森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.11.05
XML
不平不満の感情が起きてきて、他人に八つ当たりしたり、愚痴をこぼすことがあります。
感情は自然現象なので自然発動に任せるしか方法がありません。
しかし不平不満のはけ口として、支離滅裂な言動は極力抑えたいものです。

例えば、今の時代二人に一人がガンになる時代です。
ガンにかかる人は年間100万人と言われています。
ガンになるとどうして自分がガンになったのだろうと気が動転して投げやりな気持ちになります。
そしてしかたなくガン治療に取り組みます。
治ればよいのですが2024年は約393000人の人がガンで亡くなっています。

そんななか、5年生存率は10%未満と言われた人が、奇跡的にガンが消えてがんを克服している人がいます。

私の知り合いにも、そういう人がいます。スキルス胃がんの手術をされました。
その方は術後19年になりますが、完全にガン細胞が消えました。
その方を見ていて思うことは、愚痴や不平不満を封印して、フルマラソン挑戦の夢を持ち続けたことです。今までにフルマラソンを5回完走されています。
もう一つは、自分の闘病体験を貴重な経験として、感謝の気持ちを持って、今現在ガンで苦しんでいる人達のボラティア活動をされていることです。
その人が愚痴や不平不満を口にするのを聞いたことがありません。

京都大学総長を務められた平澤興先生という方がおられます。
この方は直腸ガン、皮膚ガンになられました。
平澤興先生は、ガン細胞に対して「俺が死んだらお前も死ぬのだから、お互いに仲良くやっていこう」と、病を親友のように取り扱っていたそうです。
死後ご遺体を京都大学の岡本道雄医師が解剖したところ、ガン細胞が腸全体に大きく広がっていたにも関わらず、発病には至っていなかったという話です。

鈴木秀子氏は、ガン細胞が消えた人は、飲み薬やリンパマッサージをなどの治療を受けておられますが、それに加えて日常生活の中で 「感謝」する習慣を身に着けている ことが回復の後押しをしているのではないかと言われています。


鈴木秀子氏は、愚痴や不平不満を言うよりも「意外と私は」というマジックワードを用いることを勧めておられます。
自分を叱りつけたり、何でそんな馬鹿なことをしたのだろうと自分を責めたりしていると、必ず他の人との人間関係が悪くなります。
「ああ、また自分を責め始めたな」と気づいたら「意外と自分は」と自身の心に語りかけてみてください。
「意外と私は頑張ったじゃないか」「意外と私は皆に感謝しているじゃないか」
そういう自分の良いところを引き出すことによって、心が解放されていきます。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.11.05 06:38:01
コメント(0) | コメントを書く
[「かくあるべし」の発生] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

寒い時期の脳卒中、… 楽天星no1さん

長谷寺~室生龍穴神… へこきもとさん

心食動操 メルトスライム25さん
神経症を克服します♪ ROSE33333さん
「私」がいる幸せ えみこた2さん

Profile

森田生涯

森田生涯

Comments

分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
長谷川勤@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田理論学習のすすめ のブログ 本日初…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: