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年始からこちら、ノロノロとではありますが、二つのカメラバッグの設計をほぼ同時進行で行っています。一つはボディバッグタイプ、もう一つはメッセンジャータイプです。ここまで来ると完全に本格的なバッグ(?)なので、素人エンゾーには荷が重くなってきたこともあり、今回は両方とも、デザインの段階からその道のプロの力を借りています。ですが、本音を言えば自社内に試作室を設けたいところです。自前でレスポンス良く試作品まで作ることが出来れば、その後の流れがスムースですし、商品化までのタイムラグを最小限に出来ます。とはいえ、この二年間で痛感したのが、福岡は商業都市としてはそこそこの規模と質があるけれど、モノ作りの町ではないということ。残念ながら、手工業を営む人の人口が、東京や大阪と比較して圧倒的に少ないです。腕に覚えのあるフリーの職人さんを探そうと思ったら、やはりふさわしい場所で見つけるしかなさそうです。これだけネットが発達した現代ですから、SOHOという手も無くはありませんが、WEBコンテンツならともかく、リアルなモノ作りの打ち合わせをオンライン上のみで済ませるのには、まだ抵抗があるのでした。
2011.02.28
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自宅のパソコンが壊れてから、さっぱりブログを更新しなくなってしまいました。相変わらず、ちっちゃな画面のネットブックで色々やってます。珍しく結構忙しくしてて、なかなかブログの更新に体力を残すことができないというか。あ、メインマシンで壊れたのはHDDだけで、データも完全に救出できたので、後はSSD化しようと目論んでいるところです。お気に入りの必須ソフト類は、またどこかで調達しないといけませんが。次からはソフトも外付けHDDにインストールしようかなあ…。そうそう、色々なものが一気に出来上がってきました。くだんの木製リングストラップ「ミニモ」は昨日からこそっと販売を開始しております。生産国であるインドネシアから届いたファーストロットの数が、諸般の事情で非常に少なく、販売と同時にほとんど売れてしまったので、プレスリリースはもう少し先になりそうですが。それから、かねてより多かった「GXRボディスーツをS10でも使えるようにして欲しい」というリクエストに応えた共用版「A12+S10バージョン」が出来上がりました。これは今週中にリリース予定です。あと、色々問題があって頓挫しかかっていたNEX-5用ボディスーツですが、ようやく最終サンプルまで漕ぎ着けました。後は量産するのみで、リリースは三月半ばになりそうです。というわけで、生存確認でした。(非力なネットブックには画像処理ソフトをインストールしていなかったので、この画像一枚をアップするためだけに、わざわざSplashup(スプラッシュアップ)にアクセスしていじってみた。使い慣れていないので、「リサイズ→レベル補正→カラー補正→保存」という単純な作業でも四苦八苦した…。もちろんフォトショップのようにはいかないけれど、それでも、いざという時には役に立つなあ)
2011.02.27
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ここのところ、ヤフオクでライカの高級コンデジであるX1が売りに出されるケースが急増しています。フジのX100への鞍替えを狙ったもとの思われます。先週などは、ほんの一瞬、7台ものX1がヤフオク上にあふれていました。確かに、X1を今の中古相場で売り抜くことができれば、X100本体にオプションを付けてもお釣りが来ます。また、X1よりも半段明るい上に最新のセンサーと最新の画像処理エンジンを搭載したモデルで、しかもある意味本家よりもライカらしいクラシカルな装いのカメラが登場するのですから、買い換えたくなるのは人情というものです。バッテリーの持ちの悪さや、やや世代遅れの感が否めない描写などが足を引っ張っているとはいえ、これでX1がレンズ交換式だったら、ここまで簡単に売りに出されたりはしないんだろうけどなあ。とはいえ、レンズ交換できないのはX100も同じですから、今日のX1の姿は明日のX100かもしれませんが。フジは、X100を単発では終わらせず、シリーズとして大事に育てる気でいるようなので、次こそはレンズ交換式が出てくることに期待したいところです。「クラシックな外観のレンズ交換式APS-Cミラーレス」なんて、最初にやったモン勝ちですからね!(コシナとかやらないんだろうか?)
