか、見かけなくなってしまいました。枯れちゃったのかな。うちの幸福の木は2年前に何となく元気がなかったんで植え替えたんです。その後葉っぱも元気を取り戻したように青々としてきたんですけど、この花はどうすればいいのかしら。切った方がいいんでしょうかね。ネットで調べてみたら、やっぱり根詰まりとかが原因らしく、夜になると香水のような強烈なにおいを放って花咲くと書いてありました。確かに3本寄せ植えのうちの真ん中の元気のいい木には花がありません。花が出て来てるのは両サイドの小さめの木から伸びた枝で、3つもつぼみが伸びて来ていました。幸福の木の花なんて縁起いい感じだからそのままにしといた方がいいような気もします。花が咲いたときの強烈な匂いってのも体験してみたいし。しばらく様子を見ることにしようかな。
2011/05/11
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化学の元と言われる錬金術。物質の構成を変化させて金を作り出すとか、無生物から人間を作ろうとする試みは古代エジプトの時代から続けられてきました。今日ご紹介するアニメは、優れた技能を持つ錬金術師の兄弟のお話です。時代も地域もよく分からない設定で始まるんですが、錬金術が進化して、能力のあるものが国家の軍人として雇用される背景があります。ただ絶対行ってはならない錬金術があって、それが死んだ人を蘇らせることでした。エルリック兄弟はその禁忌を破って、病気で亡くなった母親を蘇らせようとします。術は失敗し、兄のエドは足と腕を1本ずつ、弟は身体全部を失ってしまいました。かろうじて弟の魂を近くあった鎧に定着させるんですが、母親は人体錬成失敗によって生じたホムンクルスになってしまいます。ミュータントみたいなものでしょうか。国家錬金術師になって弟の身体を何とか元に戻そうと史上最年少で資格を得たエドでしたが、錬金術の基本原理は『等価交換』、何かを犠牲にしなければ何も得ることが出来ません。しかし賢者の石さえ手に入れれば、等価交換の原則を打ち破ることが出来るという噂を耳にします。失った身体を取り戻すべく賢者の石を求めて旅を続けるうちに、不死身のホムンクルスたちも同じものを求めていること、賢者の石の錬成のためには大量の人の命が必要なこと、軍の上層部にホムンクルスがいて、そのために戦争を起こしていることなどが分かって来て一時は錬成を諦めます。なんとか人の命を使わずに賢者の石を作れないものか。最後は意外な展開で幕を閉じることになりますが、全51話、かなり楽しめました。出てくる錬金術師にそれぞれ得意分野があって、Xメンみたいなイメージなんです。国家錬金術師になると、もう一つの名前と銀時計をもらえます。火をコントロールできる人は『焔の錬金術師』、爆発物を得意とする人は『紅蓮の錬金術師』みたいなかんじで、エドは手を足がオートメールという鋼だったせいか『鋼(はがね)の錬金術師』という名前をもらうんですね。お母さんは悪役に転じますが、行方不明だったお父さんはもっとびっくりな悪の元締めだったり、いろんな切り返しがあって面白いです。荒川弘原作の漫画をアニメ化して2003年から放映されたものだそうです。賢者の石っていうとハリー・ポッターを思い出してしまいますが、もともと錬金術の世界で追求されて来たものだったようですね。この物語に出てくる錬金術師は、ある意味、全員魔法使いのようでした。鋼の錬金術師 op
2011/05/10
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本当にあったなんて信じられない。2001年にアメリカで発生した貨物列車暴走の実話に基づく映画でした。慣れた仕事だからといっていい加減な気持ちでやってると、こんなことが起こりうるんですね。人為的なミスが重なった事故で、危うく有毒物質が人口密集地にバラまかれて大惨事になるところだったんです。事故原因の詳細は脚色なのかもしれませんが、操車場から貨車を引っ張って出発線に乗せるだけの簡単な仕事でした。機関士はデューイ。何となく不真面目な仕事態度が最初から嫌な予感だったんですが、ノロノロ動かすだけだからあとでやろうと思ったのかエアーブレーキが外れたまま発車。