かえりみち

かえりみち

2010/03/26
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★平成二十二年三月十日

01・秋田駅.jpg
↑秋田驛(秋田県秋田市)

低気圧が日本の南海上を通過。三月だというのに嵐のような天気になったが、やはり私は旅運だけはついているのだ。屹度

02・羽後岩谷.jpg
↑キセキ的に動いてるぞ、羽越線

この嵐の中、羽越線が動いているとは。さすがですね。
そのまま政令都市、新潟へ。帰省したルートを逆戻り。
22時50分発、急行きたぐに大阪行きに乗車。1260円の幸せですね。

止まります駅は、
新津、加茂、東三条、長岡、来迎寺、柏崎、柿崎、直江津、糸魚川、魚津、富山、高岡、金沢、小松、福井、武生、敦賀、長浜、米原、彦根、大津、京都、新大阪、大阪です。



「ヤバす、もう大津かよ。」

そして急行は逢坂山を越え東山を越え、鴨川を渡り、停車した。
そう、そこは千二百年の古都、京都にあらしゃいました。(・。・)

「きょーと、きょーとです。」

早朝6時半、私は万感の思いで、京都に降り立った。
実に京都駅に降り立つなんて2年ぶりか。
地下鉄に乗り、北山へ向かう。ひたすら加茂川を歩いた。


03・賀茂川.jpg
↑流れる加茂川、京の奥座敷は雪をかぶる(京都市北区上賀茂)

京都最古の社、賀茂別雷神社(上賀茂神社)へ。
そうですよ、かもわけいかづちじんじゃと読むのでございます。
山城国一宮にあらしゃいます。

04・賀茂別雷神社.jpg


鬼門にまく清めの砂の起源にあるそうな。


05・片岡宮.jpg
↑上賀茂社の摂社、片山御子神社(片岡宮)

紫式部先生も参拝されたそうです。
御朱印をいただき、今度は川を下ります。

途中、土曜ワイド劇場かなんかの撮影で渡瀬恒彦と遭遇しました。


さてさて、出雲路橋にたどり着きました。
ここは、鞍馬口といって、鞍馬へ通ずる道だそうです。
(京の七口の一つ)

次なる社は賀茂祭で有名な・・・・
賀茂御祖神社(下鴨神社)へ。
そうですね、かもみおやじんじゃと読むのでございます。
山城国一宮にあらしゃいます。

06・紅梅.jpg
↑下鴨神社の紅梅(京都市左京区下鴨)

この紅梅、あの紅梅白梅図屏風(尾形光琳作)のモデルになった梅だそうで。

07・奈良殿.jpg
↑奈良殿神池(ならどのかみのにわ)

ここは、葵祭の解除という神事が行われた場所。
穢れを落とすのでございますね。はい。
小右記が懐かしいですなぁ。

再度、鞍馬口へ。

08・応仁の乱勃発地.jpg
↑応仁・文明の乱勃発地(御霊神社)

また・・・・けったいな史跡を紹介してはりますなぁと思っとるんちゃいますか??

京の都が壊滅した、あの戦・・・・
「応仁の乱」が起こった場所である。
(ちょっとマニアックでしたねぇ。)

さて、ほんなら次いきましょ・・・

09・二条城.jpg
↑櫻と二条城石垣(京都市中京区)

実はハジメテいきました。。。

(実は、銀閣寺や大覚寺、平安神宮、八坂神社、南禅寺、醍醐寺をはじめ京都御所にも行ったことがないのです。)

二条城(Nijyo-Jyo)
外国人にはかなり有名みたいで、修学旅行生と外国人しかいませんでした。

徳川家康はこの城で征夷大将軍に任命され、徳川慶喜はこの城で政権を朝廷に返したのである。

まさに一つの時代のはじまりから終わりまでが見れるのです。(・。・)

地下鉄で蹴上へ。三条を歩いて粟田口へやってきました。

10・粟田口.jpg
↑粟田口

あわたぐち。交通の要衝です。近江へ通ずるこの道(東海道)は古来より重要な道筋。中世には馬借なんかもいました。そして、刀鍛治が住み着いたことでも知られています。

11・青蓮門院.jpg
↑青蓮院門跡跡地

12・大谷本願寺.jpg
↑大谷本願寺

本願寺の法主、蓮如聖人はここ、大谷本願寺に暮らしていたのだが、法華宗の攻撃を受け、堅田衆の力を得て近江を抜け北陸へ落ち、そこで一向宗が盛んとなり、中世以来100年にもわたる宗教王国を築くことになるのだが、それはまー後の話。

13・知恩院.jpg
↑知恩院

いうまでもないですね。知恩院ですよ。
浄土宗の総本山です。


14・ねねの道.jpg
↑ねねの道を歩くと・・・

16・高台寺.jpg
↑高台寺

北政所ねねはいうまでもなく太閤、豊臣秀吉の正室である。秀吉亡き後、北政所は出家し、高台院となってこの寺で暮らしたわけである。秀吉の死後、高台院の力は大きいもので、徳川家康などは足しげく高台院のもとを訪れ味方にしようとしたのである。

秀吉とねねの間に子はいなかったが、二人は仲むつまじい夫婦であったという。

ねねはずっと卑しい身分の秀吉(藤吉郎)を最初は嫌っていたが、次第に惹かれて結ばれた。まさかこの男が関白太政大臣になるなど結婚当初は想像もしていなかったに違いない。

慶長二十年、徳川の天下になってから久しい。
時の流れというのだろうか、大坂の陣で秀吉の遺産である大坂城は炎上。夢にまで見た天下。秀吉の夢。
大坂城の燃える様は、ここ京は東山、高台寺からも見えたという。ねねはどのような思いでこれを見たのであろうか。

しばし、余談が過ぎましたな。

15・御陵衛士跡.jpg
↑御陵衛士屯所跡

そうです、いとうかしたろうです!!
新撰組好きには有名ですね。

17・高瀬川.jpg
↑高瀬川

木屋町蛸薬師の王将で昼飯。
やっぱ王将はいいですね。
餃子サイコーです。


18・三条大橋.jpg
↑三条大橋

いやはや、京でも遊びすぎましたな。
(歩いていただけですが・・・・)

一人でくれば、なかなか京都というのは歩き辛いものでして。
そうですね。まわりが観光客ばっかしですから。
一人でまったりするとなるとやっぱマニアックなとこばっかしですよ。

今度は銀閣寺にいったついでに大原でも行こうかな。そして比叡山でも登ろうっと。




さてと。。。

最後まで、新快速で帰りたかったんですが・・・
京都駅から私は妥協して新幹線で帰りました。
(新快速が人身事故というので)

さすがに歩き疲れましたね。
新幹線って速いよねー。

岡山までわずか2時間。
爆睡すらできませんでした。

いつもの、しおかぜで松山へ。

19・菊間から.jpg
↑菊間で日が沈む

10日ぶりに見た瀬戸内海は懐かしくもありました。
いづうの鯖寿司食いたかったなぁ・・・

「しかし困ったぞ、私の財布は底をついてしまったぞ・・・」

おわり






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Last updated  2010/03/26 09:35:20 PM
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