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2月26日(月)新宿ミラノ座2にて念願のアカデミー作品賞と監督賞を受賞した大作。原作は香港映画「インファナル・アフェア」です。制作=2006年 アメリカ映画 152分。監督=マーチン・スコセッシ。出演=レオナルド・デカプリオ、マット・ディモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、ベラ・ファーミガ、アレック・ボールドインほか。制作にブラッド・ピットの名前があります。ハリウッドがリメイク権を買ったとき、主演の1人はピットではないか、という噂がありました。どういう事情かわかりませんが、今回はスタッフのほうに廻ったようです。警察とマフィアにそれぞれスパイが潜り込み、互いの情報を流します。やがてネズミ(スパイ)の存在に気づいた双方が、当事者をあぶり出そうと知力を絞る、というお馴染みのストーリー。香港版では、スタイリッシュな映像が印象的でした。哀愁感も漂い、独特の雰囲気も魅力的だった、と記憶しています。いろいろな小道具を使って、サスペンスを盛り上げていました。いつ正体がバレるか、ドキドキハラハラしながら見守ったものです。ハリウッド版はどうでしょうか。監督がスコセッシですから、小手先のテクニックはあまり使いません。正攻法で押してきます。ただ本作では、この監督独特の重厚感は薄くなっていました。ライトな演出、といったらよいでしょうか。面白さは、香港版と互角でしょう。いや、優(まさ)っているかもしれません。152分の長尺ですが、一瞬も飽きさせないのですから、見事です。出演陣も魅力的。特にデカプリオの好演、ニコルソンの怪演は、見どころのひとつでしょう。欠点は、女医をめぐる3角関係がわかりにくいことでしょうか。完璧主義者のスコセッシらしくないお座なりなエピソードです。意味ありげに描写していますが、まったく生きていません。香港版にもありましたが、やはりあまり重要ではありませんでした。ケリー・チャンが可愛かったので許せますが(爆)ストーリー的にはひとひねりあり、ラストも違っています。いかにも結論を出さなければ気がすまないアメリカ人気質があらわれていました。東洋的曖昧さが排除されているのです。その結果、切ない男の余韻が消えてしまいました。個人的な嗜好でいえば、香港版のほうが好きです。しかし、本編が傑作であることを認めるのにやぶさかではありません。6度目のノミネートで栄冠を仕留めたマーチン・スコセッシに、おめでとうを言いましょう。
2007年02月27日
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土曜日の阪神アーリントンC。直線中程でトーセンキャプテンとローレルゲレイロのマッチレースとなりました。いったんローレルが抜け出したかに見えましたが、内のトーセンが巻き返し、そのままゴールイン。3勝目を飾りました。勝ったトーセンキャプテン、せまいところをこじ開けるように出てきて、ローレルと接触しながら押さえた根性は、特筆ものです。今後も注目していい逸材でしょう。中山11R 中山記念(G2)4歳上オープン・別定 芝1800m過去10年で1番人気馬は順に〔1〕〔1〕〔1〕(6)(3)(5)〔1〕〔1〕(4)〔2〕着、連を外した4回のうち2回は2番人気馬が軸を代用。平均配当は単勝650円、枠連870円、馬連1960円。連対20頭全馬が2000メートル前後の重賞で5着以内歴があり、うち16頭の勝ち鞍は4勝以上(距離不問)、15頭はGI経験馬でした。意外に《格》が重要。中山芝に連対歴のある馬は16頭を占めています。世代別連対数は4歳8頭、5歳4頭、6歳6頭、7歳2頭。◎7 インティライミ○15 シャドウゲイト▲9 エアシャイディ△12 ダンスインザモア△6 グレイトジャーニー△5 メイショウオウテ■推奨馬券馬連 7-15 7-9 7-12 6-7 5-7阪神のメーン阪急杯(G3)は、スズカフェニックスの単複で勝負。
2007年02月24日
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<傾向>近10年、1番人気は<7003>2番人気<0217>3番人気<1234>で、2番人気が不振。斤量的には57キロ以上を背負った実力馬は、<1 2 5 5 6 10着>と連対は2回。連対馬20頭のキャリアは、3戦以上が19頭。残りの1頭は1戦1勝のビックプラネット(05年)だけ。脚質は先行勢が有利。4角1~3番手が15頭連対。<結論>05年に習って2戦2勝無敗ののトーセンキャプテンを抜擢。連下は印のとおり。阪神11RアーリントンC(G3)3歳オープン・別定 芝1600m◎2 トーセンキャプテン○14 ローレルゲレイロ▲9 マイネルレーニア△5 アドマイヤヘッド△12 トーホウラムセス△6 コンティネント■推奨馬券馬連 2-14 2-9 2-5 2-12 2-6
2007年02月23日
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2月19日(月)新宿アカデミーにてアカデミー賞最多6部門にノミネートされている話題のミュージカル映画。80年代にブローウェイで上演され、大ヒットした同名のミュージカルを基にしています。制作=2006年 アメリカ 130分。監督=ビル・コンドン。出演=ビヨンセ・ノウルズ、ジェイミー・フォックス、エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソン、ダニー・グローバー、アニカ・ノニ・ローズほか。時代は1960年代から70年代にかけてのデトロイト。自動車産業の中心地として栄えた都市です。この時代、白人と黒人の貧富の差が大きいのでした。キング牧師のエピソードがチラっと出てきます。人種差別もありました。ミュージックシーンの中では黒人の占める地位はわりと高いのですが、頂点に立つのはごく少数です。タムラ・モータウンとそこに所属したミュージシャンたちは、当時のポップス界を席巻しました。これはアメリカ音楽史上ではめずらしいケース、と言えるのではないでしょうか。黒人の3人娘が、バックコーラスから全米を代表する人気グループに成長していく物語は、奇跡のひとつ、といってもいいでしょう。売れることだけを考える敏腕マネージャー、カーティス(ジェイミー・フォックス)の力が大きかったのは、言うまでもありません。路線に合わない歌手は、容赦なく切り捨てます。圧倒的な歌唱力を持つエフィー(ジェニファー・ハドソン)をクビにし、魅力的な容姿のディーナ(ビヨンセ)をメインボーカルに抜擢したのも、セールス第一主義のためでした。新境地を開拓しようとしたソロ歌手ビリー(エディ・マーフィ)を切り捨てたのも、同じ理由です。競争相手はあらゆる手を使って抹殺します。マフィアと手を組むことも厭いません。ドリームメッツからドリームガールズに成長し、富と名声を手に入れますが、カーティスの非人間的な行動に嫌気がさした彼女たちは、解散を決意します。ラストコンサートで、ディーナがこう言いました「ドリームガールズは、本当は4人なのです」登場したのはエフィーでした。目頭が熱くなるシーンです。この映画、ドラマの比重がかなり高いです。ミュージカルですから、ストーリーの大部分は歌によって進行しますが、エキセントリックな愛憎劇が中心なので、楽しく鑑賞するというわけにはいきません。往年のMGMミュージカルとは大違いです。劇中の音楽も、私の知っているモータンサウンズとはほど遠いものでした。モデルといわれているダイアナ・ロスとシュープリームスはもとより、代表的なグループ、テンプテーションズやシャフト唱法マービン・ゲイとも違っています。現代にも通用するように、今風のブラック・ミュージックに編曲しているのでしょう。ダンスも、当時のステップとは違っています。週に3,4回踊りに行っていましたが、この映画のような激しいものではありませんでした。これまた21世紀ふうにアレンジしたのでしょう。「ピンクパンサー」では出番が少なかったビヨンセですが、本作ではその魅力がたっぷり味わえます。エディー・マーフィー、すっかり年を取りましたが、見事に復活しました。豊かな声量と抜群の歌唱力を誇るジェニファー・ハドソン、アカデミー助演女優賞の最有力候補というのは納得です。近年のミュージカル映画「ムーラン・ルージュ」や「シカゴ」とは様相を異(こと)にしています。戸惑う人も多いのではないでしょうか。モータン・サウンドやR&Bに興味がある観客に懐かしい映画、といっておきましょう。
2007年02月22日
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2月とは思えないほど、暖かい陽が差しています。天候には恵まれました。歩いていると、汗をかくほどではありませんが、体が温まってきます。今度はビッグシティ・ヴィーグルというクラシックカーに乗りました。半周と一周のタイプがあり、時間はたっぷりありますから、一周のほうを選びました。中年の運転手が、助手席に乗った親子連れにガイドをしてます。それを盗み聞きしながら、沿道の人に手を振ったり、写真を撮ったり。フレンドリーな雰囲気にあふれていました。帰りは混むというので、ここでお土産を買うことに......。自分用にはベースボールキャップを、他人様用には缶入りのクッキーを......。キーホールダーやストラップはわざと無視しました。家には、各地のそれがいっぱいあるからです。土産店を出てニューヨークエリアへ歩いていくと、5周年の期間限定ショー「ビックバンド・ビート」が開演寸前でした。列の後ろから入場します。かなり大きな劇場で、すぐにショーがはじまりました。幕が開くと、ビックバンドがデューク・エリントン「スイングがなければ意味がない」を演奏します。ショーですから、バンドマンが派手なパフォーマンスを披露してくれました。ドラマーがスティックをクルクル廻すのはもとより、シンバルを叩くとき、大きくスティックを振り下ろします。ウッドベースも、クライマックスでは派手なパフォーマンスを見せてくれました。ディズニーキャラも登場、歌に踊りのアンサンブルに、鍛えられたプロの技で楽しませてくれます。ラスベカス未満、赤坂ミカド以上のショーでした。これは必見です。ブロードウェイの劇場を出て、またもアトランダムに移動。水上ショーに出くわしました。(以下次回)
2007年02月20日
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今週はプロバイダの変更手続きをしたり、バレンタインディの営業チョコをもらいに行ったり(?)、東京ディズニーシーで遊んだりと、せわしない1週間でした。従って、パチったのは1日だけです。しかも稼働はたったの2時間。結果的にプチパチに終わってしまいました。もちろん負けです。マイナス10K。他に報告するデータはありません。今回は、金曜日に行って来たディズニーシー(TDS)について書きます。ディズニーランド(TDL)には、開業してすぐに行きました。大変な混雑ぶりで、まだ元気な頃でしたが、一回で懲り、もう2度と行くまい、と思ったものです。ディズニーシーは、TDLに較べると大人向き、お酒も飲めるというので、一度は覗いてみたい、と計画を立てていました。2月なら混むこともあるまい、と中旬の16日(金)、予習もしないで出発。新宿から直通バスに乗り、着いたのは11時でした。地球儀がある入り口から入場すると、ディズニーキャラが迎えてくれます。開業して5年、特別イベントがあるようですが、適当に歩き始めました。「USJ」や「愛・地球博」の時と同じスタンス。計画性のなさは性格的なものでしょう。遊覧船が目についたので、迷わず乗船。とりあえず真ん中辺りへ上陸しました。園内はいくつかのコーナーに分かれていますが、パンフレットを見ても、よくわかりません。再び適当に歩き始めます。並ぶのは嫌いなので、行列が出来ているアトラクションは無視。絶叫系の乗り物も敬遠しました。最初に体験したのは「ストームライダー」。バーチャル系のアトラクション、といったらよいでしょうか。巨大な嵐の中心まで突入し、爆発によって消滅させるのを疑似体験します。スクリーンの映像に合わせて座席や床が動き、実際に水しぶきもかかります。次は「アクアトビア」という乗り物。3人乗りのウォータービークルに1人で乗りました。水上を予測不能な動きで回遊します。スリル満点とは言えませんが、これはかなり面白かったです。時間は3分ほどですが、楽しめました。園内の移動は、徒歩のほかにいろいろな乗り物が用意されています。無料なので、大いに利用するといいでしょう。というわけで、今度はディズニーシー・エレクトリックレールウェイという高架線に乗りました。レトロな感じの電車です。降りたところで喉が渇いたのでビールを飲むことに。......ここがTDLより便利な点です。チキンライスとソテーで生ビールをいただきましたが、ライスがパサパサしていて、味はイマサンでした。喉の渇きを癒したところで、ベンチで休憩。午後の予定を立てます。平日なので、わりとすいていました。案内係、清掃担当者、いわゆるキャストがいたるところにいます。全員とても親切でした。清掃中でも頼めば嫌がらずにカメラのシャッターを押してくれます。ターゲットを子供から中高年までと欲張っているようですが、アトラクションはともかく、キャストの応対は合格でした。大人も満足できるでしょう。一度は行ってみることをお薦めします。(続きは次回)
2007年02月18日