ポイントが切り替わってないことに気づいて、動いてる列車の操縦席を降りて自分で切り替えようとします。フルパワーでブレーキかけたつもりだったみたいなんですけどギアがブレーキになってなかったんですね。なんとフルパワーで加速し始めちゃうんです。これでまた操縦席に戻れればよかったんですけど、走っても追いつけませんでした。そうして無人貨物列車は100キロ近いスピードで暴走を始めます。ドキドキはさらにいっぱいあって、ちょうどこの時、子供たちを乗せた列車体験教室が反対方向から走って来てたんです。ベテランだけど3週間後に解雇が決まっていたフランク(デンゼル・ワシントン)と新米車掌のウィル(クリス・パイン)も反対方向から貨物列車で接近中。更にその先には『大曲り』と呼ばれるカーブがあって、このスピードでは絶対曲がれない上に、もし曲がれたとしてもその先には10万人の市街地が。恐ろしいですね。列車はどんどん進行して行きますから作戦を立てるにしても1分1秒を争う訳です。それなのに鉄道会社の運行部長が会社の損失ばかり気にするし、無謀な作戦で失敗を重ねて時間を無駄にするし、もう見ててストレスたまります。さて、この暴走列車をどうやって止めるんでしょうか。これは面白い映画でした。お勧めです。ホントに実話だなんて信じたくないようなとんでもない事件ですが、一応ハッピーエンド。デンゼル・ワシントンはスタントを使わず自ら列車の上を走ったそうです。『アンストッパブル』(原題:Unstoppable)は、トニー・スコット監督の2010年アメリカ映画です。予告編はこちらからどうぞ。アンストッパブル
2011/05/09
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毎年各県持ち回りで前期と後期の2回行われるJBDF関東甲信越選手権。今年は前期がプロ・スタンダードとアマ・ラテン、後期がプロ・ラテンとアマ・スタンダードで、それぞれ関東甲信越チャンピオンを決めることになっていました。3月13日に栃木で予定されていた前期大会が震災で中止になり、その後5月8日のシニア・グランドシニア戦に併設という形で開催されることになったんです。というわけで、参加して参りました。会場は栃木市の藤岡町総合体育館。アマ・ラテン選手権はエントリー組数22組でした。この試合はA級維持のためにほぼ毎年参加しているんですが、まだ一度も決勝に進んだことはありません。ターンプロ目指してがんばってるような若手がばんばん出て来るので、いつも良くて準決どまり。そういえば師匠のところに一昨年入られた先生は、2009年のこの大会の優勝者でした。もうJBDFのプロA級に昇級されたと今月号のダンスビユウに記事が載ってましたね。上達のためのレッスンなど見て読んで役立つ記事満載ダンスファン 定期購読 1年間 12冊そんな勢いのある選手が多い中ですが元気なシニアも結構参加していて、シニアグランプリ常連の埼玉のメロンチョコさんや私達と同年代の茨城れんこんトリオの面々、前回の福岡グランプリで入賞された方もいらっしゃいます。れんこんトリオのクロちゃんたちは震災以来会うのは初めてで、茨城の北の方にお住まいなので気になっていたんです。でも家が高台で大丈夫だったと言ってましたし、パートナーさんも1ヶ月断水で水汲み生活だった以外は平気と明るく笑っておられました。プロのスタンダード選手権もやっていて、久しぶりに懐かしい先生にもお会いしました。初めてのラテンドレスを譲ってくれた先生です。【送料無料選択可!】ダンスのからくり DVD付き チャンピオンが解き明かす! (単行本・ムック) /...1次予選は2ヒートに分かれて行われました。チャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレの4種目。音楽が非常にゆっくりでしたので、きちんと身体を使い続けないと粗が目立ちます。サンバのカウンターランのタイミングを最近師匠のレッスンで変えたんですけど、このゆっくりしたリズムでは非常に踊りやすく、大将は大喜びでした。続く準決勝、ジャイブが加わって5種目連続になります。