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2024.01.31
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カテゴリ: 健康・元気
「定年後40年」を健康に生き抜くために不可欠なこととは?【1万人調査で判明】



シニアが活力ある生活を維持するためには、いわゆる健康寿命を伸ばすことが重要である。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」であるとWHO(世界保健機構)では定義されているが、厚生労働省の「健康寿命のあり方に関する有識者研究会報告書」(2019年3月)では、「健康寿命とは単に身体的要素に止まらず、精神的要素・社会的要素も一定程度広く、包括的に表していると考えられる」と記載されているように、身体的な健康維持だけでなく、精神的・社会的な健康維持も重要な要素であり、その1つが社会的な交流を持ち続けることにある。

「生活者1万人アンケート調査」を実施しており、日ごろの人との付き合いとして、「週1回以上、会話や連絡をとる人」について聴取している。

 その中で、地域・隣近所の人や、趣味や習い事などを通じて知り合った友人など、家族・親族以外の人とコミュニケーションをとっている人を「社会的交流あり」と定義すると、社会的交流のあるシニアの方が、生活満足度が高いという結果が得られている。

 社会的交流が少なくなることで、行動全般的に消極的になり、趣味や余暇活動、消費行動にも影響を及ぼし、結果として生活満足度の低下へとつながると考えられる。社会的な交流をもつことが、シニアの生活を充実させる要素として大きいと想定される。

・注目すべきは、団塊世代の27%、ポスト団塊世代の33%が「会社・仕事を通じて知り合った人」を挙げたことである。

 通常、定年後は会社関係者との交流がぱったりなくなる中で、週1回以上も交流を続ける人が多いのは、定年後にも何らかの形で仕事を続けているためである。すなわち、人生100年時代を生きることには、 シニアの就業もまた重要な要素 であることがうかがえる。

・シニア就業者の方が高いのは、「たとえ収入が少なくなっても、勤務時間が短いほうがよい」「人並み程度の仕事をすればよい」であり、就業を日々の生活を充実させる要素と捉える意味では、現役世代より高くなることは自然である。



 これは勤続年数が長い人ほど高くなり、会社への忠誠心の高さがうかがえる項目である。しかし、ポスト団塊世代の就業者については、就業5年未満の再就職者についてもこの項目は高いのである。

 つまり、新しい職場における再就職であっても、 単なる時間つぶしや生活賃金稼ぎのためではなく、新しい職場の発展のために従事する意識の高さが、ポスト団塊世代の就業者にはある

・シニアの職務に対する意識の高さは、都市部や地方等のエリアや都市規模に左右されず、幅広くシニアが共通して持つ価値観である

・アメリカの心理学者マズローは、人間の欲求は5段階のピラミッド構造となっており、底辺側から「生理的欲求」、「安全欲求」、「社会的欲求」および「承認欲求」が積み重なり、最上段に成長欲求としてあるべき自分になりたい「自己実現欲求」があるという「マズローの欲求5段階説」を説いていた。マズローが晩年にこの5段階に加え6段目として、自己を超え他人の利益(利他)を目指す「自己超越欲求」を説いた。


「マズローの五段階欲求」という人間の欲求をピラミッドで表現した図がある。
マズローの欲求5段階説をわかりやすく解説 | ハッピーアクト
アブラハム・マズロー博士は、晩年になって、さらに六段目の段階を付け加えた

その最後の段階こそが「自己超越欲求」であり、マズロー博士は、人間が持つ最も高次の欲求としてこれを位置付けた。

マズロー博士がこの自己超越欲求を発表したのかというと、実は、私たちに馴染みの深い「自己実現欲求」という五段目の欲求を、多くの人が誤って理解していることにマズロー博士自身が気付き、それを明確に正すためであった。

マズロー博士は当初、自己実現をもっと奥行きのある概念として提示していた。

具体的には、マズロー博士は、当初は自己実現の中に「至高体験」という重要な側面も含めていた。



自我超越、自己忘却、無我、利害や二分法の超越、愛、神性、真善美

等のイメージで表される、ある種の神秘体験、宗教体験とも一致するような、人間にとって最も幸福な体験を指す。

この至高体験について、マズローは次のように述べています。

世間や人間を完全に愛すべきものとして、咎めず、思いやりをもち、またたぶん楽しみをもって受け容れるという意味で、神性がみられる のである―

要するに、周囲の人々を愛する、思いやるといった「利他性」がその大きな特徴となっている。

人生後半を最高にハッピーに生きるための「マズローの欲求五段階説」の活用 | Kyoko Nagata Official Site

"自己超越欲求"こそが、自己実現の本質である【マズロー入門】



にもかかわらず、現在のような極端に単純化され、また、誤った意味合いで利用されるようになった。

マズローが晩年になって「自己超越欲求」を自己実現の上位概念として追加した。

これは、マズローが「至高体験」の追求のために創始し、人間が自己の個人的存在(パーソナル)を超えていく(トランス)働きについて追究を行うトランスパーソナル心理学の研究を通じて得た成果といえる。

マズロー博士は、自己超越欲求の特徴について、以下のように列挙している。

自己の超越、真、善、美の融合、他人への献身、叡智、正直、自然、利己的個人的動機の超克、『高次』の願望のため、『低次』の願望を断念する、増大する友情と親切、目標(安静、静謐、平和)と手段(金銭、権力、地位)とのやすやすたる区別、敵意、残忍、破壊性の減少

自己超越についても研究を行った V.E.フランクル博士はこう説明する。

自己超越という言葉で私が理解しているのは、人間存在はつねに自分自身を超えて、もはや自分自身ではない何かへ、つまり、ある事またはある者へ、人間が充たすべき意味あるいは出会うべき他の人間存在へ、差し向けられているという事態である。

そして、そのように 自己自身を超越する程度に応じてのみ、人間は自分自身を実現する のである。

すなわち、 人間はある事柄への従事、またはある他の人格への愛によってのみ自己自身を実現する のである。

言い換えれば、 人間は、本来、ある事柄にまったく専心し、他の人格にまったく献身する場合にのみ全き人間なのである。

「―人間存在の本質は、自己実現ではなく、自己超越性にあります。

自己実現は、もしそれが目的そのものになると達成されえず、ただ自己超越の副次的結果としてのみ達成されるものなのです。」





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最終更新日  2024.01.31 05:08:47


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