2011.02.21
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エンゾーのもとへ、ボディスーツ制作用に予約していたオリンパスのXZ-1が届きました。すでにCP+で色々いじってきた後ではありますが、まずはファーストインプレッションをば。まだガッツリ撮ってないので、絵作りは分かりません。前面投影面積はやや大きめ。キャップをした状態での鏡筒の飛び出しは、約19mm。キャップの厚みは6mmで、これは同じかぶせ式を採用しているDP1&2やLX5のキャップよりも4mmほど薄造りになるので、もともとの厚みの無さと相まって、収納性の面では若干有利です。ちなみに、このキャップは内周に非常に薄いセームスキンが三カ所貼ってあり、この摩擦抵抗のみで、つるんとした鏡筒先端部にゆるく食いついています。そのため、他の高級コンデジにありがちな「うっかりキャップをしたまま電源を入れてカメラに怒られる」というミスがなく、そのままレンズに押し出されてポロリと落ちます。紛失・落下防止のために、キャップにはひもを通すアイレットが用意されています。挙動で珍しいのは、再生ボタン。電源をOFFにした状態で一度押すと再生のみがスタートし、二度押すと電源ONと同じ効果となって鏡筒が伸びます。再生だけしたい時に便利である反面、何かの拍子にうっかり二度触ると起動してしまうので、レンズキャップを本体にくくりつけていないときには注意が必要です(エンゾーはこれでキャップを落とした)。再生ボタン意外では、電源ボタンの代わりとなるボタンはありませんでした。レンズ鏡筒外周にホイール、背面のセレクトボタン外周にダイヤルというパーツ配置はキャノンのS90やS95を彷彿とさせますが、S90で不評だったダイヤルの意図しない回転による設定の変化を反面教師としたのか、XZ-1では、ダイヤルが回っても設定が変わらないようになっています。どういう事かというと、背面のダイヤルはあくまでも露出補正やAFポイントの移動など、先にいずれかのボタンを押して下の階層に潜った後にセレクターとして機能するようになっており、最初のワンアクションとしては用を成さないようになっているのです。これは良く考えられているなと思いました。アイレットはかなり特殊な形状で、スリット幅が2mm×5mmしかありません。付属のストラップ以外でサードパーティー製のものを装着したい場合は、実質的に、先端が携帯ストラップのような細い紐状になっているものから選ぶことになります。グリップは可もなく不可もなく。方法論はシグマと似ていますが、親指の置き場所にある硬度の高いシリコンがそれなりに効いていて、DPシリーズよりはしっかり握れます。それでもボディスーツを作る場合はグリップの採用を考えていますが。ちょっと話が逸れますが、いわゆる「高級コンパクト」と言われるジャンルのカメラの中で、ホワイトボディを用意したのはこのカメラだけです。少し前までパナソニックのLXシリーズもシルバーボディをラインナップしていましたが、今ではブラックに集約されています。高級コンパクトはユーザーが限られているので、多色展開をすると自分の首を絞めかねません。そういう意味で、オリンパスの狙いたい層は他社(リコー、パナソニック、シグマ)よりもやや広く、うまく行けばPENシリーズでつかまえたカメラ女子方面も取り込みたいという色気が窺い知れます。が、マットで精悍さをアピールするブラックに対し、光沢のあるホワイトはやや玩具っぽく感じられ、価格に見合う高級感が減退しているように見えました。より細分化すると、高級コンパクトと言われるジャンルでズームレンズを搭載しているのは、LX5(と、派生型のD-LUX5)以外ではかつてLXシリーズと競っていたリコーのGXシリースしかなく、そのGXは200で止まってしまったので、このXZ-1が久々の新規参入となります。高級コンパクト=単焦点という図式が強まり、ほとんど途絶えかかっていた高級ズーム路線なので、良いところに目を付けたと思います。個人的に、単焦点での撮影は未だに銀塩でと決めている関係で、サブとして携行するデジカメには万能性を求めたいところなので、大口径ズームを載せてきたXZ-1は、少なくともスペック上は真ん中に近いストライクなのでした。操作性がGX200あたりまで洗練されていないのが残念ですが、。撮影してみての感想は、次回以降で。
