森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.09.12
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昔東京オリンピックがあった時、女子バレーに鬼の大松監督がいた。
スパルタの練習で選手達をしごき、「俺についてこい」という言葉が有名です。
そして優勝しました。

「巨人の星」の星飛雄馬は、父親の星一徹のスパルタによって巨人の星になった。

学習塾の先生でカリスマといわれる教師がいる。授業が分かりやすい。面白い。生徒の高い学習意欲にさらに火をつけて学力を向上させる。

また日産のゴーン社長のように、瀕死の会社を短期間で立ち直らせた人がいる。

この人たちはリーダーがはっきりとした高い目標を持っていた。
リーダーが先頭に立って選手、生徒、社員を引っ張っていった。
リーダーにはリーダーシップの他に、選手たちをひきつける人間的魅力があったのだろう。

そのうち、この人についてゆけば自分の夢がかなう、という信念のようなものがでてきたのだろう。
だから選手たちは、苦しい練習に耐え抜くことができた。
つまりいつの間にかリーダーと選手達の間に大きな目標が共有化されたのである。
選手とリーダーが一枚岩となったということです。

一頭のライオンと5頭の羊がいる組織と一頭の羊と5頭のライオンがいる組織が闘うとどちらが勝つかという話がある。
たとえ一人でもリーダーがしっかりと信念を持っていて、組織をまとめ上げる力があると、勝つ可能性がでてくるというたとえである。

でもこの時、もし選手たちがどうしても、その目標を共有化できなかったときはどうなるのか。
それは選手にとっては強制労働のようなものだ。
義務感で仕方なしにやるということだ。
義務感でやる練習は苦痛そのものだ。
当然モチベーションはあがらずに、成果に結びつくことは少ない。


だからリーダーの役目で大切なことは、選手、生徒、社員がいかに自分自身で目標を見つけ出してくるか、闘志を奮い立たせてくるのか。
そのおぜん立てをしてゆくことだと思う。
これが大事なところです。ここを間違ってはいけない。
最初から無条件でリーダーについていくような選手はいない。
やっているうちに、興味や関心がでてきて、初めてモチベーションが高まっていくのである。

すれ違いが多くうまくはいかない。

集談会でも悩み多き人がやって来た時、先輩会員が、症状を自分の力で治してやろうと意気込むと、アドバイスする人はとてもしんどい。
またしんどい割には、相手には響いていない。
治すのは患者本人、症状克服するのは症状を抱えた本人だという認識をしっかりと持てば、対応は自ずから全く違うものになると思う。





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Last updated  2013.09.12 07:02:11
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

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