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もうすぐ雨が降り出しますよ~・・というような風が吹き始めた昨日の夜。新所沢、「カフェ・ブルー」に「カンテレ・ライブ」に行ってきました。19時到着。食事の予約を入れていましたので、「鶏のカレーソース」をメインとして赤ワインを一杯頂きました。でも、食事はやはりワイワイやりながら楽しむのが一番です。全く知らない人々の中で、お行儀よく食べるのはちょっと苦手です。20時。演奏会の始まりです。私、カンテレという楽器を見るのも、音色を聴くのもはじめて。ハープを半分にしたような共鳴部分の箱の上に、弦が39本張ってあり、ひざの上に乗せて指で奏でていきます。(台も使うそうですが、この日はひざの上でした。)音色は、澄み切った空、緑に降り注ぐ柔らかな光りを思わせるもので、私の頭の中は、お分かりのとおり緑の苔が朝露に濡れ、やっと夜が明けて届き始めた光りが、木々の間から何本もの光りの柱をたてる富士山の森の中をイメージしておりました。月並みですが、心が洗われる・・そんな感じです。フィンランドの楽器で、まだ日本では馴染みが薄いそうです。21時。ライブも終わり、同じ音楽を聴いた一体感でお店の中はやっとリラックスムード。ぼちぼち帰る人、奏者と話し込む人、お酒を楽しむ人、音楽談義をする人と様々です。私はここでコーヒーを注文・・・。豆を挽いて、じっくり時間をかけて淹れたコーヒーは、香りも味もふくよかです。22時音楽の話にまぜてもらったり、「森さん」とおっしゃる写真家の方にカメラや写真の話を聞きながら赤ワインをもう一杯頂く頃には、少し酔ってしまい、饒舌な私が・・出てしまいました。照明を一段落として、マスターがブルースをかけてくれます。確かアーティストの名前を聞いたのですが・・??その時入ってきたお客さんは、知り合いのジャズシンガー「レ○ちゃん」です。又ひとしきり話していると、今度は「ウィリー・ネルソン」が唄うジャズスタンダードナンバーに変わっています。しかも二枚ともレコードで、渋い選曲です。「こういう音楽が好きですよね。」とマスターが一言・・そうです・・有難うございます。CDと違い、レコードの音は柔らかくてシミジミといいものです。23時30分傘を持って行きましたが幸い使うことなく、家に着きました。疲れているとかえって寝つきが悪いのですが、疲れているにもかかわらずいい気持ちでグッスリ眠れました。今は雨・・。土曜日は特に雨脚が強まるとの予報ですので、山菜採りの計画を見直さなくてはいけないかな~。雨の中でも決行しないと、このまま私の山菜採りは終わってしまいそう・・。ぅ~む・・気合を入れなくては。
2008.05.29
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実家に到着。いつも自分の都合のいいように動きまわっている私。さあ~母の側ではそういう訳にいきません。今子育てをしているお母さん達から見ると、考えられないほど厳しく育てられた世代の私達。特に鹿児島は、その傾向が強かったようです。物心ついた頃から、父親は怖い存在でした。母もしかりで、お転婆だった私は常に叱られていました。極端に表現するなら、白いものでも親が黒だと言えば黒である、というように・・です。今は母も老いてしまい怖い存在ではありませんが、子供の頃に叩き込まれたものは、容易に頭から抜けません。相方に対しては、自分の考えを主張しますが、母に対しては優しい私です。四十数年前に建てられた実家。昔の作りなので間仕切りはふすまと障子で、障子の数も半端ではありません。確か私が4年ほど前に張り替えましたが、破れは少ないものの色がやけてしまい、それを毎日眺めている母は、張り替える気力と体力もなく気になって仕方がなかったようです。「障子が気になって・・色が悪くて古い家がますます古びて・・」と、はっきり「張り替えて。」とは言いません。優しい私は、(自分で言うか・・・)張り替える事にしました。確か障子張りは晩秋の季語、風物詩としてしっくりこない感はありますが、やらねば・・。張るだけなら簡単ですが、それまでに21枚のサンを掃除したり糊を作ったりと私にとっては大仕事です。母にも少し手伝ってもらい、五月晴れの中なんと21枚を二日がかりで終えました。80515障子 posted by (C)きのこのキコさあ中一日休みをもらい、今度は・・・?