踊り終わって、いやーこれでJBDFもA級維持出来てよかったーと汗を拭いていると、大将がガッツポーズでやってくるじゃありませんか。まさか...。そうなんです。驚きました。決勝に残っちゃったんです。近くにいたれんこんトリオのマッスルKさんに『死ぬ気で踊って来い』なんて激励されて決勝のフロアへ。(結構すぐだったのでホントに死にそうでした)結果は6位でしたが、それでも並みいる有力選手を差し置いて決勝進出なんて滅多にない快挙ですから記念写真1000円で買ってきちゃいましたよ。車で1時間半くらいで家に帰るとすぐに電車とバスを乗り継いでシャトー・カミヤヘ。もちろん地ビールで祝杯をあげるためですなんですが、乗り継ぎが大変でした。震災の影響でまだエスカレータ止まってるもんで、電車の地下ホームからバス停まで走る走る。(もう足、上がらんよ)これ逃すと次30分後ですからね。この日が季節外れの暑さだったもんで、汗だーだーかいてしまいました。久しぶりに来たら料理長が変わったらしく、大好きだった地鶏のローストが無くなってましたけどビールは相変わらずおいしかったですね。『A級維持出来たらおごってあげる。』と試合前に大将が言ってましたので、ただビールが飲めて嬉しさ百倍!今回はJCFとJDSFとJBDFと3つの試合をこなした大型連休でした。ブログを通じていつも応援して下さる皆様、どうもありがとうございます。遅れてごめんね 母の日【送料無料】大きなユリ花束♪ピンクの花を☆豪華に**花束**にしましたお...
2011/05/08
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今年1回目の茨城DSC総会および練習会がありました。この日に先立って出欠を知らせるFAXを会長さんの楽天TKさんへお送りしたんですが、その中に『練習会に呼んで欲しい講師』というアンケートがあったんです。大将が送信する寸前に『誰か習ってみたい人いる?』っていうので、『ルッカ』って書きました。以前ご紹介しました大変美しいワルツを踊られる元世界チャンピオンです。『大将はだれかいないの?』というと『エフゲニー』というので、それも書いて送ったんです。どうやらそれに回答したのはうちだけだったようです。ホントに呼べたら、みなさんも茨城DSC練習会に来て下さいますか?今のところ予算的に企画倒れのようでしたが...。総会では通常の議題の他に、集まった役員達の被災状況を一人ずつ報告。改めて被災地茨城を実感しました。局所的な液状化で住宅地も周りの田んぼも全部池になってしまったとか、職場の建物がほぼ全壊で命からがら表に飛び出したとか、ダンスどころではない状況というのがよく分かりました。屋根瓦が落ちてまだブルーシートとか、パンプキンさんのお宅ではお皿がポリ袋8つ分割れたとか、まっきーさんのパソコンが壊れたとか、中にはしちりんさんみたいに『僕の茶碗一個だけ割れた』なんて方もいらっしゃいましたが、ほんと皆さんご無事でよかった。しちりんさんのパートナーさんが棚の上に飾っていた沖縄のチーム『しちりんず』優勝トロフィー、この地震で落ちて割れてしまったそうです。残念ですけど怪我されなくて何よりですよね。さくらさんの所には福島から避難してきた親戚が集結して、3人家族のご家庭が一気に14人家族になり、1日中ご飯の支度に追われて3月6日の試合で入賞されて以来、全く試合には出てないとおっしゃってました。スカイラインさんはお仕事で原発の方に派遣されて総会には参加されてませんでしたし、楽天TKさんもしばらく避難生活を送られていたなんて話しを聞くと、うちってすごくマシで申し訳ないみたい。練習会の方は明日の関東甲信越選手権に出場する選手のためにラテンをメインに時間を割いて下さいました。通常なら練習会のあとはパーっと懇親会なんですが、今日はナシで皆さんおとなしく帰宅。次回の練習会ではみんな揃ってまた楽しく懇親会したいですね。■ネストビールセット6本茨城発 常陸野ネストビール 10P06jul10【楽ギフ_メッセ入力】【楽ギフ... 6月6日までの早期ご注文特典⇒今なら500円お得な特別価格!早めのご注文なら贈り忘れもなくて安...
2011/05/07
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<ナイルビール>新緑の美しいこの季節、奈良京都を巡る旅なら皆さんはどこに行ってみたいでしょうか。私としては名水巡りも城巡りも全く予定外でした。名水巡りの方は、たまたま伏見に行ってみたら駅でスタンプラリーやってるの見つけたというだけですし、伏見城は大将が行きたそうだったから、桓武天皇陵にいたっては行ってみたらたまたまそこにあったくらいのノリでした。(その割にはタイトルが...)考えていたのはただ一つ。『ナイルビールを生で飲みたい!』大将が京都に出張すると買ってきてくれる地ビールなんですが、これが美味しいんですよ。瓶で飲んでも美味しいんだから、生だったらどんだけ美味しいんだろうって、もう想像するだけで喉が鳴ってしまいます。早稲田大学と京都大学、そして黄桜さんが共同開発した特別な地ビールなんですね。古代エジプト文明の時代から飲まれていたというビールを復元しようという試みから始まったようなんですが、そんなのはまあどうでもよくて、とにかくとっても美味しいんです。黄桜さんはこれ以外にもいくつか地ビールを造っておられて、それが一気にカッパカントリーでお試し出来ます。こちらお試しビール6種。一番奥からホワイトナイルは、古代エジプトと同じエンマー小麦を使用したまろやかなビール。ブルーナイルは発泡酒なんですけどヒューガルテンのような柑橘系の味がします。あとで調べてみたらユズとコリアンダーが使われているそうです。そしてルビーナイルはアルコール度数が7%と少し高く、お肉によく合う赤銅色のビール。手前のケルシュ、アルト、蔵のかほりの3種は、1995年京都で最初に造られた地ビールだそうです。昨日ご紹介したこの敷地内の湧き水を使用していて、特に蔵のかほりは新潟のこしひかりビールのような米の味がしました。ここでお試しビールをちょこちょこ飲みながら昼食を食べて一度カッパカントリーをあとにするんですが、このままで終わるはずがありません。寺田屋や月桂冠を見学したあと再び舞い戻って飲み直しです。今度は外で季節限定チェリービール。酸味の利いたさくらんぼの味がします。大将はここで、柏餅や酒まんじゅうまで食べてました。カッパカントリーの入り口にはなんと黄桜が植えてありましたよ。まだ少し花が残ってましたけど、私にはピンクに見えましたが黄色なのかしら? ナイルビールが飲めるお店はこちらです。さらにこのあと、新幹線に乗る前にもまたナイルビール買いこんで大将は飲んでました。美味しいですよ。(おわり)
2011/05/06
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<名水めぐり>試合翌日、伏見の方へ散策に出かけました。伏見は水が美味しいことで知られていますが、この期間『伏見名水スタンプラリー』というイベントをやってまして、5カ所以上回ると何やら抽選でプレゼントが当たるそうです。京阪の伏見桃山駅からだらだら坂を上って行くとすぐに最初の名水、御香宮神社に行き当たります。ここの水は御香水(ごこうすい)と呼ばれてるとのこと。名水100選に選ばれてるそうなんですけど、そういえば和歌山の紀三井寺もそうでした。なんか今年は名水に縁があるのかな。こういう湧き水が近所にあると、断水になっても大丈夫だねなんて大将と話してました。こどもの日が近いせいか、お宮参りの赤ちゃん連れが大勢いらして結構賑わってましたね。森林浴を楽しみながら、小砂利のだらだら坂をさらに上って行くと伏見城。大将が言うには、伏見城のそばに昔なんとかいう遊園地があったそうで、いまは運動公園になっています。階段じゃなくてよかった...。でもここ、やけにハチがいっぱい飛んでてちょっと怖かったです。お花がいっぱいなので人間を刺そうなんてあんまり考えてないと思いますけどね。伏見城の隣に桓武天皇陵がありました。