おしゃれ手紙

2019.09.23
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カテゴリ: 里山・歳時記

秋分を中日として、前後七日間が彼岸であり、九月二十日から二十六日頃にあたる。
祖霊が来訪するのは、春、秋の彼岸と盆、正月であると言う信仰がわが国には古くからある。
秋の彼岸も、ほとんどは春の彼岸を同じように行う。
人々は「入り」、「中日」、「終わりの日」に仏壇に供えものをして祖霊をまつり、各寺では秋の彼岸会が営まれ、中日にそれぞれの菩提寺に参る。
 道南地域では、仏さんが餡子を好むと言って、春彼岸を同じ細長い団子やボタモチを供える。
稲作地帯では、秋の初穂をお供えするといって、その秋の新米を菩提寺に奉納する家もみられる。
実りの遅い年はこの頃が稲刈りの最中であり、農作業が忙しく、墓参りや寺参りを省略する家も多い。
供え物の団子は、春彼岸と同じ形に作る家が多いが、春の彼岸は花のつぼみの形にといってまん丸く、
秋の彼岸は開いたように丸い平らな団子を七つずつ供える家もある。
また、入りには丸い団子を七つ、中日にはボタモチを、彼岸の終わりには平らな団子を七つ供えたところもある。
平らな団子は、仏さんが帰るときに犬に追われたらぶっつける団子であると言う。
 秋の彼岸の中日は、有珠山の「お山登り」がある。
三年間通して登ると、思うことがかなうと言われ、地元の人々に限らず、遠方からも登りに来たと言われている。 

「北の生活文庫第6巻 北海道の年中行事」小田島 政子著

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Last updated  2019.11.14 00:07:37
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