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今年はじめてのG1レース。上半期のダート王者を決めるマイル戦です。天候が微妙ですが、予報によると、かなりの雨量がありそう。稍重か重馬場でしょう。足抜きのよい高速ダートになりそうです。東京11RフェブラリーS(G1)4歳上オープン・別定 ダート1600m<傾向>1番人気馬は〔2〕(5)(6)(13)(4)〔1〕〔1〕〔1〕〔1〕〔1〕着で、平均配当は単勝580円、枠連780円、馬連2580円。実績面を見ると、連対20頭中16頭はダートの勝ち鞍4勝以上(うち15頭はその連対率52%強)、残る4頭中3頭はダート重賞Vかつ芝重賞2勝で共通しています。また、ダート重賞V馬は延べ18頭、ダートGI入着馬は14頭(4頭に連対歴)。ダート界においても『安定性』と『格』は見逃せません。さらに、前走は重賞で5着以内&前3走以内に重賞で連対歴があることは連対大半19頭に共通しており、『好調度』も取捨の重要ポイント。連対世代は4~7歳で、優勝世代は5歳5頭、4歳4頭、6歳1頭。<結論>シーキングダイヤかサンライズバッカスが中心。この2頭から買えば万全ですが、どちらかに決め打ちします。以下のように印を付けました。◎4 シーキングザダイヤ○12 サンライズバックス▲7 ブルーコンコルド△10 シーキングザベスト△2 アジュディミツオー△16 トーセンシャナオー■推奨馬券馬連 4-12 4-7 4-10 2-4 4-16
2007年02月17日
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日本犯罪史上最大のミステリーといわれる3億円事件。100以上の遺留品がありながら、初動捜査の遅れから迷宮入りになってしまいました。犯行の手口は、大藪春彦の小説「血まみれの野獣」に似ています。犯人はこの小説を参考にしたのでしょうか。制作=2006年 日本映画 ギャガ・コミュニケーション 114分。監督=塙幸成。原作=中原みすず。出演=宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、青木崇高、柄本佑、松浦祐也、藤村俊二ほか3億事件を題材にしていますが、主題は60年代後半の新宿を舞台にしたラブ・ストーリーです。60年安保のあと、総辞職した岸内閣を継いだ池田勇人は、「寛容と忍耐」をモットーに、所得倍増政策に邁進しました。高度成長のはじまりです。戦後20年を過ぎたニッポン。この時代は、世界第2位の経済大国に成長するその黎明期といえるでしょうか。オリンピックや万博を控え、戦後の廃墟から急ピッチで復興する都会。風俗的には、新宿は時代の最先端を行く街でした。実をいうと、この時代の新宿を熟知している中年ジュリーです。本作に出てくる街のネオン、路地裏や石の階段、路面電車のパンダグラフ、学生と機動隊の衝突、流行のミニスカート、アングラ劇場、映画館の看板など、みな記憶に残っています。が、どういうわけか、リアリティが希薄なのでした。風月堂もゴーゴー喫茶もフーテンも出てこない新宿は、当時の新宿ではありません。それとも作者は、月並な描写をわざと避けたのでしょうか。もちろん映画ですから、すべてを忠実に再現する必要はありません。省略も必要です。ただ、猥雑でカオスのような新宿をダイナミックに表現してほしかった、と思ったのは、勝手な要求でしょうか。映画はゆったりとしたテンポで進みます。現代映画ではめずらしいくらいのスローな展開です。クライマックスの3億円強奪シーンも、同じテンポなので盛り上がりません。退屈する人も多いのではないでしょうか。ひとりの人物をカメラはゆっくりと写します。演技力が要求される映画です。役者たちは、そこはなんとかクリアーしていました。が、全体に画面が暗く、若者たちの区別がなかなかつきませんでした。ヒロインをはじめ、登場人物たちの背景や個性も、よくわかりません。説明が不足しているのです。女の子がなぜたやすく強盗を手伝う気になったのか、その動機も弱いような気がしました。と、いろいろ欠点を並べましたが、駄作かというと、そうとも言い切れません。見終わったあと、一種の切なさがこみ上げてきたのです。「心の傷に時効はないのでしょうか」というヒロインの感慨が、胸に沁みました。これはひとえに、宮崎あおいの可憐な魅力に負うところが多いでしょう。♪体の傷なら直せるけれど 心の痛手はいやせはしない♪ 奇しくも3億円事件を題材にしたテレビドラマ「悪魔のようなあいつ」で沢田研二が歌った主題歌「時の過ぎゆくままに」にも、同じフレーズがありました。結論は期待はずれ。ラスト、元ちとせの曲に乗って若者たちのその後が描かれます。「アメリカン・グラフティ」を思い出しました。胸キュンとなるエンディングです。切なさが残ったのは、このラストのせいかもしれません。
2007年02月14日
