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2025.08.25
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カテゴリ: 識別について
昨日、茨城県稲敷市浮島でオオハシシギ夏羽を観察できました。
類似種のシベリアオオハシシギとの違いを復習してみました。
(昨日観察したオオハシシギの特徴)
・眉斑がありました。
・足は黄緑色で、嘴は長くて基部に緑色味がありました。
・下面が一様に赤褐色に見えました。
(春では下面の各羽に横斑と白い羽縁が目立ちますが、白い羽縁と横斑が擦り切れて
一様に見えたと思われます)
・額から後頭は黒褐色。
・春に見かける夏羽にみられる腹から下尾筒にかけての黒斑が見られます。
(オオハシシギとシベリアオオハシシギと比較すると)
昨日観察したオオハシシギと2013年7月に葛西臨海公園で観察したシベリアオオハシシギを比較してみました。
・上面の各羽はシベリアオオハシシギでは笹の葉状で、先端が尖り気味に見えます。
オオハシシギでは上面の模様は複雑なパターンで、三列風切は一様に見えます。
・嘴に着目すると、シベリアオオハシシギは太く、特に嘴基部の太さが目立ちます。
下嘴はほぼ黒く見えました。
・シベリアオオハシシギは腰から尾に黒褐色の横斑が見え、脇から下尾筒が白い。
オオハシシギは春先の個体では腰から尾に黒褐色の横斑があり、下面は赤褐色。
・記録写真はありませんが、シベリアオオハシシギは翼下面が白いのに対してオオハシシギは翼下面に黒褐色の小斑があります。このため、灰色味があるように見えます。
(繁殖地の違い)
・オオハシシギは、吉井(1988)が報告しているように、シベリア東北部かアラスカの一部で繁殖し、シベリアオオハシシギの繁殖地はシベリアオビ川流域と中国北東部に局地的と報告されています。
(写真)
オオハシシギ:2025年8月24日茨城県稲敷市
シベリアオオハシシギ:2013年7月7日都内江戸川区葛西臨海公園
(引用)
吉井正.1988.コンサイス鳥名事典.p95、p259、.三省堂.





















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最終更新日  2025.08.25 14:42:28
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