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いやー東京もついに雪が降りましたよー!寒くて血流が悪くなっている方が増えているようですが、どうぞ体を冷やさないように、暖かな服装でおしゃれして下さいね。さてさて、前回の寺田本家ツアーの続きです。麹米を作る麹室で、寺田本家の杜氏である藤波良貫さんのお話がありました。驚くのは、なんと杜氏の良貫さんは永平寺に6年、その後末寺の住職も勤めた元お坊様!!今も頭は剃髪で、なんとなく有難いお姿です。寺田さんとお二人で並ぶ姿は、そこが酒蔵であることを忘れ「お寺だっけ?」というくらい静かで、たおやかな雰囲気。まさにぴったりの名コンビです!良貫さんが仏門に入った理由はブッダに憧れ、そして「自分自身の探求」をするためだったそうです。ところが良貫さんが求める仏道はそこには見当たらず、悩んだ末、寺を辞めて、、、酒造りをもっと深い仏道修行だと考え、蔵人になったそうです。(!)愛媛で無農薬米で酒を作る蔵で修行をしたのち、昔ながらの生もと作りをしている蔵を捜し求め、寺田本家さんに入られたとのこと。良貫さんの信条は「自然に素直に真面目に」。この真面目という言葉の意味について、私達にお話して下さいました。「真面目というのはしんめんもくと読みます。この言葉の本当の意味は「人や物事の本来の姿」という意味。自分の心に素直に正直に生きることが、真面目に生きるということです。世間から見て真面目に見えたとしても、それが本来の意味のしんめんもくかどうかは分からない。私は自分自身のしんめんもくを保てなくなり、寺を辞めて酒造りの修行に入りました。」真面目というのは、本来そういう意味だったのか、、、、寺田さんも良貫さんも世間的に見ると変人かもしれないけど、実は誰よりも真面目かもしれない。そんなことを言って、良貫さんは笑っていました。そしてそのあとは酒母室へ!酒母室に見学者を入れるなんて、これも通常あり得ないことみたいですね。麹室で作られた麹米と蒸し米と水を混ぜたものがタンクに入れられています。ここで「酒母」というお酒のお母さんを作るんですね。タンクに入れられる前に材料をすり潰すのですが、ここでも寺田本家さんではどこの蔵でもとっくにやめてしまっている江戸時代にやっていた「山卸」という作業をしています。かぶら櫂という櫂棒で繰り返し根気よく擦りつぶすというつらい作業だそうですが、それを「もとすり歌」という歌を歌いながら楽しくやるそうです。ここで普通なら合成乳酸などを入れてしまうんですが、寺田さんではこのまま放置して蔵に住みついている乳酸菌が来てくれるのを待つんだそうです!それは、速醸の倍の時間がかかるそうです。そして次に、普通なら協会酵母という人工培養酵母を入れるところですが、ここでも蔵に住みついている野生の蔵つき酵母を投入。野生酵母の働きでアルコールが生まれ、一ヶ月かかってやっと酒母が出来るそう。そこからまだ、お酒にする過程にはさらに約1ヶ月。しかし、ほんとに蔵に住んでいる微生物が大活躍して、お酒になっているんですね。微生物達は助け合い、調和を保ちながら自分の出番が来ると命がけで働いて、すっと身を引く。そのハーモニーの中で本物の百薬の長が出来る。この途中経過のものを少しスプーンで食べさせて頂いたんですが、なんともおいしい!甘酒のようなヨーグルトのような甘酸っぱいふわふわしたクリーミーデザートです!寺田さんところのお酒は分類としては辛口のものでも、原料が無農薬米なせいでグリセリンが多く、それが出来上がったお酒に残り、あまり辛く感じないそうです。さて、その後は、、、もちろん別室で酒盛りが始まりました(笑)参加者がみんな1品づつ持ち寄った手料理を肴に、寺田本家のすべてのお酒が登場!今まで飲んだ事なかったお酒、香取、しぼったまんま、自然のまんま、あわみなど、どれもおいしくてびっくりしました。うちの夫は特に香取にはまったようです。普通の日本酒では次の日必ず頭が痛くなってしまうのに、痛くならないんだそう。酒盛り中、寺田本家の酒の原料である無農薬米を作っている藤崎さんという農家の方がいらして下さり、いろんなお話をして下さいました。藤崎さんは20年以上、耕さない農法、不耕起栽培で無農薬無肥料でお米を作っている方です。