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データ捏造事件で番組は打ち切り、制作会社の社長は辞任、国会でも問題になった「あるある大事典」の納豆騒動でした。この番組が放送された翌日は、スーパーから納豆が消えた、といいます。付和雷同とはいいませんが、日本人というのはほんとに同一行動をとる民族。意志を持たない人間が多いのか、それともテレビの影響力が大きすぎるのでしょうか。どっちにしても、納豆には罪がありません。大豆は健康食であり、納豆、豆腐、枝豆、味噌、黄粉などは、昔から日本人に親しまれてきました。特に発酵食品である納豆が体によいことは、誰でも知っています。番組は見ていないのですが、ダイエットに効果があるとして、嘘のデータを放送したようです。それで女性が飛びついたのでしょう。納豆にもピンからキリまであり、牛丼チェーンで出されるものは、気のせいかあまり美味しくありません。それに小生はあのネバネバ感が苦手なのです。体にいいことはわかっています。というわけで、日頃好んで食べているのは、乾燥納豆という代物です。いろいろ添加物が入っており、心配な面もありますが、栄養的には普通の納豆と変わらないそうです。ただし、ご飯のおかずには向きません。ビールやワインのおつまみとして、常用しています。
2007年02月13日
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東京のど真ん中で発砲事件が勃発。縄張りのもつれによる抗争事件でした。日本で1位と2位の組員数を持つ組織の抗争は、いち早く当事者同士の話し合いで手打ちが行われたようです。日本の裏社会は、事務所を構え、代紋を張って勢力を誇示します。一見、そのスジの人とわかる格好で、たとえば歌舞伎町の花道通りなどを歩いていますが、よほどのことがない限り、一般人には迷惑をかけません。ただし、銃撃戦では流れ弾に当たることがありますから、近寄らないほうが賢明でしょう。アメリカやヨーロッパでは、事情が異なるようです。欧米のマフィア、あるいはギャングたちは、一般人と代わらぬ格好で生活しています。チンピラはそれっぽい面をしていますが、ボスたちは外見だけでは区別がつきません。ただ、洋の東西を問わず、彼らはセレブな生活を送っていますから、セキュリティ万全な豪邸や黒塗りのベンツなどは、疑ってみていいでしょう。制作=2004年 イギリス 105分。監督=マシュー・ボーン。出演=ダニエル・クレイグ、コルム・ミーニー、ケネス・クラナム、ジェイミー フォアマン、シエナ・ミラー、ジョージ・ハリスほか。 この映画を見ると、同じギャングでも、アメリカとイギリスではだいぶ様相が違うということがわかります。イギリスの裏社会には、表社会と同様、厳然とした階級が存在するのでした。それがすなわちレイヤーケーキ(階層)と呼ばれるもの。名無しの主人公は、麻薬ディラー(ダニエル・クレイグ)として成功しています。何事も中庸を心得、出しゃばったり、人を騙したりしません。麻薬はいずれ合法化され、巨大産業に発展すると信じています。大企業が進出する前に一財産築き、引退するつもりでした。そろそろ潮時です。そこに舞い込んだふたつの仕事。人捜しと麻薬の買い手を見つけるという簡単なものでした。だが、このふたつには裏があったのです。暴力沙汰とは無縁だった主人公ですが、今回は痛めつけられたり、殺されそうになったりします。ひと癖もふた癖もある登場人物。犯罪サスペンスですから、善人はいません。どいつもこいつも、イカれています。こいつらが輻輳し、早いテンポでストーリーが進行。正直いって、少しわかりづらい面がありました。引退寸前だった主人公、重要なポストに空きができます。上昇志向が強い男なら、その椅子に飛びついたでしょう。イギリスでは、裏社会といえども、ポストが空かなければ昇進できないのです。ラストにどんでん返しがあり、これは予想外でした。本作の好演で6代目ボンドに起用されたというダニエル・クレイグ。中堅ギャングを飄々と演じて合格です。個性的な俳優が脇を固めていますが、名前と顔が一致しません。イギリス映画なので、派手なドンパチもなく、ハリウッドの大作を見慣れた人には、もの足らないでしょう。
2007年02月12日
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2月5日(月)定時出勤。まず新弥次喜多を。7回転目に台枠フラッシュと「チャンスです」の音声予告が重なり、当たりました。が、続きがありません。持ち玉がなくなり、現金を追加して回転率を確認。ボーダー以下なので移動します。次は「笑うせえるすまん」へ。1,5Kで当たり3連チャン。次は突確をはさんで9連チャン。ビンゴの成立が確率以下ですが、喪黒チャンス中のヒキ戻しがあり、玉は徐々に増えていきます。ハマリの最高が200回。オーロラビジョンにマスターが映りました。はじめての対面です。何が起こるのかと注目していると、突確でした。が、坊主が出てきて転落。他にも3回連続の転落があり、このときはかなりヘコミました。