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朝一番で和寒のバイク屋へ向かい、SL230は復活。 理由は…、なんだったのかはっきりわからない…。 和寒から道道48号を経て、 ほのぼのしますね♪ 道道251号を走る。 昔はこの道沿いにいくつか村があったそうだが、今は廃村になり、畑の跡と見られる土地が残っているだけである。 目的のダム湖が見えた。 温根別ダムである。 山奥なのだが、ここは士別市。 士別市の西の外れ、西は幌加内、東は剣淵という位置にある。 この時期は水がないという情報を頼りに来てみたのだが、本当に水がない。 ここの水は農業用水に使われているそうで、湖底は「干上がった」のではなく、「流れ出た」のがわかる。 上流側からダム底に降りる道を見つけたので進入。 このダム底への道は旧道道。 時折現れるぬかるみを慎重に交わしながら走る。 上から見えたコンクリートの建物。 何のための施設なのか。 これから進もうとする道は両側を草原に挟まれた1本道。 普段、水の底にあるとは思えないくらいはっきりと道が見える。 道と共に気になるのが両側の草原だ。 見たこともない深く鮮やかな緑色。 かなりの密度で生えているが、何という植物なのか。 近くで見て驚いた。 所々に土筆の頭が付いているのだ。 この鮮やかな緑はスギナの大群落ということか。 春には山菜として食されるが、地下茎を伸ばし、畑ではしつこい雑草でもあるスギナ。 「湖の底-束の間の大地」というサイクルをくり返すこの場所。 他の植物には厳しい環境なのだろう。 しかし、スギナの頭だけ「つくしんぼ」ってのは見たことがない。 特別な環境で独自の進化を遂げたのか?と思い、帰ってから調べると違った…。 イヌスギナというスギナの仲間で、関東以北に多いらしい。 下流に行くにつれ、両側を覆っていたスギナが少なくなってくる。 水が減り、湖底に太陽が当たってからの時間が関係しているのか。 川にコンクリートの橋が架かっていた。 橋から川を眺める。 薄曇の空から届いた光が川面を照らす。 川の流れも、降りてくる光も柔らかだ。 かつてはこの橋も車が往来していたのだろう。 その昔、この場所には伊文という町があったそうだ。 視線を上げると、つい先ほど走った道、目の前には消えたはずの町が広がる。 不思議な時間が流れる。 つい先ほど、上の道道を走っていた時は確実に平成の世だったのだが。 かつて、人の生活があった場所。 そのわずかな痕跡と今を生きる植物のたくましさ。 過去と現在が混じり合っているような場所に立っている気がする。 柔らかな風が頬をかすめてゆく。 町は無くなってしまったが、流れる風は当時と同じなのだろうか。
2011/02/26
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昨夜、熊サミット第一部が終了した。 飲んで騒ぐ予定だったが、納沙布で朝3時半から起きていたからか、途中でダウンしてしまった…。 翌日は、まだ眠そうなしたひろさんに案内を頼み出発。 最初の目的地の手前で突然曲がったしたひろさんについていくといい場所に着いた。 知床の山々が見渡せる丘♪ ううむ、気持ちいい♪ やっぱまだまだ知らない道や展望地があるんだな~! なんかここ数年、そんなところばかり探してる気がするが…。 その後、佐呂間を抜け、遠軽まで走る。 途中、1人寄り道をしたが、この月見林道が辛かった。 敷きたての深砂利で腕がプルプルに…。 遠軽で合流し、しばらくの談笑後、皆と別れる。 丸瀬布から高速を走り比布へ。 今日の宿は比布のブンブンハウスだ。 高速を降りて給油しようとスタンドに立ち寄るとなぜかエンスト…。 初日の夕張の悪夢がまた訪れた。 夕張♪ セルは回っているのだが、エンジンがかからない。 アクセルを常に開いているとなんとかエンストせずに済む。 給油を終え、しばらくバイクを休めたら復活。 スタンドのおっちゃんは不安そうに見送ってくれた。 ブンブンハウスに着いてからしたひろさんに電話し、近くのバイク屋を紹介してもらい明日一番で行くことにした。 ほっとしてビールを飲むといつの間にか不安な気持ちは楽しい気持ちへ♪ バイクの調子が悪いことも忘れ、一緒になった方々と酒を酌み交わしワイワイ騒いでいた~。
