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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反発。前日のNYは消費者信頼感指数が07年以来の高水準を記録したことでダウが17000ドルを回復。ドル円も再度108円台を回復してきました。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。寄り前に発表された9月鉱工業生産指数が+2.7%と予想を上回ったことで買い安心感も強まりました。後場は為替が円高方向に振れてもしっかり。15500円台をキープして引けました。売買高は21億株台、売買代金は2.1兆円台と膨らみました。投資判断は「やや買い」。本日から受渡日ベースで実質11月相場入りということで、新規マネーも入ってきた印象です。アメリカではアリババは結局100ドルを超えてきており、ダウなどの指標も9月高値などを結ぶ上値抵抗線を上抜いてきました。雰囲気的には今日のFOMCで大体どういう結論が出ても安心感から買い戻しの動きが出そうですが、日本株にとっては素直にQE終了となる方が円安の恩恵を受けられて望ましいと思います。どちらかと言えば不確定要因、インパクトが強いのが31日の日銀金融政策決定会合。昨日の日銀正副総裁の発言は余計でした。報道では政策決定会合において物価見通しの撤回を指摘するものが多かっただけに、その可能性が否定された印象です。事実上物価目標達成に対して白旗を揚げて、時間軸を伸ばした格好。http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NE5C6U6JTSEK01.htmlただ楽観的過ぎるかも知れませんが、一方でコレは金曜に追加緩和を出した際に市場にサプライズを出すために期待値のハードルを下げるための冷水かとも思ったり。ちょっとこの辺りは蓋を開けてみるまではわかりません。一方、本日の空売り比率は30.3%と、30%を越えて高水準ではあるものの、ここ最近では結構小さい数字になりました。アメリカの投信などの決算を通過する時期を見透かして、売りの手は和らいでいく方向にありそうです。今残念ながら決算が良くても株価が上がらない病が蔓延しています。しかし業績の良さが株価に影響を与えなければ一体何を拠り所に株式投資をしていけば良いのか、ということにもなりかねず、売り一巡後は必ず好決算は再評価される地合になってくると思いますから、とにかく好決算銘柄の押し目買いで対応していくべきだとも思います。そういう意味では決算がある程度出尽くす来月第二週くらいまでは、全体相場もまごつくのかも知れません。ただ、その後は着実な上昇相場に移行していくものと思います。その第一ステップとして、10月に三角持ち合いを形成しているドル円チャートの円安方向の上放れを実現してもらいたいですが、そのためにも明日のFOMCはまず無難に通過してもらいたいところです。新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。主力のミクシィ(2121)に中間期好業績観測報道が出たことで、既に高値圏にあったことから出尽くしの売りが出てマザーズ指数を押し下げました。全市場ベースでも売買代金首位に。直近IPOも安く、このところ活況なオンコセラピー・サイエンス(4564)は大幅高でした。一方JASDAQの方はガンホー(3765)が本日の決算期待で高かったものの、それ以外は低位株の乱舞に止まりました。ただ、前回も書いたように新興市場も日経平均同様に10月末辺りから底入れが確認できるアノマリーがあります。この辺りは攻めていっていいところでしょう。【ポートフォリオ銘柄】WOWOW(4839)は続伸。足元急速に買い戻しの動きが出てきて、錦織効果で大幅高した日以来の高値となっています。同社の中間決算は明日の予定ですが、最近は好決算でも売られる銘柄が相次いでいますからどうなりますか。ともあれ75日線を割りこんだところを空売りしてきた連中のアテが外れた格好で買い戻しが続き、一目均衡表の雲や価格帯出来高の多い4400円台をしっかり上抜いてきましたから、需給は良好です。【注目銘柄】リクルートHD(6098)は続落。こちらは先般より当欄で取り上げていますが、上場前日の有料メルマガにて買いで取り上げ。本日は引け後に今度はMSCIの組入による買い需要が発生。引けまで思惑含みの売り買いが乱舞し、最後は結局安くなりました。残りの需給イベントは来月末のTOPIX組入のみになりましたが、アリババですら高値を更新してきたのですから、同社が更新するのも簡単でしょう。JAL(9201)は続伸。こちらも前回の当欄で取り上げましたが、19日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。本日は日経で「円安による原油コスト増などで営業利益1割減益」と業績観測報道が出ましたが、概ね四季報予想通りだったこともあって安心感から買われました。既に昨日ANA(9202)の観測報道も出ていたことから、今更感も。結果、地合が良かったこともあって無事目標株価に達成したので、取り上げ根拠を以下に記します。「国際線首位の大手航空会社。今期は増収ながらも減益の見込み。進捗する円安が燃油費に重くのしかかる形で減益を見込む。ただ為替ヘッジは今期80%行われているため、影響は限定的。それでも日本人顧客がメインである以上、円安が旅客にとってはデメリットとなり間接的なマイナス材料にも。エボラ騒動による人的交流の阻害も逆風に。ただ足元では原油価格が下落傾向にあり、原油価格に対するヘッジは40%に止まっていることから、原油安の恩恵を受けやすい。モルガンスタンレーMUFG証券は航空業界の投資判断や同社の目標株価を引き上げ、国際線旅客需要は今年度7.4%増、来年度8.4%増の見込み。世界的な航空株売りの流れも一服していることで、買い戻しの流れを期待したい。 テクニカル的には分割考慮後の3000円が長期的にも上値抵抗線となっており、昨年9月とダブルトップの形。ただ下値も2600円辺りに抵抗力があり、高値形成後3週間程度で急速に調整してきたこともあって、ここからは下値余地よりも上値余地の方が大きいのではないか。MACDやパラボリックは暗転。一目均衡表も三役逆転の形となっており、ボリンジャーバンド-2σの拡大が続いていることで下値余地は増しているものの、ストキャスは安値圏を示す。上場来75日線との下方乖離は10%がピークであり、底入れ局面は近い印象。需給的には9月末にも実質的な上場来高値を付けたことで総じて良い流れではあるものの、短期的には9月末に優待や分割の権利落ちを通過したことで出尽くしの売りが続く流れ。一方で今月末にTOPIX浮動株比率の変更があり、同社は浮動株比率75%から85%へと増加が見込まれる。30日引けに約103万株程度の買い需要が発生する見込み。 信用買い残は差し引き約12万株程度で日々の出来高に比べると返済売りは大したことの無い水準。一方で公表されない機関投資家の空売りが先週の急落で増えていると見られており、実質的な需給状況はもっと良いものが推察される。 予想PERは8.4倍でANAHD(9202)の22.9倍との比較では割安。PBRは1.4倍で同1.1倍との比較では割高である。予想ROEは17.8%で同4.6%との比較では高い。配当利回りは2.6%で市場平均の1.7%と比べて高い。株主優待が魅力的なことでも有名であり、個人投資家のNISA絡みの買い需要も期待できる。 買値は5日線を越えるレベルで。目標は再度高値を伺うところで。損切りは長期ボックス下限や75日線からの下方乖離10%を割り込む2600円割れで」エボラ騒動など色々ありましたが、結果として良い押し目を提供してくれたものと思います。一応明日TOPIX浮動株比率の変更イベントなどもありますし、今後のNISA買い期待もありますし、原油もどんどん下がっていきますから、上場来高値更新の余地は十分あると思います。SFoods(2292)は続伸で上場来高値更新。こちらは21日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。ただ残念ながら買値に届かずそのままスルスル上がっていって、目標株価に到達してきました。惜しいことをしました。そんなわけで、折角書いた取り上げ根拠を以下に掲載して有効利用します。「牛肉などの輸入業者。今期は大幅な増収増益を見込む。14日に発表した中間期も大幅な増収増益。今年1月に江崎グリコ(2206)の食品加工会社グリコハムを買収した分が大きく寄与したが、それを除いてもしっかりと増収増益を確保。8月にも上方修正をしていたが、その数字を上回る着地となった。しかし今回通期見通しの修正は無く、今後の上方修正期待にも繋がる。足元では既に神戸牛のヨーロッパなどへの輸出も始めているが、TPP交渉がまとまればビジネスチャンスの拡大にも。世界に浸透してきている和食ブームを追い風に、外需取り込みにも期待ができる。テクニカル的には足元が上場来高値1944円に再度接近するところで、2000円の心理的節目まで上抜ければ上値の節が無くなるところ。MACD、パラボリックは好転。一目均衡表も三役好転の形を持続。ストキャスは高値圏にあるものの、ボリンジャーバンドは+2σの拡大が続いており、上値余地が拡がっているところ。週足でもそれぞれ上昇トレンド持続を示唆。需給面ではやはり上場来高値水準にあることで、上値のしこりが薄いところ。短期的にも15日の陽線で出来高が膨らんだ水準を上回っており、8月以降の調整局面で溜まった売り圧力を一巡させた印象に。信用買い残は差し引き9100株で、日々の出来高との比較では返済売りが重石にならない水準。日証金ベースでは売り長の状態が続いている。予想PERは13.1倍で同業の米久(2290)の14.3倍との比較では割安。PBRは1.3倍で同1.0倍との比較では割高である。予想ROEは10.2%で7.3%との比較では高い。配当利回りは1.5%で市場平均の1.7%との比較では低い。ただ和牛などが貰える株主優待もある。買値は5日線を越えるところでかつ今日の高値から乖離しないところで。目標は2000円を超えたら上値は軽いものとみて、とりあえずPER15倍の2200円に。損切りは25日線を割りこむ1835円割れで」・・・そしていつものパターン文字数制限の関係上ここまで。次回は10月の成績発表です。どうもポートフォリオ銘柄の方は最近上手くいってないですが、ちゃんと評価して次に進みたいと思います。ともあれお楽しみに!その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月29日
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シンガポール話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141026.htmlシンガポールを知らない方はおられないと思いますが簡単に。シンガポールはマレーシアの南に位置し、国土が東京23区と同程度の小さな国です。気候は当然のように赤道に近いので暑いです。しかも赤道に近いので11月に行こうと真夏に行こうと、あまり差は無いそうです。ただ、ドバイのように砂漠の真ん中ではありませんから、あれに比べると全然大したことはありません。半袖短パンで結構快適に動けました。人口は500万人超。そのうちの3/4を中国の華僑などの人々で構成するため、実質的に中華系の国です。ですから言語も公用語としては英語ですが、中国語やマレー語など大体4ヶ国語が入り交じっている感じです。しかもシンガポールの英語は俗に「シングリッシュ」と言われ、ちょっと独特のイントネーションがあるようです。まあ元々英語がよくわからない私にはあまり差がわかりませんけれど(;^_^A金融立国として経済発展がすさまじく、東南アジアで最も裕福な国です。その分、世界で最も物価の高い国として知られています。例えばシンガポールで車を持とうとすると、1000万円近く必要になります。と言うのは、まずシンガポールが国として自動車を増やしたくないという政策を採っていることもあり、そもそも所有しようとする際に新車購入権として約800万円近くかかるらしいのです(××)また市内に一々ETC的な料金徴収システムがあって、街中に乗り入れる度に通行料を徴収され、ランニングコストもバカ高い。と言うわけで、車本体の価格より高い費用がかかるため、街の中を走る車は高級車ばかり。そりゃ確かにそこまでして権利を買って、安い車に乗ろうとは思いませんわね(-。-;)ですからシンガポールはお金持ちの国で、13年の一人あたりのGDPは世界8位でアジアでは日本を抜いて1位(日本は世界24位)となっています。なので、そもそも富裕層でないとシンガポールでは暮らしていけません。それでも非常に都会的で洗練されていて、キャピタルゲイン税や相続税が無いので、日本の富裕層で節税対策などもあって移住する人が多い国でも知られています。村上ファンドで名を馳せた村上世彰氏も今はシンガポールで暮らしていますね。残念ながら今回出会う機会はありませんでしたが(;^_^A一方、刑罰に厳しい国としても知られています。まずガムそのものを持ち込むことが原則禁止。またゴミのポイ捨てや道路に唾を吐いても罰金(約8万円)。渡ろうとするところの50m以内に横断歩道があるにもかかわらず、無いところを渡るとやはり罰金(3万円)。あってはなりませんが、麻薬の持ち込みなどは即死刑です。と言うわけで行く前は道がさぞかしキレイなんだろうな・・・と思いましたけど、まあ日本とあまり変わらない程度でした。ポイ捨てする人は見かけませんでしたが、横断歩道の無いところは、少なくとも観光客はてけてけっと渡っていましたし、私も一応パッと見て横断歩道が無さそうならささっと渡っていました。ですから、普通にルールを守っていれば、その辺りは問題無さそうです。金融以外では観光に力を入れており、この辺はドバイに似ています。最近話題なのはやはりカジノで、11年に開業してからは一気にマカオに次いで世界2位の規模になりました。この辺り詳細はまた後述していきますが、それによって同国への観光客は約1.5倍に増加し、人口の3倍近い1550万人の観光客が同国を訪れています。ひとまず成功していると言って良いでしょう。(つづく)
