おしゃれ手紙

2009.07.30
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カテゴリ: 映画
キング・コーン:あらすじ 音が出ます。

あなたの体も「とうもろこし」で出来ている!?

米国に暮らす青年、イアンとカートの2人は、ふと“コーン(トウモロコシ)”が大部分を占める自分たちアメリカ人の食生活に不安を抱く。
2人はアイオワ州に移り住み、1エーカーの土地で農業を始める。
コーンの生産と流通、消費について追跡しようというのだ。
広大なコーン畑での農業と、全米30州を横断して取り組んだ“食のルーツを探る旅”。
その旅の果てに見える、普段何気なく食べている物の正体とは? 
“コーン”を題材に、日々の食卓を見直すドキュメンタリー。
コーン(とうもろこし)と聞いて思い浮かべるのはなんだろう?
焼きトウモロコシにコーンスープにコーンサラダ?
いえいえ、実は私たちの周りのありとあらゆるものがとうもろこしからできているのだ!
甘味料や食品添加物、家畜の飼料、あるいはプラスチック、紙、自動車の燃料・・・etc

なぜこんなに??
というくらい「とうもろこし製」は、世の中に溢れている。

マクドナルドでの食事をしたとしよう。
マクドナルドのハンバーガーに入っているのは牛肉で牛の飼料の大部分がトウモロコシだ。
ハンバーガーに添えられているフライドポテトは、コーン油であげたもの。
コーラの甘味料はトウモロコシから抽出している。

スーパーで買い物をしたとする。
鶏肉と卵を買えば、飼料はトウモロコシだし、レジ袋もトウモロコシからできている。
牛乳、スナック菓子、歯磨き粉・・・・。
私たちの暮らしは、トウモロコシだらけ。

だからアメリカの青年、イアンとカートの髪の毛からは、トウモロコシが検出 されたのだ。

なぜ、アメリカの農家がトウモロコシばかり作るのか?
それは、儲かるから。
損をしないからなのだ。
アメリカでは、「トウモロコシを作る」と申告すれば、国から補助金が出る。
土地が広ければ、広い程、農家に入るお金が多くなるのだ。
だから、必要か否かに関わらず、トウモロコシは作られ続ける。



種蒔きなど、1エーカーをたった18分!!
ちなみに、1エーカーとは、牛2頭と大人が一日中かかって、やっと耕せる広さだという。

広大な土地に作られたトウモロコシは、余って野積みされているのに、作るのをやめない。
余ったトウモロコシの使い道はないものかと考えだされたのが家畜の飼料。
そして甘味料。
今、ガソリン!!

トウモロコシばかりを食べさせられる牛は、胃の病気になっている。
牛は、草を食べて大きくなり進化した動物。
その牛に、トウモロコシは合わないのだ。

どこまでも続くトウモロコシ畑もかつては、森だったのかもしれない。
豊かな草原で、沢山の生きものが棲息していたことだろう。


世界中で飢えている人がいる。
温暖化は進んでいる。

■メモ■
映画の中で作られているトウモロコシは、日本人が食べるようなものではない。
加工しないと食べられない種類のものだ。
日本や南米などで作られている、食べるためのトウモロコシ栽培は、有意義だと思う。
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★7月30日 *「なめすじ」 *
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Last updated  2009.07.31 20:17:51
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