不耕起栽培では土を耕さず、冬でも田に水を張ります。耕さないことで稲は野生に戻って強くなり、水の中には藻やミミズ、たにし、どじょうなどが住み、これらの糞が熟成して自然の有機肥料となります。しかも糞が草の発芽を阻止し、草も生えないから除草剤もいりません。要するに農薬も肥料もいらず、しかもすばらしいお米が出来るいうすごさ!たくさんの微生物が生息してくれることで、渡り鳥などもやってきて周辺環境もとても良くなるそうです。藤崎さんの田んぼに、今年は初めて白鳥が13羽やってきたそうです!!その時の白鳥の写真を見せてもらったんですが、藤崎さんは本当に純粋な笑顔で、とても嬉しそうでした。その後参加者の方々の中にアイルランド音楽の演奏家の方や、楽器が出来る方がいたので、飲みながら演奏会が始まりました。それがすごくすばらしいのです。すると、私の隣にいた寺田さんがポツリと「菌に聴かせてあげたいな」まったくの大真面目です。「すみませんけどみなさん、蔵で演奏してもらえますか?」どんな時にも菌や酒達のことを忘れない寺田さんのすごさを見ました。それから蔵にみんなで移動し、仕込みの酒タンク達の前で大演奏会がスタートしました。うちの息子もタンクの前でちょこんと座って真面目な顔して音楽を聴いています。実に不思議な光景です。私は寺田さんにどうしても聞きたいことをたずねました。「寺田さん、私は本を読ませて頂いたのですが、今日寺田さんにお会いして、あのようにかつて添加物を入れて利益優先でやっていた人には、本当にまったく見えません。ここに来て、それに一番驚きました。つらいご病気をされたからといって、誰しもが寺田さんのように考えを180度転換して、ここまでのことを出来ないと思います。一体何がそうさせたんですか?」本を読んでいて、どうしてもそこだけが急な展開すぎて違和感があったんです。いろいろ書いてあるんですが、それだけではどうしても説明がつかないくらいの転換です。寺田さんは静かに微笑んで言いました。「、、、、、サムシンググレートでしょうね。きっと何か見えない大きなものに導かれたのだと思います。そうとしか思えません。」蔵ではオーガニックバーのマスター高坂さんのギターの弾き語りが始まっていました。「上を向いて歩こう」なんですが、歌詞がほとんど変わっていて、、、というか歌詞の全否定で笑えます。作詞の永六輔が聞いたらきっと怒ります(笑)前を向いて 歩こう涙がこぼれても いいじゃないか微笑んで 歩く1人ぼっちじゃなかった夜幸せは 雲の上に ないよ幸せは 心の中に前を向いて 歩こう涙がこぼれても いいじゃないか微笑んで 歩く1人ぼっちじゃなかった夜笑っていたはずが、なぜか涙がこぼれていました。多分、蔵に住むたくさんの微生物達のせいかもしれません。まじめじゃなくてもいいから、しんめんもくに生きる!そしてしあわせは心の中に。人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月25日
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寒い毎日が続きますが、みなさまお元気でしょうか?さて、先週の月曜日に300年以上続く老舗の造り酒屋である千葉県の「寺田本家」さんの酒蔵に見学ツアーに行ってまいりました。このツアーを企画したのは池袋のオーガニックバー「たまにはtsukiでも眺めましょ」のマスター高坂さん。ここは環境問題に関心のある人やナチュラリスト達の集まる、知る人ぞ知るちょっと不思議な隠れ家バー。寺田本家さんのレアなお酒が飲める数少ないバーであり、食材はオーガニックでしかもおいしい。正真正銘国産大豆100%の池袋のお豆腐屋さん「大桃豆腐」さんの激うま豆腐なども、無添加のおしょうゆでおいしく頂けます。さて、今回はそこのお客さん総勢30名で寺田本家さんを訪ねました。東京からバスで2時間。千葉県香取郡。豊かな稲作地域で、発酵醸造に適した土地柄か周囲には造り酒屋がいくつか見受けられ、とてものどかな雰囲気。その中でも寺田本家さんは蔵の一部が有形文化財に指定されているほどの歴史深いたたずまいです。私達が降り立つと、蔵の人々が何人か出迎えて下さいましたが、その中に23代目当主の寺田啓佐(けいすけ)さんがいらっしゃいました。