2011.02.20
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最近入院した機材。キヤノン EF50mmF1.4 EF85mmF1.8 共にAF不良。アッセンブリー交換。 オリンパス ZUIKO 50mmF1.2 ZUIKO 50mmF1.8 共に絞りの粘り。分解清掃。機材の持ち過ぎは百害あって一利無し。それにしても、ペンタックスのレンズは付き合い長いけど不具合を起こしたことがないなあ。タフな構造なんでしょうね。その代わりボディや外付けフラッシュの不具合は多いけど(^_^;)。
2011.02.18
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革と布が主力だったユリシーズ製品の素材に、もうすぐ「木」が加わります。三種類の木を使ったリング状のストラップ「minimo(ミニモ)」です。試作・トライアル・修正の繰り返しで4ヶ月かかってます(^_^;。サイズ感はこんな感じ。結構便利です。他の素材でなら簡単に作れますが、木でやるのはかなり困難でした。正式リリースは3月3日を予定しています。
2011.02.15
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自宅のパソコンのハードディスクが急に異音を発し始め、立ち上がらなくなりました。お馴染みのハードディスク・クラッシュってヤツですよ。…ちょっと早いんじゃないの?(-_-;)こんな時、どんなに貧相な処理能力しかなかろうが、予備でネットブックがあるととても心強いです。万が一のための備えとはいえ、いつ使うともしれない予備機に高価なノートを選ぶのは抵抗がありますが、実質2万円台の中古ネットブックなら、フトコロ的にも心情的にもそれほど重荷になりません(^_^;。(もちろん、iPadも大活躍してくれています。)そういえば雑誌の付録でウブンツが入ったDVD-ROMを持っていたので、これでなんとかデータの救出が出来るかなと思いましたが、ドライブは回るものの、展開せず。そこまで甘くはありませんでした。ちぇっ。デスクトップになんか大事なデータを置いてたっけ?思い出せないなあ。そういうわけで救出活動は後日。
2011.02.14
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iPadの純正充電器は、iPodの充電に使っても良い(Apple Store談)。この回答のお陰で、出張時に持ち運ぶ充電器がひとつ減りました。たったこれだけのことなのに、どこにも情報がなかったので、半年ほど悶々としてました。
2011.02.12
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明日から三日間、東京に出張です。今回はミニOFFをする余裕すらないようなタイトなスケジュールで、体力勝負になりそうです。よりによってこんな時に、喘息が最高潮に調子悪いです。治療をし始めてから一ヶ月が経過しましが、一進一退で総体的には全然良くなっていません。とほー。あまりにも治りが悪いので、他の病気(肺がんや肺炎、結核など)の検査もしましたが、そちらは異常なし。あくまでも「重度の喘息」のようです。午前中少し調子が良くて、時間と共に悪化し、夜はほとんど喋れなくなるのも相変わらず。まいったなあ。ところで、なんの脈絡もなく話はまったく変わります。「本気じゃないチョイ物撮り用に」と思って購入した、Nikonのハイエンドコンデジ・P7000ですが、写りそのものには満足しているものの、ちょっと致命的かもしれない欠点が発覚しました。マクロがものすごく弱いことです。とにかく、少し寄って撮ろうとすると合焦せず、マクロモードに切り替えても状況が好転しません。エンゾーは以前、同じカテゴリの遠い先祖にあたるCOOLPIX 5700を使っていたことがあって、AFが使い物にならずにカメラを放り出しそうになった経験があるので、すわ悪夢再びか?