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早いもので、シマコが逝ってから2週間程たった。いつまでもメソメソしていても仕方が無いので、色々と片付け始めた。まず、3部屋に置いてあったネコ用ベッドを撤去。(ネコは1日16時間程も寝るので、季節や時間によってより快適な寝床を選べるようにしていた)次に、2箇所に置いてあったツメ研ぎセットを撤去。次に、リビングの一角にしつらえてあった自動給仕器と水飲み場を撤去。(初代自動給仕器が電話回線を使って外から餌を与えることができるタイプだったため、電話回線の差し込みがあるリビングの一角が餌場と水飲み場となっていた)そして、洗面所に置いてあった2個のネコ用トイレを撤去。(シマコは、オシッコはペットシートタイプのトイレ、ウンチは猫砂タイプのトイレと使い分けていたので、トイレは2個必要だった)結果として、室内の景色の変化に困惑してしまった。そしてもう一つ驚いてしまったのは、ネコたちと暮らしていたこの四半世紀、室内の扉を閉め切るということがなかったという事実だ。洗面所と趣味の部屋の開き戸は常に開けっ放しであり、間違って閉まらないようにもしていた。リビングと寝室の扉も常に20㎝は開けており、空調対策として床まで届く暖簾をつけていた。試しにリビングや寝室の扉を閉めて切ってみると、困ったことに全く落ち着かない。もちろん、家に帰ると甘えて出迎えに来る感覚や、夜寝る前に布団に入ってくる感覚などはすぐに消えてしまうものではなく、寂しさをかみしめるしかない。困惑の日々はしばらく続くのだろう。
2020/12/18
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(↑ベランダで日向ぼっこしている先月のシマコ)今日の午前中にシマコが逝ってしまった。シマコは17歳と4ヶ月ちょっと生きた。傍らに寝ているシマコの亡骸を見ても、なかなか受け入れがたい現実だ。わかっている。形あるものはいつか壊れ、生きるものはいつか死ぬ。しかし、何なのだろう。想像もしなかった喪失感を感じている。昨年ユキちゃんが逝った時もかなりショックだったが、今回はちょっと違う。「ネコってやつは…」のカテゴリーに書いてあるが、今まで暮らしたネコたちは、すべてネコたちの方から近づいてきた。成り行き上こいつらを受け入れ、ネコと暮らす生活が始まり、気がつけば25年近くたっていたことになる。途中1~2年のブランクはあるが、いつの間にかネコがいる生活が当たり前になっていたのだ。そうか、不思議な喪失感の意味がなんとなくわかってきた。4度目の奇跡の出会いなどはもうないだろうし、こちらも歳をとってしまい責任をもって動物を育てることも難しくなってきた。つまり、四半世紀も続いたネコと暮らす生活が終わったと気づいてしまったのだ。思わず、ため息が出てしまう。
2020/12/03
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