794年、『鳴くよ鶯(うぐいす)平安京』って覚えた平安京の創設者ですよね。冗談みたいですけどこの辺り、鶯だらけであっちからもこっちからも『ホー、ホケキョ』でした。さて、水が美味いってことは酒がうまいってことで、この辺りはお酒作りで有名な店がいろいろ建ち並んでいます。その一つが黄桜酒造。カッパカントリーには歴代のCMを見せてくれる場所やレストラン、展示館などがあって、ここでお昼ご飯を頂きました。(地ビールの話しはまたのちほど)ここにも伏水(ふしみず)と呼ばれる名水が湧き出てます。カッパカントリーのすぐそばに、坂本龍馬の寺田屋事件で有名な寺田屋がありまして、ここも観光客で賑わってました。もともと船宿だったので、いまでもすぐそばの川には観光用の三十石舟(清水の次郎長の浪曲で石松が乗った奴でしょうか)や十石舟が運転されています。折角だから舟に乗ってみようかと思ったら満席。『十石舟なら三十石の料金三分の一かな』なんて思ったんですけど、両方同じく千円でしたね。川沿いを歩いて行くと長建寺というお寺があって、ここでも閼伽水(あかすい)という名水が湧いています。反対側の川沿いに続いていた粋な黒塀は月桂冠大倉記念館でした。黄桜は入場無料だったのにここは300円とられるんです。どうしようかと思いましたけど入ってよかったですよ。お土産もらっちゃいました。月桂冠の純米酒2缶。それに利き酒もさせてもらえます。40年前と現在の大吟醸飲み比べ。それにプラムワイン(梅酒じゃないそうです)も試飲させてもらえました。ここにも名水があって『さかみず』というそうです。さらに少し歩いて行くと鳥せい本店があって、ここも名水どころでした。白菊水(しらぎくすい)と呼ぶそうです。皆がそこの水を飲んでる所を写真に写しているカメラマンさんがいらして、何に使われるのか分かりませんが私も写ってきました。もう5つ以上めぐったからこの辺でいいかなとも思ったんですが、名前が気になってここは行ってみたいというのがもう一つありました。大黒寺にある金運清水(きんうんしみず)。これは飲んどいた方がよさそうです。瓶の中にお金入れるといいらしいので、小銭全部(その時たまたま5円しかありませんでした)入れてきましたよ。寺田屋で聞いた説明によると、寺田屋騒動で亡くなった薩摩藩士が西郷隆盛によってここに葬られたとのことでした。丹波橋駅に向って歩いていると、キンシ正宗の本社があって、お休みなのに門が開いています。オートバイにタンク積んで水汲みに来られている方がいました。説明読んだら会員制だそうです。ここもスタンプラリーに入ってました。常盤井水(ときわいのみず)と言うそうです。京都に戻って最後に西本願寺に行きました。今年、親鸞上人750回忌ということで大掛かりな法要があるようです。東本願寺も行ったんですが、もう時間が遅過ぎたのか門が閉まっていて、気がつけば帰りの新幹線ギリギリになってました。城巡り、名水めぐり、楽しかったですけど、一日中歩いて脚が棒です。(いつもこうだな...)(つづく)
2011/05/05
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<ジャンプ!>奈良大会の音楽係さんにはこだわりがあるようで、他の競技会とは一風変わった方式で競技が行われます。『奈良方式』と呼ぶそうです。通常、選手がフロアに入ってスタート位置がほぼ決まったあたりで音楽が始まるんですが、奈良方式はずっと小さく音楽が鳴り続けているんです。審査開始は音が大きくなってからなので焦って踊りだす必要はないんですが、踊りたくてウズウズしてる選手にとってはうれしいでしょうね。逆に音とるのが苦手という方にとっても時間はたっぷりありますから落ち着いてカウント数えられるからいいかもしれません。もう一つ面白かったのは、競技の合間に入るフロア清掃。事務局スタッフの皆さん、多分自分たちも踊りたくてしょうがない方々なんでしょう。クイックの音楽に合わせて軽快にモップを走らせ、客席から手拍子が起こったりしてショータイムのようになってました。