大きなハマリもなく、ストレスは溜まりませんでしたが、肉体的には疲れました。昨夜の飲み過ぎが響いたのでしょう。17時45分、4箱半を流して終了。とりあえず小遣いを増やしました。きょうはエヴァンゲリオン3が36台入り、店員がそっちに付ききっりで、呼び出しランプを点けてもなかなかやってこない、という状態でした。メーカーの営業員が釘をいじれなくなった、と聞いてから久しいのですが、新台は廻るという神話は、いまも生きているんでしょうか。「CR笑うせえるすまん3PK」回転数 1880回大当たり 46回(突確含む)実践確率 40,9分の1収支 +18,5K2月8日(木)昨夜はスナックで遅くまでウーロンハイを。......それでも定時に起きて出動です。まず「新弥次喜多」を試し打ち。廻りません。次はいつもの「笑うせえるすまん」へ移ります。79回転目に赤鞄から喪黒が飛び出て温泉リーチへ発展。当たりました。8連チャンで約2箱溜まります。が、ここで255回の大ハマリ。半箱に減りました。4連チャンで1箱半に戻しましたが、今度は304回の大々ハマリで撃沈。本来なら再投資するところです。が、やはり昨夜の夜遊びが響いているのでしょう、妙な疲労感に襲われ、引き上げることにしました。座業のパチンコですが、長時間労働ですから、意外に疲れます。節制しないと、乗り切ることはできません。パチの前日は早寝して体調を整えましょう。「CR笑うせえるすまん3PK」回転数 795回大当たり 12回実践確率 66,3分の1収支 計ー7K
2007年02月11日
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古馬による長距離のハンデ戦。展開によっては何が飛び込んでくるかわからない難解なレースです。長距離の逃げ馬といわれ、一般的には先へ行ける馬が有利ですが、今回はどうなるでしょうか。メジロコルセアが逃げ宣言。他にも先に行きたい馬が何頭かいて、スローにはならないでしょう。参考になるのは万葉S。ここで1,2着したバイロイトとトウカイトリック、斤量を背負わされていますが、中心になるでしょう。2頭のうちでは、共に乗り替わりですが、ステイヤーズSで2着しているルメールを上位に見ました。東京11R ダイヤモンドS(G3)4歳上オープン・ハンデ 芝3400m◎2 トウカイトリック○4 バイロイト▲16 アドマイヤフジ△9 ターキー△13 エリモエクスパイア△15 リキサンポイント■推奨馬券馬連 2-4 2-16 2-9 2-13 2-15京都11R きさらぎ賞(G3)3歳オープン・別定 芝1800mここは8頭立ての上、オーシャンエイプスの力が抜けています。馬券的妙味がないので、予想は省略しました。
2007年02月10日
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20以上の映画館が集まる東京・新宿に9日、新宿では初となる複合型映画館・シネマコンプレックス(シネコン)が誕生しました。来年には新宿松竹の跡地にも、シネコンが開業される予定です。近年、新宿地区の観客動員数は低迷しており、業界では、シネコンを「映画の街・新宿」復活の起爆剤にしようと意気込んでいます。映画業界では「五つ以上のスクリーンを備えた映画館」をシネコンと呼んでいます。本日オープンした「新宿バルト9(ナイン)」(新宿3丁目)は、東映系映画館の跡地に建設されました。9つのスクリーンに計約1800席を持ちます。映画のデパートとも言えるシネコンは、日本では1990年代に増加。4年前には六本木ヒルズ内にも開業しました。都心のシネコンは、めずらしいといえるでしょう。多くは広い敷地のある郊外に建設されます。その影響でしょうか、新宿地区の主な22館の観客動員数は低迷。2006年は計約310万人と、04年より14%もダウンしました。これまで新宿・映画街の中心的存在だった歌舞伎町。コマ劇場前のシネシティ広場を囲む15館の座席数は計7000を超え、「街がシネコン」の状態ですが、老朽化も目立ちます。新宿3丁目での新たな動きに、座席数が最大の「新宿ミラノ座」を経営する東急レクリエーションは、「人の流れが変わる可能性がある」と危機感を……。歌舞伎町の再開発構想もにらみ、同社など4社でシネコン化も含めた計画を模索しているそうです。新宿の場合、郊外のシネコンに移った客を呼び戻せるか未知数の部分も多い、と言われています。シネコンの誕生はめでたいですが、供給過剰にならないか、それが心配です。
2007年02月09日
