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パスポートの更新手続きが完了したので、昨日、香港総領事館に受け取りに行って来ました。折角、滅多に来ない香港島のセントラルまで来たので、近くの万年筆専門店を覗く事も忘れません。当分、来る予定がないので、極少々の買い物をして帰路に着きます。しばらくすると、総領事館から電話が・・・。悪事がバレれ、いよいよ強制帰国かと思ったのですが・・・趣旨は、「HK$10(約12円)余分に請求してしまったので返金したい」との事。面倒なので「いいです」って言ったんですが、そういう訳には行かないそうです。香港の会社に来てくれると言う話もあったのですが、時間を合わせるのも面倒なので、後日、総領事館に出向くことにしました。しかし、こちらに出向いて頂けるお話が出たのには驚きました。意外に、サービス良いです。私は仕事で週2回程、香港へ行っているのですが、出かけるのは、九龍半島側。もっとも安い交通手段を選んでも、香港島のセントラルまでHK$10以上かかります。HK$10返して貰うのに、HK$10以上の交通費と言うのは割りに合いませんね。頑張って泳げば、タダですが、そんなズブ濡れの怪しい人間、領事館の入り口で確実に捕まります。ところで、パスポートのビザ欄って、書き心地は、どんなものか気になりませんか?さて、ここから本題です。これは、昨日の買い物ではないのですが、以前から安いペンシースを何本か買いたいと思っていました。そもそも、ペンシースとペースケースの境目って、どこにあるんだろうと思ったりしますが、私が欲しいのは、本当にシンプルなペンシース。ペンを入れる袋みたいなやつです。 先日、「モンブラン 251」を購入した香港のセントラルにある「華佑金筆行」で、HK$28(約335円)のペンシースが売られているのを発見。とりあえず、2本、革違いでゲットしてきました。ブラウンの方は、大き目のシボがあるタイプで、ブラックの方は、スムースな印象の革です。革の表面には、革の風合いは残されていません。PUで加工した感じです。しかし、一応、ベースは本革のようです。どちらも柔らかい革で、使っているうちに伸びそうですね。もうコバを、どうこう言うような製品ではありません。HK$28(約335円)ですから。実際に、ペンを入れてみました。ブラウンの方には、パーカー 51が、ブラックには、モンブラン251が入っています。長さ150mm、幅40mm、収納部分の深さ135mmと言うサイズ。小型に見えますが、わりと深があり、表と裏の革のサイズの差が少なく、収納部分の入り口が高い位置にあるのが特徴です。そのため、モンブラン 251には、収納部分が深すぎて、奥まで押し込むと、完全に隠れてしまいます。また、天冠部分が長いペンは、クリップを掛けると天冠がシースからはみ出る事も。収納力は、見かけ以上で、かなり大きなサイズのペンもスッポリ収納できます。パイロット 823も、クリップをかけずに楽々と収まりました。小さく見えますが、意外に径もあります。ペリカン M800も、この通り。ほぼ全体を保護してくれます。天冠付近が僅かに外部に出る程度。その分、取り出し難くはなりますね。多少、無理がありますが、モンブラン 149だって入ります。コンパクトですが、収納力は大したものです。革は柔らかいので、試しにペンを入れただけで、既に革が伸び気味。コストパフォーマンスに敬意を表して、ここは馴染み易いとしておきましょう。このサイズなら、ペン全体を保護することができますが、もう少し、入り口が低い位置にあった方が良かったかもしれません。この手のペンシースは、ペンを破損から守ると言うより、ペンがキズ付くのを防いだり、ペンで他の物をキズ付けることを防ぐのが目的だと思いますが、サイズがコンパクトなので、ある目的に使おうと思って買いました。サイズが合うか分かりませんが、上手く行くと嬉しいですね。
2010年04月27日
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モンブランといえば、ニセモノが多いことで有名ですが、149や146と言った吸入式の万年筆には、基本的に精巧なニセモノは存在しないと思います。しかし、オークションで、現行品や限定品を狙うとなると用心は必要です。外観だけでは、判断が難しい場合もありますので。悪意ある出品であるケースもありますが、ニセモノと知らないで出品しているケースも多いと思います。今回はボールペンを落札したのですが、手に取るまでは、ちょっと心配していました。しかし、心配をよそに、幸いホンモノでした。落札金額の11,500円が無駄にならずに済んでよかった。落札したのは「モンブラン マイスターシュテュック クラッシック 164」と言うボールペン。あまり使っていないようで、新品に近い綺麗な状態で、汚れやキズもありません。新品を買うと39,900円もするので、お買い得でした。万年筆で言えば、145と同じ系列で、長さ138mm、軸径12mm、重量23gと大き過ぎず、小さ過ぎない絶妙のサイズです。胸ポケットに入れておくにも、いいサイズです。146と同系統のボールペン「ル・グラン 161」より、使いやすいのではないかと思います。買えない負け惜しみですが・・・。 クリップと3重のリングは、「モンブラン マイスターシュテュック」シリーズ共通のデザイン。同じく「モンブラン マイスターシュテュック」シリーズの149と並べてみました。クリップとリングは、金メッキですが、個人的には、この黒に金の組み合わせが好きです。シルバー色のクリップとリングを持つタイプもありますね。3重のリングのうち、真ん中の太いリングには「MONTBLANC - MEISTERSTÜCK」の刻印。更に「PIX」の刻印があるではないですか!。「PIX」というのは、昔のモンブランのペンシルを指すと思っていたのですが、違ってたんですね。キャップリングには「GERMANY」と言う文字とシリアルNo.の刻印があります。シリアルNo.の刻印があると、ちょっとリッチな気分になりますね。天冠には、誇らしげにお馴染みのホワイトスターが輝いています。やっぱり、これが無いとモンブランは始まりません。このボールペンは、ツイスト式で、ペンの上部を回すと芯が出ます。黒のM(中字)のリフィールが入ってましたが、ややインクに粘りを感じますが、そこそこ書き易いリフィールです。内部には、リフィールを出し入れする機構こそありますが、リフィールを収めるホルダーのようなものですね。そう考えると、ボールペンって割高とも思えます。。モンブランのリフィールは、長さ98mmで、所謂、パーカーサイズなのですが、パーカーのリフィールとは形状が異なっており、互換性はありません。このF(細字)のリフィールは、香港の文具店で買ったのですが、買う時に「あなたのボールペンは、モンブラン オリジナルのものか?」と聞かれました。それだけニセモノが多いということでしょうが、ニセモノは、パーカータイプの形状のリフィールが使われていることが多いようです。ちなみに元々入っていたリフィールは、先端のチップ部がゴールド色で、どうもブラス製のようですが、新しく買った、このリフィールは、チップ部がシルバー色で、ステンレス製のように思います。経年変化や太さの差を考慮しないなら、書き比べた感じでは、先端がシルバー色の方が滑らかな感じ。そもそも、このボールペン、どれくらい前の製造なんでしょうね。付属の説明書に記載されている大阪の電話番号が7桁になっていたので、それを信じるなら1999年以前のもののようですが、保証欄は記載されていないので、それ以上の事は分かりません。このボールペン、高級モデルとは言え、造りは樹脂に金属リングの組み合わせですから、正直、値段ほどの価値があるかと言われると微妙です。確かに現行のモンブランの筆記具に使われている樹脂は、高級感がありますが、樹脂は樹脂ですし。大金を出して「モンブラン」の名前を買うことになる感がある事も否めません。とは言え、私だってモンブランは欲しい。落とし何処が、オークションで中古品狙いになります。考えてみると手持ちのモンブラン製品は、中古品とデッドストックばかりで、ちゃんと新品で買ったのはインクくらいです。
2010年04月23日
