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2022.12.29
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新型コロナ第8波の「肺炎」は、コロナ禍初期の「肺炎」とはまったく違う



第8波の新型コロナ入院は、高齢者比率が過去最多

コロナ禍初期にみられた新型コロナ肺炎は、ただただウイルスが肺内で暴走している現象をみていました。「ウイルス性肺炎」は、肺の中で同時多発的に起こるので、刷毛(はけ)で塗ったように薄い白色のカゲが肺全体に広がります。そのため、「両肺が真っ白」になる人が多かったのです。オミクロン株以降、ワクチン未接種者を除いて、こういうウイルス性肺炎は減りました。

高齢者が増えたことによって、新型コロナ陽性の細菌性・誤嚥性肺炎が増えました。誤嚥した細菌・食事が肺の中に転がっていくから、肺の背中側や下側に起こりやすいのです。なので、限られた場所に肺炎が起こります

誤嚥性肺炎を防ぐ4つのポイント
ポイント1:よく噛む
ポイント2:丁寧な口腔ケア
ポイント3:水分をよくとる
ポイント4:正しい呼吸をする(深呼吸・鼻呼吸)


これはれっきとした対応策である

黒胡椒を用いた誤嚥性肺炎予防
ソース画像を表示
われわれは誤嚥予防として黒胡椒に注目した。
黒胡椒は咽頭へのサブスタンスPの放出を増加させることにより嚥下反射を改善して誤嚥を予防することが報告されている。
今回,黒胡椒そのものを使用して誤嚥リスクを減らし抗菌薬使用および誤嚥性肺炎発症率を低下させられるか検討した。

【対象】当院療養型病床群に入院している患者35名のうち32名。

【方法】患者を2群に分け,60日ごとに黒胡椒使用群と非使用群を交換して両群に黒胡椒を使用し,120日間での発熱,抗菌薬使用を比較することにより誤嚥性肺炎の発生率を比較した。

【結果】期間中に37.5℃以上の発熱を認めた症例は28例で,2日以上の発熱と誤嚥性肺炎を認め抗菌薬を使用した症例は11例であった。黒胡椒を使用した群は発熱例11例で,抗菌薬使用例は2例であり,有意に抗菌薬の使用頻度および日数を抑制した。

【結語】黒胡椒は安価かつ容易に療養型病床群での抗菌薬使用を減少させた。





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最終更新日  2022.12.29 20:19:36


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