通常3000円の商品がケース購入で1本あたり2250円ワルツ デカ吸水モップ伸縮柄 1ケース10本入午後のスタンダード競技。私達はスタンダードB級戦に参加していました。エントリー組数42組。予選はワルツ、タンゴ、スローフォックストロットの3種目で、準決勝からクイックステップが加わります。和歌山のときは最後のクイックでスタミナ切れになってしまいましたが、もうそんなことはありません。10ダンスでちょっと自信がつきました。私達のクイックステップは、最初の猛ダッシュから横っ飛びに入る時、スピードを緩めるために飛ぶんですけど、10ダンスを応援して下さっていた方が『すごい飛んでた』と絶賛して下さったんです。それで調子づいた大将は『もっと飛ぶ』と思ったみたい。客席の前列にいらした方は突っ込んで来るんじゃないかと思われたようでのけぞっておられましたね。私もそこまでジャンプ力ないもんですから着地で結構衝撃が来たんですけど、踊り終わってから大将に『もっと思いっきり飛べ』って文句言われました。バレーボールじゃないんだからさ...。とりあえず無事決勝まで踊りきり5位に入賞。1/2昇級は上位10%なので4位まで。あと、少しだったねなんて言ってたんですけど、家に帰ってから昇降級規定見たら、降級だけでなく昇級の方も規定が緩くなってたんですね。上位10%なんですけど、小数点以下は切り上げだそうで、5位までが昇級だそうです。つまり、私達もA級リーチってわけです。うそみたい。この勢いでさらにスタンダードも腕を磨いて、リーチのまま終わらないように昇級まで漕ぎ着けたいと思います。いつも応援ありがとうございます。ばんざーい!!こちら京都のおばんざい。(つづく)
2011/05/04
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<3年連続>第30回奈良県ダンススポーツ競技会に参加してきました。場所は3年前と同じ宇陀市総合体育館。京都から近鉄の特急と急行を乗り継いで約1時間の榛原(はいばら)駅からタクシーで10分ほど、小高い丘の上にある運動施設です。受付で『被災地特別出場料』の範疇に入るということで、ラテンとスタンダード合わせて6000円も返金してもらえました。どこに陣地シート敷こうかキョロキョロ見回していると、既に準備運動をされていた身体の柔らかい女性が私の方へ駆け寄って来られたんです。『これ、地元紙なんですけど載ってたから持ってきましたよ。』4月24日付けの朝日新聞地域情報紙あさすぽ和歌山でした。県内で行われたサッカーやアーチェリー、体操など様々なスポーツ競技会の一つとして、和歌山県ダンススポーツ選手権大会も特集されていて、なんと私の写真がでっかく載ってるではありませんか。『ひゃー。ありがとうございます。』踊ってる写真じゃなくて踊り終わってお辞儀してる所なんですけどね。いい記念になります。お心遣いに感謝感激!何かお礼をと思ったんですが、京都駅で買った昼のおにぎりしか持ってきてなかったんです。申し訳ありませんでした。お名前お聞きしませんでしたが、多分Yさんですよね。この場を借りて厚く御礼申し上げます。それから『いつもブログ拝見してます』と男性の方からも声をかけて頂きました。前に一度コメント入れて下さったことがあるとおっしゃってましたが、どなたか思い出せず申し訳ありませんでした。声をかけて下さって嬉しかったです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。午前中はラテン競技。事故渋滞でまだ到着されてない方がいらっしゃるということで、少し進行が遅れましたが、この大会事務局は非常に選手思いで驚かされました。東部の試合、特にプロ団体の試合では、出遅れたらそれは選手のせいということでどんどんプログラムは進行してしまうんです。ところがここは、なんども競技を中断し、出遅れた方を救済してリダンスが行われていました。