私は年末に寺田さんの「発酵道」という本を読ませて頂き、ひどく感銘を受けました。この本は、人生の書です。本当にすごい本なのでみなさんぜひ読んでみて下さい!寺田本家では不思議なことに、もう調べきれないほどの大昔から女の子しか生まれないので、当主はほとんどが婿養子なのですが、寺田さんもまた昭和49年に入り婿してからの当主。それまではまったくの畑違いの電化製品の営業マンで、しかも相当な凄腕だったそう。当主になってからも利益優先で醸造アルコール添加のお酒を有名ブランドに桶売りし、グルタミン酸ソーダなどの添加物を入れて作っていたそうです。しかし日本酒の売り上げは時代の流れで低迷し、業績は悪化。さまざまなチャレンジをしたもののうまくいかず、すべてを周囲のせいにし、賭け事に走る日々。大量のタバコを吸い、食事は肉好きで三食カツ丼でもいいくらいだったそうです。そして婿入りして10年、、、寺田さんはついに「痔ろう」という直腸の管が腐る病気になってしまいました。ひどくなると人工肛門になる病気だそうですが、それはギリギリ免れたものの手術はお尻の形が変わるほど壮絶だったそう。ここからがすごいのですが、寺田さんはこの病気をしたことで自分のこれまでの生き方がすべて間違っていたと気づくのです。自分の心も、会社の経営も、自分の腸も腐っていた。どうすれば腐らなくなるのか?そうだ!発酵すれば腐らない!!自分を発酵させていこう!会社も発酵していこう!人の役に立つ、喜ばれる、百薬の長になりうるお酒を造ろう!35歳。すべてを一からやり直す寺田さんのスタートが始まります。「蔵は金を得るための場所じゃない。自分がここに来るずっと前から棲みついていた微生物たちが力を合わせて発酵を続けている場所だったんだ」ここからの寺田さんが、本当にすごいのです。誰にでも真似出来る所業じゃありません。寺田さんは、まず現在の日本酒業界の主流である添加物で造る「速醸」をやめて、今やどこの蔵でもほとんどやっていない2倍の時間がかかる昔ながらの酒造りを復活させ、その上赤字経営だったにも関わらず、原料を3倍の値段がする「無農薬米」に切り替えたのです。一般に行われている速醸造りは、乳酸を加えて、日本醸造協会が人工的に培養した酵母を添加して発酵させるそうですが、これらの純粋培養されたものは少しの腐敗菌にも弱く、蔵を薬品で消毒しなければならないそうです。乳酸や酵母を添加しない昔ながらの造り方では、蔵に住み着いている微生物がひとりでに働いて酒母を作っていきます。これは手間も時間もかかりますが、蔵によって味わいの違う深い風味の酒が出来るそうです。「腸には体に有用に働く善玉菌と腐敗物質を作る悪玉菌、どっちにもつく可能性がある日和見菌があるが、自分の腸が腐ったのは悪玉菌が優勢になりすぎて日和見菌も総動員したせいだ」と寺田さんは言います。酒造りでも悪玉菌が繁殖してしまうことで「腐造」という酒を腐らせてしまう現象があるそう。だからどこの蔵も必死で消毒に精を出すわけですが、本来悪玉菌が悪いんじゃなく、その場が「発酵場」であれば、どんな悪玉菌もたくさんは繁殖できないそうです。純粋培養された、化学合成された乳酸や酵母と違い、自然界にいる多種多様な乳酸や酵母は強く、しかもその場が発酵方向に行っている「発酵場」であれば、どんな雑菌が来ても腐敗方向に引きずられることはないそう。なんだか青森の木村さんのお話を思い出しませんか?「害虫、益虫というのは本来ない、農薬を使わなくても畑のバランスがよければ害虫はいなくなる。虫は理由があってそこにいる、、、」さて、本を読んだ私の寺田さんへのイメージは、元営業マンということや、ものすごい熱い文章から受けるギラギラとアクティブな感じでした。ところが実際にお会いした寺田さんは、信じられないくらい「静」の人。宮沢賢治の「欲はなく決していからず、いつも静かに笑っている」という詩のフレーズが出てくるような方。これにまず仰天しました。そして蔵を見学させて頂いたのですが、驚くのは写真のように、ここの蔵ではお米を手で洗っているんですね。「私は、手からは光が出ていると思っているんです。出来上がったお酒の味も、手で洗うことで変わるように思います。」寺田さんは静かに言います。そして私たちを歓迎するために、いつも蔵で仕込みの時に歌っている「仕込み歌」をみんなで歌って下さいました。