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キーボード打ちが得意じゃないのと、いろんなところでメモ書いたりしてますので重要な書き込みのあるものは以前から取っておいたのですが、そうそうタイトルをつけて、書棚をファイルだらけにも出来ません。最近新しくパソコンを一台入れたのと、外付けハードディスクが安くなったのでスキャニングして保存することにしました。以前に比べ、ファックス複合機も安いですね。それにとっても簡単だし。以前ソニーが「データイータ」とか言うスキャン専門の製品発売して「ああ、欲しいな」と思っていたのを思い出しました。画面表示して、ディスクトップ上に予め作っておいたフォルダにドラッグ。これで保存完了。うえ=「簡単」に感嘆。外注さんの手書き見積書のファックスにちょいメモしてスキャン。アイデアが浮かんだら、広告紙の裏にメモしてスキャン。備品の袋に、購入元、何に使ったかメモしてスキャン。スキャン、スキャン何でもスキャンしてあふれる書類をどんどん処分です。
2008.11.27
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あるサイトで年収500万円と1000万円の違い、という記事を読んでいろんなことに気づきました。「年収のことから自分を見つめる」なんてのは、非常に俗っぽくって「食わず嫌い」なやり方なんですが、書かれている内容はとてもスマート。年収云々とは実際のところ表向きだけで、その中には、すみだ塾で習ったことがニアミスで入っていて興味深かったです。「会社を良くしたい」「技術を磨きたい」「社会に貢献したい」とは自営業を通じて多くの経営者が考えることですが、もっと俗っぽい目標や野望も持っていてもいいのではないかと思うときがあります。金額とは、大変便利な成績の指標です。それが年収であったり、会社の年商であったり収めた税金の額であったり。経営者個々によって何を指標にしているかはさまざまです。「もっと儲けたい」という気持ちを持っても、、自分が経営者になろうとして抱いた理想像や夢を傷つけないように心がけていればいいのであります。「プレス加工の量産部門を拡充したい」「金型生産スピードを3倍にしたい」「古い機械でも、能力の可能性をもっと拡げたい」とか、当面の課題がありますが、ではなぜそれをやりたいのか?「運転資金、研究資金を増やしたいから」なんですが、では、それらを増やして何をしたいのか?「設備、運転にかかる資金を、銀行に頼らないで準備できる会社にしたい」「他社に追従されない独自の生産パターンを発明したい」なんですね。では、そうする先に何を夢見ているのか?「借金とおさらば」「仕事が途切れない会社にしたい」・・・・なんか、資金に余裕がないと、こんな考え方しか出来ないんでしょうか。お金でない自営業の魅力は、たくさんあります。たくさんあっても、いざ目標を立てるときに資金繰りのことが真っ先に浮かぶのは、発想力としてはとても貧相であります。途中から脱線したようなんで、もう一度途中から考え直してみる。「運転資金、研究資金を増やしたいから」なんですが、では、それらを増やして何をしたいのか?「設備、運転にかかる資金を、銀行に頼らないで準備できる会社にしたい」それで?「他社に追従されない独自の生産パターンを発明し、世界で切望されている貧困、不安の解消の一助になる会社にしたい」最終目標、夢はこうであるはずです。この夢を実現するには、沢山の素敵な人との出会いや沢山の素晴らしい技術との出会い、それが不可欠です。そのためにはやっぱり「設備、運転にかかる資金を、銀行に頼らないで準備できる会社にしたい」・・・・ということであります。結論としまして「お金」とは「最終目標」ではなく、「ツール」なんです。これで堂々と「お金を儲けたい」と言えると思います。
2008.11.22
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今から12,3年前は、仕事では最悪の時期でした。金型専業だったのと、一社のお得意への依存率が90パーセント以上あり、そこが倒産し、不渡り手形を抱えて路頭に迷うような状態でした。金型の新しい顧客を必死で探し、金型屋が手を出すな、と社訓のようだったプレス加工に着手しました。この両方の営業活動は、とにかく、仲間や近所の金型屋さん、プレス屋さんの顧客を絶対にとってはいけない、という信念があったので、それはもう、大変なものであり、(今のようにインターネットなどない時代です。)元来、「プレス加工やプレス金型ではやらないだろう」と笑ってしまうようなそういう仕事を、あえてプレス加工への可能性にかけて、取ってきては失敗を繰り返し、親父も私も、そしてお袋も辛酸をなめました。ダイキャストのバリ取りプレス加工、ゴム板のワッシャプレス加工鉛のインパクト加工、などなどなんか本当に、いろんなことをしちゃ、失敗の連続。ごまかしながらの製作。しかしこの一時期のおかげで、「プレス金型の可能性は無限大ではないか」という考え方に行き着くことになったのです。コスト、価格、納期など、そこそこ満足してしてしかも「こうじゃなきゃ出来ない」「これが一般的な加工方法だ」と常識にどっぷり漬かって疑うことも知らないと進歩しません。しかしそういうものって含有している材料の環境問題、材料費の高騰下落、コストの見直しなどちょっとの刺激によってすぐに崩れ、取り巻く人は大慌てします。「この穴あけ加工は、今まで多軸ボール盤で加工してたけど、プレス加工で出来るんじゃないのか?」「そうすれば、加工コストは10分の一になるぞ」そういった発想の転換や、無駄だと思われている常識への疑い、無謀な挑戦など最悪の時期に培われた体制が、今すごく役に立ちおかげさまで忙しく仕事させていただいてます。何より、何でも相談して仕事に繋げてくださる沢山のお得意さんのお蔭様あってのことです、もちろん。
