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台風の影響があるかも・・・との不安がありましたが、昨日の御山は快適でした。きのこカフェさんとの情報交換で、望みのきのこは期待薄と諦め場所移動。出始めのナラタケが迎えてくれました。初秋から出続けているキノボリイグチ。我が家はハナイグチを好みますので、写し撮るだけです。今頃はこの雨で、大きくカサを広げているでしょう。毎日人が歩き回っているクロカワ畑ですが、ゆっくりじっくり探すとお恵みがいただけます。ほろ苦さとこっくりとした旨みが日本酒に合うのか、酒飲みに人気のきのこです。私は赤ワインが好きですので、きのこよりチーズがいいです。ははは・・無くてもいい情報ですね。すっかり諦めていた松茸。出るに出られなかったの、とでも言うように地中に埋まっておりました。掘り進むにつれて数が増えていくのが可笑しくて、モモクリさんと声を出して笑いました。大物を採る醍醐味はもとより、きのこを採った~~という満足感を与えてくれるのは、両手で掬い取るように出ているナラタケや林のごとく並んで群生しているチャナメツムタケ、樹に重なるように出ているムキタケでしょうか・・・。その可愛らしいチャナメツムタケですが、いよいよキノコシーズンも終盤に差し掛かりますよと伝えているようで、見つけると嬉しさと相まって複雑な気持ちになります。昨日の締めは、オオモミタケでした。柄が太くて長いので採り応えがあります。図鑑でしか知らなかった頃は夢にまでみる憧れのきのこで、何度ページをめくったことでしょう。・・・図鑑はボロボロです。こうして出会える環境に居ることに幸せを感じます。平日組が増えましたので、ランチはモモクリさん、コクワさんときのこ四方山話で盛り上がりながら楽しみました。空腹に耐えかねて、きのこカフェさん御一家を待てませんでした。もっとも・・・きのこ愛に目覚めた御子息を山が離してくれなかったのかもしれません。台風による雨が、大地を潤しております。過ぎ去った後は季節も進み、紅葉も始まりそう。10月上旬はイベントが重なりますが、そんな時こそ時間を作って大地の気をいただきに出かけたいものです。
2012.09.30
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きのこへの好奇心も体力も充実していた頃は、まだ見ぬきのこへの興味に駆られて山中を歩き回りました。初めてオオキノボリイグチを見た時、カサの鹿の子模様の可愛らしさとカン孔の鮮やかな黄色に感激、食菌だと分かっていても、『そこに在る様の美しさ』を壊すのが惜しくてしばらく眺めていたものでした。今は慣れてしまって、ありがたく摘み取ります。あらぁ~~こんな場所にひっそり隠れていたのに見つかっちゃったね・・・と先ずは被写体になってもらったサンゴハリタケ。サワサワと広がる白い枝は、すまし汁に入れると爽やかな樹林の香りを放つ御馳走になります。標高2000Mあたりのナラタケはそろそろ終盤で、この幼菌も成長することなく眠ってしまうような気配を感じました。これからは里山に発生が移ってきます。多様な発生風景で楽しませてくれるハナイグチ。今回は「おしくらまんじゅう」状態、群生も単性もあるところが面白いです。21日は「入間きのこ愛好会」の鑑定会で2時間ほど歩き、午後はお決まりの勝沼のぶどう園へ、そして昨日は同じ場所へと連日の散策でした。鑑定会では、今年のきのこの出方がはっきり分かりました。多くの会員が目に付いたきのこを採ってきて、鑑定しながら食菌毒菌に分類していくのですが、この時季に採れるきのこにしては種類が少なく、小ぶりなものばかり。それでも、皆さん食べる分量は確保できて嬉しそう・・・ぶどう園への足取りも軽いものとなりました。山中では、遠くからお越しのモモクリさんとN師匠に出くわし、多くの仲間達が来ていることを知りました。最近はウィークデーとエンドの人出の差が無くなっているようです。昨日の山は、雨が降るでもなく陽射しも柔らかくていいお日和。仲間達から、嬉しい贈り物まで頂き気分は最高でした。それぞれの皆様ありがとうございます。連日の遠出で早起きできなくて遅出、しっかり早朝ラッシュにはまって現着したのは8時30分でした。ひと通り歩いて仲間達とランチ。あと一箇所歩きたいと、○○山の駐車場が空いている事を願いながら向かいましたが・・・残念、一台の空きスペースも無く、近場に一台分のスペースを探しながら走ってみましたが管理が行き届いた道路沿いにはその様な場所は無くて、結局心臓破りの定番駐車場に到着です。そこには見知った車が・・・コクワさんと一緒に近場を一回りして、少ないながらショウゲンジ、ナラタケを摘み採りました。疲れて体は重くても、苔むす緑の絨毯で目を癒し、唐松やコメツガの樹脂香を含んだ風を取り入れた頭は精神的なエネルギーに満ちています。今日の雨で季節はしっかり変わりそう・・・肌寒さに楽しいシーズンの残り少なさを感じ、満ちたエネルギーと相まって、今日はちょっとだけセンチな気分です・・・そんな乙女な年でもないのですが。
