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前回からの続きです。箱根大平台温泉に泊まった翌朝、一番列車を撮影するため宿を出ると、紫陽花の小路を抜けて、トンネルのある定番撮影地へと向かいました。やってきたのはレトロで雰囲気のある旧型車両の100型。箱根登山鉄道(大平台~宮ノ下)1 posted by (C)Nao残念ながら、周囲の紫陽花はもう終わりでしたが、一面の緑の中にオレンジ色の登山電車がとても鮮やかに見えました。これだけの紫陽花が咲いている時期に来たら、きっと綺麗なんでしょうね。そして、次に向かったのは大平台駅です。大平台温泉の街は、この地図のようになっていて、登山電車の線路を見ると、スイッチバックで2回折り返しているのがわかりますね。大平台案内図 posted by (C)Nao昨晩下見しておいたおかげで、迷うことなく駅へ到着。この時間、さすがに人はほとんどいなく、高校生の男の子が一人だけでした。強羅行きの一番列車が、急坂をのぼってやってきました。大平台駅はスイッチバック駅になっていて、列車の登ってきた方が箱根湯本方面、そしてこの駅で折り返して、お隣のレールが向かうのが強羅方面になります。箱根登山鉄道(大平台駅)2 posted by (C)Nao電車は大平台駅を出発し、しばらく進むと大平台信号場でふたたびスイッチバックの折り返し運転になります。あっちが前になったり、こっちが前になったりと、なかなか楽しい電車ですね。車内で切符を購入したら、こんな昔ながらの車内補充券で、とても懐かしく感じました。箱根登山鉄道6 posted by (C)Nao大平台駅と次の宮ノ下駅間には80パーミル(1000mで80m登る)という日本の鉄道で最大の勾配区間があります。この辺りは標高が高いため、まだ紫陽花が残っているところもありましたね。箱根登山鉄道4 posted by (C)Nao深い谷の斜面に作られた急カーブや急坂をいくつも登っていく登山電車。宮ノ下、小涌谷、彫刻の森の3つの駅を過ぎ、やがて視界が開けてきたら、終点の強羅に到着です。箱根登山鉄道15 posted by (C)Nao強羅では、次の電車まで時間があったので、少し駅前を散策してみました。ログハウス風の大きく立派な駅舎には、大涌谷方面へ向かうケーブルカーの駅が併設されています。箱根登山鉄道・強羅駅1 posted by (C)Nao入口には、姉妹鉄道となっているスイス山岳鉄道「レーティッシュ鉄道」の説明がありました。箱根登山鉄道は、このスイス山岳鉄道を参考に造られ、姉妹関係は60年にもなるそうです。箱根登山鉄道・強羅駅3 posted by (C)Naoケーブルカーの線路脇へ行ってみると、かなりの急斜面を登っていくのがわかります。まだ早朝なのでケーブルカーは動いていませんでしたが、香港のピークトラムや黒部峡谷のケーブルカーを思い出しましたね。箱根登山ケーブルカー posted by (C)Nao駅のすぐ脇を通る道路の踏切から、ホームの様子を見てみました。駅前には何軒かおみやげ屋さんなどもありましたね。箱根登山鉄道・強羅駅2 posted by (C)Naoさて、帰りの列車に乗るため再びホームへ戻ります。入線してきたのは、さきほど大平台で撮影した100形の折り返しでした。箱根登山鉄道7 posted by (C)Nao箱根登山鉄道では、車輪とレールの摩擦による熱を冷やすために、水をかけながら進むため、その水を毎回タンクに注入するんだそうです。連結部分は貫通しているわけではないので、隣の車両に移ることはできません。箱根登山鉄道8 posted by (C)Nao車内は赤いクロスシートで、窓は解放できるようになっています。箱根は標高が高いので、窓を開けて走れば、そこそこ快適なんでしょう。箱根登山鉄道9 posted by (C)Naoそうしているうちに、時間が来ていよいよ出発です。運転席の雰囲気も、先ほどの車両とは違って、渋いレトロな感じですよね。箱根登山鉄道11 posted by (C)Nao眩しい朝の日差しの中を、今度はどんどん下っていきます。大平台信号所で、ふたたび進行方向が変わります。箱根登山鉄道12 posted by (C)Nao下りの方が速いのか、あっという間に大平台駅へと到着しました。昨日は夜だったのでよくわからなかったのですが、こちらも小さいながら山小屋風の素敵な駅舎ですね。箱根登山鉄道・大平台駅1 posted by (C)Nao早朝の箱根登山鉄道は、とても清々しくて気持ちよく、また普通の鉄道と違った楽しみがあるユニークな鉄道路線でした。次回は、紫陽花の咲く頃に乗って撮影してみたいですね。にほんブログ村
