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2022.12.25
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カテゴリ: 報徳
修身教授録第1講 ー 学年始めの挨拶 より抜粋

さて今年はご縁があって、諸君たちの組の修身を受け持つことになりましたが、
すべてわれわれが教えたり教えられる間柄になるということは、考えてみれば実に深い因縁といっていいでしょう。

・・・・・・

私の考えによりますと、われわれ人間というものは、すべて自分に対して必然的に与えられた事柄については、そこに好悪の感情を交えないで、素直にこれを受け入れるところに、心の根本態度が確立すると思うのであります。
否、われわれは、かく自己に対して必然的に与えられた事柄については、ひとり好悪の感情をもって対しないもみか、さらに一歩をすすめて、これを「天命」として謹んでお受けをするということが大切だと思うのです。
同時に、かくして初めてわれわれは、真に絶対的態度に立つことができると思うのです。

・・・・・・

ところで今私の申したことは、ひとり学科の担任ということのみならず、広くは人生におけるわれわれの態度の上にも言いえることであって、われわれはこの世において、わが身の上に起こる一切の事柄に対して、すべてこのような態度をもって臨むべきだと思うわけです。



大よそ わが身に降りかかる事柄は、すべてこれを天の命として慎んでお受けをするということが、われわれにとっては最善の人生態度と思う わけです。
ですからこの根本の一点に心の腰のすわらない間は、人間も真に確立したとは言えないと思うわけです。

・・・・・・

さて以上申した事柄は、これを他の言葉で申せば、われわれはすべてわが身に連なるもろもろの因縁をかたじけなく思って、これをおろそかにしてはならぬということです。

・・・・・・

ですからこう考えて来ますと、この深い因縁をかたじけなく思ってお互いに自分を投げ出しあって、共にこの一年間を学ばねばならぬと思うのであります。

・・・・・・

「先生は僕らの組を受け持つことは、天の命だと思うと言われましたが、僕にはどうもそういうふうには信じられません。」

「それはそうでしょうよ。諸君らは若くてまだ人生の苦労というものをしていないんですからネ。私がああ言ったのは、主として私自身の気持ちを申したのですから、若い諸君にそう信じられなくったってかまわんですよ。
 ただネ、そう信じられる人と、信じられない人との人生の生き方が、将来どう違ってくるかということだけは考えてみてください」



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また大竹しのぶ演ずる歩き巫女が誰彼となく「天命に逆らうな」と発し、それにより実朝は公暁に逆らうことなく殺されていく。

太刀持ちの仕事を義時から奪った仲章は義時に間違われて斬り殺され、「寒い」と言いながら無残に死に至る。そしてられたため、時房は義時に「兄上は天に守られている」と言う。

最終回で義村は義時に恨みつらみを言い立てる。
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 義時「俺が死んで、執権になろうと思ったか」

 義村「まあ、そんなところだ」



 義村「おまえにできたことが俺にできないわけがない。
俺はすべてにおいておまえに勝っている。子どもの頃からだ。
頭は切れる。見栄えはいい。剣の腕前も俺の方が上だ。
おまえは何をやっても不器用で、のろまで。
そんなおまえが、今じゃ天下の執権。
俺はと言えば、結局、一介の御家人に過ぎん。世の中、不公平だよな!いつか、おまえを超えてやる…。」

すべてにおいて義時に勝っている義村が執権になれない。
すべてにおいて義時に勝っているー、伊豆の豪族の次男坊にすぎないとるに足りないー後鳥羽院が、承久の乱で敗れて流罪となる。

「自分の身に降りかかる事柄は、すべてこれを天の命として慎んでお受けをするということが、私たちにとって最善の人生態度」であると、森信三先生は言われる。





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最終更新日  2022.12.25 18:32:55


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