かえりみち

かえりみち

2009/08/01
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深夜1時までバイトの先輩らとマック。
どういうわけか友人から岡山自由席特急券の回数券をもらう。まさかの展開ではあるが、そのまま朝、5時7分発の特急しおかぜで岡山へ。
(なんという無計画ぶり)

岡山に着いたんが朝の8時。
いくら予讃線が遅いといっても、さすがしおかぜ。しおかぜは速い。
速すぎる。(青春18から比べれば)

とりあえず行くあてもなかったので、ここから青春18を使って岡山県の北部、津山に向かうことにした。

爆睡のまま、気がついたら津山であった。


仕方がないので携帯で撮影。

01・吉井川.jpg
↑吉井川の大氾濫

おりしもこの前々日より、中四国・九州に甚大な被害をもたらすほどの悪天候。早く梅雨が明けないかな・・・・

とりあえず、津山のランドマーク、津山城跡に行ってみることにした。
津山城跡は「鶴山公園」として整備されている。

津山の礎を築いたのは初代、津山藩主の森忠政である。
忠政は織田信長の家臣、森可成の末子で兄には小牧・長久手の戦いで戦死した森長可や織田信長の小姓として仕え「本能寺の変」で討ち死にした森蘭丸などがいる。
忠政は末子にも関わらず、兄がことごとく討ち死にしたため、森家を継いだ。その忠政が12年の歳月をかけて完成したのが、この津山城である。

その後、森家は改易され、津山藩は松平氏が治め廃藩置県を迎える。

02・森忠政公銅像.jpg
↑森忠政公銅像

03・津山一望.jpg
↑津山の街を一望

04・備中櫓.jpg


津山は国営放送の連続テレビ小説「あぐり」の舞台にもなったところである。また古き町並みが残る城下町である。

さておりしも雨風が半端ない。
とりあえず時間も残っているのでもっと遠くへ行こう。あてのない旅だったので、適当な行き先に乗った。

05・津山駅.jpg
↑津山駅

その行き先は「智頭」

もういいや。勢いで乗ってしまえ。

そういう感じで因美線に乗り込んでしまった。

06・しいたけ弁当.jpg
↑しいたけ弁当

忘れていたが、ここ津山には「幻の駅弁」と呼ばれる駅弁が存在した。
1時間も待って購入にありつけた。(笑)
その名も「しいたけ弁当」
現在、この弁当は調整元が火事になったとかで駅構内では販売されていない。
だが、2年の空白を経て復活。今は津山観光センターに併設する「よし乃」で買うことができる。650円なり。

07・因美線.jpg

因美線に乗りながら駅弁を頬張る我。列車はいよいよ鳥取との県境に向かう。
と、岡山県最後の駅「美作河井駅」で何を思ったか私は降りてしまった。

08・美作河井駅.jpg
↑因美線美作河井駅(岡山県津山市)

駅に降りると何もない。自販機が遠くに一台見える。
そして大量の虫の死骸。

09・美作河井駅.jpg
↑駅舎

何もない駅を一人で降りるとそこは楽園であった。
趣のある駅舎。駅ノート。

10・矢筈城跡.jpg
↑駅前にある矢筈城跡標柱

ここは矢筈城という天嶮の城があったところだ。
矢筈城は標高750メートルに存在する。城主は草苅氏であり出雲の尼子氏の配下であり天文年間に築城された。
その後、毛利氏に属し、宇喜多氏や羽柴秀吉の軍勢を防ぎ落城しなかった。毛利輝元が城主、草苅重継が退城するまで難攻不落の城跡であった。

11・加茂川.jpg
↑加茂川

12・草刈公墓所.jpg
↑付近にある矢筈城主・草苅景継の墓所(伝)

13・矢筈城跡.jpg
↑矢筈城跡

また河井駅には転車台が残っている。

14・転車台.jpg
↑転車台跡

15・因美線.jpg
↑遠く津山方面

さて一時間ばかりの美作河井駅の散策も終え、いよいよ松山に戻らなければならない時間だ。急ぎ足で津山に戻り、そのまま津山線で岡山へ。ラストは特急しおかぜで松山へ帰宅した。

おしまい











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Last updated  2009/08/01 07:58:50 PM
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