昔、酒蔵では時間を計るため、歌を歌ったようです。民謡をやっているという蔵人のナカジさんの歌声が響きます。歌う理由のひとつに、蔵人がストレスを溜めず楽しくお酒を作る、そして喜びの酒を作ることで、その酒を飲む人に喜びを伝えられるからと、ナカジさんは言います。御酒(おみき)とは、うれしき、たのしき、ありがたきの3つの「き」のこと。これこそが「発酵場」なんだと寺田さんは言います。そして次に通された、蒸したお米に麹菌を植えつけて「米麹」を造る麹室。温度は30度くらいに保たれています。写真の白い布に包まれているのが、寝かされている蒸し米。私達30人は、特別手も洗っていなければ、白衣に着替えてもいません。カバンを持ったまま、コートも着たまんま。しかもうちの息子をはじめ、数人の子供も普通に部屋に通されて遊んでいます。私は他の蔵に行った事がありませんが、普通、麹室にこんな多人数の一般人を通すことなど、まずあり得ないそうです。「発酵場」が出来ているから、どんな腐敗菌がきてもけちらしてしまうそう。場を良くするために、壁には全面に炭が埋められています。マイナスの感情も場を乱すので奥さんに怒られた時には、部屋には入らないそう(笑)普通の蔵では薬品でやっきになって消毒しているという麹室の掃除は、寺田本家ではなんと掃き掃除と水拭きだけ。しかも壁は麹菌がいるから出来るだけ触らないそう。そのせいで、今や麹菌をふりかけなくてもその部屋に蒸し米をおいておくだけでも麹米になってしまうんだそう。これは、すごいことです。「これは、人間の世界にも当てはまります。除菌除菌とやりまくったあげくが、アレルギーの蔓延じゃないんでしょうか。悪玉菌、善玉菌、いいひと、やなひと、、でも本来この世に必要のない菌も、必要のない人もいない。その場が発酵場であればいいんです。悪い菌だと嫌われる菌にも実は役割がある。良い菌だけ集めてもおいしい酒は出来ないんですよ。」まだまだ驚きのお話があるんです。長くなりすぎるので、続きは次回!うれしき、たのしき、ありがたき!私も発酵していくぞっ!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月21日
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みなさま、お元気ですか?息子に頬ずりする至福のひとときのあほ顔写真です。どこ見てんだろう?(笑)この頬になりたいっ!さて昨日は寺田本家さんの酒蔵に行ってまいりました。あまりにすごかった!すごいものをたくさん見ました。このお話は、また次回じっくり書くつもりです。先週は休みの日に雑誌の撮影が2つありまして、その1つはなんと「Ray」でした。読者層は18歳~23歳ということで、「足痩せ緊急ダイエット ミニミニ足を即効ゲット」特集。いつもは健康雑誌が多いので、このあまりにも若い世代のイケイケなファッション雑誌のノリに、はたしてついていけるのか?とびびっていましたが、かなり楽しかったです。↑撮影風景です。足痩せのためのエクササイズとマッサージの監修だったのですが、モデルさんは手足が長くてとってもかわいい人でした。発売は2月。このマッサージとエクササイズは、かなり効果絶大なものなのでRay世代じゃない方も、ぜひ読んでみて下さい。発売されたら、また告知します。さてさて、先日より探求している卵巣および、間脳の若返りについて。少し復習しますと、、、、、、●女性ホルモンを分泌している卵巣に「ホルモンを出せ!」と指令を出しているのは間脳。●この間脳はアセチルコリンで若返るので、アセチルコリンの原料であるレシチン(大豆製品)は欠かさず摂りたい。●アセチルコリンを合成しているのは「コリンアセチルトランスフェラーゼ」という酵素で、アセチルコリンが増えすぎても問題があるため「アセチルコリンエステラーゼ」という酵素によって分解されている。●「コリンアセチルトランスフェラーゼ」を活性化する食品があり、逆に「アセチルコリンエステラーゼ」を阻害する精油というのがある。ちょっとややこしいですが、ここまではOKですか?さてコリンアセチルトランスフェラーゼを活性化する食品は、ブラジル北部のアマゾンでとれる「ガラナ」なんです。