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2012年、皆様にとって、どういう年でしたでしょうか?私は・・・と言えば、○○をした・・・とか、しっかりした実感も無いままあっという間に1年が過ぎてしまったように感じております。公私含めてもう少しライフハックを考えないといけないなぁ、としみじみ考えている今日この頃でございます。2012年、わたくし中目が最後にご紹介するワインは驚きのACブルゴーニュ白の古酒!1959年から1969年まで、ずらっとACブルゴーニュ白が入荷してきたことにもびっくりですが色を見てあまりの若々しさにびっくりし、飲んで状態の良さにもびっくりでさらに驚きのコストパフォーマンス。何回驚かせるんだ・・・というね。若々しい色でしょ。本当に62年なのだろうか?なんてネ。自分のヴィンテージが無い(主に1960年代)とお嘆きの方お試ししやすい価格で勢ぞろいしております。是非一度飲んでみてください~。● 1962年ジャン デュポン ブルゴーニュ シャルドネ 価格 4,900円(税込)[商品CD]40136834 白 750ml[AOC]ブルゴーニュ[和 暦]昭和37年中目黄色い花、ナッツなどの香ばしい香り。さすがに良い年の62年である。ジューシーだし、なめらかな酒質で、余韻にほっこりとした栗の風味も感じコクがあり美味しい。あまりに若々しいので少々驚きだけど、良年、古酒の白としてコストパフォーマンス良し!近松芋羊羹の香り、少し土の香り、あんず酒の余韻に、ゼラチンのような香り。少し苦味があるが、1962年産で50年を経ているとは思えないほどの若さがある。 但し、それ以上でもそれ以下でもない。橋爪香り、色、味わいのどれもがまったく年代を感じさせない。柑橘、ミネラル、白い花等の若々しいニュアンスがあり驚かされる。アタックは中程度。酸はやさしい。ナッツ、フロールなどの熟成香、ケミカルな香りもある。後味にわずかな苦味。アルコール感もある。2013年は政権も代替わりしたので、様々な所でいろいろな影響があることと思います。そんな変化に臨機応変に対応しながら、これからも皆様に美味しいワインをたくさんご紹介していきたいと考えております。2013年もさらなるご愛顧をよろしくお願い申しあげます。それでは良いお年を!グランヴァン 松澤屋中目 千明
2012.12.29

寒さが本格的に冬モードになってまいりました。(さいたまで) 寒くなると、お鍋が美味しかったり、バター焼きなど濃い目の味付けのものが美味しいように感じています。そして、ワインでも味わい深いところが、更に美味しさを増すように思います。 今日は、20年物になろうとしているボルドーと力強さのある若いボルドーに美味しいねって素直に言えるソーテルヌのコメントをアップいたします。 まずは、1993年! ■Potensac CHポタンサック『このワインは、豊かで、カシスとベリーのような個性を持ち、優れ た構造があり、すばらしい純粋さと、ドゥロンのワインの特徴であ るバランス、そして驚異的な熟成の可能性を示している。メドック 北部のこの地域がこのような品質を生産することは稀だが、ドゥロ ンは一貫して、ポタンサックでこれをやり遂げている。』 講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』 シャトー ポタンサック 蔵出し 1993年 価格 3,850円 近松相変わらずのCPの良いスタイル。20年という年齢はさして感じられない。タンニンの強さがまだ残り、羊の香りと杉の香り、スーボワ、ウッシュチーズと黒いキノコの香りや皮革の香り。なまめかしさが出ており、口にふんだんに広がるが、やや杉の香りと苦味が支配的である。余韻にベリーの甘さが程よくある為、メドック的なスパイシーさが際立つ。中目20年弱の眠りから覚めたばかりは、コンクリートのような湿った石灰の香りが漂う。杉やシダなど植物系の香り、インクなどの香り。いかにもボルドーらしい佇まい。赤い黒い果物の皮を水に漬け込んで抽出したような甘み。グリルした牛や豚肉との相性は良いでしょう。橋爪液ふちにトゥーニーを帯びた液色。熟成が出ている。アタックは柔らかい。酸味を少し目立つ。ローストビーフ、タール、タバコ、紅茶、なめし皮-------------------------------------------------------------------------そして! AOCの名称が「コート ド フラン」から「フラン コート ド ボルドー」に変更となりました。ルパンやヴューシャトーセルタンのティアポン家のワインです。 ■Puygueraud ピュイゲロー あのル・パンやヴュー・シャトー・セルタンのオーナー ティアポン家が造るコストパフォーマンス抜群のワイン 有名なワイン漫画でも取り上げられ、知名度も上がりつつあります。 