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9月29日の土曜日は、清沢里の駅で行われた稲刈りに参加。清沢クラブのメンバーはそれぞれ予定があって都合がつかなかったため、クラブからは私一人の参加。自転車で1時間あまりの道のりだが、もう何回通ったか。楽な道のりではないが、さほど苦にもならなくなってきた。里の駅に到着すると、地元NPOフロンティア清沢のみなさん、一社一村運動で取り組んでいる静甲(株)のみなさんに加え、一般参加のみなさんなど、50人あまりが集まっている。今日の稲刈りは、この春に植えた100坪ほどの田んぼ。これだけの人数でこの面積なら、あっという間に終わっちゃうんじゃないか? 私は写真取材に徹していればいいだろう(9/29撮影)。まずは一面の頭を垂れる稲穂(1枚目左上)。手に手に鎌を持って稲刈り開始(同右上)。子供たちも稲刈りに挑戦(同左下)。1時間ほどで田んぼ1枚刈り上がり(同右下)。 これで取材おわり? (あと4枚) いやいや、そんな生やさしいものではなかった。取材だけのつもりが、子供たちまでが稲刈りしている姿を見て、私もやってみずには居られなかった。 なにしろ私もまだ、稲刈りをやったことがないのだ。鎌を借りて、草刈りの要領で稲の根本に鎌を振り下ろす ? あれ、切れないぞ。 2~3度鎌を振るったが、一向に稲は刈れない。鎌をよく見ると、ノコギリの刃のような切れ込みが入っている。そうか、ノコギリの要領で引っぱるんだ。 稲の根本に鎌をあて、鎌を引っぱると、みごとに刈り取れた。こうやって使うものなんだ! 隣でも女の子が「この鎌切れない」と音を上げている。「鎌を引っぱるんだよ」と教えてあげると、「あっ切れた」。お母さん方も「引っぱるんだ!」と、初めて知った様子。清沢のみなさんには初歩の初歩でしょうが、素人さんというのはこのように、鎌の使い方から教えてあげなければ分からないもんなんですよ。(かくいう私も知らなかったのだが) わずか1時間ほどの稲刈りだったが、腰をかがめた姿勢を続ける稲刈りはかなりきつい。休憩の合図があったときにはみなさん、本当にほっとしていたようだ。 さらに、刈り取った稲を藁で束ね、鉄パイプで組んだ稲干し台に吊してこの日の作業終了(2枚目)。こうやって1週間ほど天日干しにして、脱穀・精米にかけるのだが、この日はデモンストレーションとして、1週間ほど前に刈り取ってあった稲を使って子供たちに脱穀作業の体験もさせていた(3枚目)。足踏み脱穀機なんて、私もずいぶん昔に見た記憶はあるが、これまたなつかしい代物だ。 稲刈りが午前中に終わったので、私は清沢の家の畑のチェック。ソバは30~40cmに成長し、満開の花を咲かせている(4枚目)。レモン畑も、先週草刈りをしたばかのなのでまだ大丈夫のようだ。 後は、草ぼうぼうの家の脇の畑。落花生2株は元気だが、それ以外は雑草に覆い尽くされている。この周辺の草むしりを1時間ほど。午前中の稲刈りもあったので、もうくたくたで動けない。しばらく家の中で大の字になって休憩。 なんとか落ち着いたところで帰途についたが、体の節々が痛くてたまらない。帰路はほとんどが下り坂なので助かったが、往路・復路が逆だったら、その日のうちに帰ることはできないだろうな。
2012.09.30
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23日の日曜日は、清沢の畑仕事。この日の参加者はS山さん、M谷さん、私の3人のみ。朝から雨が降っているが、昼にはやむだろうとS山さんの車にピックアップしてもらい、予定通り出発。しかし、一向に雨はやまず、とりあえず室内の掃除に取りかかる。私は囲炉裏の火おこしを担当するが、考えてみれば自分で炭火をおこしたことなどない。炭と薪を組み合わせ、新聞紙で火を着けていくが、なかなか炭にまで火が回らない。何度も火吹き竹で息を吹き込み、なんとか着火に成功。 