と涙目になりましたが、どうも今回は様子が違うようです。スペックシートでAF連動範囲を見てみると、いまどき驚くほど接写に弱いことが分かりました。通常撮影モードでは、レンズの先端から約50cm~∞まで(広角側)、約80cm ~∞(望遠側)、マクロモードに切り替えると、約2cm(インジケーターの△マークから広角側)~∞となっています。実測では、もう少し遠い感じです。ちなみにこの△マークは、28mmから200mmまで19段あるステップズームの5段目に位置し、銀塩換算で約50mmくらいに相当します。つまり、50mmを超えると2cmマクロモードが解除され、最短距離が20cmから50cmの間で変化します。エンゾーは物撮りにおいて、銀塩換算で135mm~150mmくらいを多用します。これはパースペクティブの影響を極力排除するためですが、P7000でこの焦点距離を使おうとすると50cm~80cm離れて撮る必要があるわけで、まったくもって寄れません。スペックを良く確認しないまま買ってしまったエンゾーが間抜けとは言え、まさかハイエンドコンデジでそんなことはないだろうと思い込んでいた部分も否めません。このスペックでは、ちょっとしたテーブルフォトにすら難儀します。逆に言うと、それ以外の面では本体のデザインも含めて文句がなく、端正な写りをする良くできたカメラです。それだけに、画竜点睛を欠くマクロの弱さが目立つのでした。そう考えるだに、リコーのCXシリーズが一貫して採用している「全域1cmマクロ」がいかに有り難い機能であるかを思い知ります。それにしても、CX5はなんであの位置にフラッシュを持ってきちゃったんでしょうね。発光部を指で隠さずにグリップするのは至難(以下略)
2011.02.08
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福岡の陸の玄関口であるJR博多駅ビルが新装開店するまで、あと一ヶ月を切りました。以前はキーテナントとして、地元の井筒屋が入っていましたが、改装後は阪急・アミュ・東急ハンズと、大型SCが3つも入るという大規模な商業集積として生まれ変わります。その中の一つ、東急ハンズ博多店の1Fに、ULYSSESのコーナーが設けられることになりました(^_^;。実はULYSSES立ち上げ当初より、「もし大型店の取り扱いになるとしたら、カメラ量販店ではなく東急ハンズのような店に出したいなあ」とぼんやり考えていたのですが、昨年10月に突然ハンズの博多駅店開業準備室からお電話を頂き、後はとんとん拍子で話が決まりました。「念ずれば通ず」とはこのことです(^_^;。今まで、商品を一目見るためにわざわざ博多まで足を運んで頂いたお客様がいらっしゃっても、場所が分かりにくい上に狭くて殺風景な事務所にお招きするしかなく、大変心苦しかったのですが、その問題もようやく解消しそうです。機会がありましたら、ぜひお立ち寄り下さいませ。
2011.02.05
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ペンタックスから、本当に出るなんて誰も想像しなかったようなカメラが出そうです。名前は「NC-1(?)」で、噂では1400万画素の1/2.33インチセンサーを搭載したミラーレス一眼なんだとか。既に5本のレンズラインナップが決定しているとの情報まで飛び出しており、完全にデジタル版Auto110を狙ったものと思われます(その割に、リーク画像を見る限りではレンジファインダーっぽい外観にも見えるのですが)。 センサーサイズや画素数から鑑みるに、NEXやM4/3陣営と画質でタイマン勝負しようという気はさらさら感じられません。手のひらにすっぽり収まり、コロンとしたカタマリ感のある愛玩カメラを作りたいのだと思います。思い起こせば、そういうコンパクトなデジタルカメラがかつて一つだけありましたね。SONYの「クオリア」です。ワイコンやテレコン、ビュワー、フラッシュユニットなど、スパイカメラさながらのギミックは面白かったのですが、200万画素のカメラがキット価格で38万円という人を喰った設定だったために大不評を買った、SONY迷走期を象徴するような産物でした。