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1万頭に1頭しか生まれないとされる白毛(しろげ)の競走馬「ハクバノデンセツ」(オス、3歳)が2月2日、川崎競馬場でデビューしました。 結果はブービーでしたが、親子3代白毛という一種の珍種です。国内初の白毛競走馬ハクタイユーを祖父に、白毛馬では国内で初勝利を挙げたハクホウクンを父に持ちます。俗に「白馬」と呼ばれるのは、成長とともに白くなるあし毛がほとんど。白毛は生まれた時から真っ白で、ピンク色の皮膚が特徴。日本軽種馬登録協会(東京都港区)によると、国内で誕生した白毛の競走馬は、ハクバノデンセツを含めてこれまでに16頭ということです。馬体が照明に浮かび上がって美しさが際立つため、ナイター競馬がメーンの川崎をデビューの舞台に選びました。中央の交流戦に出てくれば、全国区の人気馬になるかもしれませんね。
2007年02月07日
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義経=ジンギスカン説、というものがあります。江戸時代に流布されました。頼朝に追われた義経は、蝦夷の地から大陸へ渡り、ジンギスカンになった、というものです。伝説の一種で、科学的な根拠はありません。高木彬光の小説「成吉思汗の秘密」は、義経=ジンギスカン説を各地に残る伝承から立証しようとしたミステリーです。娯楽小説ですから、かなり強引な類推もあって、歴史学者を説得する要素は薄い、といえるでしょう。ジンギスカン料理といえば、羊肉を焼いた料理。モンゴルで羊肉料理が盛んなのにちなんで名付けられた、といいます。羊肉の薄切り肉を醤油,酒,レモン汁,みじん切りネギなどのつけ汁に浸しておき,ジンギスカン鍋(なべ)と称する,すき間をあけた鉄鍋で焼きながら食べます。札幌市ススキノの「だるま」といえば、ジンギスカン料理の超有名店です。カウンターだけの小さな店で、小生も2度ばかり覗きました。いつも満員で、カウンターの後ろにある長椅子で待たされるのは当たり前、という繁盛店。地元の人より、観光客が多いようです。ここの経営者らが、3年間で約2億円を脱税しました。これだけならよくある事件です。特異なのは、脱税した金が北朝鮮へ送金されていた、ということでしょう。強引な核保有や拉致問題で、日本と北朝鮮は対立しています。きびしい経済制裁で、彼の国は日本に対して著しい敵愾心を持っています。人気店が敵対する国の資金源になっているとしたら、日本人としては静観するわけにはいかないでしょう。折から雪祭りがはじまりました。観光客が大勢押し掛けます。この人たちの楽しみのためにも、どなたか代わりに、安くて美味しい店を作ってほしい、と願うのは、小生だけでしょうか。
2007年02月06日
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1月は前半、好調子でした。一時は50Kを越え、月間100Kもあるのではないか、と羽根デジにしては高水準のプラスが続いたのです。が、後半はヒキが弱くなり、マイナスが連続。結局、微勝(?)に終わりました。典型的な竜頭蛇尾です。プラスを計上しただけでも、「金のうんこ」に感謝しましょう。2月1日(木)朝10時に大型店へ。新弥次喜多の端台に座りました。初当たりは125回転目。大した予告もなく、引っ張りリーチで揃ったのです。これが5連チャン。しかし、あとが続きません。242回のハマリのあと、突然時短でお祭りモードに。......100回中に当たらず、完走のあと、さらにハマリが続きます。当然のことながら、持ち玉は消滅。現金を追加します。12時半、羽根デジの予算を使い切りました。回転はボーダーに足りていますが、当たりが来ないことには、勝負になりません。2時間の稼働であきらめ、悄然と引き上げました。反省。もう少し、粘ってよかったかも ?「CR新弥次喜多STF」回転数 622回大当たり 6回(突時を含む)実践確率 103,7分の1収支 ー10K2月2日(金)1時間遅れて出動。きょうは駅に近い店へ。......羽根デジのシマを一回りし、「笑うせえるすまん」によさげな台を発見。廻しはじめます。交換率から言って、この廻りなら合格でしょう。夕方、用事があるので、早い当たりを期待します。46回転目に当たり、出足は順調。結局、この持ち玉が尽きることはありませんでした。208回の中ハマリが一度あっただけで、ドル箱が足元に溜まります。最高は6箱まで増えましたが、最後に1箱半ぶち込んで、交換したのは5箱。3時間のプチパチでしたが、羽根デジとしては大いに成果がありました。「CR笑うせえるすまん3PK」回転数 1061回大当たり 27回実践確率 39,3分の1収支 +20K
2007年02月04日