さっそく、途中で買ってきたナスやサトイモを囲炉裏にかけてのんびりと昼食。なぜか、清沢入口の商店に売っていたサンマのみりん干しがこの日の大ヒット。ここまで来てなんでサンマか? とも思ったが、炭火でじっくりと焼いたサンマは絶品だった(9/23撮影)。落語の「目黒の秋刀魚」じゃないが、清沢のサンマが定番になりそうだ。 昼飯を終えると雨も小降りになってきた。畑の草刈りをやらなくちゃ。食後の片付けはS山さんに任せ、M谷さんと私は畑に向かう。つい最近草刈りをしたばかりなのにレモン畑はすでに草に覆われている。最近草刈り機の使い方を覚えたM谷さんは草刈り機を(1枚目)、私は大鎌で雑草をなぎ払う。途中雨にも降られたが、びしょ濡れになりながらもかまわず鎌を振るい続け約1時間、毎度のことながら、農作業というのはハードな作業だ。すっかり腰を痛めてしゃがみ込む。草刈り機を使い続けたM谷さんは腱鞘炎のように腕がしびれて上がらないという。 (あと3枚) しかしこんな重労働の後でも、こんな花を見ると心がなごむ。こちらは3週間前に蒔いたソバの花。まだほとんどがつぼみだが、早くもちらほらと花を開き始めている(2枚目)。もう間もなく真っ白な花が満開を迎えるだろう。収穫まであと2ヵ月弱。自分で蒔いたソバを食べるのが楽しみだ。 そしてこちらは畑の脇に生えていたシソの花(3枚目)。紫色の小さな花が盛んに咲いている。これもよく見るときれいな花だ。
2012.09.24
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今年から静岡市では、「しぜんたんけんてちょう」というサイトを開設した。 これは、静岡市の動物や植物などのいる場所や、環境教育、エコパーク、清流の紹介や生物多様性などについての情報を提供するサイトで、市民から寄せられた動植物の位置情報などをマップに落とし、写真などを添えて紹介するものだ。これは、私の情報を役立ててもらう絶好の機会だ。これまで数年にわたり、主に静岡市内で様々な植物写真を撮影してきた。撮影日も記録してあるし、撮影場所も大体記憶している。これまではこの日記で細々と紹介してきたが、より多くの人にこの情報を共有してもらえればこんなにありがたいことはない。さっそく担当者を訪ね、情報提供を申し入れた。ただし、公共の情報でかなり詳細な位置情報を提供するため、民家の庭木などは個人の確認をとらなければ掲載できないそうで、そういうものはちょっと後回しにしてくださいとのことだった。私の知る範囲では、マルメロやカリン、ムベやアケビなどの果樹類はほとんどが民家の庭先に植えられているため、すぐには紹介できないのが残念だが、公園や街路樹などを中心に、珍しい花や美しい花を選りすぐって、すでに10種類ほど提供させていただいた。まだまだ私のライブラリーには、たくさんの木や花が蓄積されている。折をみて更に多くの情報を提供していきたいと思っている。 このしぜんたんけんてちょうのマップは、春・夏・秋・冬の四季ごとに作られており、名前による検索機能もついている。まだまだ情報量も少なく、これはという花もあまり多くないが、いずれは「この花を見たい」と思えば市内のどのあたりで見られるか検索できるようになるだろう。そのためにも、私のライブラリーからすこしでも多くの花情報をお伝えしたいものだ。 最近投稿したものとしては、アメリカデイゴ、キバナイペー、サンゴジュ、ハマボウ、ユリノキなどがある。私の日記だけでは場所がお分かりにならなかった静岡市内のみなさんも、こちらで検索していただけばかなり正確な場所を知ることができるはずですよ。先日紹介したオクラ・花オクラ(9/3)の位置情報もすでにここに掲載されている。
2012.09.19