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香港の尖沙咀の樂道にある「春記文具有限公司」を覗いた時の事。最初、目に留まったのが、カリフォルニアシダーを使用した木軸の0.7mmシャープペン。ドイツのファーバー・カステルの製品です。木軸なんですが、これ、凄く見た目が安っぽいんですね。隣に光沢のある金属軸のモデルがあったのですが、次にそれを手に取ったのですが、どうも汚れやキズに弱そうな感じがしました。サンプルが既にキズだらけですし・・・。すると、店主が同じデザインのマット調の金属軸のシャープペンを出してくれました。見た瞬間、欲しくなって、HK$250(約2,988円)で購入。日本では未発売のモデルだと思いますが、「ファーバー・カステル Basic Metal Machanical Pencil Chrome Plated/Matt 138472」と言うペンシルです。マット調の金属軸に黒のラバーグリップを組み合わせたシンプルなデザインのものです。長さ144mm、軸径11mmで、35.5gとかなり重量があります。クリップは、実用本位のシンプルな設計。見た目はシンプルですが、弾力があり、使いやすそうなクリップです。クリップの傍には、ファーバーカステルのロゴマークがプリントされています。ノック用のノブも、軸と同じ素材のようです。このシャープペンは、0.7mm芯。芯が0.7mmであることも、これを買った理由の1つでした。かなり重量があるので、ペンの重量だけに頼っても、太く強い線が書けるのが特徴です。ファーバー・カステルは、0.7mm芯のペンシルが結構、揃っていますね。 口金の先端のガイドパイプまでもがマット調に統一されています。意外に細かいところまで拘っていますね。そして、このガイドパイプは、可動式。使わない時は、口金の中にカイドパイプを収納できる仕様。ところが、家で冷静に見ていると、どうも、3千円のペンシルとしては、見た目が安っぽい感じがして来ました。100円ショップで売っていても不思議ではないような気も・・・。重量感があり、重厚な感じがする点は良いのですが、表面の質感が今1つ。マットタイプを選んだのは失敗だったかもしれません。全体的にマット調で統一されてる点も、安っぽさの原因かもしれません。せめて、クリップの素材を変えて、アクセントを持たせていれば・・・。時、既に遅しですが、光沢のある軸の方を買っておけば良かったと後悔しています。光沢のあるモデルも、中身と値段は同じなので、あくまで見た目だけの事なんですが・・・。気を取り直して、実際に書いてみましょう。芯は「パイロット ネオックス イーノ 2B」を使用。重量がある分、心なしか太く濃い線が引けるように思います。実際、書く度に、かなりの量の芯が削られている感じがしますね。ペンをやや傾けて書いた時は、かなり太い描線になります。柔らか目の芯の場合、筆記角度に応じて、ドンドン芯が削られていくので、工夫次第では、色々な線が引き分けられそうです。重量があるシャープペンと柔らか目の芯を組み合わせれば、ペンの重量だけで、濃く太い線が引けるので、面白いかもしれません。以上のように、実用上は特に問題はないのですが、やはり見た目が・・・。一旦、気になり出すとダメですね。
2010年04月20日
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ペンシルにも凝り始めた今日この頃。芯を色々と試したくなり、まとめて買って来ました。香港では、日本のメーカーの替芯も手に入ります。まずは、「強度」と「濃さ」、「なめらかさ」を両立させたと言う「パイロット ネオックス・イーノ」。 描線の濃さと書き味が期待できそうです。0.5mm B、2B、3Bと0.7mm 2Bを購入。中南図書文具で、HK$11(約131円)、City'Superの文具コーナーでは、HK$12(約143円)で売られていました。このケースは、上部のバーを90度回転させて開ける仕組みです。開口部は大きくなく、数本ずつ取り出しやすい設計になっています。次は「低摩耗」でかつ「濃い描線」と言う「三菱 Uni ナノダイヤ」。