2012.09.23
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そう・・・タイトルのごとく御山が私を呼んでいるのです。連休の最後の日(17日)、雨を覚悟の上、素直にその呼び声に従いました。曇り時々雨の中、疲れた体は快復していませんでしたので、歩きやすい場所だけの散策でしたが、ハナイグチの可愛い姿を沢山見ました。斜面を駆け上っているかのような群生は、凡そ50本ほどずーっと上まで続いていました。久しぶりに見た嬉しい景色に、後処理のことも忘れてハナちゃんと戯れてきました。こちらは、カサの色が違うハナイグチ。色・柄の長さ・カン孔の緻密さの違いなどから、先ほどのものとは種類が違うのかもしれません。草の中に満遍なく在るのではなくて、ところどころまとまって出ていました。オレンジ色の輝きが目を惹きます。これまでは、ヌメリ系のきのこが少ないように思われましたが、連日の雨に刺激されたのかここにきて発生してきたようです。写真のキャプションにはヌメリササタケといれましたが、ツバアブラシメジだと思われます。小雨の時間が長くてカメラの出番が少なく、写真があまり撮れませんでした。ナラタケ、イグチ系、ツガタケ等きのこはたんまり採れて、帰宅してからの下処理が大変でした。今回の収穫は、「きのこ会のイベント用」として冷凍ストックです。明日は歯科へ・・・楽しい週末の前に、避けて通れない恐怖の時間があります・・・怖いなぁ~。。。
2012.09.18
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夏から秋にかけての高山は山野草の花が競い合うように咲いています。富士アザミの花が地面に恋をするかのようにうつむいて咲く今頃になると、アキノキリンソウやホタルブクロが咲きおわり、紅葉が早いナナカマドが色づき始めます。だんだん鮮やかな色合いが少なくなる山に、紅色の輝きできのこ人を魅了するハナイグチがでていました。私には、恋人が寄り添っているように見えます。「美味しいナラタケ汁をもう一度食べたい」の想いで、ナラタケが出そうな場所を歩いてきました。群生しているきのこを見るのは、どの種類も嬉しいものですが、ナラタケには独特の喜びが加わります。種類は、ワタゲナラタケ・キツブナラタケからオニナラタケへと替わっていました。お味噌汁に代表される、日本の「汁物文化」が作用する喜びでしょうか。やっと出会えた貴重なオオツガタケ。一本だけでしたが、新しいシロでしたのでこれからが楽しみです。今年はホウキタケによく出会います。こちらも新しいシロ・・・暗がりの中に浮かび上がるモコモコの姿、久しく見なかった大株に自分で堀採ることが出来ませんでした。やっと地温が下がってきたのでしょうか、松茸の姿もちらほら見られるようになりました。窓から眺める山梨方面は雲に覆われています。こちらにも雨が降っていますので、松茸発生条件も好転する事を願いたいです。日ごろお世話になっている方々に届けて、我が家に一本残った松茸・・・今夜「松茸ごはん」になります。一年のうちで一番豊富な種類のきのこが採れる9月の中旬。「雲の上の・・・会」の方々も、三々五々駐車場に戻ってこられます。kometsugaさんが心を込められた「松茸のお吸い物」の味が、仲間達の疲れた体を癒していきました。そろそろきのこが標高を下げてくる頃、次週末も歩きますよ。
2012.09.16
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毎週のきのこ採りで、野菜室にはきのこがたまっていきます。保存できるものは醤油漬けや塩漬けにして、残りをせっせと食べております。ツガタケはご飯に炊き込むのが一番美味しいのですが、毎回炊き込みご飯では面白みがありませんので、今回はオリーブオイルを使って簡単な炒め物にしました。ミニトマトとシシトウを頂いたので、さっと炒めて「山と畑のコラボ」です。トマトの酸味と甘みが味をひき立てて、シシトウがピリリと効きツガタケは森の香りに富み暑気払いにもってこいの味となりビールがすすみました。前回見つけた松茸は、虫が入っていない上物でした。たった一本だったので、炊きたてご飯との「混ぜ込み松茸ご飯」を拵えました。初物をいただく時って、わくわくと嬉しいものです。我が家の狭いベランダ菜園でも秋の虫が鳴き始めました。日中は暑くても、季節はしっかり進んでいるようです。次回の樹林には、どの様なきのこが待っていてくれるでしょうか。期待しないようにと思いつつも、妄想は膨らむばかりです。