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15日の土曜日は、静岡市から依頼された樹名板の設置に小鹿公園へ。ここは、市民が手作りの名札を設置してあるなど、樹木への関心が高い住民が多いようだ。私が樹名板を設置すると、サッカーをやっていた少年たちが集まってこれはなんの木だ、と樹名板を読み上げている(9/15撮影)。 この日の設置予定は45枚。午前中は事務所で下ごしらえ。現場で取り付けるばかりの状態にセッティングして段ボール一箱あまりの取り付け部品一式。自転車のカゴには入りきれず、一部を背負った上に段ボール箱を前カゴの上に載せ、危なっかしい格好で自転車に積み込む。こういう危ない真似はお薦めできないが、なにせ自転車でも片道30分はかかる場所。2往復もやっかいだとその格好で走りきった。50枚足らずなので設置には2時間もかからないだろうとたかをくくっていたが、やはり一人では効率が悪い。午後1時半に現場に到着し、取り付けが完了したのは午後5時近く。なんと3時間以上もかかってしまった。 こちらがこの公園の名物ため池を背景にしたソメイヨシノ(1枚目)。このため池の周囲にソメイヨシノが植えられているため、桜の季節には花見名所の一つになっている。 数年前にはこのため池全体にハスが生えていて、夏場にはハスの花が咲き誇っていたのだが、ある時一斉にハスが駆除されてしまった。病気でも発生したんだろうか? 私の楽しみの一つがなくなってしまった。 (あと2枚) 白状すると、冒頭の写真は私が頼んで集まってもらったやらせ写真だ。 しかし、私が取り付け作業をしている間、この子たちが樹名板を読み上げていたことは横目で見ていた。まったくの架空計上というわけではないのだ。そこで取り付けがひと段落したところで、「おーい君たち、写真を撮らせてくれないか」と呼びかけて集まってもらったという次第。 最後に、「ポーズをとってごらん」というと、ちょっと考えた挙げ句、「じゃああれやってみよう」(2枚目) どうもありがとうね。
2012.09.16
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昨日のこと、営業回りで焼津市内を歩き回っていると、ふと赤い花が目に入ってきた(9/10撮影)。この季節、木に咲く赤い花といえばたいていサルスベリかキョウチクトウの花だ。 これはキョウチクトウだな。さすがにサルスベリやキョウチクトウは見飽きている。ここは写真を撮るほどのこともないだろう、と通り過ぎようとしたとき、ふと様子が違うことに気づいた。 あれ? 葉っぱに斑(ふ)が入っている!(もう1枚) キョウチクトウにも斑入りなんてあったのかな? 斑入りというのは、緑色の葉っぱの一部に黄色や白の模様が現れるもので、様々な遺伝的要因などによって葉緑素が不足することで発生するとされる。 模様の美しさを競って園芸的に作り出されることが多く、観葉植物などには様々な斑入りの品種がある。しかし、キョウチクトウにも斑入りの品種があるとは思わなかった。 調べてみると、やはり園芸品種で、流通量は少ないようだ。 たしかに、見慣れたキョウチクトウに比べると、斑入りの葉っぱは涼やかで見映えがいい。 しかし、斑入りというのは様々な原因で葉緑素が少なくなっている状態だ。 普通の葉っぱに比べると、光合成能力が低くなるため、あまり丈夫ではないという。 斑入りの涼やかな葉っぱというのは、病弱なはかない姿だったのだ。 私もかつては、事務所にこもりきりで日にも当たらず、真っ白な肌をしていたものだ。そんな状態を数十年続け、健康診断の結果はオールDランクの半病人だった。 ここ数年は、市内を自転車で走り回り、市外に出れば1日10km近くを歩き回るという生活を続けているため、健康面では20代の頃より良好かもしれない。 しかし、歩き回るだけではなかなか仕事はもらえず、懐具合は20代の貧乏時代と何ら変わっていない(泣)。
2012.09.11