2011/02/22
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別当賀を出た後、弟子屈まで走る。 今夜はRHしたひろで宿泊予定♪ 少し時間があるので寄り道。 北海道を走り始めて6年目で初めての900草原。 かわいい?リアルすぎる?牛さんがお出迎え♪ ぐるりと周りを見渡せて大満足♪ その後、網走近くでひまわり畑を見て夕焼けを迎える。 今年の北海道で初めての夕焼けだ。 同じオレンジでも朝焼けと夕焼けでは気持ちが違う。 朝焼けは「さぁ、朝だ!」っていう凛とした空気が漂っているが、夕焼けは「ぼちぼち帰るべ~」てな、何かホッとする空気が包んでくれる。 夕焼けを堪能した後、しばらく走って今夜の宿RHしたひろへお邪魔する。 いつの間にか幾三も「山陰の熊」になってます…(したひろさんのブログ) まだタヌキくらいだと思ってたのにな…。
2011/02/21
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朝一番で和寒のバイク屋へ向かい、SL230は復活。 理由は…、なんだったのかはっきりわからない…。 和寒から道道48号を経て、 ほのぼのしますね♪ 道道251号を走る。 昔はこの道沿いにいくつか村があったそうだが、今は廃村になり、畑の跡と見られる土地が残っているだけである。 目的のダム湖が見えた。 温根別ダムである。 山奥なのだが、ここは士別市。 士別市の西の外れ、西は幌加内、東は剣淵という位置にある。 この時期は水がないという情報を頼りに来てみたのだが、本当に水がない。 ここの水は農業用水に使われているそうで、湖底は「干上がった」のではなく、「流れ出た」のがわかる。 上流側からダム底に降りる道を見つけたので進入。 このダム底への道は旧道道。 時折現れるぬかるみを慎重に交わしながら走る。 上から見えたコンクリートの建物。 何のための施設なのか。 これから進もうとする道は両側を草原に挟まれた1本道。 普段、水の底にあるとは思えないくらいはっきりと道が見える。 道と共に気になるのが両側の草原だ。 見たこともない深く鮮やかな緑色。 かなりの密度で生えているが、何という植物なのか。 近くで見て驚いた。 所々に土筆の頭が付いているのだ。 この鮮やかな緑はスギナの大群落ということか。 春には山菜として食されるが、地下茎を伸ばし、畑ではしつこい雑草でもあるスギナ。 「湖の底-束の間の大地」というサイクルをくり返すこの場所。 他の植物には厳しい環境なのだろう。 しかし、スギナの頭だけ「つくしんぼ」ってのは見たことがない。 特別な環境で独自の進化を遂げたのか?と思い、帰ってから調べると違った…。 イヌスギナというスギナの仲間で、関東以北に多いらしい。 下流に行くにつれ、両側を覆っていたスギナが少なくなってくる。 水が減り、湖底に太陽が当たってからの時間が関係しているのか。 川にコンクリートの橋が架かっていた。 橋から川を眺める。 薄曇の空から届いた光が川面を照らす。 川の流れも、降りてくる光も柔らかだ。 かつてはこの橋も車が往来していたのだろう。 その昔、この場所には伊文という町があったそうだ。 視線を上げると、つい先ほど走った道、目の前には消えたはずの町が広がる。 不思議な時間が流れる。 つい先ほど、上の道道を走っていた時は確実に平成の世だったのだが。 かつて、人の生活があった場所。 そのわずかな痕跡と今を生きる植物のたくましさ。 過去と現在が混じり合っているような場所に立っている気がする。 柔らかな風が頬をかすめてゆく。 町は無くなってしまったが、流れる風は当時と同じなのだろうか。
2011/02/20