「黒鉛粒子の間にナノダイヤを均一に配合することによって粒子同士の摩擦を低減し、なめらかな書き味を実現することができました。」と言うこと。これも、描線の濃さと書き味が期待できそうです。「ナノダイヤ」とは、凄そうな予感。 0.5mm B、2Bを購入。City'Superの文具コーナーで、HK$13(約155円)で売られていました。ケースは、スライドして開閉する仕組み。 スライドは、2段階になっており、1段目は、少量の芯を取り出すのに便利です。2段目になると開口部が大きく、一度に沢山の芯を取り出すことも可能な設計。シンプルですが、芯が取り出しやすいケースです。最後は、元々持っていたもので、「ぺんてる ハイポリマー Ain」。 折れ難く、黒くなめらかな書き味と言う触れ込みの替芯。「ハイポリマー 100」を使って以来、主に、ぺんてるの芯を主に愛用してきましたが、世界で初めてポリマー芯を開発したメーカーだけあって、折れ難いのが特徴。ケース横のバーを倒すと、ガイドが持ち上がって、芯に触れることなく、直接、シャープペンに数本の芯を入れることができる設計です。ケースは、面白い設計なんですが、実際、取り出し易いかと言うと微妙ですね。それぞれ、書き比べてみました。同じ硬さでは、「パイロット ネオックス・イーノ」が一番、濃く黒い描線になるようです。一方「濃い」と言う謳い文句の「三菱 Uni ナノダイヤ」は、それほど濃くないようです。。「ぺんてる ハイポリマー Ain」は、安定感があり、折れ難そうですが、描線は薄めになります。無難に安心して使える芯と言った感じでしょうか。「パイロット ネオックス・イーノ」は、滑らかで、低筆圧でも濃い描線が期待できますが、強度は劣る感じです。他と比較して、やや柔らかい芯のように思います。「三菱 Uni ナノダイヤ」は、バランスの良い芯です。ただし、趣味と言う観点では、確かに滑らかなのですが、全体的に中途半端で、謳い文句ほど特徴が感じられません。強度的な安定感はありますが、筆圧をある程度かけないと、描線が薄くなることも残念です。と言うことで、一番個性的だった「パイロット ネオックス・イーノ」を使って行こうかと思います。2B、3Bだと、滑らかで、柔らか目の書き味と、濃い描線が楽しめますね。濃い描線を求めるなら、2Bあたりが、使い易いでしょう。3Bになると、少し強度に不安が感じられます。「パイロット ネオックス・イーノ」の場合、Bでも3Bでも、濃淡は、かなり出せます。写真は、濃淡が上手く出せてませんが・・・。やや硬めの方が扱いやすく、慣れてなくても濃淡が出しやすいかもしれませんね。また、芯の径や組み合わせるペンシルの重量によっても、濃さの印象がかなり変わります。※写真は、すべて「パイロット ネオックス・イーノ」を使用。濃く、強く、書きたいなら、0.7mm、0.9mmと言った太目の芯を使うのも良いかもしれません。
2010年04月16日
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思いがけず、1,000円を切る安値で、落札した状態の良い古いペンシル。アメリカの筆記具メーカー「ESTER BROOK(エスター・ブルック)」社のペンシルです。これは、1934年~42年にかけて販売されたシリーズの1つ。クリップの形から判断すると、1940年前後の製造品の可能性が高いと思います。多分、製品名ではなく、コレクターの間での呼称と思われますが、販売価格がUS$1だった事から、このシリーズは「Dollar Pens」と呼ばれています。もっとも、U$1というのは、万年筆の価格ではないかと思いますので、ペンシルの場合は、もっと安く、75セントとかだったかもしれません。所謂「School Pen」と呼ばれる低価格な筆記具になりますが、本当に購買層が学生だったかは定かではありませんし、そもそも万人向けではなかったかもしれませんが、昔の人は、随分、良いものを使っていたと感じますね。軸は、樹脂製ですが、模様が綺麗で安っぽさはありません。およそ70年前の製品ですが、デザインの古めかしさも無く、逆に新鮮です。軸には「R.Esterbrook HO」、「PAT. MADE IN U.S.A.」