2010年CHピュイゲロー 価格 2,100円 近松はっきりとしたロースト香。いぶした黒胡椒、カシス、カシスのアルコール付けの香り。のむと果実味の甘さを大きく感じるが、現在は各要素が離れている。紫色の液体。5年ほど寝かして一体感が出てからはとてもCPがよいボルドーワインである。潤子紫がかったルビー色 濃淡は濃く、輝きあり若いワインの印象が伺える、ディスクも厚い。アタックにかすかにシナモン、黒系果実、やさしい口当たり、スムーズ、スルスルッーとチャーミング。あとからタンニンがやってくる、なかなかイケル、飲みやすくボディがあって良いです。明人若々しい濃い赤。ベリー系の果物とハーブ系の香り。ミディアムボディで果実味は厚めで濃縮感があり、酸はしなやか。タンニンは苦渋いが柔らかい。今でも楽しめるが、3年後位にバランスがとれて、コスパ抜群になる。橋爪暖かみのある色あい、黒めのルビー色。アタックは中程度。若々しさを感じるマロラクテイックなニュアンスを含み、黒ベリーとスミレ、ヴェルヴェンヌ、スパイス、タンニンもしなやかで、全体としてはまるい味わい。現在でもバランスよく美味しい。-------------------------------------------------------------------------美味しいものって、甘いものに多い気がしますが、ここまでバランスが取れているものは正直世の中に殆ど存在してないもではないでしょうか?クリマンスノセカンドラベルの熟成したものです! ■Climens シャトー クリマンス『フランスの記念碑的な甘口ワインの1つである。クリマンは、私の 個人的なお気に入りだ。偉大な高貴さと、レーザー光線のような風 味の明確さが融合している。ワイン構造の金字塔である。』 美術出版社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』 レ シプレ ド クリマンス 2001年 500ml 価格 5,500円近松完璧な液体。甘美で秀逸。クリマンスらしくとてもソフトで、軽やかな体躯。現在既に飲み頃に入っており、ソーテルヌでも食中酒として成立しているのには感動すら覚える。中目艶やかで薄い色合いの黄色。白桃や蜜を思わせる珠玉の甘露といった味わい。粘性が清清しいほどのなめらかな質感なので、べったり重さがなくするりと口中を滑っていきます。もちろんフォアグラとの相性は言うまでもなく、触感が重くないので、普通にお食事のお供でも寄り添ってくれそうです。橋爪アタックはやさしい。甘味は優しくとがりがない。上品。香りはハチミツとアプリコットジャムのような酸味を感じさせる甘い香りを持っている。香りと味わいの印象が近く、とても心地よく楽しめる。-------------------------------------------------------------------------もう、今年も数日残すのみですが、今年皆様はどんなワインを愉しみましたでしょうか?そして、来年のワインの予定はいかがなものでしょうか・美味しいワインって常にあこがれてしまいますね。蒸留酒と違い、ワインはコルクを抜いてしまったら飲んでしまうことが基本なので、ウイスキーのように栓をしてちょくちょく愉しむことができないのもワインを儚く(憧れ)させている要因のひとつです。その為、飲みすぎてしまうという事もしばしばですが…w来年も素晴らしいワインライフのサポートをさせていただけますようがんばります♪正月、お餅を食べ過ぎないと宣言する 近松
2012.12.28

今年最後の勉強会での白ワインコメント報告、松沢潤子です。毎々通わせていただいた浦和のkiyotoさんにて、どちらもコストパフォーマンスが高いワイン。特にルイ ラトゥールは特別に蔵出ししていただいた2002年です。2002年 ルイ ラトゥール ボーヌ レ ゼグロ 3,500円[商品CD]40154122 白 750ml[AOC]ボーヌ 1級畑[パーカー評価]87-88点近松カリンとベッコウの飴の様な香り、少しオレンジマーマレイド。一体感があり美味。柑橘系の黄色い果実のヨーグルトジュースの香り。今、一体感があり旨味が出ている、とても美味しい白ワイン。中目濃い目で艶のある黄色い色合い。鉱物系のミネラル香にハーブなどが香る。柑橘系(ネーブルのような甘み強いタイプ)の味わいに、軽い樽の香味が上手い具合に合わさっている。きりっと引き締まったボディで力強いかと思いきや、甘さを感じさせる余韻が心憎いばかりに美味しい。橋爪ミネラリーで重量感のあるアタック。かりん、アーモンドの皮、カラメル。ベルギーワッフル、収斂味があり後味に苦味が残る。複雑味にあふれ個性的。余韻も長く奥行きを感じる。美味しい。