2012.09.11
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夜の風には秋の匂いがしても、日中の残暑に参ってしまう日が続いています。山の気温もそれほど下がっていないと思っていましたが、昨日は早くもハナイグチが出ていました。カサの紅色の濃いタイプは、軸も太くてしっかり充実した肉質感、採り応え食べ応えがあります。きのこ採りを始めた20年前、私が通うフィールドでは、ツガタケを採る人達は少なくて「そんなの食べられるの・・・」とよく聞かれたものです。ハナイグチ・ヤマドリタケも然りでした。今は、どのきのこも皆さんの籠に鎮座するようになりました。少ないながらも、こんなツガタケ集団を数箇所で見かけました。一本だけ収穫で、残りは今日あたり散策するきのこ人が見つけてくれます。諦めていたつもりでも、大地の盛り上がりを探してしまいます。やや膨れた地面を掘る事4センチ・・・やっと松茸の頭が確認できました。思ったよりも大きかった事と、複雑な生え方をしていたので、原型のまま掘り出すことができずに、哀れ下方が切れてしまいました。ホウキタケは毎回よく採れました。昨日は、枝を広げたもの出始めの桜色が濃いものと収穫にバリエーションがありました。毎日のように人が歩いている樹林帯ですが、早朝毎に出てくるきのこ達ですので、いつ山を歩こうが等しく喜びの機会を与えてくれます。前回のタイトルのようには、うまく事は運びませんでしたが、場所選定を間違わずゆっくりじっくり歩くと食べる分量のきのこは採れます。この場所選定というのが難しくもありますが・・・。久しぶりに仲間の皆さんにお会いできた楽しい一日でした。新しい靴にも慣れてきましたが、体はいまいち斜面を登るのについていけません。すいすいと歩けるようになるのは、そろそろきのこ採りが終わる頃で、やっぱり事前の体作りが必要だったと思い知りました。
2012.09.09
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友人の都合にあわせて、昨日はきのこ狩りへ行きました。勿論あの雨の後ですから、大いに期待して。苔はしっとり濡れていて、見た目はまさにきのこ祭りが始まりそう・・・だったのですが、状況は以前と変わらず。ナラタケの発生も無く(前回発生したもの少々)、ショウゲンジは15本ほどの収穫。あえて快調なのはホウキタケぐらいで、収穫箱を賑やかなものにしてくれました。乾燥が長引いたので、しっかり菌糸帯を潤して活性化するのはやはり今週末あたりからかもしれません。デジカメは持参したものの、気持ちが撮影モードに切り替わらず、撮ったのはこの一枚だけでした。採れたクロカワはこの一個だけ、どう調理したらいいものか・・・。仕方がないので冷凍しましたが、娘が冷凍庫を探っていてこんなのがコロンと出てきたら、ひゃぁ~と一歩退くかもしれません。ホウキタケは醤油漬けにしました。しっかり味がしみ込んだら、形を貝柱に似せて提供してみましょうか。そのコリッとした食感で騙されるかもしれません。
2012.09.05
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雨が降っていたかもしれないという期待もむなしく、今日の山は、歩くたびにカサカサと音がするほどの乾燥。朝霧からの水分補給をミヤマハナゴケに助けてもらったかのようなツガタケが、5本連なっていました。ナラタケはそこそこ出ていましたが、ほとんどが地面から発生するタイプ・・・ワタゲナラタケと同定しましたが、ナラタケは種類が多いので自信がありません。立ち枯れた木は乾燥で木皮が剥がれて、黒く変色したナラタケ菌があらわになっていました。ホウキタケ幼菌独特のピンク色が一際美しい個体。ピンクというより紅色が強いサーモンピンクでした。よ~く見るとてっぺんがしっとりと濡れていて、枝分かれしたような形容が、空気中の水分を取り込むのに便利なのかもしれません。地面に同化したような渋い色合いが魅力的なクロカワ。ホウキタケが「美しい乙女」なら、クロカワは地上に頭を出した瞬間から「いぶし銀の趣を漂わせるおじさん」のようです。「雨が待たれるよね~」と話しながら車に戻ると、やっと待望の雨が降り出しましたが、喜んだのもつかの間30分ほどで雨雲は通り過ぎてしまいました。これでは地中にしみ込むまでに至らないでしょう。せめて、毎日の夕立を願うのみです。
2012.09.01
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