と刻印があります。この頃のアメリカ製品は、中々、素晴らしいですね。クリップは、2箇所穴があるデザインのもので、お世辞にも高級な造りではありません。そして、クリップは、天冠に部分固定されています。天冠部分は「Esterbrook」の刻印。このペンシルは、軸の上部をノックして芯を出す、ノック式になっています。軸の上部を取り外すと機構部が現れ、更に、機構部の蓋となっている消しゴムを取り外して芯を入れる仕組み。1940年頃にノック式のペンシルって、既に存在していたんですね。更に機構部だけを取り外してみました。現在のノック式の機構なんてシンプルですが、この機構は如何にもメカと言った雰囲気で、大げさな感じさえします。機構部には「USE. 046" LEAD」と刻印がありますが、単位がインチなので、0.46mmではありません。1.18mm芯が適合します。外側から見ると、通常のノック式ではフードに隠れて見えない「チャック」と呼ばれるパーツが、外に露出しているではありませんか。このチャックが、開いたり閉じたりして、芯を送ったり、固定したりするのですが、通常、チャックが外部に露出したタイプは、重力任せで芯を出します。そのため、一定量ずつ芯を送り出せず、指で長さの調整が必要。と思っていたのですが、実際には少し動きが違います。出品者が付けてくれた芯は、やや径が太いようで、普通のノック式のように芯を操れます。しかし、私が別途購入した1.18mmの芯に入れ替えると、ノックすると、ストーンと芯が落ちる感じで、指で長さの調整が必要。そこで、少しチャックを締めてやると、芯を一定量ずつ送るようなりました。ペンを逆さまにして、ノックすると、芯が一気に落ちて収納されますので、芯はチャックのみで固定しているようです。更に、やや硬めにチャックを締めると、なんと逆さまの状態でも芯を送り出せました。よく仕組みが分かりませんが、チャックを調整すれば、普通のノック式のように使えそうです。この機構部、薄汚れていますが、機能上は全く問題なく、快調な動作。このペンシルは、1.18mmの芯を使用しますが、ポリマー芯が無く、細くて丈夫な芯が作れなかった時代のペンシルでは、よく見られる径です。左から、0.5mm、0.7mm、1.18mmと並んでいます。やはり、かなり太いですね。現在でも、ヤード・オ・レッドのペンシルが1.18mm芯を採用しています。 ヤード・オ・レッドのお陰で、殆ど需要のない1.18mm芯も入手できますね。しかし、用意されている硬度は、H、HB、Bだけでちょっと寂しいです。加えて値段が高い。HとHBが12本入り、Bは15本入りで1,575円。芯の一端は削られています。一番柔らかいBを購入しましたが、思ったほど柔らかくなく、今1つです。実際に書いてみると、こんな感じになります。比較は、「パイロット ネオックス イーノ 0.5mm」のB、2B、3Bです。まとまった数量を注文しないと通販できないので、躊躇しましたが、4Bまで用意されている、ユーロ・ボックスオリジナルの芯の方が良さそうです。
2010年04月11日
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0.7mm芯のペンシルが欲しくなって、購入したのがコレ。ドイツの筆記具メーカー「ステッドラー」の「グラファイト 760」と言うモデル。おそらく日本未発売の製品です。パッケージには、ペン本体の他、スペアの芯が付属しています。「中南図書文具」にてHK$40(約478円)で購入しました。ステッドラーと言うと、製図用品で世界的に有名なメーカーで、けして高級筆記具メーカーと言うわけではありません。 パッケージの裏側には、各国語で説明が書かれてますね。日本語での表記はありません。しかし、隅を見ると「Made in Japan」の表記。ステッドラーの製品の中には、いくつか日本製のものがあるようです。けしてお洒落なデザインではありませんが、青い塗装の軸と黒のラバーグリップの取り合わせも悪くありません。実用本位といった感じの造りです。長さは145mmで、重量は15g。スリムなせいか、全体的に細長く感じます。