ガラナはアマゾン原産の木で、丸い赤い実をつけ、熟すとはじけて中から黒い種が現れます。薬効は主にこの種にあるんです。南米の先住民は古くからこの種をペースト状にして食品や薬品に使用してきたそうで、神秘的な効能や言い伝えがいろいろ残されている伝説の植物だそうです。ブラジルではガラナソーダとしてよく知られた国民飲料だそうで、日本ではこれまで滋養強壮というか、精力剤みたいな扱われ方をしてきたみたいですね。ところが興味深い事実を知りました。2002年3月22日の日本経済新聞の記事によると、鈴鹿医療科大学の鈴木郁功教授らのグループの実験で擬似的なアルツハイマー症状を起こさせたマウスに濃縮ガラナを投与し、半日絶食させた後、八方に放射状に分かれた通路の1つの端にだけ餌を置いた装置で、餌に到達するまでの時間を計ったそうです。通路は色によって識別可能で、餌がある通路を覚えるのが早いほど早く餌にあるつける仕掛け。実験では3日目以降に顕著な差が表れ始め、ガラナを与えた5匹のマウスは、他の5匹に比べて平均で約3分の1の時間で到達出来るようになったそうです。ガラナの成分が「コリンアセチルトランスフェラーゼ」を多く分泌させる働きがあるために、記憶力を促進させたことが原因とみられています。これはアルツハイマー病の患者さんにも有効である可能性が高いため、今後データをとると結ばれています。ガラナにはイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェラニルアラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸など16種類ものアミノ酸が含まれているそうなんですが、なんといってもカフェイン、テオフィリン、テオブロミンなど、かなり神経興奮作用、血管拡張作用が高い成分が含まれています。一番気になるのが、カフェインがコーヒーの3倍だということ。うーん、カフェインは体からビタミンC、亜鉛、カリウム、ビタミンBを奪うといいますし、 空腹に飲むと胃にもよくないし、中毒性も高い上、DNAの複製を妨げるという説もあるし。特にパニック障害気味の人、妊娠、授乳中はやめといたほうがいいとされています。うーーん、コリンアセチルトランスフェラーゼの分泌は魅力ですが、ちょっと毎日飲むには刺激が強すぎるようにも思い、、、とりあえずたまに気合いを入れたい時に、空腹や夜は避けてガラナパウダー1gをブラックジンガーに入れて飲むことにしました。で、1日2回まで。味はあまりクセはありませんので、1gならほとんど味の変化は感じません。アマゾンハーブさて、次にアセチルコリン分解酵素である「アセチルコリンエステラーゼ」を阻害することで、アセチルコリンの濃度を上げることが出来る精油です。こちらのほうが、ガラナより手軽ですよね。何種類かあるんですが、注目したのはティートゥリー。こちらの記事をご覧下さい。エアアロマリリース近畿大学研究成果近畿大学の研究でティートゥリーの香りを嗅ぐ事で体内に入った精油の成分が血液によって脳に運ばれて、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、アセチルコリンが結果的に増えるんだとかで、これはそのティートゥリーからそのための特徴的な成分を抽出して他の精油もブレンドした特許申請中の精油みたいです。しかしニンチプラス、、、すごいネーミングだなぁ、、、、リラックスというよりは、目が覚めて頭がはっきりする香りなので、朝とか仕事前、仕事中など日中に嗅ぐといいと思います。アセチルコリンエステラーゼを阻害する精油は、他にもグレープフルーツ、ラベンダー、ハッカ、スパニッシュセージなどがあるそうです。スパニッシュセージについてはこちらのブログをどうぞもちろんアセチルコリンエステラーゼを完全に阻害してしまったら(完全に阻害するのは例えばサリン)、それはそれで問題です。というかえらいこっちゃです。精油はあくまでもゆるやかで適度な作用なので、生活の中にうまく使っていきたいですね。アセチルコリンを増やして、脳から若返るぞっ!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月14日