2014年10月28日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日続伸。週末のNYがしっかりしていたこともあって朝方から買いが先行。欧州ストレステストの結果で予想を上回る25行が不合格となったことは特段嫌気されず、為替も朝方から安定的でした。昨日の福島知事選も波乱無く自民などが推した内堀氏が圧勝だったことも安心感。それ以外にもブラジルの大統領選挙では現職が再選、またウクライナもEU派が勝利と予想通りな結果でした。それでも前場段階ではほぼ寄り天で利食い売りが出ましたが、後場からは再度切り返しの動き。ドル円が円高に振れる中で次第に上値の重さが意識される展開ではあったものの、全業種が値上がりする全面高でした。売買高は18億株台、売買代金は1.6兆円台と商いは低調。今週に控える国内外の重要イベントを控えて、様子見ムードが蔓延していました。投資判断は「やや買い」。エボラの拡大も気になるところですが、先般のカナダに加えてNYではオノを持って暴れる男が出てきたり、内国のテロがポツポツ出始めてきました。ちょっと厄介ですね。ただそれでも本日も株式市場は日本晴れでした。今週はそれ以上にとにかくイベントが目白押しです。29日のFOMC、31日の日銀金融政策決定会合があります。今のところ予定通りアメリカはQE終了、日本は追加緩和方向への可能性を出してくることで、為替が円安方向に向かいやすい週であると見ています。個人的にはこのタイミングで追加緩和を出さないと遅きに失すると思いますが、まあ大体私の日銀見通しは外れるので、多分緩和はまた持ち越しなのかなとも思います。ただ黒田総裁の発言のニュアンスが変わってくるだけでも意味はありそうです。あと、今週からいよいよ個別企業の決算が本格化します。今週は金曜をピークに計900社超の決算が出てくる予定です。どうも先月末のファナック(6954)からその傾向がありますが、上方修正しても売られる銘柄が相次いでいます。まあこういう流れはどこかで変調してくるものなので、今週の潮目の変化に期待です。需給的には裁定買い残、空売り比率、また投資主体別売買動向の状況を見てもだいぶ売りが出尽くして、後は上がっていくだけという感じです。アノマリー的にも10月末からは上がっていくパターンが多いですし、ここから年末にかけてまた個人のNISAの残り枠を使った買いも期待できそうです。と言うわけで方向性としては買い基調にあり、後はイベントの経過と照らし合わせて短期的な視点を微調整していく、という流れになると見ています。東海東京証券によると「中間選挙後のS&Pは半年間で17勝1敗」と圧倒的な勝率を誇ることから、アメリカ株にも底入れ感が出てくる可能性があります。それに加えてアノマリー的には「10月末に買え」と言われるくらい、一年で一番の買い場がやってきます。この季節性のリズムを考慮すれば、上旬の急落場面は絶好の押し目だったと言えるのではないでしょうか。新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。主力のミクシィ(2121)が強かったことでマザーズ指数を引っ張り上げましたが、それ以外が全般的に弱かったためマザーズ指数は軟調でした。直近IPOが弱かったこともマイナスに。個人的には先週から話題のエナリス(6079)の粉飾疑惑が、新興市場に少なからず悪い影を落としているのではないかと思います。ただ、前回も書いたように新興市場も日経平均同様に10月末辺りから底入れが確認できるアノマリーがあります。この辺りは攻めていっていいところでしょう。【ポートフォリオ銘柄】セブン銀行(8410)は続伸。昨日の日経で「りそな、グループ内の振り込みを24時間対応。大手初」と報じられ、元々24時間対応をしていた同社にも刺激材料になりました。というより、株式の受渡日に関してもそうですけれど、これだけ世の中が電子化しているのに、資金移動はいつまでも日がかかり過ぎですね。振り込め詐欺への対応としては良いのかも知れませんが。それはともかく、先日色々なメディアをチェックしていたら「セブン銀行の強みはATM機のコストが記帳などに対応していないため安く済み、1年で設置費用の元が取れる。またセブンイレブンや他法人の毎日の売上を入金することで、夜間金庫代わりに使え、ATM側にとっても貨幣の補充をしなくて良いのでコストが安く済む」という話を見てなるほどと思いました。これが同社の強さの秘訣なんですね。http://news.mynavi.jp/articles/2014/07/04/nyuukin/船井電機(6839)は反発。こちらも昨日の報道で「パナソニック(6752)が子会社三洋電機が北米で展開するテレビ事業を船井に譲渡」と伝わって好感の買いが入りました。これによって船井は北米の販売台数が2割増えるとのこと。豊富な現金を保有している同社の積極戦略がまた出てきました。増資の心配も無いでしょうし、今後のコストダウンやブランド力強化に繋がりますから、これはお互いWin-Winな話なのではないでしょうか。【注目銘柄】ウエストHD(1407)は続落。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、20日配信の有料メルマガで売りで取り上げた後、九州電力(9508)の規制緩和報道を受けてかち上げを喰らいました。ただやはり元々個人の太陽光の買取に関しては継続が見込まれていたこと、またそれすらもあくまで先月24日申込時点までのものに限られ、事態の解決にはほど遠いことから、再度サニックス(4651)と共に再度売り圧力が強まっています。個人の新築住宅需要が増税後細ってきており、戸建てメーカーが軒並み弱いこともあって再度下落基調に。また再生エネルギー関連銘柄として前回も話題に挙げたエナリス(6079)の粉飾騒動。先週末の社長による火消しコメントも通じず、本日は再度売り込まれる展開になりました。これはもう事実かどうかは別として、需給が完全に悪化しています。他方、東京電力(9501)は福島知事選の無難な結果や「原発再稼働が無くても経常黒字転換」といった観測報道を受けて急騰。新旧エネルギーに絡んだ攻守交代が見て取れます。個人的には何のために原発を動かす必要があるのかわからないのですが、ともあれ株式市場は今そういう流れで話が進んでいるわけですから、それに合わせた売買をするしかないですね。リクルートHD(6098)は反発。こちらは先般より当欄で取り上げていますが、上場前日の有料メルマガにて買いで取り上げ。先週はFTSEの組入後に売られる動きになりましたが、丁度半値押し水準まで調整を完了したので戻り局面に。本日は無事陽線を回復しました。正直、足元の値動きは完全に需給主導の値動きですから、一旦下げ止まったらまた高値更新の動きに発展していくものと思います。まず復帰第一段として5日線回復の動きに要注目。JAL(9201)は続伸。こちらは19日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。その後は連日着実な戻りを演じて、本日は75日線もクリアし、2日の急落で開けた窓も埋めてきました。引き続きエボラリスクはあるものの、空運の業種別空売り比率が高かったこと、国産ジェットMRJが話題になったこと、更に未消化で残っている個人のNISA枠で買われやすい銘柄としてチョイスしました。そもそもJALの路線ではエボラの影響は限定的ですし、消去法的に日本への観光が増える可能性すらあります。加えて足元の原油安はヘッジが低めの同社にとってはそのまま素直にコスト削減要因にもなります。また同社は30日引けのTOPIX浮動株比率の変更によって、恐らく100万株程度の買い需要が発生するのではないかと見られるため、直接的に株式需給の逼迫要因にも繋がります。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月27日
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もう昨年11月の話になりますので一年近く経っていますが、今度はシンガポールにぶらり一人旅で行ってきました。ドバイで変に一人旅の自信が付いたので、ドバイよりは簡単だろう、と。今回はビジネス目的で、中でも一番確認したかったのはカジノ。株式市場でも話題になっているカジノは、一体どういうものなのか、そして日本にどのようなものをもたらしてくれるのか、それを実体験してきたいなと思いました(いや、遊びたいんじゃなくて・・・(-。-;))。また嫁の実家で前泊し、京成スカイライナーで成田空港へ。これで3度目ですからいい加減成田の勝手もわかってきました。ちゃちゃっとシンガポールドルの両替を済ませると、またラウンジでビールなどを飲んで一服し、飛行機に乗り込みます。ちなみにシンガポールドルは私が使った世界の紙幣の中で一番キレイで格好いいです。透かしが本当に透けていて、ツヤツヤしていてクールです。写真に撮っても伝わらないので載せませんが。それから搭乗までラウンジでゆっくり過ごします。ここであんまり食べ過ぎると肝心の機内食が食べられないことをようやく学習した私は、今回は程々に自重しました(;^_^A今回はシンガポール航空で昼11時発の便。世界で快適度合い1,2位をエミレーツ航空と争う非常にクオリティの高い航空会社です。機体はエアバスA380。あのスカイマークが導入を試みて失敗し、今でも違約金の支払いで争っている豪華二階建て大型旅客機です。いやー、二階建ての飛行機一度乗ってみたかったんですよね(^_^)/シンガポール航空はANAともスターアライアンスで提携していますから、ANAのマイルが貯まることも魅力的です。ただ実際に乗ってみて、自分が乗っているのが一階なのか二階なのかよくわかりませんでした(・・;)というわけで結論としては、二階建てでも普通の飛行機とあまり変わりません。なーんだ┐( ̄ヘ ̄)┌シンガポールは私が昨年行った海外では最も近い国でしたが、それでも7時間半のフライトになります。というわけで機内食を食べると、後はゆっくりシンガポールスリングでも飲みながら映画タイム。シンガポール航空は機内映画も日本の最新のものが充実していて、色々選べました。その中で私がよりによって選んだのは「俺はまだ本気出してないだけ」。堤真一主演のコメディで、あまちゃんでブレイクした橋本愛も出ています。機内でまったり観るには妥当な作品で面白かったです(^_^)/ちなみに機内で記入する入国カードを見ると「インク」が「イソク」になっていたり、他にも怪しい日本語がたくさんありました(・・;)これ、ホンモノなの?(-。-;)まあちゃんと入国できましたが(;^_^A↓右下の「記入方法」の2に「イソク」の誤植そんなこんなでシンガポールに近づいてきて、いよいよ着陸態勢へと移ります。段々と眼下にシンガポールが迫ってくるのを眺めながら思ったのは、木が整然と並んで植えられているな、ということと、船がむっちゃいるな、ということ。私元々海の男ですけれど、こんなに大型船が密集しているのは見たことないですね(××)さすが東南アジアで最も経済活動が盛んな国です。やがて無事チャンギ国際空港に到着。時差も日本と1時間しか差が無いため、18時には到着しました。こうして私は無事人生で6ヶ国目の国に足を踏み入れたのでした。(つづく)
2014年10月26日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反発。前日のヨーロッパ市場でドイツのPMIが予想を上回ったことからDAXがしっかり。それを受けたNYもカナダでのテロを一過性のものと織り込んで大幅反発で返ってきました。ただ「NYの医師にエボラの疑いがあって検査中」という話から引けにかけては値を消す動きに。それを受けた日経平均は、とりあえず朝方から買いが先行。ドル円が108円台を回復したこともあって、売り方の買い戻しが入りました。ただその医師にエボラ陽性反応と伝わると、一気に先物主導で売られる動きに。更に西アフリカのマリでも初感染と伝わると、空運株を始めとして一斉に売られる展開になりました。一方で日本エアーテック(6291)を始めとした関連株が軒並み再急騰。ただ地合が戻ってきたことでリスク耐性もいい加減につき始めており、以前のような暴落には繋がらず踏みとどまりの動き。空売りが主因の売りは週末要因もあって買い戻しが入ると、徐々に落ち着きを取り戻しました。高値からの下落幅は150円弱に止まり、終日プラス圏を維持。TOPIXも200日線を明確に上回ってきました。売買高は19億株台、売買代金は1.8兆円弱と商いは低調でした。投資判断は「やや買い」。予定通り今週は一気に15500円近くまで戻してきました。週末にエボラ話が再燃しましたが、正直エボラの拡大も加味した上でそれでも尚戻ると思っていたので、地合の読みはようやくバッチリでした。市場は明らかに耐性が付いています。カナダのテロも、アメリカのど真ん中NYでのエボラ発生も織り込みました。これらがもう一週間早く発生したらどうなっていたか。考えるだに恐ろしいですが、現在はVIX指数も16ポイント前後で落ち着いてきていますから、ここから先週までの急落を越えるような勢いで、世界中の不安心理を煽るのは売り方も難儀でしょう。金曜のNYは続伸。個別企業の決算が良かったことで、エボラ拡大懸念もはね除けました。週間では2年ぶりの大幅高に。それを受けてシカゴ225先物は15470円ということで、土日を息災に過ごせれば月曜は買われて始まりそうな感じです。イベント的に来週は色々ありまして、まず日曜に福島知事選挙があります。しかし閣僚が辞任しても少なくとも短期的には株価には影響ありませんでしたから、結果がどうなろうと(少なくとも短期的には)あまり関係なさそうです。まあ一応自民他各政党相乗りの内堀氏が優勢と伝わっているので、そのまま波乱無く決まるような感じではないでしょうか。それよりも29日のアメリカFOMC、そして週末31日の日銀金融政策決定会合という日米のビッグイベントがあります。特に今回は双方共に重要なタイミングで、アメリカの方はQEの終了、そして日本の方は半期に一度の展望レポートの発表があります。日本の方はむしろ追加緩和に対する姿勢の変化が出てくるのではないか、ということで、双方合わせて考えると円安が大きく進む要因になる可能性があります。政治が停滞気味な中で頼れるのは日銀さんのみ。IMMの通貨先物ポジションを見ても、先月末のピーク時点から足元の円高調整を経て、円売りポジションはまあまあ減少しています。なので市場の予想通り事が運んだ場合、出尽くしの買い戻しが出て逆に円高・・・というパターンも考えられなくは無いですが、その度合いは小さくなっていると言えます。http://zai.diamond.jp/list/fxmarket/immあと、株式の需給面でもだいぶ需給が良くなってきています。まず空売り比率は金曜も33.4%と相変わらず高水準ですが、それでも尚株高になってきている点は、売り仕掛けに抗えるようになった相場の力強さを示すと共に、今後の買い戻し圧力に期待が持てます。他にも裁定買い残が先週だけで6000億円超減少し、アベノミクス始まって以来の減少額。昨年3月以来の水準まで減少しました。しかもSQでも無く、立会も4営業日しか無かったにも関わらずです。従って積み増し余地が増えたことも今後の株価上昇要因に繋がります。また投資主体別売買動向を見ても、外国人や証券の自己売買がここまで大きく売り越してきましたが、8月急落以降に買い越した分を一気に吐き出して売り越しに転じました。メインプレーヤーの外国人は今年の売り越し額が1.2兆円に迫ってきています。9月には昨年の高値を超えていたのに。そうして売り玉が無くなる一方で、抱えた現金を再度運用に回さないといけせんから、特にアメリカファンドの決算期が多いとされる10月末を通過すると「持たざるリスク」が急速に台頭してくるものと思います。来週には受け渡し日ベースで11月相場入りしますから、こちらも積み上がりが期待できます。そもそも、アノマリー的には「10月末に買え」と言われるくらい、一年で一番の買い場がやってきます。私が確認できた過去22年間の「10月末→4月末」の日経平均の勝敗は15勝7敗。直近は負けなのですが、アベノミクス相場で急騰した反動もあり仕方無い部分もありましたが、その差わずか23円の惜敗でした。ですから、来週の日米の金融政策が大方の予想通り進んで(アメリカQE終了、日本追加緩和実施もしくは示唆)余程の偶発的な事件や事故が起きない限り、ここからの半年は上がっていく相場だと思っています。一応目先来週一週間の動きに関しては、今週の戻りがだいぶ入ったこと、チャート的にも日米共に上値抵抗線辺りにまで達してきたことから、概ね横ばい推移が妥当です。ただ今週カナダのテロやエボラによる狼狽売りが、非常に不謹慎な言い方ですが、過熱感を冷まして良い押し目を提供してくれたので、横ばいよりはやや強い動きが出やすいと見ています。後は各イベントでどうぶれるかという感じでしょう。今週のイベントを見て投資判断の引き上げも検討します。新興市場は「やや買い」。金曜は高安マチマチ。主力のミクシィ(2121)が弱かったこともありましたが、マザーズでは後述のエナリス(6079)が粉飾疑惑でストップ安まで売り込まれ、ファーストエスコ(9514)やグリムス(3150)と言った再生エネルギー関連株に少なからず悪影響を与えました。一方、オンコセラピー・サイエンス(4564)が新規抗ガン剤開発を材料に連日の急騰で、出来高は発行済株式総数を超えて過去最大、売買代金は全市場でも5位の大活況に。また最近バイオ株に色々好材料が相次いだことで、全般的にバイオ株はしっかりの展開が続いています。日経JASDAQ平均に関しても、日経平均同様に10月末辺りから底入れが確認できるアノマリーがあります。これも確認できた1986年以降のデータで、その後半年の平均上昇率が10%程度になっており、目先の押し目は絶好の買い場面であると言えそうです。【ポートフォリオ銘柄】日本製紙(3863)は小動き。地合が良い中でも相変わらず底辺を這っています。ただ大王製紙(3880)が、好業績報道を受けて反発の機運。背景にあるのは紙おむつで、安心安全な日本製を訪日外国人観光客がドラッグストアなどで買い占めて帰るのだとか。今月から消耗品も免税対象になったこともあって、この辺りが製紙業界の神風になることを期待。KNT-CTHD(9726)は反発。金曜はエボラ騒動が再燃したことで旅行株もまた下押すか・・・と思いきや、下げ渋りの動きを見せました。最早旅行業界に逆風のテロ、エボラといった悪材料は織り込まれつつあり、今後は全体相場の中の出遅れ感から買い戻しの動きが強まりそうなところです。【注目銘柄】ウエストHD(1407)は続落。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、20日配信の有料メルマガで売りで取り上げた後、九州電力(9508)の規制緩和報道を受けてかち上げを喰らいました。ただやはり元々個人の太陽光の買取に関しては継続が見込まれていたこと、またそれすらもあくまで先月24日申込時点までのものに限られ、事態の解決にはほど遠いことから、買い一巡後はサニックス(4651)と共に再度売り圧力が強まりました。個人の新築住宅需要が増税後細ってきており、戸建てメーカーが軒並み弱いこともあって、冷静さが戻れば再度下落基調に戻るでしょう。また、そんな中で発生したのが再生エネルギー関連株として個人投資家に人気の高いエナリス(6079)の粉飾騒動。「東京アウトローズ」というサイトが同社の粉飾を告発し、ストップ安まで売り込まれました。同社は当然否定コメントを出していますが、一気にきな臭い話になってきました。http://outlaws.air-nifty.com/元々こういうエネルギー関連の話は、投資詐欺の手口としても常套なこともあり、個人投資家に猜疑の芽が生まれたら一気に売られやすいです。会社側は「問題とされた会社に販売した発電設備は、既に某東証1部の金融機関に譲渡されており、その入金も年内に行われる」と火消し。ただ、会社や経営者の資金を金融機関から入金があるように見せかけるという粉飾の方法もありますから、ちょっと何とも言えません。http://www.eneres.co.jp/pr/20141024-2.html一応野村が主幹事で監査がトーマツですから信じたくもありますが、日本風力開発(2766)の例もありますからね(こちらは当時主幹事が日興、監査が新日本でしたが、その日興自身が粉飾してましたからねぇ)。とにかく嵐が去るまでは触らずが正解でしょうね。リクルートHD(6098)は続落。こちらは先般より当欄で取り上げていますが、上場前日の有料メルマガにて買いで取り上げ。一度陰線が発生したら需給が崩れて調整が早いですが、ここまでの上昇の半値押し水準でピッタリ下げ止まり、長い下ヒゲを付けてきました。基本的には来月末のTOPIX算入までは、しっかりした足取りが続くものと思います。・・・他にも書きたいことはたくさんありますが、文字数の関係上今日はここまで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月25日
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ローマ話はいよいよ完結編を迎えます。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141019.html時差の関係もあって、日本に無事到着したのが翌朝。高速バスで埼玉の嫁の実家まで帰り、我々の長旅はこれで幕を閉じるのでした。ちなみに帰りの高速バスで、私の座席の反対側に火野正平に似た人が座っていたのですが、ご本人だったのでしょうか?(-。-;)例のNHKの自転車旅番組「にっぽん縦断 こころ旅」か何かの帰りだったとか。でもそれなら成田じゃないしなぁ・・・何て考えながら、やきもきしながら家路につきました。最後にローマ旅行の個人的な感想をまとめますと、さすが観光地だけあって観るところには事欠きません。歴史の持つ重みを体感させてくれて、行く価値はあります。義母は「あそこに住みたい!」という程感動していました。ファッションセンスがあって食べ物も一々美味しく、スマートな街ですから、人それぞれの好みにあった場所が見つかると思います。青の洞窟は必見ですね。今回は全然観逃した場所がたくさんあったので、また機会があったら行きたいです。ただやはりヨーロッパは不景気風が吹いている印象で、ドバイにの後に行ったせいか、全般的に影が暗い印象もありました。まあそれが逆に落ち着いた雰囲気を醸し出しているエッセンス・・・と前向きに捉えられるかも知れませんけどね。今回特にぼったくられたり被害には遭いませんでしたが、全般的に治安が良くないということで、その点も気を付けないといけないでしょう。Wi-Fiはドバイほど整備されていなかったので、そういうのが使いたい場合は、ちゃんと備わっているホテルを利用した方が良さそうです。今回我々が利用したボスコロ・エクセドラはWi-Fiはちゃんと整っていましたが、値段に見合った価値があるかと言われるとなかなか微妙です。個人的には一度泊まったのでもういいかな、というレベル。一方、日本人観光客の多い場所なので、店によっては日本語も通じたりします。その辺がドバイとは違って便利ではあるかも知れません。アリタリア航空に関しては、先述したような不満もあって、私の中では今まで利用した航空会社の中で一番下。エミレーツ航空の後に乗ったので余計にダメな感じが際だちました。機内食は一番充実して美味しかったですが。ラウンジと機内の娯楽設備(映画の充実)をもう少し何とかして欲しいですね。以上、ローマ旅行の感想でした。そして次回以降すぐさま今度はシンガポール旅行の話へ移ります。【完】
2014年10月23日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日大幅反発。前日のヨーロッパ市場がECBによる社債買い入れ検討を受けて大幅高したことから、NYも連れ高。Appleの好決算なども後押しして急騰し、200日線も回復してきました。ドル円も再度107円台を回復。それを受けて日経平均も朝方から買い戻しが先行で寄り付きから15000円回復の動き。ただ朝方発表された貿易収支が予想を大きく上回る赤字となった割には為替が円高に振れ、一時15000円割れ寸前までありました。その後は買い戻しを強いられる売り方の存在もあって、値を保つ展開に。後場は痺れを切らした売り方の買い直しの動きが出て高値を更新してくると、チャート上の窓埋めの動きが強まり、それがまた売り方の買い戻しを誘う好循環。わずか1銭届かずでしたがほぼ高値引けで200日線もクリアして終えました。一方TOPIXの方は200日線手前まで。売買高は21億株台、売買代金は2.1兆円弱と商いはやや落ち着きました。95%の銘柄が上昇し、一昨日に続いて全面高でした。投資判断は「やや買い」。先般より「タイミングさえ合えば15500円くらいまで一気に1000円高する場面はある」としているように、まだ十分上値追いの余地はあります。引き続きボラが高い中で、基調は戻り局面と言えましょう。「売り方の損失回避の買い戻し」と、この反発局面を改めて取りに行く「持たざるリスク」といった二つの「買わざるを得ない状況」が今後も断続的に続いていくものと思います。唯一のリスク要因のエボラに関しても、ナイジェリアでの収束宣言や、エボラから回復した患者が1000人に達したという報道、またアメリカが感染国からの入国を5空港に制限し、富士フイルムHD(4901)のアビガン増産、それをフランスが臨床試験を行うなど、少しずつ対策が前進してきているような感じです。感染は残念ながらまだ拡大しているのかも知れませんが、株価が「現状をどう織り込むか」だけがポイントです。また今日特筆すべき点は為替離れが出たところでしょうか。特にドル円が107円前後から変化が無いにもかかわらず後場大きく買われたのは、やはり売り方の買い戻しという需給要因が大きかったのだと思います。結果、ドル建ての日経平均チャートは4月の安値水準を下放れることなく、再度戻りを試しています。http://www.marketnewsline.com/apps/market/quotes?r=2y&c=1010〈=ja空売り比率はようやく32.0%にまで低下してきました。売買代金も落ち着いてきていることを考えると、実際の空売り圧力も随分と減ってきたと言えるでしょう。まだ下値に対する油断はできませんが、最悪期は脱したと言って良いものと思います。新興市場は「やや買い」。本日は各指数共に堅調。ミクシィ(2121)は引けにかけてマイナスに転じたものの、シティの強気見通しを受けたサイバーダイン(7779)や、やはりFFRI(3692)が人気を集めました。一方JASDAQの方はガンホー(3765)や後述のウエストHD(1407)が買われ、特にどの業種が強いというわけでもありませんが、全般的に強い印象。ただ東証1部ほどの力強さはありませんでした。需給が命の新興市場は改めて回転が効き始めたことで、ここからの戻り局面を期待できそうです。今世界の唯一の懸念とされるエボラもあまり関係無い銘柄が多く、為替も影響が薄いです。決算発表もしばらく後ですから、全般的に買い安心感があると思います。【ポートフォリオ銘柄】KNT-CTHD(9726)は反発。本日は午後2時に9月訪日外国人観光客数が発表され、前年同月比26.8%増となりました。9月では過去最高で、歴代でも4位の数字。例年9月は夏休み明けで悪くなるのですが、それをはね除けた強さを見せています。足元エボラ関連で不安感が高まりましたが、来月も中国国慶節関連旅行の盛り上がり、免税対象品目の拡大、東南アジア向けビザ発給条件の緩和などがあり、好調持続が期待されます。そんな中でHIS(9603)やコメ兵(2780)など、訪日外国人メリット株が買われました。ただ同社もメリット銘柄ではあるのですが、イマイチ反応薄な感じ。チャート的には16日の大陰線が出来高を伴っており、売り一巡感を示唆しています。なのでここからの巻き返しに期待。そろそろ復配の話が出てきてもバチは当たらないと思うのですが。昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったファーストリテイリング(9983)は反発。ただ本日の日経平均の上げの割には大したことなく、むしろ日中は大体マイナス圏で推移していました。この銘柄ブログで取り上げたら相性が悪いですね。ただチャート的には25日線や先月下旬からの安値を結んでできる下値支持線で何とか支えられる格好になっており、まだ雰囲気は完全に悪くなったわけではありません。ここからの巻き返しに期待。【注目銘柄】ウエストHD(1407)は大幅反発。こちらは20日配信の有料メルマガで売りで取り上げてしまい、本日かち上げを喰らってしまいました。九州電力(9508)が出力50kw未満の低圧に関して、先月24日まで申込分の買取手続きを再開すると発表。これまでこの問題を契機に売られていた太陽光関連株が一斉に買われ、特に象徴的なサニックス(4651)がストップ高に張り付くと、その資金が同社にも溢れ込んできました。これはタイミングが悪かった、と一言で片付けるにはちょっとお粗末でした。ただその時のメールにも「今回のケースは産業用の太陽光の話であって、個人にはあまり影響がありません。ただ、同社やサニックスなどは元々個人の太陽光で大きくのばしましたが、足元ではメガソーラーに注力していることもあって(裏返せば新築住宅の減少により個人での普及が弱い)、やはり影響はモロに受けます」と書きましたが、ほとんど状況は変わっていません。元々個人の太陽光の買取に関しては継続が見込まれていました。問題は事業者が行うメガソーラー級の規模の話であって、同社もサニックスも最近はこれら事業者レベルの案件のウエイトが大きくなっており、ここが解決しない限り業績は以前のような成長を見込めようもありません。なので今回は過剰反応ではあると思うのですが。まあ今回はあくまで「売られすぎた株価に対する材料として出た活字インパクト」、「国の太陽光に対する姿勢の軟化」が強いて言えばポイントでした。売りも多く入っていましたし、買い戻しが出るのは仕方ないとして、冷静さが戻ればまた再度下を見に行く銘柄だと思います。と言うわけで色々言い訳を並べましたが、大失敗したものでも原因を掘り下げれば次回に活かせると思いますから、取り上げ根拠を以下に記します。「▼ウエストHD(1407) JASDAQ 売買単位100株 1080円 出来高810700株 10/21売値 1080円~1100円10/31までの目標株価 950円損切り 1150円越え 【評価】業績 ○テクニカル △需給 △同業他社比 △その他ポイント 今期見通しに対する疑念太陽光発電設置工事を全国展開。先週発表の決算によると前期は大幅な増収増益で過去最高益更新。主力のグリーンエネルギー事業が引き続き好調だった。今期も増収増益を見込み、最高益更新を計画。ただ足元では九州電力が接続量の問題から産業用太陽光の新規買取を拒否。同様の事象が北海道や東北、四国でも発生している。現状大容量の蓄電設備が整わないと技術的に受け入れが難しく、解消のメドは立っていない。また自民党政権になってから特に産業用の太陽光発電は買い取り価格の下げが顕著で、政治的にも逆風下。今後は電力販売事業への参入など、同社自前のメガソーラー活用法を模索していくものと見られるが、その過渡期において今まで通りの成長が持続できるかどうかは大いに疑問が残る。テクニカル的には昨年6月、11月、今年7月高値で形成される三尊天井からの下落局面に。短期的にも25日線が上値に迫ってきていることで、戻り一巡感が出やすい場面。昨年から1150円辺りが下値抵抗線として度々機能してきたが、本日はその水準までの戻りを達成。5日線も明日に割り込んでくるところで、追撃売りのタイミングと見たい。MACDやパラボリックは好転。一方で一目均衡表は三役逆転の形が続いている。ストキャスは割高感を示し、ボリンジャーバンドも-2σの拡大がまだ続いてきていることから、下値余地は拡がるところ。週足でもそれぞれ下落トレンドを示唆。 需給的には昨年4月以降の価格帯出来高が上値のしこりとして残っており、総じて悪い印象。短期的には10/1の出来高を伴った大陰線で一旦は売り一巡の雰囲気が出来たが、先日の決算を受けて16日に急騰したものの、買いの勢いが限定的に。これらの水準を下回ると、またしこり感が強まりそう。信用買い残は差し引き102.8万株で、2月以来の水準まで再度悪化。足元の出来高水準では返済売りはこなせるレベルではある。 予想PERは4.8倍で、同業のサニックス(4651)の2.5倍との比較では割高。PBRも2.6倍で、同1.9倍との比較ではやや割高である。予想ROEは55.2%で同83.1%との比較では低い。ただ上述のように、これらの数字はやや楽観的な印象を拭いきれない。配当利回りは4.6%で市場平均の1.7%との比較では高いが、8月期末一括配当のため今後1年ほど妙味は無い」リクルートHD(6098)は反発。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、上場前日の有料メルマガにて買いで取り上げ。3800円での足踏みとなっていますが、概して強い動きが続いています。連日大体9時半を底値に切り返し、引けで買われて陽線というパターン。特に本日は引けにFTSE指数に連動する投信の組入れで200万株超の買いが入りました。今後も29日にMSCIで718万株、そして来月27日にTOPIXで1507万株の買い需要が発生と推定されています。というわけで当然目標はまだまだ上。また目標達成となり次第、取り上げ根拠を当欄で示します。・・・他にも書きたいことはたくさんありますが、文字数の関係上今日はここまで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月22日
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ローマ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141019.html結局なんだかんだで思ったより列は早く進んでいき、無事出国手続きを済ませた我々は、空港内で土産を買うとアリタリア航空のラウンジで出発まで休むことにしました。ただどこにラウンジがあるのかよくわかりません(・・;)と言うわけでアリタリア航空のサービスカウンターで聞こう・・・と思って行ったのですが、4人の女性職員が私が目の前に立っているにもかかわらず、ぺちゃくちゃとおしゃべりを続けています(・・;)私も1分程待っていたのですが、あまりにも終わる雰囲気が無かったので大きめの声で「excuse me!」と遮って、ラウンジの場所を聞きました。すると気分を害したのか「あっちの方」とぶっきらぼうに指さして、またおしゃべりを続けていました(-。-;)ドバイの時も書きましたが、本当に海外の航空会社はビジネス客であろうと関係なしに対応が悪い!そりゃ経営危機にもなるわ、と心の中で毒づいていました\(*`∧´)/そして、そのラウンジも高級感もへったくれも無い非常に普通の施設。客が大量にごった返していて、座る場所を確保するのも一苦労。地べたに座っているお客さんもいました。食べ物も全然無かったですし、飲み物も種類が少なかったです。トイレもイマイチでしたし、私はもう利用したいとは思いませんね┐( ̄ヘ ̄)┌↓アリタリア航空のラウンジやがて搭乗時間が迫ってきたので、搭乗口へと向かいました。ここの職員も雑で、チケットの半券を千切りもしませんでした。ホンマ大丈夫なんかいな(-。-;)後で「どこから入ってきたんだ」と言われやしないかヒヤヒヤ。そんなこんなで何とか飛行機に乗り込んだのですが、出発時間が来ても飛び立ちません(・・;)どうも機材トラブルがあったようで、緊急整備を行っている様子。最終的に出発が1時間遅れることになりました。うーん、ただでさえあんまり機内で観たい映画が揃っていないのに、こんなところで時間を潰すのは拷問です(-。-;)正直まだビジネスだったのでゆったりできましたが、エコノミーだったら散々でした。そんなこんなでようやく飛行機は離陸。また長躯1万kmの長旅になりますが、私はやっぱりワインで酔っぱらって寝る作戦が通じず、案の定眠れませんでした(T△T)ただ空からの景色は見事で、ずっと窓の外のロシア上空の景色を眺めていました。(つづく)
2014年10月21日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日大幅反発。金曜のNYが大幅反発したことを受けて、ドル円も107円台を回復。それを受けて日経平均も朝方から買い戻しが先行。先週までの急落の鬱憤を晴らすように断続的に買い戻しが続き、後場も一段高の展開となりました。小渕、松島両閣僚の連鎖辞任を嫌気する動きも無く、500円を超える大幅な反発で15100円台を回復。値上がり銘柄1802は過去最大の全面高に。売買高は23億株台、売買代金は2.3兆円と商いはやや落ち着きました。投資判断は「やや買い」。今月に入ってから「一体どこまで下げれば気が済むんだ」というような展開が続いていましたが、ようやくの本格反発は今年最大の爆発力を見せました。前回「タイミングさえ合えば15500円くらいまで一気に1000円高する場面はある」としましたが、まず第一歩としては大成功でしょう。チャート的にも8月の急落時のように、先週末の大陰線がいわゆる「陰の丸坊主」に近いもので、出来高も膨らみ陰の極を示唆。今回の急落でたくさん窓を開けて下げてきましたが、とりあえず一番下の窓は埋め、2つ目の窓も埋めにかかる動きで200日線にタッチしてきました。一方でTOPIXの方はまだ余地があり、これで戻りの限界ということも無いでしょう。ストキャスが週足でも日足でも割安感を示していますから、リバの動きもまだまだ行けると思います。「売り方の損失回避の買い戻し」と、この反発局面を改めて取りに行く「持たざるリスク」といった二つの「買わざるを得ない状況」が今日の大幅高を演出しました。ですから、この戻り場面は押し目を待つことなく、積極的に買い向かう場面にあると思います。唯一のリスク要因はエボラの拡大かも知れません。こればかりはなかなか収束も難しいでしょうし、現在も拡大進行中なわけですから、引き続き気になるところではあります。もう拡大していくことは前提として、株式市場がいつこの悪材料に飽きるのか、そこを見守るしかありません。空売り比率はこれだけの上昇局面においてもまだ32.8%と高い水準を維持しています。まだ売り方の息の根が止まったわけでもありませんから、引き続きタービュランスな展開は続いていくものだと思います。本日は昨年6月10日以来の上げ幅となりましたが、これは昨年5月の急落以後の戻り場面でした。その週の週末にはもう一度底を付けに行く動きにはなったものの、そこでふるい落としが完了。以後年末まで続く長期上昇トレンドへと発展していきました。追証を立て続けに発生させていく売り方にとってのボーナスステージは一旦終わりましたから、いずれにせよ先週までのような急激な下げはもう無いと、こちらの方は収束宣言しても良いでしょう。まだ下を見る場面はあるのかも知れませんが、時間軸を長めに見れば今の水準はやはり目を瞑って買っておくべきタイミングだと思います。やはり14000円を割り込んでしまうと今年の安値を更新することにもなりますから、さすがに日本政府も「アメリカのせいだ」といつまでも超然とはしていられません。それが週末のGPIFによる日本株運用比率引き上げの話が出てきたことにも繋がっており、今後もリップサービス的なものが出やすい環境と言えそうです。新興市場は「やや買い」。本日は各指数共に堅調。ただTOPIXが4%高と新興市場並のパフォーマンスを出す中で、新興市場の魅力は半減でした。後述のリクルートHDの登場ですっかり流れが変わったFFRI(3692)が復活となり、その他ミクシィ(2121)やサイバーダイン(7779)といったわかりやすい人気株が買われました。ようやく追証発生売りの連鎖が止まったことで、こちらはこの辺りが大底と言ってしまって良いような感じです。今世界の唯一の懸念とされるエボラもあまり関係無い銘柄が多いですし、為替も影響が薄いです。決算発表もしばらく後ですから、全般的に買い安心感があると思います。【ポートフォリオ銘柄】WOWOW(4839)は大幅反発。ずっと横ばい推移を続けてきた4400円どころを下抜けてしまったことで金曜は投げ売りが出ましたが、本日は全体地合に合わせてきちんと反発してきました。昨日からいよいよ織田裕二主演、池井戸潤原作のオリジナルドラマ「株価暴落」が始まりましたが、丁度良いタイミング(?)だったのかも知れません。ところで錦織効果による契約者数増効果も勿論ありますが、同社の売上の1割はテレマーケティング事業で、同業のもしもしホットライン(4708)が決算予想を大幅に上方修正。それを受けて本日はこれだけ全面高の中でも更に値上がり率上位にランクインしてきましたが、業界環境の良さが改めて確認できたものと思います。30日発表の同社の決算にも注目。さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはファーストリテイリング(9983)です。先月までは売りで見ていましたが、今月以降は買いで取り上げます。ご存じユニクロを運営する会社ですが、9日に発表した決算によると今期は大幅な増収増益を見込んでいます。前期が悪かった分の反動もありますが、海外を強化して、海外の需要を取り込んでいく計画。国内でユニクロというと未だに安かろう悪かろうのイメージを持つ人も多いと思いますが、海外ではH&Mやフォーエバー21並のブランド力を獲得しており、支持を集めています。実際私がシンガポールに行った際にも並んで店舗を構えていましたし、特に中国系の人に人気が高く、基幹店の銀座などでも訪日外国人客の需要を取り込んでいます。なので、為替の円安基調は一般的には原料高に繋がるはずですが、同社の場合は海外利益の増加に繋がるという点でプラス寄与してきます。国内需要が消費増税などを控えて伸び悩む中で、海外でシェアを獲得していくという方針はやはり強いでしょう。また、今回は需給面で特に注目しています。と言うのは、以前も言及したように、今後裁定買い残の積み上がりによって株高局面を想定しているからです。その際、指数寄与度の高い同社のような銘柄は買われやすいと見られます。ちなみに来月25日からはJPX400の先物がスタートします。正直これがどの程度普及するのかはわかりませんが、多かれ少なかれ日経平均先物のシェアをそちらに奪われるのは間違いないでしょう。そうなってきた場合、従来のように同社株で指数を操る、といった芸当は妙味が薄まります。であれば、残り一ヶ月で最後の一稼ぎを狙ったトレードを仕掛けてくる向きもあるのではないでしょうか。チャート的にはこの相場急落局面でも38000円の高値圏をしっかり維持。200日線も既に明確に上抜いていますし、3月以降の戻り高値水準38000円台後半を上抜ければ、昨年末の高値水準を目指しやすいと思います。信用残高を見ても大幅な売り長が続いており、足元地合の戻り局面では売り方の買い戻し圧力も期待できます。目標株価は昨年5月からの高値水準である45000円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】リクルートHD(6098)は大幅続伸。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、上場前日の有料メルマガにて買いで取り上げ。ひたすら「強い」という動きになっています。時価総額2兆円超の銘柄がこれだけ回転を利かせていることで、全体相場に好影響を振りまいています。寄り付き前の気配値段階で3980円までありましたから、本日はそれくらい行くというサインかと思いましたけど、そこまではさすがに行きませんでした。ただ連日引け間際に大きく買われます。引け間際に買われるというのは平時では考え辛く、後場は普通デイトレーダーの手仕舞いが出るものですが、現在は機関投資家以外空売りできないので、売り方の買い戻しの割合は小さいです。要は「その日のうちに買わなければ(買い戻さなければ)いけない筋の存在」を示しています。最近の橋本総業(7570)やかつてのコタ(4923)の時もそうでしたが、どんなに流動性が普段低い銘柄が、どんなに過剰に買われ過ぎて高値を更新していても、ある時点で買わなければいけないパッシブ投信は買わないといけませんから、それまでどんどん先回り買いが入り高値を取っていきます。これは無条件に強いです。その存在が前回も書いたように、各種指数組入イベントだと言えます。みずほ証券では、22日にFTSEで260万株、29日にMSCIで718万株、そして来月27日にTOPIXで1507万株の買い需要が発生と推定。合計すれば本日の出来高以上の買い需要があるということです。これだけを手当てしようとした場合、実は手っ取り早いのはロックアップの解除。一般的なIPO銘柄には大株主が簡単に売れないように半年間ロックアップをかけていますが「公開価格の1.5倍を付けたら解除」などと例外規定も存在します。素直に考えれば、今はほぼ上場来高値なので、2.2兆円近い時価総額の銘柄に関わっているほとんどの投資家が利益を得ています。なので、このまま1.5倍までは大口の売りが出ないというのであれば、ロックアップ解除ギリギリまで上値余地があると言えます。逆に仕込む必要があるなら、さっさとロックアップを解除させて、大きな売り玉を確保する、という手もあります(極論すればパッシブ系の投信にとって必要なのは市場価格と投信を連動させることであって、安く買うことでは無い)。ですからPERが高いとか、大型株で成長性が無いとかは二の次の話。買いたい人がいれば上がっていくのがオークション方式で値が付く株式市場の「ルール」なわけですから、今は需給の良さが最大の買い材料と言えます。2兆円超の時価総額であろうと、上場時の市場流通株券は2100億円強でした。それが高値更新で益々売る必要が無くなり流通量が減っているわけですから、この巨体の時価総額を動かすのも、表面的な数字よりも小さな力で済みます。というわけで当然目標はまだまだ上。また目標達成となり次第、取り上げ根拠を当欄で示します。・・・他にも書きたいことはたくさんありますが、文字数の関係上今日はここまで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月20日
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ローマ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141008.html翌日。その日はローマ最終日でした。最終日と言ってもお昼の飛行機で帰るので、もう観光はありません。いつものように朝食を採り終えると、もうガイドさんがロビーまで迎えにきてくれていました。ちなみにガイドさんの名前はミケランジェロさん。ものすごく大御所なお名前(?)です(;^_^Aそのミケランジェロさんはイタリア人男性とは思えない程(?)落ち着いて、冷静さを持ち合わせている印象の方でした。あまり無駄に話しかけてきたりせず、日本人には安心な適度な距離感を持って接してくれます(;^_^Aそんなミケランジェロさんにホテルのロビーで記念の集合写真を撮っていただくと、用意された車に乗り込んでダヴィンチ空港へと向かいます。その日は雲りがかっていましたが青空が鮮やかな朝。あぁ、ローマよさようなら(T△T)また逢う日まで。空港に到着すると、搭乗手続きはミケランジェロさんが全てやってくれました。どうもパスポートを自分でスキャンしないといけなかったり、空港が広いのでカウンターの場所がわからなかったり、多分初めてだったら大混乱だったでしょうね(××)旅行会社に頼んで正解でした(^_^)/その道すがら、ミケランジェロさんが手に持っている袋にふと目が留まりました。袋には「靴下屋」と書いてあって、タビオでお馴染みの日本の靴下専門店の袋。「あれ?靴下屋ってローマにもあるんですか?」と聞くと「ははっ、まさか」と冷静に言われました。日本語の堪能なガイドさんだとは思いましたが、「まさか」なんて日本語で返してくるとは思わなかったので、私はそこにビックリでした(;^_^A日本の靴下屋に行った時に靴下を買ってゲットしたんだとか。靴下屋の袋はやや縦長のビニール袋ですが、これが折りたたみの傘を入れるのにジャストフィットで丁度良いのだとのこと。何とまあこんな所にもクールジャパン!買い物袋にまで日本製が選ばれたのは、日本人として誇りに感じました(;^_^Aちなみにタビオはイギリスとフランスにも出店しています。タビオさん、ローマも進出するチャンスですよ(^_^)/手続きを済ませて出国ゲートに向かうと、ものすごい長蛇の列(・・;)さすがは観光都市ローマの空港です。ただこの日の列の長さは沈着冷静なミケランジェロさんも驚きだったようで「信じられない(××)」と繰り返していました。様々な人種の人々がズラッと並んでいました。中には私が先月行ったドバイ免税店の袋を下げた人も。しかし並ばないと日本に帰れませんから、意を決して列に並ぶとミケランジェロさんとはここでお別れしました。(つづく)
2014年10月19日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続落。前日のNYは新規失業保険申請件数が低水準だったことなどを受けて、引けにかけて戻す展開になり、ほぼ変わらずの着地。それを受けた日経平均は、寄り前の外資系証券の注文動向がわずか10万株ではあるものの14営業日ぶりに買い越しに転じてきたこともあって、朝方は買いが先行。ただ間もなく上値が重くなり前日終値を挟んだ値動きに。衆議院で黒田総裁が登場すると一時仕掛け的な円売りが入ったものの、その後「(消費増税が)万一先送りされ、財政への信認が失われば対応が極めて困難」と発言したことを受けて売られる流れに。そのまま後場も売られると、週末のリスク回避の動きからじり安の流れになり、結局200円以上下げて安値圏での引けに。一方でTOPIXは安値引けでした。売買高は27億株台、売買代金は2.5兆円と前日よりは落ち着きましたが高水準でした。投資判断は「やや買い」。投資主体別売買動向では先週も外国人がやはり大幅な売り越し。それに果敢に立ち向かっているのは個人投資家と信託銀行という構図でした。今週も同じでしょうが、既に外国人は9月に買い越した分を10月に一気に吐き出してしまったような形です。金曜の空売り比率は35.4%と相変わらず歴史的な高水準を維持。金曜のNYは大幅反発。欧州株(特にドイツ)が大幅反発したことやGEなどの決算が良かったことで、買い戻しが一気に進みました。それを受けてシカゴ225先物は14910円ということで、月曜は大幅な買い戻しが予想されます。一方でまだ油断はできません。木曜夜の先物夜間取引で一時14370円までありましたから、14300円までの下値の覚悟は持っておくべきでしょう。ただそこまでいけば高値からの下落幅が2000円になり、大体年初の急落局面と同じ感じになります。また週足の一目均衡表の雲下限や、遅行線と雲上限、実線との抵抗力などがあるので、一つ節目になります。来週はストキャスにも割安感が出るので、反発のタイミングとしてはお膳立てが出来ています。あくまで覚悟の話であって、どうせ安値で仕込めない以上、押し目買いを入れて黙って推移を見守る姿勢を支持します。それにしても相変わらず日本株の方が売られる展開が続いています。高値からの下落率もTOPIXが12.6%に対して、アメリカのS&Pは9.8%と小さく。先物の売買高も本市場の大証より、CMEやシンガポールでの取引が圧倒的で、り相変わらず好き放題やられている日本市場です。今起こっていることはフラッシュクラッシュでも危機でもありません。高過ぎたから売られた、という自然の下落だと思います。リーマンショックとか欧州危機とか、本質的な恐怖を伴った下げというのは必ず「金融機関の毀損」が恐怖の根っこにあります。ところが、今回の下げは(少なくとも現段階では)「金融機関の毀損」が生じる話はありません。あくまで高くなりすぎた株価や、それまで低かったボラティリティの拡散がVIX指数の急騰という形で表面化してきているだけで「危機」ではありません。VIX指数が高ければリスク回避から売られる、それだけです。なのでダウ公共株指数は高値を維持しています。ダウ公共株指数に関しての解説は下記のリンクに任せます。http://www.bs-j.co.jp/winners/backnumber/back_080112in.htmlここのリンクにもあるように、金融引き締め(金利の上昇)→公共株の魅力低下が本当に実現するのであれば、ダウ公共株指数は下がります。配当の魅力が低下するからです。ところが今はそのような状況にはなっていません。それはすなわち、アメリカの金利引き上げをまだ信じていないからです。実際、足元の経済指標も悪くなっているので、金利引き上げ議論はとりあえず横に置いておく風潮が少なくとも今のアメリカ株式市場では起きています。ですから債券が買われ、金利が低下しています。なので今「QEが終わるから株が売られている」という理屈はおかしいですし、金融危機も(少なくとも現段階では)起こっていません。ですからエボラを理由にした今の株安はどうも信じられないんですよね。信じられないといっても実際に株価は下がっているわけですが、個別では(当然下がっていますし、75日線を割った銘柄もたくさんありますが)指数ほどの悲観度合いを感じられないのです。というわけで、あくまで仕掛け売りが仕掛け売りを呼んだだけの「かりそめの」下げ。タイミングさえ合えば15500円くらいまで一気に1000円高する場面はあると思います。しかし16000円を割り込んだところから「押し目買い」と言っているので私もすっかりオオカミ少年ですが、ガリレオが「それでも地球は回っている」と言い続けたように「それでも押し目買い場面である」と思っています。曲がり屋の私が白旗を揚げるまで下げ続けるのだとしたら日本国民にとって大いなる不幸ですが、14000円を割り込むまで(しかも今の勢いのまま割り込むのであればまだ白旗を揚げるつもりはありません。単なるオーバーシュートだと思うので)は今のスタンス、つまり「やや買い」姿勢は続けます。そもそも私のせいではなくて、下落の大きな要因の一つは安倍さんが円安牽制発言をしたこともあると思います。今頑張っているのは黒田さんだけで、私が前にチラッと「小渕さんの経済産業相ってどうなの?」と書いた不安が、違う形で爆弾になりつつあります。支持率が低下して、また決められない政治に戻りつつあります(そもそもカジノ法案一つすらさっさと通らないのですが)。そんな中で小渕さん辞意の話も本日の日経で伝わってきました。そうなると原発の再稼働が遅れる→日本の貿易赤字縮小が遠のく、との流れから、再度円安に向かう流れができると思います。あくまで短期的ではありますが、株価のプラス材料になりそうな感じです。新興市場は「やや買い」。金曜は高安マチマチ。追証発生売りの連鎖から弱っていた新興市場ですが、一足先にマザーズ指数が反発。東証1部でエボラ関連が反転したことを受けて仕手株っぽいところが買われましたが、ぐずぐずいつまでも上がらない市場に業を煮やして、小型株ではミクシィ(2121)やソディック(6143)と言った、以前の主役が買われました。なお、先週までの主役FFRI(3692)はお役御免に。新興市場は空売りが出来ない銘柄が多い関係上、一旦下げ止まると再度買い方向急伸する可能性も十分考えられますから、引き続き次の底が大底になると見ています。【注目銘柄】リクルートHD(6098)は大幅高。こちらは上場前日の有料メルマガにて買いで取り上げ。その後は地合が悪い中で陽線が一本杉のように凛と立っています。個人投資家のHPなどを見ていると人気の薄い大型株ですが、海外の人材株との比較では割安という声から機関投資家には人気で仮条件の上限で値が付きました。震災当日に上場したカルビー(2229)はその後もずっと上がり続けていますし、こういう地合の中ではコレしかないだろう、と思います。実際に市場もそう受け取ったようで資金を一手に集めています。また、足元で橋本総業(7570)が強いように「最高値更新でかつ買わないといけない人がいる」銘柄はとにかく強いです。同社も今後FTSEとMSCIの早期採用が決まり、みずほ証券の試算では、22日にFTSEで260万株、29日にMSCIで718万株、そして来月27日にTOPIXで1507万株の買い需要が発生と推定、とのこと。正直思った以上に買い数量がしっかりしています。というわけで当然目標はまだまだ上。また目標達成となり次第、取り上げ根拠を当欄で示します。図書印刷(7913)は大幅続落。こちらは7日配信の有料メルマガにて売りで取り上げ。上述のリクルートHD上場に絡んで含み益を材料に買われたのであれば、アリババ上場後のソフトバンク(9984)のような下落に見舞われると見込みました。そんなわけで取り上げ根拠を以下に記します。「凸版印刷(7911)系の中堅出版。教科書などに強み。今期は増収増益の見込み。ただ第一四半期は減収で赤字幅が拡大。景気は回復基調にあるものの、企業の広告媒体が紙からネットに移ることで、商業印刷の減少が響いた。元々教科書の販売が下期に偏ることから上半期は赤字見通しではあるが、先行きの厳しさが滲み出る内容。足元では保有株であるリクルートHDの上場による含み益顕在化をはやして買われてきたものの、上場実現が近づくにつれて出尽くし感が出てくる。元々国内出版最大手のリクルートとの取引関係上売却も容易ではなく、含み益は絵に描いた餅に。テクニカル的には75日線を本日回復してきたものの、9/11の大陰線を付けて以降陰線の出現が目立つ流れに。本日の急騰で下方に窓(490円~496円)も開けてきており、また6月以降520円辺りに一定の抵抗力が見られることから、戻り売りの場面と見たい。MACDは明日にも好転の見込みでパラボリックは好転済。一方、一目均衡表は雲のねじれ部分が迫っているところで、遅行線が雲上限に達しており、下支えの弱いところ。ストキャスは好転しているものの、ボリンジャーバンドは-2σが拡がっていることで、下値余地がある。需給面では9月に96年以来の高値水準となったものの、高値形成後に出来高を伴った大陰線を付けて需給バランスが崩れた形。本日も急騰で窓を開けたところで出来高を伴った陰線になっており、短期的な需給も悪い格好。信用買い残は差し引き359.3万株で、昨年の上昇開始以後で最高に。日々の出来高との比較では返済売りが重石になる水準。予想PERは86.7倍で同業の共同印刷(7838)の12.1倍との比較では割高。PBRも1.1倍で同1.0倍との比較では割高である。ただリクルート株の含み益を資産としてカウントすれば、PBRは大幅に低下する。予想ROEは1.3%で同8.4%との比較でも低い。配当利回りは0.4%で市場平均の1.6%との比較でも低い」一応既に利食い終了となっていますが、長い目で見れば今回のリクルート上場前程度の株価200円を目指す流れになっていると思います。当然空売りも多く入っているので適宜「振るい上げ」は出てくるとは思いますが、敢えてこの銘柄が買われる理由は無さそうです。・・・他にも書きたいことはたくさんありますが、文字数の関係上今日はここまで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月18日
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ローマ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141008.html港に戻って久しぶりの陸上行動。既に2時を回っていましたが、お昼をカプリ島の丘の上にあるレストランで食べる段取りになっていました。そのレストランの時間があるのでガイドのアントニオさんは焦っていたようで、電話で一生懸命調整をしていました。それでさっきボートに乗るにモタモタしていたら、あんなに怒ってたんですね(;^_^Aともあれそんなアントニオさんのお陰で昼食を食いっぱぐれずに済んだ我々は、用意されていたマイクロバス2台に乗り換えて、一路レストランへと向かいます。カプリ島は小さな島ですが、その分勾配がきつく、ケーブルカーも通っています。高台まで上ってくると、眼下に広がるのは青い海。いやー、さすがは南欧随一のリゾート地です(^_^)/レストランに到着し、ようやく昼食。テーブルは大きなテーブルが二つと4人掛けな小さなテーブルが我々のために用意されていました。私たちは丁度4人だったのでその4人掛けのテーブルを選びましたが、残りの皆は二つのテーブルにそれぞれ分かれて座りました。そうしたら自然に先ほど見た青の洞窟の感想を、一緒にワイワイ興奮気味に話し合っていました。私たちは何となく疎外感・・・(-。-;)うーん、大きいテーブルの方にすれば良かった・・・(T△T)ともあれ料理はラビオリとかカプリ島で採れた魚などが出てきました。さすがにお腹も空いていたので、どれもやはり美味しくいただきました(^_^)/で、ご飯を食べた後にトイレに向かうと、トイレの前に一人の老婆が座ってチップを要求するかの如く、小銭がたくさん入った皿が前に置いてありました。よくシステムが理解できないので、私は何となく素通りして用を足しましたが、特に何も言われませんでした。女の人は適当に小銭を出していたようですけど。うーん、未だにアレは何だったのかよくわかりません┐( ̄ヘ ̄)┌そうして昼ご飯を済ませると、またバスで港まで戻り、後は帰りの準備。高速船の出航までは時間があったので、お土産物色の自由時間でした。で、カプリ島と言えば、私は知らなかったのですが、カプリウォッチで有名とのこと。確かに港にも大きな看板が出ていたり、バスの車体広告もカプリウォッチ一色でした。カプリウォッチとは文字盤に宝石をちりばめたようなデザインで有名な人気ブランド腕時計ですが、カプリ島がセレブの避暑地ということもあって、一気に人気化したもののようです。丁度去年から日本でも買えるようになったそうですが、それまでは現地でしか買えない希少性がありました。また、日本で買うと倍くらいの値段になるそうです。↓カプリウォッチのサイトhttp://capricapri.net/と言うわけで、やはり我々のパーティの中にも買っている若い女性が居て、皆でうわーっと取り囲んで羨んでいました。まさにセレブ気分(;^_^A庶民の私たちは「旅の開放感で散財してはいけない」と心の中で10回唱えて、普通に絵葉書を買ったり、レモンチェッロというイタリアのレモンのお酒を買ったりしました。そんなこんなで高速船に乗ってナポリに戻りました。ちなみに高速船の中で外人さんはスマホでどんな暇つぶしをしているのかな、と横目でチラッと見てみましたが、やっぱり日本人と同じようにパズル系のゲームをして過ごしていました。皆一緒ですね(;^_^Aやがて高速船から降りると、またポンペイ観光組と合流し、アントニオさんとはここでお別れ。バスでまた3時間かけてローマに戻りました。行きで寄ったドライブイン的なところでお土産と晩ご飯用のサンドイッチを買い込んで、ホテルに戻って食べました。2、3分の感動体験のために一日中、計13時間のツアーで疲れた我々は、ぐっすりと寝るのでした。(つづく)
2014年10月15日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日大幅続落。連休中のNYは連続で大幅安。昨日はエボラ出血熱がアメリカ国内での感染、またドバイ発のエミレーツ航空の乗客がエボラっぽい症状が出たことで、引けにかけて一気に売られた模様。アルゴリズム取引で設定された売り検索ワード「エボラ」が発動したとの説もあり、航空株中心に売られました。S&Pも200日線を割りこむ流れに。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。早朝にドル円が106円台に突っ込んだこともあって早速15000円を割り込むと、その後は15000円を挟んだ攻防に。そして上述のエミレーツ航空の乗客がエボラでは無かった、ということが伝わると、買い戻しの動きが出てきました。ただ後場は追証の投げ売りなどを交えて再度売り込まれると、そのままジリジリ売られ反発力も無く。再度15000円を割り込むと、ほぼ安値圏で引けました。8/8の急落以来の15000円割れに。9割の銘柄が値下がりする全面安で、TOPIXは8月の安値も割り込んで6月以来の安値水準になりました。売買高は27億株台、売買代金は2.7兆円弱と、先週のSQ並の盛り上がりでした。投資判断は「やや買い」。相変わらず需給が悪い状況が続いており、本日の空売り比率も36.5%と過去最高を更新。しかも前回に更新した3日に比べて売買代金は増えて株価水準も下がっているのですから、その勢いの強さは一段と増している格好です。需給要因という面では16日上場のリクルートHD(6098)上場に対する換金売りもあります。時価総額がドコモ(9437)以来の1.7兆円規模ということでその巨大さがわかりますが、市場からの資金調達額は2000億円強ですから、そんなに無茶苦茶需給を崩す要因にもならないような印象もあります。それを言うならむしろアリババの方がアメリカ株の需給を崩して、そのとばっちりが日本にも波及している感じです。結局アリババ株は85ドルの最安値を付けてきており、資金の回転を鈍らせています。誰かが「外国人投資家はアリババ株で益出しをして、為替も含めた日本株の損切りと損益を通算させることで、決算に向けたポジション調整をしている」と解説していましたが、確かにそういう投資家もいるでしょうけれど、本流ではない感じもします。今まで需給を下支えしてきたGPIFの話もトーンダウンしていますし、なかなか入り方が難しいところです。ただ需給悪要因のうち、とりあえず俗に言うヘッジファンドの45日ルールの通過とリクルートHDの上場は今週ですから、いずれにせよまず第一発目のリバのタイミングは今週に来ると見ています。追証が出始めたという話もありますから、個人的にはここから空売りを仕掛けるよりは、リバ狙いの買いの方が入れやすいと思っています。騰落レシオは個人的にはあまりアテにはしていませんが、一応4月以来の75%台にまで低下しており、底入れが近いことを示唆しています。また、国内外共にこれから決算シーズンに入っていきますが、日米共に決算数字は良いものが見込まれているので、本格化してきた際に個別では売り込み辛くなってくるものと思います。ですから、売り方の気持ちに立てば、今が売り仕掛ける最後のチャンスとも言えます。ドル円に関しては110円に達した直後から反転下落していますが、典型的にFX投資家にわかりやすい「チャートのみの」値動きになっています。こういう値動きには持続性が無く、大天井を売ったとは考えにくいと見ています。ですから、ドル円に関しては遠からず110円を再度クリアしていく動きになると見ています。しかしアルゴ取引は厄介で、上述したように「エボラ」という単語がニュースに出ると自動的に売り仕掛けるように出来ているようですが、引け後も「ドイツの国連職員がエボラ感染で死亡」と17時47分のロイターで報じられると、その瞬間から円が買われ先物も一気にマイナスになりました。それに抗うだけの買い根拠を持ち合わせていないという現状の方がより厄介なのかも知れませんが。そのマイナスに過剰な知覚過敏指数とも言うべきVIX指数は20ポイントを2月以来初めて越えて、一層パニック度合いが増しています。これが景気減速を見越した本質的な売りではなく、人間固有の心理状態とも言うべきパニックが呼んだ売りなのであれば、やはり良い押し目買いの機会を提供してくれているものだと思います。新興市場は「やや買い」。本日は各指数共に軟調。引き続き追証発生などにより、一部の銘柄では投げ売り感が出てきている印象です。引き続き唯一の逃げ場が直近IPOのFFRI(3692)のみの状況で、蜘蛛の糸は一本のみという感じ。ただ一方で新興市場銘柄は空売りが出来ない銘柄が多いので、売り仕掛けというのは喰らいにくいところです。今は需給が逆転しているので一方的に売られますが、一旦下げ止まると再度買い方向急伸する可能性も十分考えられますから、引き続き次の底が大底になると見ています。ちなみに本日引け後にはウエストHD(1407)が本決算を発表し、今期見通しも強気の増収増益を出しています。「経済産業省が大規模な太陽光発電施設の新規認定を一時停止することを検討」と伝わり、サニックス(4651)やNPC(6255)などの太陽光関連株が本日も売られましたが、この買取停止問題に対しては九州電力(9508)管轄以外の接続可能地域での営業に注力したり、保守管理などに力をいれるとのこと。数字だけ見れば明日反発狙いで買われても良さそうな内容ですが、この方針にどれだけ説得力があるかは微妙です。少なくとも一ヶ月程前に比べて状況は悪くなっているわけですから、上がったところでも戻り売り圧力が強そうです。そして明日はこのウエストHDが投じた一石が他の太陽光関連株にどう影響するかに注目です(少なくとも執筆現在のPTSではあまり買われておらず、個人投資家も判断が難しい様子)。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続落。全体地合が悪い中で、メガバンクも当然のように売り込まれています。ただアメリカでは今晩JPモルガンやシティなど金融株の決算が出てきますが、事前予想では前期が悪かった分、改善幅が大きくなる見込みです。その辺りを受けて、明日反発のきっかけを掴めるかどうかに注目。KNT-CTHD(9726)も続落。地合が悪いこともありますが、エボラ出血熱の拡大によって本日は空運株や旅行関連株に逆風。厳しい流れが続いています。国内旅行も台風などの災害がネガティブで、訪日外国人などの推移をまた確認してみたいところです。酉島製作所(6363)も続落。800円割れ寸前の値動きに。「中国、投資促進へ水事業に民間資本誘致」という報道が出ましたが、特段水関連株の刺激材料になることはありませんでした。ただ、引き続きアジアでの水処理ビジネスはインフラ設備需要が旺盛ですから、やはり事業環境は良いと思います。10月に入ってからの下落が急ですし、いい加減底打ち感が出ても良さそうですが。http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKCN0I30AI20141014【注目銘柄】ブロッコリー(2706)は大幅反落。ただ朝方は買われ、寄り付きから5%以上高くなる場面もありました。ゲーム株、クールジャパン株としてボラの大きい同社ですが、10日に出た有価証券報告書を見ると、数百億の資産を持って最近は株式投資から遠ざかったと見られていた最強個人投資家BNFこと小手川隆氏が4.2%の保有で大株主に名前が挙がってきました。まあここから彼が買い増す可能性は5%ルールなどもあって低いでしょうが、瞬間的には短期資金の注目度を集めた格好に。今後の株価推移にも注目です。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月14日
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ローマ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141008.htmlそんなこんなで焦らしに焦らされまた数十分が経過。ようやく我々にお鉢が回ってきました(^_^)/船の周りに手こぎボートが集まってきます。ただ、案外ふいに順番が回ってきたので、我々の中でどういう順番で乗り込むか決まっていませんでした。お互い顔を見合わせ「お先にどうぞ(;^_^A」とか「いやいや、我々は二人だから、もう二人どなたか一緒に乗りましょう(^^)」などとごちゃごちゃ言っていました。するとガイドのアントニオさんが突然「何やってんの!?早く!早く!!\(*`∧´)/」と手を振り回して怒ったように急かします( ̄Д ̄;;南欧独特の感情の起伏でしょうか(・・;)じゃあ、という感じで我々4人が乗り込もう・・・と思っていたら、先に別のグループが乗り込んでしまいました。じゃその次に乗ろう・・・と思って船先で待っていたら、今度は我々の後ろの方に横付けられたり、逆側の舷に横付けられたりして、次々他の人たちが乗り込んでいってしまいました(・・;)結局ぐだぐだ感満載で、我々は一番最後に(-。-;)そんなこんなで無事我々4人が手こぎボートに移乗すると、洞窟の入口へと向かいます。漕ぎ手は中年の男性でしたが「オー・ソレ・ミオ」的な民謡を歌いながら漕いでいました。そして注目の洞窟への入場。入口が近づくと「寝そべって」と促され、皆ボートの底に寝そべります。そして船頭さんも勢いよく最後の一かきをして、同じように姿勢を低くします。そうすると我々の目の前を洞窟入口の岩が通過していき、さっきまでの南欧の日差しから真っ暗な世界へと瞬時に切り替わりました。やがて船頭さんに肩を叩かれ「起きあがって見てみろ」と言われます。ゆっくり起きあがった目の前に拡がるのは・・・うわーっ、見事な青色の世界!青色の中でも透明感があって、最も上質な青色です!!(^_^)/サファイアを溶かして液体にしたような、そしてその上を漂うような幻想的な感覚に包まれます。洞窟の天井も海面の色が再反射して、微妙に青みがかっており、自然が生み出した一級の芸術品の鮮やかさに言葉を失います。これは一見の価値がありますよ(^_^)/散々焦らされたので、余計にその希少性が高まった分もありますが、非常にロマンチック度は高いスポットです。洞窟内は狭く、ぐるっとゆっくり一周回って滞在時間はわずか2~3分ですが、実に貴重な体験でした。やはり写真で見るのと実際に見るのでは大違いですね。しかし全く余計なお世話ですが、そろそろ「青の洞窟」というネーミングは止めて、もっと格好いい横文字の名前にした方が良いような気がします(-。-;)せめて「ブルーケイブ」とかにしないと、私最初「青の洞窟」って聞いて単なる青色の苔生した洞窟をイメージして、こんな綺麗な景色が見られるとは思いませんでしたから(;^_^A洞窟内では4艘くらいのボートが円周を描いて回航し、順番に外に出て行きました。完膚無きままにその美しさにやられた我々は、また船頭さんの指示通りボートの底に寝そべると、入口から出て行きました。また南欧の目が眩むような強い日差しの下に戻ってきて、現実に引き戻されたような感覚になりました。無事外に出ると船頭さんはやや大げさにポパイのようなガッツポーズのパフォーマンス。それに拍手で応じる我々(^^)そしてチップを手渡すと小舟に再移乗しました。我々が乗り移ると軽く挨拶して、すぐに離れていき、次の客を迎えに行きました。何と言っても8日ぶりの書き入れ時ですから、回転良くやっていかないといけません(;^_^Aそんなこんなで全員無事青の洞窟を堪能できたので、船は港に向けて戻りました。(つづく)
2014年10月12日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続落。前日のNYが大幅安だったことを受けて、朝方から売りが先行。SQ値が15300円弱の水準で決まると、その後はSQ値を挟んで一進一退の展開が続きました。前日に好決算を発表したファーストリテイリング(9983)のみ孤軍奮闘する形で抗いきれない感じ。ただ3連休を前に、引けでは売り方の買い戻しが出て下げ渋りました。ここまで唯一プラスを続けてきた水産業もマイナスになり(と言っても実質日本水産(1332)が上げていただけでしたが)、また全面安に。引けでは15300円は維持したものの、9月安値を割り込んで引けました。売買高はSQで膨らみ28億株に、売買代金は2.7兆円弱でした。投資判断は「やや買い」。金曜のNYは半導体株が売られNASDAQが2%以上の急落。それを受けてシカゴ225先物は15045円となっており、とりあえず体育の日のアメリカの動きも見てみたいところですが、アメリカも月曜はコロンブスデーで債券・為替市場がお休みですから、やや薄商いが想定されています。ですから、大体火曜も弱いスタートという認識で良さそうです。16000円を超えてから投資判断を「やや買い」に転換しましたが、そこからまたあざ笑うかのように下落が止まらなくなっています。すっかり曲がり屋になってしまいました。やれやれですね。結局ヒンデンブルグオーメンが炸裂中という感じですが、相変わらず日本の方がダメージ大きく10月に入ってから早くも1000円の下げ幅。ドイツの株価は三尊天井から非常にわりやすい下落になっているのですが、肝心の日本の方がトリッキーです。特に今週は週初に「ストキャスも割安だし、今週は反発するのでは」としましたが、需給要因から一貫した下落になりました。結局一目均衡表の雲も割り込んでしまい、木曜出現の「包み陰線」も転換点にならず素直な下落。一層チャート的にも悪化している感じです。イメージとしては丁度9ヶ月前、すなわち昨年末に高値を付けた後の下落に似ています。ただあの時はTOPIXはむしろ下げ渋っていましたが、今回はむしろTOPIXの方がきつい下げになっています。日経平均の方は円安の恩恵を受けやすい銘柄が多いことや、指数寄与度の高いファナック(6954)、ファーストリテイリング(9983)が好決算を背景に健闘していることが支えになっています。気になる空売り比率に関しては金曜も33.7%という高水準になっています。これは前日の36.2%に比べて落ち着いたなー・・・という意味ではなく、SQで本来は空売り比率が減少する(分母が大きくなる)ので、これはむしろまだ前日並の高水準が続いているということです。先週の投資主体別売買動向や寄り前の外資系証券の注文動向からも外国人が売ってきているのも明らかですし、これらの状況証拠をどう判断するかですが、やはり足元の下げは需給要因という言葉に尽きるでしょう。それ以外は特に目立って先月末に比べて変化はありません。エボラや香港のデモなどは未だ解決が見えませんが、相場に対するインパクトは沈静化してきていますし、そもそも元々相場の転換点を決定付ける程の悪材料でもありません。IMFが世界の成長見通しを引き下げた、という話はありますが、将来の成長性は本来「株価の方が先に織り込むべき内容」であって、IMFが引き下げたからから株価が下がる、というのは順番が逆です。実際、みずほ証券の調べによると過去5年間IMFが下方修正したら株高になり、上方修正したら株安になる逆張り傾向があるとのこと。これは格付け機関のように「ここまでの結果を見て現状に合わせた判断」をする他無いからでしょう。また、もしそういう結果が出たのであれば、各国政府は座して経済成長の鈍化を待つわけはありませんから、今後の政策対応期待も高まります。足元頑なに緊縮財政を続けるドイツに積極策が、また我が国にも追加金融緩和という(実際にやるかどうかは別として)「期待感」が高まることで、株価面ではピークアウト感が出やすいものと思われます。丁度アメリカが財政危機から政府閉鎖になった後、株価が上がりやすいのと同じです。またアメリカでは10月決算のファンドが多いため、例年10月は下落しやすい月としても有名です。結局今年もその轍を踏んだわけですが、いわゆるヘッジファンドの「45日ルール」も来週早々には通過してくるので、いい加減決算シーズン入りからの業績相場に見方が変わってくる頃合いだと思います。