「シンビジュウムの植え替えをしていないので、今年は花が少なかった・・来年はもっと少ないかも・・」とのたまう母。確かに、花は小ぶりで年々葉っぱの巾が狭くなってきています。鉢の中には古いバルブがいっぱいで、窮屈そうです。昔、蘭が好きで、オンシジュウムやパフィオを育てていた私。やはり言ってしまいました・・・「じゃ・・わたし植え替える・・」と。近くの植木屋さんで、ラン用の土を6袋買い求め、確かこうやって・・こうするんだ、と思い出しながら15鉢を植え替えました。腰の痛い事、すぐに立ち上がれないほどでした。写真は、植え替え後の一部です。どーぞ、根付きますように・・。80517蘭 posted by (C)きのこのキコこんなふうに、母と私の一日、一日が流れていきます。掃除も食事の準備も終え時間が出来たら、庭を眺めながら飽きるほどお茶を飲んできました。ある日まだ眠っている朝方、ドアを叩く音が・・。出てみると近所の親戚です。釣りに行ったからこれ食べてと、25センチもあるアジを持ってきてくれました。錦江湾で釣れたアジは、青銀色に光っています。持ってみるとズッシリとした重みがあります。2尾は刺身、1尾は塩焼きにしましたが、さばいてみると身が透き通って、2尾には腹子が、1尾は白子が入っていました。プリップリの食感と甘み、久しぶりに食べた新鮮なアジの味でした。80517鯵 posted by (C)きのこのキコ仲間のみなさんが、北富士で山菜採りを楽しんでいる頃、母との10日間は過ぎていきました。帰ってみると冷蔵庫の中はカラッポです。山菜といわれるものは、何も入っていません。24、25日は色んな予定が入っていますが、何とか時間を見つけて富士山に行けたらいいのですが・・・無理なら近場の里山でマツオウジでも見つけて冷蔵庫の中身の足しにしましょう。
2008.05.23
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80521富士山 posted by (C)きのこのキコ車で帰ろうと飛行機で帰ろうと鹿児島は遠~いです。旅が好きな人は飛行場の近くに住むにかぎりますね。羽田まではなんとか気力を保っていても、その後のリムジンバスと所沢からの西武電車でガックリと疲れてしまいました。母の所ではテキパキと動いていたのに、「あれは一体なに?」と思うほど、自宅に帰るとだらけてしまいました。人間、守らなければいけない人が近くにいると強くなれるものです。私自信もそうですし、友人を見ていても感じます。さて、行きに富士山を撮ろうと目を皿のようにして窓の外を見ていましたが、遙か下は雲海、雲海また雲海・・・。眼下は白い雲、窓の外は強い陽射しに映える主翼、上を見ると吸い込まれそうな青い空、富士山は見えませんでしたが、夏の涼しげなスゥイーツのように美しい景色を楽しみました。で、この写真は今日の太平洋上空からみた富士山です。日々、母のことを考えて生活していたため、それは強い睡魔におそわれましたが、「うんにゃ・・雲の上のきのこの会、別名富士の病の会に所属しているのだ・・眠ってはイケナイ」と一応本を広げますが、時にウトウトしてズーット同じページです。「あと、30分で羽田に到着します。」というアナウンスがながれた時、「羽田までの所要時間を考えると、きっとこの辺りで富士山が見えるハズ・・いえ、お願い見えて~」とお下がりのサイバーショットを構えました。すると、主翼の下に遠く富士山が・・・「小さいな~、このカメラで大丈夫かな??D-80だともっとズームできるのに」と思いながら何枚か撮ってみました。そんなこんなで、さつま揚げと持ち帰ったエンドウ豆で今ビールを飲んでおります。明日から自分のペースに戻すのにちょっと時間が必要かも・・。
2008.05.21
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5月11日から10日間ほど、一人で鹿児島へ帰省します。義母も母も、一人暮らしです。歳を重ねるにつれちょっとした事がきっかけで寂しさが募るようで、実家の母が体調を崩してしまいました。本当はこちら(埼玉)を引き上げて、帰ってきて欲しいようです。が、諸事情でそういう訳にもいきません。せめて、これからは、三月に一回ほど顔を見に帰ろうと思います。しかし、今自由に時間を使い、好きな事をしている私。帰ったらそんな訳にいきません。三度の食事を時間通りに作ると、ほとんど台所に立つ事になります。昼食中に、頭の中で夕飯の献立を考えます。食事といえばご飯があたりまえの母は、麺類を食べる事がありません。もし食べたとしても、落ち着かなさが目に見えるほどです。私も、毎回しっかりご飯をいただく事になります。麺類は小腹が空いたときの食べ物のようです。病院へ行きながらお買い物を一緒に楽しみ、毎日お茶を飲みながらおしゃべりして、時々お墓参りに行き、母も絵画が好きなので絵を描いて、パソコンの無い母娘べったりの10日間を過ごしてきます。禁断症状がでないかな~。むしょうに山菜が食べたくなるかもぉ・・・。帰ってきたら、何が何でもおべんと持って富士山へ行こう・・・。