佐藤バニラ、バター、ナッツを思わせる甘い香り。酸は柔らかく芳醇で濃厚な印象うっとりと美味しくいただけたワイン。年末にゆっくりと楽しみたい(個人的にも♪)。2010年 ミシェル ニーロン シャサーニュモンラッシェ 5,250円[商品CD]40150217 白 750ml[AOC]シャサーニュ モンラッシェ中目白い花、白桃の果実香。ナッツ、ハーブ、石灰系ミネラルの香り。味わいはジューシーで蜜たっぷり、豊かな酸があり甘夏のようで美味しい。果実と酸味、ミネラルの構成のバランスが良く、こなれてきたら、更に美味しくなると期待感充分の味わい。潤子たっぷりとした輝き、濃淡しっかりあり、ディスクは中程度。少し隠れるくらいの柑橘系、ミネラル、石灰、涼やかで澄んだ味わい、甘やか。とにかくバランスが良いい尽きる味わい。細く長く長く余韻がどこまでも長い。明人柑橘系果物と白い花の香り。果実味は厚く豊かで、酸は生き生きとしてミネラル感も豊富、バランスが良い。芳醇で品があり、3年~5年後が楽しみ。高橋やや緑がかった薄い黄色。パイナップル、グレープフルーツなど甘苦い果実味を感じる。粘性はやや高めでオイリーさと豊富なミネラルとのバランスがよくとてもおいしい。この日のサプライズゲスト、二期会オペラ歌手の石川さんのご紹介で、ドイツ在住の中山加淋さん。イタリアのコンペティション、ルイジ・ノーノ国際音楽コンクール、ソリスト部門で、第一位を受賞、他にもイタリア国際Maria Grazia Vivaldiコンクールで、100点中100点満点、1位、全カテゴリーのなかでのグランプリを受賞されたそう。小柄でキュートなお顔立ちの24歳、時折見せるプロとして腹が据わった、ただならぬ《決心》を、私は感じさせられたのが印象的でした。中山加淋さんのブログから画像をお借りしました。(※受賞者コンサート、演奏終了後の楽屋にて) メインは鴨胸肉のロースト、美味しいお料理とワイン、そしてバイオリンの素晴らしい音色とともにたっぷりと堪能した夜でした。また来年も美味しいワインをたくさんご紹介してまいります。 グランヴァン松澤屋 松沢潤子
2012.12.27

憧れのシャトーラトゥールですが、なかなか手の届かない、高嶺の花になってしまいましたね!そんなラトゥールのサードワインを飲む機会に恵まれましたので、コメントを掲載いたします。でも、ラトゥールってなに?と、思われる方もいますので、まずはどのようなシャトーなのかから・・・シャトー ラトゥール[AOC]ポイヤック 第1級畑面積 約65ha 年間生産量 約17万5千本フランス ボルドー地方 メドック地区 ポーイヤック村にあり、パリ万博の1855年のメドック格付けで1級に格付けされたシャトーです。安定度では1級シャトーの中でN0.1 オフヴィンテージでもそこそこのワインを作り出すここで生産されるワインは非の打ちどころのない古典的なもので、すばらしい ヴィンテージも凡庸なときも、また出来の悪いヴィンテージでも、一貫して秀 逸な品質を見せる。1855年の格付けでもラフィットに次ぐ位置に格付けされたラトゥールはフランスを代表するワインです。5大シャトーのなかでも生産本数が少ないこともあり、今後はプリムール販売もやめて独自の路線で、世の中にワインを送り出していくようです。そうすると、私達から見ても価格が下がる要素が減っているように思います。興味のある方は、いくら位なのかは、ネットで調べてみてください。-------------------------------------------------------------------------■Pauillac de CH Latour 2006年ポイヤック ド CHラトゥール 蔵出し 10,500円(税込)[商品CD]40476224 赤 750ml[AOC]ポイヤックテイスティングコメント近松果実味に品位があり、上品なベリーを使用した上品な和菓子のような香り。ボディはミディアムだが、全くといってラトゥールのスタイルそのもの。2006とやや熟成しているからかもしれないが、一体感が出ていて美味。仔牛など癖のないお肉と合わせたい。潤子艶やかな濃く深いルビー色。タンニン、タンニン、タンニン・・・まだ飲み頃には入ってないが、渋みに角がなくまろやかで深い。ボディーに品があり男らしささえ感じるほど骨格がそこあそこに感じられた。これはやっぱりラトゥールです。 一度その畑に立ったことがありますが、立つだけではその美味しさや、優雅さは感じられませんね。勿論、景色のよさや畑の整理された区画を見ることも大切ですが、何よりも大切なことは、「コルクを抜いてグラスに注いで味わう」と言うことかもしれません!素晴らしいボルドーワインです!
2012.12.18
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