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バス停には木樽を2つ並べたような形の待合所があった。 今は朝早いので誰もいないが、きっと日中や良いシーズンにはここで待つ人が大勢い るだろうな、と思った。 バス停の近くには「ポンポン山 8.3km」という表示や案内板があった。 ここは「原の山岳寺院を訪ねて」のハイキングコースになっていることを初めて知っ た。 周りを見回すと、畑や田んぼののどかな風景が広がっている。 歩き始めて3分で、石の鳥居があった。その横には牛地蔵がある。 かつては商いの荷物を牛に載せて大阪に運んだそうであるが、ここは難所だったので 亡くなった牛もいただろう。 その先の道路には枯れ枝が吊してある門があった(写真1)。 説明板によると「勧請掛」といって縄に樒(しきみ)という木を吊し、聖地との境を 意味しているとのことである。 また、大阪商人たちはこの樒の長さで米価や株価を占ったそうである。 出発から20分弱で神峯山寺に着いた。 光仁天皇勅願所ということで立派な山門がある。 紅葉の時期はいいだろうと周りの木を見て思った。 アスファルト道を歩いて行くのであるが、ここが「東海自然歩道」である。 おもしろかったのは次の看板である(写真2)。 普通、東海自然歩道は左の未舗装道路である。 間違う人がいるのだろう、わざわざ舗装道の方が正しいと書いてある。 8時半、本山寺に着いた。 やはり「勧請掛」が付いている。 中に入り、まっすぐな急な階段を上がっていく(写真3)。
2013.09.09
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一見、ちょっと前に海から上がってきたばかりに見えるが、・・・。 草1本、石ころ1つ持ち出さないというこの島だからこそ、ガイドブックに出ている 物と同じすばらしい風景が広がっている。 ころがっている貝殻が減らないのであるから・・・。 ずっといたいところであるが、4時間ぎっしりのツアーである。 来た道を戻る。 行くときは気づかなかった「オオハマボッス」の白い花が咲いていた。 肉厚の葉の小笠原固有種である。 約1時間の滞在であった。 この南島は1日100人限定で、しかも2時間までしか滞在できない。 (こんなに素敵な所なら1日ツアーにして、2時間いたい所である) 船に戻ると、またホエールウォッチングの続きである。 今度はペックスラップ(胸ビレで水面を叩く)をしているクジラを見つけた。 クジラはそれを何回も何回も繰り返す。 撮影のチャンスが何回もありうれしい。 船は南島の東に来ているのだろう。 北の方角にハートロック(千尋岩)が見える(写真7)。 有名な岩なのでガイドブックでは見ていたが、茶色のハートがくっきり見えてなかな かいい。 それから白砂のジニービーチを船から見た。 今は陸から歩いて行くことはできず、船で上陸するしかない海岸である。 近くでクジラがテールスラップ(尾ビレで水面を叩く)をした。 その向こうでは親子3頭のクジラが順にブリーチング(大きなジャンプ)をしている。 クジラは深く潜っていって海面でジャンプをする。 どこでジャンプするかはわからないのでなかなかアップで撮るのは難しい。 ただ、そのクジラたちは何回もやってくれるのでシャッターチャンスは何回もあって 助かる。 やっと絵になる1枚が撮れた(写真8)。 もう11時半である。 しかし、まだシュノーケリングはしていない。 やらないのかと思ったら、ちゃんとやるんですね。それが主目的の人もいる。 キャベツビーチで泳ぐ。 たくさんんの魚たちとサンゴ礁。 悪くはなかったが、私は沖縄先島などを潜っているのであまり感動はなかった。 さあ、そろそろ港に戻る時間だ。 シャワーで海水を洗い落とし出発の用意ができた所で、イルカ3頭が船のそばに遊び に来た。 ある女性が「イルカと遊びた~い!」と言ったら、時間がないので5分だけだよ。 ということでOKが出た。 私はシュノーケリング3点セットを付け1番に飛び込んだ。 ガイドが渦を描きながら潜っていくと同じようにイルカが動く(その時のショップの ブログ、写真あり)。 小笠原父島 パパヤブログ http://papaya.ecgo.jp/blog13xxx-xxx-xxxxx.html その内にイルカ達は海面と水平に泳ぎ始めた。 私はイルカと競争して全力で泳いだ。 何とか20mほど一緒に泳ぐことができた。 ほんとにラッキーであった。 船は12時過ぎに港に戻った。 ショップまで車で送って頂き、宿に行き着替えて出航の準備。 山用のザックにシュノーケリング3点セットを詰めてきたので、全部入れ直し。 急いで土産物屋とスーパーマーケットへ行き、おみやげを買い、昼食を買う。 そして、宿の人達と歩いて港へ行く。 大きな荷物は車で運んでくれる。 船は定刻14時に出航した。 港は見送りの人でいっぱいである(写真9)。 いつまでも手を振ってくれる。 ほんとに充実した3日間であった。 時間があればあと1週間はいたい。 スキューバーもやりたかったし、母島にも行きたかった。 でも、宿でのもてなしもそうであるし、ハートロックツアーも 今日のホエールウォッチング&南島上陸ツアーもほんとに心温まる対応であった。 私は、手を振りながら思わず「ありがとう!」と言っていた。 久しぶりの心からのもてなしに感激した。 しかし、それだけではなかった。 10隻ほどの見送り船が手を振りながらどこまでもおがさわら丸を追いかけてくる(写 真10)。 船からはジャンプをして水面でも手を振っている。 なんと30分以上ついてくる船もあった。 この温かさが小笠原ファンを作り、多くのリピーターがいるのだ。 私は目の前に広がる海を見ながら楽しかった3日間を思い出していた。 ◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-xindex.html
2013.09.07
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ガイドブックのそれと全く同じ風景が目の前にある。 私は写真愛好家なのでよくわかるが、ガイドブックの写真の多くはその場所に何回も 通い写りの良い写真を使っている。 だから、その場所に行ってもそれは滅多に見られない風景である。 しかし、ここにあるのはまさにガイドブックのあのきれいな海と奇岩の風景である。 この扇池だけではない。 その右手に広がっている砂浜と陰陽池もいい(写真3)。 ハートロックやジニービーチも見える。 いくら見ても飽きない景色だ。 案内してくれたガイドが写真を撮ってくれるという。 いつもは記念写真は撮らないのだが、あまりにも美しい所なので撮っていただく。 今回はわずか4時間のツアーである。 もう下りないと時間がないという。 下に降りて扇池に行く。 今降りてきた丘の上には同じ船で来た残りの人達がいるのが見える(写真4)。 ここの岩は隆起サンゴ礁で、それが雨などで浸食された後で海に沈んだ「沈水カルス ト地形」だという。 岩肌を見るとそれがわかる。 目の前にはあの「扇池」が広がっている(写真5)。 ここにはシュノーケリングやシーカヤックで来たいものである。 何ガニだろうか。 10cmくらいの赤茶けたカニが波打ち際に2匹いた。 そのあと白砂の所へ行った。 ここには有名なヒロベソカマイマイ(カタツムリ)の半化石がある(写真6)。 見渡す限りころがっている。 なんとこれは1000年前以上に絶滅したものだという。 しかも海の貝ではなく、カタツムリだという。
2013.09.06
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今回紹介する山は、世界遺産小笠原諸島の南島です。「ホエールウォッチング&南島上陸ツアー」で、わずか30mほどの丘に上陸したのですが、この南島は「小笠原の中でも特に美しい自然景勝を残している」とガイドブックに書かれています。ほんとうにそうだったでしょうか。HPの写真と共にご覧ください。【今週紹介する山】 南島(みなみじま 30m) 小笠原諸島 [世界遺産] サブタイトル 「 ここぞ、日本一美しい所の1つだと思った 小笠原諸島 南島 」 【歩いた日】 2013年3月24日(日)【天候】 晴れ【コース及び時間】ショップ前に8時集合=8時半乗船=9時過ぎホエールウオッチング=9:28小型船で南島上陸-9:41丘の上9:52-10:01扇池前10:19-10:25船に戻る=ホエールウオッチング、ハートロック&ジョニービーチ見る、シュノーケリング=12時過ぎ港に戻る 【 南島滞在時間 57分 】*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりま すので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。【感想 等】 父島の最終日は「ホエールウォッチング&南島上陸ツアー」である。私の今回の旅行は父島への滞在がまる3日である。船が揺れて気持ち悪くなるのはわかっているので、いくら南島がすばらしい所でも、3日の内のまるまる1日を使いたいとは思わなかった。で、この南島の半日ツアーがあるのは1日目か最終日の4日目である。私はこの半日ツアーに、最終日に参加したくて父島への船と宿の予約と共に日本で申し込んであった。この南島は「小笠原の中でも特に美しい自然景勝を残している」とガイドブックに書かれていたからである。