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去年花オクラというものを初めて知った私だが、その時はオクラの花そのものが花オクラだと思いこんでいた。ところが、今日街中を走っていると、こんな花をみつけた(9/3撮影)。これは、何度か見たことのあるトロロアオイだなと思って見ていると、すぐ隣にオクラの実をつけた花が咲いている(あと3枚)。 あれ? 雌しべの形も微妙に違う上、花の大きさも背の高さも明らかに違う。 3枚目は合成写真だが、花の大きさはこれくらい違う。 オクラとトロロアオイを一緒に植えてあるのも不自然だと、すぐ近くで農作業をしていた女性に尋ねてみた。「これはオクラのようですが、大きい方の花はなんでしょう?」 「花オクラだそうですよ」との答えが返ってきた。 そうか、こっちが花オクラなのか! すると、私がこれまでトロロアオイだと思っていたのは、花オクラの間違いだったか? 訂正記事を出さなくちゃいけないなと思いつつ調べてみると、花オクラというのはトロロアオイのことで、花そのものを食べることからこう呼ばれるという。これは思わぬ勘違いだった。オクラ=花オクラではなく、オクラは実を食べるオクラで、花オクラは花を食べるトロロアオイということだったのだ。 オクラもトロロアオイもアオイ科オクラ属(トロロアオイ属)の1年草で、トロロアオイの名は、根っこの粘液を和紙をすく糊に使ったことから名付けられたという。トロロアオイは間違いではなかったが、この花を植えている方たちは、おそらく「花オクラ」として植えているんだろうな。トロロアオイといっても分かってもらえないかもしれない。
2012.09.03
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9月1日の土曜日はそばの種蒔きに清沢へ。みなさん朝から畑づくりを行っていたが、私は遅れて11時過ぎに到着(もちろん自転車で)。この日はメンバーや助っ人など15名が参加、私が到着したときにはすでに、お茶の木を抜いただけの荒れ畑だった場所がそれらしい畑に仕上がっている(9/1撮影)。 みなさんご苦労様でした。私はいいとこ取りでそばの種蒔きから参加。 畑の畝に浅い溝を掘って、そばの種を巻いて軽く土で覆うというだけの作業。 こどもさんたちも喜々として種をまいている(1枚目)。 私の姿も、端から見ればこの子供たちと同じだったろう。30分程度で約6kgの種まき完了。1週間程度で芽が出て、2ヶ月半後には収穫だという。蒔いた種の約20倍の実が採れるということだから、100kg以上の収穫が見込めるはずだが、素人集団のそば畑がどれほどの収穫を上げてくれるものか…… 他の畑も見回ると、落花生の花やジャガイモの花も咲いている(2,3枚目)。これは秋の収穫が楽しみだ。 (あと6枚) 作業を終えて周辺を歩くと、川辺の木々に盛んに白い花が咲いている(4枚目)。遠目ではよく分からないが、なんの花だろう? ようやく手の届く木を見つけてよく見ると、これは木の花ではなく、木にからみついたつる植物の花だ。この花は見たことがあるぞ(5枚目)。クレマチスの仲間のあの花に似ているけど、たしかあれは春の花だったと思うが…… この時点で私の頭に浮かんだのはセンニンソウだったが、その場では名前が出てこなかった。きっとその仲間で夏に咲く種類だろうと見当をつけて調べ始めたところ、不正解! 私の記憶違いで、春ではなく夏のこの時期に咲くのがセンニンソウだった。 センニンソウはキンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス)のツル植物で、8月~9月に咲く。きれいな花だが、有毒植物で馬も食べないことから別名馬喰わずとも呼ばれる。仙人草の名は、実の先端につく白いヒゲを仙人のヒゲに見立てたものといわれる。私はまだこの仙人草の実は見たことがないが、たしかにクレマチスの実はみごとな白い巻き毛に覆われて、仙人のヒゲのようだ(参考・6枚目)。
2012.09.02
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