Aug 29, 2013
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箱根・大平台温泉に泊まったときのつづきです。近くの広場で行われた姫まつりの盆踊りを見た後、宿への帰りに私だけちょっと寄り道して、箱根登山鉄道の大平台駅まで散歩しました。せっかく箱根に来ているので、明朝、出発前の時間に登山鉄道に乗ってみようと思い、最寄の大平台駅を下見しておこうという算段です(笑)。大平台駅は、幹線道路沿いにある山小屋風の小さな木造の駅舎でした。建物を抜けるとすぐに、下に降りていく階段があって、その先に対向式のホームが見えました。箱根登山鉄道・大平台駅2 posted by (C)Naoここはスイッチバック駅のため、ホームは行き止まりになっていて、その線路の終端が照明に照らしだされていました。箱根登山鉄道・大平台駅3 posted by (C)Naoだれもいない静かな駅のホーム。どこから来たのか、猫が一匹ホームにはいって来て、撮影している私の横で、ごろんと横になってくつろいでいます。私が近づくと、迷惑そうにさっと立ち上がって、そのままホームの脇から外の茂みの中へ消えていきました。ちょっと ひとやすみ posted by (C)Naoそうしているうちに、やがて箱根湯本行きの赤い列車がやってきました。もう時間も遅いせいか、乗っているお客さんはほとんどいません。箱根登山鉄道・大平台駅4 posted by (C)Nao列車は、人の乗り降りもないまま、また静かな闇の中へと折り返していきました。箱根登山鉄道(大平台駅)1 posted by (C)Naoさて明日は、早朝の電車に乗って、強羅まで行ってみることにします。にほんブログ村
Aug 25, 2013
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例年はお盆が過ぎるとめっきり涼しくなる信州ですが、今年は毎日暑い日が続いています。さて、今年の夏休みには久しぶりに家族旅行に行ってきました。行先は世界遺産登録で注目の富士山界隈で、静岡県の清水へ行き、箱根の温泉に泊まり、山梨県の富士五湖周辺を巡ってきました。静岡ガイドブック posted by (C)Nao行きは中央道の甲府南ICから精進湖へ。この日はとても良いお天気でしたが、空が霞んでいて富士山はうっすら見えただけでした。精進湖からの富士山 posted by (C)Nao「道の駅朝霧高原」で、お約束のソフトクリームをいただいた後、昨年開通したばかりの新東名を通って清水を目指しました。朝霧高原ソフトクリーム posted by (C)Nao最初の目的地は、富士山とともに世界遺産に登録された「三保の松原」。ここを訪ねるのは、もうかれこれ何十年ぶり。世界遺産の効果か、外国人の観光客も大勢いいましたね。 三保の松原2 posted by (C)Naoおみやげ屋の脇を通って、石段を登っていきます。いたる所に、世界遺産登録の記念のぼり旗がありました。三保の松原4 posted by (C)Nao石段を登りきると、正面に立派な松林が広がり、その向こうに砂浜が見えました。三保の松原と言えば、あの天女が羽衣をかけたと言う「羽衣の松」が有名ですよね。三保の松原1 posted by (C)Nao砂浜では、大きな波が来るたびに、ついはしゃいでは波と戯れてしまいます。ここから富士山が見えるはずですが、やはり霞がかって残念ながら見えませんでした。三保の松原3 posted by (C)Naoさて、清水と言えばマグロ漁港。そこでお昼ごはんは、港にほど近い「清水港河岸の市」でいただきました。