しかも、1日に100人まで、公認ガイドの同行でしか上陸できない、というのである。これは予約しなければ行くことができないかもしれない、と思ったのである。(天候が悪ければ、当然、上陸できないし、もしかすると船も出ないかもしればいが・・・)朝起きると、快晴である。朝食を済ませ、集合時刻の8時少し前にショップの前に出かけた。もうほとんどの人が集まっているようで、ウエットスーツやシュノーケリング3点セットを借りていた。私は近視なので自分のシュノーケリング3点セットを持ってきていた。ウエットスーツは前日同様、なしで海に入るつもりで来ていた。往復の船は風が冷たいので、山用の保温性のあるTシャツを着てきた。ワゴン車2台で港に行き、海水の入ったパレットで靴底を洗った。ハートロック(メルマガNo.432)や高山(メルマガNo.435)での足ふきマットと同様に、南島に外来種の種を持ち込まないためである。ハートロック http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama432/yama432.html高山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama435/yama435.html乗船するとすぐにクジラや南島等についてのレクチャーが始まった。寝坊して遅れていた女性を待ち、すぐに出発した。船上から枕状溶岩を見て、クジラを探しながら走る。出港して30分、もうクジラを見つけることができた。やや遠い所ではあるがクジラがブロー(噴気孔から出す噴気)をしているのがはっきり確認できた。何ヶ所かで行っているのが見える。ショップの人がどの方向に見えるか教えてくれるのでみんなでそちらを見る。もっとすごいところを見たくなる。半日と限られているので先に南島に行ってからクジラを探すことになった。南島上陸地点の鮫池近くまで行ってから半分の客が小舟に乗り換えた。大きな船では岩に着けることができないという。南島は港もないとは驚きである。波のタイミングを見て舳先を船がはまる岩に近づけた。そしてスタッフが1人岩に乗り移り、船を押さえ客が順に上陸する(写真1)。高さはわずか数メートルであるが、岩を登っていくので初めての人には大変である。私の前を登っていた60代後半のおばさんがバランスを崩し落ちそうになった。私は手でおしりを支え、やっとの事でそれを止めることができた。ここは厳しい規制のかかった自然保護区である。なるべく石の上を歩くとか踏み跡から外れないようにする。落ちている物でも持ち帰らない・・・。踏み跡の両側には枯れかけた草の中に20cmくらいの穴がたくさんあいている。ちょうど上空を飛んでいたカツオドリの巣だろうか。いや、オナガミズナギドリの巣だという。小舟で上陸した14人がガイドと共にまとまって行動する。シュノーケリング中心に考えていた人はウエットスーツを着てマリンシューズやサンダルである。暑くてウエットを半分脱ぎ、上半身水着になっている女性もある。10分余で丘の上に着いた。わずか30mほどの高さであるが、遮る物がないので360度の展望である。眼下には白砂の砂浜と扇池が見える(写真2)。ガイドブックにも使われる絶景である。
2013.09.05
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すぐに樹林を抜け、兄島などの島々が見えてくる。岩が落ちたばかりの感じの断崖もある。変化に富んだ風景を眺めていたらもう山頂近くまで来ていた。立派な東屋があり、その先には父島では何回も見てきた防空壕がここでも口を開けていた(写真3)。戦時中は敵機を攻めるにもちょうどいい場所である。中を覗いてから山頂に向かう。防空壕は奥まで続いている立派なものである。簡単なベンチがあり、三角点がでんと鎮座している(写真4)。360度の展望があり、なかなかよいビューポイントである。ウェザーステーションという十分な展望があるからここまで来る人はあまりいない。大村地区と二見湾がきれいに見える(写真5)。残念ながら中央山などの山々には雲が立ちこめているが晴れていれば多くの山が見える。一昨日登った大神山(メルマガNo.430)は低いので見える。大神山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama430/yama430.html山頂まではわずか12分であった。思ったより早く着いて良かった。帰りも同じ道をウェザーステーションに戻る。4時半に着いた。夕日を待つ人達は数人に増えていた。まだ日没までには1時間以上ある。私は一番前に座り、ザトウクジラを探した。ここウェザーステーションは父島の中でもっともクジラが見える場所である。特に2月3月は出産のためにザトウクジラが父島近くにやってくるので朝の30分で10頭前後見えるという。目をこらして探すが、残念ながら見つからない。それより、刻々と変わる光と雲が織りなす金色模様がきれいである(写真6)。いくら見ていても飽きない。やがて太陽は厚い雲に隠れた。そこでショーは終わりか・・・と思ったが、水平線近くは晴れたままであった。時間もあるし待つことにした。やがて、また太陽が顔を出した(写真7)。そう!ガイドブックによると、ここは「日本一美しい夕焼けが見れる場所」と言われているそうである。すばらしい夕日がいつまでも続いている。私の住んでいる静岡県の海岸では朝日は海から昇るが夕日は山に沈んでいく。こうしてパソコンに向かっている今、東側の窓から朝日が昇ってきた。私は朝日や夕日が好きなのでできる限り毎日のように眺めている。日の出の位置もずいぶん左(北)に寄ってきている・・・。確かに、ここ「ウェザーステーション」の夕日はすばらしい、と思った。太陽は暗赤色に染まりながらどんどん水平線近くに下りていった(写真8)。そして、水平線のすぐ上で見えなくなった。う~ん、なかなかいい。しばらく余韻にしたってから宿に戻った。4つの山歩きと3回のシュノーケリング、そしておまけの展望台等への観光とサンセット・・・。ほんとに充実した小笠原での1日であった。
2013.09.03
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今回紹介する山は、世界遺産小笠原諸島の父島にある三日月山(204m)です。1日レンタルバイクを使い山を歩きました。その第4弾です。夕方、日本一の夕日、ホエールウォッチングを兼ねて出かけました。どうだったでしょうか。HPの写真と共にご覧ください。【今週紹介する山】 三日月山(みかづきやま 204m)小笠原諸島 父島 [世界遺産] サブタイトル 「日本一の夕日に出会えた 三日月山&ウェザーステーション 」 【歩いた日】 2013年3月23日(土)【天候】 晴れ【コース及び時間】三日月山展望台(ウェザーステーション)16:07-16:19三日月山〈標高204m〉16:22-16:30三日月山展望台(ウェザーステーション) 【 登り 12分 下り 8分 合計 20分 】*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりま すので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。【感想 等】レンタルバイクを使っての山歩き、第1弾として旭山に登った(メルマガNo.433)。その後、中央山(メルマガNo.434)に寄った。旭山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama433/yama433.html中央山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama434/yama434.htmlそして、島の南にある、中山峠・高山(メルマガNo.435)に登った。この中山峠・高山は保護地域あるだけあってすばらしい風景であった。中山峠・高山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama435/yama435.htmlその後、コペペ海岸でシュノーケリングをし、難破船のある境浦でも少し寒い中、シュノーケリングをした。その後、大村にある宿に戻り少し休んでから、夕日のビューポイントである三日月山展望台(ウェザーステーション)に出かけた。前日、ハートロック・トレッキング(メルマガNo.432)の後にはすぐに雲に隠れてしまったので再挑戦である。ハートロック http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama432/yama432.htmlまた、運が良ければホエールウォッチングもできるかも・・・という期待もあった。宿からバイクを走らせ、16時に三日月山展望台(ウェザーステーション)に着いた。宿から歩いて20分、バイクなら5分くらいだ。そこにはバイクで来た若者2人が話をしていた。昨日の夕方の賑わいはなく、静かな展望台である(写真1)。まだ夕日には1時間半以上もあり、昨日より雲が多くきれいな夕日は期待できないからかもしれない。「小笠原国立公園三日月山 園地」の看板がある。これによって道はわかったが、スケールがないので山頂まで歩いて何分かかるかわからない。日没まではまだまだあるので大丈夫だろう、と出発する。小笠原では低灌木が多いが、ここはうっそうとした木が茂っている(写真2)。なかなか雰囲気がいい。
2013.09.02
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海岸で見た時もきれいだったが、上から見てもきれいな海岸である。上から見ると、2つの穴あき岩の手前に珊瑚礁があるのがはっきりわかる。下山したら海に入りたいところである。やがて、コンクリートで固められた石畳の道になる。遊歩道はよく整備されている。ここまで登ると小港海岸の向こうにあるコペペ海岸がはっきり見えてくる。白砂のきれいな海岸である。小港海岸も素敵だが、こちらも同じかそれ以上に良い。また、コペペという名前がいい。その昔、この地を利用していたというギルバート諸島出身の原住民「コペペ」が名前の由来だという。美しいコペペ海岸を眺めながら登っていたら中山峠に着いた(写真3)。すでに数人が休んでいた。父島ではきれいな風景をたくさん見てきたが、ここが一番気に入った。 360度の展望が楽しめるが、特に北方向のコペペ海岸、象鼻崎、野羊山、三日月山等の風景がきれいだ(写真4)。南西にはブタ海岸、南島が見える。東方向には昨日登った躑躅山、衝立山、千尋岩等の山々が見える。ここ中山峠が目的地の人も多い。日差しも強く暑いので、傘型の東屋はありがたい。ここからはまた海岸まで下り、登り返すことになる。ブタ海岸までは660mである。腰までの低い灌木の中を下っていく。ブタ海岸が眼下に大きく見えてきた(写真5)。小港海岸やコペペ海岸が白砂なのにブタ海岸は黒砂である。明日行く予定の南島もだんだん大きく見えてきている。11時過ぎ、ブタ海岸に下りた。そこには遊歩道はなく砂浜を歩いた跡がある。私も砂の中を歩いて行く(写真6)。砂浜の山に近い方には静岡の海岸にも咲いているハマヒルガオの花が咲いていた。高山への登り口は海岸をまっすぐ進んだ所にあった。タコノキの中を登っていく。10分ほどでジョンビーチへの分岐に着いた。そこからは南島周辺がはっきり見える(写真7)。ジョンビーチには山を2つ越えていくか船で行くかの2つの方法しかない。そうまでしていく人があるのかな、と思っていたがブタ海岸を歩いてくる2人組が見えた。さあ、もう少し登ろう。アオノリュウゼツランの中を登っていく。明治の初め、繊維を取るために移入されたと言うことであるが、大神山(メルマガNo.430)にもあったし、ここにも大きなものが大量にある。繁殖力がかなり強いことが伺える。大神山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama430/yama430.htmlそのリュウゼツランの中を少し登ると高山(標高228m)の山頂であった(写真8)。すぐ下には小さな防空壕があったが、山頂周りもよく見ると身を隠せるような溝を掘ったり石を組んだりした跡が残っている。太平洋戦争の時には、ここで米軍機と交戦したかもしれないな、と思った。山頂でお昼を食べたくて我慢をしてきた。やっと、その昼食である。360度の展望を楽しみながら、宿で作っていただいたおにぎり弁当を食べる。ここには、いくら見ても飽きることがない風景が広がっている。父島の北にある、フェリーの着く大村はかなり離れた南に位置し、中山峠を越え海岸から登り直さなくてはならないのでここまで来る人は少ない。往復51時間の船旅で父島まで来て、一般的には滞在は正味3日間である。ここまで足を伸ばせないだろう。いや、ここまでこなくても満足できるアクティビティーがたくさんある。私は時間がなくてやれなかったダイビング、シーカヤック、戦跡ハイキング・・・。あと1週間いることができればもっともっと小笠原諸島を満喫できるが・・・。さあ、強い日差しを浴びて暑くなってきた。下山してシュノーケリングをしよう。来た道をどんどん戻る。改めて山を眺め、この高山が枕状溶岩でできてることがわかった。赤くはないがタコノキの実もなっている。行きには気づかなかったことが見えてくる。12時23分、ブタ海岸に下りる。海岸近くの岩肌には四角い穴が空いている。中は掘ってあって、かつてはそこから銃器を構えたのだろう。高山方面を振り返ると斜めの地層がはっきり見える。隆起するときに力のかかり方が場所によって違い斜めの地層ができたのだろうか。そんなことを考えたり写真を撮ったりしていたら行きも帰りもほぼ同じ45分かかっていた。この日1日の中で、この「高山」行きが最も楽しい時間になった。◆◆◆◆ この写真付きのページは次のURLからご覧になれます。 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-xindex.html
2013.09.01
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