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友知でトーチカを見た後、ひたすら海沿いを走る。 空も海も真っ青。 今までも晴れの時しか来なかったが、ここまで良い天気の根室は初めてだな~! 速く走るのがもったいないので、制限速度でのんびりまったり。 気になる道があれば入り、気が済むまで探索。 落石を過ぎた。 根室本線沿いを走る。 列車通らんかな~なんて思っていると、左にチラリとダートが見えた。 な~んか気になって、引き返して様子を見る。 わりと見通しが良い林道で、電線もある。 家でもあんのかな? 愛用の2005年ツーリングマップルを見ると、現在、別当賀辺りを走っているようだ。 とりあえずダートへ進入。 ゆるやかな下り。 数回カーブを曲がり、木が少なくなったな~なんて思っていると、突然視界が開けた。 おおぉ!!! 広がる草原の中に幾つかの湖が見える。 草原を突き抜け、海へ空へ続くかのような1本の道。 「ごっつええな~!」と独り言。 少し下ってみる。 さっきまで見下ろしていた道に立った。 「穏やか」という言葉が一番似合う。 特に華やかさがあるわけではないのだが、何か惹かれるものがある所だ。 「これ!」という何かではなく、この場所全体の雰囲気に惹かれるのか。 バイクにまたがり、少しだけアクセルを開く。 左右は草原と湖、前には海と空。 バイクを停めて道の端に目をやると、黄色や紫の小さな花がさりげなく出迎えてくれた。 道の終点。 ゲートがあり、行き止まり。 振り返ると、今まで走ってきた道が真っ直ぐに見える。 三方を丘に囲まれた静かな場所。 いつもなら通り抜け出来ないとくやしいのだが、今日は違う。 帰りにまた走ることができて嬉しい。 思わぬところで出会った景色。 久しぶりに震えた。 ここは北海道走ってるライダーほとんど知らんやろ!と思っていたのだが、 のちにライダーハウスでツーリングマップル2010年最新版を見せてもらってショックを受けた。 載ってた…。
2011/02/18
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チャリダーと別れ、根室半島南岸をのんびり走る。 歯舞あたりで港へ。 海面が太陽に照らされ、眩しい。 沖にたくさんの船が見える。 昆布漁だろうか、作業中である。 歯舞を出て、西へ走る。 ヴィータさんからの情報で友知辺りにトーチカがあると。 RHお母姿の辺りでなにやら怪しい塊を砂浜に発見。 ダートを走り、なんとか近くへたどり着く。 トーチカである。 近くまで行くと、入り口・監視するための穴も見えた。 十勝の旭浜でも見たが、静かに砂浜に横たわっている。 帰ってから調べてみたら、昭和19年に作られたらしい。 昭和19年というと、幾三のおばさんが生まれる3・4年前かな。 実際に使われることはなかったそうだが、当時、この砂浜には緊迫した空気が漂っていたのだろう。 当時は、砂の中にあったトーチカ。 長年の侵食で全体をあらわにしたトーチカは、今の世をどう見ているのだろう。
2011/02/15
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昼前にのんびり車で出かけました~。 行き先を決めずに適当に松江市内を走っていたら山陰道へ入ってました。 東に走り始めて米子に入ると、雪が降ってきて。 そういや今日は月曜日、しかも雪。 これは人が少ないぞ!ってことで、無料露天だな。 三朝のラジウム泉か?と考えましたが、昼間の三朝露天は駐車場に困るので、岡山の湯原温泉に行ってきました。 雪が降ってましたが、道に積もらない程度であっという間に湯原IC。 かな~り久しぶりの湯原温泉の砂湯です。 程よく雪に包まれ、いい感じ。 まずは適温の子宝の湯でじっくり。 温まったら少し温めの美人の湯でまったり。 で、締めに泉温の高い長寿の湯!と思ったら、記念撮影のおばちゃん軍団が…。 昔、鐘釣温泉で身動きが取れなくなった記憶が蘇ります。 初めての車中泊の旅 part4 黒部峡谷 移動したいが移動できず…。 おばちゃん軍団が撮影を終えるまで15分。 ようやく長寿の湯に浸かることができ、帰路につきました。 松江に着いておかんから電話。 赤穂は雪が積もったよ~と。 何を言いたいのかわからない電話でした。