私達が参加するラテンA級戦はエントリー6組。その中に、去年滋賀の大会でお会いした爽やかカップルくぅさんたちもいらっしゃいました。デコポンのオレンジをオーダーする時、私が本当は欲しかった奇麗な黄緑色のドレスを着ておられて、ある意味かぶらなくてよかったです。いきなり準決勝からで、サンバ、チャチャチャ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブの5種目連続で踊ります。2日前にも同じ状況でしたからとりたててどうって訳でもないんですが、なんかボヤーっとしててチャチャやジャイブで間違えまくり、次の決勝では絶対こんなんじゃいかんと気合いを入れ直します。全員決勝進出で助かりました。そして迎えたA級戦ラテン決勝。準決よりはずっといい踊りが出来て準優勝に輝きました。3位までトロフィーもらえるんです。これ、金と銀で出来た勝利の女神様でしょうか。すてきでしょう?今年から昇降級規定が少し緩くなって、去年までは優勝しないとA級維持出来なかったんですが今年は準優勝でも出来るようになったんです。いままでJDSFのラテンはAとBを行ったり来たりしてたんですけど、おかげさまでラテンは3年連続A級となりました。いつも応援して下さる皆様、嬉しいご報告が出来てほっとしています。スタンダードもがんばります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。(つづく)
2011/05/03
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<遠くに霞む伏見城>カーテンを開けると空が白っぽく濁っていました。昨日降った雨が太陽に暖められて春霞になってるのかな。ゴールデンウィークもいよいよ中盤に差し掛かって参りました。10(テン)ダンスの興奮冷めやらぬ中、というより疲れが全然取れてない中、のろのろと旅支度。明日は奈良で試合です。大会事務局の方のご好意で、東部もしくは東北ブロックからの競技選手の参加費を通常4000円の所1000円にして下さるというので、理由はそれだけではありませんが10ダンスより前に奈良行きを決めていました。『新幹線で寝られるから。』がんばって早起きしたものの、動きがのろのろ。去年、遷都1300年で盛り上がっていた奈良ですが、私達はそれを挟んで2008年に奈良の大会に参加したことがありました。地ビール巡りでちょっと痛い失敗をしましたので、今回は京都を拠点に観光もする予定。修学旅行から幾度となく訪れております奈良京都、まだまだ未体験ゾーンがたくさんあります。去年は初めてトロッコ列車乗りました。今年は震災の影響でゴールデンウィークも自粛ムードとのことでしたが、東京駅も新幹線も結構混雑してましたね。京都へ向う新幹線の窓から見える景色はどこも白く霞んでいて、あとからニュースで知った所によると春霞じゃなくて黄砂だったそうです。私達はいつも格安のビジネスパックを利用するんですが、京都駅直結のホテルグランビアはとても気に入っています。静かだし奇麗だし便利。でもパックじゃないと高いみたいですね。前回泊まった時は朝食付きのパックで、とってもおしゃれな食器でコース料理のようにサーブされるイタリアンの朝食に感激したんですけど、今回は朝食なしのパック。朝食だけ別に頼もうかと思ったら一人2700円だそうです。朝からそんな贅沢はいかんということで、駅前に出来たヨドバシの地下スーパーで買い出しすることにしました。ホテルの窓は南向きで八条口の建物や東寺の塔が見えます。『伏見城が見えるで。』遠くの山の上に小さく霞んだ出っ張りがそれのようです。大将は関西に来ると急に関西弁になります。まさか、また登るとか言うのかな...。和歌山城の階段を思い出してビビる私を尻目に遠くを見つめたまま薄ら笑いの大将でした。(つづく)
2011/05/02
