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起きてから1分しか経っていないのに猛ダッシュ! 息を切らして函岳の頂上へ。 大学生が数人、すでにスタンバイしていた。 止まって気がついたが、風が強く、かなり冷えている。 三脚を設置しながら広がる空を見た。 これを見るのに4年かかったな。 遠くオホーツク上の空が赤くなる。 それまで青かった雲が赤く染まり、見事な色彩が生まれた。 オホーツクに架かる雲から太陽が顔を出す。 強風で丸坊主の頭が冷える。 この風の中に立っているのに、風になびく髪がないのが寂しい。 山小屋と外の気温差がありすぎたのか、いつの間にかレンズが曇ってしまっていた。 朝焼けの余韻に浸っていると、向こうに居た大学生たちが増えている。 曇ったレンズで撮った大学生たち。 な~んとなくお気に入りの一枚だ。 下を見ると雲海が広がっていた。 朝日に照らされて函岳の文字が光る。 癖になりそうな景色だな。 いつまでも見ていたいが、お日様は待ってくれず。 日が昇ってしまった。 相棒をたたき起こしに行くと…。 氷点下だったのか…。
2010/01/29
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ヤンキーだと思い込んだ人達は天文写真家達だった。 星を見ながら立ち話をする。 北海道大学の学生らしい。 日高あたりにも、天文写真を撮るいい場所があるそうだ。 休みになると大勢でレンタカーを借りて山へ向かうとか。 話を聞いていると熱い想いが伝わってくる。 なんかカッコイイな。 俺が大学の頃、こんなに熱い想いになるほど打ち込んだことがあったろうか。 話しながらそんなことを考えていた。 寒さに負けて小屋に戻り飲み直す。 今度は安いウイスキー。 わずかな灯りと酒。 実に落ち着く空間である。 夜10時。 旅を続けていると、生活のリズムが早くなってくる。 普段なら酒を飲んでいるか、風呂に入っている頃である。 もちろん、今居る小屋には風呂などあるわけない。 灯りを消し、寝袋に潜り込む。 寝床は山小屋の中のベンチ。 寝袋の下にロールマット、中にエアマットという特別仕様。 寝袋の中にエアマットを入れるとかなり暖かいのだ。 この方法ならアルペンで5000円の寝袋でも十分夜をしのげる。 エアマットはそこそこの値段だったけど…(酔った時のネットショッピングは危険です♪) 眠ったかな?と思った頃、ギギーと戸が開き、 「すいません、トイレ使います~」という声。 外の天文部隊が山小屋のトイレを使うようだ。 「どうぞ~!」と言ってみる。 俺のトイレちゃうけどな…なんて思いながら。 その後、外からトイレに来る度に皆が一言声をかけてくる。 なんかここで寝ているのが申し訳なく思えてくる。 俺がここで寝ていなかったら、何も考えずに使えるトイレなのだ。 たまたま島根から来たおかしなライダーが泊まっているというだけで気を遣わせてしまった。 そんな事を思いながらまどろみ続けた。 ふと目が覚めると外が明るい。 会社に遅刻しそうな時と同じくらいの速さで寝袋から出て、カメラ片手に外へ駆け出した。 東の空から朝日が顔を出そうとしていた。
2010/01/27
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とある漬け物屋さんで見かけました。 … … …。 仕込みは計画的に♪と言いたくなっちゃいますよね~。
2010/01/25
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ちょいと用事で京都♪ 昭和に戻ったような宿に宿泊です!