クリップ付近にロゴマークがある他は、余計な装飾も無くシンプルなデザイン。クリップは、適度に弾力があり、使い易そうです。軸は、三角形のエルゴノミックデザインで握りやすい設計。正確には六角形なんですが、3面が狭くなっており、実質的に三角形になっています。ノック部分を外して見ましたが、異常に長いです。実はココに秘密が・・・。回してみると、消しゴムが出てきました。芯は、0.5mmではなく、0.7mmのものを使います。どんな描線になるか楽しみですね。口金の先端のガイドパイプは、可動式。使わない時は、収納できますのでポケットを痛めません。付属のスペアの芯はHBで、12本入り。こちらはドイツ製でした。ステッドラーの場合、このモデルに限った事ではありませんが、実用本位の造りで、「優れた道具」と言った印象のペンシルです。値段も手頃なので、普段使いに最適ですね。見た目も、値段の割りには悪くないと思います。では、実際に書いてみましょう。芯は「パイロット ネオックス イーノ 2B」を使用。0.7mmの芯ですので、0.5mmと比較すると、太く力強い線になります。また、やや寝かせて書いた時は、芯が斜めに削られて、更に太い描線に。芯の径が太い分、筆記角度によって、線の太さが変わりやすいですね。柔らか目の芯なら斜めに削られやすいので、面白いかも知れません。
2010年04月11日
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こちらはオークションで落札した「モンブラン 221」と言うモデルです。1971年~90年代初めまで販売されていた息の長いモデルで、吸入式と両用式の2種類ありましたが、こちらは吸入式。息の長いモデルですので、それなりに変遷がありますね。以前ご紹介した「モンブラン No.0221」も「221」系に属するのでしょうが、別のモデルとしてカタログに掲載されていた時期もあるので、別系統になるようです。この万年筆は、ペン先はユニット化されており、刻印は「585」のみ、キャップリングには「221」の刻印がありますので、70年代のモデルではないかと思います。そもそも、私の物として落札したわけではないのですが、実は、問題があって手元に残っています。全体的に小キズはありますが、比較的綺麗な状態で、ペン先は適度な撓りがあり、非常に書きやすいのですが、残念なことに1.ピストンの後ろにインクが回ることがある。2.暫く置いて、キャップを開けると首軸にインクが付着している。と言う問題を抱えています。と言う事で、分解して修理してみる事にしました。「221」は分解しやすい個体ですが、マイナーチェンジを重ねているので、どの「221」も以下の手順でOKとは限りません。そもそも、不用意な分解は怪我の元なので、どうしても必要な時に参考にして下さい。それから、無謀な修理なので、同じ症状でも真似をしない方が懸命です。では、分解開始。工具は不要です。首軸と胴軸は、ねじ込み式になっているので、回すだけで分解OK。ペン先ユニットは、外側から首軸に内部に向かって押し込んで外します。ユニットと言っても、ペン芯にペン先が取り付けられているだけですが。インクビュー部分も独立した部品になっており、取り外せます。「221」以外の70年代のモデルでも要注意ですが、この2つのパーツ、簡単に軸から外れるので、無くさないように注意が必要です。以前、誤って洗面台に流してしまい、運よく回収できた経験がありますが、冷や汗ものでした。この万年筆は、直接、軸にインクを貯めるのではなく、胴軸から覗いている透明のシリンダーにインクを貯める構造になっています。このシリンダーは胴軸にねじ込まれているので、回して取り外すことが可能です。続いて、ピストン部分の分解。まず、尻軸を回してピストンを押し出し、分解しやすい位置に持って行きましょう。この状態で、ピストンを手に持って回すと、ピントンの先端部分を簡単に外せます。ここまで来ると、尻軸を回せば、尻軸も簡単に取り外せます。更に、分解できるパーツはありますが、メンテナンスできる状態にはなりました。