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梅雨の晴れ間、遠出したいと予定しながらも決行できず、近場の公園散歩となりました。きのこを探したものの、寂しいかな確認できたのはヒビワレシロハツだけでした。水辺の風景は四季を通じて美しく、うす曇の中水面に溶け込むように西洋紫陽花が咲いていました。岸辺で身だしなみに夢中のカモ。トンボが飛び交い、カイツブリが鳴きかわし、小さな流れにはザリガニ獲りの子供達の歓声が響き、モンシロチョウを入れた虫かごを大切に抱える少年が走る・・・・。まるで夏休みを思わせるような風景の中で半日過ごしました。防水が効かなくなっても、ガマンしながらはき続けたトレッキングシューズでしたが、靴底が剥れてきてとうとう使えなくなってきました。購入を考えては諦める・・・3年間ほど決められなかった靴の購入でしたが、やっとというか「えい!」と思い切ってというか・・・こんなのを求めてきました。私には贅沢すぎると悩んだのですが、沢山在る中で足にピッタリくるのはこれだけ。今年、目ぼしいきのこを何本採れば元がとれるでしょう。もっとも売らない事にはお金になりませんが・・・。次の散策からこの靴の出番、新しい服を買ってもらって遠足を待っていた頃のような気持ちで真新しい靴を眺めております。
2012.06.30
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目に見えている世界があるなら、きっと私達の目に見えない世界があるはず・・・緑深い大地からゆらゆらと立ち昇る香気と濃密な空気の中に佇んでいると、時々そんな気持ちになることがあります。週末に早起きする季節がやってきました。「きのこ」にはまだ早いけど、逢いたいと願う「ベニバナヤマシャクヤク」が見られるのはこの時季だけ。馴染みの株は数年前に盗掘されたので、今はベニバナや~いと探し廻ります。最初に見つけたのは、こんな蕾のシャクヤク。茎・葉脈・葉っぱの色合いから白花だと近づいたのですが、ガクから覗く花は薄紅色。もしかして紅花かもしれません。確かめられないのが残念です。蕾があるなら咲いている固体もあるはずと、二時間ほど樹林を歩きましたが、見つけたのは種をつけた固体ばかり。こちらは葉脈も茎も赤みがかっています。希望的観測ではありますが、きっとベニバナヤマシャクヤクです。今年は植物の生育が幾分か遅れているから、きっと森の妖精に逢えると踏んでいたのですが、読みが甘かったようです。林道にせり出したベニサラサドウダン花の香りに誘われて、虫達が集まっていました。幼菌のカイメンタケを杖でポンポンと触り、頭をだしたばかりのベニテングタケを眺めて約半年振りの樹林散策は楽しいものとなりました。次はベニバナイチヤクソウやササバギンランの写真が撮りたい・・足下の花々にも愛を注ぐ山歩き・・・秋になってきのこが出ていても、そんな気持ちを忘れない散策を目指す・・・これが今年の目標のひとつです。
2012.06.24
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タケノコの季節は長い。九州では正月から孟宗竹が出始め、その旬は列島を北上してわが町ではこの季節の真竹で仕舞いとなります。標高がある真竹林だと7月上旬まで採れるようなので、タケノコって結構長く楽しめる山の幸です。ということで、昨日真竹採りに行ってきました。現地到着が13時、しかも日曜日だったのでもう残り少なくて5本も採れたらラッキーと期待薄だったのですが、こんな食べ頃が林立しておりました。きのこの姿を探しましたが、見かけたのはこのホウライタケと手の届かない樹上のキクラゲだけ・・・。手に取るわけではありませんが、きのこの姿をみると癒されます。収穫の一部です。昨夜から、煮物・炊き込みご飯・汁物・酢味噌和えとオンパレードで食べ続けていますが、淡白な風味は味付けでいか様にでも楽しめるので、ありがたい食材です。竹山ときのこが出る山が欲しいなぁ~・・・多分叶わない夢です。
2012.06.17