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ゆっくりお正月休みを取らせて頂きまして、最終日の昨日は久しぶりに自分自身のカイロプラクティックの治療に行ってまいりました。左の骨盤がねじれ、頚椎6番と、あと上部頚椎の2番に歪みがありました。治療中もパソコン作業中も前傾姿勢が続くので、どうしても首が歪みやすく、カーブが消失しやすいのです。終わると首と足がすっきりして、とっても歩きやすい!!そればかりでなく、気分も晴れやかです。去年は忙しくてほとんど行けませんでしたが、今年は1ヶ月に1度は必ず治療に行くと決めました。特に上部頚椎の1番と2番は、前回お話した間脳にもかなり近い場所のため、上部頚椎の歪みは間脳にも影響を与えると言われています。いかん、いかん!2番なんか歪んでいる場合じゃありません!よりよき40代を迎えるためにも、歪みのない頚椎で行くことを誓いますっ!!さて、お知らせなんですが、今発売している「婦人画報」に私の記事が掲載されています。もう少し年齢が上の高級マダムな雑誌なので、今までパラパラと立ち読みしたことがあるくらいでしたが、取材のお話を頂いた時はとても驚きました。どうやら編集部の方々が、このブログを読んで下さっているそうなのです。どうもありがとうございます。「目指すはあきらめない女 パーツ年齢を操る」という大特集で、前田美波里さん、萬田久子さん、田中好子さんが、それぞれ「唇」「髪」「手」「首」の美しさを保つ秘訣について語ってらっしゃいます。その写真の美しいこと!萬田さんは1958年生まれだから50歳!田中さんは56年生まれだから52歳!前田さんは1948年生まれって書いてあるから、、、え?今年60歳?嘘でしょ?いやー、もう、ものすごいですね、この方々は。で、そのあとのページで「パーツ年齢を操るテクニック集」というので私が少し出てきまして、「ほうれい線を消し口角を上げる」、「ブルドック顔を解消」、「二重アゴを解消」の3つの顔の筋トレを紹介させて頂いています。良かったら見て下さいね!さてさて、前回書いた女性ホルモン減少問題です。女性ホルモンは肌にハリを与え、骨の破壊を防ぎ、余分なコレステロールもつきにくくしてくれているまさに若さの泉。もちろん過剰になりすぎると婦人科系のガンのリスクが上がるなど、マイナス面もあるため多ければいいというわけではありません。しかし30代後半から徐々に減り、40代後半で激減すると言われる女性ホルモンを出している卵巣をいかに若く保つか。そしてそのために卵巣に指令を出している間脳の若さをいかに保つか。これはやはり重要なテーマですよね。しかし最近では40代どころか20代、30代で更年期障害のような症状が起こる「若年性更年期障害」というのが増えているそうなんです。症状は疲労感、倦怠感、冷え性、生理不順などなど。卵巣は冷えを嫌います。薄着、締め付ける下着、効きすぎた空調、白砂糖、喫煙、骨盤や腰椎の歪みなどによっても血流を悪化させ、卵巣をはじめとする内臓は冷えてゆきます。しかも間脳は精神的ストレスや睡眠不足、過労の影響をすぐに受けてしまう場所なんです!間脳がやられると、女性ホルモンはもちろん、自律神経などいろいろな部分にダメージがきますので、やはり冷えとストレスには注意したほうが良さそうです。こういうひどい冷え性の方がたまに「生野菜を食べるとさらに冷える気がするのですが」とおっしゃる場合があるのですが、生の野菜を食べたから冷えるということはないと思います。ただ、生で食べる野菜は冷蔵庫に冷やしている場合が多く、冷たい食べ物を食べると生野菜に限らず内蔵は冷えます。こういう方の場合は、少し常温に戻してから食べる、そして味噌汁やブラックジンガーなど暖かい陽性のものと食べるなどすれば、気にならなくなってくると思います。あと、過激なダイエットなども、若年性更年期障害の原因になるので注意して下さい。前回書いたアセチルコリンを合成している酵素を活性化する食品や精油についてなんですが、これは現在取り寄せて試している最中ですので、また使用感や考えがまとまってからじっくりレポートしようと思います。今回は最近女性ホルモンのために、凝っているドリンクについて。それは、これです!↓本やブログにもちょこちょこご紹介している ルビアン ザクロエキス100%。