2008.05.09
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80504新潟 posted by (C)きのこのキコさてさて、日本中がバカンスモードになるゴールデンウィークが終わってしまいます。なぜ、混みあうのが分かっていて出かけるのか?と言う人もいますが、皆が遊んでいるのに一人仕事、あるいは家にこもっているのは、寂しいですし、遊ぶには最高の季節ですので、大いに楽しみたいものです。4日は「新潟山菜採りツアー」の下見会として、北魚沼郡へ出かけてきました。昨年から今年にかけて例年になく大雪が降ったとの事で、民宿の辺りにまだ雪が残っていると思っていましたが、なんとすっかり融けていました。「あんなに沢山の雪が、こんなに速く融けたのは初めてだ。」というのが民宿のご主人の弁です。それでも、歩いて15分もすると標高が高くなり、雪どけしたばかりの場所に黄色いフキノトウ、出始めのコゴミ、雪解け水の沢近くに、カタクリの群生がありました。80504カタクリ posted by (C)きのこのキコ前回群馬で採ったコゴミやフキノトウが冷蔵庫に残っていたので、この日は、収穫にとらわれる事なく景色を楽しんできました。でも、何も採らないのでは楽しみに欠けるし、雪の中に頭を出している黄色いフキノトウが「ほら、私美味しいのよ。」と呼びかけているようで二人で少しずつ、そしてトリアシショウマを少し採ってきました。80504山菜収穫 posted by (C)きのこのキコ天麩羅は苦手と公言しつつ、雪の中のフキノトウは別物です。衣がつきすぎないようゆるめに粉を溶いて作りました。元が黄色いので、ほんの少し揚げるタイミングがずれるだけで焦げた感じになりますが、香り豊かなほんのり甘い天麩羅ができました。80505フキノトウ天麩羅 posted by (C)きのこのキコ残りのフキノトウは、今日「蕗味噌」を作りました。夏から秋にかけて富士山へ出かける時お弁当を持って行きますが、おかずが少なくても、この蕗味噌があれば白いごはんが美味しく食べられます。秋の富士山で、新潟の春の恵みを頂く・・・こたえられません。
2008.05.06
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80503京亭の庭から posted by (C)きのこのキコ3日は寄居にある料理旅館「京亭」へ、「およばれ」で行ってきました。前日までの雨に洗われた新緑が、目に鮮やか・・・。目に前の崖の下は、とうとうと流れる荒川です。河川敷には、休日を楽しむ家族連れがぞれぞれの楽しみ方をしていました。80503鮎の塩焼きjpg posted by (C)きのこのキコお料理は「うるか」に始まり、先付け、煮物椀、お造り(これは鯛)、甘露煮、塩焼き、山菜天麩羅、鮎ご飯と、目にも楽しく続きます。鮎漁は解禁前ですが、そこは料理屋さんの腕の見せ所で、箸休めも行き届いた品が出てきてどれもいいお味でした。あっ、ひとつだけ苦手なものが・・・「うるか」はちょっと苦手で、相方に食べてもらいました。ツツジが咲き、緑が清清しい庭園を眺めながらデザートまでしっかり頂きました。日常の食卓はといえば、山菜の天麩羅やお浸し、竹の子の佃煮など。だから、この日の食卓はまさに「ハレの日」の献立でした。美味しいものを食べると、食欲が満たされ幸せに、山菜など食べられるものを採りに行けば、狩猟本能が満たされ、人生はより楽しいものになっていきます。できたら、このまま年齢が止まらないかな・・さらに欲張って10年前に・・。ズーット山に行けるのに。
2008.05.05
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