このくらい小さくなると、人間工学的な意味でのミニマムサイズを突破しているので、ユーザビリティはお世辞にも良くはないだろうなと想像できます。にもかかわらず(価格や性能は脇に置いておくとして)、この合体ロボのようなコンセプトやデザインそのものは、エンゾー、意外と嫌いじゃありませんでした。精密感があり、かつ、度を超えて小さいモノからは、問答無用の可愛らしいオーラが発散されるからです。例えるなら、道端で生まれたての小さな子猫がぽつんと座って泣いていたら、とても素通りできないのと似ています。そうそう、小さなデジカメといえばもうひとつ。ライカやローライなど、往年の名機たちをミニチュアにしたMinoxの一連の製品群もありましたね。あのコンセプトを見たとき、カメラ仲間との放談の中で一致した見解は「どうしてもう一回り大きくして、そこそこ写るカメラにしなかったんだろう」というものでした。いくらクラシカルな装いを忠実に再現してあっても、実用に耐えない写りでは早晩飽きてしまいます。その点、今回のNC-1は、使い慣れた1/2.33インチセンサーですから、驚くようなものではないとしても、手堅い画質にまとめてくることが予想されます。最初に出る二本のレンズは、8.5mm F1.9(銀塩換算50mm)の単焦点と、5-15mm F2.8-4.5のズーム(銀塩換算28-80mm)になるとのことなので、今からどんな姿になるのかが楽しみです。
2011.02.04
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わが社の冬場の事務所は以前から乾燥と静電気がひどく、どうにかならないものかと頭を悩ませていました。そこで昨年末、重い腰を上げて加湿器を買うことにしました。ヨドバシに、安くてカラフルなデザインの物があったので、さっそく二台買ってきて、一日フル稼働させることにしたまでは良かったのですが…事務所内に異変が起こったのは、それから間もなくでした。冷蔵庫や電子レンジの扉、あるいはプラスティック製のゴミ箱の表面などが、うっすらと白い塗膜のようなもので覆われ始めたのです。嫁の掃除加減をチェックする姑よろしく指先で撫でてみると、非常に細かい白い微粒子でした。これはいったい何だろうと首をかしげた挙句、辿り着いた結論は「カルキ」。加湿器には特に深く考えずに水道水を使用していましたが、超音波で微粒子サイズに分解された水蒸気が部屋中に飛んだ結果、途中で水分と次亜塩素酸ソーダとが分離し、さらに塩素も抜けて、残りの石灰やその他のミネラルが静電気で引っ張られてプラスティックの表面に付着したのでしょう。そう言えば、エンゾーの咳がひどくなったのは、加湿器を導入してしばらくしてからです。まだ断言するには早すぎますが、どうも加湿器が体調悪化の第一容疑者として浮上してきました。それでなくとも、加湿器は使用法を誤ると色々な細菌をばら撒く温床になったりしますので、注意はしていたつもりだったのですが…。とりあえず対策として、使用する水を一度活性炭フィルターでろ過し、カルキを抜いてから使用するようにしたところ、少なくとも白い微粒子の付着は劇的に減りました。しばらく様子を見ますが、それでも症状が改善しない場合は、加湿器を止めてみることにするつもりです。
2011.02.03
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XZ-1の作例が、あちこちで散見されるようになってきましたね。画質の良いポケットサイズのコンパクトを望む声は結構あったので、こいつはそこそこ売れるのではないかと思っています。このカメラを見るに付け、リコーのGX200の後継機種として望まれていたのは、まさにこういうカメラだったのではないかという思いがなきにしもあらず。1.現状では周回遅れになっている暗部や高感度時のノイズを他社並みに低減2.ズーム比と明るさをもう少しだけ欲張る3.鏡筒が大きくなり過ぎないこのような要望を満たした「GX300」が出ていたとしたら、そりゃあ売れただろうなと。現実には、そういう製品をリリースするのがM4/3でGRシリーズをおびやかしているオリンパスだというところが皮肉ですが。