ピストンの後ろにインクが回る問題については、交換部品も無いですし、インクが漏れて困るわけでもないので、安易にピストンヘッドのの後ろにシリコンオイルを少し流して、シリコンオイルが効果発揮してくれる事に期待しました。今回使ったのは、ラジコンカー用のものです。 これはダンパー用で、若干粘土はありますが、ほぼ液体です。他にデフ用もあり、それぞれ種類があるのですが、良く分からないので適当に買いました。シリコンオイルは、ピストン吸入式の万円筆のメンテに欠かせませんが、鉱物系の油が入ったものは樹脂には優しくないですし、スプレータイプのシリコン潤滑剤の中には、アセトンが使われているものもあるので要注意です。アセトンはアクリルを侵します。続いては、首軸にインクが付く問題の解決です。分解して調べても首軸周りのパーツには、亀裂や破損は無さそう。どうもキャップを開け閉めする度に、首軸と胴軸の接合部からインクが上がって来ているみたいなので、接合部の螺子溝をシールする事にしました。ここで秘密兵器登場です。 モンブランの60年代、70年代のモデルでは、この螺子溝のシールに松脂が使われたという情報があったので、楽器店で、楽器の弓や弦に使う松脂を買ってきました。これはバイオリン用。他にも種類がありますが、適当に選びました。しかし、完全な固形で、このまま塗れる様な代物ではありません。これを溶かして首軸に塗ればと思い加熱したのですが、かなり過熱しないと塗れる様な状態にはなりませんし、直ぐに冷めて固形化するので、樹脂相手には使い物になりません。他のものと混ぜてクリーム状にして使うのが、多分正解なんでしょうが、何と混ぜれば良いかなんて分かりません。うーん、困りました。で、思いきってこれを使って見る事に。革のメンテナンスクリーム、ラナパーです。天然由来の成分なので、多分、樹脂に悪影響を与えないでしょうし、少し塗って水道の蛇口の水で流してみても、意外に水に耐えそうなので、無謀な事をしてみます。 で、結果はと言うと、7日たっても首軸のインクの漏れは皆無。ピストンヘッドの後ろにインクが回りこむ問題も解消できました。ええ、自分でもビックリです。しかし、どの程度、ラナパーに耐久性があるかという問題と、溶け出した脂分がペン芯などに悪影響を与えないかと言う懸念があります。最悪、接着するという手段がありますが、これだけメンテナンスしやすいモデルなので、ちょっと勿体無いですね。ちなみに松脂で出来た首軸用のクリームは、海外の通販サイトなどで買えるので、そもそもラナパーは無謀です。
2010年04月08日
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ある日のこと、ボールペンを忘れて外出してしまいました。私は、所謂、筆箱にあたるようなペンケースは持っていないので、ボールペンは、カバンの中に入れて持ち歩いています。 神戸発、西宮経由でゲットしたので、筆箱なし生活も、まもなく終りますが・・・。一旦、出先でカバンからボールペンを取り出して使うと、そのまま胸ポケットに入れたままになったりするので、カバンに戻し忘れたようです。しかし、無いと困るのがボールペン。仕方ないので100円くらいの安いボールペンを買おうと文具屋さんに立ち寄ったところ、見つけたのが、HK$39(約454円)と特価になっていたコレ。どうせ買うなら、少しまともなモノの方が良いでしょう。スイスの筆記具メーカー「カランダッシュ」の「フロスティ」と言うノック式ボールペンです。高級筆記具メーカーである「カランダッシュ」の製品としては低価格ですが、明るい色も用意されており、カラフルで見た目にも綺麗なボールペンです。 私の購入したものはブラックですが、透明になっており、中身が見えます。樹脂軸ですが、リフィール込みで約19.5gとそれなりに重量感があり、下手に安っぽくない点もいいですね。長さは、141mmあり、軸径は11.5mmなので、小さ過ぎず、持ちやすいです。カランダュシュと言えば、滑らかに書けるリフィールが評判ですが、「フロスティ」には、これとは別の専用のリフィールが使われています。しかし、フロスティ専用の「リフィール」も十分に書きやすいです。専用リフィールと言う点が、ちょっと引っかかりますが・・・。続いては、香港の$10ショップで見つけた定規。