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さいきん、生成AIが知的能力ですでに人類を超えてしまっている状況に遭遇し、ついにヒトが狩猟と採集の時代へと回帰する方向性が現実的になりつつあると感じている。
狩猟と採集の時代というのは日本で言えば縄文時代である。1万年に渡って、すなわち世代でいうと400〜500世代もの間、ほぼ動物と同じように単に生存(個体保存)と生殖(種の保存)という営みを繰り返してきただけで、人類でいうところの歴史がなかった。歴史がなかったとは、文字もなく個人名もなく、言語も「あ〜う〜」「まんま〜」といった赤ちゃんと同じ亜語のレベルで、人類がみな「今、ここ」を生きてきた、ということである。
遺跡を調べると、その時代は、基本的に女性が地道に食べる物を採集して家族を養い、ヒマな男性はというとたまに狩りに出てラッキーな時には肉類をゲットして集落に持ち帰るという「オマケ」みたいな存在だったようである。現在はオトコが「Man」であってオンナは「Woman」すなわち子宮を持ったオトコ扱いであるが、当時のオトコはきっと「コドモを産めないデキソコナイのオンナ」扱いだったのだろう。また、採集する食べられる物を求めて季節や気候によって移動を繰り返していたので定住の概念もなかったし、自分らの生存に精一杯で人口も安定していた(増加することもなかった)。
これが「耕作」の時代すなわち日本でいうと弥生時代になってから、稲作のために定住し、穀物を保存できるようになって生存率も上がり、余暇も発生して文化や文明も生まれた。男はこの時代から「田んぼの力」としてその腕力の耕作への有用性が認められ、オマケ的存在から次第に地位が向上していった。また腕力の無いオトコもヒマを活かして(笑)耕作道具を工夫したり土器に模様を着けたり絵を描いたり、ブラっと集落を飛び出して未知の土地から新しい道具や種子やアイデアを持ち帰ったりして、「文化」や「文明」の中心的存在になり「歴史」が発生した(同時に、ヒマな男が侵略だのを企てるようになり「戦争」が生まれている)。そして、さらに「誰々は頭が良い」みたいな、「知恵」だの「知力」がもてはやされるようになったのも、知恵や知力が「文化」「文明」の根源だったからである。オトコが「Mankind」すなわち人類の代名詞となりオンナが子宮を持ったオトコ扱いになったのは言うまでもなく文化と文明の時代からである。
その後、ヒマなオトコたちの知恵や知力による蒸気機関や電力や機械のような発明によって、男より10倍速く走る機械、男より100倍パワフルな機械、男より10万倍戦闘能力が高い兵器が登場し、男の腕力はそれほどもてはやされなくなった(笑)。代わりに腕力が無くても「頭が良い」ヤツがもてはやされる時代が来た。ノーベル賞の受賞者は、平和賞を除けば学者や科学者やエンジニアなどの知的エリートばかりであるのは言うまでも無い。また、子どもを産んだり育てたりするために男ほどヒマがないオンナでも知力によって男と対等な立場に立てる土壌も出来た。「頭が良い」に加えて「センスが良い」といったクリエイティブな分野に至ってはオトコとオンナはほぼ対等な立場にあるかも知れない。
しかし、歴史もここに来て等比級数的な発展を遂げついに「人類より知力が勝る道具」を発明してしまった。つまり、文明や文化の発展の末に、人類より10倍正確で100倍速く1000倍の効率で仕事を処理する機械が登場した、ということである。しかも生成AIは情報処理だけでなく音楽や芸術の分野でも、人類とかわらないアウトプットを生成できるようになってしまった。これは、ここ100〜200年で腕力のある男がかつてほどもてはやされなくなったのと同様に、向こう10〜20年で「頭が良い」ヤツや「センスが良いヤツ」がもてはやされなくなる時代が来たということだ。知能指数140だとか、学校のテストで100点とか言ってももはや自慢にならないのである(笑)。
長くなりそうなので途中をはしょるが(笑)、人類よりパワフルで賢い機械のおかげで労働が不要になって生存(個体保存)が当たり前になると「生きる意味」があやしくなって(笑)、人類は種の保存の意欲も減退すると思われる。きっと誰かが試算してくれてると思うけど、これから人口は急激に減るよ。今以上の勢いで。核兵器の発明によって人類が戦争が出来なくなったのと同じ理屈で、人工知能の発明によって人類は生きる意味、存続する意味が問われる。生きる意味を見つけた人だけが趣味的に生殖するだけ。そういう人たちは、まさに狩猟と採集の時代のような「生きるためのハードル・困難」を趣味的に設けて(笑)、それをクリアすることに生きる意味を見出すのかも知れない。社会的に上り詰めた人たちがアイアンマン・トライアスロンにハマるのと同じような心理かも(笑)。
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