2010/01/23
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PCクリニカの香りがするうどんを食べた後、小屋に射した光。 日が暮れてしばらく経つ。 こんな時間に景色を見に来る人なんているだろうか? 不思議に思いながら灯りにしていたライトを消す。 窓から様子を窺うと、外にスモークを貼った白のハイエースが停まっていた。 考えられるのは……、地元のヤンキーか? ヤバイ、絡まれてどつかれるかも…。 島根から遠く離れた北の大地に来て痛い目に遭うのか? 幸い、バイクは風で倒れないようにと思い、山小屋の裏に置いていた。 見つからないよう、息を潜めてヤンキーの動きを見る。 スライドドアが開き、室内灯がつく。 意外にカジュアルな格好のヤンキーが2人出てきた。 その後、次々とハイエースから人が出てくる。 えらいこっちゃ、ごっつい人数や…。 山小屋にタムロするのか?と思ったが、何やらデカイ物を車から出し始めた。 息を殺してじっと見る。 んん??? 三脚??? 車から出てきた男達はおのおのに三脚を立て、筒のようなものをセッティングし始めた。 徐々に不安が薄れていく。 これの人達はヤンキーではない。 あの筒のようなものは望遠鏡だろうか。 だとすると、どこぞの天体観測部隊か? 山小屋の中で懐中電灯をあちこちに照らし、中に人が居ることを知ってもらう。 向こうは人がいるなんて思ってないだろうから、ビックリさせてもいけないだろう。 さっきまでの不安はどこかへ消えていた。 こうなると、裏に置いたバイクがもどかしい。 しばらくして外へ出てみる。 「こんばんは~、何してるんですか?」と幾三。 「星の写真を撮るんですよ。ここは街に霧が出た時に光が完全に無くなるいい場所なんです」と。 ははぁ、そういうことか。 星を見る時に邪魔になるのは光。 写真を撮るとなると、ここより標高の低い街のわずかな光も影響してしまうのだろう。 しかも今日は新月だ(いつか摩周の月夜を見たいのでチェックしてるのです)。 「ここは最高ですよ」 そう聞いてふと上を見ると、見たことがない満天の星空が…。 今まで何度か北海道で星空を見てきた。 真っ暗な足寄の畑の中や、屈斜路湖畔、SHINさんと泊まった多和平。 今思い出しても、どれも鮮明に蘇る星空だ。 しかし、今夜の星空は違った。 言葉も出ない。 中学の時、星座観察が好きだった。 あれが白鳥座、あれが俺の牡牛座…(5月生まれ)と言っていた。 星座を見つけることが楽しかったのだ。 しばらく無言で空を見る。星ってこんなにあったんや… ただ、そう思うだけである。 「見る」というより、「脳裏に焼きついてゆく」と言ったほうがいいかもしれない。 満天の星空だな。 それ以外の言葉が出てこないくらいだった。 しばらく立ち尽くした後、寒さに気がつき小屋に戻った。
2010/01/19
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念願の夕陽を見た後、食事の準備。 持っているのは、カセットコンロ用のボンベ。 コンロはホームセンターで売っているイワタニ製である。 気温が低いからなのか、火が弱い。 安物なので少し条件が悪くなると使いにくい。 いい物を買えば済む問題だろうが、宝の持ち腐れってこともある。 車中泊をする時はカセットコンロを持って行くし、かさばる毛布だって持っていく。 自分の行動に合った、自分の身の丈に合ったものを使えばいいと思っている。 湯が沸くまでの間、鍋にワンカップを入れて温めながら、発泡酒を1本飲み干す。 湯が沸いたら、うどん、油揚げをインスタント味噌汁で煮る。 蓋を閉め、今度は上にワンカップを置く。 さらに缶詰を開けつつ待つこと数分。 そのうち、蓋に乗せた酒が温まる。 ぬる燗くらいになったかな。 持ち運ぶ荷物が限られるバイク旅、鍋蓋も大事な熱源なのだ。 ガスの青い炎の横、標高1000メートル越えで飲む安酒。 うまい。 酒屋に勤める者が言うのもなんだが、こんなところで高い酒を冷やして飲んでも旨くもなんともないのだ。 安い酒を大事そうにもったいなさそうにチビチビ飲むのがいいのである。 何も考えず、ただただ鍋の中が煮えるのを待ちながら飲む。 一口、また一口飲む度に体が温まり、そのうち頬が火照ってくる。 青い炎を見ていると、知らぬ間に様々なことが頭をよぎる。 今回の旅だったり、これまでの旅だったり、なぜか昔の記憶だったり…。 普段は思い出さないようなわずかな記憶が蘇る。 