そんなわけで本来であれば9月安値を割り込んだ時点で投資判断を引き下げ、と言いたいところですが、イメージとしては8月急落時のSQ通過後からのジワジワ反転相場をイメージして、引き続き押し目買いスタンスで見ていきたいところです。一つ気になるのはダウが節目の200日線を割りこんでしまったこと。2月と8月の下げ局面では200日線で下げ止まっており、今回もここが一つの節目にはなりそうですが、8月に支えられてからそれ程日が経っていないので、今回は本当に下げ止まるかどうかは微妙です。ただここにきてダウ公共株指数が案外しっかりしており、本質的にはまだ大丈夫なのかなとも思います。三尊天井になったら厄介ですが。http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=UTIL:INDまた最近は円安牽制発言も出てきたり、GPIFの運用比率変更の話が先送りになったりとすっかり株価を支える気が無くなったような安倍政権ですが、支持率と株価がリンクしているという本質的な点を考慮すれば、決して疎かにはできないものと思います。新興市場は「やや買い」。金曜は各指数共に軟調。ネット証券によると遂に追証発生件数が急増したということで、一部の銘柄では投げ売り感が出てきている感じです。今までは地合が悪い中でもJASDAQの値上がり率ランキングでは軽量級の株が急騰して資金の受け皿として機能していましたが、5%越えの銘柄もグンと数が減って、しかも超軽量級の受け皿としては力不足の銘柄しかありません。一方、値下がりは5%越えがザラにあります。唯一の逃げ場が直近IPOのFFRI(3692)のみ。前日にグリー(3632)がLINEとの共同会社設立を発表して買われましたが、他のゲーム株には波及しませんでした。ともあれ追証発生の投げ売りはまた新たな投げ売りを呼びますから、もう一発下げ局面が出るのが定石です。そこまできてようやく陰の極となりやっと需給が改善するのだと思います。例年JASDAQは10月~12月に底を打ち、その後半年程上昇相場に入りますから、次の底が大底になる可能性が高いと見ています。【ポートフォリオ銘柄】船井電機(6839)は続落。金曜引け後にストックオプションの発行内容確定が出てきました。前月の下落はこれの値決めに対する売りも相当程度あったと思いますが、価格算出期間が終わっても特に反発の雰囲気が無いですね。話題の「CEATEC JAPAN」も終わってしまい、主戦場アメリカの下落も気になりますし、現金比率の大きさだけが材料ではちょっと頼りない感じです。【注目銘柄】MonotaRO(3064)は反落。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、9/25より有料メルマガにて売り銘柄として取り上げ。円安デメリット銘柄として、足元の円安進捗が逆風と見ました。その後一貫した下げ基調が続きました。それで既に利食い終了となりましたが、前回文字数オーバーで取り上げ根拠を掲載できなかったので、以下の通り挙げておきます。「▼MonotaRO(3064) 東証1部 売買単位100株2777円 出来高229000株 9/25売値 2790円以上10/10までの目標株価 2500円損切り 2875円超え 【評価】業績 ○テクニカル ×需給 △同業他社比 △その他ポイント 円安の逆風 主に工場用資材のネット通販。今期も増収増益で過去最高益更新の見込み。中間決算でも増収増益は確保しているものの、利益率は低下に。広告宣伝費をかけたことで新規顧客は増加したものの、その分利益を圧迫した。8月の月次でも前年同月比で21.6%増と成長自体には文句の付けようは無いものの、為替が再度円安方向に振れていることで、仕入れコストの上昇懸念が高まっている段階。景気回復期待感を背景にした売上の増加は折り込み済みで、今後のコスト上昇には神経質にはならざるを得ない感じに。 テクニカル的には75日までの移動平均線を下回り、上値が重くなっているところ。また75日線と25日線のデッドクロスが近づいていることで、一段と上値が重くなる頃合い。 MACDやパラボリックは暗転。一目均衡表も遅行線が厚い雲の中に入り込んで、雲下限まで距離があり下値余地が大きいところ。ストキャスは次第に割高感が出てきており、ボリンジャーバンドは-2σが拡大していることで、下値余地が拡大しているところ。週足でもMACDやパラボリック、ストキャスが暗転していることで、トレンドは弱い。 需給面では長期的には上場以来右肩上がりが続いており総じて良い流れ。ただ中期的には昨年5月の高値以後は2000円~3000円のボックス圏での推移となっており、現状は高値→安値に向かう流れ。短期的にも12日に出来高を伴って陰線を付けたところを下回っていることで、上値にしこり感。信用買い残は差し引き約7.7万株で、日々の出来高で返済売りがこなせないレベルではないものの、7月以降は少しずつ取り組みが悪化している。 予想PERは67.0倍で同業のアスクル(2678)の39.9倍との比較では割高。PBRは20.4倍で同2.4倍との比較では割高である。予想ROEは30.4%で同5.9%との比較では高いものの、配当利回りは0.5%で市場平均の1.6%との比較では低い。 売値は本日の寄値辺りまで引きつけるところで。目標は200日線の辺りに。損切りは25日線を上回る2875円超えで」そして金曜は引け後に9月月次を発表。前年同月比34.4%の増加ということで、売上高に関しては7、8月の20%台から盛り返してきました。だいぶここまで良い感じに下げてきたので、正直持続力があるかどうかは疑問ですが、とりあえず地合が悪いこともあって反発の材料としては目立つ印象です。・・・と言うわけで、文字数の関係上今日はここまで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月11日
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ローマ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141008.htmlそれから更に1時間くらい船の上で皆ドキドキして待っていると、どうやら遂にGOサインが出たようで、先頭の船の客から青の洞窟に入るための手こぎボートに移乗し始めました(^_^)/やったー!入れるんだー!!やっぱり日頃の行いが良いからですね。うんうん。船内が歓喜に沸き立ちます(^^)手こぎボートが10艘程それぞれの船に寄ってきて、4人ずつ観光客を乗せて洞窟に向かっていきます。ボートの漕ぎ手は現地の人ですが、ここで貰うチップ(一人1ユーロ)が収入源とのこと。しかしここ8日間全く洞窟に入る許可が出なかったので、商売あがったりだった様子。ですから皆元気いっぱいテンション高くボートを漕いでいます(;^_^Aボートに乗って洞窟の中を一周して戻ってくるまでの所要時間は大体5分程。ですからボート一つで4ユーロでも、回転を利かせることで一日100ユーロくらいは稼げる感じです。チップを多く渡せばもう一周しようか?などと提案してくる人もいるらしいですが、まあ次の皆も待っているわけですから、それはちょっとどうかなとも思いますが。そんなわけで次々観光客を乗せたボートが入口から入っていきます。しかしあまりにも入口が狭いので、入る時は全員がボートで寝そべらないといけません(××)勿論船頭さんも寝そべらないと頭をぶつけてしまいますから、入口前で勢いよく漕いで行き足をつけ、慣性で入っていくわけです。一方、洞窟から出てくる船もあり衝突するわけにはいきませんから、その辺りは船頭さん同士のあうんの呼吸とかテクニックとかが必要です。うーん、スリリングアドベンチャー(;^_^Aそんなこんなで段々と前の船から青の洞窟見学を終え、現場から立ち去っていきます。少しずつ我々の順が近づいてくる・・・と思うのですが、少し気になるのが、洞窟の横に階段があり、そこに列を成して待っている人々の群れ。2、30人の人が並んでいます(・・;)ん?なんだあの人たちは?その人達が並んでいる列の目線を上に辿ってみると、テラス風のカフェがありました。どうもそこのお客さんであれば、カフェでコーヒーでも飲んで待ちながら優雅にかつ優先的に入れるのだとか。げげっ、そんなブルジョワな特権階級っぽいシステムがあるんかいな(××)ずるーい。「まぁ、下々の人々は暑いのによく頑張って待っておられること。パンが無ければケーキを食べれば良いのに。おほほ・・・(^^)」なんて言っているのでしょうか?←間違ったイメージしかも、どこからともなく我々の目の前に大型のクルーザーもやってきて、割り込んでくるではありませんか( ̄Д ̄;;それに対して我々は目でガイドのアントニオさんに訴えましたが、彼女は平然としています(・・;)どういう順番待ちシステムになっているのかは知りませんが、何らかの暗黙のルール的なものが存在して、優先順位があるようでした。一体いつになったら入れるの?(-。-;)そうこうしている間にまた空が曇ってきて、何だか波も少し高くなってきたような・・・(-。-;)果たして本当にこのまま素直に入れるの?まさかようやく目の前まで垂れ下がってきた蜘蛛の糸に、上る前に切れてしまうようなことになるのではないか?またやきもきした気持ちになり、我々は焦らされ続けるのでした(-。-;)(つづく)
2014年10月10日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日続落。前日のNYは出てきたFOMC議事録で利上げの先延ばし期待が高まったことから大幅反発。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。昨日大きく下げた反動もあって、まずは窓埋めの動き・・・となるはずでしたが、寄り付き間もなく天井を打つと値を消す流れに。寄り前の外資系証券の注文動向が売り越しだったことも不吉でしたが、TOPIXは早々にマイナスに転じる流れとなりました。その後、後場にドル円が108円を割り込み日経平均もマイナススタートすると、力尽きた格好で昨日安値も下回る流れに。そのままジリジリ値を下げて、15500円割れで終了。ほぼ安値引けとなりました。売買高は22億株台、売買代金は2.1兆円超とそこそこ膨らみました。投資判断は「やや買い」。ただチャート的には昨日の足を包む「包み陰線」、ストキャスは再暗転、ボリンジャーバンドは-2σの下落スタートと非常に宜しくない感じになっています。75日線は既に割り込んでしまいましたが、とりあえず一目均衡表の雲が直下で実線と遅行線の下支えを期待できる位置となっています。しかし弱い一日でした。昨日のNYの反発は金利引き上げ先延ばし期待という非常に後ろ向きな材料でしたから、元々力無い自律反発だったとしても、アルミ大手アルコアの決算が予想を上回って時間外でも買われていましたし、またここまで売られていた反動からさすがに上がるだろうと思っていましたが。昨日引け後に先物が15500円を割り込んでいたこともあって、とりあえずそこまでは引きずり込まれたという感じでしょうか。スケジュール的には明日はSQでかつ3連休前の金曜ということで、ポジション調整の売買が入りやすいところです。そのポジションという観点から言うと最近気になる空売り比率。本日も36.2%と高水準で、10月に入ってから常に30%越えを叩き出しています。明らかに10月を境に流れが変わった感じ。一体誰がこんなにも売り仕掛けて、そしてまんまと成功しているのかはよくわかりませんが、10月はまた中旬辺りにヘッジファンドの「45日ルール」の期限があります。正直そんなきっちり解約ルールギリギリに売買するヘッジファンドがどれくらい居るかは疑問ですが、市場のコンセンサスにはなってしまっていますから、少なくとも「それを気にする売買」が存在することは無視できません。先週の投資主体別売買動向を見ると、外国人投資家の売り越し基調が鮮明に。前回指摘したバークレイズの売りも含め、日経先物の4000億円を超える売り越しはリーマンショック後最大とのこと。先物全体では7000億弱で、これは7年ぶりの記録。まだ買い戻しも終わっていないということで、彼らの「超強気な弱気感」が果たしてどうなるか気になるところです。非常に前向きに捉えれば、今月下旬から出始める中間決算は円安効果で軒並み好調なものが出ると見込まれており、そこまでに売れるだけ売りで稼いでおけ、という感じなのかも知れません。ですから、上値追いの動きは完全に息の根が止められたわけではないと見ています。逆に始まったアメリカの第三四半期決算シーズンは、ドル高の影響などもあって増益率が予想よりも下方修正されています。その分期待値が下がっていますから、本日のアルコアのように、決算通過で買われる銘柄が出やすい地合とも言えます。早めに出てくるアメリカ金融株はその中ではマシな方(増益幅を確保)とされているので、この金融株の決算を受けたアメリカ株の動きも見ておきたいところです。国内の個別では、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)が引け後に注目の本決算を発表。前期は減益着地となりましたが、今期はその分大幅増収増益予想に。海外での伸びが大きく、収益寄与してくる模様です。これを受けて明日素直に買われる流れになってくれればそれで良いですが、先般のファナック(6954)のようにあれだけの大幅な上方修正を出しても売られるパターンがありますから、注意は怠れません。ともあれ明日はSQですから、変にスタートが高くてSQ値が高くなるより、朝方売られてから買い戻しの動きが出る方が理想的です。最近の傾向として、後場には売り方の買い戻しや日銀のETF買いが入ってくることで、下落で始まったとしても3連休前の切り返しの動きに注目です。新興市場は「やや買い」。本日は各指数共に軟調。昨日は孤軍奮闘したマザーズ指数も、本日は売られました。特に全般的にゲーム株が弱く、JASDAQでもガンホー(3765)が年初来安値を更新し、クルーズ(2138)も安値圏。以前DeNA(2432)やグリー(3632)が辿った「栄枯盛衰」な雰囲気です。ちなみにそのグリーは引け後にLINEと共同でゲームコンテンツ会社設立を発表。PTSではストップ高になっています。今日はまた直近IPOや個人投資家好みの銘柄が崩れ気味でもありました。2部のソディック(6143)は3Dプリンタ関連の材料が出て後場買い気配スタートで始まったものの、引けではマイナスに、マザーズの日本アクア(1429)もストップ高から引けではマイナス転換。回転が一段と速くなっている感じがします。相場の難易度が増しており、玄人以外は様子見が妥当な印象です。【ポートフォリオ銘柄】三井海洋開発(6269)は大幅続落。足元で世界の景気減速感やドル高などの影響から原油価格の下落が止まらず。同社も下げ基調に抗えない感じになってきました。本日は徹頭徹尾売られる流れに。なお親会社の三井造船(7003)の方は本日は途中まで踏ん張っていたものの、結局引けでは変わらずでした。一方、同社が得意とするブラジルでも「ドル高新興通貨安」の煽りを受けていますが、インフラ融資促進に向けた金融緩和を検討ということで、成長鈍化に楔が打たれるような雰囲気もあります。足元の一服はやむなしでしょうが、早期75日線回復からの切り返しに期待。船井電機(6839)も続落。話題の「CEATEC JAPAN」に出展しているということで注目が集まる展開を期待しましたが、ほとんど材料視されず。なお本日は同じく出展しているシャープ(6753)の車載カメラ「360°フリービューシステム」への期待感からクラリオン(6796)が比較感のとばっちりを受けて売られる格好。