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東部日本10ダンス選手権に参加してきました。場所は東京の大田区産業プラザ。京急蒲田駅から歩いてすぐのとこにあります。素晴らしい施設で、ガラス張りの1階がフロアだったんですが、通行人がみんな集まってきて黒山の人だかりになるんじゃないかって思いましたけど、途中でカーテン閉めちゃいましたね。JCFのプロとアマ両方の選手権で、私達にとっては初めての10ダンス参加でした。こんな付け焼き刃のヴェニーズ・ワルツで戦えるんでしょうか。アマチュアのエントリーは16カップル。単科戦ということでスタンダードのみ参加という方も結構いらっしゃいましたが、ほぼ全員がスタンダードA級、1組B級の方がいらして、私達だけ無級のブランクになっていました。この団体ではスタンダードの試合に出たことがないんです。とんでもなく場違いな戦いにチャレンジしてしまったんじゃないかって気がします。午前中はプロ・スタンダードの予選とアマ・ラテンの予選がありました。ラテンの参加は10組。この試合はA級戦と見なされますので上位入賞するとA級維持になります。最初からチャチャ、サンバ、ルンバ、パソ、ジャイブ5種目連続。10ダンスに参加することを決めてから、久しぶりにここ最近毎日練習して身体に疲れがたまっていたのか、いまいちキレが良くないだけでなく練習してきた踊りができなくてちょっとどんよりでしたが、福岡グランプリのようなしょぼい踊りはするまいと必死に食らいつきます。グランプリのときの成績が私達より上だったカップルが2組いらして、今日はプチ・リベンジのチャンスでした。午後から始まったスタンダード予選。こちらは少し人数が多かったのでヒート分けされていて1曲ごとに休憩出来ました。ワルツ、タンゴ、問題のヴェニーズ、そしてスローフォックストロットにクイックステップです。ラテンのときから若いカップルが私達の番号を呼んで下さって誰だっけと思っていたんですけど、ときどきスリル満点の練習場でお会いするカップルだったんですね。プロの10ダンス選手権に参加されてましたので私達も応援させてもらいました。さて予選の結果なんですが、開けてビックリ、なんとヴェニーズとスローとクイックがフルマーク通過だったんです。うそでしょーって笑いが止まらなかったですよ。(心の中でですが)だって、ヴェニーズなんて踊りながらすっかり目が回ってしまった私。(ヘロヘロだったんです)曲が終わって大将がご挨拶のために私をくるくるっと回したんですけど思わずヨロケタんですよ。でも審判は、どこ見てんのなんて言ったら怒られそうな、皆さん有名どころの先生方でした。芸能人社交ダンスで辛口審判されてた天野先生とか山本先生とか海宝先生他、9名。しかもワルツとタンゴも無事通過して、なんと全種目準決勝に進んでしまいました。ひょっとして私達、凄く上手くなっちゃったのかなんて勘違いしそうでしたが、やっぱり準決勝では粗の目立つタンゴとヴェニーズを落とされてしまい、ワルツ、スロー、クイックのみ決勝で踊りました。それでも自分たち的には大満足です。A級戦ですもん。1日中踊ってた感じでしたが、最後にラテンの決勝がありました。もう一度ラテンに着替えて髪もラテンに作り替えてフロアに登場。ラテンは全種目決勝に進めました。スタンダードは結構種目によるメンバーの入れ替えがありましたがラテンはほとんど全員が全種目だったですね。そして注目の結果発表。10ダンス全てで1位をとったのは背番号8の選手でした。オナーダンス、さすが上手かったですね。ラテン、スタンダードそれぞれの総合で3位までの選手が表彰されるんですが、ラテン2位はなんと私達だったんです。おー、プチ・リベンジ成功。さらに10ダンス総合で3位に入ってしまいました。もうビックリ。この調子で次もがんばろう。いつも応援して下さる皆様、ありがとうございます!
2011/05/01
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