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2024.11.28
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カテゴリ: 報徳記を読む
「安居院庄七 50歳からの大冒険」クラウドファンディング中

1人、地図、テキストの画像のようです

二宮翁夜話残篇【29】尊徳先生がおっしゃった。
「方位をもって禍福を論じ、月日をもって吉凶を説くことが昔から行われている。
世の中の人はこれを信じているが、この道理はあるはずがない。
禍福や吉凶は方位や日月などの関するところではない。これを信ずるのは迷いである。
仏教では『本来東西無し』とさえ言う。禍福や吉凶は、自分の心と行いが招くから来るものであり、また過去の因縁によって来ることもある。
ある禅僧が強盗にあった時の歌に、
前の世の借りを返すか今貸すか、いずれ報いは有るとしぞしれ
と詠んだとおりであろう。

火の用心を怠れば火災が起こるであろう。試しに戸を明けておいて見るがよい。犬が入ってきて食べ物を求める。これは目の前の事実である。
古語にいう。 『積善の家に余慶あり積不善の家に余殃(よおう)あり』と。これは古今を通して動かない真理だ。決して疑ってはならない。 これを疑うのを迷いという。
米を蒔いて米が実り、麦を蒔いて麦が実るのは、眼前の事実であって、年々歳々違わない。天理であるためだ。
世に不成就日という、しかし、この日に行うことは随分成就している。
吉日だからといって行った事が必ずしも成就するわけではない。
吉日を選んで行った婚姻も離縁になる事がある。
日を選ばないで結婚したのにともに末永く添い遂げるものもある。
こうした禍福吉凶に関する事は決して信じてはならない。
信ずべきは『積善の家余慶あり』の金言だ。
しかし、余慶も余殃(よおう)もすぐに回り来るものではない。

ことわざに桃栗8年というようなものだ。
因果にも応報にも遅い速いという事があることを忘れてはならない。


💛○○さんに井上静男先生の「安居院庄七先生小伝」をお送りしたら、お礼の手紙があった。
「この世界レベルでの分断の時代に尊徳思想は打開の切り札になる力を秘めているのかなと思いつつ、
一方で尊徳は藩の力、庄七は地主の力を借りて改革に取り組んだのに、現代のフラットな身分関係の中で、どのような展開があるのかなという点に興味をひかえました。」


「継続は文化である」ということを言われた方がいるが、報徳の伝統のある遠州ならではこそ、
年に一度の「報徳講座」に聴衆が集まってくださるという想いを深くする、
今回も本会伝統の対話篇を行う。鈴木藤三郎曽孫のTさんと本会のMさんに対話篇を手伝ってもら、
岡田良一郎と鷲山恭平の対話を演じてもらう。

Mさんに
よく三遠農学社社長 松島授三郎が若い頃、早死にすると予言され、荒木由蔵に相談したところ
「心配しなさんな。報徳をやれば長生きできる」と言われ、予言された年に水害であやうく命を失うところを救われ、報徳のお蔭であると一層報徳の普及に励んだという話をする。

「現代にどのような展開があるのか」は分らないが、報徳のお蔭でこうして11年にもわたる「報徳講座」が継続して講演できることに感謝である。

2人、テキストの画像のようです

💛M様 ありがとうございます
12月15日の「第11回報徳講座」の助力、よろしくお願いします。
「CFの反応があまりないのがきになります」とのご指摘
大きく自己負担せざるを得ない状況です。
おそらくはクラウドファンディングによる出版はこれが最後となるでしょう。

「勤労」「分度」「推譲」という報徳の無限循環のサイクルは「報徳の精神」そのもののようです。「勤労」しているからこそ、「推譲」が可能になります。
「報徳」とは天地の恵みや先人の推譲に感謝して、その御礼として「勤労」から生み出したものを世の中や次の世代へと押し譲ることにほかなりません。


「報徳の精神とは、私たちは先人のおかげで今ここに幸せにしていられる。
そうであれば、私たちもまた後の世代に何かよいものを残さなければならないということです。
これらの資料集を通じて後の世代に伝えたいのです」





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最終更新日  2024.11.28 07:31:03


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