最新技術で色々と面白いものが出ている様子です。【注目銘柄】コメ兵(2780)は大幅高で一時ストップ高手前まで。こちらは6日に配信の有料メルマガで買いで取り上げ。足元でリユース株の月次が良いこと、その中で銀座に店舗を持って訪日外国人観光客需要を取り込める銘柄として取り上げました。その後出た9月月次は前年同月比21.2%増ということで、予想通り前月より拡大し、これで中間決算の計画比上ブレはほぼ確定的になりました。発表当日の反応はイマイチでしたが、翌日改めて評価の動きに。そして今日の連続大幅高に繋がって、無事目標達成となりました。というわけで、取り上げ根拠を以下に記します。「△コメ兵(2780) 東証2部 売買単位100株2050円 出来高107400株10/7買値 2050円~2075円10/17までの目標株価 2400円損切り 1960円割れ【評価】業績 △テクニカル ◎需給 ○同業他社比 △その他ポイント 訪日外国人の増加、他のリユース株の好調ブランド品の買取販売。今期は増収増益を見込む。第一四半期は減収で大幅減益。消費増税前の駆け込み需要の反動が大きく、元々中間決算は減益を計画していたものの、低い進捗率に止まった。ただ月次動向は6月以降3ヶ月連続で前年同月比2桁増と急速に改善。景気回復期待感がある中でも消費者心理が改善しないことから、リサイクルショップの需要が高まった格好。第二四半期の急回復が見込まれる。足元では訪日外国人の増加が続いているが、人気のある銀座に出店していることから、訪日外国人の購買需要も取り込む形。今後も為替の円安基調や免税範囲の拡大で訪日外国人の増加が見込まれる中、同社の業績に寄与していくものと期待できる。テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところ。長期的には昨年5月以降2000円の上値が強い抵抗線として意識されていたが、本日の急騰で1200円~2000円のボックス圏推移を上値ブレイクした格好。上場来高値を目指す動きに発展していくものと期待される。MACDやパラボリックは好転。一目均衡表は三役好転の形が続いており、ストキャスは明日にも好転しそうな流れ。ボリンジャーバンドは+2σを出来高を伴って上放れたことで、拡大基調が続く見込み。週足でもそれぞれ上昇トレンド継続を示唆している。需給面では終値ベースで06年以来の高値水準になってきたことで、上値のしこりが薄いところ。信用買い残は13.9万株で2月のピーク以降は整理が進んでいる格好。日々の出来高との比較でも返済売りは重石にならないレベル。予想PERは11.8倍で同業のハードオフコーポレーション(2674)の10.3倍との比較では割高。PBRも1.5倍で同1.1倍との比較では割高である。予想ROEは12.0%で同11.0%との比較では高い。配当利回りは1.4%で市場平均の1.6%との比較では低い。買値は2050円を明確に上抜けるところでかつ高過ぎないところで。目標は上場来高値手前まで。損切りは本日の安値を割り込む1960円割れで」MonotaRO(3064)は反発。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、9/25より有料メルマガにて売り銘柄として取り上げ。円安デメリット銘柄として、足元の円安進捗が逆風と見ました。その後一貫した下げ基調が続いて8月の安値水準も下回り。昨日ほぼ目標株価に到達してきたので、本日をもって利食い終了としました。で、そこそこ幅も取れたので前回お約束通り取り上げ根拠を掲載しよう・・・と思ったら、文字数オーバーでアップできず。すみません。・・・と言うわけで、文字数の関係上今日はここまで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月09日
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最早1年前の話になってしまったローマ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20140917.htmlカプリ島の「ザ・船乗り」という感じのガタイの良い兄ちゃんが操舵する小舟に移乗した我々は、一路最終目的地である青の洞窟に向かいます。とりあえず波は穏やかで、空は南国の避暑地にピッタリなマリンブルー。雰囲気的には青の洞窟に入れそうな感じはありますが、ここに至ってもまだ実際に入れるかどうかわからないとのこと(・・;)本当に洞窟の前まで行って、現地の状態を確かめる必要があるそうです。そんな期待と不安を混ぜながら、我々の船は進みます。港から洞窟までは15分くらいの距離。カプリ島の断崖絶壁を周りこんで船は進んでいきます。が、天気は次第にどんより雲がかかってきて、陽が陰ってきました(・・;)多少陽が陰る程度なら直射日光を浴びなくてむしろ都合良いですが、何となく雨雲っぽい様相を呈しています(-。-;)ちょっとちょっと、ここまできてそれは無いでしょうよ。あっし結構日頃の行い良いでやんすよ( ̄Д ̄;;やがて、遂に青の洞窟の前に到着します。到着すると、洞窟の前の海上に、大量の小舟が漂流しているではありませんか(××)青の洞窟の入口脇にテントのようなものがあって、中で男性二人が並んで座っています。実はこの人達はイタリアの観光局のお役人さん。この二人が青の洞窟の海面の様子を判定して、危険が無ければ「入ってよし」のGoサインを出すとのことです。ですから、何時間もかけてここまでやってきた我々の命運を握るのは、この二人のさじ加減一つ(・・;)が、別にこの人達も嫌がらせをしているわけではありません。観光局にしてみても、洞窟に入る際にお金を徴収しますから、どんどん入れた方が良いわけです。入口を見ると確かに狭く、本当にこんなところから入っていけるのか?という小ささ(・・;)そりゃ、現地人でもなかなか存在に気付きませんわね。で、この人達が未だGoサインを出していないということで、我々が来る前からずっと並んで待っているのがこの小舟の群れ。実に20艘近い大小様々、人種も様々な船々が浮かんでいます。これは一体ここで何分待つことになるのでしょうか?(・・;)世界一焦らしの得意な観光地かも知れません(-。-;)我々も、また他の船の人々を見ても、やはり強烈な南欧の日光を受けながら長時間待っていることで、皆一様に疲れ果ててぐったりな感じになっていました。もし入れることが確実なのであれば待つのも苦では無いのかも知れませんが、入れないかも知れない、しかも直近8日間は入れていない、という不安感が疲労を増幅させます。その間陽が陰れば涼しくなる一方で不安になり、晴れれば暑さでやられます(-。-;)皆期待と不安と疲れとイライラ感を内包し、船内にはピリピリした雰囲気も流れていました。それを紛らわすようにガイドのアントニオさんはずっと笑顔で色々なことを喋り続けていました。単におしゃべり好きのイタリアのおばちゃんだったのかも知れませんが(;^_^Aそうして待つこと数十分。一向にGoサインが出ない中、我々の後にも小舟が並んで、列が伸びるばかりでした。(つづく)
2014年10月08日
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★☆★☆好評につき第二回開催決定!!日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :11月29日(土) 13:30~場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/221962/地方でこういうセミナーは貴重です!ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!当然私も参加します!!(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反落。前日のNYはサファイアガラス製品を製造するGTアドバンスト・テクノロジーズが日本の民事再生法にあたるチャプター11の申請をしたことなどを受けて軟調。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ為替が円安方向に振れたことで、一時プラス圏に切り返す場面もありました。しかしその後安倍首相の円安牽制発言や国会での黒田総裁の参院での発言を受けて為替が上下に振れ、それに振り回される形に。そして後場に日銀金融政策決定会合で現状維持が伝わると売られる流れに。一段と円高が進むと、先物主導で売り込まれました。そのまま昨日開けた窓を埋めに行く動きで安値圏での引けに。15800円を割り込みました。売買高は21億株台、売買代金は2兆円超と程々でした。投資判断は「やや買い」。今週はストキャスにも割安感があり、さしあたって全般的にしっかりした展開になるとは思っていますが、とりあえず今日は昨日の反動もあって売られました。今年も残すところあと3ヶ月となりましたが、振り返ってみると月初弱く、中旬から切り返すパターンが多い印象です。6,7,9月は強かったですが、あとは全部そのパターン。原因はやはりアメリカの雇用統計とか日本のSQとか、月初のイベントをめがけて仕掛け的な売りが入るからだと思います。特に今年の弱かった月は、月初の空売り比率が高い傾向にあります。で、今月は2日が36.0%、3日が36.4%と公表以来過去最高の数字になりました。そして昨日が33.9%、本日が35.0%と高水準な推移となっています。明らかに10月になって基調が変化しています。足元の空売り比率の高止まりは、今週末に控えたSQに絡んだものと見て良いでしょう。空売りの諸事情はつなぎ売りとか色々あると思いますが、当然本質的には売りで稼ごうという人が増えているわけですから、その分買い戻し期待に繋がります。本当に相場が強いと思ったらつなぐ必要なんて無いですから。これと先般より繰り返している裁定買い残の積み上がりを合わせて、私は需給が良い状態にあると見ています。その裁定買い残の積み上がりを牽引すると見られるのがファナック(6954)とファーストリテイリング(9983)。ファナックは先月に驚愕の上方修正を出したものの、確かに足元で上場来高値圏にあったのでその後は出尽くしの売りに繋がっていますが、個人的にはこれだけの好業績を織り込んでいたとは思えないので、また見直しの買いが入ってくると見ています。一方、ファーストリテイリングは明後日に本決算を控えており、足元の月次動向の好調もあって前期決算は順調な着地が見込まれています。そして気になる今期業績見通しも円安が原価の上昇よりも海外子会社の好調に効いて、良い見通しが出てくるのではないかと見ています。ですから、これら指数寄与度の高い両銘柄が買われることで、とりあえず指数はしっかりしてくるものと思います。他方指摘されているのはバークレイズ証券の先物売り。本日の日本証券新聞によると「先週の木金の下げ局面で計16584枚の売りとなっており、2/6に9000枚弱、4/9の7000枚弱以来の大規模な売り」とのこと。そして過去は短期的にはその前後がボトムになっており、今回もその流れになるのではないかと思われます。為替に関してはドル円は110円という目標達成感から一旦は円高に振れやすいところですが、110円に達したからはい終わり、という感じではないと思います。政府もまだ口先介入に止まっていますし、本気で逆為替介入でもやらない限り円安基調は続くでしょう。そして当面それが行われるはずもありません。1995年から98年にかけて、ドル円は80円→150円まで4年かけて上昇しました。今回は12年から2年経過した時点で76円→110円にまでようやく辿り着いたに過ぎません。当然当時と今では環境は全然違いますが、急激な円安といってもまだまだ水準的に変化する余地はあると言えます。海外に関してもエボラの話は段々落ち着きを取り戻しつつありますし、香港の方もデモは授業開始に合わせて学生の熱が失われつつあります。全般的に不安材料は薄れてきており、イベントも大きなものが下旬まで無いので、国内要因だけであれば、特に改めて売り材料も無さそうです。指数のチャート的にはまだ月曜の急騰で開けた窓を埋めきっていませんが、下値には75日線の下支えもありますし、下げ余地は小さいと見ています。明日はSQ前の水曜なので多少売られたとしても限定的でしょう。ところで、今回ノーベル物理学賞に日本人3人の同時受賞が決まりました。こりゃめでたいですね。受賞が青色LEDということで、にわかに関連銘柄物色ということになりますが、直接的な日亜化学は非上場ですから、LED向け黒鉛製品シェアトップの東洋炭素(5310)、子会社が日亜化学の株を取得しているシチズンHD(7762)、新興市場でLEDと言えばCCS(6669)といったところでしょうか。他にも色々ありますが、それぞれ明日の値動きに注目です。新興市場は「やや買い」。本日は各指数共に軟調。特にマザーズはサイバーダイン(7779)は頑張ったものの、直近IPOで崩れたものが多く、最近人気化しているFFRI(3692)は出来高を伴った高値陰線。結果、下落率が大きくなりました。新興株は円安の恩恵が薄いことや夏場も先んじて比較的買われてきた経緯もあって、やや先安感の強い感じになっています。ただ少しずつ東証1部銘柄が決算シーズンに入っていく中で、決算発表が遅れがちな新興株に循環物色の資金は入りやすくなってくると見てます。【ポートフォリオ銘柄】日本製紙(3863)は続伸。本日は「文部科学省がセルロースナノファイバー(CNF)を応用した化成品の製造工程全体を効率化する技術開発に15年度から取り組む」と報じられて星光PMC(4963)が急騰。同社もCNF実証生産設備を運転しており、関連株として買われました。また本日は為替が円安一服になっていること、食品株など「値上げ」銘柄が買われたことなども支援材料なった格好。先週まで散々売られましたから、ここから少しずつ取り戻していきたいところ。WOWOW(4839)も続伸。週末に錦織選手が楽天ジャパンオープンで優勝。再び関連株として買いを集めています。今回はテレ東も決勝を放送しましたが、4時間を超える熱闘を信条とする(?)錦織選手の優勝の瞬間までは放送できず。やはり昔からテニスに力を入れていた同社の優位性が余計光りました。セブン銀行(8410)も続伸。地合が悪い中で親会社7&iHD(3382)と共にしっかりした動きが続いています。特に7&iHDは内需銘柄として見られていますが、実は売上の1/3がアメリカの本家セブンイレブンで、足元のアメリカ景気の好調と円安メリットを受けています。その子会社である同社もアメリカのATM運営大手FCTIを子会社化しており、やはりアメリカメリットを受けています。ソフトバンク(9984)がスプリント買収でアメリカとの通話無料を実現したように、同社もアメリカとの送金で色々と利便性を高めることができますから、一層海外に強い銀行として存在感を増しそうです。【注目銘柄】MonotaRO(3064)は反落。こちらは9/25より有料メルマガにて売り銘柄として取り上げ。円安デメリット銘柄として、足元の円安進捗が逆風と見ました。その後一貫した下げ基調が続いて8月の安値水準も下回り。まだまだ下落トレンドは続くものと思われます。また目標に達成し次第、取り上げ根拠を掲載します。有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年10月07日
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2014年10月04日
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