ざくろはご存知のように植物性女性ホルモンエストロゲンが、植物の中でだんとつに多いことで有名です。ざくろにはエストロン、エストラジオールなどのエストロゲンが含まれていますが、種子に1番多いのです。しかし種子は苦いので、ジュースにする時は絞る前に取り除いてある場合がほとんど。それじゃ、効果は半減じゃないですか!ところがルビアンザクロエキスに使われてる黒ざくろという種類のざくろは、種子も苦くないため、種ごと、まるごと絞ってあるんですよ!その昔ペルシャでは黒ザクロは王室でしか栽培をしてはいけないと言われ、王家が独り占めしていたそうです。古代のペルシャ王室の女性達が、美容と若返りのために食べていたのがこの黒ザクロです。黒ざくろの種子にはなんと6種類ものエストロゲンが含まれています。無農薬だし無添加だし、ほんと言うことないザクロエキス100%で、嬉しい事にショ糖もゼロです。通常15cc程度を8倍~10倍に薄めたものを1日コップ1杯飲むのが効果的と言われています。私が今凝っている飲み方は、豆乳150cc程度に、ザクロエキスを大さじ1杯入れるんです。これ、ザクロの酸と豆乳が反応して、よーく混ぜているうちにドロッとしてきてまるでヨーグルトのようになってしまいます。味と食感は、まさしくザクロヨーグルトです!!本当においしいので、ぜひやってみて下さい。大豆イソフラボンも植物性エストロゲンなので、最強コンビだと思います。ちょっとお高いのもあるし、本格的に飲むのはやはり40代になってからにしようと思いますが、この飲み方だとあまりにおいしいので、ついつい飲んでしまう今日この頃です。ザクロで、女性ホルモンを活性化!しかし、おおもとの卵巣と、もっとおおもとの間脳も重要だっ!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月08日
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みなさま、あけましておめでとうございます!新年のご挨拶が遅くなりましたが、今年も細胞と魂が共に美しく、元気であるように頑張っていきましょう!!いやーー、正直去年はあまりに忙しすぎて、自分をいたわる時間が非常に減ってしまいました。治療院も30日までやっておりましたので、お正月は少しゆっくりしようと思います。31日に煮しめだけは作って、例のごとく簡単おせちは1日に作りました。去年とあまり変わりばえしなくて、すみません(汗)今年ももちろんすべてにおいてお砂糖は使わず、栗きんとんも蜂蜜と玄米あめ少々で作り、黒豆は醤油とアガベシロップと蜂蜜で煮ました。紅白なますも味の母と紅芋酢と黒酢で。小女子もフライパンで乾煎りしただけ。かまぼこは無添加のものです。おとそはもちろん寺田本家の「むすひ」(MUSUBI)♪実は1月半ばに、寺田本家さんの日本酒造りの見学ツアーに参加させて頂くのです。こちらの現在の当主の方のご本も読ませてもらいましたが、かなり感動!お会いするのが、とってもとっても楽しみです♪鶴見先生のところの酵素サプリ以外で、食品の範疇と言える無添加の発酵サプリも去年からいろいろ試して吟味しているのですが、寺田本家の蔵つき天然麹菌で作られた発酵サプリもかなり良いです。だいぶ前にも少し書きましたがWAGの化粧品でもお世話になった北海道のS社長と、寺田本家の当主の方が二人で開発したという、偶然とは思えないご縁の深いサプリで、、、寺田本家さんについては、これらも含めてまたレポートさせて頂きますね。さて、私も今年いよいよ40歳になります。40代は、女性にとって30代とはまた違う大きな体の変化があります。それは女性ホルモンの減少という変化です。女性ホルモンは骨の破壊を食い止め、肌にハリを与えているコラーゲンやエラスチンを作る大元である繊維芽細胞を活性化しています。女性ホルモンが減ると、肌細胞が内側から萎縮してしまうんです。そして女性ホルモンは余分なコレステロールを溜めないようにする働きもあるため、減少すると太りやすくなる、心臓病のリスクがあがるなどの問題も出てきます。もちろんこれはどんな女性にも避けては通れない当然の体の変化であり、あまりに更年期障害の症状がひどい場合は仕方ありませんが、減ったからって過剰に女性ホルモンを外から投与すれば、今度は婦人科系のガンなどのリスクも上がってしまいます。だから無理に抗おうと必死になるのではなく、いかにこの体の変化をゆるやかに、そして変化の時期も極力遅く出来るか。これはアンチエイジングの鬼の今後の重要な研究テーマです。そうすれば、まず更年期障害も軽くてすみますし、老年になってからの骨粗しょう症になるリスクも下がります。このブログや私の本では体の酸化を出来る限り防ぐ抗酸化生活、顔の筋トレ、血液をきれいにする生活、腸をきれいにする作戦、美しい背骨を保つ生活、活性酸素をことさら増やすのを避ける生活提案、抗酸化食品などを紹介してきました。さて、残るは女性ホルモンです。これまでの通説では卵巣の老化が臓器の中で一番早いと言われ、間脳の性中枢でいくら女性ホルモンを分泌させる指令ホルモンを出しても、卵巣が老化しているせいで反応出来ず、女性ホルモンエストロゲン(卵胞ホルモン)を作れなくなってくるという話でした。この指令を出している「間脳」が自律神経の中枢と同じ場所であるために、自律神経のバランスが乱れて起こるのが更年期障害ということです。ところがこの説を覆しかねない実験が1960年に行われています。東北大学の九嶋教授の実験で、老化したマウスと若い成熟したマウスの卵巣を取替えたのですが、性周期があったのは老化した卵巣を移植された若いマウスのほうだったのです。九嶋教授は女性の性機能の低下は卵巣が衰えるからではなく、間脳の性中枢が衰えるために起こるという仮説を立てています。そして、蛍光顕微鏡で老化した間脳は茶褐色に見え、若い間脳は緑色の蛍光色に見えるという環境下で、老年マウスにローヤルゼリーを食べさせたところ、間脳が緑色の蛍光色に変化したそうな。まぁこれは、よくローヤルゼリーの販売サイトにも書いてあること。そう、そのせいで私も以前ローヤルゼリーを飲んでいたんですが。しかし間脳になぜローヤルゼリーがいいかというと、脳の神経伝達物質である「アセチルコリン」がたくさん含まれているからだそうです。しかしアセチルコリンはそのまま体に吸収されるわけもなく、いったん腸でバラバラに消化され、アセチルコリンの原料の一部になるだけのこと。ならばアセチルコリンの有効な原料は?というと、なんといってもレシチン!レシチンは分解されてコリンとなり、アセチルコリンのすばらしい原料になります。ビタミンCやパントテン酸と摂る事で、合成はさらにアップするんだそう。レシチンはむろん大豆に多く含まれています。我らがブラックジンガー黒大豆には100g中667mgもレシチン!女性ホルモンを活性化するイソフラボンも69.5mg。やはりアンチエイジング的に頼もしい飲み物ですね。アセチルコリンはアルツハイマー病の方の脳ではすごく少なくなっていることで有名ですから、認知症、アルツハイマー予防のためにもいいですよね。レシチンのサプリメントは、あの聖路加病院の名誉院長の日野原先生もなんと50年も欠かさず飲んでいるそうです。96歳、現役バリバリですからねー、やはりレシチンには何かあるとしか思えない!しかし鬼的にもっと追求すれば、、、、、アセチルコリンを合成しているのは「コリンアセチルトランスフェラーゼ」という酵素!アセチルコリンが増えすぎても問題があるため「アセチルコリンエステラーゼ」という酵素によって破壊されてもいます。調べていると、このコリンアセチルトランスフェラーゼという酵素を活性化する食品があり、逆にアセチルコリンエステラーゼを阻害する精油というのがあるみたいです。これは私達がよく知っている精油です。これを更にパワーアップさせた特許出願中のブレンド精油もあるそうで、、、ああ、ワクワクして止まらない!長くなりすぎるので、続きはまた今度書きますね。間脳をいつまでも若々しく!!そして内側からしぼまない!2008年も「アンチエイジングの鬼」をどうぞよろしくお願いします。人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。これを励みに頑張れます!blogランキングに1票投票するいつも応援クリック本当にありがとうございます!!
2008年01月02日
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