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節気を楽しむという心のゆとりを忘れていても、食べ物だけは知らず知らずに季節のものを取り入れているもので、ソラマメや出盛りのトマト、自給の山菜などが毎日の食卓の彩となっています。仲間の採集生活を「いいなぁ~」と思いながら羨んでいたら、今年も届きました。初夏の香り満載の『鮎』・・・。解禁になったばかりですので、それは贅沢な『はしりの鮎』です。塩焼き、天麩羅と楽しみ方は様々ですが、作っておくと数回楽しめる鮎ご飯は、すっかり我が家の定番料理となりました。ふっくらと炊き上がったご飯に、小ネギや針生姜を加えて混ぜると部屋の中は幸せの香りでいっぱいになりました。もう一品は、蕗のきゃらぶき風です。昆布の細切りと唐辛子を刻み、軽く茹でた蕗を加えて火にかけて一休み。マグカップのぬるくなったコーヒーを飲むと、じんわりとした旨みが・・・。「やっぱり一仕事(たいしたことはしてないのですが)した後のコーヒーは美味しい」、と飲み干したカップを見ると細切りの昆布が二本・・・。今日のコーヒーは、グルタミン酸たっぷりの和風出汁が効いておりました。
2012.06.11
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上半期までの主なイベントが2日で一通り終了~~あぁ、ほっとしました。行きたくても行けなかった山菜採りに昨日出陣。雨の準備を万端整えておりましたが、雨具の必要も無くかといって照りつけが厳しいわけでもなくて、まさにいいお日和でした。早起きするのは辛いですが、楽しく遊ぶことから得られる活力を思うと、「エイッ」と気合を入れての早出。天気予報が雨だったからか、高速も空いていて快適なドライブでした。山菜採りの他に川岸の大木に咲き誇る「藤の花」を撮りたいという目的がありましたが、昨年に続いて今年もまだ蕾の状態。美を取るか食を取るかと問われると間違いなく「食」を取る私達、ついつい山菜が採れる時季を優先してしまいます。で、藤の花は標高を下げた道路の車中からの鑑賞となりました。さて、今季から「干しぜんまい」作りを始めた私。取りやすい場所のぜんまいは葉が開き始めておりましたので、綿帽子を被ったぜんまいを求めて上へ上へと登りました。足元はワラビだらけ・・・勿論ありがたく頂戴しましたが、一面のワラビ林に一足踏み出すと数本のワラビを踏みつけてしまうほどのジャングル状態、探し出すという楽しみがないと飽きてしまいがちで、適量を摘み取りましたが、二人分をあわせた収穫量は適量と言っていいのかどうか・・・。仲間数人におすそ分けとなりました。目的のぜんまいです。体力ぎりぎりの標高まで登って、何とか両手で三杯ほどの収穫。灰汁が強いので当日の下拵えが基本昨夜灰汁抜きして笊に広げたものを、今日は2~3時間おきにモミモミしました。そのモミモミの触感がなんとも良くて・・・見かけは・・・なんと言いますか、ミミズが萎びてしまったかのような姿ですが、掌に取るとしっとりと吸い付くような質感、外側の皮は繊細なサテンを湿らせたようで、充実した中身はコリコリとしています。それを両手で優しく揉むのです。こんな心地いい感触は初めてとばかりに、もしかして揉み過ぎたかもしれません。後は乾くのを待つばかりですが、はたして干しぜんまいとして口に入れられるかどうか、成功は食べてみるまで分かりません。きのこ採りの時同様、つい嬉しくて欲望のままに行動してしまうと後の下処理で大変な思いをします。昨日の私は、欲望に忠実でありました。写真のほかにもトロ箱がもうひとつ・・・今日はお昼のワイドショーを見ながら、『防衛大臣が一般人って、どうしたものかしら?責任所在はどうなるの』と考えながら、「ワラビの麺つゆ漬け」・イタドリの灰汁抜きと「塩蔵漬け込み」・「蕗の皮むき」・時々ぜんまいモミモミとマメに動きました。次回からは適量な収穫に努めます、はい、努力します。
2012.06.03
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