2011/02/14
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山形の雪は凄かった。3つの酒蔵を見学しました~! 今寝台列車で帰ってます。 なかなか快適です♪
2011/02/10
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蔵元見学に行ってきます~。
2011/02/09
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朝の納沙布岬に来て十数分。 うっすら明るくなり、有名な沈没船が見え出した。 しばらくすると、もう1人ライダーが現れる。 3人で最東端の朝焼けを堪能。 よくよく聞いてみると、隣で寝ていたチャリダーは立命館の大学院生、後から来たライダーは名古屋?ったけなの大学院生。 暇を見つけて走りにきたんだな~。 後から来た名古屋?の院生は、一緒にRHで泊まった人と合わなくて苦労したそうだ。 野宿2人組は、「RH平和の塔で泊まれば居心地よかったのに~」と笑いながら話す。 名古屋の大学院生はRHに帰り、2人はRH平和の塔に戻る。 テント、調理器具を片付け、バイクに積み込みはじめる。 すると、チャリダーが服を持ってきた。 「日本1周中なんですが、何か書いてください!」と。 差し出された服を見ると、出会った旅人からの一言メッセージがギッシリ書いてある。 何を書こうか? 考えて書いた言葉は「これも何かの縁」 旅で出会った人ってのは妙に記憶に残る。 なんでもないふとした時に突然思い出したり。 いつかどこかで。偶然、真っ黒に日焼けしたあのチャリダーと会う日が来ればいいな。
2011/02/05
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根室へ向けて海沿いを走る。 来止臥キャンプ場を確認したり、道道から外れて海沿いを走ったり。 寄り道が多すぎるのだが、それがまた楽しいのだ。 青空の下、のんびり走り過ぎてお日様は水平線へ沈みそう。 海沿いを諦め、国道44号へ。 もう少しで根室市内!ってところで日が落ちる。 暗くなった根室半島南岸を走り、納沙布岬に到着。 今日は野宿と決めていたので、寝床を探す。 あちこち探して、平和の塔の下で寝袋を敷くことにしたのだが、風が強く寒い。 面倒くさいがテントを張ることに。 テントを張っていると、隣にテントを張っていたチャリダーが出てきた。 お互いのことを話していると、 「朝日見たいんで明日起こしてくださいよ~!」と。 「俺も起きれるかわからんで~」と返す。 その後、いつしか旅の定番となった揚げもやしうどんを煮る。 麺食は何度続いても飽きない。 いつも昼飯に麺食ってる親父譲りなのかな~?なんて思いながらビールをゴクリ♪ うどんが煮えたら、麺をふーふー冷ましながらワンカップ。 日差しがあり暖かい1日だったが、体は冷えていたようで、酒がじんわりと沁みわたる。 ううむ、最高♪ 夕飯を終え、ラジオのスイッチを入れて野球放送を探すが、ようわからん言葉が流れる。 アンテナの向きを変えたり、周波数をいじったり。 雑音交じりだが、なんとか野球中継が聞こえてきた。 生まれて物心ついた時には阪神ファンだった。 中西や池田、猪俣が投げ、木戸が受ける。 平田、岡田、真弓が打つ。 いつも弱かった阪神も数年前に優勝した。 北海道を走り始めて数年、いつの間にかパリーグは日ハムファンになっている。 野球中継を聞きながら、これは風の音で眠れんな~と思っていたのだが、知らぬ間に眠りに落ちていたようだった。 翌朝、お日様よりも早く起きる。 チャリダーも起きたようだ。 2人で岬を目指す。 カメラをセットし、徐々に明るくなる水平線を眺めていた。
2011/02/01
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