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2024.11.30
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カテゴリ: 健康・元気
野菜と果物ががんを防ぐ?


2023年、日本人の死因の第1位はがんでした。

「食生活を見直す」については、「減塩する」「野菜と果物をとる」「熱い飲み物や食べ物は冷ましてから」の3項目が推奨されています。

がんの原因となりうる物質を発がん物質といいます。野菜や果物に含まれるカロテン、葉酸などのビタミンやその他の機能性成分には、発がん物質のはたらきを弱める酵素の活性を高めたり、がんの一因とされる活性酸素を消去したりする作用があると考えられています。実際、野菜・果物を摂取すると、いくつかのがんの発症リスクが低くなることが報告されています。

そのひとつが胃がんです。胃がんは日本人に多いがんのひとつです。これは、ピロリ菌による感染が多いことと、食塩摂取量が多いことが関係しています。かつては日本人に最も多いがんでしたが、診断方法と治療方法の向上で2022年は罹患率・死亡率ともに男女合わせて3位です。

野菜・果物の摂取により、胃がんの発症リスクが下がる可能性があります。国内で行われた4つの前向きコホート研究データを統合して胃がんと野菜・果物の摂取について調べた研究では、野菜を摂取すると胃がんの発症リスクが低下することがわかりました。特に男性では、下部胃がんの発症リスクが低下しています。

食道がんも同様です。野菜・果物摂取と食道がんとの関係について調べた国内の研究では、野菜・果物の合計摂取量が1日あたり100g増加すると、食道がんの発症リスクが約10%低下することが明らかになっています。

国立がん研究センターのまとめでは、野菜・果物を摂取することは胃がんの発症リスクを抑制する「可能性がある」、そして食道がんについては「ほぼ確実」にリスクを低下させるとしています。

日本人でがんの死亡率が最も高いのは、肺がんです(2022年)。肺がんの最大の危険因子は喫煙です。喫煙率は男女とも減少傾向にありますが、いまだに男性は24・8%と4人に1人は喫煙しています(令和4年)。女性の喫煙率はあまり高くありませんが、非喫煙者でも肺がんになる可能性はあります。



アブラナ科の野菜の摂取と肺がんについて調べた国内の研究では、一度も喫煙したことのない男性は、 アブラナ科野菜の摂取が多いと肺がんリスクが51%も低くなる ことがわかりました。過去に喫煙していた人も、肺がんリスクが41%低くなっていました。

アブラナ科の野菜には、ブロッコリーやキャベツ、からし菜などがあります。これらの野菜には辛味成分であるイソチオシアネートという物質が多く含まれており、このイソチオシアネートは発がん物質の排出を高める作用が報告されています。

アブラナ科の野菜を多く摂取している人ほど、動脈硬化や血管疾患が少ないという報告もあります。女性も喫煙習慣がある男性も、アブラナ科の野菜を意識して食べることには健康上のメリットが大きいといえるでしょう。

ただし、野菜や果物を食べれば、がんの発症リスクが確実に下がるというわけではありません。野菜・果物の摂取量とがんの関係については、今後のさらなる研究が待たれます。とはいえ、少なくとも現時点の研究結果から、胃がん、食道がん、肺がんの予防に効果が期待できそうだということは間違いありません。
ガン予防にも美容にも効果的なアブラナ科野菜をまとめてみました。| キッチンTips
💛富山県の友人から電話がかかってきて「肺がんで入試している」という。
「医者は打つ手がないという」
言葉をなくすも、以前一緒に仏教大学のスクーリングしていた頃のことを話す。

いずれは私も である。
せめては友人の回復を祈るとともに、アブラナ科の野菜をせっせと食べよう!





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最終更新日  2024.11.30 19:21:21


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