清水港 河岸の市 posted by (C)Naoここはお隣が魚市場になっていて、新鮮な海の幸が食べられるお店がたくさんはいっています。その中のひとつで、店の入口に飾ったカジキマグロの御頭が見事な「岸屋」に入ってみました。清水港河岸の市 岸屋 posted by (C)Naoお店のおすすめ「漁師めし」は、いくつもの種類のお刺身がのった丼。市場からの新鮮で活きのいいお魚だけあって、とてもおいしかったですね。漁師めし posted by (C)Naoさて、お腹がいっぱいになった後は、少し運動をしようと言うわけで、静岡市内の日本平動物園へ向かいました。ここは今年の春にリニューアルオープンしたばかりらしく、どこもとても綺麗でした。日本平動物園1 posted by (C)Nao動物園は暑い炎天下を歩き続けるというのはかつてのイメージ。最近では、同じ動物を建物の中からも、また外からも見られるという作りになっていて、おかげでうだるような暑さの中、建物に入ると涼しさにホッとしましたね。日本平動物園2 posted by (C)Naoその後、東名高速を東に向かい三島から芦ノ湖を越え、この日の宿の箱根大平台へ。大平台温泉は、箱根湯本駅から強羅へ行く途中にあり、季節には紫陽花が至る所に咲く歴史ある温泉街です。大平台 posted by (C)Nao天然温泉かけ流しの湯にのんびり浸かると、旅の疲れも吹き飛びます。この日は、ちょうど「姫まつり」という夏祭りが催されていて、温泉街の広場で盆踊りがあるというので出かけてきました。箱根大平台温泉・姫まつり posted by (C)Nao広場へ行く途中に、箱根登山鉄道の踏切がありました。盆踊りの民謡が流れる夜の温泉街を、2両編成の登山電車が駆け抜けていきました。箱根登山鉄道(大平台~宮ノ下)2 posted by (C)Naoつづく。にほんブログ村
Aug 18, 2013
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吾妻線ってご存知でしょうか。上越線の群馬県渋川駅を起点に、利根川の源流のひとつ吾妻川に沿って続く全長55.6kmのローカル線で、沿線には草津温泉や万座温泉といった有名観光地があり、上野からは特急草津号が出ている観光路線でもあります。その吾妻線沿線では、あの民主党政権時代の事業仕分けで、建設の是非を巡って話題となった八ツ場ダムが建設中です。ダムは紆余曲折の末に建設継続となり、そのダム湖に沈む吾妻線の一部路線では、現在付け替え工事が進んでいます。あと数年もするとダム湖に沈んでしまう線路や駅、今しか見られないそうした風景を残しておきたくて、吾妻線の撮影に出かけてきました。今回はそんな吾妻線や沿線の風景を、写真でご紹介したいと思います。最初に立ち寄ったのは長野原草津口駅付近、この駅から先の区間で新線が建設中です。湘南色の115系の後方に見えるのが新しい線路です。吾妻線・長野原草津口~川原湯温泉3 posted by (C)Naoその後、下流にある川原湯温泉方面へ移動します。湖底に沈む道路に代わって、新たな道路も建設されていました。ダム湖にかかる橋が3つ建設されていますが、もっとも上流にあるのがこの丸岩大橋(湖面3号橋)で、近くにある丸岩山という山から名づけられたそうです。丸岩大橋 posted by (C)Nao橋を渡ってしばらく走ると道の駅があり、右手に不動大橋(湖面2号橋)という橋が見えました。今日は、定番となっているこの橋からの俯瞰撮影をする予定ですが、いったん通り過ぎて、その先の吾妻渓谷へと向かいます。吾妻渓谷は吾妻川沿いにある、切り立った崖や岩、紅葉や楓などの木々、滝などの見どころが点在する景勝地で、遊歩道も整備されて散策できるようになっています。八ツ場ダムはこの渓谷のすぐ上流に建設されるそうです。吾妻渓谷 posted by (C)Naoその吾妻渓谷にある珍しい場所が、この樽沢隧道です。ご覧いただいてわかるように、このトンネルは日本一短い鉄道トンネル(7.2m)として有名で、新線への移行に伴い、ここも列車が通らなくなってしまいます。