よんよんとともに

　韓国俳優 ペ・ヨンジュン （３８）が初めてプロデュースを手掛け、約３年ぶりに出演したドラマ「 ドリームハイ 」が、ＴＢＳの韓流セレクト枠（月～金曜午前１０時５分、関東ローカル）で２９日から地上波初放送されることが４日、分かった。未来のスターを夢見て芸能高校に通う若者らが、挫折や葛藤を繰り返しながら成長していく姿を描いた作品。スター候補生の１人を演じた若手俳優 キム・スヒョン （２３）が、初主演作への思いやヨン様との撮影エピソードを語った。

　「 ドリームハイ 」 はヨン様が、Ｒａｉｎや２ＰＭらを育てた韓国のカリスマプロデューサー、Ｊ・Ｙ・Ｐａｒｋと共同で初プロデューサーを務めたことで注目された。２ＰＭのテ ギョンとウヨンをはじめ、本物のＫ－ＰＯＰアーティストがスター候補生を演じたことも話題を呼び、今年１月から放送された韓国では同時間帯の視聴率１位を 獲得している。

　生徒役の主要キャスト６人のうち、ただ１人、音楽に関して素人だったのが キム・スヒョン だ。 撮影に入る３カ月前から２ＰＭが所属する事務所の練習生に交じって、歌やダンスのレッスンを積んだ。キムは「歌はもともと好きで、高校時代の学園祭では舞 台で歌ったこともあります。今回（ドラマの）サントラ盤に自分の楽曲が入って、歌手の方はこういう気分を味わっているのかと、ちょっといい気分でした」と 笑った。

　映画やドラマの経験はあったが主演は初めて。「最初から最後まで自分で引っ張っていかなくちゃいけないので、体力面の覚悟も以前とは違った。自分にとって初めての出演作のような気持ちでしたが、振り返ると心残りもありますし、いまだに胸の中に残っている作品です」。

　プロデューサーであり、所属事務所の先輩でもあるヨン様は、初主演のキムに細かい気配りをしてくれたという。「演技についてはテレビの放送が終わるとメッセージをくれました。健康面も気遣ってくださって、撮影後半にはビタミン剤までいただきました」。

　ヨン様期待の新星は、２ＰＭの２人ら主要キャストとともに８月上旬に来日し、地上波放送を記念した会見に臨む。【今西孝江】

　［2011年7月5日9時18分　紙面から］