かえりみち

かえりみち

2009/09/12
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急に九州に行きたくなる。(笑)

この放浪癖はなんとかせんといかんのだが・・・・まー仕方がない。微妙に発熱していたので、木屋町の薬局で葛根湯を購入し、市内電車で松山駅へ。とりあえず予讃線下り最終の八幡浜行きに乗車。そく爆睡。気がついたら下灘。乗客はわずか三名。一人が八多喜で降り、大洲駅で一人が乗り込んだ。結局三名のまま八幡浜に到着。港まで一人とぼとぼ歩いて別府行きのフェリーへ。

★2009年8月22日(土)
朝起きたら、別府。気がつけば、フェリーで一人ぼっち。

01・別府.jpg
↑別府駅(大分県別府市)

とりあえず南下、大分で久大線に乗り換えて由布院へ。

02・由布院駅停車中.jpg
↑由布院に到着

03・ゆふいん.jpg↑由布院駅(大分県由布市)



04・乙丸温泉.jpg
↑乙丸温泉

とりあえず、風呂へ。街の中心部にあった公衆浴場、乙丸温泉へ。入浴料は200円。安いねー。でも、特別な感じはしない普通の公衆浴場。由布院だしね。そこが評価かなぁ・・・

05・由布岳.jpg
↑由布院界隈

由布岳にはガスがかかってて全然見えなかったし・・・・
再度、久大線にのって、大分市内へ。いっつも駅前の大友宗麟の銅像ではおもしろみがないので・・・・

06・ザビエル.jpg
↑フランシスコザビエルの銅像

大分といったらザビエル。お菓子にもありますよねー銘菓ザビエル。個人的には『ドン・フランシスコ』の方が好きなのですが・・・

07・府内城跡.jpg
↑大分府内城跡

久々に府内のお城へ。そのまま商店街を通って、駅へ戻る。やっぱ大分は街だねー

そのまま列車に乗って北上。国東半島の付け根にあたる山香へ。

10・羽門の滝.jpg
↑羽門(うど)の滝

11・風車.jpg


そういや、この甲尾山は、もともと「蚊尾山(こうのおさん)」と書いて中世は城砦があったそうだ。築城者は前述の大友宗麟の配下、田北鎮周。宗麟が1578年(天正六年)に五万の兵をもって島津軍と戦うため日向国高城へ出兵。その際、鎮周に率いられた2000の兵士は大友軍の先鋒として戦ったと記されている。(マニアックな話ですがねー)

12・山香の里.jpg
↑山香の里を見下ろす・・・

13・風の郷.jpg
↑温泉・風の郷

★2009年8月23日(日)
日豊線を北上。豊前中津へ。

14・中津城跡.jpg


1588年(天正十六年)に黒田如水が北九州防衛のために築城。関ヶ原後、黒田家は筑前福岡へ。その後、入部した細川忠興、小笠原氏、奥平氏が治め廃藩置県に至った。
現在、中津城は旧藩主、奥平氏の私有であるが、3億円で中津市に売却したいということで昨今のワイドショーをにぎわせた。(゜o゜)
海水を堀に取り入れた、中津城は讃岐高松城、今治城と並んで日本三大水城の一つである。(何気に全部訪れている・・・・ww)

15・福沢諭吉旧宅.jpg
↑福澤諭吉旧居

そう、あの日本における最高紙幣1万円の人。
諭吉は、豊前中津藩の下級武士の出身であるが、生まれたのは大坂であり、活動拠点は江戸である。少年時代を諭吉はここ中津で過ごしたそうだ。

日豊線を北上。なんと中津以北では電子マネー『SUGOCA(スゴカ)』が使えるのだ。首都圏のSuicaや関西圏のIkocaも使えるとのこと。にしてもなんで、キャラクターがカエルなのか・・・・ww

「豊前小倉」
初めて降り立ったが、さすが北九州市の中心である。デカい街やねー。

16・清張100年.jpg
↑松本清張生誕100年

あの昭和の多様性のある名作家、松本清張はここ小倉の生まれである。芥川賞を受賞した「或る小倉日記伝」は森鴎外が小倉に赴任したときの日記がベースになっていることは周知の事実である。

とりあえず松本清張記念館へ。久々にお金を払う価値のある施設でしたね。にしてもあの書庫の蔵書数はパネぇ。(゜o゜)

17・小倉城跡.jpg
↑小倉城のお堀(福岡県北九州市小倉北区)

18・小倉城跡天守閣.jpg
↑小倉城天守閣

小倉城は要害堅固の城である。中津から小倉に城を移した小倉藩主、細川忠興も自慢の城であった。その噂を聞いた、美作津山藩主、森忠政は自身の津山城を築城する際の参考にしようと、大工などを小倉に派遣した。その大工は縄張り図などを書いて津山に戻ろうとしたが、小倉藩に捕まってしまう。

ところが、細川忠興はその大工を咎めるどころか放免してしまう。それだけではない、津山城が完成した際に忠興は津山藩森家へ、朝顔の鐘楼を贈呈したのだ。

津山城は小倉城をモデルにしている。どちらの城も現存はしていないが、素晴らしい城であったのだろう。

19・豊前小倉.jpg
↑豊前小倉の図

さーて小倉を出ようか。

20・小倉駅.jpg
↑鹿児島本線小倉駅(福岡県北九州市小倉北区)

九州では「とり」のことを「かしわ」と言う。かしわめしやかしわうどんは九州旅行の際の楽しみの一つであることは言うまでもない。

21・かしわめし.jpg
↑小倉駅のかしわめし

九州三大かしわめし駅弁と言えば、小倉駅・折尾駅・鳥栖駅が挙げられる。鳥栖駅のかしわめしは以前、食したがうまかったね。というわけで、今回は小倉駅のかしわめし。

感想は・・・・。

まぁ、この値段にしてはどうなんだろうかねーっていう感じ。
次回は折尾のかしわめしを食べにいきます!!

22・門司港駅.jpg
↑気がついたら門司港

あーレトロな門司港駅。そういや、この駅舎、どっかで見たことあるね。ww

23・特急有明.jpg
↑特急、有明

鉄道マニアが群がってるから何かと思ったら、特急有明が停車中。国鉄色の485系とは、こりゃー鉄道マニアにはたまらんよね。

24・長いホーム.jpg
↑長いホーム

気づいたのだが、門司港駅には自販機がない。昔ながらの姿だよねー。
門司駅にリターンしていよいよ本州へ。

関門海峡を越え、やってきました長州は下関。

25・ふく天うどん.jpg
↑下関駅のふく天うどん

人生で初めてふぐを食べたぞい。なんとウマい魚でしょう。関門近辺では、ふぐのことを「ふく」と言うそうで・・・・。
ここから下関発岡山行の普通列車に乗車。

26・下関駅.jpg
↑下関駅(山口県下関市)

さらば下関。また、ゆっくり関門を旅したいね。

・・・6時間後、岡山・・・

4週間連続でおかやまに来てしまった。これより予讃線最終列車、しおかぜで松山へ。

27・ふく寿司.jpg
↑ふく寿司

下関で駅弁を買っていたのだが、しおかぜの中で頂きました。なんだか、土讃線で人身事故があったせいで高知に行く人もみんなしおかぜになだれ込んで尋常じゃない乗客数。

気づいたら、乗務員に起こされて松山。なんということでしょう。その8時間後バイトっていうね・・・・

北九州旅行・完






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Last updated  2009/09/12 06:07:13 PM
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