ここで売られているのは、日本のダイソーの商品になるのですが、今のレートなら日本と大差ない120円程で買えます。ステンレス製の定規です。15cmまで目盛りがありますね。裏には、単位の換算表。インチとミリの換算になっています。この定規の特徴が、可動式のスライダー。クリップにもなるのですが、そもそもポケットに入れないと思うので、それは置いといて・・・。こう言った具合に、物の厚みを測るのに便利です。万年筆の長さや軸径を測るのにも便利かなと思い購入しました。スライダーが透明でないので、目盛りが読み難いとか、スライダーの羽の部分が短いので、形によっては測り難いなどの難点もありますが、値段を考えれば、これで十分でしょう。
2010年04月04日
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1月に香港の文具店「中南図書文具有限公司」で購入した「ラミー ブルーブラック」。買ったお店:中南図書文具有限公司買った商品:ラミー ブルーブラック価格:HK$65(約750円)暫く、仕舞い込んでいたのですが、ようやく使い始めました。このインクは、古典的ブルーブラックインクと言われています。古典的ブルーブラックインクは「ペリカン 4001 ブルーブラック」に続いて、これで2瓶目。 ラミーのインクは、円柱状のボトルで形自体、少し変わっているのですが、実は、ここに2つの工夫があります。まず、瓶の下半分がプラスチックのケースに覆われており、ここに紙がトイレットペーパーの様に巻かれています。この紙は、吸入の際に万年筆についたインクを拭き取るためのもので、この様な工夫は他に例がないと思います。更に瓶の底が、細長く出っ張った形状になっており、インクの残りが少なくなった時は、ここにインクが溜まるので、最後までインクを吸入しやすい構造の瓶です。残り少ないインクを吸入しようとして、瓶を傾け過ぎて大惨事になったりすることもありません。以上のように良く出来たインク瓶なのですが、良い事ばかりでなく、無駄に嵩張ると言うデメリットもあります。一見、大きくは見えますが、内容量は50mlとけして多くはありません。では早速、試しに書いてみましょう。比較の「ペリカン 4001 ブルーブラック」は、古典的ブルーブラックインクで、「パイロット インキ ブルーブラック」は水性染料系のブルーブラックインクです。紙は、ブロックロディア No.11。書いた直後は、もう少し青みが強く、乾くと黒っぽく変化します。このインクは、インクフローが悪いと言う話が良く出ていますが、確かに良くはありませんね。しかし、フローの良い「パイロット カスタムカエデ 中字」に入れたので、書き難いと言う事はありませんでした。色調は「ペリカン 4001 ブルーブラック」と似ていますが、ペリカンの方が、乾く前も、乾いた後も、少し青みが強いかもしれません。と言っても、どちらもかなり黒寄りですが。「パイロット インキ ブルーブラック」のような青味はありません。続いては、耐水性のテスト。水を張った洗面器を用意し、字を書いた面を下にして水面に浮かせ、30秒待ってみました。古典的ブルーブラックインクと言っても染料が含まれているようなので、多少は水に滲みますが、かなり水に強いですね。「ペリカン 4001 ブルーブラック」も、かなり耐水性があるのですが、ラミーの方が耐水性は勝っているように思います。最後は、ペーパークロマトグラフィーです。ペーパークロマトグラフィーについては、昔の記事を参照して下さい。色の分離は見られませんね。おそらく青系の染料インクが含まれているのでしょうが、何種類なのかは、この結果からでは分かりません。最近まで、古典的ブルーブラックインクを敬遠していたのですが、実際に使ってみると、普段、よく使う万年筆に使う分は、特に問題ないように感じました。最近は、良い洗浄方法もあるようですが、万年筆の中で乾燥させてしまうと厄介なインクであることは変わりないので、最低限の注意は必要だとは思います。
2010年04月01日
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