おしゃれ手紙

2017.08.03
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カテゴリ: 映画
ファウンダー /ハンバーガー帝国のヒミツ

怪物か。 英雄か。

1954年、アメリカ。
52歳のレイ・クロック(マイケル・キートン)は、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。
そんなある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。
どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはマック(ジョン・キャロル・リンチ)とディック(ニック・オファーマン)の兄弟が経営するハンバーガー店“マクドナルド”があった。
合理的な流れ作業の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得、契約を交わすのだった。
フランチャイズ化は次々に成功していくが、利益を追求するレイと兄弟との関係は急速に悪化。
やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るため、兄弟との全面対決へと突き進んでいく……。
  カリフォルニア州南部の小さなハンバーガーショップ、マクドナルドを世界最大のファーストフードチェーンへと成長させた男、レイ・クロックの実話を描く人間ドラマ。
創業者であるマクドナルド兄弟とミキサーのセールスマンだったレイとの出会いから、両者の対立まで、成功の陰にあったダークな側面までも映し出す。
レイをマイケル・キートンが演じる。

厨房で働くスタッフ役の俳優たちは、振付師のキキ・エリーの指導を受けて「バーガー・バレエ」を作り出した。
メトロノームを使って、きちんとした調理プロセスを進めながら俳優が同時に動けるのを助けた。
スピーディー・システムを導入する前のマクドナルドでは伝統的に、マクドナルド兄弟がテニスコートに厨房の概略をチョークで書いて、スタッフに手順を練習させた。
本作でもこのシーンが登場する。

  あの有名な、マクド(関西ではマクドナルドをマクドという。)の物語。
ハンバーガーを作った兄弟とマクドナルドをチェーン店に展開した男の物語。
こんな裏話があったなんて知らなかったと感心した。
  冒頭、ドライブインのレストランシーンがある。
そこに集まる車のぽっこりとしたラインの可愛らしさ。
今の車より絶対に可愛らしいのに、どうして形が変わったのだろう。
現在のエンジンで形は50年代にして欲しいと運転できないのに強く思う。


ところでマクドナルドという名前は、スコットランドに多い。
調べてみたら、やはり、マクドナルド兄弟は、スコットランド系だった。

スコットランドのスカイ島 ■だ。

当初は、スコットランド系のマクドナルド兄弟が開いた店舗はハンバーガー店ではなかった。
ハンバーガーもマクドナルド兄弟の発明品ではなく、それ以前から米国全土にあった料理だった。
にもかかわらず、その後の世界展開により広く認知されるようになったことから、 マクドナルドはしばしばハンバーガーの代名詞 ともされる。
主力製品である「ビッグマック」を国際購買力平均価格の指標として用いるビッグマック指数が提唱されるほど、マクドナルドはよく知られている。
その一方、ケンタッキーフライドチキンと伴に『アメリカニゼーションの代表』として、欧米・アジア圏で「マクドナルドの店舗が襲撃される」という事件も起こっている。


そのマクドナルド兄弟の作ったシステムがすごかった。
マクドナルド兄弟がテニスコートに厨房の概略をチョークで書いて、スタッフに手順を練習させるシーンは実際にあったそうだ。

「ふたりは、今や世界中のファーストフード店の標準となる調理システムを編み出した偉大な革新者だった。」

ゼロから生み出したマクドナルド兄弟とは反対に、成功のみを考える主人公のレイ。

早く、安く、清潔に!!
しかし、その背後に、使い捨てがあった。
使い捨ては、半世紀以上前からやっていたのかと思うと恐ろしい。

((((;゚Д゚)))))))

「ファウンダー」とは創業者の意味。
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Last updated  2017.08.03 15:48:05
コメント(2) | コメントを書く


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Re:ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ★マクドナルド(08/03)  
maki5417  さん
こんな話は、ご存知ですか。


日経新聞 2014年9月8日(月) P.11 企業面
連載コラム『経営の視点』=編集委員 田中陽=

『品質守った日本KFCの戦い』=創業来の信念、災い防ぐ=
 中国の米系食品工場で7月に発覚した使用期限切れ鶏肉の問題。

日本マクドナルドが同工場製の商品を販売、その後の客離れに悩んでいる。

食のグローバル化の負の側面といえるが、日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の定番メニューは国産だったために難を逃れた。

さかのぼると一つの「戦い」がある。

「いろいろな注文が米本社からありましたよ。 『なぜコストの安い海外鶏肉を使わないのか』とね」。

日本KFC設立(1970年)のメンバーで約四半世紀にわたり、代表権を持っていた大河原剛氏(71)が振り返る。

米本社から国産に比べて安く仕入れられる海外産への切り替えを幾度となく迫られた。
世界でチェーン展開するKFCはマクドナルド同様、原材料のグローバル調達が基本だ。

 大河原氏らは鶏肉は品質の劣化が早く、冷凍の輸入品では味が落ちると抵抗した。
だが(輸入品がより割安になる=)円高が進行するたびにこの問題は蒸し返される。

70年代以降、米KFCの経営権は頻繁に移り、日本側に対しては短期的な業績改善の要求が強かった。

コスト面で約4割も差があった。

品質を重視した創業者、カーネル・サンダース氏はそのころ米社内で「田舎の紳士」と呼ばれ、すでに影響力を失っていた。

危機感を抱いた大河原氏が決意したのは米国留学だ。

 副社長時代の80年代前半にハーバード大学で経営学修士(MBA)を取得。

帰国すると米本社は鶏肉だけではなく、原価の安い調理油の採用や調理手順の簡素化も要求してきた。

日本に米国から同業者が相次ぎ参入、競争が激しくなっていたことも背景にある。

 当時、米KFCの経営陣では新しい親会社からやってきたMBA取得者が幅を利かせていたが、大河原氏のMBA取得は保身が目的ではない。

徹底抗戦へ向けて交渉術を身につけ「同じ土俵で勝負する」ためだった(=資格社会の米国での論戦には”MBA”ブランドは非常に有効)。

大河原氏はマーケティング費用をあえて抑え、調達費を賄うことを主張。
味が落ちる調理方法の変更に対しても日本人の味覚の繊細さを丁寧に説明した。

 日本にはフライドチキン同様、衣と食材の調和を楽しむ天ぷらがあり、油を変えては日本人が好む食感にならないと主張。

感情論に走ることなく理詰めで鎖国路線を勝ち取った。
「四半期決算なら米側の主張が勝つが、本当の競争には勝てない」。

以後、米本社からの横やりは減った。

 輸入の扉を開けると日本の養鶏業者の経営が揺らぐことも抵抗する理由の一つだった。

日本KFCは国内の養鶏業者のためにサンダース氏が理想としたハーブ飼料をメーカーと共同開発。

健康な鶏肉の生産を支援した。
「これがなかったら日本の養鶏業はなくなっていた」(日清丸紅飼料)。

いつしか大味が持ち味のライバルは撤退。
大手は日本KFCのみになった。

 日本KFCの業績は一貫して堅調というわけではない。
だが創業時からのこだわりは時に経営リスクから企業を守る。

同社は今期、4期ぶりの客数増が見込まれる。

大河原氏は2002年に経営から身を引いたが、生前のサンダース氏にこう言葉を掛けられたのを思い出す

「日本だけが私の味を守ってくれている」


(2017.08.03 23:16:14)

Re[1]:ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ★マクドナルド(08/03)  
maki5417さんへ

良い品を作るために、チェーン店展開を渋ったマクドナルド兄弟も
乗っ取られて、しまって・・・・。

どこの同じなんですね・・・。 (2017.08.04 00:08:46)

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