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今日は午前中に自宅の換気扇と台所を掃除して、午後は工場のほうで仕事です。先日買っておいたペンキを眺めながら剥げてみすぼらしくなった工作機械のペンキ塗りをどう進めようか思案していました。毎年悩むんですが、大掃除という一大イベントにかこつけて、「あれもやろう」「これもやろう」と計画ばっかり立て、結局はどれも中途半端に終わってしまうのですよ。人手は慢性的に少ないし、その割りに工場は広い。日頃こまめに掃除するのは私だけなので、大掃除で清掃のみで一日は終わってしまう。じゃあ、毎日整理整頓などの5Sを徹底させて、日々空いた時間でペンキ塗りとかすればいいじゃん。なんて簡単にはいかないんだよな。ペンキ塗りって、やっぱり一大イベントなんです。油分や埃を取って塗っちゃまずいところにテープで養生して下に新聞紙引いて近くにある工具や製品を片して・・・塗るまでに一仕事。おまけに次の日はその機械で仕事できない。土曜日にやれば、いいじゃん。とは言っても、仕事依存症の親父や私は日曜日に仕事するのが心地よかったりする。じゃあ、お正月にやれば・・・とは言っても、普段仕事ばっかりのお父ちゃんだから正月くらいどっか連れてけ、と女房子供にせがまれる。そりゃそうだ。なんか、抜本的に仕事の仕方、休日の捕らえ方そして時間の使い方というものを考えなきゃいけないんですよね。大掃除ってすっきりしないなあ。(笑)
2008.12.28
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世間では先行き不安感を二乗で増幅させるようなそんな暗いニュースばかりが流れています。「人員削減」とか「大幅下方修正」とか、連日の報道。いくら「希望を失わず、前向きに行こう」なんて言われても、「これでもか」という具合に暗いニュースのオンパレード。加えて、弊社に来るお得意さんの中には蒼い顔をして眉間にしわを寄せて入ってくる方も少なくなく、冗談を言っても全然反応しない人もいます。まずい!ほんとうにまずい!そういう境地に自らを追いやり、何かを実行せねばなりません。しかし、「何をしていいのか分からない。」「どこから手をつけていいのか分からない。」「自分が今やっていること、やろうとしていることが、本当に実を結ぶのか分からない。」そう考えている人は、ものすごく多いのではないでしょうか。実のところ私もその一人。人一倍心配性で思い切った行動が出来ない私は、常日頃から自分の決断力のなさにコンプレックスさえ感じる始末です。だが、いつの時代でも、各人が苦境から脱しようと努力したお陰で、日本は盛り返してきました。したらば、その各人の一人に混じって、「やろうと思っても出来なかったこと」や「考えていたことを迷わず実行」するんです。きっと、大半の人は「何だか一生懸命やってたら仕事が増えてきた」何じゃないんでしょうか。特にすみだ塾で学び、決断したことは「誰もやったことはないんだ」というくらいの気構え、思い込みがあってもいいと思います。だって一年間練りに練って出した決断です。普通そんなことなかなか出来るこっちゃありませんよ。まず私は、自分の精神安定剤である「整理整頓掃除をこまめにやる。」「頂いた仕事をしっかりやる。」「貴重な出会いを大事に育む」これをもう一度心に刻んで、閉講式での決意をそつなく進めます。
2008.12.22
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お昼ごろにイトッチから電話がありました。「午後一時ごろ、遊びにいっていい?」イトッチはご存知のとおり、製本業を営んでおります。工場はとてもきれいで清潔感あふれ、機械の整備も行き届いており、従業員さんも魅力ある人々です。土曜日はお客さんからの電話もないので仕事はとてもはかどる。そして余裕もあるせいかいつもの仕事も楽しく出来ます。イトッチはそんな昼下がりにやってきました。お得意さんとの打ち合わせの帰りのようでしたが、いろいろ話をしました。もっぱら景況の話が中心でしたが。帰り際にイトッチの工場で使用する、カスタマイズの金属部品について「こういうの出来る?」「ああいうの出来る?」と、質問されました。何やらまた新しいことを考えている様子。彼は自社の機械を工夫することで新しい技法を常に考えているんです。「あれをこうしたら、ああいうものが出来る!」他社が出来ないことだったりするので、私も守秘義務がありますので、詳しいことは話せませんけど。製本業もここのところの不況で、だいぶ落ち込んでおり、イトッチの会社も例外ではないとのことです。何か新しいことを探していかなければ!という危機感を抱いている様子が、彼の話し振りから少し伺えました。帰るときは少し元気になって、小さくボソッと「よし、やろう」とつぶやいて帰って行きました。30分後、イトッチからまた電話。「さっき話した金属部品だけど」「あれ、すぐ作って欲しいんです!うちの機械見て検討してもらえないかな!」私、びっくりすると同時に、彼の機転の速さに心打たれ、出来るか出来ないかより彼の情熱のためにも、何とかモノにしたい、と強く思いました。イトッチの工場に行くと、ある機械を取り囲んで従業員さん一同とイトッチが話し合いをしている最中。皆さんから要望や心配点などを出してもらいラフ図をスケッチしたり、写真を撮ったりしました。何とかご希望の部品が出来る算段になったとき、皆さんの顔から、闘志みなぎる笑顔がこぼれました。何度も言うようですが、イトッチの会社の素晴らしいところは、社員さん、社長、イトッチ等が一枚岩のように団結しているところです。今回の金属部品に関しても、社内で相当会議を重ね、「作るっきゃない」という結論を皆で出したんだと思います。この部品を作ることで新たな分野への切り口になるようでして、その理想像が社員さん各自の脳裏に、同じイメージで沸いている印象でした。会社に帰って早速図面完成させ、月曜日にでも見積もりと形状確認をしてもらいます。
2008.12.14
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久しぶりの未来日記です。昨日のラジオで、面白い放送がありました。なんでも、発電床なるものが発明された、ということで、その床の上を歩くと、振動する力によって発電される、というしろもの。渋谷駅前の交差点に設置すれば、そこを通る人の歩くエネルギーによって、蛍光灯ならば400本分を丸一日照らすことが出来るそうです。これ読んで、いろいろ考えました。まず、電気の供給が大幅に増えると、電気代が安くなるのは市場原理で自明のことですが、あえて電気代を現状の価格に据え置き、その分、産業の助成に使う、なんて都合のいいこと考えました。でも、そうすると恩恵を受けられない人が出てくるか・・まずいな。じゃあ、墨田区全地域の電気を太陽発電、発電床、で全て賄ってしまう、という案ではどうでしょう。発電システムの資金は墨田区の財政と、企業の出資金で用意し、一般家庭は通常通り電気代を払うが、区に払うようになる。また、企業は出資金に見合った額の電気を使用することが出来、同時にエコ対策の証明ももらうことになる。墨田区は税収も増えて、企業は電気代がお得になる。さすれば、その税収で区内の交通機関を全て電気自動車に変えてしまう。こうなったらCO2排出ゼロ、無駄な財政支出ゼロを目指し、環境や国、近隣区依存度ゼロの行政区を目指すってのはどうでしょう。
2008.12.05
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今日お通夜に行ってきました。親父の仲間のプレス屋さんが亡くなりました。自分のお客さん全部を弊社に託し、技術も道具もすべて持ってきて「頼むよ」と一言。聞けば、ご自分が癌ということで、これからは責任もって仕事が出来なくなるかもしれない。いっそ元気なうちに、自分のお客さんが安心出来るようにしたかったとのこと。そうして弊社は、その心意気に感動し、お仕事を引き継ぐことになりました。飄々としていて余計なことはしゃべらず、雪駄に足袋という、昔の町工場の親父の風体。鶴田浩二に似ているが、そんな野暮じゃなく、酒とタバコが大好きだが、奥さんととっても仲が良い。私が大好きな親父さんの一人でした。一年ほど、患った体をさすりながら、自分が出来る程度の仕事をやっては調子が悪くなり、休んで調子が戻ったら、また少しやって・・そうして本当に最後まで、仕事をしてました。亡くなる数日前は、やせ細った体をかばいながらも「あすこの仕事はよ、大変だったら無理すんなよ」なんて・・別にそんな心配しなくても。お通夜はご実家のそばの、小さな町会会館でしたが、入りきれないほどの、沢山の弔問客。この沢山の弔問客が、故人の人柄を物語っているようでした。遺影を見た瞬間、涙が止まらなくなってしまってお清めも遠慮し、急いでチャリンコをぶっ飛ばして帰りました。引き継いだ仕事を、大事に大事にこなすことがこの方への弔いになるんだと思い、明日からまたがんばります。
2008.12.01
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