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過去40回の歴史を見ると、1番人気が22回優勝しています。最近10年でも5勝、2着2回ですから、信頼度は高いといえるでしょう。今年は9頭という少頭数です。しかも実力差がはっきりしていますから、できれば1点で仕留めたいところ。毎度言ってますが、競馬に絶対はありませんから、大勝負は避けましょう。東京11R 共同通信杯(G3)3歳オープン・別定 芝1800m◎3 フサイチホウオー△1 ニュービギニング△7 フライングアップル■推奨馬券馬連 1-3 3-7
2007年02月03日
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映画館の入場料を合計した興行収入(興収)の2006年分は、日本映画が1077億円(前年比31.8%増)、外国映画が948億円(同18.5%減)でした。市場に占める邦画の割合は53.2%。1985年以来、21年ぶりに洋画を上回りました。 公開作品の総数は821本で、映連が集計を始めた55年以降で最も多い本数。作品別の興収は、上位3本は洋画。が、興収10億円以上をあげた作品の数は、邦画が28本、洋画は22本でした。 作品別興収成績は以下の通りです。【日本映画】(1)ゲド戦記(興収76.5億円)(2)LIMIT OF LOVE 海猿(71億円)(3)THE有頂天ホテル(60.8億円)(4)日本沈没(53.4億円)(5)デスノート the Last name(52億円) 【外国映画】(1)ハリー・ポッターと炎のゴブレット(興収110億円)(2)パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(100.2億円)(3)ダ・ヴィンチ・コード(90.5億円)(4)ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女(68.6億円)(5)M:i:3(51.5億円)
2007年02月02日
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プロ野球は、きょう12球団が一斉にキャンプインしました。球春の到来です。今年はセ・リーグもプレーオフ制を取り入れました。上位3球団による日本シリーズ出場権を賭けた短期決戦です。これによって、長いペナントレースを制しても、プレーオフで負ければ、日本一への道は閉ざされるわけです。なんのためのシーズン制覇か、と疑問を持つ人もいるでしょう。去年の春先は、WBC(ワールドベースボールクラシック)で、王ジャパンがアマチュア最強のキューバを破り、初代王者に輝きました。凋落がいわれる野球人気ですが、このときは国民が一丸となって、日本代表を応援。久しぶりに盛り上がりました。ペナントレースでも、新庄の突然の引退表明、日ハムの東映以来44年ぶりの日本一など、主としてパ・リーグが話題を集め、人気低落に歯止めがかかったように感じたのは、私だけでしょうか。そして来年は北京オリンピック。五輪こそナショナリズムが発揮される最大のイベントです。しかも野球は、ひとまず北京で終わります。いつ復活するか、わかりません。来年がとりあえず最後のチャンス、といってもいいでしょう。金メダルを目指して、星野ジャパンが誕生しました。いまのところスタッフだけですが、プロ野球機構はペナントレースを中断しても全面的に協力する姿勢を示しています。大いに期待される日本代表。組閣を見ると、ひとことで言えば<親友内閣>です。ヘッド兼打撃担当の田淵幸一(60、元ダイエー監督)、守備走塁担当の山本浩二(60、前広島監督)は、いずれも星野監督と同期生で大学時代からの親友。また投手担当には、04年アテネ五輪に続いて大野豊(51)が任命されました。 批判されることは覚悟の上での人選だそうです。記者会見に臨んだ星野監督は、「確かに(同い年の3人は)仲は良い。だが、グラウンドの上ではケンカ腰でやってきた。決して傷をなめ合う仲ではない。心配する評論家の方もいるだろうが、仲が良いだけじゃないことを示していきたい」と言い切りました。 親友内閣の強みは当然、あ・うんの呼吸にあります。「われわれには星野監督が何を考えているか、どんな野球をやりたがっているか、長年の付き合いからわかる。コーチとして2人が選ばれたのは、そういう意味でしょう」と山本コーチ。 いつまでもONに頼っていられない日本野球。「日の丸」を背負うプレッシャーは、我々には想像もできません。重圧を跳ね返し、息の合ったスタッフで、是非とも日本に金メダルを、と祈願しましょう。がんばれ星野ジャパン。
2007年02月01日
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