森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.08.04
XML
カテゴリ: 行動のポイント
森田先生のお話です。

僕が自動車に乗る時には、決して両足をそろえて、ユッタリとして乗っているような事はない。
一方の足を前に伸ばし、一方の足を曲げて、爪先を立てている。
この姿勢は、常に不安定の姿勢で、衝突の時など、最も迅速に、身構えができ、臨機の変化のできる状態である。
これは同時に、常にハラハラとした心持になっているものである。
(森田全集 第5巻 454ページ)

森田先生は人力車に乗っているときに、何かのはずみで車外に放り出された際、とっさに柔術の受け身の姿勢をとってケガを免れたという逸話も残っている。

これらの話から推察すると、森田先生が車に乗っているときは、ユッタリとくつろぐようなことはなかったようです。
常に想定外の事故に備えて、防御態勢をとっていたということになります。


最悪の変化を予想して、あらかじめ対策を立てて行動すれば、最悪の事態でも命が助かることがあります。

例えば地震で大津波が来る前には一旦波が引いてくるという。
その時、小魚や貝を取りに海に出ることは大変危険です。
また地震に備えて耐震化工事、非常食や簡易トイレの準備、避難経路の確認などは必須です。

次に車の運転をする人は次のようなことを心がけたい。
見通しの良い道路で本線に合流する時に「一時停止線」がある。
車が来ていないので、ラッキーと思って、一時停止線で止まらないで、そのまま走行する人がいる。そんなところに警察官がいる。
一時停止しない人は、いつか高い確率で警察に捕まります。

あるいは、田舎の直線道路で他に車もいないので、50キロ制限の道路を80キロくらいで走行する人がいる。
そのまま走っていると警察が検問をしていたという場合がよくあります。

車で右折する場合は、直進車がいないかどうかだけではなく、交差点に自転車や通行人がいないかどうかを慎重に確認する必要があります。


交差点では、対向車や歩行者の確認は最低2回はするようにしたいものです。

森田先生の話は実生活に応用することが大事になります。
行動するときは、最悪の事態が起きたときにどう対応するのかをあらかじめ考えて行動することです。
そうすることで、想定外の事故を防止することができます。
仮に想定外の事故が起きても被害の軽減につながります。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.08.04 06:31:39
コメントを書く
[行動のポイント] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

寒い時期の脳卒中、… 楽天星no1さん

長谷寺~室生龍穴神… へこきもとさん

心食動操 メルトスライム25さん
神経症を克服します♪ ROSE33333さん
「私」がいる幸せ えみこた2さん

Profile

森田生涯

森田生涯

Comments

分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: