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反復記号 3勇一の目が釣り上がった!(おっと、勇ちゃんマジモード突入手前じゃない!)洋子は知っている。それほど長いつきあいではないが、普段どちらかといえば、大人しげに見える勇一だが、意味不明に絡まれたりすると今のように一度目尻が上がる。そのあと、相手の粋がりが続くと上げていた目尻が下がり、気味の悪い笑みを浮かべる。これで勇一はマジモードに突入したことになる。「今すぐ、ガン飛ばすのをやめて消えてくれれば、後を追っかけたりしないでおいてやるけど」落ち着いた声で、しかも笑みさえ浮かべてそう言うそれは、強がって怒声を上げるより、効果的だった。この手を勇一は高2で覚えたという。「勝っても、負けても、殴り合いは痛い。もう飽きた」それが理由だと言った。それを洋子が知ったのは、今から半年ほど前のこと。勇一の友人、彰人の彼女、香美(かみ)とその女友達だった洋子を、たまたまアパートが近いってことで、勇一が送って行った半年前の夜京王線笹塚駅で降り、甲州街道を渡り商店街を抜けた角にあるスナックから出てきたチンピラに絡まれ、勇一のマジモードを目の当たりにした洋子は、そこそこタイプだった彼の印象が+αとなり若い二人は急速に接近し素敵な夜を過ごす仲となったのだ。「ごめん、ごめん。アタシが悪かったよ・・・あ、そうだ!勇一の実家、こっから遠いの?」勇一は洋子に言われて、思い出したように辺りを見回す。「あっちだな・・・」勇一の左手の人差し指が指す方を見た洋子は「ん、じゃあ行こうか・・・」「え!けどよ・・・急に帰って来て女連れってのは」顎の先を指で撫でながら勇一は言った。それに構わず、勇一の前を通りすぎ、歩き始める洋子「おい・・・ちょっと待てって」 いつも応援のポチ、ありがとうございます。 まだまだ、意外な展開が待ち受けていますが 皆さんのポチ、あれば 書き手は自信を持つて書ける。 どうぞ、よろしくお願いします♪
2015.05.28
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反復記号2「洋子・・・洋子なのか!」「そうだよ、一目でわかんだろ!」「俺の田舎に突然、だろ・・・こんなによく似た女がいたかなって・・・」洋子の目が大きく見開かれた!「勇一の田舎?・・・なに寝ぼけたこと言ってんの!あたしはついさっきまで、表参道でポスター撮りやってたんだよ・・・それがなんでこんな田舎に・・」本当にパニクッてるみたいだ。おれの故郷を『こんな田舎』って言ったことは今回だけは大目に見てやろう。なにしろパニックってるのは俺も同じことなんだから・・・けど、俺、パニクッてるけれど、洋子にクギ付けになってる!ジーンズの袖なしベストにヘソ出しジーンズ!ベストの前が全開なのでチューブ・トップも丸見えこんな時なのに、視点を外せない・・・彼女の従兄がそこそこ名の売れたカメラマンなので関東エリアの大手百貨店の季節限定ではあるけど、年に4回、店舗ウインドウや私鉄駅構内のポスターにモデルとしてポーズを決めている・・・と!気付いたら、いつの間にか俺の目の前、それこそスニーカーのトゥの先端がくっ付きそうなほど間近に洋子がいて、その大きな目が俺を見上げ、不快と怒り光線を放っていた!「何、ニヤついてるわけ?こんな時に!」たしかに、この状況は非常事態だった。「いや、その、お前のそのはみ出しそうなおっぱいとヘソ出しジーンズって初めて見る・・あれだ、珍しいしつい・・・」視線を外すことも忘れ、照れかくしのつもりだったのか頭をかいていた勇一はついにスニーカーのトゥを踏まれた!「あ、痛!」顔を歪める勇一を、片方の眉を吊り上げて睨みつけ、洋子は言った。「まったく、男ってやつは!・・・このスケベッ!」・・・・・・・「まあ、いいよ。それよかアタシ朝、ギリで撮影に入ったから腹減ってんだ。ファストフードかファミレスくらい有るんだろこんな田舎町だってさぁ・・・」「田舎、田舎って、さっきから何度も言ってんじゃねえよ!」「・・・あ、傷ついてんだ。悪い、謝るよ。でもじゃあ、ここってほんとにあんたの田舎なんだ・・・悪かったよ、けどあたし、おなか空いちゃってるからさあ、どっか連れっててよ勇ちゃん・・・」こんな時だけ・・・「わかったよ、けど・・・」「なんなの?」「うん・・ここからだと20分は歩くことになる」「エーッ!・・・やっぱ田舎だ・・・」こいつ、本気でおきざりにしてやろうか・・・ 母、おかげで再度復活です! こちらの応援もどうか宜しく お願いします。
2015.05.20
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反復記号関東一ラーメンの暖簾を手の甲でかきわけて頭部、身体上部、脚、の順に表へ出る。と同時に、いつもなら(左右の視野確認範囲を補うためと思われるが)わずかに首を左右に振る。それは、誰もが日常、ごく自然に行っている行為だろう。だが、勇一のその動作は、突然の目まいによって急停止した!今日は、なんでこんなふうに反日常的なんだ!そう思うのも無理はない。幸い、目まいはすぐに収まり、商店街の通りが再び彼の目前に広がった・・・だが、しかし「!!!」今、勇一の「大脳左半球」は混乱の真っ只中にあり、論理的思考の結論を見出せず、同じく左半球に有る「言語野」も思考の結論が出るまでは、うかつにコメントを出来ずにいる・・・(何なんだこれ!・・・知ってるよこの商店街、だけど!)そう、だけど・だ・・・今、勇一が見ているのは、もの心ついた時から知っている「本町商店街!!」知っていても我が目を疑うしかない。「カララララッ」という音を、渋谷区笹塚で聴いた。ほんの数秒前のことだ、たしかそのはず・・・なのに、なぜここが・・・「十号通り商店街」じゃないんだ?自分の目さえ信じきれず、一歩足を進めて辺りを見る左手に同級生の父親が経営する内科医院が有り、その向かいには弁当屋、右斜め前方に精肉店、さらにそのはす向かいには書店が・・・昔のままだ・・・さらに交差点の右を向くと「!」高二の、あの遭遇・・・奴とすれ違ったポイントやっぱりあれは気のせいなんかじゃなくて・・・同一時間帯で並列する異なる世界と交差したんだ!もしかしたらと思いながら、流れる年月とともに自分の中で折り合いをつけていた・・・単なる勘違い・・・白昼夢っだったとだけど違ったんだ、あれは現実だった。そしてあの場所は俺にとって、行ったり来たりの 「反復記号・・・」勇一はその場に立ち尽くし、頭を両手で抱え信号柱に背中を預けた・その時 「勇一? あんたなの?」(その声って!?)声のした方へ目をやると、そこに洋子がいた! いつも応援有り難うございます! 今日もポチっとお願いしますね♪
2015.05.10
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違和感・D 「カララララッ」 手入れの行き届いたアルミの引き戸は、こんな音がしたと思う・・・ 「また来るよ・・・」 あんなやっかいそうな人間と関係のある客は歓迎されなくても不思議はないが、それは、俺にとって歓迎できない事態・だ・・・ 「いいだろ、おやっさん・・・」 言ってから、おやじの目をじっと見た。 『これほど俺好みの麺とスープは滅多にありゃしない。今後は二度と、麺が伸びてしまうような長話しはしないから、誓ってもいいよおやじさん・・・』 その想いは、俺の目からおやじの目に伝えきれたと感じた。 「ああ、この次あの手の客が来て、また麺が伸びるような長話ししたら、『出禁』にする。だから安心して来てくれ」 俺は心底安心!のため息を吐きながら、財布を開いた。 「要らないよ!」 おやじの熱い台詞が走った!俺はおやじを見上げ、首をひねってみたがわからず、訊いてみた。 「なんで?スープも残してないぜ」 麺、伸びてたのによ~ あとの台詞は口にしなかったが・・・すると急におやじの目が鋭くなった! 「よしてくれ!あんな伸びきった麺、返してくれていいから。あれを食っちまった客から御代をもらえるわけがない・・・んなことより、そこ開けたままだと冷房効かないから、早く閉めてくれるかい・・・」 いいねェ、おやじさん。辛口だけど・・・なんか心が温まるな・・・けど、わけを知らない客は、目で俺のこと非難してる 「悪い!じゃあまた来るよ」 おやじは、返事のかわりに軽く手をあげて見せ、さっき入った客の注文を受け始めた。 「カララララッ」 いつも応援、有り難うございます。 今日もP!と応援、宜しくお願いします♪ ※お気づきの方もおいででしょうね。 小説の内容とカテゴリーが?です。 「SF小説」(時空系)に訂正します。 これからも宜しくお願い致します。 マトリックスA
2015.05.06
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