爺さんが亡くなった日のこと、腹が立っていた友人のこと、楽しかった飲み会のこと。 そんな不思議な時間を求めて野宿をするのかも…と思うこともある。 実際は時間にしばられず動きやすいという理由だが。 心地よく遠い記憶に浸っていると、うどんが煮える音がしてきた。 幾三スペシャルうどんの出来上がりだ♪ 今日も美味しいご飯にありつけたゾ。 さあ、食べよう!と思ったが、箸が見当たらない。 確か割り箸があったはずだけど…。 暗い中、探すのだが見つからず…。 結局、それらしい細長い棒といったら…、歯ブラシ 歯ブラシ1本、ブラシ部分を持ち食べることにした。 ズルッとひと口。 うう~ん、PCクリニカの香りがして…旨くない。 妙な香りのうどんを食べ終わり、程よく酔った頃。 真っ暗だった山小屋に光が刺した。 何だ???と思って窓から様子を伺うと、スモークを貼った白いハイエースが…。
2010/01/18
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稚内の林道を出たのが12時。 そろそろ南下しよう。 西の空を見ると雲ひとつない快晴♪ 今日の宿は函岳頂上の山小屋に決定だ。 日本海へ沈む夕陽とオホーツクからの日の出を見ようという魂胆である。 100キロほど南下し、美深の町へ入った。 国道沿いのスーパーで、うどん、油揚げ、ネギ、缶詰などを購入。 明日は、4年間出会えなかった函岳からの朝日に会えるかもしれない。 1人ではあるが(たぶん)、ささやかな酒席を設けようと思う(毎日飲んでいるが)。 買い物を終えると15時。 林道が30キロほどあるのでそろそろ向かわないとな。 林道入り口。 去年は深砂利で何度もヒヤッとしたが、1年の間に踏み固められたようだ。 紅葉にはまだ早いようだが、林の中を走るのは気分がいい。 前からオフ車が2台やってきた。 先頭を走る男性はステップに立って左手を振ってくれた。 後ろを走る女性らしきライダーはシートに腰を下ろしたまま手を振る。 俺も手を振ってみる。 林を抜け、景色がよくなった頃、加須美峠に到着。 峠から函岳頂上へ向かう。 途中、バイクを停めて景色を眺めてみる。 道北の山並みがはっきり見渡せる。 どこまでも青い空。 函岳という場所を知ってから5年。 初めて函岳へ来てから4年が過ぎた。 今回、ついに頂上から夕焼けと朝焼けを拝めるかもしれない。 心が躍る。 頂上に着くと、地元美深のカメラマンが居た。 横に並んで三脚を立てる。 標高1129mからの夕陽。 焼けることはなかったが、冷たい風の中で静かに見ることができた。 日が沈んで暗い中、山小屋の外で飯の準備を始める幾三だった。
2010/01/14
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利礼の丘から遠くに佇む利尻を見た後、稚内市内を通り抜ける。 数年前の3月にプラドで来た時のことを思い出しながら。 雪の東北&北海道の旅part11 南稚内駅の近くを通った時、去年給油したガソリンスタンドが見えた。 と同時に、DTに乗っているというスタンドの兄ちゃんが話してくれたのを思い出した。 「稚内から抜海へ抜ける林道があるんですよ」ってな内容だった気がする。 その話を思い出しながら市内の詳細地図を見ると、それらしき場所に途切れた道。 とにかく向かってみる。 地図で見ていた場所に着いた。 林道らしき入り口があったので、少し進入してみると… この道だ、たぶん…。 しばらく進むと、何かの標識。 なにやら地名が書いてあるが、よくわからない。 天気が良くて気持ちいい。 何も考えずに走っていたら次第に道が荒れ始め…。 遠くに稚内市内が見えるので、なんとなくどの辺りを走っているのかは分かる。 が、先へ続く道は荒れる一方。 スキー場の上級者コース並みの急坂を下りたり、笹に埋もれたり…。 行けども行けども道が開けない。 諦めて引き返した。 引き返してわかったのだが、気分が良すぎて分岐を見落としていたようだった。 本線に入ってからは快適走行♪ 農道にぶつかり、林道終点。 迷ってヒヤヒヤしたものの、稚内市街の遠景も見れたし♪ まあ、いいことにしよう。
2010/01/14