(M4/3とGRシリーズはサイズ感やコンセプトが違うから競合しないのではないかという意見もありますが、リコーがGXRという大博打(失礼)に打って出ざるを得なかった理由として、M4/3の台頭がなんの影響も及ぼしていないとは考えにくいのが実情ではないかと思います)エンゾーは、単焦点で撮りたいときは基本的に銀塩を使いますので、デジタルコンパクトカメラを選択する場合は、画質と利便性を両立している機種が欲しいと思っていました。なので、GRよりもGXの方を持ち出す機会が多かったのですが、コンパクト機で自分の要求する水準を満たすような機種は、残念ながら今までありませんでした。それが、XZ-1によってようやく解消されるかもしれません。GXRのズームユニットに大きな不満があることは何度も言及してきたところであり、ボディサイズをGX200から一回り大きくしただけの甲斐があったと言えるような、APS-Cサイズの高性能なズームが欲しいと吠えてきましたが、その理由の一つには、リコーのデジカメが抱える伝統的(?)な高感度の弱さが、素子を大きくすることで解消されるのではないかという希望的観測があったからです。ところがXZ-1は、素子のサイズはそのままに、最新のセンサー+レンズの大口径化+画像処理エンジンの最適化によって、今までの「単焦点より多少便利な高級コンパクト」から一歩抜け出すことに成功したように見えます。それならば、GXRのズームユニットも、同じアプローチで「使えるズーム」に生まれ変われるのではないか?エンゾーが言うような「大口径でAPS-Cで小型」なんていうレンズユニットは非常に条件が矛盾しているので、実現はかなり厳しいと思われますが、その点、XZ-1の示した方向性は現実味があるわけです(実際製品化されましたし)。でも、それでもあえて、リコーには難しい道を選んで欲しいような気がしますが。なんでこんな煮え切らないことを言うかというと、いつだったかリコーが、「APS-Cサイズのズームユニットを検討中だが、それはある程度大きくなるだろう」とコメントしていたから。この手の高級コンパクトの動向を見る限り、売れるか売れないかの分水嶺は、端的に言えば「鏡筒がある程度以上飛び出ているか否か」という部分にあります。いくら優れたズームレンズを作っても、持ち運ぶ際に邪魔にならない程度に沈胴しないと、セールス的には厳しくなるわけです。レンズ収納時に、レンズカバー込みで今の28mmユニットくらいのサイズ感に収まれば、まずは文句無いんですが…。うーん、言ってる自分でも現実味がないなあ。
2011.02.02
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イギリスの写真雑誌(のWEBサイト)「Amateur Photographer」で、GXRにLeica Mマウントのユニットが加わるという情報が飛び出しました。汎用マウントユニットが出ることについては、既にリコーから公式にアナウンス済みでしたが、素子とマウントが何になるのかが注目されていました。エンゾー個人は「M4/3でもEでもなく、APS-CでMマウントではないか」と予想していましたが、どうやら物欲通りのものが出てくるようで、まずはホッとしています(^_^;)。ある程度のニーズがあることは分かっているので、後はお幾らになるかが売れ行きを左右しそうです。懸案事項だったシャッターについては、うまいことユニットの中にフォーカルプレーンシャッターを組み込めたようです。…って、フォーカルプレーン?あの筐体サイズで?すげーな(@_@)。どのみち、後玉が飛び出たレンズや一部の沈胴レンズはNGになると思われます。ちなみに撮像素子は、1290万画素のCMOSだそうです。50mmや28mmのA12ユニットは1230万画素だったので、微妙に高画素化しており、従来とは違う素子ということになります。素性が気になるところです。CP+でモックが出るそうなので、今から見るのが楽しみです(^O^)。
2011.02.01
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