2008.11.20
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連日の新聞は、世界同時不況の話題で持ちきりです。うちに来るお客さんも、みなさん暗い顔で入ってくることが多く、どこに行っても「これから世の中はもっとひどくなる」の大合唱。「今までの固定観念が通用しない時期がやってくる」とは、先日の組長のメール。「不況と言う大きな台風が、もうじき日本にやってくる。その策を講じているのか」とはりゅうちゃんのパパさんの話。なんにせよ、これから大きな冬の時代が来る。しかしそうは思っても、どうしたらいいのか分からなくなるときがあります。今年のすみだ塾での決意表明で、15年計画を続けるべきか、それとも少し計画を中断して、何か策を練るのか。まっこと、いろいろぐらついてしまいます。そうした場合、全ての逆を考えてみて、常識に安堵している自分に渇を入れてみるようにしました。例えば、「自分は仕事がなくて困っている」⇔「仕事が出したいが、やれるところがない」「精度重視の製品だ」⇔「精度軽視の、出来たもん勝ち」「爺さん婆さんは金を使わない」⇔「爺さん婆さん、金を思いっきり使いたいときがある」の、ような感じです。「自分は仕事がなくて困っている」⇔「仕事が出したいが、やれるところがない」ですけど、仕事にまつわり、困っているのは自分だけではないはずです。困っているだけならともかく、辞めちゃうところも沢山あります。今まで仕事を出していた外注さんが、辞めちゃって困っている方も、当然いるはず。そうなったら自社の技術をどんどんアピールして、お抱えの加工屋さんがなくなって困っているお客さんをゲットしようではありませんか。「精度重視の製品だ」⇔「精度軽視の、出来たもん勝ち」精度とは、ある意味ものづくりの可能性を阻んでしまうものです。そうなると、なかなか新しい冒険が出来ないことがままあり。まず作ってみて、出来てから精度をゆっくり追求するも良いこともあります。そこにチャンスがあったりします。「爺さん婆さんは金を使わない」⇔「爺さん婆さん、金を思いっきり使いたいときがある」先日三女の七五三があったんですけど、こういう孫がらみとかいうと、ジジババは張り切ってお金使います。まあ、こんな感じで、いろいろ考えをめぐらせると、案外面白いものが見えてきます。っていうか、人間が窮地に立たされたときを思い起こしてみると、縦の物を横にしてみたり、逆さにしたり、必死になるものです。窮地から這い出た人や企業は、一見滑稽に見えてしまうほど「どうしてこんな事してんだろ」という行動の中から誰も考え付かなかったり、やろうとしなかった珠玉の答えを発見したりします。この「逆を考える」ってこと、エネルギーは沢山使いますが、慣れると親父ギャグやダジャレが癖のようになるのと一緒で楽しめちゃったりします。おすすめです。
2008.11.17
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最近どうも記事が書けません。仕事が忙しいことが主な原因ですが、実は忙しいときにとってもいい考えが浮かぶんです。「おお、これは記事に出来る」と頭の半分で考えていると「今やってる仕事を片付けなきゃ駄目だぜ」と頭のもう半分がケチつける。それで極めつけは、仕事が片付き、伝票などの後処理をして「ああ、終わった終わった」の安堵感が押し寄せると、先ほどのいい考えがすっかり洗い流されてるんです。見事なくらい綺麗さっぱりなくなってます。ここ一ヶ月はその繰り返し。でもまあそれでもいいかと思ってます。
2008.11.12
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自社のスタイルを持つことって、なかなか難しいことだと思います。昨日、今日とお会いした、高岡のH間さんは、思うような業績がここ何年か上げられず、随分悩んでいます。4期の組長の声かけで、昨日は場外、そして今日は数社の工場見学となんとかH間さんを盛り上げようと皆が団結しました。だが、H間さんにアドバイスできるほどに、この自社のスタイルなるものを私自身は持っているのか、と冷静に考えればそうでもないと思った次第です。自分の会社のスタイルとは、結局はお客様あってのものなんです。お客の要望に耳を傾け、改善を繰り返して作られるものだとすれば、会社のスタイルとは人が作ってくれるものなんですよね。そうなれば、H間さんに言える唯一のことは、いかに多くのお客様とかかわり、わがままや要望をありがたく受け止めそれを満足するために日々動くか。それをいかに他の会社より多く積み上げるか。その努力を惜しまなければ、そのうち自然とスタイルなんて出来上がる。若しかしたら、「自社のスタイル」なんてものは副産物に過ぎないものかもしれない。私は弊社に見学に来た彼に対して今まで社長や自分がやってきて成功した、うまくいった事例を出来るだけ多く話しました。お説教などと言うおこがましいものではなく良かったことの告白、それを沢山伝えました。そのうちに彼に言っていながら、自分に言い聞かせているような錯覚を感じてきて、何か妙な気分になりました。H間さんは別れ際、お礼を言っていただきましたが、彼のそのときの笑顔を見て、きっとこの人は大丈夫だと確信しました。だって、自分の会社の進みべき方向を探すために遠く高岡から、はるばるやって来るんだもん。成功しないわけがありませんぜ。逆に彼の訪問が、私自身を見つめなおすよい機会になり私のほうがお礼を言いたい、そんな気持ちになりました。がんばれH間ちゃん。
2008.11.05
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