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無事に大阪から帰ってきました。 以前隣に住んでいた慶悟やその友人のヨシハル、年末にハートランドで出会った「山陰まで美味しい魚を買いに来た!」という大阪の方がわざわざ買いに来てくれました。 嬉しいですね~。 帰りは中国道に入ってからしばらくしたら雪が降り始めて。 米子道はもちろん雪。 雪の日に初めて高速バスに乗りましたが、けっこうなスピードで走ってました。 梅田を出てから、西宮では15分遅れだったのが、松江には予定よりも10分早く到着。 乗り物酔いしやすいので、特急やくもよりも、やっぱりバスがいいですね。 今夜は久しぶりにヘタクソなギターを弾いて歌って。 河島英五 運命 吉田拓郎 祭りのあと 今は日本酒飲んでまったり。 家よりも落ち着く場所は無いですね。 雪の夜の静寂。 ストーブに乗っけたヤカンがジリジリと…、何か言ってます。
2010/01/13
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今日の休憩中、デパートの屋上で一休み♪ こんなとこ、何年ぶりに来たやろか。 小さな姉妹が遊具に乗ってました。 子供を見ている母親の横に係のおっちゃんのニコニコした笑顔。 姫路に居た頃、山陽百貨店やヤマトヤシキの屋上に行くのが楽しみだったんです。 実家にミッキーの帽子をかぶってパンダに乗った俺の写真があったような…。 出張で宿と店の往復ばかりでしたが、ホッとするひと時でした。 てか、煮物とか刺身食べたい。
2010/01/09
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梅田はスーパーが無くて毎日夕食は外食です…。 今回の宿は和室。 1泊朝食付き3700円♪ 貸し切りの大浴場で美川憲一の柳ヶ瀬ブルースを熱唱した後、久しぶりに潜水しました…。5往復。 部屋に戻ってからは湯のみでウィスキーの水割りです!
2010/01/08
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現在、一昨日走ったばかりの米子道。 今回はマイカーではなく高速バスで大阪へ。 冬タイヤ規制がかかって、チェーン付けてる車が多いです。 雪の量が微妙な地域だから仕方ないですね。ちょっと遅れそうな感じです。 この路線、乗客が多い時は阪急と一畑の2社からバスが出ます。 トイレ休憩の時に運転手同士の会話を聞いてました。 「うちのは馬力ないから抜いて下さい~」とか、「いやいや、観光バスやからどうのこうの」とか。 たまに、へぇ~って話もありますよ。 さぁ、1週間立ちっぱなしの出張。 辛いっす…。
2010/01/05
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正月を実家で過ごして、松江に帰ってきました。 寝正月でした。 2日、おかんと弟と姫路へ買い物に行った帰りにおかんの実家の相生へ。 行ってみたら、従兄弟が3人来てました。 研兄ちゃん、慎兄ちゃん、哲っちゃん。 みんな結婚していて、兄ちゃんは2人とも子供がいます。 兄ちゃんには遊んでもらった記憶。哲ちゃんは一緒に走り回ってた記憶があります。 研兄ちゃんは、峠家が姫路に住んでいた頃、近所だったのでよく遊んでもらってました。 俺が小学校、弟が保育園くらいかな。 一緒に酒を飲んで笑うなんてちょっと不思議な感覚。 昔、研兄ちゃんが家に彼女を連れてきた時、うちの親父が、「前の子と違うやないか~」と冗談で言ったら、彼女が本気にして(今の奥さんです)その夜は朝まで喧嘩したこと…なんて話題で盛り上がりました。 哲っちゃんは5年ぶりで、奥さんに会うのは初めて。 久しぶりに顔を見れて良かったです。 昔は爺さんの兄弟や、親父達が飲んでいた席でその子供達が飲んでるな~、1つ世代が変ったんやな~と言いながら飲んでいました。 で、そんなこんなで飲みすぎたようで…。 おかんと弟は先に車で帰ってしまい、後から電車で帰ったのですが。 相生から赤穂行の電車に乗ったはずが、気がついたら西明石…。 電車に乗った記憶も曖昧で、赤穂まで行って引き返したのか、間違えて大阪方面に乗ったのか??? 西明石で降りてから乗り換えたのもよく覚えていない。 断片的に覚えているのは最初に相生駅に着いた時と、姫路で駅そば食べたこと。 正気に戻ったのが赤穂線に入ってから。 で、赤穂駅の改札出ようと思ったら切符がない…。 駅員さんに事情を話し、再支払い。 ちょっとしたJRの旅でした。 さて、明日から仕事。 明後日からは1週間大阪へ出張…。 頑張りますかね~。 皆様、今年もよろしくお願いします♪
2010/01/03
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