吾妻線(樽沢隧道) posted by (C)Nao吾妻渓谷を抜けると、ほどなく川原湯温泉駅に到着です。ここはダム完成時に水没する川原湯温泉の玄関口にあたり、この駅も水没してしまうようです。ホームに出てみると、ちょうどリゾートやまどりが到着したところでした。遠くに見える橋は建設中の湖面1号橋で、橋げたの高さいっぱいくらいまで水に浸かるとのことです。快速リゾートやまどり(吾妻線川原湯温泉駅) posted by (C)Nao水没する現在の川原湯温泉駅に変わって、高台を走る新線には新しい駅が建設中でした。遠くに見えるのは不動大橋(湖面2号橋)で、これから撮影に向かう場所です。吾妻線・河原湯温泉新駅と不動大橋 posted by (C)Nao先ほど遠くに見えた不動大橋に到着しました。こちらは今やって来た川原湯温泉方向の眺めです。遠くに見えるのが、さきほどまでいた川原湯温泉駅近くの湖面一号橋で、そのすぐ先にダムが建設されるため、この辺り一帯はすべて水没してしまうようです。八ッ場ダム予定地 posted by (C)Nao不動大橋はかなり高さがあって、下を走っている吾妻線を俯瞰することができます。ちょうど115系の列車がやってきました。吾妻線(長野原草津口~河原湯温泉)1 posted by (C)Naoすこしアップにしてみると、箱庭のような景観の中を、鉄道模型のように小さな車両が走っていきます。吾妻線(長野原草津口~河原湯温泉)2 posted by (C)Nao途中にいくつかトンネルがあり、一瞬だけ顔を出しくれるところもあります。吾妻線(長野原草津口~川原湯温泉)4 posted by (C)Naoこの日は撮影中に雨が降り出し、残念ながら早々に引き上げることになってしまいました。ここ吾妻線は、あと数年したらダム湖の底に沈んでしまい、二度と列車が走る風景を見ることができなくなります。できれば、それまでの間、何度か撮影に行ってみたいと思います。にほんブログ村
Aug 13, 2013
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このところかなり忙しく、すっかりご無沙汰してしまいました。そしてその間に、いろいろなことがありました。ひとつは、就活中の大学生の長女が内定をもらったこと。これは本当に嬉しかったし、正直ホッとしました。そんな長女のところへ、もう一人の娘(次女)が遊びに出かけてきました。渋谷や原宿などを歩き回って疲れたようでしたが、それなりに楽しんできたようでした。スカイツリーにも行ったらしく、おみやげに東京カンパネラというお菓子を買ってきてくれました。東京カンパネラ1 posted by (C)Nao新しい東京のおみやげ菓子のようで、お洒落な波型をしたラングドシャが3層構造になったもので、さくっとした軽い食感のお洒落なお菓子でした。東京カンパネラ2 posted by (C)Naoそしてもうひとつ、高校受験を迎える息子のオープンスクールに行ってきました。彼は進みたい方向がはっきりしているので、その方面の学校を見てきましたが、自分の希望のところに行けるといいのですけどね。それぞれ人生の岐路にいるのですが、自分の選んだ道を精一杯進んでいってほしいと思います。ところで、今回の日記はこのブログ開設してちょうど600回目になります。思い起こせば、このブログを始めたのは、香港に住んでいた2006年でした。日々の出来事や旅の思い出など日記代わりに書いてきましたが、このところ更新も途絶えがちです。香港島2 posted by (C)Naoそれでもご訪問くださる皆様に励まされ、なんとかここまで続けてこられました。最近では、もっぱら鉄道関連の内容が多くなり、香港の記事もすっかりご無沙汰ですが、このブログの原点にはやっぱり香港があるんですよね。これからも、時には香港を思い起こしながら綴っていけたらと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。香港島1 posted by (C)Naoにほんブログ村
Aug 1, 2013
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